構成リストの「フィーチャー」ウィンドウの「検査」タブには、選択可能な検査がすべてリストされます。
このタスクについて
以下の図に示すように、「検査」タブにはいくつかの列があります。
- 「名前」は、実行する検査を記述します。例えば、「属性が状態と同じ名前です」では、属性と状態が同じ名前を持っているかどうかを検査します。
デフォルトでは、可能なすべての検査が選択されています。チェックを組み込まないようにするには、該当するチェック・ボックスの選択を解除します。一部の検査が選択されていないときに、
すべての検査を選択する場合には、「すべて選択」ボタンをクリックします。
(特定の検査のみを選択しやすくするために) すべての検査の選択をいったん解除する場合は、「すべて選択解除」ボタンをクリックします。
長い名前は省略表示されていますが、マウス・ポインターをその名前の上に置くと、フルネームがツールチップに表示されます。
- 「ドメイン」は、検索されるモデルの領域を指定します。いずれかのドメインに属する検査を選択して、検査のスコープを制限することができます。考えられる値は以下のとおりです。
- Class Model (クラス・モデル) - モデルの構造に関する部分を検索します。
- Statechart (ステートチャート) - モデルの振る舞いに関する部分を検索します。
- Common (共通) - モデルの構造と振る舞いの両方に関する部分を検索します。例えば、「デフォルト名」は、クラスまたは状態のデフォルト名を検査します。
- AR3x_BMT - AR3x_BMT ドメインを検索します。
- AUTOSAR - AUTOSAR ドメインを検索します。
- MicroC - MicroC ドメインを検索します。
- これら以外にも、ユーザー定義の外部検査のドメインが存在する場合もあります。
- Severity (重大度) - 検査対象条件が、エラー (
)、
警告 (
)、
通知 (
) のいずれになるのかを指定します。
下表に、コード生成停止の原因となるエラーを示します。
表 1. コード生成停止の原因となるエラー| 名前の競合 |
- 属性に状態と同じ名前が付けられています。
- 他のサブシステムに同じ名前のクラスがあります。
- イベントと生成された状態クラスの名前が同じです。
- イベントにクラスと同じ名前が付けられています。
|
| その他のエラー |
- デフォルト状態を持たない Or 状態が存在します。
- 非直交状態へのフォーク。
- 非直交状態からのジョイン。
- 未解決イベントへの参照。
- 未解決の関係クラスへの参照。
- 未解決スーパークラスへの参照。
- 対称 (シンメトリック) リンクの事前条件が満たされていない。
|
- Integrity (整合性) - モデルの正確さ (Correct) についてチェックするのか、モデルの完全性 (Complete) についてチェックするのかを指定します。
表示順を変更するには、並べ替えのキーにしたい列の見出しをクリックします。
どのチェックを実行するかを制御できます。モデル検査を実行すると、
定義済みのコード生成検査が自動的に実行されます。
手順
実行する検査を指定するには、以下の手順を行います。
- モデルを開きます。
- 検査対象のコードを持つモデルの構成を、アクティブ構成に設定します (アクティブ構成の設定を参照)。
- アクティブ構成の「特性」ウィンドウを開き、「検査」タブを選択します。
以下のいずれかのアクションを行います。
- を選択する。
「検査」タブが選択された「特性」ウィンドウが開きます。
- メイン・ブラウザーで、アクティブ構成をダブルクリックし、「検査」タブを選択する。
- 必要に応じて以下のいずれかの操作を行います。
- すべての検査を選択するには、「すべて選択」ボタンをクリックする。
- 実行する検査のみを選択しやすいようにすべての検査の選択を解除するには、「すべて選択解除」ボタンをクリックする。その後、実行する検査を選択する。
- 不要なチェックのチェック・ボックスの選択を解除する。
- 1 つ以上の検査を右クリックして、適宜、「選択」、「選択解除」、「選択の反転」を選択する。
- 「OK」をクリックします。