インストール・プロセス時に、ダウンロード済み成果物をキャッシュに入れるようにエージェント・リレーを構成することができます。
成果物がキャッシュに入れられていれば、エージェントが
接続リレーからの成果物を要求した際、エージェントで実行されるプロセス・ステップは、メイン・サーバーからではなくリレーから成果物をダウンロードします。
この構成を準備しておくことにより、デプロイメント時に成果物が既にローカルにある可能性が高くなるため、デプロイメント時間を短縮できます。
このタスクについて
エージェント・リレーの成果物キャッシングを構成するには以下のようにします。
手順
- エージェント・リレーのインストール中に、インストーラーから
「接続エージェントによりダウンロードされているファイルをリレー上でキャッシュに入れますか? (Cache files on the relay which have been downloaded
by any connected agents?)」というプロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
- 許可トークンを作成します。
- 「セキュリティー」セクションの「設定」ページで、「トークン」をクリックします。
- 「新規トークンの作成」をクリックして、詳細を入力します。
- 「ユーザー」には、「管理者」を選択します。
- 「有効期限」には、十分に先の日付を選択します。
- 「有効期限時刻」を設定します。
- オプション: 説明を入力します。
- オプション: 許可する IP を指定します。
- 「保存」をクリックします。保存すると、トークン列に d0a650e1-7f0c-4d6d-bc78-b20850cb6a31 などの値が入ります。
この値をインストーラーに貼り付けます。
タスクの結果
リレーでは、成果物の配布のために有効な認証トークンが必要とされます。
リレーは、成果物をダウンロードするとき、トークンを使用してメイン・サーバーとの認証を行います。
注: キャッシングの制御は、agentrelay.codestation.enable_replication プロパティーを使用して行うことができます。
このファイルは、config/agentrelay.properties ディレクトリーにあります。
キャッシングを使用可能にするには、このプロパティーを TRUE に設定します (例: agentrelay.codestation.enable_replication =true)。
キャッシングを使用不可にするには、このプロパティーを FALSE に設定します (例: agentrelay.codestation.enable_replication=false)。