実際の実行と設計されたスケジュールの比較

アプリケーションの実行後、「スケジューリング (Scheduling)」タブで予定されているスケジュールと実行ログ・ファイルから取得した実際の実行データを一緒に表示することができます。 この機能により、アクションの所要期間を短く見積もったことに起因する矛盾など、予定されたスケジュールとアクションの実際の実行の間の競合を特定できます。

手順

  1. 関連する Rational Rhapsody コンポーネントの「フィーチャー」ウィンドウを開き、「スケジューリング (Scheduling)」タブを選択します。
  2. 「実行ログの表示 (Show Execution Log)」オプションの隣にある「..」ボタンをクリックして、「実行ログ表示オプション (Execution Log View Options)」ウィンドウを開きます。このウィンドウで、特定のアクションが予定されているスケジュールと実際の実行に矛盾があるかどうかを判断するためのしきい値やログ・ファイルの場所などの情報を指定できます。
  3. 実行ログ表示オプション (Execution Log View Options)」ウィンドウを閉じたら、「実行ログの表示 (Show Execution Log)」オプションを選択します。 実行タイミング情報が予定のスケジュールと一緒に表示されます。実際の実行時間は、スケジュール済みのアクションを表す長方形内のより小さい長方形として表示されます。実際の実行と予定時間に差異が生じる場合、内側の長方形が外側の長方形からはみ出して表示されます。
  4. 「時間の矛盾を表示 (Show Time Conflicts)」オプションを選択します。
    Rational Rhapsody では、「実行ログ表示オプション (Execution Log View Options)」ウィンドウで設定する受け入れ可能なずれのしきい値を考慮し、(スケジューリング・テーブルでのアクション・スケジュールの表示と変更で説明した三角の記号を使用して) 予定の時間と実際の時間との不一致 (矛盾) を表示します。
  5. 実際のタイミング情報と元のスケジュールの比較に基づいて、画面上部の値を変更するか、画面下部のスケジュール済みのアクションを表す長方形をドラッグすることで、必要なスケジュールの変更を行います (スケジューリング・テーブルでのアクション・スケジュールの表示と変更を参照してください)。
  6. 「適用」をクリックして、モデルに変更を適用します。

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