ライセンス・シナリオ

いくつかの異なるライセンス・シナリオが使用可能です。シナリオによっては、 ライセンスを IBM® UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント、あるいはその両方に適用することが必要になる場合があります。

以下のライセンス・シナリオが使用可能です。サーバーで使用されているライセンスのタイプは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーにログインし、 「設定」 > 「システム設定」をクリックして「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドを見るとわかります。

注: IBM UrbanCode Deploy では、 ライセンス・タイプの混合はサポートされていません。ライセンス・サーバー上で以下のライセンス・タイプのうち複数が使用可能になっている場合、 IBM UrbanCode Deploy は、優先度が最も高いライセンス・タイプを使用します。ライセンス・シナリオは、優先度の高いものから順に以下のようになっています。
  1. プロセッサー・バリュー・ユニット (PVU) ライセンス交付
  2. 仮想サーバーと管理対象仮想サーバー (許可) ライセンス交付
  3. 並行セッション (フローティング・ライセンス)
  4. 並行セッション (トークン・ライセンス)
例えば、ライセンス・サーバーに各タイプのライセンスがある場合、 IBM UrbanCode Deploy サーバーは、 開始時に PVU ライセンスを取得します。別の IBM UrbanCode Deploy サーバーが開始したときに使用可能な PVU ライセンスがない場合、そのサーバーはライセンスを受け取らず、他のライセンス・タイプを使用することもありません。

プロセッサー・バリュー・ユニット (PVU) ライセンス交付

このシナリオでは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーに、IBM URBANCODE DEPLOY MANAGED CAPACITY PVU LIC ライセンスが適用されます。 その後、サーバーはプロセスを実行できるようになります。この場合、エージェントにライセンスは必要ありません。 その代わり、各 PVU ライセンスによって、サーバーは一定数のエージェントを並行して使用できるようになります。並行エージェントの数は、PVU ライセンスの条件によって、制限される場合と無制限になる場合があります。このライセンス・シナリオを使用する場合は、ライセンス・サーバーが IBM UrbanCode Deploy サーバー用の PVU ライセンスを持っていないと、サーバーはプロセスを実行できません。

このタイプのライセンス交付では、「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Managed Capacity が表示されます。

使用している PVU ライセンスは、 IBM License Metric Tool を使用してトラッキングすることができます。http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/tivihelp/v53r1/topic/com.ibm.lmt75.doc/ic-homepage_lmt.htmlを参照してください。

仮想サーバーと管理対象仮想サーバー (許可) ライセンス交付

このシナリオでは、サーバーに IBM URBANCODE DEPLOY SERVER AGENT VIRTUAL SERVER ライセンスが適用され、 エージェントに IBM URBANCODE DEPLOY SERVER AGENT MANAGED VIRTUAL SERVER ライセンスが適用されます。エージェントにライセンスがない場合、エージェントはプロセスを実行できません。

このシナリオでは、サーバーがエージェントにライセンスを自動的に割り当てるか、またはユーザーがエージェントにライセンスを手動で割り当てるか、このいずれかが可能になります。サーバーとエージェントへのライセンスの適用を参照してください。

このタイプのライセンス交付では、「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Server Agent が表示されます。

並行セッション (フローティング・ライセンス)

このシナリオでは、 エージェントは IBM URBANCODE DEPLOY SESSION PER SIMULTANEOUS SESSION LIC ライセンスが使用可能です。エージェントがプロセスを実行するときに、 IBM UrbanCode Deploy サーバーが、ライセンス・サーバーからライセンスを取得します。最初のライセンス・サーバーに使用可能なライセンスがない場合、 IBM UrbanCode Deploy サーバーは、 他のライセンス・サーバーからのライセンスの取得を試みます。プロセスの完了から 30 分後、サーバーはライセンスをライセンス・サーバーに返します。このシナリオでは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーにライセンスは必要ありません。

ライセンス・サーバーがライセンスを使い尽くしたときは、エージェントは、プロセスを実行しますがログに警告を追加します。さらに、警告メッセージがサーバー Web インターフェース上に表示されます。このメッセージは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント用にライセンスを取得できなかったことを伝えています。ライセンス・サーバーにライセンスを補充すれば、 IBM UrbanCode Deploy サーバーはプロセスを実行できます。 しかし警告メッセージは 24 時間表示されたままとなります。

このタイプのライセンス交付では、 「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Session が表示されます。

並行セッション (トークン・ライセンス)

このシナリオでは、 エージェントは IBM URBANCODE DEPLOY SESSION INITIAL TOKEN 2 YEAR ライセンスが使用可能です。エージェントがプロセスを実行するとき、 IBM UrbanCode Deploy サーバーは、 ライセンス・サーバーからこのトークン・ライセンスを一定数取得します。最初のライセンス・サーバーに十分な数の使用可能なライセンスがない場合、 IBM UrbanCode Deploy サーバーは、 他のライセンス・サーバーからのライセンスの取得を試みます。プロセスの完了から 30 分後、 サーバーはライセンスをライセンス・サーバーに返します。このシナリオでは、サーバーにライセンスは必要ありません。

ライセンス・サーバーがライセンスを使い尽くしたときは、エージェントは、プロセスを実行しますがログに警告を追加します。さらに、警告メッセージがサーバー Web インターフェース上に表示されます。このメッセージは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント用にライセンスを取得できなかったことを伝えています。ライセンス・サーバーにライセンスを補充すれば、 IBM UrbanCode Deploy サーバーはプロセスを実行できます。 しかし警告メッセージは 24 時間表示されたままとなります。

このタイプのライセンス交付では、 「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Session が表示されます。

アップグレードされたサーバーへのライセンス交付

サーバーを、ライセンス交付を受けたバージョン 4.8.5、5.0、または 6.0 からバージョン 6.0.1 以降にアップグレードした場合、「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドは Disabled に設定され、サーバーとエージェントには新しいライセンスは必要ありません。

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