リンクまたは逆リンク・メッセージの作成

2 つの分類子ロール間にリンクを作成した後で、リンクにメッセージを追加できます。リンク・メッセージは自動的に付番されますが、サブナンバリング・システムなどを使用して編集および番号の振り直しができます。

このタスクについて

コラボレーション図にリンク・メッセージを作成するには、以下の 2 つのツールを使用する必要があります。
  • リンク・メッセージ・ツール リンク・メッセージ・ツール。リンクの 2 番目の分類子ロールを指すメッセージを作成します。
  • 逆リンク・メッセージ・ツール 逆リンク・メッセージ・ツール。逆方向を指すリンク・メッセージを作成します。

分類子や関連ロールと同様に、メッセージも <Unspecified> (抽象的であり、クラスの操作の実現化でないことを意味する) に設定できます。リンク・メッセージは、あるクラスの既存の操作のインスタンスや、新規操作のインスタンスとしても設定できます。ただし、リンク・メッセージが何らかの操作を実現化するには、その操作は、そのメッセージのターゲットと関連付けられたクラスのメソッドである必要があります。

メッセージは ReturnValue = MessageName(Arg, Arg, Arg...)のように表記されます。最初にメッセージを作成する際にメッセージ名にこの表記を使用したり、「フィーチャー」ウィンドウでこのボックスを明示的に入力することができます。

操作のインスタンスであるメッセージには、必ずしも実際の呼び出しの形式が表示されるわけではありません。コラボレーション図では、強調したい項目だけを指定できます。ReturnValue はオプションです。関数が値を戻さないこともあれば、戻り値が入るローカル変数を指定したくない場合もあるからです。

リンクまたは逆リンク・メッセージを作成するには、次の手順で行います。次の手順で行います。

手順

  1. 「リンク・メッセージ」ツールまたは「逆リンク・メッセージ」ツールをクリックします。カーソルが上向きの小さい矢印に変わります。
  2. 矢印の先を関連ロールに移動し、マウスの左ボタンでクリックします。自動生成された番号が入力されたテキスト・ボックスが開きます。
  3. メッセージの名前を入力します。必要であれば、番号付けを変更できます。自動番号付けは指定した番号から続行されます。
    注: 番号を編集する場合は、明確に表すため、番号付けシーケンスは必ず
    ピリオド (.) で終わってください。ピリオドがないと、メッセージが正しく自動番号付けされません。
  4. Enter キーを押して、名前を完成します。

タスクの結果

デフォルトでは、新規メッセージは <未指定> です。これをターゲット・クラスまたはアクターの新規または既存の操作のインスタンスにするには、その「フィーチャー」ウィンドウを開きます (メッセージのフィーチャーの変更を参照)。


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