特定タイプの要素の処理方法を変更するには、単純化を制御するプロパティーを変更します。モデル要素のタイプごとに、モデルの変換時にその処理方法を決定するプロパティーがあります。例えば、Simplify、SimplifyConstructors、SimplifyDestructors など。
こうしたプロパティーのそれぞれは、以下の値のいずれかをとります。すべての Simplify プロパティーでこれらの値が示されるわけではありません。
- None。単純化モデルでは、要素は無視されます。
- Copy。要素はオリジナルから単純化モデルにコピーされただけです。まったく変更されません。
- Default。IBM® Rational® Rhapsody® で定義されている標準の単純化がこの項目に使用されます。
- ByUser。ユーザーが提供するカスタマイズされた単純化が使用されます。
- ByUserPostDefault。ユーザーが提供するカスタマイズされた単純化が使用されますが、これはその要素に対する Rational Rhapsody の標準の単純化が適用された後に限られます。
単純化プログラムをカスタマイズするには、Simplify プロパティーを使用できます。
事前定義の拡張ポイント (「フック」とも呼ばれるもの) を使用して、ユーザーがカスタマイズした単純化プログラムを追加できます。カスタム単純化プログラムは、標準モデル API を使用してコード・モデルを処理します。クラス、属性、操作などの 1 次要素には、事前定義の単純化プログラム・フック (C_CG::Attribute::Simplify や C_CG:Configuration:SimplifyMainFiles など) があります。