ステップ・プロパティー

本書の文脈では、プロパティーとは、ステップのコマンドによって使用される値だといえます。ステップ・プロパティーは、property エレメントで定義されます。

サンプル用プラグイン に示すように、Create File ステップには以下の 3 つのプロパティーがあります。

これらのプロパティーは、ステップがコンポーネント・プロセスに追加されると表示されるダイアログ・ボックスに表示されます。ダイアログ内の他のプロパティーは、ステップごとに表示されます (後処理については以下で説明します)。プロパティー値は設計時にプロセス・デザイナーによってダイアログ・ボックスに入力することも、アプリケーションを実行するユーザーが実行時に入力するよう残しておくこともできます。

大部分のプロパティーは property-ui 子エレメントで構成できます (selectBox タイプでは value 子エレメントも必要です)。UI での表示に利用できるオプションの詳細については、プラグインの作成を参照してください。ステップの作成時にはデフォルト値を定義できます。

コマンドは、ステップ自身のプロパティーに加えて、プロセス内の他のステップにより既に設定されているプロパティー、コンポーネント・プロセスを開始したアプリケーションが設定したプロパティー、ターゲット環境およびリソース上のプロパティーにもアクセスできます。

次の図は、個別のステップが使用できるプロパティーを示しています。ステップ・プロパティー値は、コンポーネント・プロセスが終了すると使用できなくなります。

ステップが
アクセスできるプロパティーのスコープを示す図

実行時に定義されるプロパティーは、それ以前に定義済みのプロパティーと組み合わせ、それらと一緒にエージェントに送られます。定義済みのプロパティー (現在のプロセスの外で定義されたプロパティー) は、データベースから取得されます。プロパティーがどのように処理および使用されるかについては、次のセクションでさらに詳しく説明します。


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