Go コマンドは、明示的にフォーカス・スレッドと対話し、暗黙の Go を他のすべてのスレッドへ送ります。
例えば、@T1、@T2、@T3 という名の 3 つのスレッドがあり @T2 にフォーカスが設定されるマルチスレッド環境では、Go Step コマンドは @T2 を 1 ステップ進めます。この間、スレッド @T1 と @T3 は、ベースとなるオペレーティング・システムのスケジューリング・ポリシーに応じて 1 ステップ以上進む可能性があります。いずれの場合にも、ユーザーに制御が戻った時点で、3 つのスレッドは整数ステップの実行を終えています (実行はステップの途中で停止しません)。
アクティブ (一時停止していない) スレッドのみが Go コマンドで進められます。フォーカス・スレッドが一時停止していると、実行は進まず、ユーザーはフォーカスを別のスレッドに設定するかフォーカス・スレッドを再開するよう要求されます。フォーカス・スレッドが Go Step、Go Event、または Go Idle コマンド中に消滅すると、アプリケーションは直ちに停止します。