Windows システム上での Rational Rhapsody のインストール

IBM® Rational® Rhapsody® Developer、IBM Rational Rhapsody Architect for SoftwareIBM Rational Rhapsody Architect for Systems Engineers、または IBM Rational Rhapsody Designer for Systems Engineersを Microsoft Windows システムにインストールするには、以下の手順を使用します。

始める前に

製品をインストールする前に、インストールの計画およびプリインストール作業 (Rational Rhapsody をインストールする前にコンパイラーおよびアドオン・ソフトウェアをインストールすることなど) に関する関連トピックを必ず確認してください。

この製品を正しくインストールするには、この製品のインストール先のマシンの管理者特権を持っているか、管理アカウントの資格情報を知っている必要があります。管理アカウントは、Program Files ディレクトリーおよび Windows レジストリーに書き込むことができます。 後者の場合は、製品のインストール処理中に管理アカウントの資格情報を入力できます。

Rational Rhapsody を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールしている場合:
  • Windows Vista オペレーティング・システムで使用されているセキュリティーおよびリダイレクトの原則について理解している必要があります。 例えば、Vista オペレーティング・システムは Program Files ディレクトリーにより高度なセキュリティーを設定しているため、インストール処理中に特定のインストール・ファイルをシステム上の他の場所にリダイレクトされる場合があります。 Rational RhapsodyC:¥Program Files¥IBM¥Rational¥Rhapsody にインストールした場合、ほとんどのインストール・ファイルはこのディレクトリーおよびサブディレクトリーにインストールされますが、書き込み可能な rhapsody.ini ファイルおよびサンプル・モデル・ファイルは C:¥Users¥<username>¥AppData¥Local¥VirtualStore¥Program Files¥IBM¥Rational¥Rhapsody などのユーザー・ディレクトリーにインストールされることがあります。詳しくは、Windows Vista にインストールした場合の Rational Rhapsody ファイルのデフォルトの場所についての関連リンクにある技術情報を参照してください。
  • インストールを実行するには、管理者権限を持つユーザーとしてでなく、管理者としてログインする必要があります。 管理者としてログインしていない場合に製品をインストールしようとすると、「Error registering Rhapsody.tlb (Rhapsody.tlb の登録中にエラーが発生しました)」というメッセージが表示され、管理者としてログインするまでインストールを再開できません。

Rational Rhapsody を Windows 7 オペレーティング・システムにインストールしている場合:

このタスクについて

製品をインストールするこの手順では、setup.exe ファイルを使用します。バックグラウンド操作またはサイレント・インストールで製品を Windows システムにインストールする場合は、代わりに .msi セットアップ・プログラムを使用します。Rational Rhapsody の Windows システムへのサイレント・インストールに関するトピックを参照してください。

製品のインストールを示すビデオを表示するには、Rational Rhapsody のインストールのデモンストレーションに関する関連リンクのトピックを参照してください。

手順

  1. 圧縮ファイルをダウンロードした場合は、インストール・ファイルを一時ディレクトリーに解凍します。
  2. Rational Rhapsody のインストール・ディレクトリーで、 setup.exe ファイルをダブルクリックして、インストール・ウィザードを開始します。
  3. Windows XP システムの場合のみ: 管理者特権でログオンしない場合は、「別のユーザーとしてプログラムをインストール」ウィンドウが開きます。管理アカウントの資格情報を入力し、「OK」をクリックします。
  4. 製品に使用する言語を選択して、「OK」をクリックします。
  5. インストール・ウィザードが Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 をインストールする必要があると判断した場合は、インストールするためのウィンドウが開きます。「インストール」をクリックします。
  6. インストール・ウィザードに従ってインストール処理を進めます。「次へ」を クリックして先に進みます。
    注: インストール・ウィザードがシステム上で Rational Rhapsody の 前のバージョンを検出すると、前のバージョンを現行バージョンで置換するというメッセージが表示されます。
  7. IBM ソフトウェアのご使用条件のページが 開きます。 インストールを続行するには、使用許諾契約書に同意する必要があります。 「次へ」をクリックします。
  8. エディションの選択」ページで、インストールする製品のエディションを選択して、「次へ」をクリックします。
    注: Rational Rhapsody Developer は、Eclipse ユーザーには必須です。
  9. Rational Rhapsody Developer および Rational Rhapsody Architect for Software の場合のみ: 以下のようにして言語を選択します。
    • 「言語の選択」ページで、コードを生成する言語 (C++、C、Java、Ada、C# [C シャープ]) を選択します。
      注: インストールしている Rational Rhapsody のエディションによっては、これらの言語の一部がサポートされないことがあります。
    • Rational Rhapsody Developer の場合のみ: OS 設定を個別に選択する場合は、「リアルタイム OS 設定の確認」チェックボックスを選択します。 それ以外の場合は、デフォルトの環境設定が使用されます。
    • 「次へ」をクリックします。
  10. 「宛先フォルダー」ページで、インストール・フォルダーを選択します。
    • インストールのデフォルト宛先フォルダーを受け入れるか、別のパスを参照して選択します。
    • Citrix Windows 2008 または Windows 7 ユーザーの場合のみ: Rational Rhapsody ファイルを 1 つの場所 (インストール・ディレクトリー) にインストールする場合は、チェック・ボックスを選択します。インストール・ディレクトリーに読み取り/書き込みアクセス権があることを確認してください。
      注: Rational Rhapsody と Citrix を統合する場合で、Rational Rhapsody ファイルを 1 つの場所 (インストール・ディレクトリー) にインストールしない場合は、Rational Rhapsody 7.6 on Citrix - rhapsody.ini の問題に関する関連リンクの技術情報を確認してください。
    • 「次へ」をクリックします。
  11. Java が有効な場合は、ご使用のコンピューターに対応する Java 開発環境を選択し、その場所のパスを設定してから、「次へ」をクリックします。
  12. Rational Rhapsody Developer の場合のみ: 有効な場合は、開発環境を選択し、該当する環境のパスを設定して、「次へ」をクリックします。 開発環境オプションの横のマーク (チェック・マークまたはアスタリスク [*] など) は、インストール・ウィザードがマシン上でそれを検出したことを意味します。
  13. インストールしている Rational Rhapsody のエディションで使用できる場合は、 「アドオンのインストール」ページに記載されている任意のアドオン製品を選択します。 ご使用のエディションでは、一部のアドオン製品が既に選択されていることがあります。 「次へ」をクリックします。
    重要: 一部のアドオン製品は、別途購入したライセンスが必要です。
    • Rational Rhapsody Gateway Add On - 要件追跡可能性 は、Rational RhapsodyIBM Rational DOORS®IBM Rational RequisitePro®、および他のベンダーが提供するその他の要求オーサリング・ツールと接続することで、プロジェクトの存続期間全体にわたる要求追跡可能性と、設計と要求の間のオンラインでのナビゲートを可能にします。Rational DOORS および Rational RequisitePro への基本的なエクスポートは、基本製品に含まれます。Rational DOORSRational RequisitePro 間の高度な双方向同期、影響分析、カバレージ解析、他のオーサリング・ツールとの統合は IBM Rational Rhapsody Tools and Utilities Add On に組み込まれています。
    • Rational Rhapsody XMI Toolkit - XML メタデータ交換は、 他のツールとの間でモデル情報をインポートおよびエクスポートし、Rational Rhapsody Tools and Utilities Add On に含まれています。
    • Rational Rhapsody TestConductor Add On は、テスト・タスクを自動化するモデル駆動型テストを提供します。また、テストをコードで定義したり、シーケンス図、ステートチャート、アクティビティー図、およびフローチャートを使用してグラフィカルに定義することもでき、対話式またはバッチ・モードでテストを実行できます。
    • Rational Rhapsody Automatic Test Generation Add On は、Rational Rhapsody テスト環境のエンジンであり、システムの機能を検査します。 UML モデルの情報と生成されたソース・コードを 分析の基礎として使用し、またそれらを使用して実行可能なテスト・ケースを作成します。
    • Rational Rhapsody RulesComposer Add On はルール・ベース・モデル変換のためのエディターです。 このアドオンを選択して、独自のコード・ジェネレーターの作成に使用することができます。あるいは、IBM Rational Rhapsody Developer for C での C コード生成のフォーマット設定をカスタマイズする規則を使用することができます。 カスタマイズした C コードを生成する基本メソッドを比較するには、Rational Rhapsody RulesComposer Add On の使用の有無にかかわらず、カスタマイズした C コードの生成に関する関連リンクのトピックを参照してください。
    • Siemens Teamcenter Systems Engineering Interface は、Rational Rhapsody Tools and Utilities Add On に含まれており、.NET framework 1.1 が必要です。
    • Automotive、AUTOSAR システム・オーサリングと動作設計、および AutomotiveC プロファイル」は、 Rational Rhapsody Developer for C を使用した AUTOSAR の動作を含むアプリケーション開発のサポートを提供し、AutomotiveC、AUTOSAR、および FixedPoint の各プロファイルを含みます。
    • Automotive、AUTOSAR システム・オーサリングには、C および C++ 言語の Rational Rhapsody Architect for Software、および Rational Rhapsody Architect for Systems Engineers および Rational Rhapsody Designer for Systems Engineers を使用した AUTOSAR 設計のための AUTOSAR プロファイルが含まれます。
    • Systems Engineering Add On は、SysML および Harmony プロファイル・プロジェクトの開発で役に立つ機能を提供します。
    • Rational System Architect Interface は、IBM Rational System Architect をご使用の企業のお客様が、Rational System Architect DoDAF (非 ABM) を Rational Rhapsody プロジェクトにインポートできるようにします。
    • Microsoft Visual Studio Workflow Integration は、Visual Studio の IDE としての使用をサポートします。
    • DoDAF - DoD Architecture Framework には別個のライセンスおよび .NET Framework 3.5 が必要であり、DoDAF プロファイルを使用する場合に必要となります。
    • MODAF - UK Ministry of Defence Architecture Framework
    • Rational DOORS インターフェースは、Rational DOORS へのレガシー・インターフェースで、設計要求のエクスポートと追跡可能性を提供します。
    • Microsoft Visual Basic for Applications
  14. Siemens Teamcenter Systems Engineering Interface アドオンを選択した場合は、Teamcenter サーバーの URL を入力してから、「次へ」をクリックします。
  15. ライセンス情報を指定して、「次へ」をクリックします。
  16. インストール設定を確認して、「インストール」をクリックします。
  17. Windows Vista および Windows 7 の場合のみ: 管理者特権でログオンしない場合は、「ユーザー・アカウント制御」ウィンドウで管理アカウントの資格情報を入力して、「はい」をクリックします。
  18. インストールが完了したら、「終了」をクリックします。

次のタスク

Rational Rhapsody を始動し、テストして、予測どおり機能することを確認します。Windows システムでの製品の始動に関するトピックを参照してください。例えば、いずれかのサンプル・モデルを開きます。Rational Rhapsody サンプルの確認に関するトピックを参照してください。


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