通知

IBM® UrbanCode Deploy は、ユーザー定義のトリガー・イベントが発生したときに、必ず E メール通知を送信できます。

通知は、例えばデプロイメントが終了したときや承認が必要なときなどに、送信できます。通知の受信者は、セキュリティー・システム (セキュリティー を参照) の LDAP 統合で定義します。まだこれが済んでいない場合は、通知を構成する前に LDAP をセットアップしてください。IBM UrbanCode Deploy は、通知を送信する際に、LDAP および関連する E メール・サーバーに依存します。

注: IBM UrbanCode Deploy は、通知を送信する際に、外部の SMTP メール・サーバーを必要とします。メール・サーバーの構成について詳しくは、システム設定 を参照してください。

通知をセットアップするときには、トリガー・イベントと役割の両方を選択します。役割はセキュリティー・システムから継承し、通知を受け取るユーザーを決定するために使用します。例えば、ワーク・アイテムが (承認プロセスの一部として) 生成されたときには、管理者または環境所有者が通知を受け取るのが一般的です。デフォルト通知スキームは、アプリケーションおよび管理者のデフォルトの役割に通知を送信します (セキュリティー を参照) が、編集することが可能です。また、独自のスキームを作成することもできます。

独自の通知をセットアップするには、「通知」ペインを表示します (「設定」 > 「通知スキーム」を選択)。

使用可能な通知スキームのリスト

新規のスキームを構成します。ここでは通知の対象者とタイミングをセットアップします。後でこのペインを再び表示して、項目をさらにスキームに追加したり、既存のスキームを編集したりすることができます。

通知スキームの通知を追加するには、「通知項目の追加」をクリックし、次の図に示すように、その通知に関する情報を指定します。

通知の対象者と通知の方法に関する情報を示す「通知項目の追加」ウィンドウ

「役割」
ここでの役割は、セキュリティー・システムの役割に対応しています。ここで選択した役割を割り当てられている個人はすべて、E メールを受け取ります。
「タイプ」
プロセス・タイプは、主に受信者のタイプによって決定されます。例えば、デプロイメント・エンジニアなら、失敗したデプロイメントについての通知が必要になります。
「ターゲット」
ターゲットの設定時にアプリケーション・オプションを指定すると、上で選択したイベントがアプリケーションに対応する場合のみ、通知が送信されます。 例えば、「プロセスの成功」イベントは、「アプリケーション」ターゲットと組み合わされると、プロセス (アプリケーションのデプロイメント) が成功したときに通知をトリガーします。 同様に、同じイベント・タイプが「環境」ターゲットとともに使用されると、デプロイメントの実行が環境 (例えば、SIT、PROD など) で成功したときに、通知がトリガーされます。
「タイプ」
通知を制限するオブジェクトのタイプを指定します。
「テンプレート名」
使用可能なテンプレートがデフォルトで提供されていて、ほとんどあるいはすべての必要性に十分対応しています。これらは送信される E メールの書式を設定します。使用するテンプレートは、通知をセットアップする理由と通知の受信者に基づいて選択します。ただし、デフォルトのテンプレートでは必要性を満たせない場合には、独自に作成することができます。
アプリケーションのデプロイメントの失敗/成功
役割の設定に基づいて、指定したユーザーに特定のアプリケーションに関する通知を送信します。
汎用プロセス要求の開始/プロセス要求の開始/汎用プロセスの成功/汎用プロセスの失敗
プロセスに関する通知を送信します。
タスクの作成
このテンプレートは、手動タスクの状態に関して報告するために使用します。
デプロイメントの準備
デプロイメントの準備が整ったことを人々に通知することに特化された E メール・テンプレートです。
承認の作成/失敗
これらのテンプレートは、承認の状況を通知するために使用されます。

項目を設定し終わったら、同じプロセスに従って他の項目を追加します。既存のアプリケーションで新規の通知スキームを使用する場合は、アプリケーションの設定を変更します。

通知テンプレートは XML ファイルであり、サーバーの conf/server/notification-template ファイル・フォルダーに格納されています。デフォルトの通知テンプレートでは必要性を満たせない場合には、新規に作成することができます。

通知テンプレートを新規作成するには、以下のように操作します。

  1. 新規の XML ファイルを開始します。
  2. スクリプトを入力します。(通知テンプレートは Velocity™ レポートのみをサポート)
  3. ファイルをサーバーの conf/server/notification-template ファイル・フォルダーに保存します。
  4. サーバーを再始動します。

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