MicroC Framework (MXF) は、拡張実行 モデル定義をサポートしています。
MicroC Framework の機能
MicroC Framework は、
実行マネージャー、
実行可能 選択項目、および
アクティベーション・ポリシー ・クラスが含まれた
実行スキーム をサポートします。
注: 要素
の並行性設定を順次と指定する場合、その要素を実行可能 にするのか、
実行マネージャー にするのかを決定できます。一方、
要素の並行性設定をアクティブ と指定した場合、プログラムは自動的にその要素を実行マネージャー にします。
コンパイル時の初期設定のサポートを提供するプロパティーは、以下のとおりです。
- C_CG:Configuration:DirectFlowPortsInitializingMode
- RunTime (デフォルト) - フロー・ポートの属性は実行時に初期設定されます。
- CompileTime - フロー・ポートの属性はコンパイル時に初期設定されます。
- C_CG:Configuration:FrameworkInitializingMode
- RunTime (デフォルト) - フレームワークの属性は実行時に初期設定されます。
- CompileTime - フレームワークの属性はコンパイル時に初期設定されます。
- C_CG:Configuration:RelationInitializingMode
- RunTime (デフォルト) - 関係の属性は実行時に初期設定されます。
- CompileTime - 関係の属性はコンパイル時に初期設定されます。
MXF のコンパイル時の構成
MXF ソース・ファイルは、アプリケーションでコンパイルされます。
すべての MXF ソースには、アプリケーションで生成された <ExtendedCOxf_cfg.h> ファイルが組み込まれます。
<ExtendedCOxf_cfg.h> ファイルは、プロパティー C_CG:Configuration:EXTCOxfCfgTemplate によって定義されます。
このプロパティーにより、アプリケーションに固有の各種オプションおよび構成が有効になります。
注: MicroC Framework (MXF) は Micro C の実行フレームワークです。
これは、C Object Execution Framework (OXF) が元になっており、主に次の修正が加えられています。
- 静的システム - 動的割り振り も メモリーの削除 もない
- 拡張された実行スキーム - Execution-Manager、Runnable-Manager など
- 定期的実行 - 既存のイベント・ドリブン実行に加えて
- コンパイル時の初期設定モード - フレームワーク、およびユーザー・モデル・エンティティーにおいて。既存の実行時の初期設定モードの代替
- 汎用ユーティリティーおよびデータ構造の除外 - mxf コアから
- 高水準の Misra 準拠