バージョン 7.5.3 より前では、既存ユニットと同じ名前のユニットを作成しようとすると、 2 つのユニットが異なるディレクトリーにある場合でも、Rational Rhapsody では名前の競合と見なされていました。 そのため、新しいユニットに別の名前 (例えば、filename_1.txt) が付けられていました。この振る舞いはバージョン 7.5.3 で修正されました。 現在、異なるディレクトリー内に同じ名前のユニットを作成できるようになり、Rational Rhapsody で名前の競合と見なされなくなりました。
以前のバージョンの IBM® Rational Rhapsody ではバージョン 2.1 の Android SDK での開発がサポートされましたが、現行バージョンではバージョン 2.2 の Android SDK のみがサポートされます。
バージョン 2.1 の Android SDK を使用するモデルがあり、それらのモデルをバージョン 7.5.3 の Rational Rhapsody で使用する場合は、Android21 プロファイルを含むディレクトリーを、以前の Rational Rhapsody のインストール場所から新しいインストール場所にコピーする必要があります。このプロファイルは [インストール・ディレクトリー]¥Share¥Profiles¥Android にあります。Android21 ディレクトリー全体をコピーしてください。
バージョン 2.1 の Android SDK を使用するモデルがあり、それらのモデルをバージョン 2.2 の Android SDK を使用するようにマイグレーションする場合は、以下の手順に従ってください。
既存のモデルを開きます。
ブラウザーで Android21 プロファイルを選択し、ポップアップ・メニューから「モデルからの削除」を選択します。
ご使用のモデルに Android22 プロファイルを追加します (を選択)。追加するファイルは [インストール・ディレクトリー]¥Share¥Profiles¥Android¥Android22¥Android22.sbs です。 「モデルへの追加」ウィンドウで、「従属の追加」オプションと「参照として」オプションを選択します。
Rational Rhapsody 7.5.3 の REST スキーマでは、Queries コンテナー (Projects および Packages の下にあります) は PredefinedQueries という名前に変更されました。既存の RPE テンプレートがあり、それを 7.5.3 スキーマにアップグレードする場合、そのテンプレートに Queries コンテナーへの参照が含まれる場合は、以下の手順を実行する必要があります。
例えば、コンテキスト内に 2 つのテキスト要素 (Projects.Project.Queries.AllClasses.Class.metaclass および Projects.Project.Queries.AllClasses.Class.fullPathName) を含む Projects.Project.Queries.AllClasses.Class のコンテナーを持つ RPE テンプレートがあるとします。この場合、スキーマをアップグレードする前に、Projects.Project.Queries への参照をすべて削除する必要があります。 この操作は、RPE Document Studio で、コンテナーのポップアップ・メニューからを選択して行うことができます。これによりコンテナーはクリアされますが、レポートの構造は保持されます。スキーマを置き換えたら、コンテナーのデータ・コンテキストを Projects.Project.PredefinedQueries.AllClasses.Class に設定し、テキスト要素の値を Projects.Project.PredefinedQueries.AllClasses.Class.metadata および Projects.Project.PredefinedQueries.AllClasses.Class.fullPathName に設定する必要があります。
Rational Rhapsody プロファイルに対する変更は、既存の RPE テンプレートにも影響します。AUTOSAR_31 プロファイルおよび AUTOSAR_40 プロファイルでは、2 つの新規用語 (CanClusterAndChannel および LinClusterAndChannel) が削除されました。これらの要素を参照する RPE テンプレートがある場合は、スキーマを置き換える前にそうした参照をすべて削除してください。