ダイアグラムのグラフィカルなマージ

Rational® Rhapsody® DiffMerge を使用して、1 つのダイアグラムから、別のダイアグラムに組み込む要素をコピーすることができます。左側のウィンドウまたは右側のウィンドウで図形要素をコピーし、「マージ」ウィンドウにこれらを置くか、または「マージ」ウィンドウで新規要素を作成し、これらの要素を必要に応じて移動またはサイズ変更します。

このタスクについて

この手順では、オブジェクト・モデル図での図形要素のマージ方法を説明しますが、同じ方法で Rational Rhapsody の任意のダイアグラムの要素をマージすることができます。

手順

  1. オプション: Rational Rhapsody DiffMerge ブラウザーでオブジェクト・モデル図を右クリックし、「すべてのダイアグラムを表示」を選択してダイアグラムを確認します。これにより、どちら側の変更を取得するかを決定できます。
  2. オブジェクト・モデル図を右クリックして「グラフィカルにマージ」を選択します。Rational Rhapsody により表示されるウィンドウに、オブジェクト・モデル図のすべてのバージョン (「マージ」ウィンドウで新規に作成されたマージ済みオブジェクト・モデル図を含む) が表示されます。
  3. オブジェクト・モデル図を右クリックし、「右から取得」「左から取得」、または「マージに組み込む」を選択します。
    注: ステートチャートの場合、And 状態は右からまたは左からコピーすることができますが、両側からコピーすることはできません。アクティビティー図の場合、スイムレーンは右から、または左からコピーすることができますが、両側からコピーすることはできません。
  4. 「マージ」ウィンドウで、マージされたオブジェクト・モデル図を確認します。
  5. 必要に応じて、マージされたオブジェクト・モデル図を編集します。
    • マージされたダイアグラムで要素を右クリックし、ポップアップ・メニューのオプション (「左から取得」「右から取得」「マージから除外」など) を使用します。
    • 要素を移動および削除することができます。また、要素の「フィーチャー」ウィンドウでテキスト要素を変更することもできます。
  6. マージ操作が完了したら、マージされたユニットの保存に関するトピックの説明に従ってマージされたファイルを保存します。

    グラフィカル・マージ・モードで許可されているその他の変更

    グラフィカル・モードで作業している場合、マージの決定以外に、以下の操作を実行できます。

    • 表示されているダイアグラムの「マージ済み」バージョンでダイアグラム要素を移動できます。
    • 表示されているダイアグラムの「マージ済み」バージョンからダイアグラム要素を削除できます。
    • 要素属性 (引数など) を変更できます。
    注: ほとんどのダイアグラムでは、新規要素を作成してダイアグラムに追加することができません。この例外として、ステートチャートとアクティビティー図があります。 ステートチャートとアクティビティー図の場合、状態、遷移、およびダイアグラムの中に存在できるその他の要素を新規に作成できます (ただし、クラス、イベントなどは作成できません)。

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