UML では、ユースケース間の共通点を取り出す方法として汎化を使用します。言い換えれば、UML は 1 つのユースケースから別のユースケースを派生する方法を提供します。汎化はユースケース間およびアクター間で可能です。
手順
- 「汎化」ボタン
をクリックし、次に、ユースケース B など派生したユースケースをクリックします。
- ユースケース A などスーパー・ユースケースの周辺の最も近い点にカーソルを移動し、1 回クリックします。
- ユースケース C などからユースケース A への汎化を作成します。デフォルトでは、線がツリー・スタイルで表示されることに注意してください。
ツリーの線の形状の詳細および例については、オブジェクト・モデル図での継承の作成を参照してください。
ダイアグラムにユースケース D などのユースケースをもう 1 つ追加する場合は、「汎化」矢印をユースケース D からユースケース A 上またはそのツリーの線上にクリックすると、ツリー構造に追加することができます。
注: 汎化の線種がデフォルトでツリー・スタイルに表示されるように設定されていない場合、同じターゲットを指す複数の汎化線にこの線の形状を適用するには、汎化線のうちの 1 本 (ユースケース B からユースケース A など) を選択して を選択します。これは、同じターゲットを指す別の汎化線に汎化線のターゲットを設定することによっても実行できます。
例えば、ユースケース B からユースケース A への汎化線がある場合、ユースケース C からの汎化線を BA ラインに接続することによって、ツリー構造を作成することができます。
タスクの結果
ユースケース図では、汎化用の線の形状を UseCaseGe::Inheritance::line_style プロパティーで設定します。