オブジェクトのフィーチャーの指定
並行性や多重度などのオブジェクトの記述を変更するには、「フィーチャー」ウィンドウを使用します。
このタスクについて
オブジェクトには以下のフィーチャーがあります。
Name (名前)
- 要素の名前を指定します。 デフォルト名は
object_n
です。ここで
n
は 0 から始まり、1 ずつ増える整数です。
L
- 必要であれば、要素のラベルを指定します。
ステレオタイプ
- 必要であれば、オブジェクトのステレオタイプを指定します。ステレオタイプは、
«s1»
のように二重かぎ括弧に囲まれて表記され、 これを使用することによって、文書化のためにクラスにタグを付けることができます。ステレオタイプ作成については、
ステレオタイプの定義
を参照してください。
注:
COM ステレオタイプはコンストラクティブ (コード生成可能) であり、コードの生成に影響します。
メイン図
- オブジェクトのメイン図を指定します。このフィールドは、暗黙タイプのオブジェクトに対してのみ使用できます。
並行性
- オブジェクトの並行性を指定します。このフィールドは、暗黙タイプのオブジェクトに対してのみ使用できます。 考えられる値は以下のとおりです。
順次
- 要素は単一のシステム・スレッドでその他のクラスとともに作動します。この構成は、1 つのアクティブ・クラスのみからこの要素にアクセスできることを意味します。
アクティブ
- 要素は独自のスレッドを開始し、その他のアクティブ・クラスと並列に作動します。
タイプ
- オブジェクトがインスタンスであるクラスを指定します。 そのクラスのフィーチャーを表示するには、「
タイプ
」フィールドの横の「フィーチャー・ダイアログの起動」ボタンをクリックします。
モデル内のインスタンス化クラスのすべての名前のほか、このリストには以下の選択項目がリストされます。
<暗黙的>
- 暗黙的オブジェクトを指定します。
<明示的>
- 明示的オブジェクトを指定します。
<新規>
- 新規クラスを指定できるようになります。
<選択>
- 選択ツリーを使用してクラスを参照できるようになります。
多重度
- プロジェクト内のこのインスタンスの出現回数を指定します。一般的な値は、1 つ (1)、ゼロまたは 1 つ (0,1)、あるいは 1 つ以上 (1..*) です。
初期設定
- オブジェクトの生成時に呼び出されるコンストラクターを指定します。 「初期設定」フィールドの隣にある省略符号ボタンをクリックすると、「実際の呼び出し」ウィンドウが開き、呼び出しの詳細を確認できます。 そのパーツにパラメーター付きのコンストラクターがない場合には、このフィールドはグレイ表示になり、ボタンを使用することはできません。
全体との関係
- パーツの関係の名前を指定できます。 オブジェクトがコンポジット・クラスの一部である場合は、「
その全体を以下として認識
」チェック・ボックスを有効にして、テキスト・ボックスに関係の名前を入力します。この関係は、 ブラウザーではインスタンス化クラスまたは暗黙的オブジェクトの下の
「関連終端」
カテゴリーの下に表示されます。
「全体との関係」
フィールドが「
一般
」タブに指定されている場合、「フィーチャー」ウィンドウには、その関係とプロパティーを定義するタブが含まれています。 ただし全体のフィーチャーを指定するタブでは (「itsController」タブの説明において)、変更できるのは「
名前
」、「
ラベル
」、「
ステレオタイプ
」、および「
説明
」フィールドのみです。
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