IBM® Rational® System Architect 要素を IBM Rational Rhapsody® モデルにインポートするためのマップ・ファイルをカスタマイズする場合は、標準マップ構造を変更します。
マップ・ブロックは、MAP キーワードで開始し、終了します。以下の項目を使用して、マップを記述します。
- Name は、マップ名です。
- デフォルトは「Yes」に設定されており、マップがインポート操作のデフォルトとして選択されていることを示します。
- Rhapsody_domain には、DODAF または SysML などの Rational Rhapsody モデルを記述します。
- SA_domain には、インポートされる Rational System Architect モデルのタイプを記述します。
- Description では、マップ・ファイルの目的が説明されます。
必須ブロック
それぞれのインポート・タイプに応じて、マップには要素または関係ブロックがあります。
- element は、関係ではない、任意のモデル要素 (ダイアグラムを含む) を定義します。
- relation は、2 つの要素を結び付けるダイアグラムの線を定義します。
それぞれの
element および
relation ブロックには、以下のパラメーターが含まれます。
- SA_Type は、Rational System Architect ソースを特定します。
- Rhapsody_Metaclass は、インポート操作の結果である Rational Rhapsody 要素のタイプを示します。
オプション・パラメーター
element および relation マップ項目に、以下のオプション・パラメーターを使用できます。
- Rhapsody_Stereotype は、インポートされた要素に、いずれのステレオタイプが付加されるか、またそのステレオタイプが Rational Rhapsody プロファイルに固有であるかどうかを指定します。
- Rhapsody_Profile は、定義を完了します。(自動的に Rhapsody_Profile を追加することで、プロファイルを結果モデルに追加します。)
属性
各要素および関係の特性を特定するには、以下のパラメーターを付けて
attribute キーワードを使用します。
- SA_Property は、インポートされる属性タイプを示します。
- Rhapsody_Field は、Rational Rhapsody モデルに設定された属性タイプを示します。
属性ブロックは、
SA_AttribType オプション・パラメーターを使用する場合があります。このプロパティーが、
Rational System Architect 内のコレクションとして保持される場合、この項目には、
Collection キーワードが含まれます。
デフォルト・マップ
デフォルト・マップ要素ブロックには、「*」に設定された SA_Type パラメーターが含まれています。
デフォルト・マップ関係ブロックには、「*」に設定された SA_Type パラメーターが含まれています。
デフォルト・ダイアグラム・マップには、「Diagram*」に設定された SA_Type パラメーターを持つ要素ブロックが保持されます。
デフォルト・マップ属性には、「*」に設定された SA_Property パラメーターを持つ属性ブロックが保持されます。
インポート・マップ・サンプル
次のインポート・マップのサンプルは、Rational System Architect System Node が、Rational Rhapsody Block にマップされることを示します。
<element Rhapsody_MetaClass="Class" Rhapsody_StereoType="block" Rhapsody_Profile="SysML" SA_Type="System Node">
<attribute Rhapsody_Field="Description" SA_Property="Description"/>