コード内の要素を手動で削除し、ラウンドトリッピングを使用して、IBM® Rational® Rhapsody® モデルを更新できます。変数、関数、型 (Struct、Union、Enum、typedef)、型のメンバー、属性、操作、#define、#include、前方宣言、関連を削除できます。
Rational Rhapsody フレームワーク・ファイルに対して自動生成された #include ステートメントは削除できません。
このタスクについて
注: このフィーチャーは、C および C++ では Respect モードで、Java では Advanced モードで適用されます。
手順
コード・フィーチャーからの要素の削除をラウンドトリッピングするには、以下のプロパティーが関与します。
- Rational Rhapsody Developer
for C、C++、Java のいずれがインストールされているかによって、以下の手順を行います。
- Rational Rhapsody Developer for C および Rational Rhapsody Developer for C++ の場合: <lang>_Roundtrip::General::RoundtripScheme プロパティー (例: CPP_Roundtrip::General::RoundtripScheme) を Respect に設定して、このフィーチャーでは必須であるコード保持をオンにします。
SourceArtifact のラウンドトリッピングの規則を参照してください。
- Rational Rhapsody Developer
for Java の場合: Java_Roundtrip::General::RoundtripScheme プロパティーを Advanced に設定します。
- C、C++、および Java の場合: <lang>_Roundtrip::Update::AcceptChanges プロパティーはデフォルトで Default に設定されているので、要素の手動削除をラウンドトリップするフィーチャーが使用可能になっています。
注: <lang>_Roundtrip::Update::AcceptChanges プロパティーが
Default に設定されている場合は、以下の状態に注意してください。
- クラス、アクターおよびオブジェクトの要素の削除は無効です。さらに、ラウンドトリップしたコードにパーサー・エラーが見つかった場合、要素の削除は無効となります。
注: ラウンドトリップ時にパーサー・エラーがあった場合でも、すべての要素 (例外なし) の削除を有効にできます。そうするためには、
<lang>_Roundtrip::Update::AcceptChanges プロパティーを
All に設定します。
All 値を使用することによる結果を考慮してください。
- プロローグまたはエピローグ、あるいはその両方を持つ要素の削除は無効になります。
(プロローグおよびエピローグの値は、プロパティー ImplementationProlog、SpecificationProlog、ImplementationEpilog、SpecificationEpilog に入力します)。