Web 対応デバイスの使用

Web 対応デバイスには、ユーザーがインターネットを介してリモート側でリアルタイムにモニターおよび制御できる、IBM® Rational® Rhapsody® を使用して作成された組み込みソフトウェアが含まれています。

このタスクについて

モデルの要素に Web 管理機能を割り当ててそのモデルのコードを実行すると、 組み込まれた Web サーバーを使用してアプリケーションのコンポーネントにアクセスする Web サイトが自動的に生成され、ホストされます。 Web 対応 Rational Rhapsody コードを実行して作成される Web ページは、組み込みアプリケーションを管理するグラフィック・インターフェースの役目をします。このインターフェースの対話機能を使用することにより、ユーザーはデバイスのパフォーマンスを遠隔管理できます。

Web 対応化に Web ホスティング、設計、開発の知識は不要ですが、Web インターフェースの機能や外観を改善する場合は、開発チームは、一般的なオーサリング・ツールを使用して行うことができます。

デバイスを遠隔管理する機能の他に、デバイスを Web 対応化すると開発プロセスにおいて以下のメリットがあります。

ソフトウェアを Web 対応化するには、サーバー (Rational Rhapsody) 側とクライアント (Web GUI) 側の両方で作業が必要となります。Rational Rhapsody では、ネットワークを介して制御と管理を行うモデル要素を選び、それらの要素に Web 対応プロパティーを割り当て、モデルのコードを生成します。

モデルを Web GUI から管理するには、モデルの URL が示すサイトへ移動します。Web ブラウザーに表示されるページが、Rational Rhapsody作成のデバイスの遠隔管理のための GUI の役割を果たします。リアルタイムのイベントをデバイス内で遠隔起動し、デバイスをインターネットから制御および管理できます。チームは、 Web 対応アクセスを開発プロセスの一部として使用して、プロトタイプ化、オンザフライ・テスト、および共同作業を行ったり、モデルの振る舞いをデモンストレーションしたりすることができます。


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