Rational Rhapsody DiffMerge
を使用したユニットのマージ
2 つの比較ユニットを 3 つ目のユニットにマージし、元の 2 つのユニットと同じタイプのエンティティーを新規に作成するか、または 1 つのユニットのフィーチャーをもう 1 つのユニットにマージすることができます。デフォルトでは、初期マージ (マージ開始時に作成) は左側のユニットから取得されます。
初期マージを右側から取得するには、
Diffmerge.ini
ファイルの General セクションで以下のフラグを設定します。
"ReverseDiffOrder=TRUE"
注:
マージ開始前に、
図形の差分の表示抑制
図形の差分の表示抑制
で説明するように、図形の差分を組み込むかどうかを決定しておく必要もあります。
マージ操作の開始
ブラウザーにリストされている特定の要素をマージすることができます。
名前変更された要素のマージ結果
IBM Rational Rhapsody DiffMerge
のブラウザーのデフォルトでは、要素名が左 (列) 比較側から表示されます。 左側は右側よりも優先度が高くなっています。
マージされたユニットの保存
新規のマージ・ユニットは、既存のプロジェクトまたは別のプロジェクトで使用できるように個別ファイルとして保存されます。
ユニットのマージに関する制約事項
ユニットのマージには多くの制約事項があります。
基本認識比較の自動マージ
2 つのユニットが基本ユニットと比較されている場合、この基本認識比較により、
IBM Rational Rhapsody DiffMerge
で「わずかな差分対わずかではない差分」の概念を使用して、一部のマージの必要性を自動的に判断できます。
わずかな差分対わずかではない差分
1 つのユニットのみが基本ユニットと異なるような差分の場合は、競合しない差分、すなわち、
わずかな差分
として識別されます。同様に、両方のユニットが基本コントリビューターと異なっているが、その差分が同じであるような場合も、わずかな差分となります。これは、モデル要素における差分、またはモデル要素の属性間の差分に該当します。
基本認識比較ビュー
基本認識比較で要素がマージされると、
IBM Rational Rhapsody DiffMerge
では、「マージ」列のマージ済みの項目にマークが付けられます。
マージの決定
多くの場合、マージ対象およびマージ方法について決定する必要があります。
基本認識比較マージ
マージ操作の基本として基本認識比較を使用すると、
IBM Rational Rhapsody DiffMerge
では、ご使用の構成管理ツールの基本バージョンに関して、識別された変更のすべての状況が表示されます。マージ・タスクのこの追加情報により、「Diff」操作を必要以上に実行することなく、差分のソースを特定することができます。
2 ユニット比較からのマージに関するルール
マージに役立つビジュアル・キューが存在します。
Rational Rhapsody DiffMerge ブラウザーからのマージの決定
構造マージとは、
Rational Rhapsody DiffMerge
ブラウザーから直接マージを決定するものです。
従属要素すなわち「参照元」要素
シーケンス図には、例えば、分類子ロールなど、他の要素の存在に依存しない特定の要素が含まれています。また、シーケンス図には、例えば、送信と受信の要素の存在を必要とするメッセージなど、他の要素の存在を必要とする要素も含まれています。このような従属要素のことをここでは、「参照元」要素と呼びます。
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