Rational Rhapsody DiffMerge コマンド行構文オプションの指定

IBM® Rational® Rhapsody® DiffMerge の基本構文は、各種オプションが指定された diffmerge.exe コマンドです。これらのオプションを以下の表で説明します。

このタスクについて

diffmerge.exe コマンドの基本構文は、以下のとおりです。

Diffmerge.exe <options>

例えば、サブユニット (-recursive) を含み、出力ファイルを C:¥Radio_Merge¥Radio.rpy に指定した基本認識比較またはマージを作成するには、以下のコードを使用します。

Diffmerge.exe -merge -recursive
C:¥Radio_Main¥Radio.rpy
C:¥Radio_Branch¥Radio.rpy
-base C:¥Radio_Base¥Radio.rpy
-out C:¥Radio_Merge¥Radio.rpy

下表に、コマンド行オプションを示します。

表 1. Rational Rhapsody DiffMerge コマンド行構文オプション
オプション 説明 構文
-base <filename> 基本認識比較で比較する 2 つのファイル (file1file2) の共通の祖先であるファイルの名前を指定します (3 つのユニットの比較のために表示される結果を参照)。 Diffmerge.exe -base <base file name> <file1> <file2>
-compare
-compare Rational Rhapsody DiffMerge を 2 ユニット比較モードで開始します。ただし、インターフェースは表示されません。(比較を開始し、インターフェースを表示するには、
-xcompare コマンドを使用します。)

グラフィック・モードでは、比較が実行され、終了するとシステム・プロンプトが出されます。比較の結果は以下のとおりです。

0 = 同一 IBM Rational Rhapsody ユニット

1 = 2 つのユニットの差分が検出された

この結果を取得するには、ERRORLEVEL MSDOS 変数を使用します (例: echo Exit code = %ERRORLEVEL%)。

Diffmerge.exe <file1> <file2> -compare
-diffReport <Difference Report file> 「差分レポート」タブ内のすべてのテキストを、指定されたファイルに書き込みます。詳細については、差分レポートの生成を参照してください。

このオプションは、‑compare または ‑merge を使用する場合にのみ使用してください。これ以外の場合、-DiffReport は実行されません。

Diffmerge.exe -compare <file1> <file2> ‑diffReport <filename>

または

Diffmerge.exe -merge <file1> <file2>
-base <file0>
-diffReport
<filename>

-merge Rational Rhapsody DiffMerge をマージ・モードで開始します。ただし、インターフェースは表示されません。(マージを開始し、インターフェースを表示するには、-xmerge コマンドを使用します)。

Rational Rhapsody DiffMerge によってマージの競合が検出されると、マージ・アクションは停止し、ツールから終了コード 1 が返されます。

この結果を取得するには、ERRORLEVEL MSDOS 変数を使用します (例: echo Exit code = %ERRORLEVEL%)。

マージが (競合なしで) 自動的に完了可能な場合、マージされたユニットは、-out コマンドで指定されたファイル名を使用して保存されます。 -out コマンドが指定されていない場合は、「保存」ウィンドウが開いて、新規ファイルの名前を入力できます。

注: -merge コマンドは、基本認識モードの場合のみ適用可能です。基本ユニットを指定する必要があります (-base を参照)。
Diffmerge.exe <file1> <file2> ‑base <file0> ‑merge
-mergeLog <Merge Activity Log file> 「マージ・アクティビティー・ログ」タブ内のすべてのテキストを、指定されたファイルに書き込みます。詳細については、マージ・アクティビティー・ログの表示を参照してください。

ファイルが存在しない場合、Rational Rhapsody DiffMerge によってこのファイルが作成されます。ファイルが存在している場合、既存のファイルに新規情報が追加されます。

このオプションは、‑merge を使用する場合にのみ使用してください。それ以外の場合、‑mergeLog は動作しません。

Diffmerge.exe ‑merge <file1> <file2> ‑base <file0> ‑mergeLog <filename>
-mergeReport <Merge Report file> 「マージ・レポート」タブ内のすべてのテキストを、指定されたファイルに書き込みます。詳細については、マージ・レポートの作成を参照してください。

ファイルが存在しない場合、Rational Rhapsody DiffMerge によってこのファイルが作成されます。ファイルが存在している場合、既存のファイルに新規情報が追加されます。

-merge を使用する場合にのみ使用してください。これ以外の場合、‑mergeReport は実行されません。

Diffmerge.exe ‑merge <file1> <file2> ‑base <file0> ‑mergeReport <filename>
-out <fileName> マージに名前を付けて保存」オプションを、マージ結果を指定されたファイルに保存するオプションに置き換えます。

<file1> および <file2> を使用して 2 つのファイルをマージする場合にのみ使用してください。

Diffmerge.exe <file1> <file2>
-out
<filename>
-recursive サブユニットを含めて比較します。Rational Rhapsody DiffMerge では、サブユニット・ファイルが自動的にロードされます。デフォルトでは、ツールはサブユニットを含めずに比較を行います。 Diffmerge.exe <file1> <file2> -recursive
-xcompare Rational Rhapsody DiffMerge を比較モードで開始し、インターフェースを表示します。 Diffmerge.exe <file1> <file2> -xcompare
-xmerge Rational Rhapsody DiffMerge をマージ・モードで開始し、インターフェースを表示します。 Diffmerge.exe <file1> <file2> -xmerge

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