Rational® Rhapsody® にはさまざまなタイプのオートコンプリートが用意されており、
モデル要素をコードに組み込みやすくなっています。
ユーザー・インターフェースには、コードを作成するための多数の領域があります (例えば、操作の「フィーチャー」ダイアログの「実装」タブ)。
オートコンプリートにより、要素のドロップダウン・リストが用意されるため、作成しているコードにモデル要素を組み込みやすくなります。
リストに組み込まれる要素は、現行コンテキストに基づきます。
オートコンプリートは、以下の領域で使用できます。
- 操作の「フィーチャー」ダイアログの「実装」タブ
- コンストラクターの「フィーチャー」ダイアログの「一般」タブにある「イニシャライザー」フィールド
- 内部コード・エディター
- アクティブ・コード・ビュー
- 状態アクション (入場時のアクション、退場時のアクション、状態での反応)
- ステートチャートでの遷移 (ガード・フィールドおよびアクション・フィールド)
- シーケンス図 (メッセージ名、アクション・ブロック、状態マーク)
使用可能なオートコンプリートのタイプには以下のものがあります。
- Ctrl+スペースを入力することで、すべてのモデル要素のリスト、または既に入力した文字から始まるモデル要素のリストが得られます。
- クラスまたはオブジェクトの名前を入力した後に、「.」と入力することで、メンバーのリストが得られます。
C および C++ では、ポインターを間接参照する必要がある場合に、「->」と入力できます。
- ドロップダウン・リストからイベントを選択すると、イベントを生成するための関連コード (例えば、GEN(evOn())) が得られます。
- 列挙型の名前を入力して、続けて「::」と入力すると、列挙型リテラルのリストが得られます。
- ポートを引数として取るマクロの名前 (OUT_PORT など) を入力すると、プレースホルダー引数が表示されます。
プレースホルダー引数を削除すると、選択可能なポートのリストが表示されます。ポートとイベントの両方を引数として取るマクロについても、同じメカニズムが使用されます。
- シーケンス図でメッセージを描画する際に、Ctrl+スペースを入力すると、使用可能なメッセージのリストが得られます。
アクション・ブロックおよび状態マークでは、Ctrl+スペースを使用して、関連要素のリストを得ることもできます。