IBM Rational Method Composer バージョン 7.5
インストール・ガイド
バージョン 7.5
ご注意
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。
インストールの概要
このインストール・ガイドには、Rational(R) Method Composer および IBM(R) Rational
Unified Process(R) のインストールおよびアンインストールについての説明が掲載されています。
本書の最新バージョン (更新された翻訳バージョンを含む) は、IBM Publications Center からオンラインで入手できます。
注:
インストール用語
以下の用語および表記規則を理解することは、インストール情報および製品を完全に活用するために有用です。
インストール情報では、以下の用語が使用されます。
- 管理ユーザー
- デフォルトの共通インストール・ロケーションに書き込む特権を持つユーザー。Linux(R) オペレーティング・システムでは、「root」か、または「sudo」を使用して Installation Manager を開始するユーザーです。Microsoft(R) Windows(R) XP では、「管理者」グループのメンバーであるユーザーです。Microsoft Windows Vista では、「管理者として実行」を使用して Installation Manager を開始するユーザーです。
- インストール・ディレクトリー
- パッケージをインストールした後の製品成果物の場所です。
- パッケージ
- ソフトウェア製品のインストール可能な単位です。ソフトウェア製品パッケージは、そのソフトウェア製品の他のパッケージと独立して操作できる、個別にインストール可能な単位です。
- パッケージ・グループ
- パッケージ・グループは、1 つのディレクトリーを表し、このディレクトリー内では異なる製品パッケージが、同じグループの他のパッケージとリソースを共用します。
Installation Manager を使用してパッケージをインストールするときは、新規パッケージ・グループを作成するか、既存のパッケージ・グループにパッケージをインストールすることができます。(一部のパッケージでは、パッケージ・グループを共用できません。この場合は、既存のパッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。)
- リポジトリー
- ダウンロード用のパッケージがある永続ストレージ域です。ディスク・メディア、ローカル・ハード・ディスク上のフォルダー、またはサーバー・ロケーションをリポジトリーとして使用できます。
- 共用リソース・ディレクトリー
- いくつかのインスタンスでは、複数の製品パッケージがリソースを共用できます。これらのリソースは、パッケージが共用するディレクトリーに配置されます。
インストールのデフォルト値および表記規則
インストール資料では、特定のディレクトリー・ロケーションを示す Shared
resources directory などの表記規則が使用されています。このトピックでは、
Rational Method Composer および関連するデフォルト値に関して使用されている表記規則について説明します。
表 1. インストール資料の表記規則およびデフォルト値
名前 |
インストール資料での表記規則 |
デフォルト値 |
Installation Manager のインストール・ディレクトリー |
Installation Manager directory |
-
: C:\Program Files\IBM\Installation Manager
-
: /opt/IBM/Installation Manager |
Installation Manager の共用リソース・ディレクトリー |
Shared resources directory |
-
: C:\Program Files\IBM\SDPShared
-
: /opt/IBM/SDPShared |
Rational Method Composer のインストール・ディレクトリー |
Rational Method Composer directory |
-
: C:\Program Files\IBM\RMC
-
: /opt/IBM/RMC |
Rational Method Composer のワークスペース・ディレクトリー |
workspace directory |
-
: <user.home>\IBM\RMC\workspace.75
-
: <user.home>/IBM/RMC/workspace.75 |
インストールの計画
いずれかの製品機能のインストールまたは更新を実行する前に、このセクションにあるすべてのトピックに目を通しておいてください。効果的な計画を立てたり、インストール・プロセスの重要な点を理解したりすることは、インストールを正常に実行する上で役に立ちます。
インストールのロードマップ
インストールのロードマップには、製品をインストールするための主な作業がリストされています。
Rational Method Composer のインストールのロードマップ
Rational Method Composer をインストールするには、以下の作業を実行します。
- ご使用のコンピューターが、製品をインストールするための最小ハードウェア要件および最小ソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
- ご使用のユーザー ID が、製品をインストールするための要件を満たしていることを確認します。
- 上記以外の計画情報を確認します。
- 必要なすべてのプリインストール作業を完了します。
- ランチパッドを開始します。
- ランチパッドをクリックして Rational Method Composer のインストールを開始します。「パッケージのインストール」ウィザードの画面に表示される指示に従い、必要に応じて Installation
Manager をインストールまたは更新してから、製品をインストールします。
- インストールが正常に終了したことを確認します。
- 必要なすべてのポストインストール作業を実行します。例えば、適切な製品ライセンスの構成などです。
Installation Manager の概要
IBM Installation
Manager は、Rational Method Composer 製品パッケージをワークステーションにインストールするためのプログラムです。
Installation Manager を使用して、パッケージの更新、変更、およびアンインストールも行います。パッケージとは、製品、コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。
どのインストール・シナリオに従って Rational Method Composer をワークステーションにインストールするかにかかわらず、Rational パッケージのインストールには Installation Manager を使用してください。
IBM Installation
Manager には、時間を節約するための多くの機能が用意されています。これは、インストールしようとしているもの、すでにインストールされているソフトウェア・コンポーネント、およびインストールに使用できるコンポーネントを追跡します。これは更新を検索するため、最新バージョンの Rational 製品パッケージをインストールしていることがわかります。また、
Installation Manager には、インストールした製品パッケージのライセンスを管理するためのツールも用意されています。これは、パッケージの更新と変更用のツールを備えています。また、Installation Manager を使用して製品パッケージをアンインストールすることもできます。
IBM Installation
Manager は、パッケージをそのライフ・サイクルを通じて簡単に保守するための次の 6 つのウィザードから構成されています。
- 「インストール」ウィザードは、インストール・プロセスを順に示していきます。デフォルトをそのまま受け入れるか、デフォルト設定を変更してカスタム・インストールを作成することで、製品をインストールできます。インストールを実行する前に、ウィザードを通して行った選択の完全な要約が提供されます。このウィザードを使用して、1 つ以上の製品パッケージを一度にインストールすることができます。
- 「更新」ウィザードは、インストール済み製品パッケージの使用可能な更新を検索します。更新は、リリース済みのフィックス、新規フィーチャー、または Rational 製品の新規バージョンである可能性があります。ウィザードには更新内容の詳細が表示されます。更新を適用するかどうかを選択できます。
- 「変更」ウィザードを使用して、既にインストール済みのパッケージの特定の要素を変更することができます。製品パッケージの最初のインストール時に、インストールするフィーチャーを選択します。後で他のフィーチャーが必要であることがわかった場合は、「パッケージの変更」ウィザードを使用して、それらを製品パッケージに追加することができます。また、フィーチャーを除去したり、言語を追加または除去したりすることもできます。
- 「ライセンスの管理」ウィザードは、パッケージのライセンスをセットアップする際に役立ちます。このウィザードは、評価版ライセンスを完全ライセンスに変更する場合に使用します。
- 「ロールバック」ウィザードを使用すると、前のバージョンのパッケージに戻すことができます。
- 「アンインストール」ウィザードは、コンピューターからパッケージを除去するために役立ちます。一度に複数のパッケージをアンインストールすることができます。
インストール要件
このセクションでは、ソフトウェアを正常にインストールし、実行するために満たす必要がある、ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件を示します。
ハードウェアとソフトウェアの要件
ご使用のハードウェアおよびソフトウェアが最小必要要件を満たすか超えることを確認してください。ご使用のハードウェアおよびソフトウェアが最小必要要件を満たさないときは、Rational Method Composer のインストールや実行ができないこともあります。
製品をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件および最小ソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。
ハードウェア |
要件 |
プロセッサー |
Intel(TM) Pentium(R) III 800 MHz 以上のプロセッサー。 |
メモリー |
768 MB 以上の RAM。応答性が向上するので、メモリーを増設することをお勧めします。 |
ディスク・スペース |
- IBM Rational Method Composer のインストール用に 900 MB
- インストール時の TEMP ディレクトリー用に 1800 MB
|
ディスプレイ |
最低 256 色の 1024 x 768 のディスプレイ (最適な結果を得るには、これ以上)。
High Color または True Color をお勧めします。 |
その他のハードウェア |
Microsoft マウスまたは互換性のあるポインティング・デバイス |
オペレーティング・システム
この製品は以下のオペレーティング・システムをサポートしています。
表 2. Windows 環境
オペレーティング・システム |
バージョン |
Microsoft Windows Vista |
Business、Enterprise、または Ultimate エディション |
Microsoft Windows XP |
Service Pack 2 または Service Pack 3 を導入した Professional |
Microsoft Windows Server 2003 |
Service Pack 1 および Service Pack 2 を導入した Standard Edition |
Microsoft Windows Server 2003 |
Service Pack 1 および Service Pack 2 を導入した Enterprise Edition |
Microsoft Windows Server 2008 |
別名 Longhorn |
表 3. Linux 環境
オペレーティング・システム |
バージョン |
Red Hat |
Enterprise WS 4 (Update 4 および 5) |
Red Hat |
Desktop バージョン 4 (Update 4 および 5) |
Red Hat |
Enterprise バージョン 5.0 Server Edition (Update 1) |
SuSE |
SLES 9 Service Pack 3 |
SuSE |
SLES 10 Service Pack 1 および Service Pack 2 |
注:
リストされているオペレーティング・システムは、サポートされているすべての言語をサポートしています。
ブラウザー
この製品は以下のブラウザーをサポートしています。
ソフトウェア |
バージョン |
Internet Explorer |
6.0 Service Pack 1 |
Internet Explorer |
7.0 |
Firefox |
2.0.0.4 以降、3.0 |
BIRT レポート
BIRT レポートを使用する場合は、以下のソフトウェアが必要です。
ソフトウェア |
バージョン |
Microsoft Word |
2003 または 2007 |
Adobe(R) Reader |
6 以降 |
ユーザー特権の要件
製品をインストールするには、特定の要件を満たすユーザー ID が必要です。
- ユーザー ID には 2 バイト文字を含めることはできません。
- 管理者グループに属するユーザー ID が必要です。
ランチパッドからのインストールで管理者ユーザー ID または非管理者ユーザー ID を使用した場合の影響
表 4. 次の表に、インストール時に使用するユーザー ID のアクセス権限が異なる場合の影響を示します。
Installation Manager を実行するユーザー ID 権限 |
管理者以外としてインストールをクリック |
管理者としてインストールをクリック |
管理者以外 (現行ユーザー) |
- Installation Manager は現行ユーザーのみを対象にインストールされ、マシン上の他のユーザー・アカウントには表示されません。
- 以降の製品およびパッケージは、このユーザー・アカウントにのみインストールできます。
|
- Installation Manager は、この管理者 ID の現行ユーザー域にインストールされます。
- Installation Manager のインストール後は、現行管理者ユーザーのみに製品がインストールされます。
|
管理者 |
エラー・メッセージが表示されます。 |
- Installation Manager はすべてのユーザーにインストールされます。
- この Installation Manager を使用してインストールしたすべての製品で、すべてのユーザーが対象になります。
|
インストールの計画
ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件を検証した後で、インストールのシナリオを計画してください。
インストール・シナリオ
Rational Method Composer 7.5 は、ランチパッドからインストールします。Rational Method Composer をインストールすると試用ライセンスが自動インストールされます。「ライセンスの管理」ウィザードを使用して、試用ライセンスを完全ライセンスに変更します。詳しくは、ライセンスの管理を参照してください。試用ライセンスは、インストール後 30 日で有効期限が切れます。
ランチパッド・プログラムからインストールを開始するには、次のいずれかのシナリオを使用します。
- 製品 CD からのインストール。
- ワークステーション上の電子イメージからのインストール。
- 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール。
インストール・リポジトリー
IBM Installation Manager は、固有のリポジトリー・ロケーションから製品パッケージを取得します。
デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品の組み込み URL を使用して、インストール製品パッケージおよび新規フィーチャーを含んだリポジトリー・サーバーに接続します。組織によっては、会社のイントラネット・サイトを使用するようにリポジトリー接続を指定変更する必要がある場合もあります。
ランチパッド・プログラムから Rational Method Composer のインストールを開始すると、製品パッケージの入ったリポジトリーのロケーションが自動的に IBM Installation Manager に定義されます。
プリインストール作業
Rational Method Composer をインストールする前に、以下の作業を完了する必要があります。
- システムが、インストール要件セクションに記載された要件を満たしていることを確認します。
- 自分のユーザー ID に、製品をインストールするために必要なアクセス権があるか確認します。
ユーザー特権の要件を参照してください。
- インストールの計画セクションに目を通します。
プリインストール・チェックリスト
以下の情報を検討し、必要なプリインストール手順を確実に完了するようにします。
__ 1.
IBM パスポート・アドバンテージ(R)からダウンロードした電子イメージからインストールする場合は、必要な部分が揃っており、ダウンロードしたファイルが正しく解凍されていることを確認します。
__ 2.
(Linux の場合) 物理メディアからインストールする場合は、CD ドライブをマウントします。
__ 3.
(Linux の場合) 製品インストールを使用するために root 以外のアカウントが欲しい場合は、製品をインストールする前に umask 変数に 0022 を設定します。この変数を設定するには、root ユーザーとしてログインし、端末セッションを開始して umask 0022 と入力します。
__ 4.
(Linux の場合) コンピューター上のファイル・ハンドルの数を増やします。詳しくは、
Linux コンピューター上のファイル・ハンドル数の増加を参照してください。
__ 5.
適切なユーザー ID でコンピューターにログオンしていることを確認してください。
Linux コンピューター上のファイル・ハンドル数の増加
大部分の Rational 製品では、プロセスごとに多数のファイル・ハンドルを使用します。製品のパフォーマンスを最適化するために、ファイル・ハンドルの数をデフォルト値の 1024 より大きくしてください。場合によっては、システム管理者がこの変更を実行する必要があります。
重要:
以下のステップを正しく実行しなかった場合は、コンピューターをリブートしたときにコンピューターが始動しません。
Linux 上のファイル・ハンドルの数を増やすには、以下のようにします。
- root としてログインします。この手順を実行するには root アクセス権限が必要です。
- etc ディレクトリーに移動します。
重要: 次のステップでファイル・ハンドルの数を増やす場合は、コンピューター上に空の init スクリプト・ファイルを残さないでください。残した場合は、コンピューターをリブートしたときにコンピューターが始動されません。
- vi エディターを使用して、etc ディレクトリーにある initscript ファイルを編集します。このファイルが存在しないときは、vi initscript と入力してファイルを作成します。
- 1 行目に ulimit -n 4096 と入力します。要点は、4096 が大部分の Linux コンピューターのデフォルトである 1024 よりずっと大きいことです。
重要:
ハンドルの数を大きく設定しすぎないでください。大きくしすぎると、システム全体のパフォーマンスに負の影響があります。
- 2 行目に eval exec "$4" と入力します。
- ステップ 4 および 5 を完了したことを確認後、ファイルを保存して閉じます。
- オプション: etc/security ディレクトリーにある limits.conf ファイルを変更することによって、ユーザーまたはグループが使用可能なハンドルの数を制限します。
SUSE Linux Enterprise
Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux 4 の両方に、このファイルがデフォルトで存在しています。このファイルが存在しないときは、前の手順のステップ 4 で小さい数 (2048 など) を使用して、プロセスごとに許可されるオープン・ファイルの数を制限してみてください。ステップ 4 で大きい数を設定した場合に limits.conf ファイルに制限を設定しないと、コンピューターのパフォーマンスが大幅に低下することがあります。
次のサンプル limits.conf ファイルでは、すべてのユーザーを制限して、その後で、その他に対して異なる制限を設定しています。このサンプルでは、ステップ 4 でハンドル数に 8192 を設定したと想定されています。
* soft nofile 1024
* hard nofile 2048
root soft nofile 4096
root hard nofile 8192
user1 soft nofile 2048
user1 hard nofile 2048
この前の例の * では、まずすべてのユーザーに制限を設定していることに注意してください。これらの制限は、後続の制限より小さくします。
root ユーザーにはより大きい数の許容ハンドルがオープンになっており、user1 が使用できる数はこの 2 つの中間になっています。変更を実行する前に limits.conf ファイルに含まれているドキュメンテーションを読んで理解するようにしてください。
ドライブのマウント
Linux など一部のオペレーティング・システムでは、製品ディスク上のデータにアクセスする前にドライブをマウントする必要があります。
ドライブをマウントする前に、製品ディスクをドライブに挿入してください。
Linux の場合:
- root アクセス権限を持つユーザーとしてログインします。
- ドライブに CD-ROM を挿入してからコマンド mount
-t iso9660 -o ro /dev/cdrom /cdrom を入力します。 変数 /cdrom は、CD-ROM のマウント・ポイントを表します。
- ログアウトします。
一部のウィンドウ・マネージャーでは、CD-ROM を自動でマウントできます。詳しくは、ご使用のシステムの資料を参照してください。
電子イメージの確認と解凍
IBM パスポート・アドバンテージからインストール・ファイルをダウンロードした場合は、インストールを行う前に、圧縮ファイルから電子イメージを解凍しなければなりません。イメージを解凍する前に、ダウンロードしたファイルが完全であることを確認することをお勧めします。
公開されている MD5 値とダウンロードしたファイルのチェックサムを比較して、ダウンロードしたファイルが完全であるかどうかを確認できます。
各圧縮ファイルを同じディレクトリーに解凍します。
Linux の場合: ディレクトリー名にスペースを含めないでください。スペースを含めると、launchpad.sh コマンドを実行してコマンド行からランチパッドを開始することができなくなります。
ソフトウェアのインストール
このセクションでは、IBM Installation
Manager と Rational Method
Composer のインストールおよびインストール検査について説明します。
CD からの Rational Method Composer のインストール: 作業の概要
以下に、製品 CD から Rational Method Composer をインストールする場合の一般的なステップを示します。
- ご使用のワークステーションに、製品パッケージを格納するのに十分なディスク・スペースが存在することを確認します。ハードウェアとソフトウェアの要件を参照してください。
- ランチパッド・プログラムを開始します。詳しくは、ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
- ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。詳しくは、IBM Installation Manager のインストールを参照してください。
Installation Manager をインストールした後や、
Installation Manager が既にシステム上にインストールされているときは、「パッケージのインストール」ウィザードが自動的に開始されます。
- ランチパッド・プログラムから Rational Method Composer のインストールを開始します。 詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。
注:
製品のインストールが完了する前に Installation Manager を終了した場合は、ランチパッドから Installation Manager を再始動しなければなりません。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。
.
- ライセンスの設定を行います。初期状態では、試用ライセンスが用意されています。製品を継続的に使用するには、ライセンスを設定しなければなりません。
ライセンスの管理を参照してください。
- Linux の場合: ワークステーション上のファイル・ハンドルの数を増やします。
Linux コンピューター上のファイル・ハンドル数の増加を参照してください。
ワークステーション上の電子イメージからの Rational Method Composer のインストール: 作業の概要
以下に、電子インストール・イメージから Rational Method Composer をインストールする場合の一般的なステップを示します。
- IBM パスポート・アドバンテージからのダウンロード・パッケージと解凍したインストール・イメージの両方を格納できるだけの十分なスペースをワークステーション上に確保してください。
ハードウェアとソフトウェアの要件を参照してください。
- ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを解凍し、インストール・イメージの完全性を検査します。詳しくは、電子イメージの確認と解凍を参照してください。
- 本書の電子イメージからのインストールセクションのステップに従います。
電子イメージからのインストール
- プリインストール作業を完了します。
- ランチパッド・プログラムを開始します。詳しくは、ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
- ランチパッド・プログラムから Rational Method Composer のインストールを開始します。 詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。
ワークステーション上に IBM Installation
Manager が検出されなかった場合は、Installation Manager をインストールするようプロンプトが表示されます。ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。詳しくは、IBM Installation Manager のインストールを参照してください。
Installation Manager をインストールした後や、
Installation Manager が既にシステム上にインストールされているときは、「パッケージのインストール」ウィザードが自動的に開始されます。
注:
製品のインストールが完了する前に Installation Manager を終了した場合は、ランチパッドから Installation Manager を再始動しなければなりません。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。
.
- ライセンスの設定を行います。初期状態では、試用ライセンスが用意されています。製品を継続的に使用するには、ライセンスを設定しなければなりません。
ライセンスの管理を参照してください。
- Linux の場合: ワークステーション上のファイル・ハンドルの数を増やします。
Linux コンピューター上のファイル・ハンドル数の増加を参照してください。
共有ドライブ上の電子イメージからの Rational Method Composer のインストール: 作業の概要
このシナリオでは、社内のユーザーが単一の場所で Rational Method Composer のインストール・ファイルにアクセスできるように、共有ドライブ上に電子イメージを配置します。
共有ドライブ上にインストール・イメージを配置する担当者は、以下のステップを実行します。
- IBM パスポート・アドバンテージからのダウンロード・ファイルと解凍したインストール・イメージの両方を格納できるだけの十分なディスク・スペースを共有ドライブ上に確保してください。
ハードウェアとソフトウェアの要件を参照してください。
- ダウンロードしたファイルから共有ドライブ上のアクセス可能なディレクトリーにインストール・イメージを解凍し、インストール・イメージの完全性を検査します。
電子イメージの確認と解凍を参照してください。
共有ドライブ上のインストール・ファイルから Rational Method Composer をインストールするには、以下のようにします。
- 共有ドライブ上の disk1 ディレクトリー (インストール・イメージが収められている) に移動します。
- 電子イメージからのインストールに記述されているステップに従います。
ランチパッド・プログラムからのインストール
ランチパッド・プログラムを使用することで、単一の場所からリリース情報を参照したり、インストール・プロセスを開始したりできるようになります。
以下のシナリオの場合は、ランチパッド・プログラムを使用してインストールを開始してください。
- ワークステーション上の電子イメージからのインストール。
- 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール。
ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。
- まだ実行していない場合は、プリインストール・チェックリストに記載されたプリインストール作業を実行します。
- ランチパッド・プログラムを開始します。
ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
- Rational Method Composer のインストールを開始します。
ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。
- 「パッケージのインストール (Install Packages)」ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。詳しくは、IBM Installation
Manager を使用した Rational Method Composer のインストールを参照してください。
ランチパッド・プログラムの開始
まだ実行していない場合は、プリインストール・チェックリストに記載されたプリインストール作業を実行します。
CD からインストールを行っている場合にワークステーションで自動実行が有効になっていると、最初のインストール・ディスクを CD ドライブに挿入したときに、ランチパッドが自動的に開始されます。電子イメージからインストールしている場合、またはワークステーションで自動実行が設定されていない場合は、ランチパッド・プログラムを手動で開始しなければなりません。
ランチパッド・プログラムを開始するには、以下のようにします。
- CD ドライブに CD を挿入します。Linux の場合: CD ドライブがマウントされていることを確認します。
- システムで自動実行が有効になっている場合は、ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。システムで自動実行が有効になっていない場合は、以下のようにします。
- Windows の場合: CD のルート・ディレクトリーにある launchpad.exe を実行します。
- Linux の場合: CD のルート・ディレクトリーにある launchpad.sh を実行します。
ランチパッド・プログラムからのインストールの開始
- ランチパッド・プログラムを開始します。
- まだ確認していない場合には、「リリース・ノート (Release notes)」をクリックして、リリース情報に目を通します。
- インストールを開始する準備ができたら、「Rational Method Composer のインストール (Install Rational Method Composer)」をクリックします。
- メッセージ・ウィンドウが開き、ワークステーション上でプログラムが検出されたかどうかが通知されます。
- システム上に IBM Installation
Manager が検出されなかった場合は、作業を進める前に、それをインストールしなければならないことが通知されます。
- 「OK」をクリックして、IBM Installation Manager をインストールします。
- ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。詳しくは、IBM Installation Manager のインストールを参照してください。
- インストールが正常に完了したら、「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
- 表示されたメッセージに目を通し、「OK」をクリックします。
- システム上に IBM Installation
Manager が検出された場合は、「OK」をクリックすると Installation Manager が開始され、「パッケージのインストール (Install Packages)」ウィザードが自動的に開きます。
- 「パッケージのインストール (Install Packages)」ウィザードの指示に従って、インストールを実行します。詳しくは、IBM Installation
Manager を使用した Rational Method Composer のインストールを参照してください。
IBM Installation Manager のインストール
IBM Installation
Manager は、ソフトウェア・パッケージをインストールするために使用するツールです。提供製品のインストールを開始すると自動でインストールされます。
ランチパッドから Rational Method Composerのインストールを開始すると、IBM Installation
Manager は、まだインストールされていない場合であっても自動で開始されます。この後、Rational Method Composer のインストール処理の間に、ご使用のコンピューターに Installation Manager をインストールすることになります。
パッケージによっては、最新バージョンの Installation Manager が必要になることがあります。
Installation Manager の「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページにある「更新をサービス・リポジトリーから検索する (Search service repositories for updates)」チェック・ボックスをクリアしていない場合は、更新が検出されます。
注:
Installation Manager は、コンピューター上のユーザー ID ごとに一度のみインストールされます。
IBM Installation Manager の開始
ランチパッドから Rational Method Composerのインストールを開始すると、IBM Installation
Manager は、まだインストールされていない場合であっても自動で開始されます。
Installation Manager を既にインストールしてある場合は、以下のいずれかの方法によって開始できます。
- Windows の場合: 「スタート」 -> 「すべてのプログラム」 -> 「IBM Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」
- Linux の場合: Installation Manager directory/eclipse に移動し、IBMIM を実行します。
IBM Installation
Manager を使用した Rational Method Composer のインストール
以下のステップで、IBM Installation Manager を使用して Rational Method
Composer パッケージをインストールする方法を説明します。
- (オプション)「パッケージのインストール」ウィザードが自動的に開始されない場合は、以下のようにして開始します。
- Installation Manager を開始します。
- 「スタート」ページの「インストール」をクリックします。
注:
新規バージョンが検出された場合は、先に進む前に新規バージョンをインストールすることを確認するプロンプトが出されます。
「OK」をクリックして先に進みます。
Installation Manager によって新規バージョンが自動的にインストールされます。
開始された Installation Manager では、Installation Manager に定義されているすべてのリポジトリーから使用可能なパッケージを検索します。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの「インストール」ページに、定義済みのリポジトリーにあるすべてのパッケージがリストされます。同じパッケージの 2 つのバージョンが見つかった場合には、そのパッケージの最新のバージョン、つまり推奨されるバージョンのみが表示されます。検索によって検出されたパッケージのすべてのバージョンを表示するには、「すべてのバージョンを表示」をクリックします。
- Rational Method Composer パッケージをクリックすると、「詳細」ペインにその説明が表示されます。
- パッケージの更新を検索するには、「他のバージョンおよび拡張機能の確認 (Check for Other Versions and Extensions)」をクリックします。
注:
Installation Manager にインストール済みパッケージの事前定義された IBM 更新リポジトリー・ロケーションを検索させるには、「リポジトリー」設定ページの「インストール中および更新中のサービス・リポジトリーの検索」を選択する必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。インターネット・アクセスも必要です。
Installation Manager が、製品パッケージの事前定義された IBM 更新リポジトリーから更新を検索します。また、設定したすべてのリポジトリー・ロケーションも検索されます。検索の実行状況を示す進行標識が表示されます。製品の基本パッケージをインストールする際に、同時に更新をインストールすることができます。
- パッケージの更新が見つかると、「パッケージのインストール (Install Packages)」ページにある「インストール・パッケージ (Installation Packages)」リストの対応する製品の下に、それらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
- 使用可能なパッケージについて検出されたすべての更新を表示するには、「すべてのバージョンを表示」をクリックします。
- 「詳細」の下にパッケージの説明を表示するには、パッケージ名をクリックします。
README ファイルやリリース・ノートなど、そのパッケージに関する追加情報がある場合は、説明テキストの最後に「その他の情報 (More info)」リンクがあります。リンクをクリックすると、ブラウザーに追加情報が表示されます。インストールするパッケージを十分に理解するため、すべての情報を確認してからインストールを続行してください。
- インストールするパッケージおよびそのパッケージに対する更新を選択します。同時に、依存関係のある更新が自動的に選択およびクリアされます。
「次へ」をクリックして先に進みます。
注:
同時に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループの中にインストールされます。
- 「ライセンス (Licenses)」ページで、選択したパッケージのご使用条件に目を通します。複数のインストール・パッケージを選択した場合、パッケージごとにご使用条件が表示されることがあります。
「ライセンス (License)」ページの左側でそれぞれのパッケージ・バージョンをクリックすると、そのご使用条件が表示されます。インストール対象として選択したパッケージ・バージョン (例えば、基本パッケージおよび更新など) が、パッケージ名の下にリストされます。
- すべてのご使用条件に同意する場合は、「ご使用条件に同意します (I accept the terms of the license agreements)」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「場所」ページの「共用リソース・ディレクトリー (Shared Resources Directory)」フィールドに共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルトのパスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが共用可能なリソースが入ります。
「次へ」をクリックして先に進みます。
デフォルトのパス: C:\Program Files\IBM\SDPShared
重要:
共用リソース・ディレクトリーを指定できるのは、パッケージを最初にインストールするときだけです。今後使用可能になるパッケージの共用リソースを格納できるだけの十分なスペースを確保するには、できるだけ大きいディスクを使用するようにしてください。ディレクトリーの場所を変更するには、すべてのパッケージをアンインストールする必要があります。
- 「場所」ページで、パッケージのインストール先となる既存のパッケージ・グループ を選択するか、新規のグループを作成します。パッケージ・グループとは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用することになるディレクトリーを表したものです。新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
- 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
- パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。 パッケージ・グループの名前は、自動的に作成されます。
デフォルトのパス: C:\Program Files\IBM\RMC
- 「次へ」をクリックして先に進みます。
- 「機能 (Features)」ページの「言語 (Languages)」で、パッケージ・グループの言語を選択します。パッケージのユーザー・インターフェースおよび文書用の対応する各国語翻訳データがインストールされます。ここでの選択は、このパッケージ・グループにインストールされるすべてのパッケージに適用されることに注意してください。
- 「要約」ページでは、パッケージをインストールする前に、選択項目の確認を行います。これまでのページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。インストールの選択項目が適切であれば、「インストール」をクリックして、パッケージをインストールします。 進行標識にインストールの完了率が表示されます。
- インストール・プロセスが完了すると、プロセスが正常に行われたことを示すメッセージが表示されます。
- 「ログ・ファイルの表示 (View log file)」をクリックすると、現行セッションのインストール・ログ・ファイルが新しいウィンドウで開きます。先に進むには、「インストール・ログ (Installation Log)」ウィンドウを閉じなければなりません。
- 「パッケージのインストール (Install Package)」ウィザードで、終了時に開始するかどうかを選択します。
- 「完了」をクリックすると、選択したパッケージが起動します。「パッケージのインストール (Install Package)」ウィザードが閉じられ、「開始」ページに戻ります。
ポストインストール作業
製品パッケージのインストール後に、要求どおりに、ポストインストール作業を完了するか、製品パッケージを構成してください。
ポストインストール・チェックリスト
製品のインストール後に、複数の作業を完了して構成を行い、インストール済み環境の検査を行います。
以下の情報を検討し、ポストインストール手順が要求どおりに確実に完了されるようにします。
__ 1.
インストール済み環境を検査し、製品が確実に開始できるようにします。
__ 2.
Rational Method Composer のライセンスを構成します。
Rational Method
Composer の開始
デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから Rational Method Composer を開始できます。
Microsoft Windows オペレーティング・システムの場合: 「スタート」 -> 「すべてのプログラム」 -> 「IBM
Rational Method Composer 7.5」 -> 「Method Composer」をクリックします。
Rational Method Composerをコマンド行インターフェースから開始するには、以下のようにします。
- Windows の場合: コマンド <product installation
directory>\rmc\rmc.exe を入力します。
- Linux の場合: コマンド .<product installation directory>\rmc\rmc を入力します。
ライセンスの管理
インストール済みの IBM ソフトウェアおよびカスタマイズされたパッケージのライセンスを管理するには、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。「ライセンスの管理」ウィザードには、インストールされている各パッケージのライセンス情報が表示されます。
「ライセンスの管理」ウィザードを使用して製品アクティベーション・キットをインポートすることで、提供製品の試用バージョンをライセンス交付を受けたバージョンにアップグレードできます。
Rational 製品のライセンス管理の詳細については、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。
ライセンス・アクティベーション
ソフトウェアを初めてインストールするときや、製品を継続して使用するためにライセンスを延長するときに、製品のライセンスをアクティブにする方法について複数のオプションがあります。
この製品のライセンスは、ライセンス・アクティベーション・キットをインポートすることによりアクティブ化されます。
注:
試用ライセンスを使用しているときは、インストール後 30 日で有効期限が切れます。有効期限後に製品を使用するには、製品をアクティブにする必要があります。ライセンス・アクティベーションおよびアクティベーション処理に関する記事
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。
アクティベーション・キット
ライセンス・アクティベーション・キットには、ご使用の製品の永続ライセンス・キーが入っています。アクティベーション・キットを購入し、アクティベーション・キットの圧縮ファイルをコンピューターにダウンロードしてから IBM Installation
Manager を使用してアクティベーション・キット (JAR ファイル) をインポートし、ご使用の製品のライセンスをアクティブにします。
ライセンス・アクティベーション・キットのインポート
永続ライセンス・キーをインストールするには、IBM Installation
Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションまたは製品メディアからライセンス・アクティベーション・キットをインポートする必要があります。
アクティベーション・キットをまだ購入していない場合は、まず購入する必要があります。製品または製品アクティベーション・キットを購入済みの場合は、適切な CD を挿入するか、アクセス可能なワークステーションに IBM パスポート・アドバンテージ からアクティベーション・キットをダウンロードしてください。アクティベーション・キットは、Java(TM)アーカイブ (.jar) ファイルを含む .zip ファイルとしてパッケージされています。この .jar ファイルは永続ライセンス・キーを含んでおり、このファイルをインポートして製品をアクティブにする必要があります。
アクティベーション・キットの .jar ファイルをインポートし、新しいライセンス・キーを有効にするには、以下のようにします。
- IBM Installation Manager を開始します。
- メインページで、「ライセンスの管理」をクリックします。
- パッケージを選択し、「アクティベーション・キットのインポート」ラジオ・ボタンを選択します。
- 「次へ」をクリックします。 現行のライセンスの種類やライセンスの製品バージョンの範囲など、選択したパッケージの詳細が表示されます。
- メディア CD またはアクティベーション・キットのダウンロード・ロケーションのパスを参照し、適切な Java アーカイブ (.jar) ファイルを選択してから「開く」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。 「要約」ページに、アクティベーション・キットのターゲット・インストール・ディレクトリー、新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
- 「完了」をクリックします。
製品アクティベーション・キットが、永続ライセンス・キーを含めて、製品にインポートされます。「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に実行されたかどうかが示されます。
IBM Installation Manager から、ライセンス・タイプや有効期限など、インストール済み製品パッケージのライセンス情報を確認できます。
ライセンス情報を表示するには、以下のステップを実行します。
- IBM Installation Manager を開始します。
- 「スタート」ページで、「ライセンスの管理」をクリックします。
インストールされている製品パッケージごとに、パッケージ・ベンダー、現行ライセンス・タイプ、および有効期限が表示されます。
インストールの検査
インストール・プロセスが完了すると、プロセスが正常に行われたことを示すメッセージが表示されます。ログ・ファイルを開いて、製品のインストールを検査できます。
インストールを検査するには、以下のようにします。
- 「ログ・ファイルの表示 (View log file)」をクリックすると、現行セッションのインストール・ログ・ファイルが新しいウィンドウで開きます。先に進むには、「インストール・ログ (Installation Log)」ウィンドウを閉じなければなりません。
- 「パッケージのインストール」ウィザードで、終了時に Rational Method
Composer を開始するかどうかを選択します。
- 「完了」をクリックすると、選択したパッケージが起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じられ、Installation Manager の「スタート」ページに戻ります。
ソフトウェアのサイレント・インストール
Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行して、製品パッケージをインストールすることができます。
Installation Manager をサイレント・モードで実行した場合は、ユーザー・インターフェースを使用できません。代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。
Installation Manager をサイレント・モードでインストールすると、バッチ処理を使用して、スクリプトによる製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールが行えるようになるため、便利です。
パッケージをサイレント・インストールするには、まず Installation Manager をインストールしなければならないことに注意してください。
Installation Manager のインストールの詳細については、IBM Installation Manager のインストールを参照してください。
サイレント・インストールに必要な主な作業は 2 つです。
- 応答ファイルを作成します。
- Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行します。
応答ファイルの作成
IBM Installation Manager を使用して製品パッケージをインストールするときのアクションを記録することで、応答ファイルを作成することができます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager インターフェースでのすべての選択が XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation
Manager は、XML 応答ファイルを使用して、パッケージが含まれているリポジトリーの検索やインストールする機能の選択を行います。
パッケージのインストール (またはアンインストール) 用の応答ファイルを記録するには、以下のようにします。
- コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの Eclipse サブディレクトリーに移動します。例えば、以下のようになります。
- Windows の場合: cd C:\Program Files\IBM\Installation
Manager\eclipse
- コマンド行で次のコマンドを入力して、Installation Manager を開始します。応答ファイルおよび (オプションの) ログ・ファイルのファイル名とロケーションは独自の値に置き換えます。
- Windows の場合: launcher.bat -record <response
file path and name>.xml -log <log file path and name>.xml
例えば、launcher.bat -record c:\mylog\responsefile.xml -log c:\mylog\record_log.xml のようになります。
注:
入力するファイル・パスが存在することを確認してください。Installation Manager では、応答ファイルとログ・ファイル用のディレクトリーを作成しません。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストールの選択を実行します。「要約」ページが表示されたら停止します。詳しくは、IBM Installation
Manager を使用した Rational Method Composer のインストールを参照してください。
- 「インストール」をクリックし、インストール・プロセスが開始したら「キャンセル」をクリックします。
- 「終了」をクリックして Installation Manager を閉じます。
コマンドで指定したロケーションに XML 応答ファイルが作成されます。
Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行
Installation Manager は、コマンド行からサイレント・インストール・モードで実行できます。
Installation Manager をサイレント・モードで実行する方法の追加資料については、Installation Manager のオンライン・ヘルプを参照してください (例えば、認証 (ユーザー ID およびパスワード) を必要とするリポジトリーからサイレント・インストールを実行する場合)。
Installation Manager をサイレント・モードで実行するには、Installation Manager の開始コマンド launcher.exe に -silent 引数を追加します。
- Windows の場合: launcher.exe -silent [arguments]
以下の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数について説明したものです。
引数 |
説明 |
-input |
Installation Manager への入力として、XML 応答ファイルを指定します。応答ファイルには、Installation Manager が実行するコマンドが含まれています。 |
-log |
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。このログ・ファイルは XML ファイルです。 |
Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行するには、次のようにします。
- コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例えば、以下のようになります。
- Windows の場合: cd C:\Program Files\IBM\Installation
Manager\eclipse
- 応答ファイルの場所、およびオプションでログ・ファイルの場所を自分の環境のものに置き換えて、以下のコマンドを入力、実行します。
- Windows の場合: launcher.exe -silent -input <response
file path and name> -log <log file path and name> 例えば、launcher.exe -silent -input c:\mylog\responsefile.xml -log c:\mylog\silent_install_log.xml のようになります。
Installation Manager はサイレント・インストール・モードで実行されます。応答ファイルを読み取り、指定のディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。サイレント・インストール・モードで実行する際、応答ファイルは必須ですが、ログ・ファイルはオプションです。これを実行した結果、正常に完了した場合は状況が 0 に、失敗した場合はゼロ以外の数値になります。
現在インストールされているすべての製品の更新をサイレント・インストールする
現在インストールされているすべての製品の更新をサイレントに検索して、インストールすることができます。
使用可能なすべての製品の更新を検索して、サイレント・インストールするには、以下のようにします。
- コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
- 応答ファイルの場所、およびオプションでログ・ファイルの場所を自分の環境のものに置き換えて、以下のコマンドを入力、実行します。
- Windows の場合: launcher.bat -silent -updateAll
Installation Manager が認識している、使用可能な製品のすべての更新がインストールされます。
応答ファイルのコマンド
Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、Installation Manager で実行する必要のあるすべてのコマンドを含めた応答ファイルを作成する必要があります。応答ファイルは、パッケージをインストールするときにアクションを記録することで作成できますが、手動で作成または編集することもできます。
応答ファイルのコマンドには、以下の 2 つのカテゴリーがあります。
- 設定コマンドは、Installation Manager で「ファイル」 -> 「設定」と選択したときの、リポジトリー・ロケーション情報などの設定を行うために使用します。
- サイレント・インストール・コマンドは、Installation Manager で「パッケージのインストール」ウィザードをエミュレートするために使用します。
サイレント・インストール設定コマンド
「設定」ウィンドウで設定を指定するか、サイレント・インストール中に使用される応答ファイル内のキーとして識別することで設定を指定します。
注:
応答ファイルには、複数の設定を指定できます。
応答ファイルに設定を定義する場合、使用する XML コードは次の例のようになります。
<preference>
name = "the key of the preference"
value = "the value of the preference to be set"
</preferences>
次の表を使用して、サイレント・インストール設定用のキーとそれに関連した値を識別します。
キー |
値 |
注 |
com.ibm.cic.common.core.preferences.logLocation |
Installation Manager のログ・ファイルのロケーションを指定します。 |
重要: このキーはオプションで、テストおよびデバッグ用に設計されています。ログ・ファイルのロケーションが指定されていない場合、Installation Manager のサイレント・インストールと GUI バージョンの両方で同じロケーションが使用されます。 |
com.ibm.cic.license.policy.location |
リモート・ライセンス・ポリシー・ファイルを置く場所を定義する URL を指定します。 |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled |
True または False |
False がデフォルト値です。 |
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost |
ホスト名または IP アドレス |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort |
ポート番号 |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks |
True または False |
False がデフォルト値です。 |
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost |
ホスト名または IP アドレス |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort |
ポート番号 |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyEnabled |
True または False |
False がデフォルト値です。 |
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyHost |
ホスト名または IP アドレス |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyPort |
ポート番号 |
|
com.ibm.cic.common.core.preferences.eclipseCache |
コンポーネント用の共通ディレクトリー |
|
サイレント・インストール・コマンド
この参照テーブルでは、サイレント・インストール中に実行できる応答ファイル・コマンドの詳細について説明します。
応答ファイルのコマンド |
説明 |
プロファイル
<profile
id="the profile (package group) id"
installLocation="the install location of
the profile">
<data key="key1" value="value1"/>
<data key="key2" value="value2"/>
</profile> |
このコマンドは、パッケージ・グループ (またはインストール・ロケーション) を作成する場合に使用します。指定したパッケージ・グループがすでに存在する場合は、このコマンドの効果はありません。プロファイルを作成すると、サイレント・インストールによって 2 つのインストール・コンテキストも作成されます。1 つは Eclipse 用で、もう 1 つは native 用です。プロファイルは、インストール・ロケーションです。
プロファイルのプロパティーを設定するには、<data> 要素を使用します。
現在サポートされているキーおよび関連する値は、次のリストのとおりです。
- eclipseLocation キーは、c:¥myeclipse¥eclipse など、既存の Eclipse のロケーション値を指定します。
- cic.selector.nl キーは、zh、ja、en など、自然言語 (NL) のロケール選択を指定します。
注:
NL 値が複数ある場合はコンマで区切ります。
現在サポートされている言語コードは、次のリストのとおりです。
- 英語 (en)
- フランス語 (fr)
- イタリア語 (it)
- 中国語 (簡体字) (zh)
- ロシア語 (ru)
- 中国語 (繁体字) (台湾) (zh_TW)
- 中国語 (繁体字) (香港) (zh_HK)
- ドイツ語 (de)
- 日本語 (ja)
- ポーランド語 (pl)
- スペイン語 (es)
- チェコ語 (cs)
- ハンガリー語 (hu)
- 韓国語 (ko)
- ポルトガル語 (pt_BR)
|
リポジトリー
<server>
<repository location="http://example/
repository/">
<repository location="file:/C:/
repository/">
<!--add more repositories below-->
<...>
</server> |
このコマンドは、サイレント・インストール中に使用するリポジトリーを指定する場合に使用します。リモート・リポジトリーを指定するには URL または UNC パスを使用し、ローカル・リポジトリーを指定するにはディレクトリー・パスを使用します。 |
インストール
<install>
<offering profile= "profile id"
features= "feature ids"
id= "offering id" version= "offering
version"></offering>
<!--add more offerings below>
<...>
</install> |
このコマンドは、インストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。
プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致している必要があります。
フィーチャー ID は、コンマで区切られたリスト (「feature1, feature2」など) によって、オプションで指定できます。フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定したオファリングのすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。
注:
必須のフィーチャーは、コンマで区切られたリストで明示的に指定されていない場合であっても、インストール用に組み込まれます。 |
<install modify="true"> または <uninstall
modify="true"> (オプション属性)
<uninstall modify="true">
<offering profile="profileID"
id="Id" version="Version"
features="-"/>
</uninstall> |
既存のインストールを変更することを指示する場合は、install コマンドおよび uninstall コマンドの <install modify="true"> 属性を使用します。この属性が true に設定されていない場合、値はデフォルトで false に設定されます。変更操作を、追加の言語パックをインストールすることだけを目的に行う場合、オファリング・フィーチャー ID リストでハイフン「-」を使用して、新しいフィーチャーを追加するわけではないことを指示する必要があります。
重要:
例で指定しているように、"modify=true" とハイフン "-" のフィーチャー・リストを指定してください。そうしないと、install コマンドではオファリングのデフォルト・フィーチャーがインストールされ、uninstall コマンドではすべてのフィーチャーが除去されます。 |
アンインストール
<uninstall>
<offering profile= "profile id"
features= "feature ids"
id= "offering id" version= "offering
version"></offering>
<!--add more offerings below>
<...>
</uninstall> |
このコマンドは、アンインストールするパッケージを指定する場合に使用します。
プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルと一致している必要があります。さらに、フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定したオファリングのすべてのフィーチャーがアンインストールされます。オファリング ID が指定されていない場合は、指定のプロファイル内のすべてのインストール済みオファリングがアンインストールされます。 |
ロールバック
<rollback>
<offering profile= "profile id"
id= "offering id"
version= "offering version">
</offering>
<!--add more offerings below
<...>
</rollback> |
このコマンドは、指定したオファリングを、指定したプロファイルに現在インストールされているバージョンからロールバックする場合に使用します。rollback コマンドでフィーチャーを指定することはできません。 |
すべてインストール
<installALL/>
注:
このコマンドは、
-silent -installAll を使用するのと同等です。 |
このコマンドは、すべての使用可能なパッケージをサイレントで検索し、インストールする場合に使用します。 |
すべて更新
<updateALL/>
注:
このコマンドは、
-silent -updateAll を使用するのと同等です。 |
このコマンドは、すべての使用可能なパッケージをサイレントで検索し、更新する場合に使用します。 |
ライセンス
<license policyFile="policy file
location"/>
例えば、以下のようになります。
<license policyFile="c:¥mylicense.opt"/> |
このコマンドは、レコード・モードで Installation Manager を始動してからライセンス・ウィザードを開始することで、license コマンドを入れる応答ファイルを生成する場合に使用します。
レコード・モード時に、ライセンス管理ウィザードでフレックス・オプションを設定すると、設定されたオプションは、生成された応答ファイルと同じディレクトリーにある「license.opt」という名前のライセンス・ポリシー・ファイルに記録されます。応答ファイルには、そのポリシー・ファイルを参照する license コマンドが入ります。 |
ウィザード
<launcher -mode wizard -input
< response file > |
このコマンドは、UI モードで Installation Manager を始動する場合に使用します。UI モードでは、インストール・ウィザードまたはアンインストール・ウィザードのいずれかで、Installation Manager を始動します。ただし、この場合、応答ファイルに入れることができるのは preference コマンドと install コマンド、または preference コマンドと uninstall コマンドのみです。Installation Manager を UI モードで実行する場合は、同じ応答ファイルに install コマンドと uninstall コマンドを混在させることはできません。 |
参照: サンプル応答ファイル
XML ベースの応答ファイルを使用して、サイレント・インストール設定、リポジトリーのロケーション、インストール用プロファイルなどの事前定義情報を指定することができます。応答ファイルは、チームや組織で、インストール・パッケージをサイレントでインストールし、インストール・パッケージのロケーションと設定を標準化する場合に有益です。
サンプル応答ファイル |
<agent-input >
<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences. http.proxyEnabled"
value="c:/temp"/>
<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="my_profile" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>
<server>
<repository location=
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
/server>
<install>
<offering profile= "my_profile" features= "core" id= "ies"
version= "3.2.0.20060615">
</offering>
/install>
</agent-input> |
サイレント・インストール・ログ・ファイル
サイレント・インストール・ログ・ファイルを使用して、サイレント・インストール・セッションの結果を調べることができます。
サイレント・インストール機能は、サイレント・インストールの実行結果を記録する、XML ベースのログ・ファイルを作成します (ログ・ファイルのパスが -log <your log
file path>.xml を使用して指定されている場合に限ります)。サイレント・インストール・セッションが正常に終了した場合、ログ・ファイルには <result> </result> のルート要素のみが含まれます。ただし、インストール中にエラーが発生した場合は、以下のようなエラー要素が、メッセージとともにサイレント・インストール・ログ・ファイルに記録されます。
<result>
<error> Cannot find profile: profile id</error>
<error> some other errors</error>
</result> |
詳細な分析については、Installation Manager データ域に生成されるログを確認することができます。設定コマンドを使用することで、応答ファイルのトピックに示されているように、オプションでデータ域を選択したロケーションに設定することができます。
IBM Installation Manager の管理 - 追加情報
Installation Manager のリポジトリー設定
ランチパッド・プログラムから Rational Method Composer のインストールを開始すると、製品パッケージの入ったリポジトリーのロケーションが自動的に IBM Installation Manager に定義されます。
Installation Manager を直接開始するときは (例えば、Web サーバー上に配置されたリポジトリーから Rational Method Composer をインストールする場合などは)、製品パッケージのインストールを開始する前に、リポジトリー設定を指定する必要があります。リポジトリー設定は、Installation Manager にあり、製品パッケージが格納されているディレクトリーの URL です。「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで、これらのリポジトリー・ロケーションを設定できます。
注:
インストール・プロセスを開始する前に、管理者からインストール・パッケージのリポジトリー URL を入手しておくようにしてください。
Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、以下のようにします。
- Installation Manager を開始します。
- Installation Manager の「開始」ページで、「ファイル」 -> 「設定 (Preferences)」とクリックして、「リポジトリー (Repositories)」をクリックします。 「リポジトリー (Repositories)」ページが開き、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびそれらがアクセス可能かどうかが示されます。
- 「リポジトリー (Repositories)」ページで、「リポジトリーの追加 (Add Repository)」をクリックします。
- 「リポジトリーの追加 (Add repository)」ウィンドウで、リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、そのロケーションを参照して、ファイル・パスを設定します。
- 「OK」をクリックします。HTTPS のリポジトリー・ロケーションを指定した場合は、ユーザー ID およびパスワードを入力するようにプロンプトが出されます。 新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリーが接続されていない場合は、「接続」欄に赤い x が表示されます。
注:
Installation Manager にインストール済みのパッケージのデフォルトのリポジトリー・ロケーションを検索させるには、「リポジトリー」設定ページの「インストール中および更新中のサービス・リポジトリーの検索」設定が選択されるようにしてください。この設定はデフォルトで選択されています。
- 「OK」をクリックして終了します。
インストール済み製品パッケージの変更
IBM Installation Manager の「パッケージの変更」ウィザードを使用することで、インストール済み製品パッケージのフィーチャーと言語の選択を変更できます。「パッケージの変更」ウィザードを使用して、リフレッシュ・パックなどのパッケージ更新に含まれている可能性のある新規フィーチャーをインストールすることもできます。
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していなければ、インターネット・アクセスが必要です。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
注:
変更を行う前に、Installation Manager を使用してインストールされたすべてのプログラムを、終了してください。
インストール済みの製品パッケージを変更するには、以下のようにします。
- Installation Manager の「スタート」ページで「変更」アイコンをクリックします。
- 「パッケージの変更」ウィザードで、製品パッケージ・グループを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「言語」ページで、パッケージ・グループの言語を選択し、「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェース用および文書用の対応する各国語翻訳データがインストールされます。ここでの選択は、このパッケージ・グループにインストールされるすべてのパッケージに適用されることに注意してください。
- 「フィーチャー」ページで、インストールまたは除去するパッケージ・フィーチャーを選択します。オプション・フィーチャーが存在しない製品もあります。
- フィーチャーの詳細を知るには、フィーチャーをクリックし、「詳細」に示された要旨を確認してください。
- フィーチャー間の依存関係を見るには、「依存関係の表示」を選択します。
1 つのフィーチャーをクリックすると、このフィーチャーに依存するすべてのフィーチャーおよびこのフィーチャーが依存するすべてのフィーチャーが「依存関係」ウィンドウに表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択または除外すると、Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に実行し、インストールに必要な、更新されたダウンロード・サイズおよびディスク・スペースを表示します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「要約」ページで、インストール・パッケージを変更する前に、選択項目を確認してから、「変更」をクリックします。
- オプション: 変更処理が完了したら「ログ・ファイルの表示」をクリックして完了ログを参照します。
- 「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。
インストール済み製品パッケージの更新
パッケージ更新によって、インストール済み製品パッケージが修正および更新されます。
IBM Installation
Manager の「パッケージの更新」ウィザードを使用することにより、IBM Installation
Manager を使用してインストールされた製品パッケージの更新をインストールできます。
インターネット・アクセスが必要ですが、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していれば不要です。
インストール済みの各パッケージには、そのパッケージにおけるデフォルトの IBM 更新リポジトリーの場所が埋め込まれています。Installation Manager に、インストール済みのパッケージの IBM 更新リポジトリー・ロケーションを検索させるには、「リポジトリー」設定ページの「インストール中および更新中のサービス・リポジトリーの検索」設定を選択する必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。
詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
重要:
- 更新を行う前に、Installation Manager を使用してインストールしたすべてのプログラムを終了してください。
- 更新処理の間に、パッケージの基本バージョンのリポジトリーがある場所に関するプロンプトが Installation Manager から出されることがあります。CD または他のメディアから製品をインストールした場合は、更新機能を使用するときにそのメディアを使用できる必要があります。
製品パッケージの更新を検索およびインストールするには、以下のようにします。
- IBM Installation Manager を開始します。
- IBM Installation Manager の「スタート」ページで、「更新」をクリックします。
- オプション: 必要なバージョンの IBM Installation
Manager がコンピューター上に検出されなかったときは、Installation Manager の更新に進む必要があります。ウィザードの指示に従って、更新を完了してください。
- 「パッケージの更新」ウィザードで、更新する製品パッケージ・グループを選択するか「すべて更新」チェック・ボックスをクリックしてから、「次へ」をクリックします。 Installation Manager は、Installation Manager のリポジトリーからと、製品の事前定義された更新サイトから更新を検索します。
- パッケージの更新が検出されたときは、「更新」ページにある対応するパッケージの下の「更新」リストに表示されますが、デフォルトでは推奨される更新のみが表示されます。以下のステップを実行してください。
- 使用可能なパッケージに対する見つかったすべての更新を表示するには、「すべて表示」をクリックします。
- 更新について詳しく調べるには、更新をクリックし、「詳細」の下の説明を参照します。更新の追加情報が使用可能な場合は、説明テキストの末尾に「「詳細情報」リンクがあります。リンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。この情報を確認してから、更新をインストールしてください。
- インストールする更新を選択するか、「推奨を選択」をクリックして、デフォルトの選択を復元します。更新に依存関係があれば、自動で選択またはクリアされます。
- 「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス」ページで、選択した更新のご使用条件に目を通します。「ライセンス」ページの左側に、選択した更新のライセンスのリストが表示されます。各項目をクリックすると、ご使用条件のテキストが表示されます。ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「フィーチャー」ページで、更新するフィーチャーを選択し、以下の手順を実行します。
- フィーチャーの詳細を知るには、フィーチャーをクリックし、「詳細」に示された要旨を確認してください。
- フィーチャー間の依存関係を見るには、「依存関係の表示」を選択します。
1 つのフィーチャーをクリックすると、このフィーチャーに依存するすべてのフィーチャーおよびこのフィーチャーが依存するすべてのフィーチャーが「依存関係」ウィンドウに表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択または除外すると、Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に実行し、インストールに必要な、更新されたダウンロード・サイズおよびディスク・スペースを表示します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「要約」ページで、更新をインストールする前に、選択項目を確認します。
- これまでのページで行った選択を変更するには、「戻る」をクリックして変更を行います。
- 納得できたら「更新」をクリックして、更新をダウンロードし、インストールします。進行標識にインストールの完了率が表示されます。
- オプション: 更新処理が完了すると、処理の正常終了を確かめるメッセージがページの上部近くに表示されます。
「ログ・ファイルの表示」をクリックすると、現行セッションのログ・ファイルが新しいウィンドウで開きます。先に進むには、「インストール・ログ (Installation Log)」ウィンドウを閉じなければなりません。
- 「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。
- オプション: 既にインストールしたフィーチャーのみが、「更新」ウィザードを使用して更新されます。インストールする新規フィーチャーが更新に含まれている場合は、「変更」ウィザードを実行し、インストールする新規フィーチャーをフィーチャー選択パネルから選択してください。
前のバージョンの更新への復帰
IBM Installation Manager の「パッケージのロールバック」ウィザードを使用して、製品パッケージの更新を除去し、前のバージョンに戻すことができます。
Installation Manager では、ロールバック処理中に、パッケージの前バージョンのファイルにアクセスする必要があります。これらのファイルは、デフォルトの場合、新規パッケージにアップグレードするときに、ご使用のコンピューターに保管されます。ロールバック用にローカルに保存されたファイルを削除した場合や、アップグレード時に「設定」ページの「ロールバック用にファイルを保存する (Save files
for rollback)」チェック・ボックスをクリアした場合 (「ファイル (File)」>「設定」>「ロールバック用ファイル (Files for Rollback)」) は、前のバージョンのパッケージをインストールするときに使用したメディアまたはリポジトリーがなければ前のバージョンにロールバックできません。
製品パッケージに更新を適用した後でこの更新を除去して前のバージョンの製品に戻すには、ロールバック機能を使用します。ロールバック機能を使用すると、更新されたリソースが Installation Manager によってアンインストールされ、前のバージョンのリソースが再インストールされます。一度にロールバックできるバージョン・レベルは 1 レベルのみです。
詳しくは、Installation Manager のオンライン・ヘルプまたはインフォメーション・センターを参照してください。
更新を前のバージョンに戻すには、以下の手順を完了します。
- IBM Installation Manager を開始します。
- 「スタート」ページで、「ロールバック」をクリックします。
- 「パッケージのロールバック」ウィザードで、「パッケージ・グループ名」リストから、前のバージョンに戻すパッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
- ウィザードの指示に従ってください。
ソフトウェアのアンインストール
IBM Installation
Manager の「アンインストール」オプションを使用することにより、Installation Manager を使用してインストールされたソフトウェアを、コンピューターからアンインストールできます。
Windows の場合は、「コントロール パネル」を使用し、
Linux および UNIX(R) の場合は、コンピューターのデスクトップにある「IBM Installation Manager のアンインストール」アイコンを使用して IBM Installation Manager をアンインストールできます。
製品パッケージのアンインストール
IBM Installation
Manager の「アンインストール」オプションを使用することにより、単一のインストール・ロケーションから製品パッケージをアンインストールできます。すべてのインストール・ロケーションからすべてのインストール済みパッケージをアンインストールすることもできます。
製品パッケージをアンインストールするには、その製品パッケージのインストールに使用した同じユーザー・アカウントを使用してシステムにログインする必要があります。IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを、終了しておく必要があります。
製品パッケージをアンインストールするには、以下のステップを実行します。
- IBM Installation Manager を開始します。
- 「スタート」ページで、「アンインストール」をクリックします。
- 「パッケージのアンインストール」ページで「インストール・パッケージ」リストからアンインストールする製品パッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「要約」ページで、アンインストールされるパッケージのリストを確認し、「アンインストール」をクリックします。 パッケージが除去された後で「完了」ページが表示されます。
- 「完了」をクリックします。
IBM Installation Manager のアンインストール
以下の手順に従って IBM Installation
Manager をアンインストールできます。
IBM Installation Manager をアンインストールする前に、IBM Installation
Manager を使用してインストールした製品など、すべてのパッケージをアンインストールする必要があります。プログラムのアンインストールを試行する前に、Installation Manager を終了する必要があります。
Installation Manager のインストールに使用したのと同じユーザー・アカウントを使用して、コンピューターにログインする必要があります。
Installation Manager をアンインストールするには、以下のステップを実行します。
- Windows から Installation Manager をアンインストールするには、以下のステップを実行します。
- 「スタート」 -> 「コントロール パネル」をクリックします。
- 「コントロール パネル」ウィンドウで、「プログラムの追加と削除」をクリックします。
- 「プログラムの追加と削除」ウィンドウで「IBM Installation Manager」を選択して、「削除」をクリックします。
- 「プログラムの追加と削除」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックして削除を続行します。
- Linux から Installation Manager をアンインストールするには、以下のステップを実行します。
- ターミナル・ウィンドウを開き、ディレクトリーをインストール・ディレクトリーに変更して、 _uninst/uninstaller.bin を実行します。
- IBM Installation
Manager の「パッケージのアンインストール」ウィザードで「次へ」をクリックし、次に「アンインストール」をクリックします。
- アンインストール処理が完了すると、システムからログアウトするようプロンプトが出されます。
特記事項
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2008. All rights reserved.
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
〒106-8711
東京都港区六本木 3-2-12
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。
IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。
Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
3600 Steeles Avenue East
Markham, Ontario
Canada L3R 9Z7
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM
プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、
IBM より提供されます。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。
IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。
商標
以下は、International Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
- AIX(R)
- ClearCase(R)
- developerWorks(R)
- IBM
- ibm.com(R)
- iSeries(R)
- MultiSite
- MVS(TM)
- OS/390(R)
- OS/400(R)
- Passport Advantage
- POWER5(TM)
- PowerPC(R)
- pSeries(R)
- Rational
- RS/6000(R)
- WebSphere(R)
- z/OS(R)
- zSeries(R)
Intel(R)、 Itanium(R)、および Pentium(R) は、Intel Corporation またはその関連子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。