SQL は、コンピュータ ネットワーク上で大規模なリレーショナル データベースを構成、管理、開発、および参照するために設計されたクエリー言語です。SQL は、情報科学の世界と情報処理の業界で共通の言語です。この言語は、ANSI(American National Standards Institute)と ISO(International Standards Organization)で標準化されました。つまり、公式に SQL 製品と呼ばれるには、必ずサポートしなければならない機能があるということです。言語を改良して顧客の関心を集めるために、多くのソフトウェア ベンダが自社の SQL 製品に独自の機能を追加しています。その場合でも、ANSI と ISO で決められた標準は、そのままサポートされている必要があります。
SQL は、本当のコンピュータ言語ではないことに注意してください。独立したコンピュータ アプリケーションやオペレーティング システムの開発に使用することはできません。SQL は、他の言語やアプリケーションの内部で使用されるので、副言語と呼ばれることもあります。SQL 言語は、リレーショナル データベースを操作することを目的にして特化されている、ということが最も重要です。
SQL 言語の構文は、SQL 文を SQL データベース サーバーに送る、というシステムの上に構築されています。各文で、データベース操作の実行を要求します。たとえば、データベース ファイルの作成、データベースへのテーブルやフィールドの追加、テーブルへのレコードの追加、データベースからのデータの取り出しなどを要求します。SQL サーバーは、SQL 文を分析し、要求された操作を実行します。たとえば、データを要求する文の場合、サーバーは、データを集め、それをクライアント ワークステーションに返します。ユーザーには、そのデータが表示されます。
SQL クエリーは、1 つ以上の SQL データベースからデータを取得するために設計された SQL 文です。SQL アプリケーションには、テキスト エディタを使って直接 SQL クエリーを入力する必要のあるものもありますが、グラフィカル ユーザー インターフェイスで提供しているものもあります。後者の場合、グラフィカル ユーザー インターフェイスの情報を基にして、アプリケーションが SQL 文を作成します。この文が、データを取り出すために実際に使用される SQL クエリーです。Crystal Reports は、どちらの方法も利用できる、SQL に準拠したアプリケーションです。