Agent Controller v6.0.1 - リリース情報

既知の問題と予備手段

1.1 Windows デスクトップ・フォルダーに Agent Controller をインストールすると機能しない
1.2 Windows および Linux への Agent Controller のインストール
1.3 Agent Controller インストールがデフォルト Java™ ランタイムを検出できない
1.4 Agent Controller ログ・ファイルが Windows 以外のプラットフォーム上で公用の書き込み許可を持たないことがある
1.5 Windows でネットワーク・ドライブに常駐するクラスにアクセスできない
1.6 Windows 以外のプラットフォームで Agent Controller プロセスを再始動できない
1.7 Agent Controller インストールが既存の v4.0.3 Agent Controller を検出しない
1.8 IBM Rational^® Agent Controller のインストール後 Agent Controller のセキュリティーをリセットする

Eclipse Test and Performance Tooling Platform (TPTP) Agent Controller に関連する追加 README 情報は『TPTP V3.3 リリース情報』で入手できます。

1.1 Windows デスクトップ・フォルダーに Agent Controller をインストールすると機能しない

Agent Controller は、Windows デスクトップ・フォルダーにインストールされると機能しません。例えば、インストール・ディレクトリーを C:¥Documents and Settings¥Administrator¥Desktop に指定した場合、Agent Controller は機能しません。

この制限を回避するには、Agent Controller を別のディレクトリーにインストールしてください。

1.2 Windows および Linux への Agent Controller のインストール

Agent Controller を Windows および Linux にインストールすると、既存の Agent Controller のインストールが除去されます。インストールに進む前に、必ず必要なデータをバックアップしてください。

1.3 Agent Controller インストールがデフォルト Java ランタイムを検出できない

Agent Controller のインストールが、マシン上にインストールされている Java ランタイムを検出しない場合があります。

"Java Runtime" のインストール・ダイアログで指定されたデフォルト値が、インストール目的でインストーラーによって出荷された一時 Java ランタイムを指している場合があります。Agent Controller で使用したい代替の Java ランタイム・インストールを提供する必要があります。

1.4 Agent Controller ログ・ファイルが Windows 以外のプラットフォーム上で公用の書き込み許可を持たないことがある

ログ・ファイル <Agent Controller install location >/config/servicelog.log が、必要な許可ビット (666) を持っていない場合があります。このため、root 以外の Agent Controller プロセスはログ・ファイルに書き込むことができません。

この問題を回避するには、インストール後に以下のコマンドを root 権限で実行してください。

chmod 666 <Agent Controller install location>/config/servicelog.log

1.5 Windows でネットワーク・ドライブに常駐するクラスにアクセスできない

Agent Controller サービスは "ローカル・システム・アカウント" としてログオンするよう構成されています。したがって、(通常、現行ユーザー ID で net use を使用してアクセスする、) マウントされたネットワーク・ドライブへのアクセス権がない可能性があります。

Agent Controller がネットワーク・ドライブ上のクラスを使用できるようにするには、以下のステップに従ってください。

Windows の「サービス」ウィンドウを開く。
「IBM Agent Controller」を選択する。
「プロパティー」ツールバー・ボタンをクリックする。
「ログオン」ペインを選択する。
「このアカウント」ラジオ・ボタンを選択し、ユーザー ID 情報を入力する。これは、(net use または同等機能で) ドライブへの接続に使用したユーザー ID です。
「OK」をクリックする。
「IBM Agent Controller サービス」を再始動する。
アプリケーションを再起動する。

注: これでネットワーク・ドライブの使用は許可されますが、 Agent Controller のアクセス権は現行ユーザーが持っているアクセス権に制限されます。

1.6 Windows 以外のプラットフォームで Agent Controller プロセスを再始動できない

Agent Controller は Windows 以外のプラットフォーム上では再始動できません。

この問題を回避するには、以下のステップに従ってください。

Agent Controller に接続されているすべての Eclipse ワークベンチをシャットダウンする。
次のコマンドを発行する。
```
 kill -s HUP < process ID of the inetd process > 
```
(root として発行する必要があります)
netstat を使用してポート 10002 (デフォルト) がまだ使用されているかどうかチェックする。そのポートが解放されるまで待ってから Agent Controller を再始動します。
あるいは、Agent Controller の構成ファイル
```
<Agent Controller install location>/config/serviceconfig.xml
```
でポートを 10002 から別の値に変更して、すぐに Agent Controller を再始動する。

この問題の発生を回避するには、Agent Controller プロセスを再開する前に必ず、接続済みのすべてのワークベンチをシャットダウンしてください。

1.7 Agent Controller インストールが既存の 4.0.3 Agent Controller を検出しない

Agent Controller 4.0.3 がスタンドアロン製品としてインストールされている場合は、バージョン 5.1.3 をインストールするときに検出され、正しくアンインストールされます。Agent Controller が WSAD v4.0.3 の一部としてインストールされていると、v5.1.3 インストールはそれを検出できず、古いバージョンがアンインストールされません。これは Microsoft インストーラーの制限です。

この制限を回避するには、Agent Controller v4.0.3 をインストールした親製品である WSAD v4.0.3 を完全にアンインストールする必要があります。Agent Controller v4.0.3 が正しく除去されたことを確認するには、Agent Controller のインストール・ディレクトリーが空であることをチェックし、レジストリー値 HKLM¥SOFTWARE¥IBM¥IBM Agent Controller および HKLM¥SYSTEM¥*¥SERVICES¥IBM Agent Controller が存在していないことを確認してください。

1.8 IBM Rational Agent Controller のインストール後 Agent Controller のセキュリティーをリセットする

セキュリティーは、IBM Rational Agent Controller のインストール中にデフォルトでオンにされます。接続オプションは、「Any computer」に設定されます。

セキュリティー設定は、Agent Controller インストール・パスの bin ディレクトリーにある SetConfig ファイル (Windows では SetConfig.bat、Windows 以外のプラットフォームでは SetConfig.sh) を実行することによりインストール後、オフ (またはオン) にすることができます。

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