< 前へ | 次へ >

レッスン 1: Rhapsody から Gateway の確認と開始

このレッスンでは、Rhapsody® Gateway で作業するために必要な環境の設定方法を説明します。
Rhapsody Gateway は、別途ライセンスを必要とする、 Rhapsody のアドオン製品です。 Gateway は、以下の環境で稼働します。
注: Rhapsody Gateway 機能の詳細説明は、「Gateway Add On のユーザー・マニュアル (Gateway Add On user manual)」を参照してください。このマニュアルにアクセスするには、Rhapsody Gateway メインメニューから、 「ヘルプ」 > 「資料」 > 「ユーザー・マニュアル」をクリックします。

Gateway がインストールされていることを確認するには、次のようにします。

  1. C または C++ の Rational® Rhapsody プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを開きます。
  2. C または C++ 用の Rational Rhapsody で、プロジェクトを選択して、右クリックし、ドロップダウン・リストから Rational Rhapsody Gateway を選択します。 Rhapsody Gateway の「カバレージ分析ビュー」が開きます。

    メイン・ビューGateway の確認

    Gateway には基本的に、メイン・インターフェースと構成ダイアログ・ウィンドウの 2 つのインターフェースがあります。 このそれぞれで、多様なビューを提供します。ビューは、ユーザーに情報を表示する方法です。 個々のビューで、データの表示および操作の方法が異なります。 要件のカバレージは、要件が要素にリンクされることを意味します。
    注: ビューおよびタブについて詳しくは、Rational Rhapsody Gateway Add On のユーザー・マニュアルを参照してください。
    • 管理ビュー (Management View) – メイン・インターフェースのデフォルトのビューに、文書を、カバレージ情報とプロジェクトに関する一般情報と共に表示します。 違反された規則がある場合はそのサマリーと、プロジェクトについて生成可能なレポートのリストを表示します。
    • カバレージ分析ビュー (Coverage Analysis View) – プロジェクト文書から要素を選択することができ、その選択した文書から 1 レベル上流および 1 レベル下流の要件カバレージを表示します。
    • 影響分析ビュー (Impact Analysis View) – 特定の文書の選択された要素と、対象とする要素のすべてのレベル (N-m)、および、プロジェクトで定義されたその他の文書から対象とされる要素のすべてのレベル (N+p) を表示します。
    • グラフィカル・ビュー (Graphical View) – グラフィック形式で、プロジェクトの文書をそのリンクと共に表示します。
    • 要件の詳細 (Requirement Details) – ビューの左上隅のドロップダウン・リストから選択した 1 つの文書についてのみ表示します。 この文書について、すべての要件、派生要件、マクロ要件、およびエンティティーを最初の欄に表示し、属性のグローバル・ビューを示す欄を動的に作成します。
    構成ウィンドウには、以下に示すような複数の構成ビューが表示されます。
    • プロジェクト – 組み込む文書、各文書のタイプ、および文書間のカバレージ関係を指定することにより、プロジェクトを構成できます。
    • タイプ – お使いのプロジェクトに新規タイプを作成するか、既存のタイプをカスタマイズすることができます。
    • スナップショット – プロジェクトのスナップショットを作成、管理、および比較することができます。
    • フィルター – 要件を分析し、特定の基準を満たす文書の要件のみを表示するカスタム・フィルターを定義することができます。
    • レポート – 新規カスタム・レポートを定義することができます。 メイン・ウィンドウで 「レポート」 > 「ライブラリー・レポート」サブメニューを使用して、デフォルトのレポート、または、カスタム・レポートを生成することができます。
    • – 「タイプ」で使用される正規表現をテストして、中間ファイルを分析することができます。
    • XML - 「タイプ」で使用される XML 構文をテストして、中間ファイルを分析することができます。
    • オプション – アプリケーションのテキストで使用するデフォルト・フォントの設定、プロジェクトに対するパスワードの設定、 環境変数の定義、およびアプリケーションのその他の多様な設定を行うことができます。
    分析のタイプでは、指定の分析対象ファイルの各要素を取り込む方法を定義します。 これはユーザーが選択します。分析のために要件が Gateway に取り込まれたときに、タイプ・エディターを使用して定義します。 DOORS® 用の 3 つのデフォルトの定義済み分析タイプは以下のとおりです。
    • Doors - 正規表現を突き合わせて要件情報を取得するために、中間ファイルが構文解析されます。
    • Doors XML – 中間ファイルが XML で作成されます。XML は、要件情報を取得するために使用されます。
    • Doors-Advanced – DOORS の分析のタイプとして、ほとんど選択されることはありません。自動生成される DOORS オブジェクト ID ではなく、属性 ReqID を要件 ID として使用するカスタマイズ・タイプです。 これには、割り振り、充足、検証を識別する一連のカスタム・リンク・タイプが含まれます。
    中間ファイルは、Doors オプションと Doors XML オプションのいずれでも自動保存されます。

    タイプは、構成ビューまたはメイン・ビューでタイプを選択して、タイプ・エディター上で確認できます。

    定義済みタイプは以下のとおりです。
    • セクション (Section) - 分析済み入力ファイルの構造を取り込みます。
    • マクロ要件 (Macro-requirement) - 要件の間の階層をサポートします。
    • 要件 - すべての要件 ID を取り込みます。
    • エンティティー - カバレージのない要素を強調表示するために、特定の要素の分析を施行します。
    • 参照 - カバレージ・リンクを取り込みます。
    • 属性 - 要件属性を取り込みます。
    • 参照属性 (Reference attribute) - カバレージ・リンクに適用される追加情報を取り込みます。
    • リンク - カバレージ・リンク以外のその他のリンクを取り込みます。
    • テキスト - 要件テキストを取り込みます。
    • ピクチャー - ピクチャーおよびダイアグラムを取り込みます。

    タイプ構成ビューを使用して、抽出される要件をカスタマイズすることができます。 これは、要件が予期したとおりにインポートされない場合、あるいは、要件のフォーマットを変更する必要がある場合に、行うことができます。

    分析のカスタマイズ・タイプは、最初から作成することができますが、通常は、デフォルト・タイプで始めて、適宜、変更を加えるのみにすることをお勧めします。

< 前へ | 次へ >

フィードバック