site.prp ファイルの変更

factory.prp ファイルは、製品の基本的なプロパティーが 提供される場所です。site.prp ファイルを使用して、factory.prp ファイル内の 設定を全社的にオーバーライドできます。

このタスクについて

例えば、作成される すべてのプロジェクトで、ユースケース図に表示される アクターの表示名を (出荷時のデフォルト設定である相対名でなく) 絶対パス名に する場合は、site.prp ファイルでこれを設定します。

注: 必要な場合は出荷時のデフォルト値に 戻すことができるように、元の factory.prp ファイル および言語特定の factory<lang>.prp ファイルは 変更しないでください。

手順

プロパティーのデフォルト値を全社的に 変更するには、以下のようにします。

  1. factory.prp ファイルを開き、 全社的にデフォルトを変更するプロパティーを見つけ、 コピーします。subject::metaclass::propertyend 行まで 含めてコピーしてください。このトピックのサンプル・コードを参照してください。
  2. site.prp ファイルを開き、コピーした内容を 貼り付け、そのプロパティーを変更します。このトピックのサンプル・コードを参照してください。
  3. site.prp ファイルを保存します。
  4. IBM® Rational® Rhapsody® を開いていた場合は、再始動します。

タスクの結果

次のサンプル・コードは、UseCaseGe::Actor::ShowName プロパティーの 出荷時のデフォルト値を示しています。 デフォルトは、Relative です。これはユースケース図の アクターを作成するとき、デフォルトで、その相対名が表示されることを意味します。

Subject UseCaseGe
	Metaclass Actor
		Property ShowName Enum  "Full_path,Relative,Name_only,Label" "Relative"
		Property ShowStereotype Enum "Label,Bitmap,None" "Label"
	end
end

次のサンプル・コードは、site.prp ファイル内で 同じプロパティーを変更したものを示しています。そこでは、 デフォルトが Full-path に変更されています。これは、 今後ユースケース図で作成されるアクターには、絶対パスの表示名が 使用されることを意味します。site.prp ファイルが変更される前に ユースケース図で作成されたアクターには、ファイル変更後も、アクター作成時の デフォルト値で指定された表示名が表示されます。

Subject UseCaseGe
	Metaclass Actor
		Property ShowName Enum  "Full_path,Relative,Name_only,Label" "Full-path"
		Property ShowStereotype Enum "Label,Bitmap,None" "Label"
	end
end

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