ステートチャートの設計

ステートチャートは、オブジェクトがイベントや操作に対してどのように反応するかを指定して、オブジェクトの振る舞いを定義します。 反応は、状態間の遷移の実行であり、そして何らかのアクションの実行でもあり得ます。アニメーション・モードで実行している場合は、状態間の遷移が強調表示されます。

ステートチャートでは、あるクラスのインスタンスの実行時の振る舞いを定義します。ステートチャートにおける 1 つの状態とは、オブジェクトが存在しているモードを抽象化したものです。メッセージが、1 つの状態から別の状態への遷移をトリガーします。メッセージは、イベントまたはトリガーされた操作のいずれかです。1 つのオブジェクトは、他のオブジェクトから送信された両方の種類のメッセージを受信できます。オブジェクトは、自己に送信したイベント (自分宛メッセージ) を常に受信できます。Rational® Rhapsody® では、ステートチャートはオブジェクト指向パラダイムの一部です。複雑なクラスほどステートチャートを必要とし、簡単なクラスには不要です。

以下の例に示すように、ステートチャートを持つクラス内の操作や属性を使用して、ガードやアクションを定義します。

ガードおよびアクションを持つステートチャート

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