大規模モデルの HTML レポート

IBM® Rational® Rhapsody® ReporterPLUS HTML Exporter テンプレートを使用して、大規模モデルのレポートを生成し、大規模レポートの出力設定を構成できます。

Windows XP を使用する場合は、 多数のダイアグラムを管理できるように以下の Microsoft グラフィックス・パッチを 適用してください。

Update for Windows XP (KB319740)

注: Microsoft Windows の システム・ファイル名の長さ制限は 256 文字です。生成される HTML レポートの階層は、 モデルの階層を反映するため、Microsoft のファイル名の長さ制限を 超える可能性があります。通常の階層パスが Windows の ファイル名の長さ制限を超える可能性がある場合は、生成ファイル名の長さがシステム・ファイル名の長さ制限内に収まるまで、サブディレクトリーが親の親ディレクトリーに生成されます。

複数ディレクトリーでの大規模モデル・レポート

Rational Rhapsody ReporterPLUS は、 通常、1 つの HTML レポートに関する複数ファイルを単一のディレクトリー内に生成します。 ただし、非常に大規模のモデルの場合は、1 つのディレクトリーにおける Microsoft Windows の ファイル数の制限を超える可能性があります。

この問題を回避するために、GenerateMultifolderReport フラグを TRUE に 設定すると、HTML レポート・ファイルが複数のディレクトリーに分かれて生成されます。Rational Rhapsody ReporterPLUS をセットアップするには、 インストール・ディレクトリー内の rhapsody.ini ファイルに対して以下の設定変更を行います。

[General]
InvokeReporterDll = FALSE
[ReporterPLUS]
EnableLoadOptions=TRUE
LoadImageMaps=TRUE
ModelSize=10
GenerateMultifolderReport=TRUE
SupportedMultifolderReportMetaClasses=package

EnableLoadOptions フラグにより、GenerateMultifolderReport などの ロードの最適化フラグの読み取りが可能になります。

さらに、SupportedMultifolderReportMetaClasses 変数を 設定して、別々のディレクトリーを受け取るモデル要素の型を指示することができます。 それらのサブディレクトリーを定義するには、以下のフラグ値を使用します。

  • package
  • profile
  • component
  • class
  • actor
  • usecase
  • object
  • module

例えば、パッケージとクラスに別々のサブディレクトリーを 生成するには、以下のフラグを設定します。

SupportedMultifolderReportMetaClasses=package,class

通常は、この フラグを package に設定しておけば、必要なサブディレクトリーを十分生成できます。

大規模レポートのメモリー

ModelSize フラグは Rational Rhapsody ReporterPLUS メモリー・ バッファー・サイズを制御します。モデル・サイズは 1 から 10 までの整数値で表し、デフォルトで「1」(最小メモリー) に設定されています。 大規模モデルの場合は、rhapsody.ini ファイルでモデル・サイズを「10」(最大メモリー) に 変更する必要があります。

[ReporterPLUS]
EnableLoadOptions=TRUE
ModelSize=10

この EnableLoadOptions フラグにより、ModelSize などのロード最適化フラグの読み取りが可能になります。さらに、 非常に大規模のレポートは、最低でも 2 G バイトのメモリーがあるマシン上で生成する必要があります。


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