シーケンス図の設計

シーケンス図 は、プロジェクト内のメッセージ交換を記述します。 シーケンス図にメッセージを配置してゆく作業は、ソフトウェア・システム開発における重要な工程の 1 つです。アニメーション化されたシーケンス図を実行して、実行プログラム内で発生するメッセージを見ることもできます。

シーケンス図は、ロールを割り当てられたオブジェクトの間でやり取りされるメッセージのシナリオを表現します。この機能は、分析および設計シナリオ、実行トレース、テストケース内の予想される振る舞いなど、さまざまな方法で使用できます。

シーケンス図には、オブジェクトが時系列で互いに送受信したメッセージが表示されるので、オブジェクト間の相互作用や関係を理解するのに役立ちます。また、アニメーションの実行においても重要な役割を果たします。アニメーション化されたプログラムを実行すると、システムの動的な特性が、オブジェクト間の相互作用とイベントの相対的タイミングとして表現されます。

シーケンス図は、最も頻繁に利用される相互作用図の 1 つです。

注: IBM® Rational® Rhapsody® メッセージ図は、シーケンス図に基づいています。FunctionalC プロファイルから使用可能なメッセージ図 は、ファイルの機能がメッセージング経由 (同期関数呼び出しまたは非同期通信経由) でどのように相互作用するかを示します。メッセージ図は、異なるいくつかのレベルの抽象化で使用できます。高いレベルの抽象化では、メッセージ図はアクター、ユースケース、およびオブジェクト間の相互作用を示します。低いレベルの抽象化および実装では、メッセージ図はクラスとオブジェクト間の通信を示します。

メッセージ図は、実行可能な側面があり、重要なアニメーション・ツールである。モデルをアニメーション化すると、製品はオブジェクトからオブジェクトへのメッセージングを記録するメッセージ図を、動的にビルドします。

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