このタスクについて
RootDirectory プロパティーが設定されている状態で、ルート・ディレクトリー・パスにアクセスすると、このパスが「マッピング」タブに表示されます。使用する特定のリバース・エンジニアリング・セッション用のパスを変更するには、「マッピング」タブの「ルート・ディレクトリー」フィールドの値を変更します。
「RootDirectory」プロパティーは、これによってコンポーネント・ディレクトリーを判別し、パッケージからディレクトリーへの接続をサポートするため、コード中心モデリングでは必須です。
リバース・エンジニアリング・ツールで、最小数のパッケージを作成するディレクトリーを計算で求め、リバース・エンジニアリング処理時にこのディレクトリーをルート・ディレクトリーとして (メッセージ・ウィンドウを介して) 提示します。ルート・ディレクトリーを計算で求める必要があるかどうかを設定するには、<lang>_ReverseEngineering::ImplementationTrait::UseCalculatedRootDirectory プロパティーを使用できます。計算で求められたルート・ディレクトリーで、RootDirectory プロパティーの値がオーバーライドされます。
注: ルート・ディレクトリー・フィーチャーは、
IBM Rational Rhapsody Developer
for C, C++, and Java に使用できます。
以下の情報に注意してください。
- マージ・オプションを指定してリバース・エンジニアリングを行っている場合は、計算で求められたルート・ディレクトリーはなく、現行値が使用されます。
- IBM Rational Rhapsody Developer
for Java では、RootDirectory プロパティーに値がなくて、「リバース・エンジニアリング」ウィンドウのナビゲーション・ツリー・バージョンを使用している場合は (「ツリー表示」ボタン
をクリック)、ツリー表示のルート・ディレクトリーが使用されます。
- Eclipse プロジェクトを Rational Rhapsody にエクスポートすると、Eclipse プロジェクトに従ってルート・ディレクトリーが設定されます。UseCalculatedRootDirectory プロパティーは無視されます。
- バッチまたは COM API を使用してリバース・エンジニアリングを行う場合、UseCalculatedRootDirectory プロパティーに「自動」が設定されていると、「無応答」が使用されます。ルート・ディレクトリーの計算メッセージ・ボックスを回避するには、UseCalculatedRootDirectory プロパティーに「常に」または「なし」を設定します。