Rational Rhapsody のコンテンツ管理ファイル

IBM® Rational® Rhapsody® プロジェクトには、プロジェクト・データが格納されているファイルと、他のチーム・メンバーと共用する必要がないローカル情報が格納されているファイルがあります。構成管理システムには、プロジェクト・データが格納されているファイルのみを組み込む必要があります。

下表に、各 Rational Rhapsody プロジェクト・ファイル、その目的、および各ファイルのコンテンツ管理下での配置についてのガイドラインを示します。

表 1. Rational Rhapsody におけるプロジェクト・ファイル
ファイル名 目的 構成管理ガイドライン
*.rpy Rational Rhapsody プロジェクト・ファイル 構成管理下で保守します。
ユニット・ファイル

(*.sbs*.omd*.cls など)

Rational Rhapsody 要素 (パッケージ、ダイアグラム、クラスなど) が格納されているファイル。 構成管理下で保守します。
*.rpw ユーザー固有のワークスペース・データ 構成管理は不要です。
*.ehl イベント・ヒストリー・リスト。アニメーション・コマンド (イベント生成など) を格納します。 構成管理は不要です。
*.vba Visual Basic for Applications (VBA) マクロが格納されているバイナリー・ファイル プロジェクトで VBA マクロを使用する場合は、外部構成管理ツールを使用してこのファイルを保守します。

ほとんどの構成管理ツールでは、バイナリー・ファイルをアーカイブするために、ユーザーが具体的な指示を出す必要があります。

読み取り専用ファイルの場合、プロジェクトを開くと「文書を開くことができませんでした」というメッセージが表示されます。プロジェクトを保存すると、「文書を保存できませんでした」というメッセージが表示されます。

プロジェクトで VBA マクロが使用されていない場合、構成管理をこのファイルに適用する必要はありません。

store.log プロジェクトが保存された時点を記録するログ 構成管理は不要です。
load.log Rational Rhapsody にロードされるファイルのログ 構成管理は不要です。
ReverseEngineering.log リバース・エンジニアリング・アクティビティーのログ 構成管理は不要です。
*.cg_info 増分コード生成に関連する情報が格納されます。 構成管理は不要です。
*_auto.rpy 自動保存ファイル (オプション。プロジェクトの設定に基づく) 構成管理は不要です。
*_bak1.rpy および *_bak2.rpy Rational Rhapsody によって作成されるバックアップ・プロジェクト・ファイル (オプション、プロジェクトの設定に基づく) 構成管理は不要です。

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