ファイルの作成

コンポーネントが所有するファイルは、コンポーネントをビルドするために一緒にコンパイルされます。各ファイル内に生成されるモデル要素、ファイル名、およびディレクトリー・パスを指定できます。またブラウザー内にファイルを作成し、それをコンポーネント図にドラッグ・アンド・ドロップできます。

このタスクについて

ファイルは、コンポーネント内またはフォルダー内に配置される必要があります。

注: ファイルには別の要素を含めることはできません。

手順

  1. ブラウザー内の「コンポーネント」を右クリックして、「新規追加」 > 「ファイル」を選択します。「ファイル」ウィンドウが開きます。
  2. 最初に、ファイル名を入力して、システムが生成した名前を上書きします。「適用」をクリックして名前を保存し、ウィンドウを開いたままにしておきます。ダイアグラムおよびブラウザー内の新しいファイルが関連付けられているコンポーネントの下に、新しいファイル名が表示されます。
    注: ファイルはコンポーネントまたはフォルダーの要素でなければなりません。コンポーネント図がプロジェクト・ノードの下にある場合、フォルダーはまだコンポーネントには関連付けられていません。まずコンポーネントを作成し、次にファイルをコンポーネント内に描画することで、コンポーネント下にファイルを配置できます。ダイアグラムが既に既存のコンポーネント下にネストされている場合は、ダイアグラム・エディター内の「フリー・スペース」にファイルを描画できます。
  3. 必要に応じて、その他のフィールドを変更し、ファイルを定義します。
    • 「パス」で、ファイルを生成する場所を、構成ディレクトリーからの相対パスで指定します。このフィールドが空白の場合、ファイルは構成ディレクトリー内に生成されます。
    • 「ファイル・タイプ」で、生成するファイルのタイプを指定します。宣言ファイルにはすべての要素の仕様が含まれます。実装ファイルにはそれらの実装が含まれます。以下のように、接尾辞によって区別されます。
      表 1. 実装ファイルおよび仕様ファイルの言語別接頭辞
      ファイル・タイプ C++ C Java
      実装 .cpp .c .java
      仕様 .h .h 適用外

      以下の値のいずれかを選択してください。

      • 論理 - 実装および仕様の両ファイルを作成します。
      • 宣言 - 宣言ファイルのみを生成します。このファイルに割り当てられたすべての要素の仕様と実装の両方がこのファイル内に生成されます。
      • 実装 - 実装ファイルのみを生成します。このファイルに割り当てられたすべての要素の仕様と実装の両方がこのファイル内に生成されます。
      • その他 - 「名前」フィールドに指定された名前と拡張子を持つ 1 つのファイルを生成します。 このファイルに割り当てられたすべての要素の仕様と実装の両方がファイル内に生成されます。
    • 要素 - ファイルにマップされる要素をリストします。ファイルに明示的にマッピングされない要素は、IBM® Rational® Rhapsody® が通常、構成ディレクトリー内のこれらの要素用に生成するデフォルト・ファイル内に生成されます。
    • 環境設定 - ユーザーの環境からの設定値が入力されます。フィールドの説明は以下のとおりです。
      • 環境 - この読み取り専用フィールドで、アクティブ構成に選択される環境 (Microsoft や Solaris2 など) を指定します。個々のファイルについては環境を変更できません。
      • ビルド・セット - この読み取り専用フィールドで、アクティブ構成のビルド設定(デバッグ・モードまたはリリース・モード) を指定します。個々のファイルについてはビルド設定を変更できません。
      • コンパイラー・スイッチ - 構成のコンパイラー・スイッチを指定します。コンパイラー・スイッチは、デフォルトでは構成に使用されるスイッチに設定されますが、個々のファイル用にオーバーライドすることができます。
      • リンク・スイッチ - アクティブ構成のリンクに使用されるリンク・スイッチを指定します。個々のファイルについてはリンク・スイッチを変更できません。
    • 説明 - 要素を説明します。このフィールドはハイパーリンクを含むことができます。詳細については、プロジェクト・ユニットの使用を参照してください。
  4. 「OK」をクリックします。

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