SE-Toolkit コマンドへのアクセス

SE-Toolkit を使用して、アクションへの特定タイプのピンの追加、 ポート間のコネクターの作成、モデルのチェックなどを行うことができます。SE-Toolkit コマンドは、コンテキスト依存であるため、このツールが作業を行うコンテキストを理解する必要があります。
選択された要素に応じて、次の方法を使用で SE-Toolkit コマンドにアクセスできます。
  • ダイアグラム上の要素を右クリックして、「SE-Toolkit」を選択し、ツールキット・コマンドを選択します (次の例を参照)。
    ダイアグラムからアクセスした SE-Toolkit
  • ブラウザー上の要素を右クリックして、「SE-Toolkit」を選択し、ツールキット・コマンドを選択します (次の例を参照)。
    Rational Rhapsody でブラウザーからアクセスした SE-Toolkit
  • 「ツール」メニューを選択します (次の例を参照)。
    「ツール」メニューからアクセスした SE-Toolkit

次の表は、SE-Toolkit コマンドと各コマンドが実行する操作をコマンド名のアルファベット順に一覧にしたものです。

表 1. SE-Toolkit コマンド
コマンド コマンドにアクセス可能なブラウザー項目 システム・エンジニアリング操作
アクター・ピンの追加 アクティビティー図上でのアクション 特定のタイプのピンをアクションに追加します。詳細については、アクター・ピンの追加を参照してください。
アーキテクチャー設計ウィザード ブロック 親ブロックからそのパーツに操作およびイベント受信を割り振ることができます。詳細については、アーキテクチャー設計ウィザードによる操作とイベントの割り振りを参照してください。
アクションの自動名前変更 アクティビティー図 アクティビティー図上のアクションの名前をデフォルト名でなく「アクション」フィールドに一致するように変更します (action_0 など)。
ポートの接続 内部ブロック図 内部ブロック図のポート間のコネクターを各ポート内のタグに基づいて作成します。
基底からの MOE のコピー ブロック 属性のステレオタイプである <<moe>> すなわち有効性測定を、親のあらゆるクラスまたはブロックから、その親を継承するすべてのクラスまたはブロックにコピーします。各属性について、このオプションは「weight」タグ値をコピーします。
MOE を子にコピー ブロック キー機能ブロックの <<moe>> 属性を、ソリューション・ブロックにコピーします。
割り振りの CSV ファイルの作成 アクティビティー・ビュー
アクティビティー図
スイムレーンへのアクションの割り振りの CSV ファイルを作成します (コントロール・ファイルとしてモデルに追加)。
割り振り表の作成 アクティビティー・ビュー
アクティビティー図
この機能を利用するには、Microsoft Excel が使用可能である必要があります。スイムレーンへのアクションの割り振りについて、Microsoft Excel スプレッドシートのビューを作成します。
Harmony プロジェクトの作成 Project システム・エンジニアリング準拠プロジェクトについて Harmony の初期プロジェクト構造を作成します。詳細については、SE-Toolkit でのプロジェクトの作成を参照してください。
ポートおよびインターフェースの作成 シーケンス図
パッケージ (サブパッケージを再帰的に処理するためのオプション)
シーケンス図の分析に基づいてブロック、アクター、インターフェース上にポートを作成します。
サブパッケージの作成 ブロック 選択されたブロックのパーツについて、ネストされた分解パッケージ構造を作成します。
ユースケースからシステム・モデルを作成 ユースケース 選択されたユースケースから機能モデル要素を作成します。詳細については、ユースケース・シナリオの作成を参照してください。
テスト・ベンチの作成 アクター
パート
選択されたアクターにテスト・ベンチ・スタイルのステートチャートを作成します。
ユースケース・シナリオの作成 ユースケース 選択されたユースケースからブランクのシーケンス図を作成します。詳細については、ユースケース・シナリオの作成を参照してください。
アクティビティー・ビューの複写 アクティビティー・ビュー 選択されたアクティビティー・ビューのコピーを作成し、そのコピーからあらゆる参照シーケンス図を削除します。
初期ステートチャートの生成 パッケージ (サブパッケージを再帰的に処理するためのオプション) 一連のシーケンス図にある非アクター・ライフラインに初期ステートチャートを作成します。
N2 マトリックスの生成 内部ブロック図
オブジェクト・モデル図
構造図
この機能を利用するには、Microsoft Excel が使用可能である必要があります。選択されたダイアグラムのポート、インターフェース、およびコネクターから、N3 マトリックス形式で Microsoft Excel スプレッドシートを作成します。
機能分析のマージ ブロック FunctionalAnalysisPkg パッケージにある任意のブロックから、すべての操作、属性、およびイベント受信を、選択されたブロックにコピーします。
モデル・チェッカー 「ツール」メニュー Harmony モデル用のスタンドアロン・モデル・チェッカー。詳細については、Harmony-SE モデルの検査を参照してください。
アクティビティー・ビューの整合性検査の実行 アクティビティー・ビュー
アクティビティー図
ユースケース
アクティビティー図をそれを参照するシーケンス図と比較します。
スイムレーンの整合性検査の実行 アクティビティー図
アクティビティー
アクティビティー
アクティビティー図内の (スイムレーン内の) アクションを、スイムレーンが参照するブロック内の操作と比較します。
トレード分析の実行 パート この機能を利用するには、Microsoft Excel が使用可能である必要があります。

選択したダイアグラムには、「ソリューション」クラス (すなわち、潜在的なソリューションと、それに含まれる有効性測定 <<moe>> ステレオタイプを集約するクラス) を表すブロックまたはクラスが含まれていなければなりません。

データの取り込み クラス
ユースケース
ブロック
選択された関係タイプに基づいて、既存のダイアグラムに新規要素を選択的に取りこむことができます。
ユースケースの名前変更 ユースケース ユースケースの名前が変更されると機能モデル要素の名前を自動的に変更します。
未達成メッセージのレポート シーケンス図 選択されたシーケンス図上の未達成メッセージをすべてレポートします。
モデル実行のセットアップ アクティビティー・ビュー
ユースケース
選択されたアクティビティー・ビューまたはユースケースについて、モデル実行用のコンポーネントおよび構成を作成します。

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