エージェントは、ターゲット・ホストで実行され、IBM® UrbanCode Deploy サーバーと通信する軽量のプロセスです。
エージェントはコンポーネントをデプロイする実際の作業を行い、サーバーをそのタスクから解放して、何千ものターゲットが関わる大規模なデプロイメントを可能にします。通常、エージェントが扱うリソースが配置されているのと同じホスト上で、エージェントが実行されます。単一のエージェントが、そのホスト上のすべてのリソースを処理できます。ホストに複数のリソースがある場合、エージェント・プロセスはリソースごとに別々に開始されます。1 つの環境内のホストの数により、デプロイメントに多数のエージェントが必要な場合があります。
エージェントは、インストール・ファイルで提供されるバッチ・ファイルを使用してインストールされます。コマンド・ラインからのエージェントのインストールを参照してください。エージェントは Web アプリケーションを使用して UNIX システムにインストールできます。エージェントは、インストール・パッケージに含まれるバッチ・ファイルを使用して実行されます。
インストールされたエージェントが開始すると、エージェントはインストール情報に基づき、(サーバー/エージェント通信の SSL を構成することによって保護可能な) IBM UrbanCode Deploy サーバーへのソケット接続を開きます。サーバーが配置されているネットワーク以外のネットワークにあるエージェントは、接続を確立するためにファイアウォールを開く必要がある場合があります。通信が確立すると、エージェントは IBM UrbanCode Deploy Web アプリケーションで表示され、そこで構成することができます。アクティブなエージェントは、オペレーティング・システムに関わらず、Web アプリケーションでアップグレードできます。
エージェントの構成は、エージェントを少なくとも 1 つの環境に割り当てることから成っています。エージェントは複数環境に割り当てることができます。 エージェントがいくつかの環境に割り当てられている場合、それらすべてを代表して作業することができます。
クラウドからリソース・テンプレートをインポートせずにリソース・テンプレートを作成する場合は、リソース・テンプレートに追加する任意のエージェント・プロトタイプに「エージェント名パターン」を指定することができます。クラウド・ベースでないエージェントをプロビジョニングするシステムがある場合、エージェント名パターンを使用することがあります。このリソース・テンプレートに基づくアプリケーションのブループリントから環境を作成した後で、名前パターンに一致するエージェントは、ブループリント内の対応するエージェント・プロトタイプにマップされます。既存のエージェントと一致しないエージェント・プロトタイプには、予期される名前のエージェントの項目が環境内に作成されます。エージェント名パターンを指定する際に、アプリケーション名と環境名を表す変数として以下の特殊プロパティーを使用できます。${p:application.name} および ${p:environment.name}。