コード中心モードのラウンドトリッピング

コード中心のシナリオでは、 IBM® Rational® Rhapsody® を使用して、 非コード関連要素をモデルに追加せずに、コードを視覚化できます。 そのようなシナリオでは、Rational Rhapsody を使用して、 コード全体をリバース・エンジニアリングしてから、強制ラウンドトリップを使用して、後から行われたすべてのモデル変更を保存できます。

このタスクについて

Rational Rhapsody コード中心モードは、 このコード・ベースのフォーカスと非コード関連要素をモデルに追加する機能を組み合わせるように設計されています。

コード中心モードでは、製品は、コードに行った変更をすべて、変更の大きさに関係なく、モデルにラウンドトリップします。 それと同時に、Rational Rhapsody によって、 要件などの非コード関連要素をモデルに追加して、モデル内のその情報を永続的に保持できます。 コードに対する変更のラウンドトリッピングは、モデルに組み込んだ非コード関連要素にはまったく影響を及ぼしません。

モデルへのコード変更のラウンドトリッピングを開始する方法は複数あります。

コード中心モードでのラウンドトリッピングとモデル中心モードでのラウンドトリッピングとの最も重要な違いは、以下のとおりです。 モデル中心モードでは、コード生成は常に、手動のコード変更がモデルにインポートされた後に実行されます (このため「ラウンドトリッピング」と呼ばれます)。 一方、コード中心モードでは、Rational Rhapsody は、変更がモデルにインポートされた後にコードを再生成しません (片方向のみのプロセスです)。

ソース・コードが入っているフォルダー内にファイルを作成した場合には、製品は、次回のラウンドトリップ時に含まれる要素をモデルにインポートします。

注: ソース・コードが入っているフォルダーに新しいファイルを追加すると、個々のファイルの指定とは異なり、「リバース・エンジニアリング」ウィンドウで過去にそのフォルダーを選択している場合にのみ、含まれる要素がモデルにインポートされます。

コード変更をモデルにラウンドトリップすると、オブジェクト・モデル図もそれに応じて更新されます。 このデフォルトの振る舞いをオフにするには、ObjectModelGe::AutoPopulate::EnabledOnUpdateModel プロパティーの値を変更します。


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