ステップ・コマンド

ステップの command エレメントは、ステップを実行するスクリプト・ツールを指定し、実際のスクリプトが含まれているファイルを識別します。

ステップを実行するエージェントはプラグインをダウンロードし、ダウンロードしたファイルからスクリプトを探します。エージェントはスクリプト・ツールへもアクセスできる必要があります。スクリプトやツールが必要とするその他の引数も、arg file 属性で指定できます。arg file 属性はスクリプト・ツールと互換性のある順序で定義されている必要があります。

Create File コマンド・スクリプトは Groovy で記述されています。Groovy は Java™ に似たスクリプト言語です。次の図は、create_file.groovy という名前の外部の Groovy ファイルを実行するコマンドを示しています。

外部スクリプトの記述およびステップ内での使用方法の説明図

このコマンドは create_file.groovy を実行するよう Groovy インタープリターに命令します (Groovy とこのファイルの詳細は次のセクションで詳しく説明します)。

次の行 (この行は各コマンドに含まれます) は、

<arg file="${PLUGIN_INPUT_PROPS}"/>

ステップが必要とするプロパティーの含まれたファイルをエージェントに送ります。ファイル内のプロパティーは、実行時に値が設定されるものと、それ以外のプロパティーで、ステップの必要上それ以前に定義済みのものです。サンプル用プラグインを参照してください。${PLUGIN_INPUT_PROPS} 変数は、このプロパティー・ファイルのロケーションに解決されます。

さらに、次の行 (この行も各コマンドに含まれます) は、

<arg file="${PLUGIN_OUTPUT_PROPS}"/>

ステップの終了後にエージェントによって返されるファイルを参照します。このファイルに含まれるプロパティーは、プロセスの以後のステップで使用できます。${PLUGIN_OUTPUT_PROPS} 変数は、このプロパティー・ファイルのロケーションに解決されます。


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