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レッスン 7: モデルのシミュレート

このレッスンでは、モデル・シミュレーションを使用して設計を確認する方法を示し、チュートリアル・モデルで同じシミュレーションを実行する方法について説明します。
モデル・シミュレーションをデモンストレーションするビデオを見ると、モデルでその手順を実行できます。

モデル・シミュレーションのデモンストレーションを見るには、下の『関連情報』セクションの『ControlSystem シミュレーション』を参照してください。

注: シミュレーションでは、水の温度がリアルタイムに上昇するため、シミュレーションで長い間待つことがないように当初のモデルの温度が 39.5 度に設定されています。

シミュレーションではモデルからコードを生成して実行する必要があるため、モデルを正しく指定する必要があります。 前のレッスンを変更しているときにエラーが発生した場合、 または変更が不完全な場合は、コードが生成されず、モデルが実行されません。

シミュレーション用の構成を生成してビルドするには、以下の手順を行います。

  1. ブラウザーで、SpaPoolTemp_Control_Architecture フォルダーを開きます。
  2. 「シミュレーション」 > 「フル・ビルド」を選択します。アニメーション化ディレクトリーの作成を求められます。「はい」を選択します。
  3. Rhapsody® は該当する要素のコードを生成し、このコードをコンパイルして実行可能ファイルにリンクし、実行します。これには、数秒しかかかりません。 ビルドが成功すると、「シミュレーション」ツールバーがアクティブになります。 「出力」ウィンドウの「ビルド」ページで「ビルドが完了しました」メッセージをチェックして、シミュレーションが正常にビルドされたことを確認できます。 ステップ 2 が成功しない場合は、「ビルドが失敗しました」メッセージが表示されます。下の『トラブルシューティング』ステップを参照してください。

  4. シミュレーションを開始するには、「シミュレーション」ツールバーの「アイドルまで進む」ボタンをクリックします。シミュレーションが開始しますが、ステートチャート・アニメーションをセットアップしてシミュレーションを見ることができるようにすぐに休止します。
  5. 「ウィンドウ」「すべて閉じる」を使用して、すべての描画ウィンドウを閉じます。
  6. 「ツール」 > 「シミュレートしたステートチャート」を選択し、下図のように ControlSystem ステートチャートを選択します。 「OK」をクリックします。
    「アニメーション化されたステートチャートを開く」ウィンドウ
  7. シミュレーションを再開するには、「シミュレーション」ツールバーの「進む」ボタン 「進む」ボタン をクリックします。これで、TEMP ディスプレイで温度の変化を監視しながら、「電源」および「モード」の各パネル・ボタンを使用してシステムを操作できます。 特にシステムが冷却の場合、温度の変化が非常に緩やかであることに注意してください。
ボーナス

温度の変化をより正確に表示する必要がある場合は、 ControlSystem インスタンスの「フィーチャー 」ウィンドウを開いてください。ブラウザーの ControlSystem ブロックの下で、インスタンス「Context[0]->cs」をダブルクリックします。ダイアログ・ボックスの右上隅にあるピン・ボタンをクリックしてフォーカスを設定します。

トラブルシューティング

ご使用のプロジェクトのバージョンが正常にビルドされない場合は、以下のトラブルシューティング技法を使用し、問題を見つけて修正してください。
  • ご使用のプロジェクトのステートチャートをレッスン 4 および 5 で説明したステートチャートと比較する。
  • ご使用の内部ブロック定義図をレッスン 4 で説明した内部ブロック定義図と比較する。

レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、次の事項について学習しました。
  • モデル構成を生成してビルドする
  • パネルを使用してステートチャートでシステム操作をシミュレートする
次のレッスンでは、制御システムのアーキテクチャーをビルドします。
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