通常のテーブル・レイアウトを作成する場合は、テーブルのデータをフィルタリングする 1 つ以上の要素タイプを選択します。関係表用の拡張テーブル・レイアウトでは、フィルタリング機能が拡張されたため、要素タイプのフィルタリングに加え、「元の」要素と「宛先」要素のメタクラスで要素のフィルタリングを行うことができます。
例えば、拡張テーブル・レイアウトを作成する場合に、クラスが所有する依存関係のうち、属性に依存するもののみを表示するとします。その場合、関係表の拡張テーブル・レイアウトを作成して、「元の要素タイプ」を「クラス」に設定し、「宛先要素タイプ」を「属性」に設定することができます。
この拡張テーブル・レイアウトの拡張テーブル・ビューを表示する際に、スコープ内のすべての依存関係が製品によってフィルタリングされ、クラスが所有する要素のうち、属性にも依存するもののみがフィルタリングされます。
このタスクについて
拡張テーブル・レイアウトを使用することで、クラス下またはパッケージ下にある関係を、リンク、関連、および依存関係に基づいて定義できます。
このタイプの拡張テーブル・レイアウトは、非常に大規模なモデルを使用する際に役立つ場合があります。拡張テーブル・レイアウトの作成手順は、通常のテーブル・レイアウトの作成方法と同じです。ただし、ここで説明する拡張テーブル・レイアウトの作成ステップはその例外です。
拡張テーブル・レイアウトのフィーチャーは、AUTOSAR_31、AUTOSAR_40、および MicroC の各プロファイルで作成されたプロジェクトですぐに使用できます。
このフィーチャーを他のモデル・タイプで使用できるようにする場合は、ExtendedTableCapabilities プロファイル ($OMROOT¥profiles¥MicroC¥ExtendedTableCapabilities.sbs) をモデルに追加してください。
手順
- Rational Rhapsody ブラウザーで、拡張テーブル・レイアウトを作成して保管するパッケージを右クリックして、を選択します。
- ブラウザーで、このテーブル設計の名前を入力します。名前に「layout」という語を含めて、定義したレイアウトを生成されたビューから識別しやすくすることができます。
- ブラウザーで新規レイアウトをダブルクリックして、その「フィーチャー」ウィンドウを開きます。
- 「一般」タブで、「関係表」チェック・ボックスを選択して、以下のアクションをアクティブにします。
- 「要素タイプ」タブに、リンク、依存関係、および関連に基づく用語のみを取り込む。
- 「元の要素タイプ」タブをアクティブにする。
- 「元の要素タイプ」では、テーブルに表示する要素をフィルタリングする際に使用されるメタクラスを定義します。
- 「元」部分がメタクラスである、スコープ内の要素のみがテーブルに表示されます。
- このタブは、スコープ内の要素のうち、選択した要素タイプの 1 つの「元」である可能性があるものをテーブルに取り込む場合にも使用されます。
- 「宛先要素タイプ」タブをアクティブにする。
- 「宛先要素タイプ」では、テーブルに表示する要素をフィルタリングする際に使用されるメタクラスを定義します。
- 「宛先」部分がメタクラスである、スコープ内の要素のみがテーブルに表示されます。
- 「要素タイプ」タブで、テーブルのデータをフィルタリングする 1 つ以上の要素タイプを選択します。
注: 複数の要素タイプを選択できるのは、タイプがすべて同じメタクラスに基づいている場合です。
- 「列」タブで、拡張テーブル・レイアウトのテーブル設計を作成します。詳細については、テーブル・レイアウトへの新規列の追加を参照してください。
- 「元の要素タイプ」タブで、テーブル内の要素をその「元の」要素メタクラスでフィルタリングする要素タイプ選択します。
- 「宛先要素タイプ」タブで、テーブル内の要素をその「宛先」要素メタクラスでフィルタリングする要素タイプ選択します。
- 「OK」をクリックします。
次のタスク
拡張テーブル・レイアウトの拡張テーブル・ビューを作成して、テーブルを表示できるようにします。
ヒント: 既存の通常のテーブル・レイアウトを拡張テーブル・レイアウトに変更する場合は、Rational Rhapsody ブラウザーで通常のテーブル・レイアウトを右クリックして、を選択します。