メッセージ は、オブジェクト間の相互作用またはオブジェクトと環境間の相互作用を表現します。メッセージは、イベント、トリガーされた操作、または基本操作です。
メタモデルでは、メッセージで特定のタイプのコミュニケーションを定義します。コミュニケーションには、信号を生起する、操作を開始する、インスタンスを作成する、インスタンスを消滅させる、などがあります。
このタスクについて
メッセージの受信者は、クラスまたはリアクティブ・クラスです。リアクティブ・クラスにはステートチャートがありますが、非リアクティブ・クラスにはありません。リアクティブ・クラスはイベント、トリガーされた操作、および基本操作を受信できます。非リアクティブ・クラスは、基本操作の呼び出しであるメッセージだけを受信できます。イベントは通常、非同期 (配信に時間がかかる) を意味する斜め矢印で示されます。トリガーされた操作は、同期 (即時に発生) を意味する垂直矢印で示されます。
手順
- 必要なメッセージのタイプに応じて、「メッセージ」ボタン
または「イベント」ボタン
をクリックします。
注: 操作メッセージの場合は「メッセージ」ボタンを使用してください。デフォルトでは、パブリック・アクセス権のある基本操作が作成されます。イベント・メッセージの場合は「メッセージ」ボタンを使用してください。矢印はメッセージのタイプに応じて異なります。
- カーソルをインスタンス線に移動させます。
注: カーソルをあるインスタンス線から別のインスタンス線に移動すると、各インスタンス線上に正符号 (+) が表示されます。このシンボルは、求めるメッセージの始点となる可能性のあることを示します。
- 右クリックして、メッセージの開始を意図した位置に固定して、カーソルを移動します。メッセージのガイドとして破線が表示されます。
- メッセージの始点からカーソルを下に移動して下向きの斜線を作成し、ターゲット・オブジェクト線をクリックしてメッセージの終点を固定します。
- 設計モードを指定しており、指定したメッセージがモデル内で実現化されていない場合は、そのメッセージを実現化するかどうかの確認を求められます。「OK」をクリックします。
タスクの結果
メッセージにはデフォルトで、message_n() という名前が付けられます。ここで n は 0 から始まり、1 ずつ増える整数です。シーケンス図は新規メッセージを収容できる長さに自動的に拡大されます。メッセージの特性を設定または変更するには、メッセージをダブルクリックしてその「特性」ウィンドウを開きます。