IBM Rational Product Updater バージョン 6.0.2 - ローカル・インストール手順

© Copyright IBM Corporation 2004, 2007. All Rights Reserved.

目次

1.0 概要
2.0 インストールの前提条件
3.0 ローカル・インストールのためのフィックスパックのダウンロード
4.0 policy.xml の作成
5.0 ローカル・フィックスパックをインストールするための Rational Product Updater の構成
6.0 コマンド行による製品の更新のインストール
7.0 更新サーバーのローカル・ミラーの作成

1.0 概要

この資料では、IBM® Rational® Product Updater バージョン 6.0.2 のダウンロード・バージョンのインストール方法を説明します。この文書は、 ご使用の製品の更新サーバーのローカル・ミラーを作成する操作手順に関連しています。

2.0 インストールの前提条件

更新をダウンロードし、ZIP ファイルから解凍してからインストールする場合は、7 MB の ディスク・スペースが必要になります。

この更新には、以前にリリースされた、Rational Product Updater に対する暫定修正がすべて含まれています。そのため、この更新をインストールする前に Rational Product Updater に対する前の更新をインストールする必要はありません。

少なくとも 1 つの Rational Software Development Platform デスクトップ製品がご使用のシステムにインストールされている必要があります。 Rational Product Updater は、インストールする最初の Rational ソフトウェア開発製品とともに自動的にインストールされます。

3.0 ローカル・インストールのためのフィックスパックのダウンロード

更新については、IBM 更新サーバーから直接インストールしてください。 ただし、更新をダウンロードすることも可能です。以下のような状況では、 更新をダウンロードしてからインストールすることをお勧めします。

更新をダウンロードしてから解凍するには、以下の手順を実行してください。

  1. ftp://ftp.software.ibm.com/software/rationalsdp/updater/60/zips/rpu_602.zip からフィックスパックをダウンロードします。
  2. 一時ディレクトリー (例えば、C:¥temp) に、 ファイル rpu_602.zip を解凍します。

4.0 policy.xml の作成

policy.xml ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

  1. <temp_dir>¥rpu¥ (<temp_dir> は 解凍された更新の場所) にナビゲートします。
  2. テキスト・エディターで policy_602.xml を開きます。
  3. 更新を解凍した場所を指すようファイルを編集します。例えば、更新を C:¥temp に解凍した場合は、変更済みのファイルは 次の例のようになります。


    4. <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <update-policy>
       <url-map pattern="com.ibm.orca.product.updater" url="file:///C:/temp/rpu/60/update/site_602.xml"/>
    </update-policy>

    注: Linux® オペレーティング・システムでは、 暫定修正を /root ディレクトリーに解凍した場合は、変更済みのファイルは 次の例のようになります。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <update-policy>
       <url-map pattern="com.ibm.orca.product.updater" url="file:///root/rpu/60/update/site_602.xml"/>
    </update-policy>

  4. 更新済みのファイルを policy.xml という名前で保管します。オリジナルの policy_602.xml ファイルは参照用に保持します。
  5. テキスト・エディターを閉じる。

5.0 ローカル・フィックスパックをインストールするための Rational Product Updater の構成

更新をインストールするには、対象となる IBM Rational ソフトウェア開発製品をインストールしたときと同じユーザー・アカウントを使用してください。

制限事項:

フィックスパックをインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. Rational Product Updater を開始します。

    2. 注: Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SUSE Linux Enterprise Server 9.0 において、デフォルト以外のデスクトップ環境を使用する場合、この製品のショートカットが デフォルトの位置に表示されないことがあります。

  2. 「設定」>「サイトの更新」 の順にクリックします。
  3. temp_dir¥rpu¥policy.xml (temp_dir は 解凍されたフィックスパックの場所) にナビゲートします。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. 「更新の検索」をクリックします。


    6. ご使用のコンピューターからインターネットにアクセスできない場合、または IBM 更新サーバーにリアルタイムで接続できない場合は、Rational Product Updater に 他の更新サイトを使用できないことを示す警告が表示されます。 IBM Rational Product Updater 6.0.2 がインストール済みである場合は、 この警告は無視できます。

    Rational Product Updater に更新が必要であるというプロンプトが Rational Product Updater によって 出され、作業を続ける前に更新をインストールするよう、プロンプトが出されます。「OK」をクリックします。Rational Product Updater は更新を インストールして、再起動します。

  6. Rational Product Updater を閉じます。

6.0 コマンド行による製品の更新のインストール

その他の製品の更新 (暫定修正、フィックスパック、リフレッシュ・パックなど) を、コマンド行からインストールする前に、まず別個に Product Updater を最新の 必須バージョンに更新する必要があります。 Product Updater の更新は、グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を 使用するか、またはコマンド行 (サイレント・モード) から行うことができます。コマンド行からの Product Updater の更新について詳しくは、http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21213407 を 参照してください。

情報をモニターしたり、入力したりせずに済むようコマンド行から製品の更新を インストールする方法について詳しくは、Product Updater のヘルプで『コマンド行から Rational Product Updater を実行 (Running Rational Product Updater from a command line)』を参照してください。

7.0 更新サーバーのローカル・ミラーの作成

以下のような状況では、Rational Product Updater 更新サーバーの ローカル・ミラーを作成することをお勧めします。

Rational Product Updater 更新サーバーのローカル・ミラーを作成する方法については、www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/updater/60/local_mirror/602/local_mirror.html に アクセスしてください。