IBM Rational Functional Tester バージョン 8.2.2 リリース・ノート

この文書には、IBM® Rational® Functional Tester バージョン 8.2.2 についてのシステム要件、インストール、および新機能に関する情報が記載されています。 また、IBM ソフトウェア・サポートと連絡を取ることに関する情報も提供しています。

説明

Rational Functional Tester は、 Microsoft Windows または Linuxオペレーティング・システムで稼働する、 HTML、Java、Dojo、Ajax、Microsoft Windows、 Microsoft .NET、Microsoft Silverlight、Microsoft Visual Basic、Siebel、Flex、SAP、 GEF、および PowerBuilder アプリケーションをテストするオブジェクト指向の自動テスト・ツールです。 また、Adobe PDF 文書、および IBM zSeries®、IBM iSeries®、および IBM pSeries® アプリケーションをテストすることもできます。 Rational Functional Tester は、 信頼性が高く堅固なスクリプトを記録することができ、それを再生することでテスト・アプリケーションの新規ビルドを検証できます。

Rational Functional Tester は、 Eclipse および Microsoft Visual Studio .NET の 2 つの統合開発環境で使用可能です。 この製品は、ユーザー・アクションを記録して、Rational Software Delivery Platform で容易に理解できる簡易型テスト・スクリプトを作成します。 Rational Functional Tester は、上級ユーザー用に 2 つのスクリプト言語をサポートしています。 Rational Functional Tester Java スクリプトは Java 言語を使用し、 Rational Functional Tester .NET スクリプトは Microsoft Visual Basic .NET 言語と Microsoft® Visual Studio .NET 開発環境を使用します。

IBM Rational Functional Tester 8.2.2 のこのリリースには、以下の機能拡張が含まれています。

Rational Functional Tester の各リリースで機能テストのためにサポートされているドメイン、および Rational Functional Tester と統合可能な Rational 製品の互換バージョンのリストを確認するには、 http://www.ibm.com/support/docview.wss?&uid=swg27019698 の技術文書を参照してください。

最新版のリリース・ノートは、Rational Functional Tester インフォメーション・センターから入手できます。

システム要件

Rational Functional Tester バージョン 8.2.2 のハードウェア要件およびソフトウェア要件については、 システム要件 を参照してください。

Rational Functional Tester バージョン 8.2.2 のインストール

Rational Functional Tester バージョン 8.2.2 のインストールについては、 インフォメーション・センターのインストールのロードマップのセクションを参照してください。

Rational Functional Tester バージョン 8.2、8.2.0.1、8.2.0.2、8.2.1、8.2.1.1、 またはいずれかの暫定修正が既にコンピューターにインストール済みの場合は、IBM Installation Manager の「パッケージの更新」ウィザードを使用して、このアップデートをインストールできます。 詳しくは、Rational Functional Tester の更新を参照してください。

Rational Test Workbench による Rational Functional Tester のインストール

Rational Functional Tester も Rational Test Workbench パッケージに含まれています。 Rational Test Workbench パッケージによって Rational Functional Tester をインストールするときには、 Rational Functional Tester のライセンスを使用できます。

既知の制限と回避方法

自動的に使用可能になる機能テスト環境

テスト環境が自動的に使用可能になるとき、 以下の制限が確認されています。
  • 機能テストの HTML ログで、「結果の表示」リンクをクリックしても検査ポイント・コンパレーターを開くことができません。 そのようなケースでは、「Functional Test プロジェクト」ビューで、 機能テストのプロジェクト・ログから該当のプロジェクト・ログ・ファイルを開いてください。
  • .NET アプリケーションに組み込まれたブラウザー内で実行される処理が、スクリプトに記録されません。
  • Internet Explorer 64 ビット・ブラウザーにロードされたアプレットを含む HTML ページでは、Java コントロールでのみ記録が可能であり、HTML コントロールでは記録できません。
  • 64 ビットの Internet Explorer ブラウザーは、管理者権限を持つユーザーに対してのみ自動的に使用可能になります。

手動で使用可能にされる機能テスト環境

テスト環境が自動的に使用可能になるときは、 テスト環境を手動で使用可能にしたときに確認される以下の制限は発生しません。
  • アプリケーションをテストする際に、Mozilla Firefox 3.6 以降または Internet Explorer 32 ビット・ブラウザーで、 アプレットを含む HTML ページがロードされないことがあります。
    • IBM JRE 1.6 Service Refresh 8 以降
    • Sun JRE 1.6 Update 18 以降
    • IBM JRE 1.7 または Sun JRE 1.7
    回避策: ブラウザーの次世代プラグインを使用不可にします。
    注: マウスを使用して次世代プラグイン・オプションを使用不可にできない場合は、 タブ・キーまたはスペース・バー・キーを使用します。 あるいは、HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥JavaSoft¥Java Plug-in の下の Sun JRE 1.7 に対応するレジストリー項目の UseNewJavaPlugin 値を 00000000 に設定します。

Rational Functional Tester .NET Scripting と Microsoft Visual Studio 2010 との統合

Rational Functional Tester 8.2.2 .NET 2010 Scripting をインストールした後に、 新しい機能テスト・プロジェクトを作成するオプションがメニューまたは「新規プロジェクト」ウィザードで使用可能になりません。 この問題を解決するには、以下の手順を実行します。
  1. vcredist_x86.EXE ファイルを http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?displaylang=en&id=26347 からダウンロードしてインストールします。 ページに示されているインストール手順を実行します。 コンピューターを再起動するようプロンプトが出されることがあります。
  2. コマンド・プロンプトを開いて、C:¥Program Files¥IBM¥FunctionalTester¥vsnet¥bin (64 ビット・コンピューターでは C:¥Program Files (x86)¥IBM¥FunctionalTester¥vsnet¥bin) に移動します。
  3. コマンド regsvr32 RftVs10.dll を実行します。 ダイアログ・ボックスが、Rftvs10.dll ファイルの登録が正常に完了したことを知らせるメッセージ「RftVs10.dll の DllRegisterServer に成功しました」と共に表示されます。
また既知の問題は、サポート知識ベース内の個々の技術情報の形式で文書化されています。問題の発見および解決に伴って、知識ベースは新しい情報で更新および保守されています。 知識ベースを検索することによって、問題の回避策または解決策を素早く見つけることができます。以下のリンクをクリックすると、ライブ・サポート知識ベースのカスタマイズ照会が実行されます。

IBM ソフトウェア・サポートと連絡を取る

IBM ソフトウェア・サポートは、技術的な支援を行います。

FAQ、既知の問題と修正のリスト、およびその他のサポート情報に関しては、Rational Functional Tester ソフトウェアの製品サポート・ページ (http://www.ibm.com/software/awdtools/tester/functional/support/) を参照してください。

製品のニュース、イベント、およびその他の情報については、Rational Functional Tester ソフトウェアの製品ホーム・ページ (http://www.ibm.com/software/awdtools/tester/functional/index.html) を参照してください。

IBM ソフトウェア・サポートに連絡を取る前に、問題を説明するために必要な背景情報を収集してください。 IBM ソフトウェア・サポート・スペシャリストに問題を説明するときには、問題解決をスペシャリストが効率的に支援できるように、なるべく具体的に説明し、関連する背景情報をすべて含めてください。時間の節約のため、以下の質問に答えられるようにしておいてください。

特記事項および商標

© Copyright IBM Corporation 2000, 2012.

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について 実施権を許諾することを意味するものではありません。 実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒103-8510
東京都中央区日本橋箱崎町19番21号
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、 商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示 もしくは黙示の保証責任または保証条件は適用されないものとします。 国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、 改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の websites サイトに言及している場合がありますが、 便宜のため記載しただけであり、決してそれらの websites サイトを推奨するものでは ありません。それらの websites サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの websites サイトは、お客様の責任でご使用ください。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
5 Technology Park Drive
Westford, MA  01886
U.S.A.

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他の ライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、 IBM より提供されます。

商標

IBM、IBM ロゴおよび ibm.com® は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corp. の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、 http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。

Adobe は、Adobe Systems Incorporated の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標です。

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

Microsoft および Windows は MicrosoftCorporation の米国およびその他の国における商標です。


フィードバック