「マッピング」タブにある「依存関係」リストは、リバース・エンジニアリング時にインクルード・ファイルから依存関係を作成するように IBM® Rational® Rhapsody® を設定する場合に使用します。
つまり、ファイル間の #include はコンポーネント・ファイル間およびクラス間の依存関係を作成することができます。さらに、要素 (変数、関数、クラスなど) の前方宣言で、コンポーネント・ファイルから要素への依存関係が作成されます。
このタスクについて
考えられる値は以下のとおりです。
- ComponentOnly - コンポーネント・ファイル間で依存関係を作りますが、モデル・クラス間では作りません。
- None - リバース・エンジニアリング時に依存関係を作りません。
- PackageAndComponent - モデル・クラスおよびコンポーネント・クラス間で依存関係を作ります。
- PackageOnly - モデル・クラス間では依存関係を作りますが、コンポーネント・ファイル間では作りません。
- SmartPackageAndComponent - コードを反映するために必要な依存関係だけを作ります。
注: 「
依存関係」の値は、現行製品バージョンで使用可能なものすべてです。以下の情報に注意してください。
これらの値のすべてが、すべての言語版の
Rational Rhapsody で表示されるわけではありません。例えば、上記の値はすべて
IBM Rational Rhapsody Developer
for C++ で使用可能ですが、
IBM Rational Rhapsody Developer
for Java で使用できるのは 2 つのみの場合があります。
「
依存関係」のデフォルトを
<lang>_ReverseEngineering::ImplementationTrait::
CreateDependencies プロパティーに設定できます。プロパティー定義に
DependenciesOnly 値があるが、「
依存関係」リストには表示されないことがあります。この値は前バージョンとの互換性のためにのみ設定されていて、直接設定することはできません。
DependenciesOnly を使用する旧モデルがある場合、現行製品ではこの値を自動的に
PackageOnly に設定します。
値のリストと前バージョンの振る舞いとの互換性は、各言語で異なります。
この操作が成功するのは、リバース・エンジニアリング・ユーティリティーがインクルード・ファイルとソースの両方を分析し、ソースとインクルード・ファイルに、それらの間の依存関係を作成するためのクラス宣言が含まれている場合です。十分な情報がない場合、インクルードは依存関係に変換されません。これが起こる可能性があるのは、以下のような場合です。