IBM® Rational® Rhapsody® は、この製品内のコードを作成する任意の場所で、
プログラミング言語のネイティブ・ステートメントに加えて使用可能な、いくつかの事前定義アクション・ステートメントを用意しています。
事前定義アクション・ステートメントは、遷移のアクションや、ステートチャートのトリガーされた操作の本体で使用できます。
アクション・ステートメントは、生成されたソース・コードに対する影響を最小限に抑えるために、(RiCReactive.h 内で) リアルタイム・フレームワークでマクロとして定義されます。
イベントの生成時には、以下の点に注意してください。
- 遷移のアクション・パーツでイベントを生成する場合には、イベント名には括弧が含まれている必要があります。
例えば、イベント ev1 を生成する場合には、生成されるイベントの名前として、ev1 ではなく、ev1() を使用します。
- イベントのターゲットであるインスタンスの名前がポインターではない場合には、
イベント生成ステートメントへの引数として、インスタンス名にアドレス演算子 & を付けたものを使用します。
例えば、イベントを itsRoom に送信し、itsRoom が Room のインスタンスとして定義されている場合には、
引数として、itsRoom (ポインター) ではなく、アドレス演算子を使用した &itsRoom を使用します。