シーケンスを使用したプロジェクトの分析

ユースケース図は、プロジェクトの分析フェーズで役立ちます。 UCD は高いレベルでハードウェアおよびファームウェアの制約をキャプチャーします。 設計上の意思決定が行われるに従い、ユースケース図は分解され、ユースケースを実装する可能性の高いユースケースとシナリオ、つまりシーケンスが作成されます。ブラウザー内の各ユースケースには、実行できるシーケンスを含むフォルダーがあります。

このタスクについて

シナリオでは、ユースケースを通じた主となるロジック・パスの説明と、発生する可能性のあるイベントの準備となる背景環境や状況の説明を記述します。言い換えれば、シナリオによって、あるユースケースの事前条件の定義を詳細に提供できます。例えば、あるシーケンスに、ユースケースを通じた主たるパスを記述し、その子ユースケースが表現する別シーケンスが代替パスを記述します。

手順

例えば、VCR (ビデオ・デッキ) について考えてみましょう。InstallationAndSetup ユースケースの 1 つのシーケンスは次の手順である場合があります。

  1. VCR および付属品を追加します。
  2. リモート制御装置に電池を挿入します。
  3. VCR にアンテナまたはケーブル・システムを接続します。
  4. CH3/CH4 スイッチを設定します。
  5. VCR の電源を入れ、アクティブ・チャンネルを選択します。
  6. TV/VCR ボタンの操作を学習します。
  7. VCR の接続をテストします。

タスクの結果

特定のユースケースを使用した具体的なシーケンス・ステップについては、シーケンス図を使用したほうがうまく表現できます。


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