7.5.3 でのコード生成の変更点

このトピックでは、バージョン 7.5.3 の IBM® Rational® Rhapsody® を使用して、以前のバージョンの製品で作成されたモデル用のコードを生成する際に関連のある変更点について説明します。

退場時のアクション用のコード生成

7.5.3 より前のバージョンでは、退場時のアクション用に生成されたコードが生成コードの正しい位置に配置されませんでした。 この振る舞いは現行バージョンで修正されました。古いモデル用に、以前のコード生成の振る舞いを維持するため、[lang]_CG::Statechart::GenerateActionOnExitOrderForNestedStatechartOldWay というプロパティー (デフォルト値は True) が 7.5.3 の後方互換性プロファイルに追加されました。

ポートおよびフロー・ポート用のコード生成

以前のバージョンで生成されたコードと比較すると、ポートおよびフロー・ポート用のコード生成が最適化されました。OptimizeCode という新しいプロパティー (デフォルト値は True) が追加されました。C++ および Java の後方互換性プロファイルでは、古いコード生成メカニズムが古いモデルのポートとフロー・ポートに使用されるように、値は False に設定設定されています。

構造体の属性の順序

7.5.3 より前のバージョンでは、生成コード内の構造体と共用体のメンバーの順序は、CG::Class::AttributesAutoArrange プロパティーの値を変更することによってのみ制御可能で、このプロパティーによって、クラス属性の順序と、構造体と共用体のメンバーの順序の両方が制御されていました。7.5.3 では、CG::Type::AttributesAutoArrange プロパティーが追加され、クラス属性で使用されている設定に関係なく、生成コード内の構造体と共用体のメンバーの順序をユーザーが制御できるようになりました。 古いモデル用に、以前のコード生成の振る舞いを使用するため、CG::Type::UseClassOrderSetting という新しいプロパティーが 7.5.3 の後方互換性プロファイルに追加されました。UseClassOrderSetting を True に設定すると、構造体と共用体のメンバーの順序は、CG::Type::AttributesAutoArrange プロパティーの値ではなく、CG::Class::AttributesAutoArrange プロパティーの値によって制御されます。

MISRA 準拠 - C++ コード

MISRA 準拠の度合いを高めるために、以下が行われるようになりました。


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