このレッスンでは、要件を Rhapsody® または DOORS® プロジェクトに追加する方法と、要件の分析方法、および、その要件を対象とするモデル要素の分析方法について解説します。
このレッスンを始める前に、「レッスン 3: プロジェクト要件を Rhapsody Gateway にインポートする」を必ず完了する必要があります。
Rhapsody Gateway は、要件を分析し、要件が変更されたときの影響分析の情報を提供するために使用されます。
このレッスンでは、要件を Rhapsody プロジェクトに追加して、その要件およびその要件を対象とするモデル要素を分析するために必要な情報およびスキルを学習します。
さらに、要件を変更して、その変更の影響を確認することができます。
次に、追跡可能性のマトリックスを作成して、Rhapsody モデル要素による要件のカバレージを表示します。
このレッスンの終了時には、以下のことが実行できるようになります。
- ハイレベル要件を Rational® Rhapsody プロジェクトに追加する、あるいは、Doors プロジェクトにエクスポートする。
- Gateway で使用される、状況や変更を示すためのシンボルを解釈する。
- 各要件がモデル要素まで、どのように追跡できるかを確認する。
- 要件の変更方法を説明する。
- 追跡可能性のマトリックスを作成する。
要件を Gateway に追加し、要件とモデルの間のカバレージを追加するだけでなく、要件を Rhapsody にも追加する必要があります。
- 「Rhapsody Gateway」ウィンドウで、「UML Model Rhapsody」プロジェクトを選択します。

- をクリックすると、「ハイレベル要件の追加 (Add high level requirement)」ウィンドウが開きます。
- 「ハイレベル要件の追加 (Add high level requirement)」ウィンドウで、ブラウザーからトップレベルの「エレベーター・プロジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。
- Rhapsody Gateway の「カバレージ分析ビュー」ウィンドウで、「UML Model Rhapsody」プロジェクトを選択し、
「Document1」フォルダーを選択して、新規にインポートされた要件を確認します。
- 「Rhapsody ビュー」に戻り、
「エレベーター・パッケージ」フォルダーを選択して、要件が、タイプ fromDoors Basic でリストされていることを確認します。

これで、要件が正常に Rhapsody プロジェクトに追加されました。次に、要件をモデル要素に関連付ける方法の学習に進むことができます。
例えば、特定の要件を特定のユースケースに関連付けることができます。
要件は、Rational Rhapsody ダイアグラムに、対応するユースケースと一緒に直接表示することができます。