プラグイン

IBM® UrbanCode Deploy のプラグインは、コンポーネント・プロセスを作成および統合するためのツールです。

プラグインは処理や統合の機能を提供します。プラグインには以下の 2 つのタイプがあります。

特定のプラグインの詳細については、IBM developerWorks の UrbanCode Deploy Plug-ins を参照してください。

プラグインは両タイプとも、ステップ と呼ばれる別個のプロセスから構成されています。ステップはそれぞれ、いくつかのプロパティーと、そのステップを実行するためのコマンド、そして後処理のための命令から構成されています。(後処理は通常、求められる結果を提供するのに用いられます。) ステップ・プロパティーは、コマンドへの入力の指定から、実際のコマンド自体の一部または全体の指定まで、多様な目的のために使用されます。自動化タイプのプラグインのプロパティーは、プロセス・エディターで設計時に設定することも、またはユーザー・インターフェースで実行時に設定することもできます。ソース・タイプのプラグインのプロパティーは通常、コンポーネントの作成時に定義されます。

製品には多数のプラグインが付属していますが、その他にもダウンロードしてインストールできるプラグインが数多く存在します。プラグインのインストールについては、プラグインのインストールを参照してください。

プラグインの作成については、プラグインの作成を参照してください。

自動化タイプのプラグイン

自動化プラグインは、コンポーネントのデプロイと、それらの管理に使用します。各ステップは、入力、出力、プロパティーを含んだ自己完結型のユニットです。自動化プラグインのステップをプロセス・エディターで組み合わせることにより、完全に自動化したデプロイメント・プロセスを作成できます。プロセスは、設計エリアにステップをドラッグし、プロパティーを適宜定義して作成します。プロパティー値はプロセスを定義する際、または実行時に指定できます。プロセス・フローは、ステップ同士のコネクションを描画することで定義します。次の図は、自動化タイプのプラグインの一連のステップとそれらの間のコネクションです。

WebSphere Application Server プラグインを使用した、
アプリケーションをデプロイするシンプルなコンポーネント・プロセス

コンポーネント・プロセスの作成については、コンポーネント・プロセスを参照してください。

デプロイの際は、コンポーネント・プロセスはターゲット環境にインストールされているエージェントによって実行されます。プロセスを実行するには、プロセス内のプラグイン・ステップが必要とするすべてのリソース、ツール、およびファイルに、エージェントがアクセスできなければなりません。エージェントをインストールする際には、以下の条件を満たすようにしてください。

エージェントのインストールについては、コマンド・ラインからのエージェントのインストールを参照してください。

ソース・タイプのプラグイン

成果物のインポートとコンポーネント・バージョンの作成に使用するのがソース・プラグインです。ソース・プラグインはインポート可能な成果物のタイプを定義し、成果物が置かれる場所を識別します。ソース・タイプのプラグインはコンポーネントの作成時に構成するため、構成にプロセス・エディターは使用しません。また、自動化プラグインとは異なり、ソース・プラグインには常に「Import Version」という 1 つのステップしかありません。

成果物は、その成果物の置かれた環境で実行されているエージェントにより、コンポーネント・バージョンにインポートされます。コンポーネント・バージョンを作成するには、エージェントは必要なアクセス権を持ち、必要なあらゆるリソースおよびファイルにアクセスできなければなりません。ソース・プラグインを実行するエージェントのインストールについては、システム設定を参照してください。


フィードバック