IBM® Rational® Asset Manager は、ソフトウェア資産を作成、管理するためのライブラリー管理システムです。
始める前に
IBM Rational Asset Manager サーバーへのアクセス権を持つエージェントをインストールします。
Rational Asset Manager について詳しくは、Rational Asset Managerを参照してください。
手順
- IBM UrbanCode Deploy で、「コンポーネント」をクリックし、次に 「新規コンポーネントの作成」をクリックします。
- 「新規コンポーネントの作成」ウィンドウで、コンポーネントの名前と説明を指定します。
- 「チーム」フィールドで、新規コンポーネントのアクセス情報を指定します。
- 新規コンポーネントのテンプレートを使用する場合は、「テンプレート」リストからテンプレートを選択します。 この場合、コンポーネントは、テンプレートからソース構成、プロパティー、およびプロセスを継承します。
テンプレートに関して詳しくは、コンポーネント・テンプレートを参照してください。
- 「ソース構成タイプ」リストで、「Rational Asset Manager」を選択します。
- コンポーネントの以下のパラメーターを指定します。
- リポジトリー URL
- Rational Asset Manager リポジトリーのロケーション。
リポジトリー URL を見つけるには、Web ブラウザーから Rational Asset Manager にログオンします。
をクリックします。リポジトリー URL は、例えば、次の例のように「リポジトリー・ロケーション」フィールドに表示されます。
http://ram.example.com:9080/ram
- ユーザー
- Rational Asset Manager のユーザー名。
- パスワード
- Rational Asset Manager ユーザー名に関連付けられているパスワード。
- 固有 ID
- コンポーネント・ソースとしてロードする Rational Asset Manager アセットの ID または GUID。
Rational Asset Manager では、アセットの ID が、そのアセットの「一般情報」ページの「属性」セクションに表示されます。
- バージョンのパターン
- コンポーネント・ソースとしてロードする Rational Asset Manager アセットのバージョンを表す正規表現。
例えば、(1¥.[0-9]+).* は、1.2 と 1.2.3.4A などのバージョンと一致します。
式が、複数のバージョンと一致する場合、「最新ビルド・カウント」フィールドに指定された数まで、すべてのバージョンがインポートされます。
- 状態
- コンポーネント・ソースとしてロードする Rational Asset Manager アセットの状態。
指定された状態のアセットのみにコンポーネントを制限するための値を指定します。
状態は、Rational Asset Manager 内のライフサイクルに定義されます。
ライフサイクルに関して詳しくは、Rational Asset Manager 資料の アセット開発とライフサイクルを参照してください。
- 照会
- ロードするアセットを選択するために使用する照会。複雑な照会を使用してアセットを指定する場合にのみこのフィールドを使用します。
- 最新ビルド・カウント
- ロードする検索結果の数。デフォルトでは、最も適切な結果のみがロードされます。
ただし、アセットの複数のバージョンまたは状態をロードする場合は、ロードする数を指定してください。
- 変換するファイルの拡張子
- テキスト・タイプのファイルを、別の文字セットに変換する必要がある場合は、変換するファイル拡張子のリストを入力します。
リスト項目はコンマで区切ります。例:
txt,log,ini,sh
- Charset
- ファイル・タイプが「変換するファイルの拡張子」フィールドにリストされている場合は、使用する文字セットを指定します。リストされていない場合は、ファイル・タイプは、エージェントが配置されているシステムのデフォルトの文字セットあるいはシステム文字セットに変換されます。
- 従属の組み込み
- アセットの依存対象である関連アセットをロードする場合に選択します。
- 実行アクセス権の保持
- Linux および UNIX オペレーティング・システムでは、このチェック・ボックスを選択して各ファイルの実行アクセス権を保持します。
- バージョンの自動インポート
- 新規バージョンがないかを周期的にチェックして、自動的に新規バージョンのインポートをする場合は、このチェック・ボックスを選択します。
また、このチェック・ボックスを選択すると、サーバーはコンポーネントの状況をアセットの状態と同期します。
バージョンを自動的にインポートしない場合は、 をクリックして、次に「新規バージョンのインポート」をクリックすることで手動でバージョンをインポートすることができます。
- CodeStation にコピー
- このオプションは、デフォルトで選択されていて、成果物の改ざんの恐れがないコピーを作成し、それを組み込み成果物管理システムの CodeStation に保管します。
このチェック・ボックスをクリアすると、成果物に関するメタデータのみがインポートされます。
通常は、このチェック・ボックスを選択したままにしてください。
- デフォルトのバージョン・タイプ
- バージョンを CodeStation にインポートする方法を指定します。
- フル
- 各バージョンは包括的で、すべての成果物を含みます。
- インクリメンタル
- 各バージョンは、成果物のサブセットを含みます。
- システムのデフォルトのバージョン・インポート・エージェント/タグを使用します
- このパラメーターを選択すると、「システム設定」 ページに指定したエージェントまたはタグが、コンポーネント成果物のインポートに使用されます。
エージェントには、成果物が配置されているシステムに対するアクセス権限が必要です。システム設定を参照してください。
- 単一のエージェントを使用して新規コンポーネント・バージョンをインポートします
- このパラメーターを選択した場合、「バージョン・インポート用のエージェント」フィールドを使用して、成果物のコンポーネントへのインポートに使用するエージェントを指定します。
エージェントには、成果物が配置されているシステムに対するアクセス権限が必要です。
サーバーの配置場所から成果物をインポートするには、同じロケーションにエージェントをインストールして、そのエージェントを指定します。
- 指定されたタグのある任意のエージェントを使用して、新規コンポーネント・バージョンをインポートします。
- このパラメーターを選択した場合、「バージョン・インポート用のエージェント・タグ」フィールドを使用して、コンポーネントに成果物をインポートするエージェントの選択に使用するタグを指定します。
すべてのタグ付きエージェントには、成果物が配置されているシステムに対するアクセス権限が必要です。
- クリーンアップ設定の継承
- CodeStation に保持するコンポーネント・バージョンの数と保持する期間を指定します。このチェック・ボックスを選択した場合、コンポーネントは「システム設定」ペインで指定された値を使用します。このチェック・ボックスをクリアした場合は、「バージョンの保持日数」フィールド (初期設定は -1 で、これは無制限に保持することを意味する) と「保持するバージョン数」フィールド (初期設定は -1 で、これはすべてを保持することを意味する) が表示されて、カスタム値を定義できます。
- 新規バージョンの作成後にプロセスを実行
- 各バージョンの作成後にプロセスを自動的に実行する場合は、このチェック・ボックスを選択して、アプリケーション・プロセスとそのプロセスの環境を指定します。
- 「保存」をクリックします。
タスクの結果
新規コンポーネントが
「コンポーネント」ページにリストされます。
「バージョン」タブに、コンポーネントの使用可能なバージョンが表示されます。
「バージョンの自動インポート」チェック・ボックスを選択した場合は、バージョンが自動的に表示されます。
このチェック・ボックスを選択していない場合は、
「新規バージョンのインポート」をクリックして使用可能なバージョンを表示します。
成果物の数とサイズによっては、バージョンの表示に時間がかかることがあります。
コンポーネント内の成果物を表示するには、コンポーネント・バージョンをクリックします。
次のタスク
コンポーネント・プロセスを作成します。
コンポーネント・プロセスの構成を参照してください。