説明
FRReturnOnCommonEquity は、一般株主に分配できる純利益(純利益 - 優先配当金)と株主資本の比率を示します。
書式
FRReturnOnCommonEquity(NetProfit, PreferredDividend, CommonEquity)
引数
純利益には、数値または式を指定します。純利益は、その年の会社の製品またはサービスの売上高から、すべての費目を引いた額です。この値は、会社の損益計算書の下部に記載されています。この指標の計算では、特別損益、法人税、および住民税を勘定に入れる前の純利益を使用する場合もあります。
優先配当金には、数値または式を指定します。優先配当金は、調査対象の会計期間に優先株主に支払われた配当金の合計です。この情報は、会社の損益計算書と財務状態変動表から取得できます。また、会社の貸借対照表から計算することもできます。
株主資本には、数値または式を指定します。通常、株主資本には、すべての一般株式、拠出剰余金などの剰余金を含めます。これらの情報は、会社の貸借対照表に記載されています。
アクション
FRReturnOnCommonEquity は、一般株主に分配できる純利益(純利益 - 優先配当金)と株主資本の比率を返します。つまり、ReturnOnCommonEqutiy =(純利益 - 優先配当金)/ 株主資本 となります。
用途
この指標により、一般株式の収益性を調べることができます。計算を行う前に、優先配当金が差し引かれることに注意してください。この値が大きいほど、収益性が高いと判断できます。
例
FRReturnOnCommonEquity(340, 40, 600)
0.5 を返します。
FRReturnOnCommonEquity(245, 50, 150)
1.3 を返します。
注 入力パラメータに負の値を渡すことはできません。入力パラメータを渡す前に、負の値でないかどうかをチェックするようにしてください。
コメント
FRReturnOnCommonEquity は、会社の財務状況を把握するための財務分析ツールの 1 つです。ただし、すべての指標と同様に、慎重に使用する必要があります。会社の財務状況を判断する際は、これらの指標を確実な証拠としてではなく、あくまでも目安として使用してください。
財務分析を行うときは、各指標を単独で使用してはなりません。また、各指標の値を判断する方法もさまざまです。業種が異なる場合だけでなく、同じ業界内でも、会社や会計期間の違いによって指標は異なる値になります。各指標は、絶対的な値としてではなく、比較や傾向分析にだけ使用してください。