IBM Rational Performance Tester - リリース情報

Rational Performance Tester バージョン 6.1.2 用

このファイルの最新版をご覧になるには、  http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rpt/61/html/612/readme_612.html のリリース情報にアクセスしてください。

1.0 本リリースについて
   1.1 Siebel プロトコルでのテスト
   1.2 SAP プロトコルでのテスト
   1.3 レポートの HTML へのエクスポート
   1.4 カスタム・コードでのテスト実行の拡張
   1.5 コマンド行からのスケジュールの実行
   1.6 IBM Rational Performance Tester と IBM Performance Optimization Toolkit との連動
   1.7 大規模なテスト、スケジュール、およびワークロードに対するスケーラビリティーと堅固さの向上
   1.8 Rational Performance Tester 6.1.2 Protocol Extensibility SDK
2.0 インストール情報
   2.1 ハードウェア要件
   2.2 ソフトウェア要件
     2.2.1 Siebel の要件
     2.2.2 z/OS の要件
   2.3 Performance Tester for z/OS の使用法
   2.4 ライセンス交付
   2.5 Refresh Pack のインストール
   2.6 Refresh Pack のリモート・エージェント・コンピューターへのインストール
   2.7 ローカルのインストール
   2.8 更新サーバーのローカル・ミラーの作成
     2.8.1 更新のダウンロードと抽出
     2.8.2 site.xml ファイルの作成と更新
     2.8.3 policy.xml ファイルの作成
     2.8.4 更新サーバーのローカル・ミラーからの更新のインストール
   2.9 IBM Rational Performance Tester のアンインストールと再インストール
3.0 このリリースでの問題の修正
4.0 問題と回避策
5.0 お客様サポートとの連絡
6.0 特記事項および商標

1.0 本リリースについて

IBM® Rational® Performance Tester のこのリリースでは、Siebel および SAP プロトコルのテストをサポートします。

このほかに以下の改善点があります。

これらの機能の説明は、オンライン・ヘルプにあります。ヘルプにアクセスするには、「ヘルプ」>「目次」をクリックして、以降のセクションで説明するように、検索フィールドにヘルプ・トピックの名前を入力してください。

1.1 Siebel プロトコルでのテスト

Siebel プロトコルのテストについて情報を入手するには、『Siebel アプリケーションのテスト』の下にあるヘルプ・トピックを参照してください。Rational Performance Tester は、Siebel バージョン 7.7 および 7.8 をサポートします。IBM Rational Performance Tester Extension for Siebel Test Automation では、Siebel Test Automation ライブラリーを Siebel から購入するだけでなく、このライブラリーの使用前にライセンス料を別途支払う必要があります。この拡張を購入するには、パスポート・アドバンテージ®・オンライン (http://www-306.ibm.com/software/howtobuy/passportadvantage/pao_customers.htm) にログインしてください。この拡張は、IBM Rational Performance Tester がサポートする各種の Windows® システムでのみ実行することができます。この拡張は、Linux®や z/OS® では実行できません。これは、記録と再生に当てはまります。

1.2 SAP プロトコルでのテスト

SAP プロトコルのテストについての情報を入手するには、最初に ヘルプ・トピック『SAP のパフォーマンス・テストの概要』を参照します。SAP プロトコルをテストするには、IBM Rational Performance Tester Extension for SAP を別途購入する必要があります。この拡張を購入するには、パスポート・アドバンテージ®・オンライン (http://www-306.ibm.com/software/howtobuy/passportadvantage/pao_customers.htm) にログインしてください。Rational Performance Tester は、SAP GUI バージョン 6.20 (パッチ・レベル 44 以降) および SAP GUI 6.40 (パッチ・レベル 13 以降) がサポートされます。SAP は、記録の場合 Windows XP SP1 および SP2 で稼働し、テストの実行では Windows XP SP1 または SP2、Windows Server 2000 SP3 または SP4、および Windows Server 2003 で稼働します。この拡張は、Linux や z/OS では実行できません。

1.3 レポートの HTML へのエクスポート

レポートの HTML へのエクスポートについての情報を入手するには、ヘルプ・トピック『結果の HTML 形式へのエクスポート』を参照してください。

1.4 カスタム・コードでのテスト実行の拡張

カスタム・コードでのテスト実行の拡張についての情報を入手するには、『カスタム・コードでのテスト実行の拡張』の下にあるヘルプ・トピックおよび『TestExecutionServices の API 文書』にある Javadoc を参照してください。IKLog インターフェースに代わって、ITestExecutionServices インターフェースが使用されます。IKLog で使用可能であったすべてのメソッドは、新たに公開されたいくつかのオブジェクトやインターフェースと共に ITestExecutionServices に含まれています。

既存のカスタム・コード内のクラスを、新しい TestExecutionServices メソッドを呼び出すことができるように編集するには、既存のカスタム・コード内の IKlog 引数を ITestExecutionServices インターフェースに型キャストします。

1.5 コマンド行からのスケジュールの実行

コマンド行からのスケジュールの実行についての情報を入手するには、ヘルプ・トピック『コマンド行からのスケジュールの実行』を参照してください。

1.6 IBM Rational Performance Tester と IBM Performance Optimization Toolkit との連動

IBM Rational Performance Tester を IBM Performance Optimization Toolkit と連動させることができます。IBM Performance Optimization Toolkit は、テスターに対して、Rational Performance Tester でのロード・テストの実行時の J2EE アプリケーションに対するアプリケーション・モニター機能を提供します。このツールキットを使用すると、パフォーマンスのテスト担当者がアプリケーション・レベルのパフォーマンス上の問題の根本原因に至るパフォーマンスのトレース・データを収集、分析、分離、および文書化することができます。この新機能により、収集したトレース・データやログ・データの結果をテスターと開発者が共有することができるため、テスターと開発者の間の問題解決までの時間を短縮することができます。IBM Performance Optimization Toolkit は、以下のサイトからダウンロードできます。
http://www-306.ibm.com/software/info/developer/toolkit/ipo_toolkit.jsp

1.7 大規模なテスト、スケジュール、およびワークロードに対するスケーラビリティーと堅固さの向上

IBM Rational Performance Tester には、多数のエージェント・コンピューターを必要とする大規模なテストやスケジュール、ワークロードに対するスケーラビリティーと堅固さを向上させる数々の機能強化が行われています。何百もの HTTP 要求を含んだテスト用の、実行エンジンのメモリー・フットプリントに大幅な改良が加えられました。

注: 大きなワークロードに対するハードウェアのサイズ設定要件に影響を与える要素は多数あります。IBM テクニカル・サポートに連絡して、「IBM Rational Performance Tester 6.1.2 Sizing Guide」を入手することを強くお勧めします。

1.8 Rational Performance Tester 6.1.2 Protocol Extensibility SDK

IBM Rational Performance Tester Protocol Extensibility SDK を使用すると、ユーザーがコア製品コードを変更せずに、新規プロトコルをサポートするための拡張機能を新たに作成することができます。この製品により提供される HTTP プロトコルのサポートと同等の機能性のある拡張機能を新たに作成することができます。

Extensibility SDK の目的は、1 つのフレームワークを提供して、そのフレームワーク内でさまざまなプロトコルに対するサポートを開発し、IBM Rational Performance Tester にプラグインすることです。

IBM Rational Performance Tester に、1 つのプロトコルに対する完全なサポートが追加されると、以下の操作が可能になります。

SDK のヘルプ、Javadoc、および注釈付きのサンプルを入手するには、IBM® サポート (1-800-IBM-SERV) に連絡してください。

2.0 インストール情報

本書では、IBM Rational Product Updater を使用して、IBM Rational Performance Tester Refresh Pack 6.1.2 をインストールする方法について説明します。この Refresh Pack は、更新として提供されています。 この Refresh Pack は、Rational Product Updater を使用して IBM 更新サーバーから直接インストールしますが、この Refresh Pack が含まれる ZIP ファイルをダウンロードしてから Rational Product Updater を使用してローカル・インストールを実行することもできます。

2.1 ハードウェア要件

この Refresh Pack のインストールに必要な追加のハードウェアはありません。

2.2 ソフトウェア要件

この Refresh Pack をインストールするためには、IBM Rational Performance Tester 6.1 または IBM Rational Performance Tester Refresh Pack 6.1.1 を事前にインストールしておく必要があります。「設定」>「更新サイト」をクリックしてデフォルトの更新サイトの設定を変更している場合は、Refresh Pack をインストールする前にデフォルト設定を元に戻す必要があります。

「ヘルプ」>「ソフトウェア更新」> 「構成の管理」をクリックするか、feature.xml ファイルを変更することにより、製品フィーチャーを使用不可にしている場合は、そのフィーチャーを使用可能にしてから、この Refresh Pack をインストールする必要があります。

サイレント・インストールを実行する場合は、最初に IBM Rational Product Updater 6.0.1 をインストール (まだインストールしていない場合) してください。そうでないと、Rational Performance Tester が破損する可能性があります。「ヘルプ」>「IBM Rational Product Updater のバージョン情報」をクリックすると、Rational Product Updater の現行バージョンを確認することができます。リストの最後のエントリーが現行バージョンです。Rational Product Updater 6.0.1 は、 http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/updater/60/update/ から入手できます。  グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用した標準のインストールを実行する場合、Rational Product Updater は自動的に更新されます。 

ワークベンチを更新する場合は、そのワークベンチで使用されるすべてのリモート・エージェント・コンピューターも同時に更新する必要があります。Rational Product Updater を使用して、すべてのリモート・エージェント・コンピューターを更新します。 

2.2.1 Siebel の要件

Siebel のテスト・フィーチャーでは、Siebel 提供のデータ相関ライブラリー ssdtcorr.dll が必要です (このファイルは、Siebel Test Automation (STA) フレームワークで提供されます)。このライブラリーを Siebel から入手して、ローカル・コンピューター (Rational Performance Tester 6.1 がインストールされているコンピューター) 上のパス ...¥SDP¥6.0¥rpt_prod¥external_files¥deployable¥siebel¥ に手動でコピーする必要があります。

相関ライブラリーは、Siebel テストを実行するすべての コンピューター上に存在していなければなりません。ただし、ローカル・コンピューターに相関ライブラリーをインストールすると、相関ライブラリーは必要に応じて Siebel テストをデプロイしたすべてのリモート・コンピューターに自動的にコピーされるため、相関ライブラリーをリモート・コンピューターにコピーする必要はありません。

Siebel 提供の相関ライブラリーは、ファイル msvcr70.dll によって実装される Microsoft® C++ ランタイム・ライブラリーに依存します。Siebel テストを実行する Windows コンピューターに C++ ランタイム・ライブラリーが組み込まれていなかったり、別のバージョンが組み込まれていたりすることもあります。 この場合は、Microsoft 社の Web サイトから msvcr70.dll を入手して、これを siebel フォルダーにコピーします。siebel フォルダー ( msvcr70.dll ファイルが格納された) は、Siebel テストをデプロイしたすべてのリモート・コンピューターに必要に応じて自動的にコピーされます。この手順が必要ないシステムもありますが、msvcr70.dll のコピーを siebel フォルダーに格納しておくと、将来リモート・コンピューターを追加したときにこのファイルが欠落していないかを心配しなくてすみます。

2.2.2 z/OS の要件

z/OS システムには、以下のソフトウェアをインストールする必要があります。

2.3 Performance Tester for z/OS の使用法

以降のセクションでは、Performance Tester for z/OS の使用法について説明します。以下の作業を行う必要があります。

  1. 環境を構成する。

  2. Performance Tester for z/OS をインストールする。

  3. (テストを実行する前に) z/OS RAC を開始する。

z/OS 環境の構成

システム・プログラマーに、ASSIZEMAX2147483647 に設定するよう依頼します。

Performance Tester for z/OS を始動するユーザーの ID の .profile に、以下のエクスポート・コマンドを指定します。

export RASERVER_HOME=install_dir/IBM/AgentController

export LIBPATH=$LIBPATH:install_dir/IBM/AgentController/lib:java_install_dir/bin:java_install_dir/bin/classic:xml_parser_dir/lib

export PATH=$PATH:install_dirIBM/AgentController/bin

export _BPX_SHAREAS="NO"

Performance Tester for z/OS のインストール

: z/OS では、IBM Rational Performance Tester Agent Controller のみがサポートされます。z/OS でパフォーマンス・テストを実行するには、Windows または Linux システム上に IBM Rational Performance Tester ワークベンチをインストールする必要があります。

  1. ローカル・コンピューターに Rational Performance Tester 6.1.0 または 6.1.1 をインストールします (インストールが済んでいない場合)。

  1. Rational Product Updater を使用して、ローカル・コンピューターを 6.1.2 のリリースに更新します。

  1. http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/common/rac/601/zips/ibmrac.os390.zip から、リモート・コンピューターに z/OS RAC をダウンロードします。

  2. z/OS RAC を unzip して、内容を抽出します。

  3. FTP を使用して、次のバイナリー形式のインストール・イメージをインストール・ディレクトリーに転送します。

ibmrac.os390.pax
tptpdc.os390.pax

  1. インストール・ディレクトリーに移動して、次のコマンドを実行し、z/OS RAC を抽出します。

pax -ppx -rf ibmrac.os390.pax

  1. install_dir/IBM/AgentController ディレクトリーに移動して、次のコマンドを実行します。

pax -ppx -rf ../../tptpdc.os390.pax

  1. UNIX® System Services シェルで次のコマンドを実行して、共用オブジェクト・ファイルをプログラム制御できるようにします。

extattr +p install_dir/IBM/AgentController/lib/*.so

  1. install_dir/IBM/AgentController/bin ディレクトリーに移動して、次のコマンドを実行します。このコマンドを実行すると、z/OS RAC がローカル以外のホストを許可できるようになります。

./SetConfig.sh -s ALLOW=ALL

  1. テストを実行する前に、z/OS RAC を開始する必要があります。z/OS RAC を開始するには、install_dir/IBM/AgentController/bin に移動して、次のコマンドを実行します。

    ./RAStart.sh.

Performance Tester for z/OS の停止

z/OS RAC を停止するには、次のコマンドを実行します。

install_dir/IBM/AgentController/bin/RAStop.sh

2.4 ライセンス交付

Windows および Linux のライセンス交付

IBM Rational Performance Tester では、Windows、Linux、またはこの両方で、最大 5 人までの同時仮想ユーザーを稼働させることができます。ただし、ユーザー数を増やすには仮想テスター・パック・ライセンスが必要です。例えば、ライセンスなしでは IBM Rational Performance Tester で 5 人までの仮想ユーザーを稼働できますが、10 人の仮想ユーザーを稼働させる場合、5 人以上の追加仮想ユーザーをサポートする仮想テスター・パック用のライセンスを購入する必要があります。提供されているライセンスには、ユーザー数が 5、50、100、250、500、1000、2500、5000、10,000、20,000、50,000、および 100,000 の仮想テスター用のものがあります。

仮想テスター・パックのライセンスを分割することはできません。特定の仮想テスター・パックをその時々で使用できるユーザーは 1 人だけです。例えば、ユーザー A とユーザー B が 50 の仮想テスター・パックを分割して、それぞれが 25 のユーザーのテストを実行することはできません。ユーザー数 50 の仮想テスター・パック・ライセンスで、1 人のユーザーが最大 50 人の仮想ユーザーをエミュレートするテストを実行することができます。

仮想テスター・パック・ライセンスは追加ライセンスです。1 人のユーザーが複数の仮想テスター・パック・ライセンスを組み合わせて使用し、そのライセンスの組み合わせでサポートされるテストを実行することができます。例えば、1 人のユーザーが 50 の仮想テスター・パック・ライセンスを 2 つ使用して、100 人までの仮想ユーザーをシミュレートするテストを実行することができます。

z/OS のライセンス交付

z/OS オペレーティング・システムで仮想ユーザーを稼働させるには、IBM Rational Performance Tester for z/OS 用のライセンスが必要です。IBM Rational Performance Tester for z/OS では、このライセンスを購入した z/OS ホスト上で稼働できる仮想ユーザーの数に制限がありません。また、このライセンスでは、テスト資産開発の目的で、Windows および Linux 上で 5 人までの同時仮想ユーザーを稼働させることができます。

2.5 Rational Performance Tester の Refresh Pack のインストール

Refresh Pack は、この製品をインストールしたときと同じユーザー・アカウントを使用してインストールします。Windows オペレーティング・システムでは、管理者権限を持つアカウントを使用する必要があります。Linux オペレーティング・システムでは、root としてログインする必要があります。

IBM 更新サーバーから直接 Refresh Pack をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Rational Performance Tester が開いている場合は、これを閉じる。
  2. Rational Product Updater を開始する。
  3. : Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server 9.0 でデフォルト以外のデスクトップ環境を使用する場合、製品のショートカットがデフォルトの場所に現れない場合があります。 この場合は、install_dir/updater/eclipse/rpu を実行して、Rational Product Updater を開始します。

  4. 「更新の検索」をクリックする。


  5. Rational Product Updater で更新が必要な場合、次に進む前に更新をインストールするようプロンプトが出されます。そこで「OK」をクリックしてください。Rational Product Updater は更新をインストールし、再起動して、使用可能な更新のリストを検索します。

  6. デフォルトで、使用可能なすべての更新が選択される。 「Refresh Pack 6.1.2」が選択されていることを確認してください。
  7. 「更新のインストール」をクリックする。
  8. プログラムご使用条件を確認して受諾し、「OK」をクリックしてインストールを続行する。


  9. コンピューター・プロセッサーの速度、RAM の容量、およびインターネット接続の速度によっては、更新のダウンロードとインストールに長時間かかる場合があります。

    インストールの完了後、Rational Product Updater は「インストール済み製品」ページにインストール済みの製品をリストします。

  10. Rational Product Updater を閉じる。

注: 更新時に Linux または z/OS の Rational Agent Controller プロセスが実行中である場合は、更新を有効にするためにそのプロセスを再始動する必要があります。

2.6 Rational Performance Tester Refresh Pack のリモート・エージェント・コンピューターへのインストール

Refresh Pack は、この製品をインストールしたときと同じユーザー・アカウントを使用して、各リモート・エージェント・コンピューターにインストールします。Windows オペレーティング・システムでは、管理者権限を持つアカウントを使用する必要があります。Linux オペレーティング・システムでは、root としてログインする必要があります。

IBM 更新サーバーから直接 Refresh Pack をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Rational Product Updater を開始する。
  2. : Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server 9.0 でデフォルト以外のデスクトップ環境を使用する場合、製品のショートカットがデフォルトの場所に現れない場合があります。 この場合は、install_dir/updater/eclipse/rpu を実行して、Rational Product Updater を開始します。

  3. 「更新の検索」をクリックする。


  4. Rational Product Updater で更新が必要な場合、次に進む前に更新をインストールするようプロンプトが出されます。そこで「OK」をクリックしてください。Rational Product Updater は更新をインストールし、再起動して、使用可能な更新のリストを検索します。

  5. デフォルトで、使用可能なすべての更新が選択される。 「Refresh Pack 6.1.2」が選択されていることを確認してください。
  6. 「更新のインストール」をクリックする。
  7. プログラムご使用条件を確認して受諾し、「OK」をクリックしてインストールを続行する。


  8. コンピューター・プロセッサーの速度、RAM の容量、およびインターネット接続の速度によっては、更新のダウンロードとインストールに長時間かかる場合があります。

    インストールの完了後、Rational Product Updater は「インストール済み製品」ページにインストール済みの製品をリストします。

  9. Rational Product Updater を閉じる。

注: 更新時に Linux または z/OS の Rational Agent Controller プロセスが実行中である場合は、更新を有効にするためにそのプロセスを再始動する必要があります。

2.7 ローカルのインストール

Refresh Pack は、IBM 更新サーバーから直接インストールできますが、ダウンロードすることも可能です。 次のような状況では、Refresh Pack をダウンロードしてインストールすることができます。

Refresh Pack をダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. ftp://ftp.software.ibm.com/software/rationalsdp/rpt/61/zips/rpt61_refreshpack612.zip から Refresh Pack をダウンロードする。
  2. Refresh Pack を一時ディレクトリーに抽出する。Windows では、C:¥temp が推奨されています。

Refresh Pack をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Rational Performance Tester が開いている場合は、これを閉じる。
  2. Rational Performance Tester をインストールしたときと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログオンする。Windows オペレーティング・システムでは、管理者権限を持つアカウントを使用する必要があります。Linux オペレーティング・システムでは、root ユーザー・アカウントを使用する必要があります。
  3. Rational Product Updater を開始する。

    : Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server 9.0 でデフォルト以外のデスクトップ環境を使用する場合、製品のショートカットがデフォルトの場所に現れない場合があります。 この場合は、install_dir/updater/eclipse/rpu を実行して、Rational Product Updater を開始します。

  4. 「設定」>「更新サイト」の順にクリックする。
  5. temp_dir¥rpt¥policy_612.xml (temp_dir は、抽出した Refresh Pack のロケーション) にナビゲートする。C:¥temp 以外の temp_dir のロケーションを選択した場合、最初に temp.dir として選択した値に応じた site.xml ファイルの正しい絶対パス名を含むように、policy_612.xml ファイルを編集する必要があります。Linux の場合は、更新およびディスカバリーの site.xml ファイル (必要に応じて) へのパスと、ローカル更新サイトが unzip されるサイトのロケーションを入力することで、ポリシー・ファイルを編集する必要があります。
  6. 「OK」をクリックする。
  7. 「更新の検索」をクリックする。
    コンピューターがインターネットにアクセスできない場合、またはライブ IBM 更新サーバーに接続できない場合は、Rational Product Updater に、ほかの更新サイトが使用可能でないことを示す警告が表示されます。IBM Rational Product Updater 6.0.1 以降がインストール済みである場合は、この警告は無視できます。
    コンピューターがインターネットにアクセスすることができ、ライブ IBM 更新サーバーにも接続できて、Rational Product Updater で更新が必要な場合は、次に進む前にその更新をインストールするよう指示するプロンプトが表示されます。そこで「OK」をクリックしてください。Rational Product Updater は更新をインストールし、再起動して、使用可能な更新のリストを検索します。
  8. 「IBM Rational Performance Tester Refresh Pack 6.1.2」を選択する。
  9. 「更新のインストール」をクリックする。
  10. プログラムの使用条件を承諾してインストールを継続する場合は、 「OK」をクリックする。
    コンピューターのプロセッサーの速度や RAM の容量によっては、更新のインストールに長時間を要する場合もあります。
    インストールの完了後、Rational Product Updater は「インストール済み製品」ページにインストール済みの製品をリストします。
  11. Rational Product Updater を閉じる。
    注: アクティブな Linux または z/OS の Rational Agent Controller のプロセスは更新されません。更新を有効にするためには、Linux または z/OS RAC を再始動する必要があります。

2.8 更新サーバーのローカル・ミラーの作成

更新サーバーのローカル・ミラーを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 更新をダウンロードし、抽出する。
  2. site.xml ファイルを作成および更新する。
  3. policy.xml ファイルを作成する。
  4. 更新サーバーのローカル・ミラーから更新をインストールする。

2.8.1 更新のダウンロードと抽出

IBM Rational Performance Tester 更新サーバーのローカル・ミラーを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 更新サーバーのローカル・ミラーから日付の古いフィーチャー・ファイルを除去する。この作業は、6.1.2 の Refresh Pack の更新以前の Rational Performance Tester のすべての更新が対象となります。
  2. ftp://ftp.software.ibm.com/software/rationalsdp/rpt/61/zips/rpt61_refreshpack612.zip から更新をダウンロードする。
  3. 更新サーバーのローカル・ミラーを展開するターゲット・ディレクトリーにファイルを抽出する。更新はすべて同じターゲット・ディレクトリーに抽出できます。1 つの更新が別の更新を上書きしてしまうということはありません。

2.8.2 site.xml ファイルの作成と更新

一般に、更新サイトとディスカバリー・サイトはそれぞれの製品に存在します。更新サイトには暫定修正や修正パッケージなどの製品フィックスがあり、ディスカバリー・サイトにはオプション・フィーチャーがあります。

: Rational Product Updater や Rational Performance Tester 6.1.2 にはディスカバリー・サイトはありません。

ダウンロードした各製品フィックスには、site_identifier.xml ファイルが product¥612¥<update_install_location>¥ ディレクトリーに含まれており、ダウンロードした各フィーチャーには、site_identifier.xml ファイルが product¥612¥<discovery_install_location>¥ ディレクトリーに含まれています。 ここで、identifier は製品フィックスまたはフィーチャーを示し、product は製品を示します。Rational Product Updater の更新用の site_identifier.xml ファイルは、 <update_install_location>¥60¥update¥ ディレクトリー内にあります。

更新サイトとディスカバリー・サイトのそれぞれに、site.xml ファイルが必要です。 各 site.xml ファイルを作成するには、該当する site_identifier.xml ファイルの <feature/> 情報を結合する必要があります。

site.xml ファイルを作成または更新するには、次の手順を実行します。

  1. テキスト・エディターで site_identifier.xml ファイルを開く。例えば、 site_612.xml を開きます。
  2. このファイルを同じディレクトリーに site.xml という名前で保管する。ディレクトリーに site.xml という名前のファイルが既に存在する場合は、site_612.xml <feature/> 情報を site.xml <site></site> セクションにコピーします。
  3. site_identifier.xml ファイルの <feature/> 情報を site.xml にコピーする。

    rpt¥612¥update¥site.xml の内容は、次のようになります。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <site>
       <feature patch="true"
          id="com.ibm.rational.performance.tester.612" version="1.0.0"
          url="features/com.ibm.rational.performance.tester.612_1.0.0.jar"/>

       <feature
          id="updater.rpt.common.plugins.612" version="1.0.0"
          url="features/updater.rpt.common.plugins.612_1.0.0.jar"/>

       <feature
          id="updater.rpt.common.wb.plugins.612" version="1.0.0"
          url="features/updater.rpt.common.wb.plugins.612_1.0.0.jar"/>

       <feature
          id="updater.rpt.common.nl.plugins.612" version="1.0.0"
          url="features/updater.rpt.common.nl.plugins.612_1.0.0.jar"/>

       <feature
          id="updater.rpt.common.doc.plugins.612" version="1.0.0"
          url="features/updater.rpt.common.doc.plugins.612_1.0.0.jar"/>

    </site>

2.8.3 policy.xml ファイルの作成

ダウンロードした製品フィックスとフィーチャーにはそれぞれ、その site_identifier.xmlファイルを参照する product¥policy_identifier.xmlファイルが含まれています。すべての policy_identifier.xml ファイルを 1 つの policy.xml ファイルに結合して、URL マップを編集する必要があります。このファイルを作成しておくと、このファイルを製品のすべての更新で使用することができ、前のセクションで作成した site.xml ファイルを参照することができます。

policy.xml ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

  1. テキスト・エディターで product¥policy_identifier.xml ファイルを開く。例えば、 policy_612.xml を開きます。
  2. ミラー・サイトのメイン・ディレクトリーに、このファイルを policy.xml という名前で保管する。
  3. URL マップが site_identifier.xml ではなく、 site.xml を指すように編集する。 一般にアクセスが可能な site.xml への絶対パスを指定してください。例えば、ミラー・サイトが server1 という名前の Web サーバー上にある場合、 policy.xml ファイルは次の例のようになります。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <update-policy>
       <url-map pattern="com.ibm.rational.performance.tester.update" url="http://server1/rational_updates/rpt/612/update/site.xml/">
    </update-policy>
  4. その他のすべての product¥policy_identifier.xml ファイル (例: rsa¥policy_wbi_6001.xml) の URL マップ情報を追加する。
    更新サーバーのローカル・ミラーから更新できるそれぞれの製品ごとに、更新サイト用に 1 つの URL マップと、ディスカバリー・サイト用にもう 1 つの URL マップが必要です。フィーチャー・ディスカバリー・サイト用には追加の URL マップが必要です。それぞれの product¥policy_identifier.xml ファイルにパターンがあります。
     
  5. 各 URL マップが site_identifier.xml ではなく、 site.xml を指すように編集する。ファイルは次の例のようになります。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <update-policy>
       <url-map pattern="com.ibm.rational.performance.tester.update" url="http://server1/rational_updates/rpt/612/update/site.xml/">
       <url-map pattern="com.ibm.rational.software.architect.discovery" url="http://server1/rational_updates/rsa/60/discovery/site.xml/">
       <url-map pattern="com.ibm.rational.wbi.rsa" url="http://server1/rational_updates/rsa/60/discovery/site.xml/">
    </update-policy>

     
  6. 一般にアクセスが可能な site.xml ファイルへの絶対パスを入力して、次の例のような Rational Product Updater の更新用の URL マップを作成する。

    <url-map pattern="com.ibm.orca.product.updater" url="http://server1/rational_updates/updater/60/update/site.xml"/>
     
  7. policy.xml ファイルを保管する。

2.8.4 更新サーバーのローカル・ミラーからの更新のインストール

更新サーバーのローカル・ミラーが使用可能になった後、ユーザーは以下の指示を実行することにより、更新をインストールできます。

  1. Rational Performance Tester が開いている場合は、これを閉じる。
  2. Rational Performance Tester をインストールしたときと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログオンする。Windows オペレーティング・システムでは、管理者権限を持つアカウントを使用する必要があります。Linux オペレーティング・システムでは、root ユーザー・アカウントを使用する必要があります。
  3. Rational Product Updater を開始する。

    : Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server 9.0 でデフォルト以外のデスクトップ環境を使用する場合、製品のショートカットがデフォルトの場所に現れない場合があります。 この場合は、install_dir/updater/eclipse/rpu を実行して、Rational Product Updater を開始します。

  4. 「設定」>「更新サイト」の順にクリックする。
  5. 更新サーバーのローカル・ミラーのメイン・ディレクトリーにある policy.xml ファイルへのパスを入力する。
  6. 「OK」をクリックする。
  7. 「更新の検索」 または「オプション・フィーチャーの検索」をクリックする。
    Rational Product Updater が更新を必要とする場合、次に進む前にそれをインストールするよう、プロンプトが出されます。そこで「OK」をクリックしてください。Rational Product Updater は更新をインストールし、再起動して、使用可能な更新のリストを検索します。
  8. インストールする更新を選択する。 更新の説明を表示するには、その更新をクリックします。「詳細情報」ペインにその説明が表示されます。
  9. 「更新のインストール」または「オプション・フィーチャーのインストール (Install Optional Features)」をクリックする。
  10. プログラムの使用条件を承諾してインストールを継続する場合は、 「OK」をクリックする。コンピューターのプロセッサーの速度や RAM の容量によっては、更新のインストールに長時間を要する場合もあります。
  11. インストールの完了後、Rational Product Updater は「インストール済み製品」ページにインストール済みの製品をリストします。
    Rational Product Updater を閉じる。

2.9 IBM Rational Performance Tester のアンインストールと再インストール

IBM Rational Performance Tester バージョン 6.1.2 は、前のバージョンにロールバックできません。 IBM Rational Performance Tester をバージョン 6.1.2 に更新した後に、前のバージョンをインストールしたい場合、またはバージョン 6.1.2 を再インストールしたい場合は、IBM Rational Performance Tester をアンインストールしてから希望のバージョンをインストールする必要があります。

制限事項

Windows オペレーティング・システムでは、管理者権限を持つアカウントを使用する必要があります。Linux オペレーティング・システムでは、root ユーザー・アカウントを使用する必要があります。

Windows でのアンインストール

Windows システム上で Rational Performance Tester をアンインストールするには、次のようにします。

  1. 「スタート」>「コントロール パネル」>「プログラムの追加と削除」をクリックします。
  2. アンインストールするアプリケーションをリストから選択し、「変更と削除」を選択します。
  3. アンインストール・ウィザードの指示に従います。

Linux でのアンインストール

Linux システム上で Rational Performance Tester をアンインストールするには、次のようにします。

  1. root としてログインします。
  2. ディレクトリーを install_dir/rpt_prod/_unist に変更します。
  3. uninstall.bin を実行します。

3.0 このリリースでの問題の修正

この Refresh Pack では、以下の問題を修正しています。問題に APAR 番号がある場合は、その番号を記載しています。

4.0 問題と回避策

このセクションでは、この Refresh Pack のいくつかの問題についての回避策を示します。

  6.1 のインストール・マニュアルにおける情報の誤り - Linux クライアントへのライセンス・キーのインストール

6.1 のインストール・マニュアル「IBM Rational Performance Tester のインストール」の『Linux へのライセンス・キーのインストール』のセクションに誤りがあります。このセクションの記述は、以下のようになります。

Linux クライアントにライセンス・キーをインストールするには、Rational ライセンス・サーバーのコンピューター名または IP アドレスを指定した行を含む $HOME/.flexlmrc ファイルを作成してください。例えば、.flexlmrc ファイルに、RATIONAL_LICENSE_FILE=@server-name.com または RATIONAL_LICENSE_FILE=@ip-address の行を追加します。 .flexlmrc ファイルは、ユーザー数が 5 人を超える仮想テスターを実行するターゲット・システム上のすべてのユーザーのホーム・ディレクトリー内に作成する必要があります。

MOZILLA_FIVE_HOME 環境変数を設定する必要がある

Red Hat Linux 上で Performance Tester を実行する場合、MOZILLA_FIVE_HOME 環境変数を設定する必要があります。

この環境変数を設定するには、shortcut_rpu および shortcut_rpt (インストール・ディレクトリー内、デフォルトでは /opt/IBM/Rational/SPD/6.0) に以下の行を追加してください。

MOZILLA_FIVE_HOME=path to libxpcom.so  (通常は /usr/lib/mozilla-1.4.3)
export MOZILLA_FIVE_HOME

この変数を設定しない場合、Rational Product Updater は詳細情報を正しく表示せず、Performance Tester はオンライン・ヘルプを正しく表示しません。また、「プロトコル・データ」ビューに実行の詳細も表示されません。このほかの問題も発生します。

IBM Rational Performance Tester Extension for SAP Solutions を使用したテスト・スイートの編集

IBM Rational Performance Tester Extension for SAP Solutions を使用してテスト・スイートを編集し、「オブジェクト・データの表示」 を選択すると、右側にスクロール・バーのないウィンドウが表示されます。この場合、ウィンドウの下部が隠れてしまいます。この問題を解決するには、ウィンドウを拡大してください。

パフォーマンス・テストに対するファイアウォールの影響

ローカル・コンピューター上のファイアウォールにより、実行ヒストリーや statistTP の要求および応答の戻りが妨げられることがあります。

IBM Rational Performance Tester は、各コンポーネントとの間のデータの受け渡しをネットワーク・ポートを使用して行います。ネットワーク・ファイアウォールにより、この操作が実行中に妨害され、エラーが発生することがあります。操作の完了後に実行ヒストリーを表示できない場合、ファイアウォールの問題を示していることがあります。

ほとんどのネットワーク・ファイアウォールでは、ネットワーク・アクセスを妨害すべきでないアプリケーションを対象とした例外リストを作成することができます。Performance Tester のコンポーネント間の通信を妨害しないようにするためには、例外リストに以下のアプリケーションを追加してください。ネットワーク・ファイアウォールが Agent Controller 上のみにインストールされている場合は、以下にオペレーティング・システムごとにリストした 2 番目のアプリケーションだけをリストに追加する必要があります。

Windows の場合:

Linux の場合:

注: Microsoft Windows XP SP2 では、限定的なファイアウォールをインストールします。Performance Tester の各コンポーネント間で適切な通信が行われるようにするには、上記のようにファイアウォールを使用不可にしたり、調整したりする必要があります。

プロキシー・サーバーでの記録時に、Internet Explorer のオプションを変更する必要がある

パフォーマンス・テストにプロキシー・サーバーを使用する場合、以下の操作を行う必要があります。

このボックスの場所を探索するには、Internet Explorer を開き、「ツール」>「インターネット オプション」 >「接続」>「LAN の設定」をクリックします。

IKlog インターフェースを含んだテスト実行サービス・カスタム・コードの使用

IKlog インターフェースに代わって、ITestExecutionServices インターフェースが使用されるようになりました。 IKlog インターフェースが含まれている既存のカスタム・コードを使用するには、カスタム・コード内の IKlog 引数を ITestExecutionServices インターフェースに型キャストしてください。

レポートの HTML へのエクスポート

レポートを HTML にエクスポートすると、ブラウザーからそのレポートを印刷することができます。ただし、Explorer 6.x では、レポートが適切に印刷されないことがあります。印刷出力の右側が表示されない場合があります。(Firefox 1.x および Internet Explorer 7.x では、この問題は発生しません。) この問題を訂正するための市販および無料のソリューションとアドオンがあります。 詳細については、Web で「Internet Explorer の適切な幅での印刷」について検索してください。

Rational Performance Tester 資産の後方互換性と上位互換性

Rational Performance Tester には、次の 2 種類の資産があります。

再生可能な資産は、バージョン 6.1.0、6.1.1、および 6.1.2 にまたがって使用しても自動的に再作成されます (ただし、マシン間で移動する場合は、クラスパスの更新が必要であるなどの注意事項があります)。

Rational Performance Tester は、後方互換性があります。バージョン 6.1.2 で バージョン 6.1.0 および 6.1.1 の再生不可能な資産を使用することができます。

ただし、Rational Performance Tester には上位互換性はありません。バージョン 6.1.2 の資産をバージョン 6.1.0 や 6.1.1 では使用することはできません。

Rational Agent Controller の後方互換性と上位互換性

Rational Agent Controller には、後方互換性があります。最新バージョンは、前のバージョンで作成された設定をサポートします。ただし、上位互換性はありません。最新バージョンで作成された設定は、それ以前のバージョンではサポートされません。

Rational Performance Tester 6.1.2 のワークベンチ・メモリーの最適化

Performance Tester は、物理メモリーが 768 未満のシステムでは使用しないでください。このようなシステムで使用すると、ローパフォーマンスや、メモリー不足によるアプリケーションの異常終了、あるいはこの両方が起こる恐れがあるため、このような構成はサポートされないことに注意してください。

Performance Tester を更新した後、システムの JVM のヒープ・サイズを調整してください。

Windows でこれを行うには、次の手順を実行します。

  1. Performance Tester を開始します。
  2. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
  3. 「テスト」ツリーを展開して、「Performance Test ワークベンチ」をクリックします。

JVM の推奨ヒープ・サイズが表示されます。「Java 仮想マシンのヒープ・サイズ」フィールドにこの数値を入力して、「OK」をクリックします。

JVM のヒープ・サイズを設定した後、次の起動時に Performance Tester を始動できないことがあります。これは、メモリー不足またはメモリーの極度のフラグメント化の状態が原因で起こります。いくつかのアクティブ・プログラムを終了したり、一部のサービスを停止すると、Performance Tester を始動するための十分なメモリーを解放することができます。

この処置でも十分でない場合は、構成ファイルを編集して JVM のヒープ・サイズを再設定してください。 このファイル rationalsdp.ini は、製品のインストール・ディレクトリー (デフォルトでは、C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0 (Windows の場合)、および /opt/IBM/Rational/SDP/6.0 (Linux の場合)) にあります。テキスト・エディター (メモ帳など) でこのファイルを開き、VMArgs=-Xmx で始まり、その後に数値、次に m が続く行を探します。この数値は、「設定ページ」の「Java 仮想マシンのヒープ・サイズ」フィールドに入力した数値です。構成ファイルからこの行を除去すると、Performance Tester を始動することができます。

ワークベンチ上でメモリー割り当てを増やす方法の最新情報、およびメモリー使用量を削減する方法の最良事例については、IBM 技術情報 1221972「Rational Performance Tester 6.1.2 Workbench Memory Optimization」を参照してください。この技術情報を見つけるには、「ヘルプ」>「IBM Support Assistant」をクリックしてから、「Show Options」をクリックします。「IBM Software Support Documents」および「Rational Performance Tester」を選択してから、「ワークベンチのメモリーの最適化」について検索します。

SuSE Linux での Mozilla ブラウザーの使用

この問題は SuSE Linux に限定した問題です。インターネットでダウンロードした Mozilla をインストールした場合、適切な構成ファイルが作成されません。SuSE 上で使用可能なインストール・ツールを使用して、SuSE のインストール・ディスクから Mozilla ブラウザーをインストールした場合にのみ、適切な構成ファイルが作成されます。 これにより、Mozilla ブラウザーをブラウザー・アダプターとして認識させることができ、アプリケーションのコントロールとして組み込むことができます。SuSE 上の Mozilla のインストール環境は、オペレーティング・システムに合わせてカスタマイズされています。インターネットでダウンロードした Mozilla をインストールした場合、適切な構成ファイルが作成されません。

エージェント・コンピューターでの Windows の致命的エラー

エージェント・コンピューターで Windows の致命的エラーが発生した場合は、Symantec Internet Email Tools コンポーネントをアンインストールする必要があります。詳細については、「 Symantec Document ID: 2004091012165348」を参照してください。

「テスト検索」を使用した要求内での検索に関する問題

「検索」ウィンドウ (ツールバーで「検索」をクリックしてから、「テスト検索」タブをクリックしてアクセスする) では、HTTP 要求の検索を選択したときに、「セキュア」「標準」の両方を選択した場合、その後に「検索」をクリックしても、何も検出されません。検索機能を正しく動作させるには、どちらかのチェック・ボックスのチェック・マークを外してください。

セキュア (SSL) 接続のみで要求を検索する場合は、「セキュア」チェック・ボックスを選択します。SSL 以外の接続の要求のみを検索する場合は、「標準」チェック・ボックスを選択してください。SSL 接続と SSL 以外の接続の両方の要求を検索する場合は、「セキュア」「標準」の両方のチェック・ボックスのチェック・マークを外してください。

インストールを取り消した場合、すべての成果物がクリーンアップされないことがある

IBM Rational Performance Tester または IBM Rational Performance Tester Agent Controller のインストールが完了する前に、このインストールを取り消した場合、インストールによる成果物がクリーンアップされないことがあります。 これらの製品を再度インストールする前に、成果物を削除してください。

4.0 お客様サポートとの連絡

Rational Performance Tester の製品ホーム・ページは、 www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/index.html です。FAQ、既知の問題とフィックスのリスト、およびその他のサポート情報については、製品ホーム・ページの 「Support」ページをご覧ください。

5.0 特記事項および商標

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書による情報の提供は、これらの特許権について実施権を許諾することを 意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

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IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。
 

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。
 

著作権使用許諾:
 

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