モデル要素に関して追加情報を指定するには、意味 (制約や要件など) を持つさまざまなタイプの注釈または単なる情報としての注釈 (注記やコメントなど) を追加します。
注: どの注釈タイプもコードは生成しません。モデルの読みやすさと理解しやすさを改善するために使用されます。
- 制約 - 条件または制限をテキストで表現したものです。
一般には、モデルが整形式の場合に、このテキストを関連付けたモデル要素について値が true となる Boolean 式です。制約は、実行可能な機構ではなく、アサーション (形式検証の成立条件) です。システム設計が正しく行われるために必要な制約事項を表します。制約はモデルの一部であるため、ブラウザーに表示されます。
- コメント - 意味を追加しないテキスト形式の注釈ですが、ユーザーにとっては有用な情報が含まれるため、ブラウザーに表示されます。
- ノート - 意味を追加しないテキスト形式の注釈ですが、ユーザーにとっては有用な情報が含まれている場合があります。
ブラウザーには表示されません。
- 要件 - 要素の目的を記述するテキスト形式の注釈です。
なお IBM® Rational® Rhapsody® 内にモデル化された要件は、IBM Rational DOORS® など、要件トレーサービリティ専用ツールの用途を置き換えるものではなく、専用ツールの用途を補完するものです。階層化された要件モデリングは、各要件とその要件を指し示す要素との関連付けを簡単に行うことができるからです。
要件はモデルの一部であるため、ブラウザーに表示されます。