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レッスン 6: アプリケーションを更新する

最初のレッスンでは、コンポーネントの特定のバージョンを削除しました。 このレッスンでは、こうしたバージョンをもう一度追加して、コンポーネントの新しいバージョンのデプロイをシミュレートします。
前のレッスンでデプロイした Web アプリケーションには、Web コンポーネントおよびデータベース・コンポーネントのバージョン 1.0 が含まれていました。 こうしたコンポーネントのバージョン 1.1 にはオンライン・ストアの新しいアイテムである「Dogs」カテゴリーの「Bichon」が含まれています。
  1. 以下の手順で Bichon が「Dogs」カテゴリーで入手可能でないことを確認します。
    1. Web ブラウザーを以下の URL で開いて、アプリケーションを開きます。
      http://hostname:8080/JPetStore
    2. 「Enter the Store」をクリックします。
    3. 「Dogs」カテゴリーをブラウズして、Bichon が入手可能でないことを確認します。 以下の図は、このカテゴリーのいくつかの犬種を示しています。
      入手可能な犬種のいくつかを示す「Dogs」カテゴリー (Bichon は掲載されていません)
  2. 以下の手順で新しいバージョンのデータベース・コンポーネントをインポートします。
    1. IBM® UrbanCode Deploy サーバーで、「コンポーネント」タブをクリックし、次に JPetStore-DB コンポーネントをクリックします。
    2. 「バージョン」タブをクリックし、次に「新規バージョンのインポート」をクリックします。 これで以下の図に示すように、バージョン 1.1 がバージョンのリストに表示されました。
      バージョンの 1.0 と 1.1 を表示する、JPetStore-DB コンポーネントの「バージョン」タブ
    3. データベース・コンポーネントの新しいバージョンをクリックして、その情報ページを開きます。
    4. 「構成」タブをクリックします。
    5. 「基本設定」の下の「タイプ」リストで、「インクリメンタル」をクリックしてから、「保存」をクリックします。
    このバージョンは、新規バージョンではなく、インクリメンタル・アップグレードに設定されています。 フル・バージョンは、旧バージョンを最初にインストールしなくても、直接インストールされます。 インクリメンタル・アップグレードは、まず旧バージョンが前提で、新規バージョンは旧バージョンに重ねてインストールされます。 新規データベース・バージョンはデータベースへの追加にすぎないため、コンポーネントの旧バージョンが必要になります。
  3. 同様に、「タイプ」設定を変更することなく、Web コンポーネントのバージョン 1.1 をインポートします。 アプリケーション・コンポーネントには、追加バージョンがありません。
  4. 環境でアプリケーション・プロセスをもう一度実行します。 「プロセスの実行」ウィンドウで、「バージョンの選択」をクリックして、各コンポーネントの「最新バージョン」を必ず選択し、 それから「すべてについて選択」 > 「利用可能な最新版」とクリックします。 オプションで、サーバーが新規バージョンのあるコンポーネントのみをデプロイするように、「変更済みバージョンのみ」チェック・ボックスを選択できます。 この場合、サーバーは、Web コンポーネントおよびデータベース・コンポーネントに対してのみコンポーネント・プロセスを実行します。
    Web コンポーネントおよびデータベース・コンポーネントの新しいバージョンをデプロイするためのアプリケーション・プロセスの実行
  5. 以下の図に示すように、Web ブラウザーで Web アプリケーションを再ロードし、「Dogs」カテゴリーを調べて、新しい Bichon を確認します。
    新しいアイテムを示す「Dogs」カテゴリー
    この新しいアイテムは、データベース・コンポーネントがバージョン 1.1 に更新されたことを示します
  6. Bichon の商品 ID、次にアイテム ID をクリックして、Bichon の商品ページを表示します。 このアイテムの新しいグラフィックは、Web コンポーネントがバージョン 1.1 に更新されたことを示します。
    Web コンポーネントからの、新しいグラフィックを含む新しいアイテム

レッスン・チェックポイント

これでアプリケーションに新しいバージョンのコンポーネントが含まれました。
実動環境では、コンポーネントの新しいバージョンが頻繁に入手可能になる可能性があります。 デプロイされたコンポーネントを更新するのに必要な回数アプリケーション・プロセスを実行できます。 コンポーネントの新しいバージョンが入手可能になった時点で自動的に実行するようにアプリケーション・プロセスを構成することもできます。
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