コードの生成

コード・ジェネレーターおよびライブラリーとして提供されるオブジェクト実行フレームワーク (OXF) を使用する際に、ユーザーに代わって IBM® Rational® Rhapsody® が低レベルの設計についての判断を行います。

このタスクについて

この判断には、関連、関連するオブジェクトの多重度、スレッド、状態マシンなどの設計要素の実装方法などが含まれます。

Rational Rhapsody コード・ジェネレーターは、エラボラティブにもトランスラティブにもすることができます。Rational Rhapsody は、強制変換を行いませんが、コード生成プロセスを必要なレベルに調整できるようにします。製品は、いずれのモードでも、またはその両極端の中間のモードでも実行可能です。

注: Rational Rhapsody のデフォルトの作業環境は Microsoft です。構成の環境設定で、他の「開発」環境を指定できます。

依存関係の矢印は、コード・ジェネレーターおよびコンパイラーによってそれぞれどのファイルが生成され、どのファイルが組み込まれるかを示します。コード・ジェネレーターとコンパイラーの回りの太い線は、アクティブなクラスを示します。

注: コードを生成するときは、以下の点に注意してください。
  • 非リアクティブ・クラスから継承するリアクティブ・クラスは、トレース/アニメーション設定モードではコンパイル警告の原因となる可能性があります。この警告は無視できます。
  • クラスがコンポーネントのスコープ外の他のクラスに依存する場合、製品は外部クラスの #include ステートメントを自動的に生成しません。依存クラスの <lang>_CG::Class::SpecInclude プロパティーを設定する必要があります。

コードを生成する前に、アクティブ構成を設定する必要があります。コード・ジェネレーターは、自動的にチェッカーを実行して、コードの生成時またはコンパイル時に問題を起こす可能性のある矛盾がないかをチェックします。チェッカーが行う検査では、コード生成前に訂正しないと、コード生成処理を停止させるような致命的な状況が検知される場合があります。

Rational Rhapsody でタスク間コミュニケーションとイベント・ディスパッチを使用しないコードを生成することは可能ですが、この場合はアニメーションとビジュアル・デバッグ・フィーチャーが使用できなくなります。 ユーザー手製のタスク間コミュニケーションとイベント・ディスパッチ・ルーチンを、モデル内に定義されている操作の中に組み込むことで、この影響を緩和できます。 この場合、外部から見えるのは、ユーザーの「実」タスク間コミュニケーションおよびイベント・ディスパッチを表している、この操作になります。


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