このタスクについて
開発者は、パネル図を使用して以下の操作を行うことができます。
- パネルのシミュレーションとプロトタイプ作成を行う。
- ユーザー用のハードウェア装置を模倣する。
- ユーザー・アプリケーションの起動とモニターを行う。
- イベントをトリガー、属性値を変更して、アプリケーションのテストを行う。
注: パネル図は、シミュレーションおよびプロトタイプ作成のみを目的としており、ユーザー・アプリケーションの本番インターフェースとして使用することは意図していません。さらに、パネル図は、ホスト上でのみ「使用」でき、また IBM Rational Rhapsody内からのみ「使用」できます。
次の図に、仮想のコーヒー・メーカー・アプリケーション用の、アニメーション化されたパネル図を示します。アニメーション時、アプリケーション開発者は、例えば以下のような操作を行って、アプリケーションをテストできます。
- 電源オン/オフ・スイッチ・コントロールをクリックして、コーヒー・メーカー・アプリケーションをオンにします。
- coffeeContainer および milkContainer ダイヤル・コントロールを使用して、使用可能なコーヒーとミルクの量を増減します。
- evCoin プッシュ・ボタン・コントロールをクリックして、コーヒーを注文します。以下のアクションが行われます。
- マトリックス表示コントロールに「Filling Coffee」や「Filling Cup」などのメッセージが表示されます。
- coffeeContainer および milkContainer レベル・インディケーター・コントロールはそれぞれ、コーヒーまたはミルクが注がれるとレベルが下がります。
- cup レベル・インディケーター・コントロールは、カップにコーヒーが注がれると、「コーヒー・カップをお取りください」というメッセージがマトリックス表示コントロールに表示されるまで上がります。
- 「カップをお取りください」LED コントロールが赤に変わります。
- cupCounter デジタル表示コントロールに、注がれたコーヒーの各カップ数が保持されます。
- evTakeCup プッシュボタン・コントロールをクリックしてコーヒーが取り出されたことを指示します。これによってコーヒー・マシンがリセットされます。