Rational Rhapsody 7.5.3.1 へのマイグレーション

IBM® Rational® Rhapsody® 7.5.3.1 で行われた変更の結果、前のバージョンの製品で作成されたプロジェクトを開いたときに、ここで説明する問題が発生する可能性があります。

MSVC9 環境 - デフォルト・プロパティー値の変更

64 ビット・サポートを提供するために、バージョン 7.5.3.1 では、ファイル msvc9make.bat を変更し、これに対応する変更をプロパティー InvokeMake とプロパティー BuildFrameworkCommand のデフォルト値に行って、CPP_CG::MSVC9、CPP_CG::MSVC9DLL、CPP_CG::MSVC9StandardLibrary、および C_CG::MSVC9 の各環境に対応しました。

これらのプロパティーのデフォルト値には、msvc9make.bat に渡される 3 番目のパラメーターが組み込まれました。

これらの環境に対応するこれらのプロパティーのいずれかの値をオーバーライドし、独自のパラメーターを組み込んだ場合、これらは新しく追加されたパラメーターと競合します。 この問題を解決するには、これらのプロパティーに使用する値を更新して、3 番目のパラメーターとして $CPU 変数を組み込みます。

$CPU 変数は、プロパティー CPU の値を表します。これは、7.5.3.1 で MSVC9 メタクラスに追加されました。 CPU プロパティーの値は、以下の文字列の 1 つに設定する必要があります。

Make ファイルの生成

バージョン 7.5.3.1 より前では、Rational Rhapsody によって生成された Make ファイルは、プロパティー DefaultImplementationDirectory およびプロパティー DefaultSpecificationDirectory の値を考慮しませんでした。 これは、バージョン 7.5.3.1 で修正されました。 このため、このバージョンの Rhapsody でコードを生成する場合と、前のバージョンで生成する場合では、Make ファイルに違いが存在することがあります。


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