環境の作成およびプロビジョニング

デプロイメントを実行するには、予め、コンポーネントをターゲット・ホスト上のエージェントに関連付ける環境を少なくとも 1 つ定義する必要があります。この初期環境は、通常は非制御であり、多くの場合スナップショットの作成に使用されます。

始める前に

このタスクについて

手順

  1. 「アプリケーション」 > [アプリケーションを選択] > 「環境」 > 「新規環境の追加 (Add New Environment)」をクリックして「新規環境の作成」ウィンドウを開き、以下の情報を入力します。
    名前、説明、ブループリント、チーム、およびその他のプロパティーのフィールドが示された「新規環境の作成」ウィンドウ。
    • 「名前」および「説明」。 名前はデプロイメント・プロセスの一部として使用され、通常はターゲット環境に一致します。例えば、統合環境にデプロイしている場合、「SIT」が適切です。
    • 「チーム」セクションで、環境へのアクセス権を持つチームと役割を指定します。
    • クラウド・システム上で環境をプロビジョンする場合は、「ブループリント」リストで、該当のブループリントを選択します。
    • ブループリントを選択した場合、新しい環境を含むリソースを「ベース・リソース」フィールドに指定します。 このベース・リソースは、環境内のリソースのコンテナーです。 ベース・リソースは、編成目的でのみ使用されます。
    • コンポーネントが最初に承認されないと環境にデプロイできないようにするには、 「承認が必要」チェック・ボックスを選択します。 このチェック・ボックスが選択されている場合、IBM® UrbanCode Deploy は、環境に対するデプロイメントを実行するため、まず承認プロセスを実施します。 初期デプロイメントは通常、非制御環境で行われます。 デプロイメントの成功後、アプリケーションが開発パイプラインに沿って移行する時に、承認プロセスを構成できます。複数の環境をセットアップしている場合は、それらのうち少なくとも 1 つについて承認プロセスを作成することを検討してください。
    • 「プロセスの免除」リストで、承認を必要としないプロセスを指定します。
    • 「スナップショットのロック」チェック・ボックスが選択されると、この環境に追加されたスナップショットは (選択された環境に対して) ロックされ、変更することができません。
    • 「色」ピッカーを使用すると、環境に視覚的な識別子を適用することができます。選択された色は UI に表示されます。
    • 「クリーンアップ設定の継承」チェック・ボックスは、CodeStation に保持されるコンポーネント・バージョンの数、および保持される期間を決定します。チェック・マークが付けられた場合、アプリケーションは「システム設定」ペインで指定されている値を使用します。 クリアされた場合、「バージョンの保持日数」 (最初は -1 に設定され、永久に保持します) および「保持するバージョン数」 (最初は -1 に設定され、すべて保持します) フィールドが表示され、これらを使用してカスタム値を定義できます。デフォルト値にチェック・マークが付けられています。
  2. 「保存」をクリックします。 クラウド・ベースのブループリントに基づく環境を作成している場合、次の図に示されるような「環境のブループリント・プロパティー」ウィンドウが開きます。このウィンドウから、開始ユーザー名やパスワードなどのプロパティーを各仮想ノードごとにカスタマイズすることができます。
    新規環境の名前や、各ノードのプロパティーをカスタマイズするためのリンクが示された「環境のブループリント・プロパティー」ウィンドウ
  3. ブループリントに基づく環境を作成している場合、このウィンドウで以下の情報を指定します。
    • 「クラウド接続」フィールドで、ご使用のクラウド・システムへの接続がリストされていることを確認します。このリストは、接続のセキュリティー設定に基づいて、アクセス権のある接続を示したものです。
    • 「ロケーションの選択」フィールドで、仮想ノードの格納場所と、それらのノードへの IP アドレスの割り振り方法を指定します。クラウド・グループ内の、いずれかのハイパーバイザー上に仮想ノードを格納するには、「クラウド・グループ」を選択します。環境プロファイルに従って仮想ノードをプロビジョニングするには、「環境プロファイル」を選択します。クラウド・グループおよび環境プロファイルについて詳しくは、クラウド・システムの資料を参照してください。
      注: 環境プロファイルと IP グループの両方を指定する必要がある場合、まずこのページ上で環境プロファイルを指定します。その後、各ノードのプロパティー・ページ上で、各ノードの IP グループを指定してください。
      注: IBM PureApplication® System の場合、環境プロファイルを使用する必要があります。クラウド・グループはサポートされていません。
    • 「クラウド・グループ」を選択した場合、「クラウド・グループ」フィールドでクラウド・グループを選択します。
    • 「環境プロファイル」を選択した場合、「環境プロファイル」フィールドで環境プロファイルを選択します。
    • 「この環境に作成されるノードのプロパティー値の設定」の下で、クラウド・リソースのプロパティーをカスタマイズできます。 これらのプロパティーをカスタマイズするには、ノードをクリックします。メモリー、CPU 数、開始パスワードなどの仮想イメージ・プロパティーを含む、ノードのプロパティーが示されたウィンドウが開かれます。 このウィンドウには、ノード上の各スクリプト・パッケージのプロパティーも示されます。
      注: 場合によっては、特定の必須プロパティーを指定する必要があります。 この場合、「保存」をクリックすると、指定されていない必須プロパティーがポップアップ・ウィンドウにリストされます。
  4. 「保存」をクリックして、プロビジョニングを要求します。

タスクの結果

「環境」ペインに新規環境が表示されます。
クラウド・ベースのブループリントを使用した場合、サーバーは、以下のタスクを実行します。
  1. サーバーは、クラウド・システムからリソースを要求します。
  2. クラウド・システムは、各ノードへのエージェントのインストールなど、クラウド・リソース上のスクリプト・パッケージを実行します。
  3. サーバーは、ブループリントに基づいた環境を作成します。
  4. サーバーは、エージェントをその環境に接続します。
サーバーは環境上でプロセスを自動的に実行しません。 プロセスは、環境の準備ができた後、通常通り実行できます。クラウド・リソースは、クラウド・システムのコンソールを開くことで参照できます。
注: ブループリントから環境を作成し、その後ブループリント内のコンポーネント・マッピングを変更する場合、環境はブループリントに一致するよう変わります。

環境および仮想リソースを削除する準備ができたら、次の図に示されるように、環境を選択して、「その他」 > 「削除」をクリックします。

環境の削除
環境がクラウド・リソースを含む場合、それらのリソースを削除するか、クラウド内に残すかを指定することができます。 次の図に示される「クラウド・インスタンスの削除」チェック・ボックスにチェック・マークを付けるか、クリアします。
クラウド・リソースを削除するかどうかの指定

次のタスク

リソースとコンポーネントを環境に追加します。リソースおよびコンポーネントの環境へのマッピングを参照してください。

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