ビューおよびビューポイントの作成

ビュー およびビューポイント を 作成して、システムの特定の観点を定義し、ビューの要件に対処するための ルールを定義することができます。

このタスクについて

ビュー は、パッケージ内のシステムまたはサブシステムを表します。このビューを使用すると、設計者は、自分にとって重要なシステムの特定面に焦点を絞ることができます。例えば、新しい工場の製造システム内におけるセキュリティー・システム、あるいは新しいエンジンのための燃料効率コンポーネントを定義します。

ビューポイント は、ビューに対する要求を処理するための規則および規約を定義します。例えば、工場のセキュリティー・システム用のビューポイントには、セキュリティーの要件、セキュリティーの機能的、物理的なアーキテクチャー、およびセキュリティーのテスト・ケースが含まれることがあります。

手順

  1. ビューを作成するには、そのビューを必要とするシステムまたはサブシステム を強調表示します。
  2. 右クリックして、「新規追加」 > 「一般要素」 > 「ビュー」を選択します。
  3. ブラウザーの、作成された場所に、新規ビューの名前を入力します。
  4. フィーチャー・ウィンドウを開いて、新しく追加したビューを定義します。
  5. ビューにビューポイントを追加するには、ビューを強調表示し、右クリックして 「新規作成」 > 「一般 要素」 > 「ビューポイント」を選択します。
  6. 新規ビューポイントの名前を、ブラウザー内の作成された場所に入力し、 「フィーチャー」ウィンドウを開いてビューポイントを定義します。

タスクの結果

このビューは、ブラウザーからダイアグラムにドラッグすることもできます。

注: 「変更先」 > 「ビュー」を使用して、既存パッケージをビューに変更することができます。

SysML プロファイル内のタグを使用して、ビューポイントを定義できます。

新規要素を追加するには、ブラウザーで、新規要素の追加先にする項目を 強調表示します。「新規追加」 > 「一般要素」を 選択し、用意されている以下の選択肢から要素タイプを選択します。
  • コメント - 意味構造は追加しないが、有用な情報を含む、テキスト注釈です。
  • 制約 - 論理的な制約として、デシジョン分岐の条件として、または数式として、1 つ以上のモデル要素に関連付けられる制限事項を示します。
  • 問題 - 対処を必要とする、好ましくない環境状態を記述します。
  • 論拠 - ある特定の要件または設計フィーチャーについて、その理由を記述します。
  • ビューポイント - 利害関係者の懸案事項のセットに対処するための「ビュー」を構成する、規則および規約を指定します。
  • 準拠 - ビューポイントの規則および規約に対する準拠性を詳述します。
  • 依存関係 関係を示します。
  • 洗練 個々のモデル要素、または要素のセットをいかに使用すれば、さらに要件を定義できるかを記述します。
  • 実現関係 インターフェースと、そのインターフェースを実装するクラスの、(スーパー・クラスとしての) 関係を記述します。
要素を作成するには、以下の手順を行います。
  • コメント制約問題論拠、およびビューポイントの要素の場合は、ブラウザーの、作成された場所に、新規要素の名前を入力します。
  • 準拠依存関係、および洗練の場合は、その選択肢が依存する要素を選択し、「OK」をクリックします。
  • 実現関係の場合は、選択したブラウザー項目のスーパー・クラスになるクラスを選択し、「OK」をクリックします。

「フィーチャー」ウィンドウを開いて、新しく追加した要素を定義します。これらの新規要素は、ブラウザーからダイアグラムにドラッグすることもできます。

注: 要素は、1 つのビューから除去することもできますし、モデル全体から削除することもできます。

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