固定小数点変数を使用する場合は、以下の点に注意してください。
- サポートされている演算は、固定小数点変数にのみ使用でき、固定小数点計算の結果には使用できません。例えば、演算 FXP_ASSIGN_SUM(FXP_ASSIGN_SUM(varA,varB),varC) は使用できません。
- 演算は固定小数点変数に対してのみ可能です。固定小数点変数と通常変数の組み合わせにこれらの操作を行うとコンパイル・エラーが発生します。
- 指定できるシフトの範囲は、0 から (ワード・サイズ - 1) です。IBM® Rational® Rhapsody® は、変数用に入力されたシフトがこの範囲内にあることを検査しません。
- 固定小数点変数を引数として持つ関数を呼び出す場合、関数に与えた変数は、引数に定義したのと同じ固定小数点特性 (ワード・サイズとシフト) を持つことを確認してください。
- 固定小数点変数を返す関数を呼び出す場合、戻り値を返す変数が引数に定義したのと同じ固定小数点特性 (ワード・サイズとシフト) を持つことを確認してください。
- プログラマーは、固定小数点変数の演算の結果算術あふれが発生する可能性を考慮する必要があります。
- プログラマーは、固定小数点変数の演算の結果精度が低下する可能性を考慮する必要があります。