IBM® z/OS® プラットフォームにデプロイする前に、
z/OS デプロイメント・ツールをインストールして、IBM UrbanCode Deploy と通信できるように
z/OS サーバーを構成する必要があります。
ビルド・プロセスを別の論理区画 (LPAR) で実行する場合は、さらにそのビルド LPAR にデプロイメント・ツールをインストールする必要があります。
手順
- 「ヘルプ」アイコンをクリックし、次に「ツール」をクリックします。 IBM UrbanCode Deploy サーバーからダウンロードが可能なツールが表示されます。
- z/OS デプロイメント・ツールと
IBM UrbanCode Deploy クライアント・アーカイブをダウンロードします。
デプロイメント・ツールが含まれるアーカイブ・ファイルを
z/OS サーバーの UNIX ファイル・システムに解凍します。 例えば、コマンド・ラインで次のテキストを入力してアーカイブ・ファイルを解凍します: pax -r -pp -vf ucdtoolkit.zip
- SBUZENV、SBUZEXEC、SBUZMENU、および SBUZSAMP ライブラリーをロードするジョブを JCL (ジョブ制御言語) で作成して実行します。 tool_installation_directory/mvs ディレクトリーにあるサンプル・ジョブの BUZEXPD をモデルとして使用してください。
#HLQ、#TVOLSER、および -PATH-PREFIX- をご使用のシステムの必要に合わせて変更します。
- IBM UrbanCode Deploy クライアントを含むアーカイブ・ファイルを解凍して、udclient.jar ファイルを tool_installation_directory/lib ディレクトリーにコピーします。 udclient.jar ファイルを FTP でコピーする場合は、バイナリー・モードを使用します。
- ビルドを実行する z/OS サーバーの UNIX ファイル・システムにリポジトリー・ディレクトリーを作成します。 リポジトリー・ディレクトリーは、バージョン成果物が保管される場所です。
リポジトリー・ディレクトリーに十分なスペースがあること、および z/OS デプロイメント・ツールを実行するユーザーに、ディレクトリーに対する読み取りと書き込みのアクセス権限があることを確認してください。
- IBM UrbanCode Deploy サーバーと z/OS サーバーの間のセキュアな通信に使用するトークンを作成します。
IBM UrbanCode Deploy では、
をクリックします。 詳しくは、トークンを参照してください。
- プロパティー・ファイルを更新します。high_level_qualifier.SBUZENV(BUZPROF) データ・セットを開き、以下の値を変更します。
| パラメーター |
説明 |
| java.home |
Java Runtime Environment (JRE) のロケーション |
| ucd.toolkit.usshome |
デプロイメント・ツールのインストール・ディレクトリー |
| ucd.toolkit.mvshlq |
ツールキットの z/OS ライブラリーの高位修飾子 |
| ucd.server.url |
IBM UrbanCode Deploy サーバーの URL |
| ucd.server.accesstoken |
以前に作成したセキュリティー・トークン |
| ucd.repository |
リポジトリー・ディレクトリーのロケーション |
例えば、プロパティー・ファイルに以下の行が含まれることがあります。
#Thu Apr 03 15:07:08 EDT 2014
java.home=/usr/lpp/java/J7.0_64
ucd.toolkit.usshome=/usr/lpp/ucd/ucdtoolkit
ucd.toolkit.mvshlq=BUZ.BUZ610
ucd.repository=/usr/lpp/ucdtoolkit/repo
ucd.server.url="https://192.0.2.0:8444"
ucd.server.accesstoken="2f615f22-01d1-4d5f-99a5-a12f2c2968e4"
- 許可プログラム機能 (APF) を使用して、checkaccess ユーティリティーを許可します。デプロイメント・ツールをインストールしたディレクトリー下の /bin ディレクトリーで、コマンド・ラインに次のテキストを入力します: extattr +a checkaccess このコマンドを実行するには、FACILITY クラス・プロファイルの BPX.FILEATTR.APF リソースに対する読み取りアクセス権が必要です。
次のタスク
デプロイメント・ツールのインストールと構成ができたら、ISPF ゲートウェイを構成します。