ISPF ゲートウェイの構成

IBM® z/OS® デプロイメント・ツールをインストールしたら、IBM UrbanCode Deploy をサポートするために z/OS サーバー上で ISPF ゲートウェイを構成する必要があります。

始める前に

ISPF ゲートウェイが z/OS デプロイメント・ツールで正しく機能するためには、いくつかの PTF サービスをインストールする必要があります。 詳しくは、技術資料 http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27042018 を参照してください。

手順

  1. ISPF ゲートウェイの構成ファイルを編集用に開きます。 ISPF ゲートウェイの構成ファイルは、ISPZXENV 環境ファイル内の CGI_ISPCONF 変数によって定義されています。 ISPZXENV 環境ファイルは、通常、/usr/lpp/ispf/bin ディレクトリーにインストールされます。
  2. ISPF.conf ファイルを編集用に開きます。 z/OS で提供される ISPF.conf ファイルには、ISPF ゲートウェイのカスタマイズ可能な設定が含まれています。 デフォルトの ISPF.conf ファイル内の連結は、次のコードのようになります。
    sysproc=ISP.SISPCLIB
    sysexec=ISP.SISPEXEC
    ispmlib=ISP.SISPMENU
    isptlib=ISP.SISPTENU
    ispplib=ISP.SISPPENU
    ispslib=ISP.SISPSLIB
    ispllib=ISP.SISPLOAD
  3. ISPF.conf ファイルの連結に z/OS デプロイメント・ツール用のモジュールを追加します。 z/OS デプロイメント・ツール用のモジュールは、hlq.SBUZEXEChlq.SBUZMENU、および hlq.SBUZENV(BUZPROF) のファイルです。 ISPF.conf ファイルを編集して、次のコードのようにします。
    sysproc=ISP.SISPCLIB,hlq.SBUZEXEC
    sysexec=ISP.SISPEXEC
    ispmlib=ISP.SISPMENU,hlq.SBUZMENU
    isptlib=ISP.SISPTENU
    ispplib=ISP.SISPPENU
    ispslib=ISP.SISPSLIB
    ispllib=ISP.SISPLOAD
    profile=hlq.SBUZENV(BUZPROF)
  4. ISPF コマンドを呼び出して、デプロイメント中にプログラムまたは REXX 実行可能ファイルを実行させるつもりの場合は、そのプログラムまたは REXX 実行可能ファイルを ISPF.conf ファイル内の連結に追加します。 ISPF.conf ファイルでは、ロード・モジュール・データ・セットを ISPLLIB の連結で使用可能にし、実行可能ファイルを SYSPROC または SYSEXEC の連結で使用可能にします。 例えば、次の ISPF.conf ファイルの連結では、プログラムと REXX 実行可能ファイルのモジュールをロードします。 ロードされるモジュールは、MYPROJ.MYCLISTMYPROJ.MYREXX、および MYPROJ.LOAD です。
    sysproc=ISP.SISPCLIB,hlq.SUCDEXEC,MYPROJ.MYCLIST
    sysexec=ISP.SISPEXEC,MYPROJ.MYREXX
    ispmlib=ISP.SISPMENU,hlq.SBUZMENU
    isptlib=ISP.SISPTENU
    ispplib=ISP.SISPPENU
    ispslib=ISP.SISPSLIB
    ispllib=ISP.SISPLOAD,MYPROJ.LOAD
  5. startispf.sh スクリプトの実行に使用するユーザー・アカウントに、/tmp ディレクトリーへのアクセス権があることを確認してください。 startispf.sh スクリプトが ISPF ゲートウェイを開始します。 このスクリプトは、z/OS デプロイメント・ツールと一緒に提供されます。 このスクリプトは、tool_installation_directory/bin ディレクトリーにインストールされます。
  6. startispf.sh スクリプト・ファイルを編集して、 ISPF ゲートウェイがインストールされているディレクトリーを PATH 変数に追加します。 さらに、LOG_ISPF 変数を有効なファイル・ロケーションに設定する必要があります。

タスクの結果

ISPF ゲートウェイを介してコマンドを実行できます。ISPF ゲートウェイ構成をテストするには、コマンド startispf.sh TIME を実行します。ISPF ゲートウェイが正しく構成されている場合、タイム・シェアリング・オプション (TSO) の TIME コマンドの出力が表示されます。

次のタスク

シップ・リスト・ファイルを作成し、デプロイするコンテンツを特定します。

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