データ型

IBM® Rational® Rhapsody® は、定義済みデータ型セットを提供しています。これは、変数、オブジェクトの属性、および関数への引数の定義に使用できます。 また、独自の型を定義することもできます。

基本データ型

定義済みの型は、PredefinedTypesC パッケージ (Share¥Properties ディレクトリーの PredefinedTypesC.sbs ファイル) に定義されています。

定義済み型には以下のものが含まれます。

RiCBoolean は、以下のようにフレームワーク (RiCTypes.h) で定義されるブール・データ型です。

typedef unsigned char RiCBoolean;

RiCString は、以下のようにフレームワーク (RiCString.h) で定義されるストリング・データ型です。

typedef struct RiCString {
    unsigned int size;  /* The current allocated size */
    unsigned int count; /* The number of characters in 
                           the string (without ¥0) */
    char * string;      /* the string */
} RiCString;

RiCString 型には、ストリングの作成、破棄、および操作のための数多くの操作があります。

OMString は、Rational Rhapsody Developer for C++ フレームワーク (omstring.h) で定義されるストリング・データ型です。OMString 型には、 IBM Rational Rhapsody Developer for C++ で作成されるモデルとの互換性があります。

ユーザー定義のデータ型

ユーザー定義のデータ型には、基本データ型の列挙またはコンポジション (配列、構造、共用体など) が含まれます。

型は、パッケージの宣言ファイルで生成されます。 例えば、型 myType には以下の宣言があります。

typedef char * myType

この型定義は、パッケージの宣言ファイル内のオブジェクトおよびオブジェクト・タイプの前方宣言の後に、逐語的に生成されます。

typedef char * myType;

セミコロンが自動的に行に追加されるため、宣言にセミコロンを組み込む必要はありません。

パッケージの「タイプの順序を編集」フィーチャーを使用して、コード内の型が生成される順序を制御することができます。


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