IBM® Rational® Rhapsody® Developer
for C を使用して、ファイルを表現するモデル要素を作成できます。ファイルは、宣言 (.h) または実装 (.c) ソース・ファイルのグラフィック表現です。
このモデル要素は、既存のファイルに大幅な変更を加えることなく、製品の機能モデリングが利用でき、さまざまな機能 (モデリング、実行、コード生成、およびリバース・エンジニアリング) を活用できます。
注: ファイルは、製品の旧版に存在したコンポーネント内のファイル機能とは異なります。この 2 つを区別するため、新しいファイルを
File in Package と呼び、古いファイル要素を
File in Component と呼びます。
File in Component は、プライマリー・モデル要素 (パッケージ、クラス、およびオブジェクト) への参照のみを含み、コード生成時の物理ファイルへマッピングを示します。
ファイル要素は、変数、関数、依存関係、型、パート、集約クラス、およびその他のモデル要素を含むことができます。ただし、ファイルのネスティングは許可されません。
この製品はファイルに対する以下のモデリング振る舞いをサポートします。
- ファイルはオブジェクト・モデル図と構造図にドラッグできる。
- FunctionalC プロファイルを使用している場合、オブジェクト・モデル図と構造図の「ダイアグラム・ツール」から「ファイル」アイコンを使用できる。
- シーケンス図にファイルをドラッグできる、またはインスタンス線をファイルとして実現化できる。
- ファイルはステートチャート図またはアクティビティー図を持つことができる。
- ファイルは明示的であり、多重度は常に 1。
- ファイルはコンポーネント・スコープ内および構成の初期化ツリー内にリストされる。派生スコープの場合に限り、ファイルは初期化ツリーに影響します。
- ファイルは別々のユニットとして定義可能であり、構成管理される。
- ファイルを所有できるのは、パッケージのみ。