エージェントのリモート・インストール

IBM® UrbanCode Deploy Web アプリケーションを使用して、エージェントをインストールできます。

始める前に

エージェントをインストールしている各コンピューターに Java™ ランタイム環境 (JRE) または Java Development Kit (JDK) バージョン 7 以降がインストールされていることを確認してください。

ターゲット・コンピューターに IBM JRE または JDK がインストールされている場合は、その JRE または JDK を、指定の Service Refresh (SR) レベル以上が適用された、バージョン 7.0.0 SR4 に更新してください。

注: Windows が稼働しているコンピューターにこの機能を使用してエージェントをインストールするには、少なくとも 1 つのエージェントが Windows コンピューターに既にインストール済みで、WinRS エージェントと指定されている必要があります。 エージェント・インストーラーの使用については、 コマンド・ラインからのエージェントのインストールを参照してください。WinRS エージェントは、「システム設定」ページで構成されます。システム設定を参照してください。WinRS エージェントは、 IBM UrbanCode Deploy サーバーが Windows コンピューター上にインストール済みの場合にも、指定する必要があります。

このタスクについて

ターゲット・ロケーションを指定することによりエージェントをインストールするか、エージェント・ディスカバリー機能で以前にディスカバーしたエージェントをインストールすることができます。複数のエージェントを同時にインストールすることができ、エージェント・インストレーション・プロパティー・シートを使用することにより、すべてのエージェントが基本パラメーターを共有していることを確認できます。

UNIX または Windows を実行しているコンピューターにのみ、エージェントをインストールできます。z/OS® を含め、他のシステムについては、コマンド・ラインからのエージェントのインストールを参照してください。

手順

  1. 「リソース」 > 「エージェント」をクリックします。
  2. エージェントをインストールするには、以下のようにします。
    • ターゲット・ホストが分かっている場合は、「新規エージェントのインストール」をクリックします。
    • エージェント・ディスカバリー機能でディスカバーしたエージェントをインストールするには、そのエージェントの「エージェントのインストール」アクションをクリックします。ディスカバーされたエージェントは、インストール可能の状況です。
    エージェント・ディスカバリー機能について詳しくは、エージェントの自動ディスカバーを参照してください。
    インストール可能の状況のエージェントの「エージェントのインストール」アクション
  3. ターゲット・ホストが実行しているオペレーティング・システムを指定します。
    • ターゲット・システムが UNIX の場合は、SSH を選択します。
    • それ以外の場合は、WinRS を選択します。
    注: ディスカバーされたエージェントをインストールする場合は、ディスカバリー中にシステム・タイプが自動的に判別されるため、このステップはスキップされます。
  4. エージェントをインストールするシステムのホスト名または IP アドレスを、「ターゲット・ホスト」フィールドに入力します。 複数の項目を指定するには、別々の行に 1 つずつ入力します。 Windows では、エージェント名は入力したホスト名または IP アドレスと同じです。
    注: ディスカバーされたエージェントをインストールする場合は、ディスカバリー中にホストまたは IP アドレスが自動的に判別されるため、このステップはスキップされます。
  5. UNIX にエージェントをインストールする場合、以下のパラメーターを指定します。
    1. ターゲット・システムの SSH ポート・アドレスを「SSH ポート」フィールドに入力します。
    2. パスワードではなく公開鍵認証を使用する場合は、「公開鍵認証を使用」チェック・ボックスを選択します。
    3. エージェントの名前を「エージェント名」フィールドに入力します。
      注: 複数のホストを「ターゲット・ホスト」フィールドに入力すると、エージェント名に数字が付加されます。 数字は最初のホストの後、各ホストで増えていきます。例えば、エージェント名として my_agent を入力して 3 つのホストを指定すると、最初のホストのエージェントの名前は my_agent、2 番目のホストのエージェントの名前は my_agent1、3 番目のエージェントの名前は my_agent2 となります。 ホスト名はリストの最初から最後へと処理されます。
  6. ターゲット・ホストでの適切なアクセス権のあるユーザーの名前を「ユーザー名」フィールドに入力します。
  7. ユーザーに関連付けられたパスワードを「パスワード」フィールドに入力します。
  8. 「エージェント・インストレーション・プロパティー」リストからエージェント・インストレーション・プロパティー・シートを選択するか、「新規」を使用してプロパティー・シートを作成します。 エージェント・インストレーション・プロパティー・シートは、保存してエージェントのインストールに使用できるテンプレートです。エージェント・インストレーション・プロパティー・シートはいくつでも作成できます。エージェント・インストレーション・プロパティーは以下の表にリストされています。
    表 1. リモート・エージェント・インストレーション・プロパティー
    フィールド 説明
    名前 エージェント・インストレーション・プロパティー・シートの名前。
    説明 プロパティー・シートの説明。
    エージェント・ディレクトリー エージェントがインストールされるターゲットのディレクトリー。
    Java ホームのパス ターゲット上の Java へのパス。 多くの場合、JAVA_HOME システム変数の値を使用できます。
    一時ディレクトリー・パス インストール中に一時ファイル用に使用されるディレクトリーへのパス。
    サーバー・ホスト エージェントの接続先の IBM UrbanCode Deploy サーバーまたはエージェント・リレーのホスト名または IP アドレス。エージェントがクラスター化サーバーに接続している場合は、ロード・バランサーのホスト名を指定します。
    サーバー・ポート IBM UrbanCode Deploy またはエージェント・リレーによってエージェントへの接続に使用されるポート。デフォルト値は、サーバーでは 7918、エージェント・リレーでは 7916 です。
    プロキシー・ホスト エージェント・リレーが使用されている場合は、そのホスト名または IP アドレス。
    プロキシー・ポート エージェント・リレーが使用されている場合は、その HTTP ポート。デフォルト値は 20080 です。
    自動開始 エージェントをサービスとしてインストールする場合には、「自動開始」を選択して、Windows の開始時にエージェントを自動的に実行するようにします。Windows の場合のみです。
    サービス名 エージェントをサービスとしてインストールする場合には、エージェント・サービスの名前を入力します。Windows の場合のみです。
    サービス・ユーザー エージェントをサービスとしてインストールする場合には、サービスを実行する適切なアクセス権のあるユーザー名を入力します。Windows の場合のみです。
    サービス・パスワード エージェントをサービスとしてインストールする場合には、サービス・ユーザーに関連付けられたパスワードを入力します。Windows の場合のみです。
  9. エージェントをチームに割り当てるには、「チームの割り当て」にチェック・マークを付けます。
    エージェントをチームに割り当てるのに使用されるパラメーター
    1. 「追加」 をクリックします。
    2. エージェントの割り当て先にするチームを「チーム」リストから選択します。
    3. エージェントの役割を「役割」リストから選択します。 チームに関して詳しくは、項目へのチームの直接割り当てを参照してください。
  10. 終了したら、「保存」をクリックします。

タスクの結果

リモート・インストールされたエージェントが、自動的に実行を開始します。リモート・インストールされたエージェントが実行を停止する場合、ホスト・システム上で再始動する必要があります。

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