アドレス空間を越えるイベント送信用の API

別のアドレス空間のリアクティブ・オブジェクトにイベントを送信する場合は、RidSendRemoteEvent 関数を使用する必要があります。標準のイベント生成マクロ RiCGEN は使用しないでください。

RiCBoolean RidSendRemoteEvent (const RhpString strReactiveName, struct 
RiCEvent* const ev, const RhpPositive eventSize);

strReactiveName — 宛先のリアクティブ・オブジェクトの公開済みの名前

ev — 送信するイベントを指すポインター

eventSize — 送信するイベントのサイズ

注: RidSendRemoteEvent 関数に strReactiveName パラメーターを指定するとき、addressSpaceName::publishedNameOfReactiveObject フォーマットを使用して、どのアドレス空間にターゲット・オブジェクトが含まれるかを指定することができます。 これは、複数のアドレス空間に同じ名前のオブジェクトがあっても、イベントを適切なオブジェクトに送信できることを意味します。

このオプションを使用する場合、アドレス空間に使用する名前は、アドレス空間を越えるイベント送信用のプロパティー で説明されているように C_CG::Configuration::AddressSpaceName プロパティーの値です。

IBM® Rational® Rhapsody® は、RidSendRemoteEvent 関数を呼び出す RiCGENREMOTE という名前のマクロを提供しています。

RiCGENREMOTE ([文字 - 宛先リアクティブ・オブジェクトの発行済みの名前], [括弧で囲まれたパラメーター付きのイベントの型])

例:

RiCGENREMOTE("destinationObject", Fstarted());

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