エージェント

エージェントは、IBM® UrbanCode Deploy アーキテクチャーにおいて中心的な役割を果たします。 エージェントは、デプロイメント・ターゲット・ホスト上で実行される軽量プロセスで、 IBM UrbanCode Deploy サーバーと通信します。

エージェントは、デプロイメントの実際の処理を行います。これによりサーバーのタスクが軽減されます。 IBM UrbanCode Deploy サーバーにより要求される、パッケージ化、構成、およびデプロイメントを含むすべてのプロセスは、 エージェントに割り当てられるハードウェア上で実行されます。 インストール済みエージェントが開始されると、そのエージェントは IBM UrbanCode Deploy サーバーへのソケット接続を開きます。 サーバーとエージェントの間の通信は、JMS (Java™ Message Service) ベースのプロトコルを使用します。 通信は SSL を使用して保護され、必要に応じて各エンドポイントでキー・ベースの相互認証が使用されます。 この通信プロトコルは、ステートレスで、ネットワーク障害に対する回復力があります (ステートレス状態の利点については後述します)。

エージェントは単一プロセスとして特徴付けられていますが、技術的にはワーカー ・プロセスとモニター ・プロセスから構成されます。 ワーカーは、サーバーからコマンドを受信した後で実際のデプロイメント処理を実行するマルチスレッドのプロセスです。 処理コマンドは、多くのサード・パーティー・ツールとのシームレス統合を実現するプラグイン・ステップから出されます。 モニターは、ワーカー・プロセスを管理するサービス (例えば、開始と停止、再始動の処理、アップグレード、セキュリティーなど) です。 エージェントの機能はプラグインから導出され、プラグインのアップグレードは随意にできるため、エージェントのアップグレードはめったに行われません。 エージェントのインストール後、エージェントは IBM UrbanCode Deploy Web アプリケーションから管理できます。

エージェントは、IBM UrbanCode Deploy において拡張容易性の重要な役割をします。 エージェントを追加することで、システムのスループットと容量は飛躍的に増加し、その結果、最大のエンタープライズにも適合するほど拡大できます。


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