IBM Rational Service Tester for SOA Quality バージョン 8.2

インストール・ガイド


お願い

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

本書は、IBM Rational Performance Tester バージョン 8.2、IBM Rational Service Tester for SOA Quality バージョン 8.2、IBM Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 

原典:
IBM Rational Service Tester for SOA Quality, Version 8.2
Installation Guide
発行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当:
トランスレーション・サービス・センター

第2版第1刷 2010.10

Copyright International Business Machines Corporation 2000, 2010.

目次

Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent のインストール
製品の概要
インストールの概要
インストールの規則および用語
インストールの計画
Installation Manager の概要
インストール要件
インストールの注意点
Windows または Linux での Rational Performance Tester または Rational Performance Tester Agent のインストール
ランチパッドの開始
セットアップ・ディスクからのインストールの開始
製品ソフトウェアのインストール
AIX での Rational Performance Tester Agent のインストール
ライセンスの管理
ライセンスについて
ライセンスの使用可能化
テスト用の実行時ライセンスの使用可能化
ライセンスの購入
インストール済みパッケージに関するライセンス情報の表示
Web ベースのヘルプの構成
Web ベースのヘルプへのアクセス
アーカイブ・ファイルからのヘルプ・コンテンツのインストール
Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストール
ヘルプ・コンテンツの更新
ヘルプ・コンテンツの除去
ヘルプ・コンテンツのためのイントラネット・サーバーのセットアップ
ヘルプ・コンテンツのアクセス方法の変更
特記事項
商標

Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent のインストール

このインストール・ガイドには、IBM® Rational® Performance Tester と IBM Rational Performance Tester Agent のインストール、更新、およびアンインストール方法が記載されています。

注:
インストールを行う前に、IBM Rational Performance Tester リリース情報でインストールについての最新の問題を調べる必要があります。

製品の概要

このインストール・ガイドは、IBM Rational Performance Tester および IBM Rational Performance Tester Agent の 2 つの独立した製品を対象としています。 IBM Rational Performance Tester Agent は、IBM Rational Performance Tester とともに使用するためのツールです。 Rational Performance Tester は、IBM Rational Performance Tester 製品キットの一部として組み込まれています。IBM Rational Performance Tester Agent は、負荷の生成をその他のコンピューターに分散させることにより、サーバー・ベースのソフトウェア・アプリケーションの負荷テストおよびスケーラビリティー・テストを自動化するために使用されます。Rational Performance Tester を使用すると、 サービス・レベルの合意および実動レベルの負荷に対応するようにソフトウェア・アプリケーションを拡張して実行することができます。 リモート・コンピューターに追加のエージェントをインストールすることにより、負荷生成能力を増やすことができます。

インストールの概要

インストールの規則および用語

以下の用語および規則を理解すると、インストール情報および製品を十分に活用できます。

このインストール情報では、以下の規則を使用します。

インストールのトピックでは以下の用語を使用します。

インストール・ディレクトリー
パッケージのインストール後の製品成果物の場所。
パッケージ
ソフトウェア製品のインストール可能ユニット。ソフトウェア製品パッケージは独立してインストール可能なユニットであり、そのソフトウェア製品の他のパッケージから独立して操作できます。
パッケージ・グループ
パッケージ・グループは、さまざまな製品パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーです。Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成することも、パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールすることもできます。同じパッケージ・グループにインストールされる Eclipse ベースのパッケージは、Eclipse のシェル共用フィーチャーを使用できます。一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できません。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。
リポジトリー
インストール可能ソフトウェア・パッケージ用のストレージ域。リポジトリーは、ディスク・メディア、ローカル・ハード・ディスク上のフォルダー、サーバーまたは Web ロケーションです。
共用ディレクトリー
場合によっては、製品パッケージはリソースを共用できます。この場合、リソースはパッケージが共用するディレクトリー内に配置されます。

インストールの計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、 事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、 インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

Installation Manager の概要

IBM Installation Manager は、パッケージをインストール、更新、および変更するためのプログラムです。これは、ご使用のコンピューターにインストールする IBM アプリケーション (つまりパッケージ) を管理する際に役立ちます。また、Installation Manager は、インストール済み製品の追跡、インストール可能な製品の判別、およびインストール・ディレクトリーの編成にも役立ちます。

Installation Manager には、パッケージの最新状態の保持、パッケージの変更、パッケージのライセンス管理、およびパッケージのアンインストールに役立つ機能が用意されています。

Installation Manager には、パッケージの保持を容易にする、以下の 6 つのウィザードが含まれます。

インストール要件

インストールには、正しいハードウェア、サーバー環境、オペレーティング・システム、およびソフトウェアのインストールおよび実行のためのユーザー特権が必要です。

最新の詳細なシステム要件は、Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent Controller の場合は http://www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/sysreq/index.html を、Rational Service Tester for SOA Quality の場合は http://www.ibm.com/software/awdtools/tester/service/sysreq/index.html を参照してください。

ユーザー特権についての要件

Rational Performance Tester、Rational Service Tester、Rational Performance Tester Agent をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。

インストールの注意点

計画には、インストール・ロケーションの決定、他のアプリケーションの処理、Eclipse の拡張、ヘルプ・コンテンツのアップグレード、マイグレーション、および構成が含まれます。

インストール・ロケーション

IBM Installation Manager は、指定されたリポジトリーから製品パッケージを取得し、パッケージ・グループと呼ばれる選択された場所に製品をインストールします。

パッケージ・グループ

インストール時に、製品のインストール先である パッケージ・グループ を指定します。

重要:
製品を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合は、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) 内にパッケージ・グループを作成しないでください。ここに作成すると、管理者特権を持たないユーザーが製品を使用できなくなります。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリー は、製品リソースを複数の製品パッケージ・グループが使用できるようにインストールするための場所です。共用リソース・ディレクトリーは、製品パッケージの初回インストール時に定義します。最適な結果が得られるように、共用リソース・ディレクトリーには一番大きいディスク・ドライブを使用してください。すべての製品パッケージをアンインストールしない限り、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。

重要:
製品を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合は、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) 内に共用リソース・ディレクトリーを作成しないでください。ここに作成すると、管理者特権を持たないユーザーが製品を使用できなくなります。

共存

一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、他の製品と共存し、機能を共用するように設計されています。パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品パッケージをインストールできるロケーションです。

製品の共存についての考慮事項

各製品パッケージをインストールする場合は、 その製品パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規にパッケージ・グループを作成するかを選択します。IBM Installation Manager は、 共用するように設計されていない製品や、バージョンの互換性およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。 一度に複数の製品をインストールする場合は、 それらの製品がパッケージ・グループを共用できなければなりません。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。 製品がインストールされると、製品の機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品と共用されます。開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、 製品のいずれか一方を始動すると、開発用機能とテスト機能の両方がユーザー・インターフェースで使用可能になります。モデリング・ツールを持つ製品を追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、開発機能、テスト機能、およびモデリング機能が使用可能になります。

アップグレードと共存の情報

製品の最新バージョンは、同じ製品の過去のメジャー・リリースの既存のインストール済み環境にはインストールできません。Agent Controller がインストール済みの場合、製品の最新バージョンをインストールしようとする前に、それをアンインストールする必要があります。 IBM Rational License Key Administrator がインストール済みの場合、製品の最新バージョンをインストールしようとする前に、その設定を保管する必要があります。

Rational Performance Tester の現在のバージョンをインストールしようとする前に、Rational Performance Tester バージョン 7.0.2.3 およびそれ以前をアンインストールする必要があります。Rational Performance Tester の最新バージョンをインストールしようとすると、続行する前に古いバージョンをアンインストールする必要があることを示すエラー・メッセージが表示されます。Rational Performance Tester と Rational Service Tester を同じパッケージ・グループにインストールする場合、両方の製品の同じバージョンをインストールする必要があります。Eclipse の既存インスタンスにインストールする場合、または Rational Service Tester とは別の製品と同じパッケージ・グループにインストールする場合、簡素化 Eclipse モードは使用できません。フル Eclipse モードのみを使用できます。

Rational Performance Tester をインストールしようとする前に、Rational Agent Controller または TPTP Agent Controller のすべてのバージョンをコンピューターからアンインストールする必要があります。その他の Rational 製品がコンピューターにインストール済みである場合、それらの製品とともにインストールされたすべてのバージョンの Rational Agent Controller をアンインストールする必要があります。 前のバージョンの Rational Agent Controller をインストール済みで、データ収集用にサーバーをインスツルメント済みの場合、まずデータ収集を停止し、サーバーをインスツルメント解除してから、Rational Agent Controller をアンインストールする必要があります。

製品の現在のバージョンには、IBM Rational License Key Administrator (LKAD) の更新バージョンが含まれています。Installation Manager は、LKAD の新規バージョンをインストールする前に、LKAD の既存のバージョンをアンインストールします。LKAD の設定は保持されません。製品をインストールする前に、LKAD の設定をバックアップしてください。LKAD は、「スタート」 -> 「プログラム」 -> 「IBM Rational」 -> 「Rational License Key Administrator」の順にクリックして開始します。LKAD のメイン・ウィンドウとウィザード・ページが同時に開きます。「設定」をクリックして、製品設定を見つけます。Windows レジストリーの編集に慣れている場合は、レジストリー・ブランチ HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Rational Software¥LicensingHKEY_CURRENT_USER¥Software¥Rational Software¥Licensing をバックアップし、復元することで、LKAD の設定をバックアップできます。詳細については、LKAD のヘルプを参照してください。

Rational License Server または Rational License Client がインストール済みの場合、これらのパッケージをアンインストールしないでください。Rational License Server または Rational License Client をアンインストールすると、ご使用のコンピューターまたはその他コンピューター上にある Rational 製品の一部が使用不可になる場合があります。

Eclipse インスタンスを使用したインストール

IBM Installation Manager を使用してインストールする製品パッケージには、この製品パッケージの基本プラットフォームである、何らかのバージョンの Eclipse が付属しています。ご使用のワークステーションに既に Eclipse がインストールされている場合、製品パッケージをその Eclipse インストールに直接追加して、Eclipse 統合開発環境 (IDE) の機能を拡張できます。

Eclipse IDE を拡張すると、新規にインストールした製品の機能が追加されますが、ユーザーの IDE 設定は保持されます。以前にインストールしたプラグインも使用可能なままです。

ほとんどの場合、現在の Eclipse IDE は、インストール中の製品が使用する Eclipse と同じバージョンであるはずです。Installation Manager は、指定した Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしているか検査し、必要があれば eclipse.org からの最新更新のインストールを支援します。

重要:
製品を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合は、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) 内に Eclipse をインストールしないでください。ここにインストールすると、管理者特権を持たないユーザーが製品を使用できなくなります。

既存の Eclipse IDE の拡張

製品パッケージをインストールする際に、コンピューターに既にインストールされている Eclipse 統合開発環境 (IDE) を新製品に含まれている機能に追加することによって、拡張を実現できます。

IBM Installation Manager を使用してインストールされた製品パッケージには、Eclipse IDE (つまりワークベンチ) のいずれかのバージョンが組み込まれています。この組み込まれたワークベンチは、Installation Manager パッケージの機能を提供するための基本プラットフォームになります。 ただし、ご使用のワークステーション上に既存の Eclipse IDE がある場合は、それを拡張 するかどうか (つまり、製品パッケージで提供される追加機能を IDE に追加するかどうか) を選択可能です。

既存の Eclipse IDE を拡張するには、「パッケージのインストール」ウィザードの「ロケーション」ページで、 「既存の Eclipse の拡張」オプションを選択します。

既存の Eclipse IDE を拡張するのは、例えば、製品パッケージで提供されている機能を利用するのに加えて、製品パッケージが提供する機能で作業する場合に現行 IDE の設定も保持したい場合です。また、すでに Eclipse IDE を拡張しているインストール済みのプラグインを使用して作業をしたい場合もあるでしょう。

既存の Eclipse IDE の拡張は、eclipse.org から提供される最新の更新が適用されたバージョン 3.4 でのみ可能です。 Installation Manager は、指定した Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしているか検査します。

注:
製品への更新をインストールするために、Eclipse のバージョンの更新が必要になる場合があります。前提条件となる Eclipse バージョンの変更についての詳細は、更新のリリース資料を参照してください。

Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やす

製品の最良のパフォーマンスを得るため、ファイル・ハンドルの数をデフォルトの 1024 ハンドルよりも増やします。

このタスクについて

重要:
Rational 製品を使用して作業する前に、ファイル・ハンドルの数を増やしてください。ほとんどの Rational 製品は、プロセスごとにデフォルトの上限である 1024 個より多くのファイル・ハンドルを使用します。この変更はシステム管理者が行う必要があります。

以下のステップに従って Linux でファイ ル記述子を増やす際には、慎重に実行してください。説明どおりに正しく行わない場合、コンピューターが正常に始動しない可能性があります。

手順


ファイル記述子の数を増やすには、以下のようにします。

  1. root としてログインします。root のアクセス権限がない場合は、取得してから継続してください。
  2. etc ディレクトリーに移動する。
    重要: 次のステップでファイル・ハンドルの数を増やす場合は、 コンピューター上に空の initscript ファイルを残さない でください。 残した場合、次回電源をオンにしたり再始動した場合に、コンピューターが始動しなくなります。
  3. vi エディターを使用して etc ディレクトリー内の initscript ファイルを編集する。この ファイルがない場合は、vi initscript と入力して作成してください。
  4. 1 行目に ulimit -n 30000 と入力する。ここで重要なのは、30000 という値がほとんどの Linux コンピューターでのデフォルト値である 1024 よりもかなり大きいことです。
    重要:
    システム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があるため、ハンドルの数にはあまり多すぎる値を設定しないでください。
  5. 2 行目に eval exec "$4" と入力する。
  6. ステップ 4 と 5 を完了したことを確認した後、ファイルを保存して 閉じる。
    注:
    ステップには正しく従うようにしてください。この手順を正しく実行しない場合、コンピューターは始動しません。
  7. オプション: etc/security ディレクトリーにある limits.conf ファイルを変更して、ユーザーまたはグループが使用できるハンドルの数を制限する。SUSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux バージョン 4.0 の両方で、このファイルがデフォルトで用意されています。 このファイルがない場合は、 前の手順のステップ 4 でもっと小さい数 (例えば 2048) を指定することを検討してください。このようにして、プロセスごとに開くことのできるファイル数について、ほとんどのユーザーに比較的低い上限を割り当てるようにしてください。 ステップ 4 で比較的低い数字を使用した場合は、ここで小さい数を指定することは それほど重要ではありません。 ただし、ステップ 4 で大きい数を設定した場合は、limits.conf ファイルで上限を設定しなければ、コンピューターのパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。

    すべてのユーザーを制限してから、後で異なる上限を設定する limits.conf ファイルの例を以下に示します。このサンプルでは、 前述のステップ 4 でハンドルを 8192 に設定したことを想定しています。

    *      soft nofile 1024
    *      hard nofile 2048
    root    soft nofile 4096
    root    hard nofile 8192
    user1   soft nofile 2048
    user1 hard nofile 2048

    上のサンプルの * は、 最初にすべてのユーザーの上限を設定するために使用されています。その上限は、 その後の上限よりも低くなっています。root ユーザーが開くことのできるハンドルの数は これより大きく、user1 が使用できる数はその 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに 含まれる文書を必ず読んで理解しておいてください。

次のタスク

ulimit コマンドについて詳しくは、ulimit のマニュアル・ページを参照してください。

Web ベースのヘルプ・コンテンツ

Rational Performance Tester のヘルプ・システムは、Web から動的にコンテンツを取得できるようにするため、リモート・ヘルプを使用するように構成されています。リモート・ヘルプを使用すると、常に最新のコンテンツを製品内から入手できます。

製品は、リモート・ヘルプを使用するように構成されています。ヘルプは、3 つの方法で入手できます。デフォルトは、インターネットで ibm.com サーバーからヘルプにアクセスする方法です。ヘルプにアクセスするほかの 2 つの方法は、コンピューター上のローカルのインストール済み環境から、または会社のイントラネットにインストール済みの Web アプリケーション・サーバーからアクセスする方法です。このオプションのいずれが最適であるかは、以下のニーズおよび状態に従って異なります。

ヘルプ・システムはリモート・ヘルプをサポートしているため、アクセス方法の決定はいつでも変更できます。複数の製品を同時にインストールする場合、インストール・フットプリント、使用頻度、およびインターネット・ポリシーに合わせて、製品ごとに異なるロケーションを使用できます。 インターネットの速度が問題である場合、1 回のみ時間をかけてダウンロードし、ローカルでアクセスすることが推奨されます。以降のヘルプの更新では、差分のみが組み込まれます。 ユーザーがイントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスするようにする場合、管理者がサーバーにヘルプの WAR ファイルをインストールする方法の手順について、Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。

Web ベースのヘルプ・コンテンツのクイック・スタート

Web ベースのヘルプ・コンテンツのデリバリーについての説明と、その構成方法。

定義

リモート・ヘルプ
ibm.com Web サイトからアクセスまたはダウンロードできるヘルプ・コンテンツ。
ローカル・ヘルプ
Web からコンテンツをダウンロードした後のローカル・コンピューターのヘルプ・コンテンツ。
イントラネット・ヘルプ
イントラネット・サーバーのヘルプ・コンテンツ。このコンテンツは、初回は Web からダウンロードされます。
Local Help Updater
ローカル・ヘルプまたはイントラネット・ヘルプを使用する場合、Web から初期コンテンツ、または更新済みのコンテンツをダウンロードするには、このユーティリティーが便利です。
Local Help Updater サイト
製品のヘルプ・コンテンツの圧縮ファイルを格納する Web サイト。インターネットに接続されていない場合に、この圧縮ファイルを使用して、ローカル・ヘルプまたはイントラネット・ヘルプにデータが取り込まれます。
リモート・ヘルプ Web サイト
製品のインフォメーション・センターがホストされている ibm.com サイト。このサイトは、ブラウザーまたは製品のヘルプ・システムからアクセスできます。

概要

製品では、Web 上にヘルプ・コンテンツが提供されていて、製品とともにインストールされるヘルプ・トピックは限定されています。デフォルトでは、製品は Web に接続し、インフォメーション・センターから直接ヘルプ・コンテンツにアクセスします。インターネットに接続していないときにヘルプにアクセスする必要がある場合、ヘルプをダウンロードして、ローカルでアクセスできます。別の方法として、システム管理者がイントラネット・サーバーでインフォメーション・センターをホストしている場合は、イントラネット・サーバーのインフォメーション・センターに接続できます。

インストール中に、この 3 つのアクセス・オプションから選択できますが、ヘルプ・コンテンツの入手方法はいつでも変更できます。

3 つのヘルプ・コンテンツ・オプション。

Web のヘルプ・コンテンツへのアクセス

リモート・ヘルプを使用することで、Web のヘルプ・コンテンツにアクセスできます。この方法は、インストール・フットプリントが最小で済み、最新の情報にアクセスできることを確保するのに便利です。このアクセス方法は、インストール中にデフォルトで選択されます。

このオプションを選択すると、ibm.com® Web サイトを介して、製品のインフォメーション・センターにリンクされます。 製品の Web ベースのヘルプには、インターネットに接続しているときのみアクセスできます。切断しているときは、製品とともにインストールされる、限定されたヘルプ・トピックにアクセスできます。

注:
このヘルプ・オプションを使用するには、インターネット接続が必要です。

ヘルプ・コンテンツについてデフォルトの設定値で製品をインストールし、製品を開始します。ヘルプが必要なときは、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」をクリックします。ほかに必要なことはありません。

ローカル・コンピューターのヘルプ・コンテンツへのアクセス

ローカル・コンピューターのヘルプ・コンテンツにアクセスするには、まずインターネットから切断されているときに作業できるように、ヘルプ・コンテンツをコンピューターにダウンロードします。ヘルプをダウンロードしてローカル・ヘルプを使用するには、次のステップを実行します。

重要:
この方法を選択した場合、ダウンロードするヘルプ・コンテンツとフィーチャーを選択できる更新サイトに接続する必要があります。このヘルプは、製品をインストールしたときに自動的にはダウンロードされません。切断されているユーザー用に、製品には、ヘルプ・アーカイブ・ファイルの形式の更新サイトが同梱されています。 切断ユーザーがアーカイブ・ファイルからヘルプをインストールする方法については、『アーカイブ・ファイルからのヘルプ・コンテンツのインストール』を参照してください。その他の更新サイトは、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/documentation/updatesites/ からアクセスできます。

必要なインフォメーション・センター・コンテンツをダウンロードしたら、切断中に作業しているときにそれを使用できます。変更が入手可能になると、コンテンツを更新できます。

  1. 「ローカル・ヘルプ (Local Help)」オプションを使用してインストールします。
  2. 製品を開始し、Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストールに記載のステップを実行します。

イントラネット・サーバーのヘルプ・コンテンツへのアクセス

会社のサポート状況によっては、内部のイントラネット・サーバーのヘルプ・コンテンツにアクセスできる場合があります。この方法は、製品のヘルプ・コンテンツがインストールされている、ファイアウォールの背後のサーバーに対するリンクを、イントラネット管理者がセットアップしていることを前提にしています。このオプションを選択すると、イントラネット・サーバーへのリンクを入力する必要があります。管理者は、ヘルプ・コンテンツを定期的に更新するようにスケジュールする必要があります。

管理者は、以下のステップを実行する必要があります。

  1. ヘルプ・コンテンツのためのイントラネット・サーバーのセットアップに記載のステップを実行します。
  2. Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストール に記載のステップに従って、ヘルプをイントラネット・サーバーにダウンロードします。
  3. 次の情報をユーザーに通知します。

ユーザーは、以下のステップを実行する必要があります。

  1. イントラネット・ヘルプ・オプションを使用してインストールし、管理者から提供された以下の情報を使用して、ヘルプを構成します。
  2. 製品を始動します。
  3. 「ウィンドウ」 -> 「設定」の順にクリックします。
  4. 「追加」をクリックします。次にイントラネット接続の名前を指定し、ヘルプ・コンテンツを格納するイントラネット・サーバーのアドレスを指定して、「OK」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックして「設定」を閉じます。

Web ベースのヘルプ・コンテンツにアクセスするか、ヘルプ・コンテンツをダウンロードしてローカルで使用するか、イントラネットに接続してヘルプを入手するかに関係なく、ヘルプ・トピックを開いてソリューションを検索するには、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」の順にクリックします。

製品がヘルプ・コンテンツにアクセスする方法を変更するには、ヘルプ・コンテンツのアクセス方法の変更を参照してください。

Windows または Linux での Rational Performance Tester または Rational Performance Tester Agent のインストール

セットアップ・ディスクにはランチパッド・プログラムが含まれています。このプログラムからインストール・プロセスを開始することができます。

このタスクについて

次の場合に、ランチパッド・プログラムを使用してソフトウェアのインストールを開始します。

IBM Installation Manager for the Rational Software Delivery Platform によってインストールされる製品の場合、インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、Installation Manager がまだコンピューターにない場合、これが自動的にインストールされます。 さらにインストール・プロセスは、インストール・パッケージを含むリポジトリーのロケーションを使用して既に構成されています。 Installation Manager を別個にインストールする場合は、リポジトリー設定を手動で構成する必要があります。また、いくつかのサポート・ソフトウェア項目のインストールもランチパッドから開始できます。

管理者以外のユーザーとして Rational Performance Tester をインストールする場合、ランチパッド・プログラムを使用してインストール・プロセスを開始することはできません。その代わりに、セットアップ・ディスクから userinst プログラムを手動で実行する必要があります。userinst プログラムを実行すると、ランチパッドから Rational Performance Tester のインストールを開始する場合と同じ機能が利用できます。

ランチパッドの開始

ランチパッドを開始するには、以下のステップを完了してください。

手順

  1. CD からインストールするには、以下のステップを完了してください。
    1. セットアップ CD を CD ドライブに挿入します。
    2. Linux 用。 CD ドライブをマウントします。
    3. コンピューターで自動実行が使用可能になっている場合は、ランチパッド・プログラムが自動的に開始します。ランチパッドが自動的に開始しない場合は、以下のいずれかの手順を実行します。
      • Windows 用。 CD のルート・ディレクトリーにある launchpad.exe を実行します。
      • Linux 用。 CD のルート・ディレクトリーにある launchpad.sh を実行します。
  2. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードした電子ディスクからインストールしている場合は、コマンド行を開いて、ディスク・イメージの解凍先ディレクトリーに移動し、以下のいずれかを実行します。

タスクの結果

ランチパッド・プログラムが開始します。

セットアップ・ディスクからのインストールの開始

管理者以外のユーザーとして Rational Performance Tester をインストールする場合、ランチパッド・プログラムを実行する代わりに、セットアップ・ディスクから手動で userinst プログラムを実行する必要があります。userinst プログラムを実行すると、ランチパッドから製品のインストールを開始する場合と同じ機能が利用できます。

手順

  1. CD からインストールするには、以下のステップを実行してください。

    1. セットアップ CD を CD ドライブに挿入します。
    2. Linux 用。 CD ドライブをマウントします。
    3. コンピューターで自動実行が使用可能になっている場合は、ランチパッド・プログラムが自動的に開始します。ランチパッド・プログラムを停止します。
    4. コマンド行で、セットアップ・ディスクのルートに移動し、以下のいずれかを実行します。
      • Windows 用。 管理者として、InstallerImage_win32¥install.exe を実行します。
      • Windows 用。 管理者以外のユーザーとして、InstallerImage_win32¥userinst.exe を実行します。
      • Linux 用。 管理者として、InstallerImage_linux/install を実行します。
      • Linux 用。 管理者以外のユーザーとして、InstallerImage_linux/userinst を実行します。
  2. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードした電子ディスクからインストールしている場合は、コマンド行を開いて、ディスク・イメージの解凍先ディレクトリーに移動し、以下のいずれかを実行します。

タスクの結果

userinst または install プログラムが開始すると、Installation Manager がまだコンピューターにインストールされていない場合は、Installation Manager がインストールされます。さらに、Installation Manager は Rational Performance Tester のリポジトリー (インストール・ファイル) のロケーションを使用して構成されます。

製品ソフトウェアのインストール

以下の説明に従って、Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent をインストールできます。

このタスクについて

ランチパッド・プログラムからインストール・プロセスを開始すると、IBM Installation Manager は、コンピューター上にまだ存在しない場合自動的にインストールされ、製品パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前に構成された状態で始動します。IBM Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。

コマンド・プロンプトからサイレント・モードで製品のインストールする方法を確認するには、IBM Installation Manager の資料 (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) の『サイレント・インストール』セクションを参照してください。

ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。

重要:
Windows Vista オペレーション・システムでのインストール上の注意:

手順

  1. インストールの注意点をまだ確認していない場合は、記載事項を確認します。
  2. ZIP や ISO などの圧縮ファイルからインストールする場合は、ファイルを共通ディレクトリーに解凍します。ディスク・イメージは、/disk1/disk2 などのディレクトリーに解凍します。セットアップ・ディスク・イメージは RPT_SETUP というディレクトリーに解凍します。 セットアップ・ディスクには、ランチパッドが含まれます。
  3. CD からインストールする場合、1 枚目の製品ディスクを CD ドライブに挿入します。ワークステーションで自動実行が有効になっている場合は、ランチパッドが自動開始します。自動実行が有効になっていない場合は、ランチパッド・プログラムを手動で開始してください。
  4. ランチパッドと Installation Manager を実行する際の言語を選択します。「OK」をクリックします。
  5. ランチパッド・メニューからインストールする製品を選択します。 「パッケージのインストール」ウィンドウが開きます。
  6. 製品パッケージをクリックして強調表示します。 画面の下部にある「詳細」ペインにパッケージの説明が表示されます。
  7. 製品パッケージに対する更新を検索するには、「ほかのバージョンおよび拡張の検査」をクリックします。製品パッケージの更新が検出されると、「パッケージのインストール」ページの各製品の下の「インストール・パッケージ」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
  8. インストールする製品パッケージおよびそのパッケージに対する更新 (ある場合) を選択します。依存関係のある更新は、 自動でまとめて選択および選択解除されます。「次へ」をクリックして続けます。
    注:
    一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
  9. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読んでください。複数のパッケージをインストールするよう選択した場合は、各パッケージにご使用条件がある場合があります。「ライセンス」ページの左側で、 各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールするために 選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージと更新) は、パッケージ名の下にリストされます。
    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  10. 「ロケーション」ページで、「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに 共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、 デフォルト・パスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが 共用できるリソースが含まれています。「次へ」をクリックして続けます。

    デフォルトのパスは以下のとおりです。

    重要:
    共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回 インストール時にのみ指定できます。 将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには 一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールしない限り、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  11. 「ロケーション」ページで、製品パッケージのインストール先のパッケージ・グループ を作成します。または、これが更新の場合は、既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、 パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
    1. 「新規パッケージ・グループの作成」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。 パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。

      デフォルトのパスは以下のとおりです。

      • Windows 用。 C:¥Program Files¥IBM¥SDP
      • Linux 用。 /opt/IBM/SDP
    3. 「次へ」をクリックして続けます。
  12. 次の「ロケーション」ページで、インストールするパッケージに機能を追加して、システムにすでにインストールされている既存の Eclipse IDE を拡張することができます。 このオプションを選択するには、eclipse.org から提供される最新の更新が適用された Eclipse バージョン 3.4 を使用していなければなりません。
  13. 「フィーチャー (Features)」ページの「翻訳 (Translations)」で、パッケージ・グループの言語を選択します。製品パッケージのユーザー・インターフェース およびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。
  14. 次の「フィーチャー (Features)」ページで、 インストールするパッケージ・フィーチャーを選択します。 「IBM Rational Performance Tester Agent」をインストールするには、次のステップを参照してください。
    1. オプション: フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示」を選択します。
    2. オプション: フィーチャーをクリックすると、「詳細」の下に簡単な説明が表示されます。
    3. パッケージのフィーチャーを選択または選択解除します。Installation Manager は、他の フィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    4. フィーチャーの選択が終了したら、「次へ」をクリックして続けます。
  15. 「IBM Rational Performance Tester Agent」をインストールするには、いくつかの追加ステップを実行する必要があります。応答時間明細データの収集を計画している場合は、「IBM Rational Performance Tester Agent」をインストールする必要があります。
    1. 「IBM Rational Performance Tester Agent」フィーチャーと、インストールするその他のすべてのフィーチャーを選択します。
    2. フィーチャーの選択が終了したら、「次へ」をクリックして続けます。 「Agent Controller 構成」パネルが開きます。
    3. 標準インストールまたはカスタム・インストールのどちらかを選択します。 カスタム・インストールを選択した場合は、アクセス・リストを定義してセキュリティーを使用可能にすることができます。
  16. ヘルプ・システム構成ページで以下のいずれかのオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    Web ベースのヘルプについて詳しくは、Web ベースのヘルプの構成を参照してください。

  17. 製品パッケージをインストールする前に「要約」ページで選択項目を確認します。前のページで選択した項目を変更したい場合は、「戻る」を クリックして変更を行います。インストール用の選択内容に問題がなければ、 「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。 進行標識にインストールの 完了パーセントが表示されます。
  18. インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを 確認するメッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで 現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。 処理を続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「パッケージのインストール」ウィザードで、終了時に製品を開始するかどうかを 選択します。
    3. 「完了」をクリックして、選択したパッケージを 起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、Installation Manager の「スタート」ページに戻ります。
  19. データ収集インフラストラクチャー・ソフトウェアがインストールされている場合は、 次のステップを実行して、データ収集用のテスト・サーバーを使用可能にします。
    1. 「スタート」メニューで、 「IBM Software Delivery Platform」 -> 「IBM Rational Data Collection Infrastructure」 -> 「Application Server Instrumenter」と選択し、 インスツルメンテーション・アプリケーションを開きます。
    2. 「ローカルの追加 (Add Local)」ボタンをクリックし、 サーバー上で実行しているアプリケーション・サーバーのタイプを選択します。
    3. 必要に応じて、サーバーのロケーションなどのサーバー・タイプ固有のフィールドに情報を入力し、 「OK」をクリックします。
    4. インスツルメンテーションが有効になるように、サーバーを停止してから始動します。
    5. 「スタート」メニューで、 「IBM Software Delivery Platform」 -> 「IBM Rational Data Collection Infrastructure」 -> 「データ収集の開始 (Start Data Collection)」と選択します。
    注:
    Rational Performance Tester のテスト・スケジュールの結果においてトランザクション分類機能を利用できるようにするため、データ収集インフラストラクチャーに関係するすべての Rational Performance Tester システムでデータ収集ソフトウェアが実行されていなければなりません。
    注:
    サーバーをインスツルメントまたはアンインスツルメントしているときに、 Application Server Instrumenter または instrumentServer.bat (または instrumentServer.sh) バッチ・ファイルが異常終了し、汎用エラー・メッセージ (「インストール/アンインストール中にエラーが発生しました」) が発行されることがあります。 このエラーが発生した場合は、IBM Tivoli® の共通ディレクトリーにあるログ・ファイルで詳細情報を見つけて、エラーのトラブルシューティングに役立てることができます。Windows では、このディレクトリーのデフォルト・ロケーションは C:¥Program Files¥IBM¥tivoli¥common です。 Linux では、このディレクトリーのデフォルト・ロケーションは /var/ibm/tivoli/common です。IBM Tivoli の共通ディレクトリーがデフォルト・ロケーションにない場合は、tivoli/common を含むパスを検索するか、ログ・ファイル trace-install.log、trace-ma.log、または trace-tapmagent.log を検索します。
    注:
    Websphere Application Server 6.x で、新しいプロファイルを作成し、 最初に WebSphere® Application Server を始動せずに Application Server Instrumenter を使用してこのプロファイルをインスツルメントすると、Application Server Instrumenter は、サーバーがインスツルメントされたことを報告し、サーバーを手動で再始動するように要求します。このメッセージは誤りで、サーバーは実際にはインスツルメントされていません。 この問題が発生した場合は、次の手順に従ってください。
    1. Application Server Instrumenter を閉じてから再始動します。
    2. インスツルメント済みサーバーのリストから、追加したばかりの項目を選択し、「除去」をクリックします。
    3. WebSphere Application Server を再始動します。
    4. Application Server Instrumenter を再始動し、これを使用してサーバーをインスツルメントします。
    この問題を回避するには、新しいプロファイルを作成した後で、WebSphere Application Server プロファイルを手動で開始します。その後、Application Server Instrumenter を使用してサーバーをインスツルメントします。
  20. 製品にライセンスを交付します。

AIX での Rational Performance Tester Agent のインストール

AIX® での Rational Performance Tester Agent のインストールおよびアンインストールについては、IBM 技術情報 1415344 を参照してください。

このタスクについて

AIX での Rational Performance Tester Agent のインストールおよびアンインストールについては、IBM 技術情報 1415344 を参照してください。

ライセンスの管理

インストール済みの IBM ソフトウェアおよびカスタマイズ・パッケージのライセンスは、「IBM Installation Manager のライセンスの管理」ウィザードを使用して管理します。「ライセンスの管理」ウィザードでは、インストール済みのパッケージごとにライセンス情報が表示されます。

「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、製品のアクティベーション・キットをインポートして、製品にライセンスを適用したり、本製品の試用バージョンをライセンス交付を受けたバージョンにアップグレードできるようになります。また、試用またはパーマネント・ライセンスでオファリングに対するフローティング・ライセンスの適用を有効にして、ライセンス・サーバーからフローティング・ライセンス・キーを使用することも可能です。

ご使用の Rational 製品のライセンスの管理について詳しくは、以下の情報を参照してください。

ライセンスについて

IBM Rational ソフトウェア製品の購入者は、許可ユーザー・ライセンス、許可ユーザー期限付使用権 (FTL)、およびフローティング・ライセンスの 3 つのタイプの製品ライセンスの中から選択できます。どのタイプのライセンスが組織に最適であるかは、 製品を使用する人数、アクセス頻度、ソフトウェア購入の方針などによって異なります。

許可ユーザー・ライセンス

IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、1 人の個人に対して Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品を使用するユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー・ライセンスを入手する必要があります。許可ユーザー・ライセンスを再割り当てするには、最初に割り当てられたユーザーを、購入者が長期間にわたってまたは永続的に置き換える必要があります。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、 そのライセンスをある個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、Rational ソフトウェア製品を排他的に使用できます。 許可ユーザー・ライセンスでは、いかなる場合も (ライセンス交付を受けた個人が製品を使用中でない場合でも) その製品を使用する権利を他者に与えることはありません。

許可ユーザー期限付使用権

IBM Rational 許可ユーザー期限付使用権 (FTL) は、1 人の個人に対して特定期間 Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品を使用するユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー FTL を入手する必要があります。許可ユーザー FTL を再割り当てするには、最初に割り当てられたユーザーを、購入者が長期間にわたってまたは永続的に置き換える必要があります。

注:
パスポート・アドバンテージ・エクスプレス・プログラムで許可ユーザー FTL を購入した場合、 ライセンス満了前に購入者が IBM に 延長を希望しないことを通知しない限り、IBM は現行価格でライセンス期間をさらに 1 年間自動的に延長します。継続 FTL 期間は、最初の FTL 期間の満了時から開始します。 この継続 FTL の価格は、現在、最初の FTL 価格の 80 パーセントですが、 変更される可能性があります。

ライセンス期間を延長する意思がないことを IBM に通知した場合は、 ライセンス満了時に製品の使用を中止しなければなりません。

フローティング・ライセンス

IBM Rational フローティング・ライセンスは、単一のソフトウェア製品に対するライセンスであり、複数のチーム・メンバーで共用できます。ただし、 同時ユーザーの総数は、購入したフローティング・ライセンスの数を超えてはなりません。例えば、Rational ソフトウェア製品のフローティング・ライセンスを 1 つ購入した場合、組織内の任意のユーザーがいつでも製品を使用することができます。 製品を使用したい他のユーザーは、現行ユーザーがログオフするまで待たなければなりません。

フローティング・ライセンスを使用するには、 フローティング・ライセンス・キーを入手して、Rational License Server にインストールする必要があります。サーバーは、ライセンス・キーへのアクセスを要求するユーザー要求に応じます。 サーバーは、その組織が購入したライセンス数と同じ数の同時ユーザーにアクセスを許可します。

ライセンスの使用可能化

ソフトウェアを初めてインストールする場合、またはライセンスを延長して製品の使用を継続する場合には、製品のライセンスを使用可能にする方法のオプションがあります。

この製品のライセンスを使用可能にする方法は以下の 2 つです。

アクティベーション・キット

Product Activation Kit CD には、製品のパーマネント・ライセンス・キーが収容されています。IBM Installation Manager を使用して、ご使用の製品にアクティベーション・キットをインポートします。

フローティング・ライセンスの適用

必要に応じて、フローティング・ライセンス・キーを取得し、IBM Rational License Server をインストールして、製品に対してフローティング・ライセンスの適用を有効にします。フローティング・ライセンスの適用には、以下の利点があります。

注:
Rational 製品のバージョン 7.0 以降の一部では、Rational License Server のアップグレード・バージョンが必要です。ライセンスのアップグレード情報については、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。

アクティベーション・キットおよびフローティング・ライセンスの取得についての詳細は、『ライセンスの購入』を参照してください。

テスト用の実行時ライセンスの使用可能化

テストを実行するには、正しいライセンス・キーをインストールする必要があります。

Rational Performance Tester では、製品のアクティベーションと実行時ライセンスの、2 種類のライセンスが必要です。 製品のアクティベーション・ライセンスは、LUM ライセンスとも呼ばれ、製品を実行できるようにするものです。実行時ライセンスは、Rational Performance Tester に固有のライセンスです。 実行時ライセンスは、Flex ライセンスとも呼ばれ、プロトコル・キーと、仮想テスター・ライセンス・キーのパックで構成されます。実行時ライセンスでは、特定のプロトコルに対して、複数の仮想ユーザーでパフォーマンス・テストを実行できます。製品のアクティベーション・ライセンスと、実行時ライセンスを管理および構成するには、別々のツールを使用します。製品のアクティベーションは、Installation Manager を使用して管理します。実行時ライセンスは、IBM Rational License Key Administrator を使用して管理します。

製品のアクティベーション・ライセンスを使用すると、製品を開始できます。製品のアクティベーション・ライセンスには、次の 2 つの形式があります。製品がインストールされたコンピューターにインストール済みの製品のアクティベーション・キットと、Rational License Server からユーザーがチェックアウトするフローティング製品ライセンスです。製品のアクティベーション・キットは、許可されたユーザー購入向けのパスポート・アドバンテージからダウンロードできます。フローティング製品ライセンスについては、ライセンス・サーバー管理者が Rational License Center にログインして、フローティング・ライセンス・キーをダウンロードし、それを Rational License Server にインポートする必要があります。製品に付属のバージョンの Rational License Server を使用するようにしてください。以前のバージョンの Rational License Server では、必要なライセンス機能のすべてがサポートされない場合があります。

Rational License Server はフローティング・ライセンス・キーをサポートするため、管理者は企業全体にわたってライセンス管理を実施できます。管理者は、パスポート・アドバンテージまたは製品メディアから Rational License Server をインストールできます。Rational License Server を含め、製品のアクティベーションについて詳しくは、製品のインストール・ガイドを参照してください。

製品のアクティベーション以外に、Rational Performance Tester では、パフォーマンス・スケジュールを実行するときに、実行時ライセンスも検査します。 実行時ライセンスは、正しいプロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーのパックで構成されます。HTTP 以外の任意のプロトコルでパフォーマンス・テストを実行するには、プロトコル・キーが必要です。5 名を超える仮想ユーザーでテストを実行するには、仮想テスター・ライセンス・キーのパックが必要です。これらのキーを、フローティング・ライセンス製品アクティベーションに使用するのと同じ Rational License Server からチェックアウトできます。

プロトコル・キーと、仮想テスター・ライセンス・キーを Windows でチェックアウトするには、IBM Rational License Key Administrator プログラムを使用して、Rational License Server にポイントします。Rational Performance Tester とともにインストールされたバージョンの IBM Rational License Key Administrator を使用してください。 「スタート」 -> 「プログラム」 -> 「IBM Rational」 -> 「IBM Rational License Key Administrator」の順にクリックします。Rational License Server の名前または IP アドレスを入力します。プロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーは、Rational License Key Center で .upd ファイルの形式で入手できます。Windows で .upd ファイルをダブルクリックすると、License Key Administrator プログラムが自動的に開始し、ライセンス・キーをインポートします。IBM Rational License Key Administrator について詳しくは、「ヘルプ」 -> 「コンテンツと索引 (Contents and Index)」の順にクリックします。

IBM Rational License Key Administrator には Linux バージョンはありません。 Linux でプロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーをチェックアウトするには、.flexlmrc ファイルを作成および編集する必要があります。ファイル .flexlmrc を、5 名を超える仮想テスターを実行するか、HTTP 以外のプロトコルを使用するか、フローティング・ライセンス製品アクティベーションを使用する、すべてのユーザーのホーム・ディレクトリーに作成します。この .flexlmrc ファイルを編集して、Rational License Server のコンピューター名または IP アドレスの行を追加します。例えば、行 RATIONAL_LICENSE_FILE=@license-server-name.com または RATIONAL_LICENSE_FILE=@license-server-ip-address を追加します。

実行時ライセンスの例

テストを実行するには、正しいライセンス・キーをインストールする必要があります。

試用版のライセンス・キーでは、初回のインストールから 30 日間、Rational Performance Tester を実行できます。製品を初めにインストールしてから 30 日後に、試用版のライセンスが期限切れになります。試用版のライセンスでは、5 名までの仮想ユーザーで HTTP パフォーマンス・テストを実行できます。SOA 以外のプロトコルについては、試用版のライセンスでは、単一のユーザーでテストを実行できます。Rational Performance Tester の試用版ライセンスでは、SOA プロトコルを使用してテストを実行することはできません。

インストール済みのライセンス・キーに対応する、使用可能な仮想ユーザーの数を以下の表に示します。

プロトコル 試用版 プロトコル・キー 500 ユーザーの仮想テスター・キー・パックおよびプロトコル・キー
HTTP 5 n/a 505
Siebel 1 5 505
SAP 1 5 505
MySAP 1 5 505
Citrix 1 5 505
Socket 1 n/a 505
SOA 0 5 505

ライセンスの購入

現行の製品ライセンスの有効期限が切れる場合、またはチーム・メンバー用に追加の製品ライセンス が必要な場合は、新規ライセンスをご購入いただけます。

手順

  1. 購入するライセンスのタイプを決定します。
  2. ibm.com にアクセスするか、IBM 営業担当員に連絡を取り、製品ライセンスを購入します。詳しくは、IBM Web ページのソフトウェアのご注文方法をご覧ください。
  3. 購入したライセンス・タイプに応じて、受け取ったライセンス証書を使用し、以下のいずれかを実行して製品を使用可能にします。

次のタスク

この後、アクティベーション・キットをインポートするか、製品のフローティング・ライセンス・サポートを使用可能にする場合は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。

インストール済みパッケージに関するライセンス情報の表示

IBM Installation Manager からインストール済みパッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。

タスクの結果

インストールされているパッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、 および有効期限が表示されます。

Web ベースのヘルプの構成

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を、セットアップまたは変更する必要がある場合があります。

Web ベースのヘルプへのアクセス

製品のヘルプを、インターネット上の製品インフォメーション・センターで入手できます。このヘルプは製品内で表示することができます。

始める前に

インストール時に、リモート・インフォメーション・センターからヘルプ・コンテンツにアクセスするオプションが選択されています。これはデフォルトの選択です。

このタスクについて

製品のヘルプ・システムでは、製品と共にインストールされたコンテンツやリモート・サーバーからのコンテンツを、インフォメーション・センターを実行して取得できます。製品のインフォメーション・センターには、最新のヘルプ・コンテンツがあります。さらに、リモート・インフォメーション・センターからコンテンツを取得するよう製品が構成されている場合は、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」を選択してヘルプ・システムを開くことにより、インフォメーション・センターのコンテンツにアクセスできます。

製品のインフォメーション・センターは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rpthelp/v8r1m0/index.jsp から使用できます。

インフォメーション・センターへの接続を確認するには、次の手順に従います。

手順

  1. 「ウィンドウ」 -> 「設定」をクリックして、「設定」ウィンドウを開きます。
  2. 「ヘルプ」 -> 「コンテンツ」を選択します。
  3. 「リモート・インフォメーション・センターからのヘルプ・コンテンツを含める (Include help content from a remote infocenter)」が選択されていることを確認します。
  4. 製品のインフォメーション・センターの URL が、使用可能なインフォメーション・センターのリストにあることを確認します。インフォメーション・センターがリストにない場合は、次のステップを実行します。
    1. 「追加」をクリックします。
    2. 「名前」フィールドに、接続の名前を入力します。
    3. 「ホスト」フィールドに publib.boulder.ibm.com と入力します。
    4. 「パス」フィールドに /infocenter/rpthelp/v8r1m0 と入力します。
    5. 「デフォルト・ポートの使用」を選択します。
    6. 「OK」をクリックします。
  5. 製品のインフォメーション・センターの項目を選択します。
  6. 「接続のテスト」をクリックします。

タスクの結果

接続が行われる場合は、「接続は成功しました (Connection Successful)」が表示されます。「接続は失敗しました」が表示される場合、アクティブなインターネット接続があることを検証し、設定を確認してください。

アーカイブ・ファイルからのヘルプ・コンテンツのインストール

このトピックでは、製品に組み込まれたアーカイブ・ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールする方法について説明します。製品をインストールするときは、ほとんどのヘルプ・コンテンツはインストールされていません。インターネット接続がない場合、ヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスするため、組み込まれたアーカイブ・ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールできます。

始める前に

インストール時に、ヘルプ・アクセス・オプション「ヘルプをダウンロードし、コンテンツにローカルにアクセスする (Download help and access the content locally)」が選択されています。ヘルプ・システム・ウィンドウが開いている場合は、以下の手順を開始する前に閉じてください。

このタスクについて

次の手順を使用すると、組み込まれたアーカイブ・ファイル、または http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/documentation/updatesites/ からダウンロードしたアーカイブ・ファイルから、ヘルプをインストールすることができます。組み込まれたアーカイブ・ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. ヘルプ・アーカイブ・ファイル RPT8.1_updateSite.zip を一時フォルダーに解凍します。 Windows では、ヘルプ・アーカイブ・ファイルはデフォルトで C:¥Program Files¥IBM¥SDP¥rpt¥remotehelp¥docs ディレクトリーにインストールされ、com.ibm.rpt.remote.help.updateSite.zip という名前が付けられます。
  2. Rational Performance Tester を始動し、ワークスペースを選択します。 ヘルプ・コンテンツをインストールする必要があることを示す警告メッセージが表示されます。
  3. 「Local Help Updater の起動 (Launch Local Help Updater)」をクリックします。 あるいは、製品のメインウィンドウから、「ヘルプ」 -> 「Local Help Updater」をクリックします。 Local Help Updater は、ブラウザー・アプリケーションです。 Local Help Updater を実行するため、ブラウザーのセキュリティー設定を調整するようにプロンプトが表示される場合があります。 Updater サイトは別のブラウザー・ウィンドウに開きます。
  4. 「公開サイト (Public Sites)」ページで、「内部サイト (Internal Sites)」タブをクリックします。
  5. 正符号アイコンをクリックします。ファイル選択機能ウィンドウが開きます。
  6. 「名前」フィールドに名前を入力します。 例えば、「Rational Performance Tester ドキュメンテーション」と入力します。
  7. 「参照」をクリックして、RPT8.1_updateSite.zip を解凍したディレクトリーにナビゲートします。 site.xml ファイルを選択し、「OK」をクリックします。 これで、内部サイトのリストに名前とロケーションが表示されます。
  8. 内部サイトの名前をクリックします。
  9. 「使用可能なフィーチャー (Available Features)」リストには、ダウンロード可能なヘルプのリストが取り込まれます。 使用しているネットワーク接続の速度によって、これには数分かかる場合があります。必要なヘルプ・コンテンツを選択します。
  10. 「インストール」をクリックします。 ヘルプ・コンテンツがダウンロードされ、インストールされます。進行状況表示バーが開き、ダウンロード状況が追跡されます。ヘルプがインストールされると、次のメッセージが表示されます。「Platform has been reset. You must restart your workbench for the changes to take effect
  11. 「OK」をクリックして、ブラウザー・ウィンドウを閉じます。
  12. 製品で、「ファイル」 -> 「再始動」をクリックします。

タスクの結果

選択したヘルプはシステムにインストールされました。

Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストール

このトピックでは、Local Help System Updater を使用して、 更新サイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードする方法について説明します。製品をインストールするときは、ほとんどのヘルプ・コンテンツはインストールされていません。すべてのヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスするには、IBM Local Help System Updater Web サイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードする必要があります。

始める前に

インストール時に、ヘルプ・アクセス・オプション 「ヘルプをダウンロードし、コンテンツにローカルにアクセスする (Download help and access the content locally)」が選択されています。 製品のヘルプを使用する前に、ヘルプをローカル・システムにダウンロードする必要があります。ヘルプ・システム・ウィンドウが開いている場合は、以下の手順を開始する前に閉じてください。

このタスクについて

Local Help System Updater サイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 製品を開き、「ヘルプ」 -> 「Local Help Updater」をクリックします。 Updater サイトは別のブラウザー・ウィンドウに開きます。
  2. 「公開サイト (Public Sites)」ページで、ダウンロードするヘルプの URL を選択します。
  3. 「使用可能なフィーチャー (Available Features)」リストには、ダウンロード可能なヘルプのリストが取り込まれます。 使用しているネットワーク接続の速度によって、これには数分かかる場合があります。必要なヘルプ・コンテンツを選択します。
  4. 「インストール」をクリックします。 ヘルプ・コンテンツがダウンロードされ、インストールされます。進行状況表示バーが開き、ダウンロード状況が追跡されます。
  5. ダウンロードが完了したら、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

タスクの結果

選択したヘルプはシステムにインストールされました。インターネット接続が使用可能であれば、アプリケーションを開始するたびにファイルは自動的に更新されます。

ヘルプ・コンテンツの更新

Local Help System Updater を使用して、製品を再始動せずにローカル・ヘルプ・コンテンツを更新します。インターネット接続が使用可能な場合、ローカル・ヘルプ・コンテンツは製品を始動するたびに自動的に更新されます。

始める前に

ローカル・ヘルプ・コンテンツを更新するには、最初に製品のヘルプ・コンテンツを Local Help System Updater Web サイトからダウンロードする必要があります。ヘルプ・コンテンツのダウンロードについては、Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストールを参照してください。インターネット接続が必要です。

このタスクについて

インターネット接続がある場合は、製品を始動する度に更新が自動的にインストールされます。製品を再始動せずにヘルプを更新する場合は、以下の手順を実行します。

手順

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 -> 「Local Help Updater」を選択して、Local Help System Updater を開きます。 Updater サイトは別のブラウザー・ウィンドウに開きます。
  3. 「インストール済みのフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 「更新を検索 (Search for Updates)」をクリックします。 インストールしたコンテンツに対する更新が入手可能な場合、それらの更新がヘルプ・システムにインストールされます。進行状況表示バーが要求の状況を示します。
  5. 更新が完了したら、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

ヘルプ・コンテンツの除去

Local Help System Updater を使用して、インストール済みのヘルプ・コンテンツを除去します。

始める前に

Local Help System Updater を使用してヘルプ・フィーチャーをダウンロードした場合に、ヘルプ・コンテンツを除去するには、この手順を使用します。

このタスクについて

Local Help System Updater を使用してインストール済みコンテンツを除去するには、以下のようにします。

手順

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 -> 「Local Help Updater」を選択して、Local Help System Updater を開きます。 Updater サイトは別のブラウザー・ウィンドウに開きます。
  3. 「インストール済みのフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 除去するフィーチャーを選択して、「除去」をクリックします。 選択したヘルプ・フィーチャーがシステムから除去されます。進行状況表示バーが要求の状況を示します。
  5. 除去が完了したら、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

ヘルプ・コンテンツのためのイントラネット・サーバーのセットアップ

ユーザーにヘルプ・コンテンツを提供するため、ファイアウォールの後ろ側にイントラネット・サーバーをセットアップできます。このようにすると、ユーザーはヘルプ・コンテンツを自分のコンピューターにダウンロードして保存する必要がありません。

始める前に

ファイアウォールの後ろ側に、ユーザーがアクセスできる使用可能なサーバーがあることを確認します。

このタスクについて

ヘルプ・コンテンツのためのイントラネット・サーバーのセットアップについては、Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。

ヘルプ・コンテンツのアクセス方法の変更

ヘルプ・コンテンツを取得する方法を変更することができます。

始める前に

インストール・プロセス中に、ヘルプ・コンテンツのアクセス方法が選択されています。そのヘルプ・コンテンツのアクセス方法を変更する前に、ヘルプ・ブラウザーを閉じてください。

このタスクについて

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更するには、以下のようにします。

手順

  1. 「ウィンドウ」 -> 「設定」の順にクリックします。「設定」ウィンドウが開きます。
  2. 「ヘルプ」項目を展開してから、「コンテンツ」をクリックします。インフォメーション・センター (1 つまたは複数) のリストが開きます。選択されたアクセス方法によって、以下の手順の 1 つを実行します。
    1. 「コンテンツ」リストでインターネット URL を選択してから「使用不可にする」をクリックすることにより、インターネット・サイトへのリンクを使用不可にします。
    2. 「追加」をクリックします。その後、イントラネット接続に名前を指定し、ヘルプ・コンテンツを含むサーバーのイントラネット URL を指定して、「OK」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックして「設定」を閉じます。
    4. 「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからのヘルプ・コンテンツを含める (Include help content from a remote infocenter)」が選択されていることを確認します。
    2. 「コンテンツ」リストでその接続を選択してから「使用不可にする」をクリックすることにより、製品のインフォメーション・センターへのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックしてから、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。ローカル・ホスト IP アドレス 127.0.0.1 およびパス /help を指定します。任意の未使用のポート番号を選択し、「OK」をクリックします。
    4. 作業を保存し、製品を閉じて再始動します。
    5. Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストールの説明に従ってヘルプ・コンテンツをダウンロードします。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからのヘルプ・コンテンツを含める (Include help content from a remote infocenter)」が選択されていることを確認します。
    2. 「コンテンツ」リストでその接続を選択してから「使用不可にする」をクリックすることにより、ローカル・ホストへのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックします。その後、接続に名前を指定し、ヘルプ・コンテンツを含む IBM Web サイトのインターネット URL を指定して、「OK」をクリックします。この URL は、既に接続リストにある場合があります。リストされている場合は、その接続を選択して「使用可能にする」をクリックします。
    4. 「OK」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。
    5. 「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからのヘルプ・コンテンツを含める (Include help content from a remote infocenter)」が選択されていることを確認します。
    2. 「コンテンツ」リストでその接続を選択してから「使用不可にする」をクリックすることにより、ローカル・ホストへのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックします。その後、接続に名前を指定し、ヘルプ・コンテンツを含むサーバーのイントラネット URL を指定して、「OK」をクリックします。
    4. 「OK」をクリックして「設定」を閉じます。
    5. 「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからのヘルプ・コンテンツを含める (Include help content from a remote infocenter)」が選択されていることを確認します。
    2. 「コンテンツ」リストでその接続を選択してから「使用不可にする」をクリックすることにより、イントラネット・サーバーへのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックしてから、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。ローカル・ホスト・アドレス 127.0.0.1 およびパス /help を指定します。任意の未使用のポート番号を入力し、「OK」をクリックします。
    4. 作業を保存し、製品を閉じて再始動します。
    5. Local Help System Updater を使用したヘルプ・コンテンツのインストールの説明に従ってヘルプ・コンテンツをダウンロードします。
    1. 「コンテンツ」リストでイントラネット URL を選択して「使用不可にする」をクリックすることにより、イントラネット・サイトへのリンクを使用不可にします。
    2. 「追加」をクリックします。その後、接続に名前を指定し、ヘルプ・コンテンツを含む IBM Web サイトの URL を指定して、「OK」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。
    4. 「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。

特記事項

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本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

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IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
5 Technology Park Drive
Westford, MA  01886
U.S.A.

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資 料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、 またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

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商標

IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corp. の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。