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レッスン 1: コンポーネントを追加する

コンポーネントは、アプリケーションを構成するデプロイ可能な成果物のグループです。 コンポーネントには実行可能ファイル、イメージ、データベース、および構成手順が含まれます。
JPetStore サンプル・アプリケーションには、以下の 3 つのコンポーネントが含まれます。 ほとんどの場合、コンポーネントを追加するには、IBM® UrbanCode Deploy サーバーを、成果物をホストするシステムに接続します。 このサーバーは、多くのビルド・システムおよびソース・コード管理システムから成果物をインポートできます。 成果物が変更されるか、新しいビルドが実行されると、サーバーがコンポーネントの新しいバージョンを自動的に作成することができます。 ただし、簡単にするために、このレッスンでは、コンポーネントのファイルをサーバーにコピーし、そのサーバーからファイルにアクセスします。 ビルド・システムおよびソース・コード管理システムの成果物からのコンポーネントの作成について詳しくは、コンポーネントの作成を参照してください。
  1. 以下のリンクをクリックして、artifacts.zip ファイルをダウンロードします。 artifacts.zip

    IBM developerWorks® (https://www.ibm.com/developerworks/community/groups/service/html/communityview?communityUuid=860ff390-6cab-4f95-ab37-66d2ca7521b4) の DevOps Learning Circle の「Files」セクションでもこのファイルを入手できます。

  2. artifacts.zip ファイルを IBM UrbanCode Deploy エージェント・コンピューターにコピーして抽出します。 このファイルには、コンポーネントごとに個別のフォルダーが含まれています。これらのフォルダーは、appweb、および db という名前になっています。 これらのフォルダーのそれぞれには 1.01.1 などの名前を持つ 1 つ以上のフォルダーが含まれています。これらのフォルダーは、成果物の異なるバージョンを表します。

    このチュートリアルでは、これらのフォルダーは、IBM UrbanCode Deploy エージェントをホストするシステムになければなりません。

  3. IBM UrbanCode Deploy サーバーにログインします。
  4. 以下の手順でアプリケーション・コンポーネントを作成します。
    1. 「コンポーネント」タブをクリックし、次に「新規コンポーネントの作成」をクリックします。 このウィンドウでは、コンポーネントの成果物が存在する場所を指定します。
    2. 「名前」フィールドに JPetStore-APP と入力します。
    3. 「ソース構成タイプ」リストで、「ファイル・システム (バージョン管理)」を選択します。
    4. 「基本パス」フィールドには、/home/user1/artifacts/shared/app など、サーバー上の app フォルダーのロケーションを指定します。
    5. 「デフォルトのバージョン・タイプ」の下で、「単一のエージェントを使用して新規コンポーネント・バージョンをインポートします」をクリックしてから、「バージョン・インポート用のエージェント」リストでエージェントを選択します。
    6. ページの他のフィールドについては、デフォルト値を受け入れます。
    7. 「保存」をクリックします。
  5. 以下の手順でコンポーネントのバージョンをインポートします。
    1. 「バージョン」タブをクリックします。
    2. 「新規バージョンのインポート」をクリックします。 インポート・プロセスが「実行中のバージョン・インポート」セクションに表示されます。 これでプロセスが完了すると、サーバーが app フォルダー内のフォルダーに基づいてコンポーネントのバージョンを作成します。 この場合、サーバーは、app/1.0 フォルダーに基づくコンポーネントの単一バージョンを作成します。 新規を確認するためにページの最新表示が必要な場合もあります。
    3. 以下の図のように、バージョンのリストにコンポーネントのバージョン 1.0 が表示されていることを確認します。
      新しいコンポーネントの最初のバージョンが「バージョン」タブに表示されています
    これでこのコンポーネントは、1 つ以上のアプリケーションで使用できるようになりました。
  6. 以下の手順でデータベース・コンポーネントを作成します。
    1. 「コンポーネント」タブをクリックし、次に「新規コンポーネントの作成」をもう一度クリックします。
    2. 名前を JPetStore-DB と指定します。
    3. 「ソース構成タイプ」リストで、「ファイル・システム (バージョン管理)」を選択します。
    4. 「基本パス」フィールドには、/home/user1/artifacts/shared/db など、サーバー上の db フォルダーのロケーションを指定します。
    5. 「デフォルトのバージョン・タイプ」の下で、「単一のエージェントを使用して新規コンポーネント・バージョンをインポートします」をクリックしてから、「バージョン・インポート用のエージェント」リストでエージェントを選択します。
    6. ページの他のフィールドについては、デフォルト値を受け入れます。
    7. 「保存」をクリックします。
    8. 「バージョン」をクリックし、次に「新規バージョンのインポート」をクリックします。
    これでサーバーには、データベース・コンポーネントの 2 つのバージョンが表示されるように「なりました。
  7. 以下の手順で Web コンポーネントを作成します。
    1. 「コンポーネント」タブをクリックし、次に「新規コンポーネントの作成」をもう一度クリックします。
    2. 名前を JPetStore-WEB と指定します。
    3. 「ソース構成タイプ」リストで、「ファイル・システム (バージョン管理)」を選択します。
    4. 「基本パス」フィールドには、/home/user1/artifacts/shared/web など、サーバー上の web フォルダーのロケーションを指定します。
    5. 「デフォルトのバージョン・タイプ」の下で、「単一のエージェントを使用して新規コンポーネント・バージョンをインポートします」をクリックしてから、「バージョン・インポート用のエージェント」リストでエージェントを選択します。
    6. ページの他のフィールドについては、デフォルト値を受け入れます。
    7. 「保存」をクリックします。
    8. 「バージョン」をクリックし、次に「新規バージョンのインポート」をクリックします。
    これでサーバーには、Web コンポーネントの 2 つのバージョンが表示されるようになりました。
  8. 後でコンポーネントを更新できるように、データベース・コンポーネントおよび Web コンポーネントの最新のバージョンを削除します。
    1. 「コンポーネント」をクリックし、次に JPetStore-DB コンポーネントをクリックします。
    2. 「バージョン」をクリックします。
    3. バージョンのリストの 1.1 という名前のバージョンと同じ行で、「削除」をクリックします。 後でもう一度このバージョンをインポートすることになります。
    4. 同様に、JPetStore-Web コンポーネントのバージョン 1.1 を削除します。
ファイルおよび他の成果物に加えて、コンポーネントには、コンポーネントでのデプロイ、インストール、アンインストール、更新、またはその他のタスクを実行する方法を記述するコンポーネント・プロセス も含まれています。 次のレッスンでは、コンポーネントのインストール方法を記述するプロセスを作成します。

レッスン・チェックポイント

このレッスンでは、ファイル・システム内のファイルに基づくコンポーネントを追加しました。 実動シナリオでは、Subversion などのソース・コード管理システムまたは Jenkins などのビルド・システムにコンポーネントを接続します。
以下の図に示すように、ここで「コンポーネント」ページには、それぞれ 1 つのバージョンがある 3 つのコンポーネントが表示されています。
「コンポーネント」タブの 3 つのコンポーネント
後の方のレッスンで、これらのコンポーネントをアプリケーションに追加します。
コンポーネントの作成について詳しくは、コンポーネントの作成を参照してください。
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