このチュートリアルでは、IBM® UrbanCode Deploy を使用して単純な Web アプリケーションをデプロイします。
コンポーネントを作成し、そのコンポーネントを含むアプリケーションを作成し、コンポーネントを環境にデプロイします。
IBM UrbanCode Deploy は、開発環境、テスト環境、および実稼働環境への複雑なアプリケーションのデプロイメントを計画および自動化する上で役立ちます。
必要であれば何度でもアプリケーションをデプロイできるので、リリース・サイクルの初期段階で問題を検出し、リリース・サイクルの終わりの段階での問題を予測できます。
このチュートリアルでデプロイする Web アプリケーションは、データベース、Web インターフェース、およびアプリケーション・ロジックを備えた単純な 3 層の Web アプリケーションです。
これらの 3 つのコンポーネントを IBM UrbanCode Deploy サーバーにインポートして、これら 3 つの部分をデプロイする単一のアプリケーションを作成します。
次に各コンポーネントのデプロイ方法を記述するプロセス と呼ばれる自動化指示を作成します。
最後にこうしたプロセスを使用して、コンポーネントをターゲット・システムに自動的にデプロイします。
後の方のレッスンでは、コンポーネントを新しいバージョンに更新します。
このようにサンプル・アプリケーションで作業すると、IBM UrbanCode Deploy を使用してどのようにマルチパート・アプリケーションを管理できるかがわかりやすくなります。
学習目標
このチュートリアルでは、以下の作業を実行する方法を学習します。
- ビルドから成果物をインポートし、IBM UrbanCode Deploy でコンポーネントを作成する。
- コンポーネント・プロセスおよびアプリケーション・プロセスを作成して、デプロイメント・タスクを自動化する。
- アプリケーションのデプロイ先の環境を構成する。
- アプリケーション・プロセスを実行して、アプリケーション・コンポーネントをデプロイする。
- アプリケーションを新規成果物で更新する。
所要時間
このチュートリアルの所要時間は 2 時間から 3 時間です。このチュートリアルに関連した他の概念を検討する場合は、完了するまでさらに時間がかかります。
システム要件
このチュートリアルを実行するには、以下のリソースが必要です。
- IBM UrbanCode Deploy バージョン 6.0 のインストール済み環境
- IBM UrbanCode Deploy サーバーのエージェントとして使用する 2 つのコンピューター、仮想イメージ、またはクラウド・インスタンス
前提条件
- IBM UrbanCode Deploy サーバーにアクセスする権限があることを確認します。
サーバーのインストールについては、サーバーのインストールを参照してください。
- サーバーには、Tomcat、DBUpgrader、および FileUtils の各プラグインがインストールされている必要があります。
プラグインをインストールするためのアクセス権がない場合、システム管理者にこれらのプラグインをインストールするように依頼してください。
手順については、プラグインのインストールを参照してください。
とクリックして、インストールされたプラグインのリストで Tomcat、DBUpgrader、および FileUtils を確認できれば、プラグインがインストールされています。
FileUtils プラグインは、デフォルトでインストールされています。
- サーバー上に、アプリケーション、環境、およびコンポーネントを作成/編集する権限、およびプロセスを作成/実行する権限のあるアカウントを持っている必要があります。