Web 対応化によるコラボレーション

リモート側での制御およびモニターを目的として IBM® Rational® Rhapsody® モデルの Web 使用可能化を行うだけでなく、開発プロセスの一部として Web 使用可能化を機能させることもできます。開発ツールとして Web 使用可能化 (Web 対応化とも呼ばれる) を実行することで、リモートとローカルの両方のコラボレーションが可能になり、ラピッド・プロトタイピング手法でのテストおよびビルドが容易になります。

モデルの Web インターフェースを介した Web 対応モデルの開発におけるコラボレーションにより、開発者はモデルの振る舞いを検証し、制御された状態でモデルの振る舞いを確認することができます。さまざまなウィンドウからデバイスにアクセスしているかのように、開発者はモデルの振る舞いをコラボレーティブに表示したり、作業中のプロトタイプからビルドしたりすることができます。この場合、Rational Rhapsody インターフェースを介しているか、モデルの Web インターフェースを介しているかは関係ありません。 Web サーバーのアプリケーションにアクセスできる開発チームのメンバーは、イベントをトリガーし、Web に公開された書き込み可能な要素の値を変更できます。Web サーバーにアクセスできるモデルの開発チームの誰もが、Web ブラウザーを使用してモデルを表示し、いつでもモデルの状況を変更することができます。 モデルの Web GUI を介してインターネット経由で要素の値を変更する場合、これらの変更はリアルタイムに反映されます。リモート側のチーム・メンバーが Web インターフェースを介してモデルを制御すると、Rational Rhapsody インターフェースのアニメーション化されたダイアグラム内で、ローカル側の開発者はモデルの振る舞いを即時に確認することができます。

このように、モデルの Web 使用可能化をリアルタイムのユースケースとして使用することで、デバイス・ユーザビリティーのシナリオをモデリングし、さまざまなプロセスでデバイスを模倣し、デバイスのパフォーマンスをテストするためにシステム自体を使用してデバイスの振る舞いを観察することができます。


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