ロックの管理

ロック は、プロセスが相互に干渉し合わないようにする機能を持ちます。通常、ロックは、それ以上必要でなくなると、解除されます。 ときには、ロックが解除されないために、それに関連しているプロセスが処理を完了できなくなることもあります。 ロック管理機能を使用すれば、異常なロック状態を容易に識別して解決できます。

このタスクについて

以下の手順に従ってロックを表示し、解決します。

手順

  1. ロックを得た実行中のプロセスは、すべてのアクティブなプロセスと同様に、「ダッシュボード」タブに表示され、Running の状況が示されます。ロック済みのプロセスが完了するのに予想より時間が長くかかる場合には、「ダッシュボード」タブからそのプロセスをキャンセルするか、または「設定」タブを使用して十分に調査することができます。
  2. 「設定」タブの「ロック」リンク (「ホーム」 > 「設定」 > 「ロック」) をクリックして、「ロック」ペインを表示します。 「ロック」ペインには、以下の情報が表示されます。
    表 1. ロックのフィールド
    フィールド 説明
    名前 名前でロックを識別します。表示名は、コンポーネント名またはアプリケーション名 (タイプに依存) + プロセス名 + リソース名を連結したものです。
    タイプ ロックを作成したプロセスがコンポーネント・タイプとアプリケーション・タイプのいずれであるかを示します。ロックを適用できるのは、コンポーネントまたはアプリケーションのプロセスのみです。
    コンポーネント/アプリケーション ロックを含むコンポーネントまたはアプリケーションの名前を表示します。項目をクリックすると、(タイプに応じて) 「コンポーネント」ペインまたは「アプリケーション」ペインが表示されます。これらのペインでロックを調査できます。
    リソース/環境 ロックを含むリソースまたは環境の名前を表示します。項目をクリックすると、(タイプに応じて) 「リソース」ペインまたは「環境」ペインが表示されます。
    プロセス ロックを含むプロセスの名前を表示します。項目をクリックすると、プロセス・エディターが開いてそのプロセスが表示されます。
    アクション 選択可能なアクションのリストを表示します。
  3. 以下のアクションのいずれかを選択してロックを解決します。
    表 2. ロックのアクション
    アクション 説明
    要求の表示 ロックを含むプロセスのプロセス・ログを表示します。表示されたペインの「アクション」フィールドを使用すると、ロックの原因となっているプロセス・ステップの名前を確認できます。
    解除 ロックを解除します。その結果、関連するプロセスが処理を続行することが可能になります。
    ロック済みのプロセスの実行中に IBM® UrbanCode Deploy のサーバーおよびエージェント、またはそのいずれかがダウンした場合、IBM UrbanCode Deploy は、サービスが復元された後で、プロセスに含まれるすべてのロックとともに、中断されたプロセスをすべて自動的に復元します。

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