高可用性

サービスの中断を確実に防止するために、コールド・スタンバイとクラスター化という 2 つのオプションが用意されています。

コールド・スタンバイ

コールド・スタンバイ・オプションは簡単に実装でき、ダウン時間をほぼゼロにまで削減しますが、サーバーのパフォーマンスを向上させる効果はありません。このセットアップには、データベースとリモート・ファイル・システムに接続するアクティブなサーバー (1 次サーバー) が 1 台のみ存在します。また、同じデータベースとファイル・システムに接続するように構成されている 2 次サーバーも存在しますが、このサーバーは実行されていません。アクティブ・ノードでエラーが発生した場合、2 次サーバーが起動され、ネットワーク・トラフィックがそちらに転送されます。このイベントは、フェイルオーバー と呼ばれています。IBM® UrbanCode Deploy にはフェイルオーバーの自動プロセスが含まれていませんが、自動化することができます。

正常な運用時とフェイルオーバー状態が示されている、コールド・スタンバイ・システムの図

コールド・スタンバイ・システムは、共有ファイルをネットワーク・ストレージに置き、サーバーをネットワーク・リレーに接続することによって、クラスター化システムに変換できます。詳しくは、高可用性のためのクラスター・サーバーの構成 を参照してください。

クラスター化

高可用性 (HA) 機能は、処理をサーバーのクラスターに分散することによって、拡張容易性と可用性を増大させます。各サーバーは共通処理において連動して動作する、独立したノードです。目的は、手操作による介入をほとんど、あるいはまったく必要とせずに、可能なかぎり耐障害性を高めることにあります。

IBM UrbanCode Deploy サーバーは、(ActiveMQ を介して) JMS メッシュを作成します。すべてのサーバーは、相互に認識しています。すべてサービスは、各サーバー上でアクティブになっています。

データベースを共有する 2 台のサーバーを示す、クラスター化システムの図

インストールについて詳しくは、高可用性のためのクラスター・サーバーの構成を参照してください。


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