プロパティーに加えて、IBM® Rational® Rhapsody® 環境の構成には、さまざまな環境変数が使用されます。 これらの環境変数は、rhapsody.ini ファイル内に 保管されます。このファイルは、通常、Windows システムでは C:¥Winnt の下にあります。
次の表は、Rational Rhapsody で使用される環境変数のリストです。 使いやすさを踏まえ、環境変数はセクション別に、 ファイル内でセクションが出現する順序でリストされています。
| 環境変数 | 説明 |
|---|---|
| General セクション | |
| OMROOT = パス | Rational Rhapsody インストール済み環境
の Share サブディレクトリーの場所を指定します。 例えば、インストール時、 宛先フォルダーに D:¥Rhapsody を指定した場合、OMROOT の 値は次のようになります。 $OMROOT = D:¥Rhapsody¥Share |
| OMDOCROOT = パス | 一部の Rational Rhapsody 資料 (PDF ファイル) の ルート・ディレクトリーを指定します。 |
| OMHELPROOT = パス | Rational Rhapsody オンライン・ヘルプのルート・ディレクトリーを指定します。 |
| RY_LICENSE_FILE | FLEXlm が必要とするライセンス情報を指定します。この変数には次の値の
いずれかが設定されます。
|
| AnimationPortNumber=6423 | アニメーション・サーバーとの通信に使用するポート番号を指定します。 |
| UseVBA = ブール値 | VBA マクロを使用できるかどうかを指定します。 例: UseVBA = TRUE |
| ReporterPLUS セクション | |
| EnableLoadOptions=TRUE | ModelSize などのロード最適化フラグの読み取りを可能にします。 |
| LoadElementReferences=TRUE | モデル要素参照のロードを可能にします。 |
| EnableWebDownload = ブール値 | 「Web からダウンロード」フィーチャーを有効または無効にします。 例: EnableWebDownload=TRUE |
| DefaultEdition = エディション | 使用する Rational Rhapsody のデフォルトのエディションを指定します。 例: DefaultEdition = Developer この変数に使用できる値は、Developer、SystemArchitect、SystemDesigner、Architect、Modeler、および ModelerCorporate です。 |
| DefaultLanguage = 言語 | Rational Rhapsody のデフォルトのプログラミング言語を指定します。 例: DefaultLanguage = c++ この変数に使用できる値は、c++、cpp、c、java、ada、csharp です。 |
| ImplementBaseClasses=TRUE | 暗黙的要求で、「基底クラスの実装」ウィンドウを表示するかどうかを
制御します。デフォルトでは、このウィンドウは明示的に開かないと
表示されません。 ウィンドウで「このウィンドウを自動的に表示」チェック・ボックスを選択すると、Rational Rhapsody によってこの行が rhapsody.ini ファイルに書き込まれます。必要な場合は、この行を直接 rhapsody.ini ファイルに追加し、ウィンドウが自動的に表示されるようにできます。 |
| RHAPSODY_AFFINITY = 数値 | Rational Rhapsody プロセスのアフィニティーを設定します。
この変数は、使用可能なプロセッサーが複数存在すると Rational Rhapsody で問題が発生する状況に対応するために設計されました。 例えば、 Rational Rhapsody をシングル・プロセッサーで 実行するには、次の行を rhapsody.ini ファイルに追加します。 RHAPSODY_AFFINITY=1 値をゼロにしたり、この 変数が存在しないと、このメカニズムは無効になります。 |
| NO_OUTPUT_WINDOW=TRUE | リバース・エンジニアリング (RE) メッセージの 出力ウィンドウを使用不可にして、パフォーマンスを高めます。RE メッセージは、ファイル ReverseEngineering.log 内に記録されます。 |
| Helpers セクション | |
| name<#>= ストリング | ヘルパーの名前を指定します。 例: name1=Reverse Engineer Ada Source Files |
| command<#> = .exe への パス | ヘルパーの呼び出しコマンドを指定します。 例: command1=J:¥Rhapsody5¥ |
| initialDir<#> = パス | ヘルパーの初期ディレクトリーを指定します。 例: initialDir1=J:¥Rhapsody5¥ |
| isVisible<#> = 0 または 1 | ツール・メニューにヘルパーを表示するかどうかを
指定します。 例: isVisible1=1 |
| isMacro<#> = 0 または 1 | ヘルパーが VBA マクロかどうかを指定します。 例: isMacro1=0 |
| arguments<#> = ストリング | ヘルパーのコマンド行引数を指定します。 例: arguments1=-mode IMPORT |
| numberOfElements = 数値 | ヘルパーの数を指定します。 例: numberOfElements=1 |
| CodeGen セクション | |
| ExternalGenerator = パス | 外部ジェネレーターへのパスを指定します (外部ジェネレーターを
使用する場合)。 例: ExternalGenerator= この変数は、 IBM Rational Rhapsody Developer for Ada にのみ適用されることに注意してください。 |
| Tip セクション | |
| TimeStamp = | Rational Rhapsody のインストールを実行した日時を指定します。 例: TimeStamp=Mon
Apr 21 |
| StartUp = ブール値 | Rational Rhapsody の始動時に「本日のヒント」を表示するかどうかを指定します。 例: StartUp = 1 |
| Animation セクション | |
| ViewCallStack = 0 または 1 | 次回のアニメーション・セッションでコール・スタックを
表示するかどうかを指定します。 例: ViewCallStack=0 |
| ViewEventQueue = 0 または 1 | 次回のアニメーション・セッションでイベント・キューを
表示するかどうかを指定します。 例: ViewEventQueue=0 |
| BarsLayout セクション | |
| BrowserVisible = ブール値 | 前回のセッションの設定に従って、ブラウザーを
表示するかどうかを指定します。 例: BrowserVisible=TRUE |
| FeaturesVisible = ブール値 | 前回のセッションの設定に従って、「フィーチャー」ウィンドウを
表示するかどうかを指定します。 例: FeaturesVisible=FALSE |
| FeaturesFloating = ブール値 | 前回のセッションの設定に従って、
「フィーチャー」ウィンドウを浮動させるか連結するかを
指定します。 例: FeaturesFloating=TRUE |
| BrowserFloating = ブール値 | 前回のセッションの設定に従って、
ブラウザーを浮動させるか連結するかを
指定します。 例: BrowserFloating=FALSE |
| Bar<#> | 各ツールバーに対応した設定をグループ化します。 例: [BarsLayout-Bar29] |
| BarsLayout-Summary セクション | |
| Bars = 数値 | ツールバーの数を指定します。 例: Bars=30 |
| ScreenCX = 解像度 | ユーザーの画面解像度の X スケールを
指定します。 例: ScreenCX=1024 |
| ScreenCY = 解像度 | ユーザーの画面解像度の Y スケールを
指定します。 例: ScreenCY=768 |
| Plug-in セクション | |
| MTT<Version number> = パス | TestConductor DLL へのパスを
指定します。 例: MTT4.1=L:¥Rhapsody¥v41¥ |
| Tornado セクション | |
| DefaultTargetServerName = ストリング | Tornado で使用するデフォルトのターゲット・サーバー名を指定します。 |
| RecentFilesList セクション | |
| File<#> = パス | 最近ロードされた .rpy ファイルを
リストします。リストできるファイルの最大数は 4 です。 例:
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