GEN

GEN コマンドでは、実行可能プログラム内のオブジェクトに対してイベントを生成できます。このコマンドはパラメーターの有無に関わらず実行できます。

構文

<instanceName>->GEN(<eventName>(<parameterName>
   [, <parameterName>]*))
<instanceName>->GEN(<eventName>())
<instanceName>->GEN(<eventName>)

引数

instanceName

インスタンスまたはナビゲーション式の正規の名前を指定します。

正規の名前には以下のものがあります。

eventName

生成するイベントの名前を指定します。イベントがパラメーターを必要とする場合、それを GEN コマンドに入れます。

イベントがパラメーターを持つ場合、GEN コマンドがイベントに正しい数と正しい型のパラメーターを与えます。例えば、XX(int, B*, char*) と定義され、BIBM® Rational® Rhapsody® で定義されているクラスであるイベント X を生成する場合、以下のように入力します。

A[1]->GEN(X(3,B[5],"now")) 
または
A[1]->GEN(X(1,NULL,"later"))

イベントのパラメーターが Rational Rhapsody で定義されているクラスへのポインターではない場合 (例えば、intchar*、または userType (ここで userTypeRational Rhapsody 外で定義されたユーザー定義型))、トレーサーは、ユーザーが入力した文字の正しい解釈を C++ 演算子 >> (istream&) またはテンプレート string2X(T& t) に任せます。A[1]->GEN(Y(1)) は、演算子 >> が文字 1 を整数 1 に変換するため動作しますが、
A[1]->GEN(Y(one)) は、演算子 >> が文字「one」を整数に変換しないため動作しません。同様に、Rational Rhapsody の外部で定義した型を使用する場合、トレーサー経由でその型をイベントに送りたいならば、その型用の演算子 >> 操作を提供する必要があります。


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