IBM Rational Performance Tester バージョン 8.2.1 および IBM Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2.1

インストール・ガイド


ご注意

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

第1刷 2011.11

本書は、IBM Rational Performance Tester バージョン 8.2.1、IBM Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2.1、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

Copyright International Business Machines Corporation 2000, 2011.

目次

Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent のインストール
製品の概要
インストールの概要
インストールの規則および用語
インストールの計画
Installation Manager の概要
インストール要件
インストールの注意点
Windows または Linux での Rational Performance Tester または Rational Performance Tester Agent のインストール
ランチパッドの開始
セットアップ・ディスクからのインストールの開始
製品ソフトウェアのインストール
Rational Performance Tester Agent のインストール
AIX での Rational Performance Tester Agent のインストール
z/OS (OS/390) での Rational Performance Tester Agent のインストール
前のバージョンの Agent Controller のアンインストール
オペレーティング・システム環境の構成
Agent Controller のインストール
z/OS (OS/390) での Agent Controller の始動および停止
z/OS (OS/390) での Rational Performance Tester Agent Controller のアンインストール
ライセンスの管理
ライセンスについて
ライセンスの使用可能化
テスト用の実行時ライセンスの使用可能化
ライセンスの購入
インストール済みパッケージに関するライセンス情報の表示
アーカイブ・ファイルからのヘルプ・コンテンツのインストール
特記事項
商標

Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent のインストール

このインストール・ガイドには、IBM® Rational® Performance Tester および IBM Rational Performance Tester Agent のインストール、更新、およびアンインストール方法が記載されています。

注:
インストールの前に、IBM Rational Performance Tester リリース・ノートで最新のインストールの問題について調べてください。

製品の概要

このインストール・ガイドは、Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent の 2 つの独立した製品を対象としています。Rational Performance Tester Agent は、Rational Performance Tester とともに使用するためのツールです。 エージェントは、Rational Performance Tester 製品キットの一部として組み込まれています。Rational Performance Tester Agent は、負荷の生成をその他のコンピューターに分散させることにより、サーバー・ベースのソフトウェア・アプリケーションの負荷テストおよびスケーラビリティー・テストを自動化するために使用されます。このリリースでは、Rational Performance Tester Agent は 64 ビット・アプリケーション・サーバーからの応答時間明細データの収集のサポートを提供します。

注:
64 ビット・エージェント・コンピューターは、応答時間明細のためだけに使用してください。他の目的には使用しないでください。

Rational Performance Tester を使用すると、サービス・レベルの合意および実動レベルの負荷を満たすようにソフトウェア・アプリケーションを拡張して実行することができます。リモート・コンピューターに追加のエージェントをインストールすることにより、負荷生成能力を増やすことができます。

インストール対象のコンピューターのタイプ (32 ビットまたは 64 ビット) に応じて、製品の最新バージョンをインストールするための異なるオプションがあります。Rational Performance Tester 8.2 のインストール済みバージョンは、バージョン 8.2.1 の前提条件です。以下のリストに、このリリースのインストール・オプションを示します。

注:
Rational Performance Tester ワークベンチおよび Rational Performance Tester Agent 製品は個別の製品であり、別々にインストールする必要があります。

Rational Performance Tester ワークベンチの場合:

Rational Performance Tester Agent の場合:

注:
重要なロールバック情報: 以下の Rational Performance Tester リリースのいずれかのバージョンから更新する場合: 上記のリリース・バージョンにロールバックする機能を維持する場合、Rational Performance Tester バージョン 8.2.1 に更新する前に、最初にシステムをバージョン 8.2.0.6 に更新する必要があります。技術的な理由から、8.2.1 は 8.2.0.6 以外のバージョンへは直接ロールバックできません。8.2.0.6 へ更新してから、8.2.1 へと更新している場合、8.2.0.6 へロールバックしてから、上記のリストの任意のバージョンへと 8.2.0.6 からロールバックできます。

インストールの概要

インストールの規則および用語

以下の用語および規則を理解すると、インストール情報および製品を十分に活用できます。

このインストール情報では、以下の規則を使用します。

インストールのトピックでは以下の用語を使用します。

インストール・ディレクトリー
パッケージがインストールされた後の製品成果物のロケーション
パッケージ
ソフトウェア製品のインストール可能ユニット。ソフトウェア製品パッケージは、個別にインストール可能なユニットであり、ソフトウェア製品の他のパッケージとは独立して操作することができます。
パッケージ・グループ
パッケージ・グループは、さまざまな製品パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーです。Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成することも、パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールすることもできます。同じパッケージ・グループにインストールされる Eclipse ベースのパッケージは、Eclipse のシェル共用フィーチャーを使用できます。一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できません。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。
リポジトリー
インストール可能ソフトウェア・パッケージ用のストレージ域。リポジトリーは、ディスク・メディア、ローカル・ハード・ディスク上のフォルダー、あるいはサーバーや Web ロケーションになります。
共用ディレクトリー
場合によっては、製品パッケージはリソースを共用できます。これらのリソースは、パッケージが共用するディレクトリーにあります。

インストールの計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、 事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、 インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

Installation Manager の概要

IBM Installation Manager は、パッケージのインストール、更新、変更のためのプログラムです。このプログラムは、これを使用してコンピューターにインストールした IBM アプリケーション (つまりパッケージ) を管理する際に役立ちます。また、Installation Manager は、インストール済み製品の追跡、インストール可能な製品の判別、およびインストール・ディレクトリーの編成にも役立ちます。

Installation Manager には、パッケージの最新状態の保持、パッケージの変更、パッケージのライセンス管理、およびパッケージのアンインストールに役立つ機能が用意されています。

Installation Manager には、パッケージの保持を容易にする、以下の 6 つのウィザードが含まれます。

インストール要件

インストールには、正しいハードウェア、サーバー環境、オペレーティング・システム、およびソフトウェアのインストールおよび実行のためのユーザー特権が必要です。

最新の詳細なシステム要件については、http://www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/sysreq/index.html で Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent を参照してください。

ハードウェア要件

製品をインストールする前に、ご使用のシステムが以下の最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。これらの要件は、IBM Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent に適用されます。

ハードウェア 要件
プロセッサー 最小要件: 1.5 GHz Intel Pentium 4 (最適な結果を得るためにはそれ以上)。大規模なテスト実行で最善の結果を得るには、2 GHz 以上の Intel Pentium デュアルコア・プロセッサーを使用してください。
メモリー Rational Performance Tester ワークベンチの最小要件: 1 GB の RAM、Agent のみの最小要件: 500 MB の RAM。 大規模なテスト実行で最善の結果を得るには、2 GB の RAM を使用してください。
ディスク・スペース

最小要件: 1.5 GB の製品パッケージ・インストール用のディスク・スペース。 開発するリソース用に追加ディスク・スペースが必要です。

注:
  • ディスク・スペース要件は、インストールするフィーチャーによって増減する場合があります。
  • この製品をインストールするための製品パッケージをダウンロードする場合は、 追加のディスク・スペースが必要になります。
  • Windows の場合。 NTFS の代わりに FAT32 を使用する場合は、追加のディスク・スペースが必要になります。
  • Windows の場合。 環境変数 TEMP で指定したディレクトリーに追加の 500 MB のディスク・スペースが必要です。
  • Linux の場合。 /tmp ディレクトリーに追加の 500 MB のディスク・スペースが必要です。
  • 大規模なテスト実行では、数 G バイト (GB) のデータを格納することがあります。大規模なテスト実行を試行する前に、十分なディスク容量があることを確認してください。
ディスプレイ 最低でも 256 色を使用する 1024 x 768 の解像度 (最適な結果を得るためにはそれ以上)。

Agent のみの場合: 最低でも 256 色を使用する 800 x 600 のディスプレイ (最適な結果を得るためにはそれ以上)。

その他のハードウェア Microsoft マウスまたは互換のポインティング・デバイス。

ソフトウェア要件

製品をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。

オペレーティング・システム

本製品では以下のオペレーティング・システムがサポートされます。

オペレーティング・システム Rational Performance Tester バージョン 8.2.1 ワークベンチ Rational Performance Tester バージョン 8.2.1 Agent
AIX® 5.3 TL7 以降 いいえ はい
AIX 6.1 いいえ はい
Red Hat Desktop 4 更新 1 から 8 (Intel プラットフォーム) はい はい
Red Hat Enterprise Linux 4 更新 1 から 8 (Intel プラットフォーム) はい はい
Red Hat Enterprise Linux 5 更新 1 から 5 (Intel プラットフォーム) はい はい
SuSE Linux Enterprise Server バージョン 9.0 SP1 から SP4 (Intel プラットフォーム) はい はい
SuSE Linux Enterprise Desktop / Enterprise Server バージョン 10.0 から SP3 (Intel プラットフォーム) はい はい
SuSE Linux Enterprise Server バージョン 11 から SP1 (Intel プラットフォーム)
Microsoft Windows Server 2003 Enterprise/Standard Edition (Service Pack 1、2、または 3) はい はい
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition はい はい
Microsoft Windows Server 2008 SP1 および SP2 はい はい
Microsoft Windows XP (Service Pack 1、2、または 3) はい はい
Microsoft Windows Vista SP1 および SP2 はい はい
Microsoft Windows 7 はい (注を参照) はい
IBM WebSphere® Application Server 64 ビット はい はい
z/OS® 1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9 System Z いいえ はい (注を参照)
注:

z/OS 上の Rational Agent Controller の Java 要件

z/OS オペレーティング・システムでは、Java 6 が必要です。詳しくは、http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/software/java/products/j6pcont31.html#j6getting を参照してください。

インストール済みの Eclipse IDE を拡張するためのソフトウェア要件

このバージョンの IBM Rational Software Delivery Platform の製品は、Eclipse 統合開発環境 (IDE) のバージョン 3.6 以降で使用するように開発されています。既存の Eclipse IDE の拡張は、 eclipse.org から提供される最新の更新が適用されたバージョン 3.6 でのみ可能です。

インストール済みの Eclipse IDE を 拡張するためには、次の Java 開発 キットのいずれかに含まれる Java ランタイム環境も必要です。

注:
Rational Performance Tester に更新をインストールするためには、Eclipse のバージョンを更新する必要がある場合があります。前提条件となる Eclipse バージョンの変更についての詳細は、更新のリリース資料を参照してください。

サポートされる仮想化ソフトウェア

Rational Performance Tester は、Windows Server 2003 Standard Edition または Windows Server 2003 Professional Edition で実行される Citrix Presentation Server バージョン 4 または 4.5、および Windows Server 2008 で実行される XenApp5 with Citrix Client バージョン 9.x から 11.0 をサポートします。 Citrix Presentation Server のクライアントは Linux 上で使用可能ですが、Rational Performance Tester は Linux 上で Citrix 拡張機能をサポートしません。

Rational Performance Tester は、Windows Terminal Server 2003 以降もサポートします。

ワークベンチ・コンピューターとエージェント・コンピューターとの間でファイアウォールによって接続の問題が生じる可能性を低減させるには、ワークベンチ・コンピューターとエージェント・コンピューターを同じにローカル・ネットワークに配置し、リモート・デスクトップを使用して、ワークベンチ・コンピューターにアクセスします。仮想化したエージェント・コンピューターを使用しないでください。正確に負荷を生成し測定するには、エージェント・コンピューターには、ハードウェア・プラットフォームに対する完全なリアルタイム・アクセスが必要です。

追加のソフトウェア要件

ユーザー特権についての要件

Rational Performance Tester、Rational Service Tester、Rational Performance Tester Agent をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。

インストールの注意点

計画には、インストール・ロケーションの決定、他のアプリケーションの処理、Eclipse の拡張、ヘルプ・コンテンツのアップグレード、マイグレーション、および構成が含まれます。

インストール・ロケーション

IBM Installation Manager は、指定されたリポジトリーから製品パッケージを取得し、パッケージ・グループと呼ばれる選択された場所に製品をインストールします。

パッケージ・グループ

インストール時に、製品のインストール先であるパッケージ・グループ を指定します。

重要:
製品を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合は、Program Files ディレクトリー (C:Program Files) 内にパッケージ・グループを作成しないでください。ここに作成すると、管理者特権を持たないユーザーが製品を使用できなくなります。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリー は、製品リソースを複数の製品パッケージ・グループが使用できるようにインストールするための場所です。共用リソース・ディレクトリーは、製品パッケージの初回インストール時に定義します。最適な結果が得られるように、共用リソース・ディレクトリーには一番大きいディスク・ドライブを使用してください。すべての製品パッケージをアンインストールしない限り、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。

重要:
製品を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合は、Program Files ディレクトリー (C:Program Files) 内に共用リソース・ディレクトリーを作成しないでください。ここに作成すると、管理者特権を持たないユーザーが製品を使用できなくなります。

共存

一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、他の製品と共存し、機能を共用するように設計されています。パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品パッケージをインストールできるロケーションです。

製品の共存についての考慮事項

各製品パッケージをインストールする場合は、 その製品パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規にパッケージ・グループを作成するかを選択します。IBM Installation Manager は、 共用するように設計されていない製品や、バージョンの互換性およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。 一度に複数の製品をインストールする場合は、 それらの製品がパッケージ・グループを共用できなければなりません。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。 製品がインストールされると、製品の機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品と共用されます。開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、 製品のいずれか一方を始動すると、開発用機能とテスト機能の両方がユーザー・インターフェースで使用可能になります。モデリング・ツールを持つ製品を追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、開発機能、テスト機能、およびモデリング機能が使用可能になります。

Eclipse インスタンスを使用したインストール

IBM Installation Manager を使用してインストールする製品パッケージには、この製品パッケージの基本プラットフォームである、何らかのバージョンの Eclipse が付属しています。ご使用のワークステーションに既に Eclipse がインストールされている場合、製品パッケージをその Eclipse インストールに直接追加して、Eclipse 統合開発環境 (IDE) の機能を拡張できます。

Eclipse IDE を拡張すると、新規にインストールした製品の機能が追加されますが、ユーザーの IDE 設定は保持されます。以前にインストールしたプラグインも使用可能なままです。

ほとんどの場合、現在の Eclipse IDE は、インストール中の製品が使用する Eclipse と同じバージョンであるはずです。Installation Manager は、指定した Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしているか検査し、必要があれば eclipse.org からの最新更新のインストールを支援します。

重要:
製品を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合は、Program Files ディレクトリー (C:Program Files) 内に Eclipse をインストールしないでください。ここにインストールすると、管理者特権を持たないユーザーが製品を使用できなくなります。

既存の Eclipse IDE の拡張

製品パッケージをインストールする際に、コンピューターに既にインストールされている Eclipse 統合開発環境 (IDE) を新製品に含まれている機能に追加することによって、拡張を実現できます。

IBM Installation Manager を使用してインストールする製品パッケージは、Eclipse IDE またはワークベンチのある 1 つのバージョンと一緒にバンドルされています。このバンドルされているワークベンチは、Installation Manager パッケージの機能を提供するための基本プラットフォームです。 ただし、ご使用のワークステーション上に既存の Eclipse IDE がある場合は、それを拡張 するかどうか (つまり、製品パッケージで提供される追加機能を IDE に追加するかどうか) を選択可能です。

既存の Eclipse IDE を拡張するには、「パッケージのインストール」ウィザードの「ロケーション」ページで、「既存の Eclipse IDE の拡張 (Extend an existing Eclipse IDE)」オプションを選択します。

既存の Eclipse IDE を拡張するのは、例えば、製品パッケージで提供されている機能を利用するのに加えて、製品パッケージが提供する機能で作業する場合に現行 IDE の設定も保持したい場合です。また、すでに Eclipse IDE を拡張しているインストール済みのプラグインを使用して作業をしたい場合もあるでしょう。

既存の Eclipse IDE の拡張は、eclipse.org から提供される最新の更新が適用されたバージョン 3.6 でのみ可能です。 Installation Manager は、指定した Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしているか検査します。

注:
製品への更新をインストールするために、Eclipse のバージョンの更新が必要になる場合があります。前提条件となる Eclipse バージョンの変更についての詳細は、更新のリリース資料を参照してください。

Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やす

製品の最良のパフォーマンスを得るため、ファイル・ハンドルの数をデフォルトの 1024 ハンドルよりも増やします。

このタスクについて

重要:
Rational 製品を使用して作業する前に、ファイル・ハンドルの数を増やしてください。ほとんどの Rational 製品は、プロセスごとにデフォルトの上限である 1024 個より多くのファイル・ハンドルを使用します。この変更はシステム管理者が行う必要があります。

以下のステップに従って Linux でファイ ル記述子を増やす際には、慎重に実行してください。説明どおりに正しく行わない場合、コンピューターが正常に始動しない可能性があります。

手順


ファイル記述子を増やすには、以下のようにします。

  1. root としてログインします。root のアクセス権限がない場合は、取得してから継続してください。
  2. etc ディレクトリーに移動します。
    重要: 次のステップでファイル・ハンドルの数を増やす場合は、コンピューター上に空の initscript ファイルを残さないでください。残した場合、次回電源をオンにしたり再始動した場合に、コンピューターが始動しなくなります。
  3. vi エディターを使用して etc ディレクトリー内の initscript ファイルを編集する。この ファイルがない場合は、vi initscript と入力して作成してください。
  4. 1 行目に ulimit -n 30000 と入力する。ポイントは、30000 という数は、ほとんどの Linux コンピューターのデフォルトである 1024 よりもかなり大きい、という点です。
    重要:
    システム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があるため、ハンドルの数にはあまり多すぎる値を設定しないでください。
  5. 2 行目に eval exec "$4" と入力する。
  6. ステップ 4 と 5 が完了したことを確認してから、このファイルを保存して閉じます。
    注:
    ステップには正しく従うようにしてください。この手順を正しく実行しない場合、コンピューターは始動しません。
  7. オプション: etc/security ディレクトリーにある limits.conf ファイルを変更して、ユーザーまたはグループが使用できるハンドルの数を制限する。SUSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux バージョン 4.0 の両方で、このファイルがデフォルトで用意されています。 このファイルがない場合は、 前の手順のステップ 4 でもっと小さい数 (例えば 2048) を指定することを検討してください。このようにして、プロセスごとに開くことのできるファイル数について、ほとんどのユーザーに比較的低い上限を割り当てるようにしてください。 ステップ 4 で比較的低い数字を使用した場合は、ここで小さい数を指定することは それほど重要ではありません。 ただし、ステップ 4 で大きい数を設定した場合は、limits.conf ファイルで上限を設定しなければ、コンピューターのパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。

    すべてのユーザーを制限してから、後で異なる上限を設定する limits.conf ファイルの例を以下に示します。このサンプルでは、 前述のステップ 4 でハンドルを 8192 に設定したことを想定しています。

    *      soft nofile 1024
    *      hard nofile 2048
    root    soft nofile 4096
    root    hard nofile 8192
    user1   soft nofile 2048
    user1 hard nofile 2048

    上のサンプルの * は、 最初にすべてのユーザーの上限を設定するために使用されています。その上限は、 その後の上限よりも低くなっています。root ユーザーが開くことのできるハンドルの数は これより大きく、user1 が使用できる数はその 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに 含まれる文書を必ず読んで理解しておいてください。

次にすべき作業

ulimit コマンドについて詳しくは、ulimit のマニュアル・ページを参照してください。

Windows または Linux での Rational Performance Tester または Rational Performance Tester Agent のインストール

セットアップ・ディスクにはランチパッド・プログラムが含まれています。このプログラムからインストール・プロセスを開始することができます。

このタスクについて

次の場合に、ランチパッド・プログラムを使用してソフトウェアのインストールを開始します。

Rational Software Delivery Platform 用の IBM Installation Manager によってインストールされる製品の場合、インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、IBM Installation Manager がまだコンピューターにない場合、これが自動的にインストールされます。 さらにインストール・プロセスは、インストール・パッケージを含むリポジトリーのロケーションを使用して既に構成されています。 Installation Manager を別個にインストールする場合は、リポジトリー設定を手動で構成する必要があります。また、いくつかのサポート・ソフトウェア項目のインストールもランチパッドから開始できます。

管理者以外のユーザーとして Rational Performance Tester をインストールする場合、ランチパッド・プログラムを使用してインストール・プロセスを開始することはできません。その代わりに、セットアップ・ディスクから userinst プログラムを手動で実行する必要があります。userinst プログラムを実行すると、ランチパッドから Rational Performance Tester のインストールを開始する場合と同じ機能が利用できます。

ランチパッドの開始

ランチパッドを開始するには、以下のステップを完了してください。

手順

  1. CD からインストールする場合は、以下のステップを完了してください。
    1. セットアップ CD を CD ドライブに挿入します。
    2. Linux の場合。 CD ドライブをマウントします。
    3. コンピューターで自動実行が使用可能になっている場合は、ランチパッド・プログラムが自動的に開始します。ランチパッドが自動的に開始しない場合は、以下のステップのいずれかを実行してください。
      • Windows の場合。 CD のルート・ディレクトリーにある launchpad.exe を実行します。
      • Linux の場合。 CD のルート・ディレクトリーにある launchpad.sh を実行します。
  2. IBM Passport Advantage からダウンロードした電子ディスクからインストールする場合、コマンド行を開いてディスク・イメージを抽出したディレクトリーに変更し、次のいずれかを実行します。

結果

ランチパッド・プログラムが開始します。

セットアップ・ディスクからのインストールの開始

Rational Performance Tester を非管理者としてインストールする場合は、ランチパッド・プログラムからではなく、 セットアップ・ディスクから手動で userinst プログラムを実行する必要があります。userinst プログラムを実行すると、ランチパッドから製品のインストールを開始する場合と同じ機能が利用できます。

手順

  1. CD からインストールするには、以下のステップを実行してください。

    1. セットアップ CD を CD ドライブに挿入します。
    2. Linux の場合。 CD ドライブをマウントします。
    3. コンピューターで自動実行が使用可能になっている場合は、ランチパッド・プログラムが自動的に開始します。ランチパッド・プログラムを停止します。
    4. コマンド行で、セットアップ・ディスクのルートを変更して、次のいずれかを実行します。
      • Windows の場合。 管理者として、InstallerImage_win32\install.exe を実行します。
      • Windows の場合。 管理者以外のユーザーとして、InstallerImage_win32\userinst.exe を実行します。
      • Linux の場合。 管理者として、InstallerImage_linux/install を実行します。
      • Linux の場合。 管理者以外のユーザーとして、InstallerImage_linux/userinst を実行します。
  2. IBM Passport Advantage からダウンロードした電子ディスクからインストールする場合、コマンド行を開いてディスク・イメージを抽出したディレクトリーに変更し、次のいずれかを実行します。

結果

userinst または install プログラムが開始すると、Installation Manager がまだコンピューターにインストールされていない場合は、Installation Manager がインストールされます。さらに、Installation Manager は Rational Performance Tester のリポジトリー (インストール・ファイル) のロケーションで構成されます。

製品ソフトウェアのインストール

以下の説明に従って Rational Performance Tester をインストールします。

このタスクについて

インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、IBM Installation Manager は、既にコンピューター上にインストールされていない場合は自動的にインストールされ、製品パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前に構成された状態で起動します。Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。

コマンド・プロンプトからサイレント・モードで製品をインストールする方法を確認するには、IBM Installation Manager インフォメーション・センターの『サイレント・インストール』セクションを参照してください。

ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。

重要:
Windows Vista オペレーティング・システムでのインストールの注意点:

手順

  1. インストールの注意点をまだ確認していない場合は、記載事項を確認します。
  2. .zip や ISO などの圧縮ファイルからインストールする場合は、ファイルを共通ディレクトリーに解凍します。ディスク・イメージは、/disk1/disk2 などのディレクトリーに解凍します。セットアップ・ディスク・イメージは RPT_SETUP というディレクトリーに解凍します。 セットアップ・ディスクには、ランチパッド・プログラムが含まれます。
  3. CD からインストールする場合、1 枚目の製品ディスクを CD ドライブに挿入します。ワークステーションで自動実行が有効になっている場合は、ランチパッドは自動的に開始します。有効になっていない場合は、ランチパッド・プログラムを手動で開始します。
  4. ランチパッドと Installation Manager を実行する際の言語を選択します。
  5. ランチパッド・メニューからインストールする製品を選択します。「パッケージのインストール」ウィンドウが開きます。
  6. 製品パッケージをクリックして強調表示します。画面の下部にある「詳細」ペインにパッケージの説明が表示されます。
  7. 製品パッケージに対する更新を検索するには、「他のバージョン、フィックス、および拡張機能の確認 (Check for Other Versions, Fixes, and Extensions)」をクリックします。製品パッケージの更新が見つかった場合は、それらの更新が、「パッケージのインストール」ページの「インストール・パッケージ」リスト内の対応する製品の下に表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
  8. インストールする製品パッケージおよびそのパッケージに対する更新 (ある場合) を選択します。依存関係を持つ更新の選択およびクリアは、自動的に一緒に行われます。「次へ」を クリックして先に進みます。
    注:
    複数のパッケージを同時にインストールすると、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
  9. サポートされるバージョンの IBM Rational License Key Administrator がインストールされていない場合、「前提条件」ページに警告メッセージが表示されます。サポートされるバージョンの Rational License Key Administrator は製品に付属しています。ライセンス・サーバーを管理するには、サポートされるバージョンの Rational License Key Administrator をインストールする必要があります。ランチパッド・プログラムを使用して製品をインストールする場合、Rational License Key Administrator が「パッケージのインストール」ページにリストされます。Installation Manager を開始する場合は、Rational License Key Administrator を製品と同時にインストールするには、Rational License Key Administrator のリポジトリーを追加する必要があります。「次へ」を クリックして先に進みます。
  10. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読んでください。インストールするパッケージを複数選択した場合は、パッケージごとにご使用条件がある場合があります。「ライセンス」ページの左側で、 各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールを選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。
    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  11. 「ロケーション」ページで、「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに 共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、 デフォルト・パスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループで共用できるリソースが含まれています。「次へ」を クリックして先に進みます。

    デフォルト・パスは次のとおりです。

    重要:
    共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回 インストール時にのみ指定できます。 将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには 一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールしない限り、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  12. 「ロケーション」ページで、製品パッケージのインストール先のパッケージ・グループ を作成します。または、これが更新の場合は、既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
    1. 新規パッケージ・グループの作成」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。

      デフォルト・パスは以下のとおりです。

      • Windows の場合。 C:\Program Files\IBM\SDP
      • Linux の場合。 /opt/IBM/SDP
    3. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  13. 次の「ロケーション」ページで、コンピューターに既にインストールされている既存の Eclipse IDE を拡張することを選択して、インストールするパッケージの機能を追加できます。このオプションを選択するには、eclipse.org から提供される最新の更新が適用された Eclipse バージョン 3.6 を使用していなければなりません。
  14. 「フィーチャー (Features)」ページの「翻訳 (Translations)」で、パッケージ・グループの言語を選択します。製品パッケージのユーザー・インターフェース およびドキュメンテーションについて、対応する翻訳がインストールされます。
  15. 次の「フィーチャー」ページで、インストールするパッケージ・フィーチャーを選択します。
    1. オプション: フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。
    2. オプション: フィーチャーをクリックすると、「詳細」の下に簡単な説明が表示されます。
    3. パッケージのフィーチャーを選択または選択解除します。Installation Manager は、他の フィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    4. フィーチャーの選択が終了したら、「次へ」をクリックして続けます。
  16. 共通ライセンス交付の構成ページで、ワークベンチ・コンピューターのライセンス交付の構成に使用するライセンス・サーバーの TCP/IP ポート番号およびホスト名を入力します。ポート番号とホスト名はアットマーク (@) で区切ります。ポートとホストのペアはセミコロン (;) で区切ります。デフォルト・ポートを使用する場合は、ポート番号を省略します。使用するライセンス・サーバーのポート番号および名前がわからない場合は、インストール後に Rational License Key Administrator を使用してライセンス・サーバーを構成できます。例えば、license1、license2、および license3 という名前の 3 つのライセンス・サーバーがそれぞれ ポート 27000、デフォルト・ポート、ポート 1765 を使用するように構成するには、27000@license1;@license2;1765@license3 というテキストを入力します。
  17. ヘルプ・システム構成ページで以下のいずれかのオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

  18. 製品パッケージをインストールする前に「要約」ページで選択項目を確認します。前のページで行った選択を変更するには、「戻る」をクリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、 「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。インストールの完了パーセンテージが進行標識に表示されます。
  19. インストール・プロセスが完了すると、プロセスの完了を確認するメッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで 現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。 処理を続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「パッケージのインストール」ウィザードで、終了時に製品を開始するかどうかを選択します。
    3. 終了」をクリックして、選択したパッケージを開始します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、 ランチパッド・プログラムに戻ります。
  20. 製品にライセンスを交付します。

Rational Performance Tester Agent のインストール

以下の説明に従って Rational Performance Tester Agent をインストールします。

このタスクについて

インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、IBM Installation Manager は、既にコンピューター上にインストールされていない場合は自動的にインストールされ、製品パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前に構成された状態で起動します。Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。

コマンド・プロンプトからサイレント・モードで製品をインストールする方法を確認するには、IBM Installation Manager インフォメーション・センターの『サイレント・インストール』セクションを参照してください。

ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。

重要:
Windows Vista オペレーティング・システムでのインストールの注意点:

手順

  1. インストールの注意点をまだ確認していない場合は、記載事項を確認します。
  2. .zip や ISO などの圧縮ファイルからインストールする場合は、ファイルを共通ディレクトリーに解凍します。ディスク・イメージを RPTAGENT_SETUP という名前のディレクトリーに解凍してください。
  3. CD からインストールする場合、1 枚目の製品ディスクを CD ドライブに挿入します。ワークステーションで自動実行が有効になっている場合は、ランチパッドは自動的に開始します。有効になっていない場合は、ランチパッド・プログラムを手動で開始します。
  4. ランチパッドと Installation Manager を実行する際の言語を選択します。
  5. ランチパッドのメニューから、「IBM Rational Performance Tester Agent のインストール」を選択します。「パッケージのインストール」ウィンドウが開きます。
  6. 製品パッケージをクリックして強調表示します。画面の下部にある「詳細」ペインにパッケージの説明が表示されます。
  7. 製品パッケージに対する更新を検索するには、「他のバージョン、フィックス、および拡張機能の確認 (Check for Other Versions, Fixes, and Extensions)」をクリックします。製品パッケージの更新が見つかった場合は、それらの更新が、「パッケージのインストール」ページの「インストール・パッケージ」リスト内の対応する製品の下に表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
  8. インストールする製品パッケージおよびそのパッケージに対する更新 (ある場合) を選択します。依存関係を持つ更新の選択およびクリアは、自動的に一緒に行われます。「次へ」を クリックして先に進みます。
    注:
    複数のパッケージを同時にインストールすると、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
  9. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読んでください。インストールするパッケージを複数選択した場合は、パッケージごとにご使用条件がある場合があります。「ライセンス」ページの左側で、 各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールを選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。
    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  10. 「ロケーション」ページで、「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに 共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、 デフォルト・パスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループで共用できるリソースが含まれています。「次へ」を クリックして先に進みます。

    デフォルト・パスは次のとおりです。

    重要:
    共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回 インストール時にのみ指定できます。 将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには 一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールしない限り、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  11. 「ロケーション」ページで、製品パッケージのインストール先のパッケージ・グループ を作成します。または、これが更新の場合は、既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
    1. 新規パッケージ・グループの作成」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。

      デフォルト・パスは以下のとおりです。

      • Windows の場合。 C:\Program Files\IBM\SDP
      • Linux の場合。 /opt/IBM/SDP
    3. 「次へ」を クリックして先に進みます。
    アーキテクチャー選択のコントロールが使用可能な場合、32 ビットまたは 64 ビットが選択できます。 Rational Application Performance Analyzer の使用時に 64 ビットのアプリケーション・サーバーからデータを収集する予定がある場合にのみ、64 ビット・バージョンの Agent Controller をインストールしてください。 64 ビット・バージョンの Agent Controller のそれ以外での使用はサポートされません。
  12. 次の「ロケーション」ページで、コンピューターに既にインストールされている既存の Eclipse IDE を拡張することを選択して、インストールするパッケージの機能を追加できます。このオプションを選択するには、eclipse.org から提供される最新の更新が適用された Eclipse バージョン 3.6 を使用していなければなりません。
  13. 「フィーチャー (Features)」ページの「翻訳 (Translations)」で、パッケージ・グループの言語を選択します。製品パッケージのユーザー・インターフェース およびドキュメンテーションについて、対応する翻訳がインストールされます。
  14. 次の「フィーチャー」ページで、インストールするパッケージ・フィーチャーを選択します。
    1. オプション: フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。
    2. オプション: フィーチャーをクリックすると、「詳細」の下に簡単な説明が表示されます。
    3. パッケージのフィーチャーを選択または選択解除します。Installation Manager は、他の フィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    4. フィーチャーの選択が終了したら、「次へ」をクリックして続けます。
  15. 次の「フィーチャー」ページで、Agent Controller を構成します。「標準インストール (Typical installation)」または「カスタム・インストール (Custom installation)」のどちらかを選択します。「カスタム・インストール (Custom installation)」を選択した場合は、以下の手順でアクセス・リストを定義してセキュリティーを使用可能にすることができます。
    1. オプション: 「アクセス・リスト (Access List)」を指定します。 Agent Controller がインストールされたコンピューター、または特定のコンピューターのリストに対するアクセスを制限できます。
    2. オプション: 「セキュリティー」を構成します。 暗号化通信を使用可能にし、アクセスを特定のユーザー ID のセットに制限することができます。
  16. 製品パッケージをインストールする前に「要約」ページで選択項目を確認します。前のページで行った選択を変更するには、「戻る」をクリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、 「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。インストールの完了パーセンテージが進行標識に表示されます。
  17. インストール・プロセスが完了すると、プロセスの完了を確認するメッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで 現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。 処理を続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 終了」をクリックして、選択したパッケージを開始します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、 ランチパッド・プログラムに戻ります。
  18. 以下の手順に従って、テスト・サーバーでデータ収集を使用可能にします。
    1. スタート」メニューから、「IBM データ収集インフラストラクチャー (IBM Data Collection Infrastructure)」 > 「アプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能」を選択し、インスツルメンテーション・アプリケーションを開きます。
    2. ローカル・サーバーのインスツルメント」をクリックし、サーバー上で実行しているアプリケーション・サーバーのタイプを選択します。
    3. サーバー・タイプのフィールドに入力し (必要な場合はサーバーのロケーションも含む)、「OK」をクリックします。
    4. インスツルメンテーションが有効になるように、サーバーを停止してから始動します。
    注:
    Rational Performance Tester のテスト・スケジュールの結果内でトランザクション明細機能を使用可能にするためには、データ収集インフラストラクチャーに関係するすべての IBM Rational Performance Tester システムでデータ収集ソフトウェアを実行しておく必要があります。
    注:
    サーバーのインスツルメント時またはインスツルメントの解除時に、アプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能または instrumentServer.bat (または instrumentServer.sh) バッチ・ファイルが失敗して、一般エラー・メッセージ (インストール/アンインストール中にエラーが発生しました) が表示される可能性があります。このエラーが発生した場合は、IBM Tivoli® の共通ディレクトリーにあるログ・ファイルで詳細情報を見つけて、エラーのトラブルシューティングに役立てることができます。Windows では、このディレクトリーのデフォルト・ロケーションは C:Program FilesIBMtivolicommon です。 Linux の場合、このディレクトリーのデフォルト・ロケーションは /var/ibm/tivoli/common です。IBM Tivoli の共通ディレクトリーがデフォルト・ロケーションにない場合は、tivoli/common を含むパスを検索するか、あるいはログ・ファイル trace-install.logtrace-ma.log、または trace-tapmagent.log を検索します。
    注:
    IBM WebSphere Application Server 6.0 以降で、新しいプロファイルを作成し、最初に WebSphere Application Server を始動せずにアプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能を使用してこのプロファイルをインスツルメントすると、アプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能は、サーバーがインスツルメントされることを報告し、サーバーを手動で再始動する必要があることを通知します。このメッセージは誤りで、サーバーは実際にはインスツルメントされていません。この問題が発生した場合は、次の手順に従ってください。
    1. アプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能を閉じてから再始動します。
    2. 追加したばかりの項目を、インスツルメントされたサーバーのリストから選択して「除去」をクリックします。
    3. WebSphere Application Server を再始動します。
    4. アプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能を再始動し、これを使用してサーバーをインスツルメントします。
    この問題を回避するには、新しいプロファイルを作成した後で、WebSphere Application Server プロファイルを手動で開始します。次に、アプリケーション・サーバー・インスツルメンテーション機能を使用してサーバーをインスツルメントします。

AIX での Rational Performance Tester Agent のインストール

AIX での Rational Performance Tester Agent のインストールおよびアンインストールについては、IBM 技術情報 1415344 を参照してください。

このタスクについて

AIX での Rational Performance Tester Agent のインストールおよびアンインストールについては、IBM 技術情報 1415344 を参照してください。

z/OS (OS/390®) での Rational Performance Tester Agent のインストール

z/OS オペレーティング・システム上に IBM Rational Performance Tester Agent Controller をインストールできます。

前のバージョンの Agent Controller のアンインストール

8.0 より前のバージョンの Agent Controller がある場合は、 このバージョンをインストールする前に、前のバージョンを停止してアンインストールします。 Agent Controller バージョン 8.0 以降は除去する必要はありません。

オペレーティング・システム環境の構成

  1. Agent Controller 用のインストール・ディレクトリーを作成します。例えば、mkdir /u/rpt/IBM/RAC などです。
  2. ASSIZEMAX=2147483647 を設定します。これには、システム・プログラマーのサポートが必要となる場合があります。
  3. Agent Controller の開始に使用されるユーザー ID の .profile に、以下のエクスポート・コマンドを追加します。
    export RASERVER_HOME={install location}
    export LIBPATH=$LIBPATH:{install location}/lib:{path to java installation}/bin:
        {path to java installation}/bin/classic
    export PATH=$PATH:{install location}/bin:{path to java installation}/bin
    export _BPX_SHAREAS="NO"
    ここでのインストール・ロケーション は、 Rational Performance Tester がインストールされているロケーションへの絶対パスです。
注:
環境変数を設定した後で、java -fullversion コマンドを使用して、Java のバージョンを確認できます。 Java バージョン 1.6 以降が必要です。

Agent Controller のインストール

Rational Performance Tester エージェントには、Agent Controller およびデータ収集インフラストラクチャーが組み込まれています。

  1. UNIX System Services シェルで、Agent Controller をインストールするディレクトリーに移動します。最適な結果を得るには、Agent Controller を /usr/lpp/ ディレクトリーにインストールしてください。
  2. インストール・イメージ ibmrac.os390.pax および tptpdc.os390.pax を そのインストール・ディレクトリーに転送します。
  3. 次のコマンドを実行し、Agent Controller ファイルを解凍します。

    pax -ppx -rvf ibmrac.os390.pax
  4. 次のコマンドを実行し、テストおよびパフォーマンス・ツール (TPTP) Agent Controller ファイルを解凍します。

    pax -ppx -rvf tptpdc.os390.pax
  5. UNIX System Services シェルで次のコマンドを実行して、Agent Controller 共用オブジェクト・ファイル・プログラムが制御されるようにします。

    extattr +p /usr/lpp/IBM/AgentController/lib/*.so
  6. 次のコマンドを実行し、Agent Controller ファイルを解凍します。

    	pax -ppx -rf tptpdc.nl1.os390.pax
    	pax -ppx -rf tptpdc.nl2.os390.pax
  7. Agent Controller をインストールした後で、ディレクトリーをインストール・ロケーションの bin ディレクトリー (/usr/lpp/IBM/AgentController/bin など) に変更してから、以下のように入力してセットアップ・スクリプトを実行します。

    ./SetConfig.sh
  8. 画面上のプロンプトに従い、Agent Controller を構成します。

z/OS (OS/390) での Agent Controller の始動および停止

z/OS (OS/390) での Rational Performance Tester Agent Controller のアンインストール

ライセンスの管理

インストールした IBM ソフトウェアおよびカスタマイズしたパッケージのライセンス交付は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードでは、インストール済みのパッケージごとにライセンス情報が表示されます。

「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、製品のアクティベーション・キットをインポートして、製品にライセンスを適用したり、本製品の試用バージョンをライセンス交付を受けたバージョンにアップグレードできるようになります。また、試用またはパーマネント・ライセンスでオファリングに対するフローティング・ライセンスの適用を有効にして、ライセンス・サーバーからフローティング・ライセンス・キーを使用することも可能です。

ご使用の Rational 製品のライセンス管理について詳しくは、以下を参照してください。

ライセンスについて

IBM Rational ソフトウェア製品の購入者は、許可ユーザー・ライセンス、許可ユーザー期限付使用権 (FTL)、およびフローティング・ライセンスの 3 つのタイプの製品ライセンスの中から選択できます。どのタイプのライセンスが組織に最適であるかは、 製品を使用する人数、アクセス頻度、ソフトウェア購入の方針などによって異なります。

許可ユーザー・ライセンス

IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、1 人の個人に対して Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品を使用するユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー・ライセンスを入手する必要があります。許可ユーザー・ライセンスを再割り当てするには、最初に割り当てられたユーザーを、購入者が長期間にわたってまたは永続的に置き換える必要があります。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、 そのライセンスをある個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、Rational ソフトウェア製品を排他的に使用できます。 許可ユーザー・ライセンスでは、いかなる場合も (ライセンス交付を受けた個人が製品を使用中でない場合でも) その製品を使用する権利を他者に与えることはありません。

許可ユーザー期限付使用権

IBM Rational 許可ユーザー期限付使用権 (FTL) は、1 人の個人に対して特定期間 Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品を使用するユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー FTL を入手する必要があります。許可ユーザー FTL を再割り当てするには、最初に割り当てられたユーザーを、購入者が長期間にわたってまたは永続的に置き換える必要があります。

注:
パスポート・アドバンテージ®・エクスプレス®・プログラムで許可ユーザー FTL を購入した場合、ライセンス満了前に購入者が IBM に延長を希望しないことを通知しない限り、IBM は現行価格でライセンス期間をさらに 1 年間自動的に延長します。継続 FTL 期間は、最初の FTL 期間の満了時から開始します。 この継続 FTL の価格は、現在、最初の FTL 価格の 80 パーセントですが、 変更される可能性があります。

ライセンス期間を延長する意思がないことを IBM に通知した場合は、 ライセンス満了時に製品の使用を中止しなければなりません。

フローティング・ライセンス

IBM Rational フローティング・ライセンスは、 複数のチーム・メンバーで共用することができる、単一のソフトウェア製品に対するライセンスです。 ただし、同時ユーザーの総数は、購入したフローティング・ライセンスの数を超えてはいけません。 例えば、Rational ソフトウェア製品のフローティング・ライセンスを 1 つ購入した場合、 組織内の任意のユーザーが任意の時期に製品を使用することができます。製品にアクセスしたい他のユーザーは、現行ユーザーがログオフするまで待たなければなりません。

フローティング・ライセンスを使用するには、 フローティング・ライセンス・キーを入手して、Rational License Server にインストールする必要があります。サーバーは、ライセンス・キーへのアクセスを要求するユーザー要求に応じます。 サーバーは、その組織が購入したライセンス数と同じ数の同時ユーザーにアクセスを許可します。

ライセンスの使用可能化

ソフトウェアを初めてインストールする場合、またはライセンスを延長して製品の使用を継続する場合には、製品のライセンスを使用可能にする方法のオプションがあります。

この製品のライセンスを使用可能にする方法は以下の 2 つです。

アクティベーション・キット

Product Activation Kit CD には、製品のパーマネント・ライセンス・キーが収容されています。IBM Installation Manager を使用して、製品にアクティベーション・キットをインポートします。

フローティング・ライセンスの適用

オプションで、フローティング・ライセンス・キーを入手して、IBM Rational License Server をインストールすることで、 ご使用の製品にフローティング・ライセンスを適用できます。フローティング・ライセンスの適用には、以下の利点があります。

注:
Rational 製品のバージョン 7.0 以降の一部では、Rational License Server のアップグレード・バージョンが必要です。ライセンスのアップグレード情報については、サポート記事 http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。

アクティベーション・キットおよびフローティング・ライセンスの入手方法について詳しくは、ライセンスの購入を参照してください。

テスト用の実行時ライセンスの使用可能化

テストを実行するには、正しいライセンス・キーをインストールする必要があります。

Rational Performance Tester では、製品のアクティベーションと実行時ライセンスの、2 種類のライセンスが必要です。 製品のアクティベーション・ライセンスは、製品を実行できるようにするものです。実行時ライセンスは、Rational Performance Tester に固有のライセンスです。実行時ライセンスは、プロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーのパックで構成されます。実行時ライセンスでは、特定のプロトコルに対して、複数の仮想ユーザーでパフォーマンス・テストを実行できます。製品のアクティベーション・ライセンスと、実行時ライセンスを管理および構成するには、別々のツールを使用します。製品のアクティベーションは、Installation Manager を使用して管理します。実行時ライセンスは、IBM Rational License Key Administrator を使用して管理します。

製品のアクティベーション・ライセンスを使用すると、製品を開始できます。製品のアクティベーション・ライセンスには、次の 2 つの形式があります。製品がインストールされたコンピューターにインストール済みの製品のアクティベーション・キットと、Rational License Server からユーザーがチェックアウトするフローティング製品ライセンスです。製品のアクティベーション・キットは、許可されたユーザー購入向けのパスポート・アドバンテージからダウンロードできます。フローティング製品ライセンスについては、ライセンス・サーバー管理者が Rational License Center にログインして、フローティング・ライセンス・キーをダウンロードし、それを Rational License Server にインポートする必要があります。製品に付属のバージョンの Rational License Server を使用するようにしてください。以前のバージョンの Rational License Server では、必要なライセンス機能のすべてがサポートされない場合があります。Rational License Server について詳しくは、『Managing licenses with Rational Common Licensing』を参照してください。

Rational License Server はフローティング・ライセンス・キーをサポートするため、管理者は企業全体にわたってライセンス管理を実施できます。管理者は、パスポート・アドバンテージまたは製品メディアから Rational License Server をインストールできます。Rational License Server を含め、製品のアクティベーションについて詳しくは、製品のインストール・ガイドを参照してください。

製品のアクティベーション以外に、Rational Performance Tester では、パフォーマンス・スケジュールを実行するときに、実行時ライセンスも検査します。 実行時ライセンスは、正しいプロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーのパックで構成されます。HTTP 以外の任意のプロトコルでパフォーマンス・テストを実行するには、プロトコル・キーが必要です。5 人を超える仮想ユーザーでテストを実行するには、仮想テスター・ライセンス・キー・パックが必要です。これらのキーを、フローティング・ライセンス製品アクティベーションに使用するのと同じ Rational License Server からチェックアウトできます。

プロトコル・キーと、仮想テスター・ライセンス・キーを Windows でチェックアウトするには、IBM Rational License Key Administrator プログラムを使用して、Rational License Server にポイントします。Rational Performance Tester とともにインストールされたバージョンの IBM Rational License Key Administrator を使用してください。 「スタート」 > 「プログラム」 > 「IBM Rational」 > 「License Key Administrator 8.1.1」をクリックします。Rational License Server の名前または IP アドレスを入力します。プロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーは、Rational License Key Center で .upd ファイルの形式で入手できます。Windows で .upd ファイルをダブルクリックすると、License Key Administrator プログラムが自動的に開始し、ライセンス・キーをインポートします。IBM Rational License Key Administrator について詳しくは、「ヘルプ」>「コンテンツと索引 (Contents and Index)」をクリックしてください。

IBM Rational License Key Administrator には Linux バージョンはありません。 Linux でプロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーをチェックアウトするには、.flexlmrc ファイルを作成および編集する必要があります。ファイル .flexlmrc を、5 名を超える仮想テスターを実行するか、HTTP 以外のプロトコルを使用するか、フローティング・ライセンス製品アクティベーションを使用する、すべてのユーザーのホーム・ディレクトリーに作成します。この .flexlmrc ファイルを編集して、Rational License Server のコンピューター名または IP アドレスの行を追加します。例えば、行 RATIONAL_LICENSE_FILE=@license-server-name.com または RATIONAL_LICENSE_FILE=@license-server-ip-address を追加します。

実行時ライセンスの例

テストを実行するには、正しいライセンス・キーをインストールする必要があります。

試用版のライセンス・キーでは、初回のインストールから 30 日間、Rational Performance Tester を実行できます。製品を初めにインストールしてから 30 日後に、試用版のライセンスが期限切れになります。試用版のライセンスでは、5 名までの仮想ユーザーで HTTP パフォーマンス・テストを実行できます。SOA 以外のプロトコルについては、試用版のライセンスでは、単一のユーザーでテストを実行できます。Rational Performance Tester の試用版ライセンスでは、SOA プロトコルを使用してテストを実行することはできません。

インストール済みのライセンス・キーに対応する、使用可能な仮想ユーザーの数を以下の表に示します。

プロトコル 試用版 プロトコル・キー 500 ユーザーの仮想テスター・キー・パックおよびプロトコル・キー
HTTP 5 n/a 505
Siebel 1 5 505
SAP 1 5 505
MySAP 1 5 505
Citrix 1 5 505
Socket 5 n/a 505
SOA 0 5 505

ライセンスの購入

現行の製品ライセンスの有効期限が切れる場合、またはチーム・メンバー用に追加の製品ライセンス が必要な場合は、新規ライセンスをご購入いただけます。

手順

  1. 購入するライセンスのタイプを決定します。
  2. ibm.com® にアクセスするか、IBM 営業担当員に連絡を取り、製品ライセンスを購入します。詳しくは、IBM Web ページのソフトウェアのご注文方法をご覧ください。
  3. 購入したライセンス・タイプに応じて、受け取ったライセンス証書を使用し、以下のいずれかを実行して製品を使用可能にします。

次にすべき作業

この後、アクティベーション・キットをインポートするか、製品のフローティング・ライセンス・サポートを使用可能にする場合は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。

インストール済みパッケージに関するライセンス情報の表示

IBM Installation Manager からインストール済みパッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。

手順

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。

結果

インストールされているパッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、 および有効期限が表示されます。

アーカイブ・ファイルからのヘルプ・コンテンツのインストール

このトピックでは、製品に組み込まれたアーカイブ・ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールする方法について説明します。製品をインストールするときは、ほとんどのヘルプ・コンテンツはインストールされていません。インターネット接続がない場合、ヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスするため、組み込まれたアーカイブ・ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールできます。

始める前に

インストール時に、ヘルプ・アクセス・オプション「ヘルプをダウンロードし、 コンテンツにローカルにアクセスする」が選択されています。ヘルプ・システム・ウィンドウが開いている場合は、以下の手順を開始する前に閉じてください。

このタスクについて

次の手順を使用して、組み込まれたアーカイブ・ファイル、または http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/documentation/updatesites/ からダウンロードした RPT8.2.1_updateSite.zip 内のヘルプ・アーカイブ・ファイルから、ヘルプをインストールすることができます。組み込まれたアーカイブ・ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. ヘルプ・アーカイブ・ファイル com.ibm.rpt.remote.help.updateSite.zip を一時フォルダーに解凍します。
    注:
    Windows では、ヘルプ・アーカイブ・ファイルはデフォルトで C:\Program Files\IBM\SDP\rpt\remotehelp\docs ディレクトリーにインストールされます。
  2. Rational Performance Tester を始動し、ワークスペースを選択します。ヘルプ・コンテンツをインストールする必要があることを示す警告メッセージが表示されます。
  3. 「Local Help Updater の起動 (Launch Local Help Updater)」をクリックします。 あるいは、製品のメインウィンドウから、「ヘルプ」 >「Local Help Updater」をクリックします。Local Help Updater は、ブラウザー・アプリケーションです。 Local Help Updater を実行するため、ブラウザーのセキュリティー設定を調整するようにプロンプトが表示される場合があります。Updater サイトは別のブラウザー・ウィンドウに開きます。
  4. 「使用可能なコンテンツ (Available Content)」ウィンドウで、「内部サイト (Internal Sites)」フィルターを選択します。
  5. 正符号アイコンをクリックします。「内部サイトの追加 (Add Internal Site)」ウィンドウが開きます。
  6. 「名前」フィールドに名前を入力します。 例えば、「Rational Performance Tester ドキュメンテーション」と入力します。
  7. 「参照」をクリックして、RPT8.2.1_updateSite.zip を解凍したディレクトリーにナビゲートします。 site.xml ファイルを選択し、「OK」をクリックします。これで、内部サイトのリストに名前とロケーションが表示されます。
  8. 内部サイトの名前をクリックします。
  9. サイト・リスト (Site List)」に、ダウンロード可能なヘルプのリストが取り込まれます。使用しているネットワーク接続の速度によって、これには数分かかる場合があります。必要なヘルプ・コンテンツを選択します。
  10. 「インストール」をクリックします。ヘルプ・コンテンツがダウンロードされ、インストールされます。進行状況表示バーが開き、ダウンロード状況が追跡されます。
  11. 「OK」をクリックして、ブラウザー・ウィンドウを閉じます。

結果

選択したヘルプはシステムにインストールされました。

特記事項

© Copyright IBM Corporation 2000, 2011.

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について 実施権を許諾することを意味するものではありません。 実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒242-8502
神奈川県大和市下鶴間1623番14号
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外






以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、 商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含む すべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。 国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、 便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものでは ありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
5 Technology Park Drive
Westford, MA  01886
U.S.A.

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資 料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、 またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示されない場合があります。

商標

www.ibm.com/legal/copytrade.shtml を参照してください。