ccmdb refresh コマンドは、指定されたデータベースの Web モードのバックエンド・セッションをすべてリフレッシュします。Rational® Synergy クライアントの動作に影響を与えるモデル・オブジェクト属性を作成または変更した後は、このコマンドを使用します。このコマンドを実行すると、すべてのユーザーに対して変更内容が有効になります。このコマンドを実行すると、Rational Synergy サーバーが新しいバックエンド・セッションを開始して、そのデータベースに対するすべての新規着信ユーザー要求を処理します。また、そのデータベースに対する既存のセッションが要求の処理を完了したら、それらのセッションのシャットダウンも行います。
バックエンド・セッションは別の Web モード・ユーザーによって再使用されるため、Rational Synergy の GUI の Web モード・セッションを再始動しても、モデルの変更内容は有効になりません。そのため、このコマンドを使用してデータベースをリフレッシュする必要があります。
データベースのリフレッシュが必要な可能性のあるモデルの変更例は以下のとおりです。
- どのコンフリクトが表示されるかを制御する conflict_parameters または conflict_exclude_rules を変更する。
- どのパラレル・コンフリクトが表示されるかを制御する parallel_exclude_rules を変更する。
- すべてのユーザーのデフォルトのワークエリア・テンプレートを設定する。
- ソース・ファイルでキーワード拡張の範囲を変更する。
ユーザーの追加、削除、または編集後は、このコマンドを使用する必要はありません。ユーザー属性を変更すると、バックエンド・セッションが自動的にリフレッシュされます。
ユーザーが必要以上にデータベースをリフレッシュする必要がないように、グループの変更ではデータベースのリフレッシュが必須で行われます。このリフレッシュは、ユーザーには表示されません。ただし、リフレッシュ中はセッションの応答時間が遅くなる可能性があります。
このコマンドについて詳しくは、以下を参照してください。
Windows: ccmdb refresh
Informix® 上の UNIX: ccmdb refresh
Oracle 上の UNIX: ccmdb refresh