IBM Rational Functional Tester Extension for Siebel Test Automation - リリース情報

Rational Functional Tester バージョン 6.1.1.1

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このファイルの最新バージョンを参照するには、www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rft/61/html/rft6111_Siebel/readme_Siebel_ja.html の Readme を参照してください。

目次

1.0 このリリースについて
2.0 インストール情報
   2.1 ハードウェア要件
   2.2 要件の確認
3.0 機能のハイライト
   3.1 UI 名を使用した記録
   3.2 CAS タイムアウトの構成
4.0 既知の制限事項、問題、および対処法
   4.1 Java ビルド・パスのリセット
   4.2 Siebel テストでは遅延設定を使用できない
   4.3 既存の RFT プロジェクトとともに RFT 6.1.1 を使用するには
5.0 カスタマー・サポートへの連絡
6.0 特記事項および商標
 

1.0 このリリースについて

IBM® Rational® Functional Tester のこのリリースには、Siebel アプリケーション用の拡張機能テストのサポートが含まれます。 このサポートは、Siebel の 7.7 バージョンに基づいています。

ライセンス交付に関する重要な情報

このプログラムには、使用の前に支払われる必要がある別途のライセンス料金が必要になる場合があります。 購入を完了するには、以下から Passport Advantage Online にログインしてください。

http://www-306.ibm.com/software/howtobuy/passportadvantage/pao_customers.htm
 

2.0 インストール情報

前提条件 -

RFT のインストール

IBM Rational Functional Tester のインストール方法については、以下にあるインストールの説明を参照してください。

ダウンロード・サイト

STA のインストールの確認 -

Siebel アプリケーション (Siebel Call Center など) にログインしたら、Siebel CAS が実行していることを確認してください。 「Windows タスク マネージャ」を起動し、「プロセス」タブに進み、 Siebel Automation プロセスが実行中であることを確認します。これは SiebelAx_Test_Automation または SiebelAx_Desktop_Integration です。

既存の RFT プロジェクトとともに RFT 6.1.1.1 を使用するには

最新の修正パッケージ 6.1.1.1 をインストールする場合、既存のプロジェクトを使用した新規の Siebel サポートを正常に使用する前に、いくつかのアクションを実行する必要があります。 2 つの新しいテンプレート (1 つはスクリプト・ヘッダー用、もう 1 つはスクリプト・ヘルパー・ヘッダー用) をプロジェクトに追加する必要があります。 プロジェクトのビルド情報または参照情報も更新する必要があります。 RFT プラットフォームごとの特定の詳細情報を以下に示します。

RFT Java スクリプト記述および Eclipse
1. RFT Java スクリプト記述を使用している場合、「機能テスト・プロジェクト」ビュー内のプロジェクトを右クリックし、「プロパティー」を選択して、最新のテンプレートに更新することができます。

2.「プロパティー」ダイアログで、左のリストから「機能テスト・スクリプト・テンプレート」を選択します。テンプレート「スクリプト・ヘルパー: ファイルのヘッダー」を選択します。このテンプレートをカスタマイズしていない場合、「デフォルトの復元」ボタンをクリックして、それをアップグレードすることができます。テンプレートをすでにカスタマイズしてある場合は、以下の行

    import com.rational.test.ft.object.interfaces.siebel.*;

を、他の import 文とともに上部に追加します。

テンプレートを変更したら、「適用」ボタンをクリックします。次に、テンプレート「スクリプト: ファイルのヘッダー」を選択します。同じ行をこのテンプレートのインポート・セクションにも同様に追加します。 「適用」をクリックしてから、「OK」をクリックします。

3. 統合 ClearCase サポートを使用している場合、テンプレート・ファイルを編集すると、それらはチェックアウトされます。 それらのファイルをチェックインしなおして、チームの他のメンバーがそれらを使用できるようにする必要があります。 これを行うには、「機能テスト・プロジェクト」ビューでそのプロジェクトを再度右クリックし、「チーム」>「チェックアウトの表示」をクリックします。チェックアウトしたエレメントのリストが表示されます。 2 つのテンプレート (ft_script.java.rfttpl および ft_scripthelper.java.rfttpl) を選択して、それらをチェックインします (たとえば、リストにある選択済みエレメントを右クリックしてから「チェックイン」をクリックします)。チームの他のメンバーは、「機能テスト・プロジェクト」ビューのプロジェクトを右クリックし、「チーム」>「最新バージョンの入手」をクリックして、自分のプロジェクトを更新する必要があります。

4. 最後に、「機能テスト・プロジェクト」ビューのプロジェクトを再度右クリックして、「Java ビルド・パスのリセット」をクリックします。「Java ビルド・パス」は各マシンの各プロジェクトに対してローカルであるため、チームの各メンバーがこの最後のステップを実行する必要があります。

VB.Net スクリプト記述および Visual Studio
1. VB.Net スクリプト記述を使用している場合、ソリューション エクスプローラ内のプロジェクトを右クリックし、「プロパティー」をクリックして、最新のテンプレートに更新することができます。

2.「プロパティー」ダイアログで、「機能テスト・スクリプト・テンプレート」タブを選択します。テンプレート「スクリプト・ヘルパー: ファイルのヘッダー」を選択します。このテンプレートをカスタマイズしていない場合、「デフォルトの復元」ボタンをクリックして、それをアップグレードすることができます。テンプレートをすでにカスタマイズしてある場合は、以下の行を他の import 文とともに上部に追加します。

    Imports Rational.Test.Ft.Object.Interfaces.Siebel

テンプレートを変更したら、「適用」ボタンをクリックします。次に、テンプレート「スクリプト: ファイルのヘッダー」を選択します。同じ行をこのテンプレートのインポート・セクションにも同様に追加します。 「適用」をクリックしてから、「OK」をクリックします。

3. 統合 ClearCase サポートを使用している場合、テンプレート・ファイルを編集すると、それらはチェックアウトされます。 それらのファイルをチェックインしなおして、チームの他のメンバーがそれらを使用できるようにする必要があります。 これを行うには、ソリューション エクスプローラでそのプロジェクトを再度右クリックし、「チーム」>「チェックアウトの表示」をクリックします。チェックアウトしたエレメントのリストが表示されます。 2 つのテンプレート (ft_script.vb.rfttpl および ft_scripthelper.vb.rfttpl) を選択して、それらをチェックインします (たとえば、リストにある選択済みエレメントを右クリックしてから「チェックイン」をクリックします)。チームの他のメンバーは、ソリューション エクスプローラ内のプロジェクトを右クリックし、 「チーム」 >「最新バージョンの入手」をクリックして、自分のプロジェクトを更新する必要があります。

4. 最後に、ソリューション エクスプローラのプロジェクトを再度右クリックして、「カスタム参照のリセット」をクリックします。「カスタム参照」は各マシンの各プロジェクトに対してローカルであるため、チームの各メンバーがこの最後のステップを実行する必要があります。

2.1 ハードウェア要件

Siebel アドオンを RFT にインストールするための追加のハードウェア要件はありません。

2.2 インストールの確認

ファイル・システムの更新 

新規ファイル

ファイル ファイルのターゲット・ディレクトリー
SiebelIEHelper.dll GAC (Global Assembly Cache)
SiebelDomainProxies.dll GAC
SiebelNotificationListener.dll GAC
Interop.Shdocvw.dll GAC
Interop.cascomLib.dll GAC
Interop.msHTML.dll GAC

カスタマイズ・ディレクトリーのファイル

カスタマイズ・ディレクトリーは、レジストリーの HKEY_LOCAL_MACHINE -> Software -> Rational Software -> Rational Test -> 8 > で見つけることができる Rational FT カスタマイズ・ディレクトリーです。 通常、これは "C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥RFT¥customization" です。

ファイル ターゲット
rational_ft_siebel.jar カスタマイズ・ディレクトリー
rational_ft_siebel.rftcust カスタマイズ・ディレクトリー
SiebelIEHelper.dll カスタマイズ・ディレクトリー
SiebelDomainProxies.dll カスタマイズ・ディレクトリー
SiebelNotificationListener.dll カスタマイズ・ディレクトリー

レジストリー更新

3.0 機能のハイライト  

RFT 用 Siebel アドオンにより、ユーザーは Siebel のオブジェクト・モデルおよびイベントを使用して、GUI レベルの対話をキャプチャーし、再生することができます。ユーザーは、Siebel カスタム・コンポーネントでプロパティーおよびデータ検査ポイントを実行できます。

RFT はまた、Siebel スクリプトのみのメソッドを GUI および非 GUI の Siebel オブジェクト上に公開し、Rational Functional Tester 用の Siebel Automation Framework を包含します。これにより、ユーザーは堅牢な機能テスト・スクリプトをレコーダーやオブジェクト・マップを使用することなしに作成することができます。このフレームワークを使用すると、使い慣れた Siebel の画面定義に基づいてテスト・スクリプトをプログラマチックに開発することができます。

3.1 UI 名を使用した記録  

In order for RFT で UI 名を使用して Siebel HI コントロールを記録するには、レジストリー・キーを次のように設定します。 デフォルトでは、RFT はリポジトリー名を使用して記録を行います。
レジストリーでは、HKEY_CURRENT_USER/SOFTWARE/Rational Software/Rational Test/8 の下に UINameInScript という名前の新しい dWord を作成し、その値を 1 に設定します。

3.2 CAS タイムアウトの構成  

CAS は、システムをハングさせる結果となる呼び出しに対して、タイムアウトを構成するメカニズムを提供します。 デフォルトでは、このタイムアウトは 1 秒に設定されていますが、ivory.properties ファイルを使用して設定値に "rational.test.ft.siebel.cas_submit_timeout" を設定することによってこれを構成することができます。

4.0 既知の制限事項、問題、および対処法

4.1 Java ビルド・パスのリセット

RFT Extension for Siebel Test Automation をインストールして、 Siebel Extension をインストールする前のワークスペースにロードされていたプロジェクトとともに Java スクリプト・プラットフォームを使用する場合は、Siebel に対して最初のテストを記録する際に、スクリプト・コンパイル・エラーが表示されます。 これらのエラーを解決するには、Functional Test の「プロジェクト」ビューでプロジェクトを右クリックし、 「Java ビルド・パスのリセット」 をクリックします。 追加の詳細情報については、セクション 2.0 以降の「既存の RFT プロジェクトとともに RFT 6.1.1 を使用するには」を参照してください。

4.2 Siebel テストでは遅延設定を使用できない

「ウィンドウ」>「設定」の下にある一部のオプションは、Siebel オブジェクト・モデルに適用されないため、 RFT Siebel 実装では有効ではありません。たとえば、「ウィンドウ」>「設定」>「機能テスト」>「再生」>「マウス遅延」および>「その他の遅延」の下にあるオプションは、Siebel テストには適用されません。

4.3 既存の RFT プロジェクトとともに RFT 6.1.1.1 を使用するには

最新の修正パッケージ 6.1.1.1 をインストールする場合、既存のプロジェクトを使用した新規の Siebel サポートを正常に使用する前に、いくつかのアクションを実行する必要があります。 上のインストール・セクションにある指示を参照してください。

5.0 カスタマー・サポートへの連絡

Rational Functional Tester の製品ホーム・ページは、www.ibm.com/software/awdtools/tester/functional/index.html です。 よくある質問 (FAQ)、既知の問題と修正の一覧、および他のサポート情報については、製品ホーム・ページの サポート・ページを参照してください。

6.0 特記事項および商標



本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、 米国以外の国においては本書で述べる製品、サービス、またはプログラムを提供しない場合があります。 日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

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IBM Corporation
20 Maguire Road
Lexington, MA
02421-3112
USA

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本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

著作権使用許諾:

本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・ プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに 準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、 いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、 配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性が あることをほのめかしたり、保証することはできません。 お客様は、IBM のアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠した アプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、 IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。

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