アニメーション化インスタンスの自動作成を設定すると、シーケンス図上にアニメーション化インスタンス線を自動作成できます。つまり、実行時インスタンスを作成したときにアニメーション化シーケンス図に表示できます (通常は、アニメーション・セッション中に作成されたインスタンスの操作が呼び出されるのを確認するためには、そのインスタンスを IBM® Rational® Rhapsody® ブラウザーからアニメーション化シーケンス図にドラッグする必要があります)。しかし、シーケンス図のインスタンス線名に表記が追加されていると、アニメーションの実行時に、アニメーション化インスタンスを製品に自動作成させることができます。つまり、特定のクラスにマークを付けることで、実行時にアニメーション化シーケンス図上に、シーケンス図インスタンスを自動作成できます。
手順
- 構成がアニメーション用にアクティブに設定されていることを確認します。トレース/アニメーション設定モードの設定を参照してください。
- シーケンス図を作成して、開いていることを確認します (またはアニメーション化インスタンスを自動作成する対象の現行シーケンス図を開きます)。
注: SequenceDiagram::General::AutoLaunchAnimation プロパティーを Always に設定することで、アニメーション開始時にシーケンス図が自動的に開くようにできます。
- 前のステップで行った内容に応じて、以下のいずれかの手順を行います。
- Rational Rhapsodyのブラウザーで、ユーザーのシーケンス図にインスタンスを自動作成する対象のクラスをドラッグして、名前の先頭にアスタリスク (*) を追加します。例えば、*:Dishwasherあるいは、
- シーケンス図で、名前の先頭にアスタリスク (*) を付けることによって、インスタンス名を変更する。これを行うには、名前をクリックして名前にポインターを置きます。名前が強調表示されたら、キーボードの矢印キーまたはマウスを使用して、マウスのポインターを名前の先頭に位置付けて、名前に * を追加します。例えば、下図の *:Dishwasher のようにします。
- 「コード」ツールバーで「GMR」ボタン
をクリックして、モデルを生成、メーク、および実行します。
- 「アニメーション」ツールバーで、「進む」ボタン
をクリックして、アニメーション・セッションを開始します。
- 下図に示すように、自動生成されたすべての <class_name> タイプのインスタンスを持つアニメーション化シーケンス図が作成されたことが分かります。
タスクの結果
以下の制約事項に注意してください。
- 派生したクラスは自動作成されません。
- この機能は、IBM Rational Rhapsody Developer
for Ada では使用できません。