変数

変数は基本式です。変数名は、その変数にバインドされた値を評価するに対する評価式です。 例えば、x が式 5 + 6 にバインドされると、x は 11 となり、この x に 2 を足すと 13 になります。あらゆるプログラムで使用される定義済み変数には次の 3 つがあります。これらの model、this、および current はすべてオブジェクト・タイプです。

定義済み変数: model

変数 model は、IBM® Rational® Rhapsody® ReporterPLUS のモデルを表すメタクラス・モデル の固有インスタンスにバインドされます。最終的にモデル内のすべてのデータには、model にバインドされたモデル・インスタンスからアクセス可能です。

定義済み変数: this

変数 this は、Q プログラムの実パラメーターにバインドされます。Rational Rhapsody ReporterPLUS 内のあらゆるプログラムがメタクラスの一部のインスタンスに適用されます。例えば、条件タブの詳細条件は、反復される関連のメタクラス・インスタンスに連続して適用されます。this は、アプリケーションごとに、反復内の現行インスタンスにバインドされます。

定義済み変数: current

他の定義済み変数とは異なり、変数 current はプログラム内のさまざまなテキスト位置において、さまざまな値にバインドできます。つまり、current は、メタクラス・インスタンスが「current」であるものなら、どのようなテキスト位置であっても、常にバウンドされます。例えば、最も外側の式において、「current」のメタクラス・インスタンスは、プログラム全体に対するパラメーターとなります。したがって、current は最も外側の式のパラメーターと同じオブジェクトにバインドされます。一時的に current を再バインドする式はいくつかあります。これについては、この文書の後半の式の説明で記述します。


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