Rational Rhapsody DiffMerge による名前変更された要素の処理の例

以下の例に、IBM® Rational® Rhapsody® DiffMerge による名前変更された要素の処理のさまざまなシナリオを示します。

例 1: 要素の名前変更

次の図は、名前の一致は検出できなかったが、要素 ID による一致が検出された比較を示します。 これは、Rational Rhapsody DiffMerge で使用されるデフォルトの方法です。 この図からわかるように、Dishwasher クラス (「左の値」列) の名前が NewDishwasher (「右の値」列) に変更されています。 差分レポートには、この変更はわずかな差分として示されます。

名前の一致は検出できなかったが、要素 ID による一致が検出された比較

次の図は、要素の名前のみによる比較を示します。この図からわかるように、名前変更されたクラス (上の図の「右の値」列に示されている NewDishwasher) は、この比較方法では「右の値」列には示されません。差分レポートでは、このユニット (Dishwasher) が削除されていますが、これは正しくない点に注意してください。上の図からわかるように、クラスの名前が変更されただけです。

要素の名前のみによる比較

例 2: 複数の要素の名前変更

次の図は、複数の要素の名前が変更されている比較を示します。また、ネストした要素の名前も変更されています。

複数の要素の名前が変更されている比較

例 3: 要素の名前とタイプの変更

次の図は、要素 ID による一致が検出された比較を示します。この場合、MyOriginalObject 要素が MyObjectBecameABlock に名前変更されており、その後、ブロックに変換されています。Rational Rhapsody DiffMerge では 2 つの異なる要素が以前と同様に報告される点に注意してください。

要素 ID による一致が検出された比較

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