優先度

優先度 によって遷移の競合の一部 (すべてではなく) が解決されます。 IBM® Rational® Rhapsody® は状態階層を使用して、競合する遷移に優先度を定義します。ただし、下位レベル状態 (ネストされた状態) は振る舞いをオーバーライドできる、つまり優先度が高いと考えられます。

遷移の優先度は、その遷移元状態に基づきます。 ジョイン遷移の優先度は、下位の遷移元状態に基づいて割り当てられます。

例えば、遷移 t1s1 という遷移元状態を持ち、遷移 t2s2 という遷移元状態を持つ場合は、以下のようになります。

Rational Rhapsody は、イベントと遷移に関しては到着順以外の優先度は定義しません。同じ直交コンポーネント内の 2 つの遷移が両方ともアクティブな (始動準備ができている) 場合は、非直交ガードの場合と同様、いずれか一方だけが実際に始動しますが、ステートチャートはそれがどちらであるかを指定しません。


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