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概要: Rational Rhapsody の基本的なシステム・エンジニアリングの設計

システム・エンジニアリング・チュートリアルは SysML プロジェクトから開始されます。このプロジェクトには、屋外スパ・プールの温度コントローラー用の成果物がいくつか含まれています。 この説明とデモンストレーションが、シンプルなアーキテクチャーを完成させ、それをソフトウェア・エンジニアに渡す際に役立ちます。
IBM® Rational® Rhapsody® Designer for Systems Engineers を使用して要件およびユースケースをいくつか備えた基本の SysML プロジェクトのサンプルを開き、これらの要素の表記を追加してアーキテクチャーのビルディング・ブロックを記述します。 ブロック定義図、内部ブロック図、およびその他の標準的な図を作成します。
このチュートリアルは、次の方法を学習するために使用します。
終了までの所要時間: 4 時間

概要

開始点のプロジェクトには次の要素が含まれています。
  • Rational Rhapsody Designer for Systems Engineers 7.5.1 で作成された SysML プロジェクト
  • 主なユースケース、および要件までトレースされたユースケースが記載された、ユースケース図
  • オペレーティング・システムのユースケースの仕様 (アクティビティーとして)
  • SystemUnderControl の温度に影響する物理的制約の仕様 (パラメトリック図として)
  • システムの基本的な構造
  • SystemUnderControl および ControlSystem の基本的なステートチャート
  • 振る舞いをシミュレートするための、実行可能なコンポーネントの構成

学習目標

このチュートリアルでは、次のことを学習します。
  • ユースケースと要件の関係
  • 機能要件と非機能要件の違い
  • SysML プロファイルで提供される寸法、単位、および値タイプ
  • 寸法、単位、および値タイプを追加する
  • ブロック定義図および内部ブロック図を使用して、Rational Rhapsody のアーキテクチャー設計を指定する
  • Rational Rhapsody の構造設計を定義する
  • 属性を追加して、制御下にあるシステムを特徴付ける
  • 開発のすべての段階でコードを生成し、モデルをシミュレートする
  • ブロック定義図およびパラメトリック図を使用して制約を定義する
  • Rational Rhapsody の振る舞いの設計を定義する
  • 内部ブロック図の要素としてシンプルなステートチャートを作成する
  • アクティビティー図を使用して機能性を検討する
  • ステートチャートを作成して振る舞いを指定する
  • システム・アーキテクチャーに必要な振る舞いと妥当性検査方法の関係
  • ソフトウェア・エンジニアにシステムの成果物を渡す方法
開始点のプロジェクトをダウンロードした後、このチュートリアルを終了するには約 4 時間かかります。このチュートリアルに関連する他のコンセプトを調べたり、ボーナス・エクササイズを行ったりした場合は、終了までにさらに時間がかかります。

スキル・レベル

チュートリアル・プロジェクトを正しく作成するには、システム・エンジニアリングの経験と、システム設計とモデリングの基本的な手法についての理解が必要です。

対象読者

このチュートリアルは、自分のスキルを活用して IBM Rational Rhapsody で設計を作成したい、SysML に詳しく経験のあるシステム・エンジニアを対象としています。

システム要件

チュートリアルには、この Rational Rhapsody 環境を使用してください。
  • Cygwin コンパイラー (4.0 以降のバージョンを使用してください)。http://www.cygwin.com/ で入手可能です。
  • Rational Rhapsody Designer for Systems Engineers 7.5.1 以降および Systems Engineering Add-on
  • Windows オペレーティング・システム
注: これらのソフトウェア要件の具体的な詳細については、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27016982Rational Rhapsody リリース情報を参照してください。
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