ファイルの名前変更の制御

モデル内のユニットの名前を変更する場合、IBM® Rational® Rhapsody® では構成管理操作の「名前変更」が使用されます。この操作は、バッチ・モードではプロパティー、SCC モードでは SCC API に基づいています。

このタスクについて

この操作は、SCC モードの SCC API またはバッチ・モードのいずれを使用しているかに応じて設定したプロパティーに基づいています。

表 1. ファイルの名前変更の制御
バッチ・モード SCC モード
ConfigurationManagement::ClearCase::RenameActivation を設定します。 Rational Rhapsody によって名前変更が自動的に行われるか、またはユーザーに対して要求アクションの確認を求めるプロンプトを出すように、RenameActivation プロパティーを設定できます。 使用する構成管理ツールに基づいて、以下のプロパティーを設定します。
  • IBM Rational ClearCase® を使用する場合は、ConfigurationManagement::SCC::RenameActivation および ConfigurationManagement::General::UseHybridModeWhenPossible を設定します。 Rational Rhapsody によって名前変更が自動的に行われるか、またはユーザーに対して要求アクションの確認を求めるプロンプトを出すように、RenameActivation プロパティーを設定できます。
  • IBM Rational Synergy を使用する場合は、ConfigurationManagement::SCC::RenameActivation を設定します。 Rational Rhapsody により名前変更が自動的に行われるか、またはユーザーに対して要求アクションの確認を求めるプロンプトを出すように、このプロパティーを設定できます。
  • その他の SCC ツールを使用している場合、個別のディレクトリーにあるパッケージの名前を変更しても、構成管理システムは変更されません。代わりに Rational Rhapsody では、構成管理システムで操作を実行できなかったことを示すエラー・メッセージが表示されます。

    モデルのみを変更する場合、モデル内のパッケージの名前が変更されますが、ファイル・システムまたは構成管理システムは変更されません。モデルとファイル・システムを変更する場合、Rational Rhapsody によってモデルとファイル・システムの両方が変更されます。詳細については、構成管理システムの更新の失敗を参照してください。
注: この操作の場合、Rational Rhapsody の「元に戻す」コマンド (Ctrl+Z) はモデル内でのみ機能し、アーカイブでは機能しません。アーカイブでの名前変更操作を元に戻すことはできません。

構成管理システムでファイルの名前変更が実行できない場合、Rational Rhapsody によりモデル内ではユニット名が変更されますが、構成管理システムでは変更されません。詳細については、構成管理システムの更新の失敗を参照してください。


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