インスタンス線 (または分類子ロール) は、インスタンス名のラベルが付いた垂直方向のタイムラインです。この図で説明しているシナリオにおける、典型的なインスタンスやクラスを表現しています。インスタンス線は、他のインスタンス線との間でメッセージの送受信ができます。
このタスクについて
インスタンス線の名前の作成、削除、変更のほか、インスタンス線を静的モデル内のクラスまたはアクターへ実現化できます。
手順
- 「インスタンス線」ボタン
をクリックします。
- カーソルをダイアグラムに移動させます。
- 適切な場所にラインを移動し、クリックしてラインをその場所にドッキングします。
- クラスまたはインスタンスの名前を入力し、デフォルト名を置き換えます。
- 設計モードを指定した場合は、デフォルトでインスタンス線に :class_n という名前が付けられます。指定されたクラスが存在しない場合は、作成するかどうかの確認を求められます。「OK」をクリックします。
- インスタンス線の作成を継続するか、または「選択」ツールをクリックすることで、モードの選択に戻ることができます。
- オプション: フリー・テキスト・ボックスを (計算用などの) インスタンス線に追加する場合は、「アクション・ブロック」ボタン
をクリックしてからインスタンス線をクリックします。
タスクの結果
ラインを先に配置して、後で名前を変更することも可能です。ユーザーが名前を変更するまで、デフォルト名が付けられています。インスタンス線の名前変更の詳細については、メッセージのフィーチャーの変更を参照してください。シーケンス図は、インスタンス線が追加されるにしたがって、必要に応じて自動的に拡張します。
注: 1 つ以上のメッセージを別のインスタンス線上に移すには、関連するメッセージを選択して、Ctrl + 右矢印キーまたは Ctrl + 左矢印キーを押します。この操作で、メッセージは新しいソースおよび宛先のインスタンス線に「ジャンプ」します。これは、同じダイアグラム内のインスタンス線間のメッセージの切り取り、貼り付け (またはドラッグ) を行った場合と同じです。