レポート・テンプレートの作成

Rational® Publishing Engine Document Studio を使用すると、レポート・テンプレートを作成し、レポートの対象にするデータ・タイプのスキーマをロードし、パレット・ツールを使用してレポートのレイアウトを設計できます。レポート・テンプレートのファイル名拡張子は .dta です。このコンテンツは 7.6.1 以降のバージョンに適用されます。

始める前に

Rational Publishing Engine Document Studio バージョン 1.1.2 以降を開き、RPE Studio パースペクティブを表示しておく必要があります。どの Rational Rhapsody® モデルをレポートの対象にするかを知っていなければならず、レポートの対象にするモデルを含む Design Management プロジェクトのメンバーになっていなければなりません。

既存のデータ・スキーマに Rational Rhapsody モデルのスキーマを追加できます。例えば、コメントおよびリンクのデータ・ソースを含んだテンプレートを既に作成している場合は、そのテンプレートを使用することもできます。

手順

  1. 次のいずれかの手順を実行します。
    1. Rational Publishing Engine Document Studio の RPE Studio パースペクティブで、「ファイル」 > 「新規」 > 「文書テンプレート」をクリックします。
    2. 既存のレポート・テンプレートを開きます。例えば、コメントおよびリンク用のコラボレーション・スキーマを含んだテンプレートを使用することもできます。
  2. リソースのタイプに対するスキーマをインポートします。 「データ」 > 「スキーマ・ディスカバリー」 > 「REST スキーマ・ディスカバリー」をクリックし、ウィザードの各ページに情報を入力してください。
    1. 「基本構成」ページで、次のフィールドに値を指定します。
      • 「名前」: 返されるスキーマのタイプを識別する名前を指定します。例えば、Rhapsody モデル・スキーマをインポートする場合、 このフィールドに「Rhapsody モデル・スキーマ」などと指定します。このスキーマ名は、エディターのアウトライン・ビューで編集することもできます。
      • 「ベース URL」: Design Management アプリケーションのホスト名とポート、およびそのレポート作成サービスを含んだ URL を、次の例に示す形式で指定します。https://fully_qualified_host_name:9443/dm/reporting
      • 「認証タイプ」: リストから、「OAuth」を選択します。
      • 「ユーザー」「パスワード」: Design Management アプリケーションのリソースへのアクセス権限を付与するユーザー名とパスワードを指定します。
    2. 「次へ」をクリックします。

    「データ・サービスを使用してリソースの位置を指定」ページ (スキーマ・ページともいう) に、ベース URL に存在するレポート・アダプターのスキーマが表示されます。

  3. スキーマ・ページの「XML スキーマ」ペインで、 ナビゲーションを展開して「アダプター」要素を選択します。 「要素属性」ペインで、「AdaptorName」チェック・ボックスと、リソースについて表示する必要のあるその他の属性を選択して、「次へ」をクリックします。 「データ・サービスで検索されたリソース URL の選択」ページ (リソース・ページともいう) に、 使用可能なアダプターのリストが表示されます。レポート作成サービスのベース URL については、これらのリソースは関連するメタモデルをグループ化する論理ドメインに対応します。
  4. リソース・ページの「/AdaptorName」列で、「rhapsody」をクリックし、「次へ」をクリックします。 スキーマ・ページに、Jazz™ プロジェクトをディスカバーするスキーマが表示されます。
  5. スキーマ・ページの「XML スキーマ」ペインで、 ナビゲーションを展開して、プロジェクト・リストからプロジェクトを選択します。「要素属性」ペインで、「name」チェック・ボックスと、リソースについて表示する必要のあるその他の属性を選択して、「次へ」をクリックします。 使用可能な Jazz プロジェクト領域のリストが表示されます。
  6. リソース・ページで、プロジェクト領域を選択して「次へ」をクリックします。 スキーマ・ページに、特定の Jazz プロジェクト領域にある Rhapsody モデルをディスカバーするスキーマが表示されます。
  7. スキーマ・ページの「XML スキーマ」ペインで、 ナビゲーションを展開して「rhapsody/ModelList/Model」をクリックします。 「要素属性」ペインで、「name」チェック・ボックスと、モデルについて表示する必要のあるその他の属性を選択して、「次へ」をクリックします。 リソース・ページに、モデルのリストが表示されます。
  8. リソース・ページで、リソースを選択した後、次のいずれかの手順を実行します。
    • 選択したリソースのスキーマを表示するには、「次へ」をクリックします。 最上位レベルのレポート作成ドメインに対して定義されたデータ・タイプを探索するには、手順 3 および 8 を繰り返して、インポートするデータ・タイプ・スキーマを表すリソースが、ウィザードのリソース・ページに表示されるようにします。
    • 選択したリソース用のスキーマをレポート・テンプレートにダウンロードするには、「終了」をクリックします。

      対応するスキーマがテンプレートにインポートされ、RPE Studio パースペクティブの「データ・ソース・スキーマ」ビューに表示されます。このビューからは、レポート・テンプレートをカスタマイズするためにスキーマ要素にアクセスできます。

  9. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。

タスクの結果

Rational Publishing Engine で、コンソール・ビューにエラーが出ていないかどうかチェックします。 これ以降、テンプレート・エディターでパレットからテンプレートに要素をドラッグすることによって、テンプレートをカスタマイズしてレポート・レイアウトを作成できます。

Rational Rhapsody Design Management のデータを抽出する方法について詳しくは、Design Management レポート作成チュートリアルのレッスン 11 を参照してください。このトピックの最後にある関連リンクを参照してください。

「REST スキーマ・ディスカバリー」ウィザードを使用して Design Management アプリケーション内のリソースを検索することの詳細は、Design Management レポート作成チュートリアルの『REST ディスカバリー・ウィザード』セクションを参照してください。

パレットから、コンテナー、段落、テキスト・フィールドなどのコントロールをレポート・テンプレートに追加した後は、データ・ソース・スキーマのプロパティーをテンプレート内のコントロールと関連付けることができます。

テンプレートをカスタマイズした後、レポートを生成できます。


フィードバック