説明
FRQuickRatio は、流動資産(棚卸資産を除く)と流動負債の比率を返します。
書式
FRQuickRatio(CurrentAssets, Inventories, CurrentLiabilities)
引数
流動資産には、数値または式を指定します。通常、流動資産には、会社の貸借対照表に記載されている現金および預金、売掛金、棚卸資産、準備金、および短期投資を含めます。
棚卸資産には、数値または式を指定します。通常、棚卸資産には、会社の貸借対照表に記載されているすべての原材料、仕掛品、および製品の価格を含めます。
流動負債には、数値または式を指定します。通常、流動負債には、会社の賃借対照表に記載されている前受金、買掛金、未払配当金、未払法人税、および長期借入金のうち 1 年以内に支払う部分を含めます。
アクション
FRQuickRatio は、流動資産から棚卸資産を差し引いた値と、流動負債の比率を返します。つまり、“QuickRatio =(流動資産 - 棚卸資産)/ 流動負債”となります。
用途
原材料を製品にするまでには時間がかかります。また、完成した製品も、実質的には流動資産とは言えません。したがって、この指標は、会社の流動資産から棚卸資産を差し引いて計算されます。この値により、現金および現金に準ずる資産による流動負債の支払能力を調べることができます。この値が大きいほど、流動性が高いと判断できます。
例
FRQuickRatio(7.2, 2.2, 2)
2.5 を返します。
FRQuickRatio(3, 1.5, 3)
0.5 を返します。
注 入力パラメータに負の値を渡すことはできません。入力パラメータを渡す前に、負の値でないかどうかをチェックするようにしてください。
コメント
FRQuickRatio は、会社の財務状況を把握するための財務分析ツールの 1 つです。ただし、すべての指標と同様に、慎重に使用する必要があります。会社の財務状況を判断する際は、これらの指標を確実な証拠としてではなく、あくまでも目安として使用してください。
財務分析を行うときは、各指標を単独で使用してはなりません。また、各指標の値を判断する方法もさまざまです。業種が異なる場合だけでなく、同じ業界内でも、会社や会計期間の違いによって指標は異なる値になります。各指標は、絶対的な値としてではなく、比較や傾向分析にだけ使用してください。