既存の Rational® Rhapsody® サブジェクト、メタクラス、およびプロパティーをカスタマイズしたり、
または新しく作成することができます。
このタスクについて
サブジェクト、メタクラス、およびプロパティーを作成または
変更する理由はいろいろあります。例えば、サポートされない OS、
コンパイラー (構成)、または構成管理ツールを使用している場合など
があります。
サブジェクトを作成するときは、既存のメタクラスと
プロパティーをそのまま保持できます。例えば、OMUContainers、OMContainers、
および STLContainers サブジェクトは、すべて異なるサブジェクトでありながら、同じ
メタクラスとプロパティーを含んでいます。
同様に、メタクラスを作成するときは、既存の
サブジェクトとプロパティーをそのまま保持できます。既存のサブジェクトとメタクラスの下に新規プロパティーを
作成することもできます。例えば、Rational Rhapsody でサポートされていないテスト・ツールを使用していた場合でも、既存のメタクラスの下に新規プロパティーを作成することができます。
既存の Rational Rhapsody プロパティーを
使用して、新規メタクラスとプロパティーを作成できます。
手順
例えば、Rational Rhapsody に新規構成管理ツールを追加するには、
以下のようにします。
- factory.prp ファイル内で、CM ツール・プロパティーを
見つけます。
- 新規 CM ツールの名前を、コンマ区切りの列挙値ストリングに追加します。
- このツールをデフォルトの CM ツールに設定する場合、2 番目の
引用符付きストリングを None から
この新規ツールの名前に変更します。
Rational Rhapsody を再始動すると、CM ツール・プロパティーの
「変更」ウィンドウのリストに、新規 CM ツールの名前が表示されます。
- 既存メタクラスのコード・セクションをブロックごと
コピーします。メタクラス・ブロックの終わりの end も
必ず組み込んでください。
- 新規メタクラスの名前を、ステップ 2 で指定した
名前に変更します。
- 個々の CM ツール内の CM コマンドの要件に応じて、新規メタクラスの
各プロパティーの値を編集します。
最後のステップを実行するときは、
そのツールでのコマンドの構文を判定するため、該当の CM ツールの
資料を参照してください。CM ツールが必要とする情報と、そのツールでの
コマンドの構文を把握したら、正規表現構文と Rational Rhapsody の内部変数を使用して、そのツールに合った適切なコマンド・ストリングを作成できます。
タスクの結果
注: デフォルト設定へのロールバックが
不可能になるため、factory.prp ファイル内の
元の設定は変更しないでください。