アニメーション化したシーケンス図の表示
シーケンス図は、チャートに含まれるインスタンス間のメッセージのやり取りを表示します。シーケンス図は、相互に作用するオブジェクト間のコミュニケーションを表す簡潔な方法です。
アニメーション化したシーケンス図を開く
アニメーション化されていないシーケンス図をアニメーション化されたバージョンで開くことができます。
インスタンス線の追加と削除
アニメーション化シーケンス図にインスタンス線を追加するには、インスタンス線ツールを使用してインスタンス線を作成し、インスタンスに名前を付けるかブラウザーからインスタンスをドラッグします。
アニメーション化インスタンスの自動作成
アニメーション化インスタンスの自動作成を設定すると、シーケンス図上にアニメーション化インスタンス線を自動作成できます。つまり、実行時インスタンスを作成したときにアニメーション化シーケンス図に表示できます (通常は、アニメーション・セッション中に作成されたインスタンスの操作が呼び出されるのを確認するためには、そのインスタンスを
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ブラウザーからアニメーション化シーケンス図にドラッグする必要があります)。しかし、シーケンス図のインスタンス線名に表記が追加されていると、アニメーションの実行時に、アニメーション化インスタンスを製品に自動作成させることができます。つまり、特定のクラスにマークを付けることで、実行時にアニメーション化シーケンス図上に、シーケンス図インスタンスを自動作成できます。
アニメーション化したシーケンス図での状態遷移の表示
アニメーション化シーケンス図は、状態に入場するオブジェクトのイベントを表示することで、アニメーション化ステートチャートを相互参照できます。
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では、 状態マークは、オブジェクトがシーケンス図内の特定の時点で特定の状況または状態にあることを示します。
システム境界
システム境界は、実行に参加しているが自分用のラインを持たないすべてのインスタンスと接続しています。つまり、送信および受信インスタンスの両方がアニメーション化シーケンス図にインスタンス線を持つ場合、メッセージは 2 つのインスタンス線間に描かれます。
メッセージのアニメーション
アニメーション化したシーケンス図に、さまざまなメッセージ矢印が作成されます。
アニメーション化したシーケンス図のメッセージ表示の制限
多数のメッセージを含むシーケンス図のアニメーションを実行する場合、システムの仮想ストレージが不足する可能性があります。
SequenceDiagram::General::MaxNumberOfAnimMessages
プロパティーと
SequenceDiagram::General::OnReachedMaxAnimMessages
プロパティーを使用して、一度に表示されるメッセージ数を制限することで、その問題を防ぐことができます。
アニメーション化したシーケンス図メッセージの抑止
メッセージがアニメーション化されたシーケンス図に表示されるかどうかは、多くのプロパティーで制御されます。
データ・フロー
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のアニメーションは、データ・フロー矢印の表記を使用してフロー・ポート間のデータの流れも表現します。
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