単一反復のリバース・エンジニアリング

変更されないレガシー・コードまたはライブラリーの場合、再生成せずに参照用に外部コードをモデリングするのが適切です。 リバース・エンジニアリングを使用して、一度だけ外部要素を作成することができます。

手順

  1. モデルを作成するか、既存のモデルを開きます。
  2. リバース・エンジニアリングされた外部コードの新規コンポーネントを追加します。
  3. (前のステップで作成した) 新規コンポーネントをアクティブ・コンポーネントにします (IBM® Rational® Rhapsody® のブラウザー内でそのコンポーネントを右クリックして、「アクティブ・コンポーネントとして設定」を選択します)。
  4. 「ツール」 > 「リバース・エンジニアリング」を選択して、「リバース・エンジニアリング」ウィンドウを開きます。
  5. リバース・エンジニアリングするファイルまたはフォルダーを指定します。
  6. 「詳細」ボタンをクリックして、「リバース・エンジニアリングのオプション」ウィンドウを開きます。
  7. 「マッピング」タブで、以下の設定を指定します。
    1. 「可視化のみ (外部としてインポートする)」チェック・ボックスを選択します。
      下図に、IBM Rational Rhapsody Developer for C の場合の例を示します。
      「リバース・エンジニアリング」ウィンドウの「マッピング」タブ
    2. Rational Rhapsody Developer for C の場合は、「モデリング・ポリシー」領域にある「ファイル」ラジオ・ボタン (デフォルト) を選択します。 他の言語の場合は、ご使用の状態に合わせた、該当するオプションを選択します。 これらのラジオ・ボタンが使用可能かどうかは、「可視化のみ (外部としてインポートする)」チェック・ボックスを選択しているかどうかで異なる場合があります。
  8. ご使用のモデルに適したその他のリバース・エンジニアリング・オプションを設定します。
  9. 「OK」をクリックします。
  10. 「リバース・エンジニアリング」ウィンドウで、「開始」ボタンをクリックします。 指定したファイルが、外部要素として製品にインポートされます。
    インポートの結果は以下のとおりです。
    • インポートされた要素は、構成のスコープに追加されます。
    • インポートされたすべてのパッケージは、CG::Package::UseAsExternal プロパティーが Checked に設定されています。
    • 構成 (例では ExternalComponent) の「特性」ウィンドウの「インクルード・パス」または「ディレクトリー」が、正しいインクルード・パスに設定されます。
    • Rational Rhapsody Developer for C では、「ディレクトリーがパッケージである」ラジオ・ボタンを選択すると、 その構成の C_CG::Package::GenerateDirectory プロパティーは Checked に設定されます。

      以下の例に示すように、外部要素には、通常のアイコンの右上隅に特殊なアイコンが表示されます。
      外部要素を表示中のブラウザー
  11. 実装ファイルと宣言ファイルが正しく指定されているか、正しいフォルダーが作成されたかなど、インポートを確認してください。必要な変更を行います。
  12. 元のコンポーネントをアクティブに設定します。
  13. 元のコンポーネントで、«Usage» ステレオタイプを使用して、ExternalComponent に依存関係を作成します。
  14. 外部要素が ExternalComponent のスコープ内にのみ含まれていることを確認します。

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