質問と回答のリスト。
以下に、最も頻繁に発生する質問、問題とその解決策を示します。
- 質問:「コントロール・ファイルをチェックアウトしました。しかし、そのファイルの記述やプロパティーなどを変更できません。」
回答: コントロール・ファイル用のメタデータはその親要素に保存されています。
そのため、記述やプロパティーなど、関連情報を変更するには、親要素をチェックアウトする必要があります。
例えば、コントロール・ファイルの追加に示されている例では、RailCarsPackage という親要素を右クリックして、 を選択することで、コントロール・ファイル属性が変更できます。
- 質問:「コントロール・ファイルは作成時に _rpy の下のディレクトリーにコピーされるのは知っていますが、コントロール・ファイルは厳密にはどこにコピーされるのですか ?」
回答: コントロール・ファイルは、ディスク上のその親が位置する場所にコピーされます。例えば package_1 というパッケージがあり、そのパッケージのリポジトリー・ファイルが MyProject_rpy¥package_1¥package_1.sbs に保存されているとします。
すると package_1 パッケージに追加したコントロール・ファイルはすべて、MyProject_rpy¥package_1¥ に保存されることになります。
- 質問:「「コントロール・ファイルのフィーチャー」ウィンドウを開いて、コントロール・ファイルの名前を変更しようとすると、「ファイルが見つかりません」というエラー・メッセージが表示されます。」
回答: 開いている「フィーチャー」ウィンドウから異なるファイルを選択できるようになっています。そのため異なる名前を入力すると、システムはユーザーが実際に別のファイルを指しているものと想定して、エラー・メッセージを出力します。
ブラウザーでコントロール・ファイルを時間間隔をやや空けて 2 回クリックすると、名前を変更できます (ダブルクリックするとファイルが開きます)。
- 質問:「コントロール・ファイルは _rpy フォルダーにコピーせずにモデルに追加できますか ?」
回答: いいえ、できません。その代わりに目的のファイルへのハイパーリンクを追加できます。ただしこれによって、以下のような操作を含む構成管理の機能が失われます。- アーカイブへの追加
- チェックイン
- チェックアウト
- ロック
- アンロック
- 問題: コントロール・ファイル上の構成管理操作は、失敗する場合があります。
詳細: コマンド・モードで構成管理を使用している場合は、ファイルが _rpy フォルダーの下にあることを確認してください。IBM Rational Rhapsody からコマンド・モードで構成管理操作を実行するには、ファイル (プロジェクト自体を除く) は _rpy ディレクトリーの下になければなりません。この問題については現在、解決策がありません。
回避方法: プロジェクトの下にパッケージを作成します。デフォルトで、パッケージは別のファイルに格納されます。その設定は変更しないでください。その後、問題のあるコントロール・ファイルをこのパッケージに追加して、
構成管理操作を実行できます。
- 問題: コントロール・ファイルを持つ既存の要素をモデルに追加し、ファイルを置き換える代わりに別の名前を選択します。
詳細: 既存の要素をモデルに追加すると、Rational Rhapsody では、要素を置き換えるか、別の名前を使用して追加するかを選択できます。別の名前の使用を選択すると、製品は新しい名前で要素を追加します。
モデル内の要素と追加した要素の両方が、同じ名前のコントロール・ファイルを持っている場合、同じ名前の複数のコントロール・ファイルがモデル内に存在することになります。しかしディレクトリーにはそのファイルの 1 つのインスタンスしか表示されない可能性があります。これは、モデル内の 2 つのコントロール・ファイルは実際には同じファイルであることを意味します。