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有効範囲
- このリソース定義を可視にするレベル (セル、ノード、またはサーバーの
各レベル) を指定します。
JDBC プロバイダー、ネーム・スペース・バインディング、
共用ライブラリーなどのリソースを複数の有効範囲で定義することが可能です。
より限定的な有効範囲で定義されたリソースは、
それより広い有効範囲で定義された重複するリソースをオーバーライドします。
定義済みリソースの有効範囲が何であれ、そのリソースのプロパティーは
個々のサーバー・レベルでのみ適用されることに注意して下さい。
例えば、あるデータ・ソースの有効範囲を「セル」レベルで定義する場合、
そのセルのすべてのユーザーが、そのデータ・ソースをルックアップおよび使用できます。
このとき、そのデータ・ソースはそのセル内で固有です。ただし、リソース・プロパティーの設定値は、そのセル内の各サーバーに対してローカルです。例えば、最大接続数 を 10 に設定する場合、そのセル内の
各サーバーは 10 個の接続を使用できます。
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セル
- 最も一般的な有効範囲です。「セル」有効範囲で定義されている
リソースは、オーバーライドされない限り、すべてのノードおよびサーバーから可視です。
「セル」有効範囲で定義されたリソースを表示する場合は、
有効範囲選択フォームでサーバーまたはノードの名前を指定しないでください。
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ノード
- 大部分のリソース・タイプのデフォルト有効範囲。
「ノード」有効範囲で定義されたリソースは、「
セル」有効範囲で定義されたすべての重複するリソースをオーバーライドします。
同じノード上の「サーバー」有効範囲でオーバーライドされない限り、
そのノード上のすべてのサーバーから可視です。
「ノード」有効範囲で定義されたリソースを表示する場合は、
有効範囲選択フォームで、サーバーを指定せず、ノード名を選択します。
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サーバー
- リソース定義で最も限定的な有効範囲です。「サーバー」
有効範囲で定義されたリソースは、「セル」有効範囲または親の「ノード」有効範囲で
定義されたすべての重複するリソース定義をオーバーライドし、
特定のサーバーからのみ可視です。
「サーバー」有効範囲で定義されたリソースを表示するには、
有効範囲選択フォームで、ノード名だけでなくサーバー名も指定します。
リソースが作成されるときは常に、パネルで選択されている現行の有効範囲内に
作成されます。
他の有効範囲でリソースを表示する場合は、有効範囲選択フォームで、
別のノードまたはサーバーを指定します。
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名前
- 接続ファクトリー表示名のリストを指定します。
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JNDI 名
- この接続ファクトリーの JNDI 名を指定します。
例えば、eis/myECIConnection といった名前を指定できます。
この値を設定した後、値を保管してサーバーを再始動します。
このストリングは、dumpNameSpace を実行すると表示されます。
| データ型 |
ストリング |
| デフォルト |
eis/display name |
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説明
- この接続ファクトリーを説明するテキストを指定します。
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カテゴリー
- この接続ファクトリーの分類またはグループ化に使用できる
ストリングを指定します。
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認証設定
- この接続ファクトリーに定義される認証メカニズムを指定します。
この設定は、対応するリソース・アダプターに定義されている
認証メカニズムのうちどれをこの接続ファクトリーに適用するかを指定します。
この値には、リソース・アダプターの機能によって異なりますが、一般的に
KERBEROS、BASIC_PASSWORD、および「なし」が使用されます。
「なし」を選択した場合、アプリケーション・コンポーネントが、
認証を管理することになります (<res-auth>Application</res-auth>)。
この場合、ユーザー ID とパスワードは以下のうちのいずれかから取得されます。
- コンポーネント管理認証エイリアス
- ユーザー名およびパスワードのカスタム・プロパティー
- getConnection メソッドで渡されるストリング
例えば、ra.xml 文書にあるリソース・アダプターに対して、
以下の 2 つの認証メカニズム・エントリーが定義されているとします。
- <authentication-mechanism-type>BasicPassword</authentication-mechanism-type>
- <authentication-mechanism-type>Kerbv5</authentication-mechanism-type>
認証設定は、コンテナー管理認証に使用されるメカニズムを指定します。このリソース・アダプターがサポートしていないメカニズムが選択された場合は、
サーバーの始動中に例外がスローされます。
| データ型 |
ピック・リスト |
| デフォルト |
BASIC_PASSWORD
|
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コンポーネント管理認証エイリアス
- リソースに対するコンポーネント管理サインオンの認証データを指定します。
「セキュリティー」>「JAAS 構成」>「J2C Authentication Data」で
定義したエイリアスから選択します。
ピック・リストに表示されたことのない新規エイリアスを定義します。
- 「適用」をクリックして「Related Items」を表示する。
- 「J2C 認証データ・エントリー」をクリックする。
- エイリアスを定義する。
- 「J2C 認証データ・エントリー」ページの最上部にある
接続ファクトリー名をクリックして、接続ファクトリーのページに戻る。
- エイリアスを選択する。
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コンテナー管理認証エイリアス
- リソースに対するコンテナー管理サインオンの認証データ
(ユーザー ID およびパスワードに変換されるストリング・パス) を指定します。
「セキュリティー」>「JAAS 構成」>「J2C Authentication Data」で
定義したエイリアスから選択します。
ピック・リストに表示されたことのない新規エイリアスを定義します。
- 「適用」をクリックして「Related Items」を表示する。
- 「J2C 認証データ・エントリー」をクリックする。
- エイリアスを定義する。
- 「J2C 認証データ・エントリー」ページの最上部にある
接続ファクトリー名をクリックして、接続ファクトリーのページに戻る。
- エイリアスを選択する。
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マッピング構成エイリアス
- ユーザーが、「セキュリティー」>「JAAS 構成」>
Application Logins Configuration リストから選択できるようにします。
DefaultPrincipalMapping JAAS 構成を使用すると、認証エイリアスを
ユーザー ID およびパスワードにマップすることができます。
他のマッピング構成を定義して使用することもできます。