< 前へ | 次へ >

レッスン 3: アプリケーションおよび環境を作成する

アプリケーションはコンポーネントの集まりです。環境は、アプリケーション・コンポーネントがデプロイされるシステムを表します。
このレッスンを開始する前に、エージェントを実行状態にしておいてください。 「リソース」 > 「エージェント」とクリックして、以下の図のようにエージェントが Online としてリストされていることを確認してください。
エージェントのリスト内のエージェント。「状況」列に、エージェントがオンラインであることが示されます。
このレッスンでは、3 つのコンポーネントをアプリケーションに追加して、アプリケーションのデプロイ先の環境を作成します。 エージェントも環境に追加します。

アプリケーションの作成

アプリケーションを作成する過程で、アプリケーション内のコンポーネントを選択します。
  1. 「アプリケーション」タブをクリックし、次に「新規アプリケーションの作成」をクリックします。
  2. 新しいアプリケーションを JPetStore と命名し、次に「保存」をクリックします。
  3. 以下の手順でコンポーネントをアプリケーションに追加します。
    1. 「コンポーネント」タブをクリックし、次に「コンポーネントの追加」をクリックします。
    2. 「コンポーネントの追加」ウィンドウで、「コンポーネントの選択」リストから、JPetStore-APPJPetStore-WEBJPetStore-DB の 3 つのコンポーネントを選択します。
    3. 「保存」をクリックします。
ここで以下の図に示すように、アプリケーションには 3 つのコンポーネントが含まれました。 コンポーネントはいくつのアプリケーションにも含めることができます。
「コンポーネント」タブでのアプリケーションの内容 (サンプル・アプリケーションの 3 つのコンポーネントを含む)

環境の作成

環境の作成の過程で、1 つ以上のエージェント・リソースを選択し、各エージェント・リソースにデプロイされるコンポーネントを指定します。
  1. 以下の手順でアプリケーションの環境を定義します。
    1. アプリケーションの「環境」タブへ進みます。
    2. 「新規環境の作成」をクリックします。
    3. 名前を Tutorial environment 1 と指定します。
    4. このウィンドウの他のフィールドにはデフォルトを受け入れ、「保存」をクリックします。
  2. 環境のプロパティーを指定します。 コンポーネント・プロセスを作成した際に、ターゲット・システム上の成果物のロケーション (アプリケーション・サーバーのロケーションなど) を指定するパラメーターを組み込みました。 こうしたプロパティーは、ターゲット・システムによって異なることがあるため、環境プロパティーとして指定します。
    1. 環境名をクリックして、環境を開きます。
    2. 「構成」をクリックし、次に「環境プロパティー」をクリックして、環境プロパティーを開きます。
    3. 以下の表に示すように、「プロパティーの追加」をクリックし、プロパティーの名前と値を指定して、以下のプロパティーを一度に 1 つずつ追加します。
      表 1. 環境のプロパティー
      プロパティー 説明
      tomcat.home ターゲット・コンピューター上の Tomcat ホーム・フォルダー Linux では /opt/apache-tomcat-6.0.39、Windows では C:¥apache-tomcat-6.0.39 です。
      db.url MySQL データベースの URL (ターゲット・システムに対して相対的) MySQL をエージェントと同じシステムにインストールし、データベース名 jpetstore を使用した場合、URL は次の例のようになります。jdbc:mysql://localhost:3306/jpetstore
      tomcat.manager.url Tomcat マネージャー・アプリケーションのロケーション Tomcat バージョン 6 の場合、http://localhost:8080/manager を指定し、Tomcat バージョン 7 の場合、http://localhost:8080/manager/text を指定します。
      tomcat.start Tomcat の始動スクリプトのロケーション Linux では /opt/apache-tomcat-6.0.39/bin/startup.sh、Windows では C:¥apache-tomcat-6.0.39¥bin¥startup.bat です。
  3. エージェントを環境に追加します。 エージェントのセットアップの際に、エージェントをリソースとしてリソース・グループに追加しました。以下の手順に示すように、ここでそのリソースを環境の一部として使用することができます。
    1. 環境の「リソース」タブをクリックします。
    2. 「ベース・リソースの追加」をクリックします。 「リソースを環境に追加」ウィンドウにサーバーで使用可能なすべてのリソースが表示されます。
    3. エージェントの横にあるチェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックします。
    以下の図に示すように、環境の「リソース」タブにリソースが表示されます。
    環境にバインドされたリソースが表示される、環境の「リソース」タブ
  4. コンポーネントをこのエージェント・リソースにマップします。 複数のノードを持つシステムに多くのエージェントがある場合、各エージェント・リソースで実行するコンポーネントを指定することになります。このケースでは、エージェント・リソースが 1 つしかないので、すべてのコンポーネントはこのエージェントで実行されます。
    1. エージェント・リソースと同じ行で、「アクション」 > 「コンポーネントの追加」とクリックします。
    2. アプリケーション・コンポーネントを選択し、次に「保存」をクリックします。
    3. 他のコンポーネントをリソースに追加するために、この処理を繰り返します。
      注: 各コンポーネントを別のコンポーネントではなくエージェント・リソースに追加するようにしてください。 各コンポーネントは、互いに子項目となるのではなく、同じ階層レベルになければなりません。
    これで以下の図に示すように、コンポーネントがターゲット・システムにマップされました。
    環境にマップされた 3 つのコンポーネントを持つエージェントを示す、環境の「リソース」タブ
新しい環境が「環境」タブに表示されます。 環境が準備され、エージェントが稼働中になったので、環境でアプリケーション・プロセスを実行して、コンポーネントをデプロイすることができます。
< 前へ | 次へ >

フィードバック