ファイルおよびディレクトリーの削除の制御

ユーザーがプロジェクトからユニットを削除すると、IBM® Rational® Rhapsody® により「構成管理から削除」操作が実行されます。この処理は、バッチ・モードではプロパティーを使用し、SCC モードでは SCC API を使用します。

このタスクについて

この操作は、SCC モードの SCC API またはバッチ・モードのいずれを使用しているかに応じて設定したプロパティーに基づいています。

表 1. ファイルおよびディレクトリーの削除の制御
バッチ・モード SCC モード
ConfigurationManagement::Clearcase::DeleteActivation プロパティーを設定します。 Rational Rhapsody で削除が自動的に行われるか、またはユーザーに対して要求したアクションの確認を求めるプロンプトを出すように、DeleteActivation プロパティーを設定できます。 使用する構成管理ツールに基づいて、以下のプロパティーを設定します。
  • IBM Rational ClearCase® を使用する場合は、ConfigurationManagement::SCC::DeleteActivation および ConfigurationManagement::General::UseHybridModeWhenPossible を設定します。 Rational Rhapsody で削除が自動的に行われるか、またはユーザーに対して要求したアクションの確認を求めるプロンプトを出すように、DeleteActivation プロパティーを設定できます。
  • IBM Rational Synergy を使用する場合は、ConfigurationManagement::SCC::DeleteActivation を設定します。 Rational Rhapsody で削除が自動的に行われるか、またはユーザーに対して要求したアクションの確認を求めるプロンプトを出すように、このプロパティーを設定できます。
  • その他の SCC ツールを使用している場合、個別のディレクトリーにあるパッケージを削除しても、構成管理システムは変更されません。代わりに Rational Rhapsody では、構成管理システムで操作を実行できなかったことを示すエラー・メッセージが表示されます。

    モデルのみを変更する場合、モデル内のパッケージが削除されますが、ファイル・システムまたは構成管理システムは変更されません。モデルとファイル・システムを変更する場合、Rational Rhapsody によってモデルとファイル・システムの両方が変更されます。詳細については、構成管理システムの更新の失敗を参照してください。
注: この操作の場合、Rational Rhapsody の「元に戻す」コマンド (Ctrl+Z) は、モデル内でのみ機能し、アーカイブでは機能しません。アーカイブでの削除操作を元に戻すことはできません。

場合によっては、構成管理アーカイブからファイルを削除できないことがあります。この場合は、モデルからユニットが削除され (ただし、ハード・ディスクのファイルの削除や、構成管理システムからのファイルの削除は行われません)、ユニットが完全には削除されなかったことを示すエラー・メッセージが表示されます。出力ウィンドウで追加メッセージを確認してください。


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