このタスクについて
この関係には、以下の項目が含まれています。
- 依存関係では、ある要素が正しく機能するには、別の要素が提供する情報を必要とする関係を示します。コンポーネント図では、任意のコンポーネント、ファイル、またはフォルダー間で依存関係を設定できます。
- インターフェースでは、振る舞いやデータの処理方法を公に定義する一連の操作を示し、内部の知識は不要です。コンポーネント図で定義するインターフェースは、コンポーネント間のインターフェースのみです。
コンポーネント とは、1 つの物理的なサブシステムであり、具体的には、ライブラリーや実行可能プログラム、またはスクリプト、コマンド・ファイル、ドキュメント、データベースなどのソフトウェア構成部品を意味します。この役割は、複数のライブラリーや実行可能プログラムで構成される大規模システムのモデリングでは重要です。例えば、IBM® Rational® Rhapsody® 自体も、グラフィック・エディター、ブラウザー、コード・ジェネレーター、アニメーターなど多数のコンポーネントで構成されています。
コンポーネント図は、モデルの物理ファイル階層を定義して整理するのに役立ちます。デフォルトの Rational Rhapsody 指定を使用する代わりに、モデル要素を特定のファイルに入れるよう割り当てることができます。つまり、ファイルを直接フォルダーまたはコンポーネントに入れ、フォルダーをコンポーネントに入れることができます。
このセクションでは説明しますが、コンポーネント図に含まれていないコンポーネントの 1 つの機能は、コンポーネントの一部である構成の作成方法です。構成は、コンポーネント図には含まれません。構成は、ターゲット環境、必要な初期化、コード生成前にモデルに対して行うチェックなど、コンポーネントをどのようにビルドするかを指定するものです。詳細については、構成を参照してください。
以下に、コンポーネント図を示します。