コラボレーション図へのリンクの作成

「リンク」ツールは、2 つの分類子ロール間にメッセージ・リンクまたは関連ロールを描画します。 オプションとして、関連ロールに、このリンク経由で行われる通信の型を表すような名前を付けることができます。2 つのクラス (分類子ロールの実現元) 間の既存の関連のインスタンスが関連ロールとなることもあり得ます。

このタスクについて

リンクの関連ロールは、特定されない関連を意味する <Unspecified> でもかまいません。これは、設計段階 (詳細設計段階も含む) のコラボレーション図において有用です。なぜなら、ローカル変数やグローバル変数 (オブジェクト) による通信や、メソッドのパラメーター変数による通信のような関係の間では渡されないメッセージも描写できるからです。

関連ロール自体に方向性はありません。方向付き関連が割り当てられていても同じです。これは、どのクラスがフローを開始したかよりも、メッセージのトラフィックそのものに重きを置いていることを意味します。関連ロールを作成後、その関連ロールを通じて送受信されるメッセージを描画できます。

注: 関連ロールは、分類子ロール・セット間で物理的に移動できます。ただし、関連ロールから関連への接続が失われるため、この操作は標準的ではありません。関連ロールの関連は、関連終端の分類子ロールに一致するクラス間のものでなければなりません。

手順

  1. 「リンク」ボタン 「リンク」ボタン をクリックします。
  2. 分類子ロール内でクリックします。
  3. 別の分類子ロール内でクリックします。2 つの分類子ロール間にリンクが描画され、自動的に関連ロール名テキスト・ボックスが開きます。
  4. 必要であれば、関連ロールの名前を入力して Enter キーを押します。

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