この製品での要素 ID による突き合わせ機能における、以下の制約事項に注意してください。
- IBM® Rational® Rhapsody® DiffMerge では、名前変更後のオブジェクトが比較の有効範囲外にある場合、名前変更の差分および表示されない伝搬された名前変更の差分は検出されません。(伝搬された名前変更の差分の表示抑制については、主要な構造差分のみの確認を参照してください。) 例:
- シーケンス図を比較する場合、分類子ロールの基本クラスは名前が変更されているだけで同じクラスですが、「単一」ノードとして表示されます。しかし、次の図に示すように、このクラスはこの比較内にはありません。
- パッケージを比較する場合、クラス・ステレオタイプの差異は、同じステレオタイプに異なる名前が付いていることですが、表示の抑制は行われません。これは、例えば、ステレオタイプが Terms という名前のパッケージに属しており、このパッケージがこの比較の有効範囲外である場合などに発生します。
- 名前変更された要素を含むユニットのマージを実行する際、場合によっては、Rational Rhapsody DiffMerge によってマージされた属性の値が適切に更新されないことがあります。これは、以下の属性で発生します。
- 関連するクラスの名前が変更された場合の汎化および依存関係における DependsOn
- ステレオタイプの名前が変更された場合のすべてのモデル要素の Stereotype
- 型の名前が変更された場合の Type、および型が適用可能な場合のすべてのモデル要素の Type。これには、メソッドおよび操作の戻りタイプ、引数、変数、属性の型、テンプレート・インスタンス・パラメーターの型、および typedef 型の基本型が含まれます。