IBM® z/OS® デプロイメント・ツールをインストールしたら、IBM UrbanCode Deploy をサポートするために
z/OS サーバー上で ISPF ゲートウェイを構成する必要があります。
手順
- ISPF ゲートウェイの構成ファイルを編集用に開きます。 ISPF ゲートウェイの構成ファイルは、ISPZXENV 環境ファイル内の CGI_ISPCONF 変数によって定義されています。
ISPZXENV 環境ファイルは、通常、/usr/lpp/ispf/bin ディレクトリーにインストールされます。
- ISPF.conf ファイルを編集用に開きます。 z/OS で提供される ISPF.conf ファイルには、ISPF ゲートウェイのカスタマイズ可能な設定が含まれています。
デフォルトの ISPF.conf ファイル内の連結は、次のコードのようになります。
sysproc=ISP.SISPCLIB
sysexec=ISP.SISPEXEC
ispmlib=ISP.SISPMENU
isptlib=ISP.SISPTENU
ispplib=ISP.SISPPENU
ispslib=ISP.SISPSLIB
ispllib=ISP.SISPLOAD
- ISPF.conf ファイルの連結に z/OS デプロイメント・ツール用のモジュールを追加します。 z/OS デプロイメント・ツール用のモジュールは、hlq.SBUZEXEC、hlq.SBUZMENU、および hlq.SBUZENV(BUZPROF) のファイルです。 ISPF.conf ファイルを編集して、次のコードのようにします。
sysproc=ISP.SISPCLIB,hlq.SBUZEXEC
sysexec=ISP.SISPEXEC
ispmlib=ISP.SISPMENU,hlq.SBUZMENU
isptlib=ISP.SISPTENU
ispplib=ISP.SISPPENU
ispslib=ISP.SISPSLIB
ispllib=ISP.SISPLOAD
profile=hlq.SBUZENV(BUZPROF)
- ISPF コマンドを呼び出して、デプロイメント中にプログラムまたは REXX 実行可能ファイルを実行させるつもりの場合は、そのプログラムまたは REXX 実行可能ファイルを
ISPF.conf ファイル内の連結に追加します。 ISPF.conf ファイルでは、ロード・モジュール・データ・セットを ISPLLIB の連結で使用可能にし、実行可能ファイルを
SYSPROC または SYSEXEC の連結で使用可能にします。 例えば、次の ISPF.conf ファイルの連結では、プログラムと REXX 実行可能ファイルのモジュールをロードします。
ロードされるモジュールは、MYPROJ.MYCLIST、MYPROJ.MYREXX、および MYPROJ.LOAD です。
sysproc=ISP.SISPCLIB,hlq.SUCDEXEC,MYPROJ.MYCLIST
sysexec=ISP.SISPEXEC,MYPROJ.MYREXX
ispmlib=ISP.SISPMENU,hlq.SBUZMENU
isptlib=ISP.SISPTENU
ispplib=ISP.SISPPENU
ispslib=ISP.SISPSLIB
ispllib=ISP.SISPLOAD,MYPROJ.LOAD
- startispf.sh スクリプトの実行に使用するユーザー・アカウントに、/tmp ディレクトリーへのアクセス権があることを確認してください。 startispf.sh スクリプトが ISPF ゲートウェイを開始します。
このスクリプトは、z/OS デプロイメント・ツールと一緒に提供されます。
このスクリプトは、tool_installation_directory/bin ディレクトリーにインストールされます。
- startispf.sh スクリプト・ファイルを編集して、
ISPF ゲートウェイがインストールされているディレクトリーを PATH 変数に追加します。 さらに、LOG_ISPF 変数を有効なファイル・ロケーションに設定する必要があります。
タスクの結果
ISPF ゲートウェイを介してコマンドを実行できます。ISPF ゲートウェイ構成をテストするには、コマンド
startispf.sh
TIME を実行します。ISPF ゲートウェイが正しく構成されている場合、タイム・シェアリング・オプション (TSO) の
TIME コマンドの出力が表示されます。
次のタスク
シップ・リスト・ファイルを作成し、デプロイするコンテンツを特定します。