クラウド・システムから動的環境をプロビジョンするには、環境のコンテンツを指定する仮想システム・パターンを作成する必要があります。
始める前に
- クラウドにユーザー・アカウントを持っていて、仮想システム・パターンを作成する権限があることを確認してください。
以下のクラウド・システムがサポートされています。
- IBM SmartCloud Orchestrator バージョン
2.2 以降
- IBM® PureApplication® System 1.0
以降
- IBM Workload Deployer バージョン
3.1.0.6 以降
- 動的環境用クラウド・システムの構成で説明されているように、クラウド・システムを構成します。
このタスクについて
仮想システム・パターンは、1 つ以上の仮想イメージを指定します。パターンでは、仮想イメージに適用するスクリプト・パッケージもリストします。これらのスクリプトは、ファイアウォールのオープンや、
IBM UrbanCode Deploy エージェントのインストールなどのタスクを行います。
手順
- クラウド・ホストの Web コンソールで、新規の仮想システム・パターンを作成します。 このプロセスは、クラウドのタイプによって異なります。説明は、クラウド・システムの資料をお読みください。 例えば、IBM Workload Deployer では、
をクリックしてから、「新規」
ボタンをクリックします。
- パターンに名前を付け、「OK」をクリックします。
- 「編集」
をクリックします。
- 「パーツ」リストで、アプリケーションの 1 つ以上の基本仮想イメージを探します。
注: これらの仮想イメージには以下の特性がなければなりません。
- Java™ のインストール
- unzip プログラム
- JAVA_HOME システム変数セット
イメージにこれらの前提条件の 1 つ以上がない場合は、後でスクリプト・パッケージを使用して追加するか、適切なイメージを選択することができます。
制約事項: IBM UrbanCode Deploy
バージョン 6.0.1.4 以前のバージョンでは、イメージが複数のネットワーク・カードを持つことはできません。バージョン 6.0.1.4 以降では、イメージは複数のネットワーク・カードを持つことができます。
- 基本イメージの 1 つ以上のコピーをエディターにドラッグします。 例えば、以下の図は 2 つのイメージを含むパターンを示しています。
- クラウド・システムの要件に基づいて、ノードにスクリプト・パッケージを追加します。 例えば、イメージのファイアウォールを開く必要があるとします。また、セキュリティー・コンプライアンスまたは登録のためのスクリプト・パッケージを実行する必要もあるとします。スクリプト・パッケージを追加するには、「スクリプト」の下の「パターン・エディター (Pattern Editor)」でそれを見つけて、スクリプト・パッケージを一度に 1 つのノードにドラッグします。
- 「IBM UrbanCode Deploy エージェントのインストール」 スクリプト・パッケージを各ノードに追加します。 このスクリプト・パッケージにパラメーターを指定する必要はありません。これらのパラメーターは、このパターンを使用して環境をプロビジョンするときに入力されます。
- オプション: パターンをカスタマイズします。 例えば、各イメージの上部の「プロパティー」
アイコンをクリックして、イメージにパスワードを指定できます。使用しているイメージによって、イメージのメモリーまたは処理能力、イメージについてのその他の詳細を指定できることがあります。
- 「編集の完了 (Done editing)」をクリックしてパターンを保存します。
次のタスク
これでこのパターンをリソース・テンプレートにインポートできます。
クラウドからのリソース・テンプレートのインポートを参照してください。