繰り返して言いますが、ツールはホスト上になければなりません。そして、それを起動するエージェントはそのツールにアクセスできることが必要です。次の例では、コマンドを実行するツールのロケーション (ここでは Java™ スクリプト・ツールの Groovy) が定義されています。
<command program='${GROOVY_HOME}/bin/groovy'>
実際のコマンドとそれに必要なパラメーターは、<command> エレメントの <arg> 子エレメントによってツールに渡されます。<arg> エレメントはいくつでも使用できます。 <arg> エレメントにはいくつかの属性があります。
| 属性 | 説明 |
|---|---|
| <value> | ツールに渡すパラメーターを指定します。形式はツールによって異なりますが、引用符で囲む必要があります。 |
| <path> | ツールが必要とするファイルまたはクラスへのパス。引用符で囲む必要があります。 |
| <file> | ツールが必要とする任意のファイルまたはクラスへのパスを指定します。形式はツールによって異なりますが、引用符で囲む必要があります。 |
<arg> エレメントは定義の順に処理されるため、ツール側で想定されている順序で並べてください。
<command program='${GROOVY_HOME}/bin/groovy'>
<arg value='-cp' />
<arg path='classes:${sdkJar}:lib/commons-codec.jar:
lib/activation-1.1.1.jar:
lib/commons-logging.jar:lib/httpclient-cache.jar:
lib/httpclient.jar:lib/httpcore.jar:
lib/httpmime.jar:lib/javamail-1.4.1.jar' />
<arg file='registerInstancesWithLB.groovy' />
<arg file='${PLUGIN_INPUT_PROPS}' />
<arg file='${PLUGIN_OUTPUT_PROPS}' />
</command>
<arg file='${PLUGIN_INPUT_PROPS}'/> は、ツールから提供されるプロパティー・ファイルのロケーションを指定します。<arg file='${PLUGIN_OUTPUT_PROPS}'/> は、ステップから生成されるプロパティーの出力ファイルのロケーションを指定します。
注: <arg> エレメントでは改行はサポートされません。この例に含まれる改行は、体裁を整えるためのものです。