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「ログ」ビューで、フィルタリング機能および強調表示機能は、ログ・イベントの複合エレメント (sourceComponentId など) では機能しません。
リモート・ログ・ファイルをインポート (「ファイル」>「インポート」>「プロファイルおよびロギング」>「ログ・ファイル」) するときに、プロファイル・モニターのビューを更新 (「プロファイル」>「ビューの更新」) しても、ログ・ビューにログ・エントリーが表示されません。あるいは、30 秒待ったがローカル・クライアントはリモート・ログ・パーサーのモニターを開始しなかったことを示すロギング・メッセージ・ダイアログが表示されます。
この問題は、ネットワーク待ち時間が原因です。Agent Controller がローカル・クライアントによるリモート・ログ・パーサーのモニター開始を待つ時間を長くすることによって、この問題を修正できます。この問題を回避するには、以下のステップを実行します。
ログ・ファイルのインポートを再試行します。
症状が残る場合は、Agent Controller の構成 (つまり <Agent Controller のインストール・ディレクトリー>/plugins/com.ibm.etools.logging.parsers/config/pluginconfig.xml) のリモート RemoteLogParserLoader アプリケーションに以下のエントリーを追加してください。更新を実行したら、Agent Controller を再始動して、ログ・ファイルのインポートを再試行します。<Application configuration="default" executable="RemoteLogParserLoader"
extends="default" location="%SYS_TEMP_DIR%" path="%JAVA_PATH%">
...
<Parameter position="prepend"
value="-Dorg.eclipse.hyades.logging.parsers.maxWaitTimeInMillis=xxxxx"/>
...
</Application>
ここで xxxxx は、最大待ち時間 (ミリ秒) です (つまり、30000 より大きい値にします)。
Linux® および AIX® プラットフォームでは、一部のログ・ファイルのインポートがまったく機能しません。
この問題は、ユーザーがログ・ファイルへの適切なアクセス権を持っていない場合に発生します。この問題を解決するには、ログ・ファイルをユーザーのホーム・ディレクトリーにコピーして、そこからログ・ファイルをインポートする必要があります。
WebSphere® Application Server trace.log ファイルがインポートされると、内部相関が作成されます。
これらの相関には対応するエージェントの内部構造に関する情報が含まれているので、これらの相関を削除しないようにしてください。
最大 25 MB のログ・ファイルをワークスペースにインポートすることができます。ログ・ファイルを開くのにかかる時間はファイル内のログ・レコード数に依存しますが、「メモリー不足」例外を受け取る場合もあります。
この問題を回避するには、大容量ログ・サポート機能を使用します。
IBM DB2® Express 診断ログをインポートする場合、表示される結果のログ・イベントが、ログ・イベントの仕様に沿わないことがあります。これは、DB2 診断ログをログ・イベントに変換するのに使用される db2diag.exe ユーティリティーのバグが原因です。このバグは、これ以外にはインポート操作に影響を与えません。db2diag.exe が修正されるまで、既知の回避策はありません。
インポート対象のログ・ファイルのタイプに関する検査が行われません。ログ・ファイルをインポートするときは、インポート対象のログ・ファイルに関して正しいログ・タイプおよびバージョンが選択されていることを確認してください。インポート中に問題が発生した場合、ログ・ビューにはレコードが表示されないか、誤ったレコードが表示され、さらにエラー・メッセージが表示されます。このエラーの詳細情報については、エラー・ダイアログ内の詳細を確認してください。
ワークベンチが稼働するロケールとは異なるロケールのタイム・スタンプが含まれるログ・ファイルをインポートする場合に、ルール・ベースのログ・ファイル・パーサーはタイム・スタンプやその他のログ・レコード・データを正しく構文解析しないことがあります。例えば、英語の IBM HTTP Server アクセス・ログ・ファイルを日本語環境のマシン上にインポートするときに、結果のログ・イベントの creationTime 値はゼロになり、ログ・イベントの msg フィールドはブランクになります。
この問題を回避するには、現行マシンのロケールとは異なるロケールのタイム・スタンプが含まれるログ・ファイルをインポートするときに、ログ・インポート・ウィザードの「詳細」タブでログ・ファイルのロケールを指定してください (ロケール・フィールドが存在する場合)。
バイナリー WAS アクティビティー・ログを、ルール・パーサーを使用して AIX システムからインポートすると、以下のエラーがエラー・ダイアログに表示されて失敗します。
IWAT0030E An error occurred during the execution of the remote log
parser "com.ibm.etools.logging.adapter.config.StaticParserExtension":IWAT0412E Errors occurred parsing the log file /home/tfoun/logs/activity.log.
java.lang.Exception: IWAT0239E Converter command failed: java.lang.Exception:
IWAT0238E Converter process ended with exit value 1AIX では、バイナリー・ログ・ファイルを構文解析できるようにテキストに変換するコンバーター・コマンドが失敗します。この問題を回避するには、静的パーサーを使用してバイナリー・アクティビティー・ログ・ファイルをインポートするか、WAS showlog ユーティリティーを使用してバイナリー・アクティビティー・ログ・ファイルをテキストに変換し、生成されるテキスト・ファイルをインポートします。WAS showlog ユーティリティーは、WAS インストール・ディレクトリーの bin ディレクトリーにあります。例えば、バイナリー・ログ・ファイルを activity.txt というテキスト・ファイルに変換するには、以下のコマンドを使用します。
/opt/WebSphere/AppServer/bin/showlog activity.log activity.txt
次に、activity.txt をインポートします。
インポートするログ・ファイルを指定するときに、拡張フィルターを作成できます。「フィルター・プロパティーの追加」ダイアログ・ボックスに、「属性」フィールドのコンボ・ボックスがあります。このコンボ・ボックスは、ログ・イベント・プロパティーの数をリストします。ログ・イベント・プロパティーの複合タイプはリストされないことに注意して下さい。
複数のログ・ファイルを同時にインポートする場合、インポートされる記録の日付が誤っていることがあります。この問題を回避するには、ファイルを 1 度にインポートしてください。
データベースに対する同時クライアント・アクセスによって、テーブルがロックされる可能性があります。テーブルをアンロックするには、ワークベンチおよびデータベース・サーバーを再始動します。
複数のワークスペースで同じデータベースおよびデータベース・アカウントを使用する場合、リソース・パスの衝突が発生し、リソースがデータベースに持続されない場合があります。
この問題を解決するには、各ワークスペースで異なるプロジェクト名およびモニター名を使用し、リソース・パスの衝突を避けます。
Linux/GTK の大容量リソース・サポートの設定ページで、有効なデータベース・タイプを選択しても、データベース設定フィールドが使用不可のままになります。
この問題を解決するには、データベース・タイプに DB2 を選択して設定を適用します。その後、設定ダイアログを閉じて再度開くと、フィールドは使用可能になります。
大容量ログ・サポートのパフォーマンスを向上させるには、大容量ログのインポート後、以下のコマンドを実行します。
db2 -tvf plugins/com.ibm.etools.ac.resources.database_x_x_x /scripts/runStatsForAllHyadesTablesDB2-8.1.sql
ここで、x_x_x はプラグイン・ディレクトリーのバージョン番号です。
場合によって、以下の SQL 例外が発生する可能性があります。
com.ibm.db2.jcc.b.SQLException: NULLID.SYSSH203 0X5359534C564C3031
この問題が発生したら、DB2 または Cloudscape™ をネットワーク・モードで使用している場合は、ワークベンチおよびデータベースを再始動します。この例外の発生時にインポートされたログは無効であるため、再度インポートする必要があります。
「大容量ログ・サポート」ページの「プロファイルおよびロギング」セクションの「設定」ダイアログで、設定に変更を適用する前に「接続のテスト」をクリックした場合、接続エラーが発生します。これを避けるには、変更を行った後に「適用」をクリックし、その後「接続のテスト」をクリックします。
以下の XPath 式は、大容量のログを分析する場合はサポートされません。
<expression:xpathExpression>/CommonBaseEvent</expression:xpathExpression>
大容量ログ・サポートに DB2 が使用される場合、1 つのイベントに複数の contextDataElements がある場合でも、「ログ」ビューには 1 つの contextDataElement しか表示されません。
「新規ログ相関」ウィザードで、「使用可能なログ」リストしか表示されず、さらにそのリストが空です。これは、ウィザード・ページの左の部分しか表示されていないことが原因です。
この問題を回避するには、ウィザード・ページをサイズ変更して、「選択されたログ」リストとアクション・ボタンが表示されるようにします。あるいは別の回避策として、ログ・ナビゲーター・ビューで相関用のログ・ファイルを選択してから「新規ログ相関」ボタンをクリックする方法もあります。
「サンプル作成」ウィザード (「新規」>「サンプル」) を使用してサンプルを作成すると、ワークベンチが異常終了します。これは、「サンプル作成」ウィザードが作成手順の一環で readme.html ファイルを開こうとするときに発生します。この問題は Red Hat Linux v8.0 with the IBM Java™ 仮想マシン (JVM) で検出される問題であり、SWT バグです (https://bugs.eclipse.org/bugs/show_bug.cgi?id=76515)。
この問題を回避するには、IBM J9 JVM を使用して起動するようにするため、ac.sh に JVM 引数として -Xj9 を追加します。(例、./eclipse -vmargs -Xj9 -Xmx500m。) Red Hat Linux v8.0 での SWT の実行についての詳細は、 SWT FAQ (http://dev.eclipse.org/viewcvs/index.cgi/%7Echeckout%7E/platform-swt-home/faq.html) を確認してください。
注: Eclipse リファレンス・プラットフォーム表 (http://www.eclipse.org/eclipse/development/eclipse_project_plan_3_0.html#TargetOperatingEnvironments) に記載されているように、サポートされる Linux システムは、GTK+ ウィジェット・ツールキット、バージョン 2.2.1 および関連ライブラリー (GLib、Pango) のみです。SWT HTML ビューアーには Mozilla 1.4GTK2 が必要です。他の Linux システム上の Motif の場合は、Open Motif 2.1 (組み込み済み) がサポートされ、SWT HTML ビューアーには Mozilla 1.4GTK2 が必要です。
TPTP の制限のため、ログ・ナビゲーター・ツールバー・ボタンおよびコンテキスト・メニューから両方のタイプの症状データベースを作成することはできません。 回避策としては、ワークベンチ・メニューから「ファイル」>「新規」>「その他」>「プロファイルおよびロギング」を選択して、作成する症状データベースのタイプを選択します。
XPath ルールおよび IBM の相関ルールでは、メッセージ・ログ・イベント・プロパティーの文字列は、1024 バイトを超えてはなりません。文字列が 1024 バイトを超える場合、それらは処理されません。
ログ・イベントの複合エレメント (sourceComponentID など) を使用しているときに、症状エディターにより無効な XPATH ルールが生成されます。
エージェント相互作用ビューおよびプロセス相互作用ビューは、ログ・ファイルの「シーケンス図」ビューからはサポートされません。
現在、この問題の回避策はありません。
プロファイル・ナビゲーターの「ビューの更新」コマンドは、相互作用トレースでは機能しません。ただし、相互作用トレースは定期的に自動で更新されます。
回避策としては、プロファイル・ツリー内の別のノードを選択してから、前のノードを再選択します。