バッチ・モードは、SCC 標準に準拠しない構成管理ツールと対話する従来からの方式です。このモードでは、Rational Rhapsody は、構成管理操作用のツール固有のコマンドを起動するツールごとに、カスタム・プロパティー・セットを持ちます。
SCC モードは、SCC 標準に準拠する構成管理ツールと対話する、もう 1 つの方式です。SCC モードでは、何十という SCC 準拠の構成管理ツールのうちのいずれとやりとりする場合でも、1 つのプロパティーのみを設定すればよく、それ以上のカスタマイズは必要ありません。構成管理ツール用の GUI 要素と直接対話して、SCC がサポートする操作を実行します。 戻り状況情報 (障害の発生時にはエラー情報) は、構成管理ツールから直接出されます。そのため、SCC モードでは、構成管理ツールとの対話がより直接的になり、構成管理操作に対するフィードバックがより具体的なものになります。
Rational Rhapsody と IBM Rational ClearCase の統合において、どちらのモードにも、プラスの面とマイナスの面があります。 このトピックでは、ユーザーが自分の状況でどちらのモードが最適であるかを決定する際に役立つように、これらの違いを深く理解できるようにしています。どちらのモードがよりよくニーズに対応できるかを、これらの製品のユーザーが判断できるようにするための、意思決定プロセスについても説明しています。