IBM® Rational® Rhapsody® Developer、IBM Rational Rhapsody Architect for Software、IBM Rational Rhapsody Architect for Systems Engineers、または IBM Rational Rhapsody Designer for Systems Engineersを Microsoft Windows システムにインストールするには、以下の手順を使用します。
始める前に
この製品を正しくインストールするには、この製品のインストール先のマシンの管理者特権を持っているか、管理アカウントの資格情報を知っている必要があります。管理アカウントは、Program Files ディレクトリーおよび Windows レジストリーに書き込むことができます。 後者の場合は、製品のインストール・プロセス中に管理アカウントの資格情報を入力できます。
Rational Rhapsody を Windows Vista オペレーティング・システムにインストールしている場合:
- Windows Vista オペレーティング・システムで使用されているセキュリティーおよびリダイレクトの原則について理解している必要があります。
例えば、Vista オペレーティング・システムは Program Files ディレクトリーにより高度なセキュリティーを設定しているため、インストール・プロセス中に特定のインストール・ファイルをシステム上の他の場所にリダイレクトされる場合があります。
Rational Rhapsody を C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥Rhapsody にインストールした場合、ほとんどのインストール・ファイルはこのディレクトリーおよびサブディレクトリーにインストールされますが、書き込み可能な rhapsody.ini ファイルおよびサンプル・モデル・ファイルは C:¥Users¥<username>¥AppData¥Local¥VirtualStore¥Program Files¥IBM¥Rational¥Rhapsody などのユーザー・ディレクトリーにインストールされることがあります。詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=4061&uid=swg21417451 を参照してください。
- インストールを実行するには、管理者権限を持つユーザーとしてでなく、管理者としてログインする必要があります。
管理者としてログインしていない場合に製品をインストールしようとすると、「Error registering Rhapsody.tlb (Rhapsody.tlb の登録中にエラーが発生しました)」というメッセージが表示され、管理者としてログインするまでインストールを再開できません。
Rational Rhapsody を Windows 7 オペレーティング・システムにインストールしている場合:
- 通常、Windows 7 オペレーティング・システムに製品をインストールする場合、インストール・ファイルは、Windows Vista オペレーティング・システムへのインストールに関する前述の注と同じリダイレクト方法に依存します。デフォルトのインストール・ディレクトリーに書き込まれるファイルもあれば、USERS ディレクトリーに書き込まれるファイルもあります。すべてのファイルを (全アクセス権を持つ) 1 つの特定のディレクトリーにインストールする場合は、製品をインストールする前に、IgnoreAllUsersProfile と呼ばれる環境変数をワークステーションのシステム変数のリストに追加します。 IgnoreAllUsersProfile 変数の値を TRUE に設定します。 このシステム環境変数は、Windows「システムのプロパティー」ウィンドウから追加できます。
手順
- Rational Rhapsody のインストール・ディレクトリーで、
setup.exe ファイルをダブルクリックして、インストール・ウィザードを開始します。
- Windows XP システムの場合のみ: 管理者特権でログオンしない場合は、「別のユーザーとしてプログラムをインストール」ウィンドウが開きます。管理アカウントの資格情報を入力し、「OK」をクリックします。
- 製品に使用する言語を選択して、「OK」をクリックします。
- インストール・ウィザードが MicroSoft Visual
Studio C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x86) をインストールする必要があると判断した場合は、インストールするためのウィンドウが開きます。 「インストール」をクリックします。
- インストール・プログラムが開きます。ウィザードの指示に従ってインストールを行います。「次へ」を
クリックして先に進みます。
注: インストール・ウィザードがシステム上で
Rational Rhapsody の
前のバージョンを検出すると、前のバージョンを現行バージョンで置換するというメッセージが表示されます。
- IBM ソフトウェアのご使用条件のページが
開きます。 インストールを続行するには、使用許諾契約書に同意する必要があります。
「次へ」をクリックします。
- 「エディションの選択」ページで、インストールする製品のエディションを選択して、「次へ」をクリックします。
注: Rational Rhapsody Developer は、Eclipse ユーザーには必須です。
- Rational Rhapsody Developer および Rational Rhapsody Architect for Software の場合のみ: 「言語の選択」ページで以下を実行します。
- インストールのデフォルト宛先フォルダーを受け入れるか、別のパスを参照して選択します。
インストール・パスを設定したら、「次へ」をクリックします。
- 有効な場合は、ご使用のコンピューターに対応する Java 開発環境を選択し、その場所のパスを設定してから、「次へ」をクリックします。
- Rational Rhapsody Developer の場合のみ: 有効な場合は、開発環境を選択し、該当する環境のパスを設定して、「次へ」をクリックします。
開発環境の選択の横のアスタリスク (*) は、インストール・ウィザードがマシン上でそれを検出したことを意味します。
- インストールしている Rational Rhapsody のエディションで使用できるかどうかに応じて、
「アドオンのインストール」ページに記載されているアドオン製品を選択します。
エディションによっては、一部のアドオン製品が既に選択されていることがあります。
「次へ」をクリックします。
注: 一部のアドオン製品は、別途購入したライセンスが必要です。
- Rational Rhapsody Gateway
Add On - 要件追跡可能性 は、Rational Rhapsody を IBM Rational DOORS®、IBM Rational RequisitePro®、および他のベンダーが提供するその他の要求オーサリング・ツールと接続することで、プロジェクトの存続期間全体にわたる要求追跡可能性と、設計と要求の間のオンラインでのナビゲートを可能にします。Rational DOORS および Rational RequisitePro への基本的なエクスポートは、基本製品に含まれます。Rational DOORS と Rational RequisitePro 間の高度な双方向同期、影響分析、カバレージ解析、他のオーサリング・ツールとの統合は IBM Rational Rhapsody Tools and Utilities Add On に組み込まれています。
- Rational Rhapsody XMI Toolkit - XML メタデータ交換は、 他のツールとの間でモデル情報をインポートおよびエクスポートし、Rational Rhapsody Tools and Utilities Add On に含まれています。
- Rational Rhapsody TestConductor Add On は、テスト・タスクを自動化するモデル駆動型テストを提供します。また、テストをコードで定義したり、シーケンス図、ステートチャート、アクティビティー図、およびフローチャートを使用してグラフィカルに定義することもでき、対話式またはバッチ・モードでテストを実行できます。
- Rational Rhapsody Automatic Test Generation
Add On は、Rational Rhapsody テスト環境のエンジンであり、システムの機能を検査します。
UML モデルの情報と生成されたソース・コードを
分析の基礎として使用し、またそれらを使用して実行可能なテスト・ケースを作成します。
- Rational Rhapsody RulesComposer
Add On はルール・ベース・モデル変換のためのエディターです。
このアドオンを選択して、独自のコード・ジェネレーターの作成に使用することができます。あるいは、IBM Rational Rhapsody Developer for C での C コード生成のフォーマット設定をカスタマイズする規則を使用することができます。
カスタマイズした C コードを生成する基本メソッドを比較するには、Rational Rhapsody RulesComposer Add On の
使用の有無にかかわらず、カスタマイズした C コードの生成を参照してください。
- Siemens Teamcenter Systems Engineering Interface は、Rational Rhapsody Tools and Utilities Add On に含まれており、.NET framework 1.1 が必要です。
- 「Automotive、AUTOSAR システム・オーサリングと動作設計、および AutomotiveC プロファイル」は、
Rational Rhapsody Developer for C を使用した AUTOSAR の動作を含むアプリケーション開発のサポートを提供し、AutomotiveC、AUTOSAR、および FixedPoint の各プロファイルを含みます。
- Automotive、AUTOSAR システム・オーサリングには、C および C++ 言語の Rational Rhapsody Architect for Software、および Rational Rhapsody Architect for Systems Engineers および Rational Rhapsody Designer for Systems Engineers を使用した AUTOSAR 設計のための AUTOSAR プロファイルが含まれます。
- Systems Engineering Add On は、SysML および Harmony プロファイル・プロジェクトの開発で役に立つ機能を提供します。
- Rational System Architect Interface は、IBM Rational System Architect をご使用の企業のお客様が、Rational System Architect DoDAF (非 ABM) を Rational Rhapsody プロジェクトにインポートできるようにします。
- Microsoft Visual
Studio 2008 Workflow Integration は、Visual Studio 2008 の IDE としての使用をサポートします。
- DoDAF - DoD Architecture Framework には別個のライセンスおよび .NET Framework 3.5 が必要であり、DoDAF プロファイルを使用する場合に必要となります。
- MODAF - UK Ministry of Defence Architecture
Framework
- Rational DOORS インターフェースは、Rational DOORS へのレガシー・インターフェースで、設計要求のエクスポートと追跡可能性を提供します。
- Microsoft Visual Basic for Applications
- Siemens Teamcenter Systems Engineering Interface アドオンを選択した場合は、Teamcenter サーバーの URL を入力してから、「次へ」をクリックします。
- ライセンス情報を指定して、「次へ」をクリックします。
- インストール設定を確認して、「インストール」をクリックしてください。
- Windows Vista
および Windows 7 の場合のみ: 管理者特権でログオンしない場合は、「ユーザー・アカウント制御」ウィンドウが開きます。管理アカウントの資格情報を入力し、「はい」をクリックします。
- インストールの状況が表示されます。「終了」ボタンが使用可能な場合は、クリックして、インストールを終了します。
次のタスク
Rational Rhapsody を始動し、テストして、予測どおり機能することを確認します。Windows システム上での Rational Rhapsody の開始 を参照してください。例えば、いずれかのサンプル・モデルを開きます。Examining samplesを参照してください。