いくつかの異なるライセンス・シナリオが使用可能です。シナリオによっては、
ライセンスを IBM® UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント、あるいはその両方に適用することが必要になる場合があります。
以下のライセンス・シナリオが使用可能です。サーバーで使用されているライセンスのタイプは、
IBM UrbanCode Deploy サーバーにログインし、
をクリックして「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドを見るとわかります。
注: IBM UrbanCode Deploy では、
ライセンス・タイプの混合はサポートされていません。ライセンス・サーバー上で以下のライセンス・タイプのうち複数が使用可能になっている場合、
IBM UrbanCode Deploy は、優先度が最も高いライセンス・タイプを使用します。ライセンス・シナリオは、優先度の高いものから順に以下のようになっています。
- プロセッサー・バリュー・ユニット (PVU) ライセンス交付
- 仮想サーバーと管理対象仮想サーバー (許可) ライセンス交付
- 並行セッション (フローティング・ライセンス)
- 並行セッション (トークン・ライセンス)
例えば、ライセンス・サーバーに各タイプのライセンスがある場合、
IBM UrbanCode Deploy サーバーは、
開始時に PVU ライセンスを取得します。別の
IBM UrbanCode Deploy サーバーが開始したときに使用可能な PVU ライセンスがない場合、そのサーバーはライセンスを受け取らず、他のライセンス・タイプを使用することもありません。
プロセッサー・バリュー・ユニット (PVU) ライセンス交付
このシナリオでは、
IBM UrbanCode Deploy サーバーに、
IBM URBANCODE DEPLOY MANAGED CAPACITY PVU LIC ライセンスが適用されます。
その後、サーバーはプロセスを実行できるようになります。この場合、エージェントにライセンスは必要ありません。
その代わり、各 PVU ライセンスによって、サーバーは一定数のエージェントを並行して使用できるようになります。並行エージェントの数は、PVU ライセンスの条件によって、制限される場合と無制限になる場合があります。このライセンス・シナリオを使用する場合は、ライセンス・サーバーが
IBM UrbanCode Deploy サーバー用の PVU ライセンスを持っていないと、サーバーはプロセスを実行できません。
このタイプのライセンス交付では、「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Managed Capacity が表示されます。
使用している PVU ライセンスは、
IBM License Metric Tool を使用してトラッキングすることができます。http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/tivihelp/v53r1/topic/com.ibm.lmt75.doc/ic-homepage_lmt.htmlを参照してください。
仮想サーバーと管理対象仮想サーバー (許可) ライセンス交付
このシナリオでは、サーバーに
IBM URBANCODE
DEPLOY SERVER AGENT VIRTUAL SERVER ライセンスが適用され、
エージェントに
IBM URBANCODE DEPLOY SERVER AGENT MANAGED VIRTUAL SERVER ライセンスが適用されます。エージェントにライセンスがない場合、エージェントはプロセスを実行できません。
このシナリオでは、サーバーがエージェントにライセンスを自動的に割り当てるか、またはユーザーがエージェントにライセンスを手動で割り当てるか、このいずれかが可能になります。サーバーとエージェントへのライセンスの適用を参照してください。
このタイプのライセンス交付では、「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Server Agent が表示されます。
並行セッション (フローティング・ライセンス)
このシナリオでは、
エージェントは
IBM URBANCODE DEPLOY SESSION PER SIMULTANEOUS
SESSION LIC ライセンスが使用可能です。エージェントがプロセスを実行するときに、
IBM UrbanCode Deploy サーバーが、ライセンス・サーバーからライセンスを取得します。最初のライセンス・サーバーに使用可能なライセンスがない場合、
IBM UrbanCode Deploy サーバーは、 他のライセンス・サーバーからのライセンスの取得を試みます。プロセスの完了から 30 分後、サーバーはライセンスをライセンス・サーバーに返します。このシナリオでは、
IBM UrbanCode Deploy サーバーにライセンスは必要ありません。
ライセンス・サーバーがライセンスを使い尽くしたときは、エージェントは、プロセスを実行しますがログに警告を追加します。さらに、警告メッセージがサーバー Web インターフェース上に表示されます。このメッセージは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント用にライセンスを取得できなかったことを伝えています。ライセンス・サーバーにライセンスを補充すれば、
IBM UrbanCode Deploy サーバーはプロセスを実行できます。
しかし警告メッセージは 24 時間表示されたままとなります。
このタイプのライセンス交付では、
「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Session が表示されます。
並行セッション (トークン・ライセンス)
このシナリオでは、
エージェントは
IBM URBANCODE DEPLOY SESSION INITIAL TOKEN 2
YEAR ライセンスが使用可能です。エージェントがプロセスを実行するとき、
IBM UrbanCode Deploy サーバーは、
ライセンス・サーバーからこのトークン・ライセンスを一定数取得します。最初のライセンス・サーバーに十分な数の使用可能なライセンスがない場合、
IBM UrbanCode Deploy サーバーは、
他のライセンス・サーバーからのライセンスの取得を試みます。プロセスの完了から 30 分後、
サーバーはライセンスをライセンス・サーバーに返します。このシナリオでは、サーバーにライセンスは必要ありません。
ライセンス・サーバーがライセンスを使い尽くしたときは、エージェントは、プロセスを実行しますがログに警告を追加します。さらに、警告メッセージがサーバー Web インターフェース上に表示されます。このメッセージは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント用にライセンスを取得できなかったことを伝えています。ライセンス・サーバーにライセンスを補充すれば、
IBM UrbanCode Deploy サーバーはプロセスを実行できます。
しかし警告メッセージは 24 時間表示されたままとなります。
このタイプのライセンス交付では、
「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドに Session が表示されます。
アップグレードされたサーバーへのライセンス交付
サーバーを、ライセンス交付を受けたバージョン 4.8.5、5.0、または 6.0 からバージョン 6.0.1 以降にアップグレードした場合、「サーバー・ライセンス・タイプ」フィールドは Disabled に設定され、サーバーとエージェントには新しいライセンスは必要ありません。