モデルからのダイアグラムの取り出し

このタスクについて

最初のステップでは、モデルのすべてのダイアグラムを含む文書を生成するテンプレートを作成します。

上記の 1 つ目のメソッドを使用すると、テンプレートでは、テンプレートのビルドに使用したものと同じ名前を持つダイアグラムのみが選択されます。

2 つ目のメソッドでは、IBM Rational Rhapsody モデル内に存在する可能性のあるモデル要素のタイプを表す汎用要素が使用されます。 汎用要素を使用すれば、どのモデルでも使用できるテンプレートが作成されます。汎用要素の使用にはもう 1 つの利点があります。それは、一般的にモデル要素よりも汎用要素を使用した方がテンプレートを早くビルドできる点です。

モデルからダイアグラムを取り出すには、以下の手順を実行します。

手順

  1. モデル・ビューで、All Metaclasses を展開します。

    All Metaclasses の下の汎用要素は、モデル内にあるそのタイプのすべてのモデル要素を表します。例えば、CollaborationDiagram はモデル内のすべてのコラボレーション図を表し、ComponentDiagram はモデル内のすべてのコンポーネント図を表し、Class はモデル内のすべてのクラスを表します。
  2. CollaborationDiagram ノードをクリックして、それをテンプレート・ビューにドラッグします。
  3. ダイアグラム・ノードごとに繰り返します。反復ノードと反復サブノードがテンプレート・ビューに作成されます (下図参照)。
    モデル・ビューのすべてのメタクラス・ウィンドウ
  4. 反復ノードをクリックして、「テキスト」タブに表示される情報に注目してください (下図参照)。生成された文書では、この情報がダイアグラムを含む文書のセクションの冒頭で一度表示されます。
  5. 反復サブノードをクリックして、再度「テキスト」タブに注目してください。定形句 (黒色) と属性 (青色) が表示されています (下図参照)。生成された文書では、このノードに関する情報が、モデルから取り出されたダイアグラムごと に表示されます。この場合、文書には各ダイアグラムの名前を含む見出しが付けられます。
    コラボレーション図の反復サブノードのウィンドウ

タスクの結果

デフォルトのテキストと属性は「テキスト」タブに追加されます。テキストは編集したり除去したりすることができます。属性によって、モデルから取り出す情報が指定されます。例えば、«$name» 属性は、生成された文書内のダイアグラムの名前を示します。テキストと属性は後のタスクでさらに追加します。


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