リバース・エンジニアリング時、要素のコードの直前にあるコメントは、その要素のコメントであると解釈され、コメント・テキストはその要素の説明として IBM® Rational® Rhapsody® に取り込まれます。
<lang>_ReverseEngineering::ImplementationTrait::PreCommentSensibility プロパティーを使用して、要素のコードの何行前までに配置されたコメントを、その要素のコメントであると解釈するかを指定できます。指定した行数より前に置かれたコメントは、浮動コメントと見なされます。例えば、値 1 を指定した場合、コメントは要素のコードの直前の行にないと、その要素のコメントであると解釈されません。デフォルトは 2 です。
C または C++ プロジェクトをリバース・エンジニアリングすると、コメントは該当する SourceArtifact にテキスト要素としてインポートされ、ブロック全体として読み込まれます (インポートされた要素の説明とはならないコメント)。次にコード生成またはラウンドトリップを行うと、コメント/テキスト要素は元の位置に基づいて正しい位置に配置されます。
このフィーチャーについて、デフォルトで以下のようにプロパティーが設定されます。
- <lang>_ReverseEngineering::ImplementationTrait::RespectCodeLayout プロパティーは Ordering に設定されます。
- <lang>_CG::Configuration:CodeGeneratorTool プロパティーは Advanced に設定されます。
- <lang>_Roundtrip::General::RoundtripScheme プロパティーは Respect に設定されます。
コード保持および SourceArtifact については、SourceArtifact のリバース・エンジニアリングを参照してください。
以下の情報に注意してください。
- 関数が 1 つのコメントを .h ファイルに持ち、もう 1 つのコメントを .cpp ファイルに持つ場合、.cpp ファイル内のコメントは浮動コメントとしてインポートされます。
- リバース・エンジニアリングされたファイルの最初の要素がコメントである場合、ファイル・ヘッダー・コメントは無効になります。ファイル・フッター・コメントについても同様です。
- リバース・エンジニアリングでは、ファイルの最初と最後にあるコメントは正規のコメント (テキスト・フラグメント) としてインポートします。リバース・エンジニアリングでは、ヘッダー/フッターの自動生成のプロパティーに空の文字列値に設定することで、これらの自動生成を無効にします。
- <lang>_CG::File::ImplementationHeader
- <lang>_CG::File::SpecificationHeader
- <lang>_CG::File::ImplementationFooter
- <lang>_CG::File::SpecificationFooter