リソース・テンプレートのクラウド・パターンの作成

クラウド・システムから動的環境をプロビジョンするには、環境のコンテンツを指定する仮想システム・パターンを作成する必要があります。

始める前に

このタスクについて

仮想システム・パターンは、1 つ以上の仮想イメージを指定します。パターンでは、仮想イメージに適用するスクリプト・パッケージもリストします。これらのスクリプトは、ファイアウォールのオープンや、IBM UrbanCode Deploy エージェントのインストールなどのタスクを行います。

手順

  1. クラウド・ホストの Web コンソールで、新規の仮想システム・パターンを作成します。 このプロセスは、クラウドのタイプによって異なります。説明は、クラウド・システムの資料をお読みください。 例えば、IBM Workload Deployer では、 「パターン」 > 「仮想システム」をクリックしてから、「新規」 ボタンをクリックします。
    新規仮想システム・パターンの作成
  2. パターンに名前を付け、「OK」をクリックします。
  3. 「編集」をクリックします。
  4. 「パーツ」リストで、アプリケーションの 1 つ以上の基本仮想イメージを探します。
    注: これらの仮想イメージには以下の特性がなければなりません。
    • Java™ のインストール
    • unzip プログラム
    • JAVA_HOME システム変数セット
    イメージにこれらの前提条件の 1 つ以上がない場合は、後でスクリプト・パッケージを使用して追加するか、適切なイメージを選択することができます。
    制約事項: IBM UrbanCode Deploy バージョン 6.0.1.4 以前のバージョンでは、イメージが複数のネットワーク・カードを持つことはできません。バージョン 6.0.1.4 以降では、イメージは複数のネットワーク・カードを持つことができます。
  5. 基本イメージの 1 つ以上のコピーをエディターにドラッグします。 例えば、以下の図は 2 つのイメージを含むパターンを示しています。
    トポロジーへのイメージの追加
  6. クラウド・システムの要件に基づいて、ノードにスクリプト・パッケージを追加します。 例えば、イメージのファイアウォールを開く必要があるとします。また、セキュリティー・コンプライアンスまたは登録のためのスクリプト・パッケージを実行する必要もあるとします。スクリプト・パッケージを追加するには、「スクリプト」の下の「パターン・エディター (Pattern Editor)」でそれを見つけて、スクリプト・パッケージを一度に 1 つのノードにドラッグします。
  7. IBM UrbanCode Deploy エージェントのインストール」 スクリプト・パッケージを各ノードに追加します。 このスクリプト・パッケージにパラメーターを指定する必要はありません。これらのパラメーターは、このパターンを使用して環境をプロビジョンするときに入力されます。
  8. オプション: パターンをカスタマイズします。 例えば、各イメージの上部の「プロパティー」 アイコンをクリックして、イメージにパスワードを指定できます。使用しているイメージによって、イメージのメモリーまたは処理能力、イメージについてのその他の詳細を指定できることがあります。
  9. 「編集の完了 (Done editing)」をクリックしてパターンを保存します。

次のタスク

これでこのパターンをリソース・テンプレートにインポートできます。クラウドからのリソース・テンプレートのインポートを参照してください。

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