アプリケーション・プロセス

アプリケーションを作成するときには、含まれるコンポーネントを識別して、アプリケーション・プロセス を定義します。

アプリケーション・プロセスは、コンポーネント・プロセスと同様、プロセス・エディターで作成されます。 IBM® UrbanCode Deploy は、複数の共通プロセス・ステップを提供しています。 それ以外のアプリケーション・プロセスは、関連するコンポーネントに定義されるプロセスから組み立てられます。

アプリケーション・プロセスは、手動で実行することも、何らかのトリガー条件で自動的に実行することも、ユーザー定義のスケジュールで実行することもできます。 コンポーネントに複数のプロセスがある場合、どれをどの順序で実行するかをアプリケーションが決定します。例えば、n 層のアプリケーションに Web 層、ミドルウェア層、およびデータベース層があるとします。そしてこの例の続きとして、データベース層が先に更新される必要があり、他の 2 つはその後同時にデプロイされます。アプリケーションは、必要に応じてロード・バランシングのためにサーバーをオンラインおよびオフラインにすることも含め、全体のプロセスを調整することができます。

アプリケーション・プロセスは実行時に、特定の環境と連携します。 環境は 1 つ以上のリソースのコレクションです。 プロセスの実行前に、少なくとも 1 つの環境がアプリケーションと関連付けられている必要があります。アプリケーション・プロセスは環境から独立しています。プロセスは、任意の特定の環境から独立して設計できます。 これらのアプリケーション・プロセスは、単一のアプリケーションが QA、または実動などの別々の環境と連携できるようにします。複数環境で同じアプリケーション・プロセスを使用するには (代表的なシナリオ)、各環境をアプリケーションと関連付け、それぞれに対してプロセスを別々に実行します。

デプロイメントの他にも、デプロイメントのロールバックなど、いくつかの共通プロセスが使用可能です。 IBM UrbanCode Deploy は、各コンポーネント・バージョンの履歴をトラッキングしており、それにより、アプリケーション・プロセスは、環境を任意の時点に復元することができます。


フィードバック