構成

構成は、コンポーネントをどのように作り出すかを指定します。

例えば、サブシステムのデバッグ版または非デバッグ版のどちらをコンパイルするか、それをホスト環境とターゲット環境のどちらに置くべきか (例えば、 Windows か VxWorks か) などが、構成によって決まります。 構成は、ファイルの形をとります。論理的な要素とファイルのマッピングをする機能によって、コード生成のための実装ファイルの指定や、リバース・エンジニアリングのための既存の実装からの取り込みを、柔軟に行えます。いくつかのクラスを 1 つのパッケージにマッピングすることが望ましいように、1 つ以上のパッケージも 1 つのサブシステムにパッケージすることが望ましいと考えられます。サブシステム内のクラス (またはパッケージ) のソース・ファイルを生成する場所として、1 つのディレクトリーに入れるか、または別々のディレクトリーに分けて入れるかの制御は、ユーザーが行います。

通信サブシステムの場合など、コンポーネントが物理サブシステムの場合は、構成 (モジュール) によって、コンポーネントをどのように作り出すべきかを指定します。例えば、サブシステムのデバッグ版または非デバッグ版のどちらをコンパイルするか、それをホスト環境とターゲット環境のどちらに置くべきか (例えば、Windows NT か VxWorks か) などが、構成によって決まります。

1 つのコンポーネントが複数の構成から成り立つことがあります。例えば、同じコンポーネントの VxWorks バージョンと pSOSystem バージョンをビルドする場合、そのコンポーネントの下に、それぞれの OS 向けに対応した 2 つの構成を作成するでしょう。2 つの異なるコンポーネントを作成するか、1 つのコンポーネント下に 2 つの構成を作成するかの判断は、その 2 つを異なる方法でコンパイルするかどうか、あるいは、2 つの間に論理的な 違いがあるかどうかによって決まります。 前者の場合は、2 つの異なる実装ビューを維持管理する必要がありますが、後者の場合はその必要はありません。


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