MathWorks Simulink モデルの Rational Rhapsody モデルへの組み込み

IBM® Rational® Rhapsody® を使用すれば、MathWorks Simulink モデルを Rational Rhapsody 設計に組み込むことができます。MathWorks Simulink モデルは、UML モデル内で「Simulink ブロック」と表され、これらのブロックは Rational Rhapsody オブジェクト/パーツや他の Simulink ブロックとの対話 (データの送受信) を行うことができます。

このタスクについて

Simulink ブロックの Rational Rhapsody への組み込みでは、「ブラック・ボックス」手法が使用されます。この手法では、Simulink ブロックの入出力ポートのみが公開され、Rational Rhapsody モデル内のフロー・ポートとして表示されます。 Simulink ブロックとの間でデータを送受信する場合は、他の Simulink ブロックのフロー・ポート、または他の Rational Rhapsody オブジェクトにフロー・ポートを接続するためのリンクを使用します。 Simulink ブロックが含まれた Rational Rhapsody モデルに対してコードが生成される場合、Simulink によって生成されたコードは、Rational Rhapsody 生成コードにラップされます。

Simulink モデルに変更が加えられた場合、Rational Rhapsody プロジェクト内の Simulink モデルの表現をこの更新後のモデルと同期化することができます。

Simulink コンポーネントを Rational Rhapsody モデルに組み込むためには、以下のソフトウェアが必要です。

手順

このように Simulink コンポーネントを Rational Rhapsody モデルへ組み込むための処理は、通常以下のとおりです。

  1. Real-Time Workshop を使用して、Simulink モデルを作成します。
  2. このモデルを Rational RhapsodySimulinkBlock としてインポートします。 Simulink の入出力ポートは、SimulinkBlock 要素上アトミック・フロー・ポートとして表示されます。 (フロー・ポートを参照してください。)
  3. Rational Rhapsody モデル内の関連要素のフロー・ポートに SimulinkBlock 要素のフロー・ポートを接続します。
    注: ..¥Samples ディレクトリーには、Simulink の組み込みが含まれたサンプルの Rational Rhapsody モデルがあります。

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