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レッスン 6: 制約の定義とパラメトリック図の追加

このレッスンでは、モデルのコンテキストを指定するブロック定義図をそのハイレベルの構造要素、SystemUnderControl、および ControlSystem ブロックの観点から調査し、これらのブロック間の振る舞いの依存関係を指定する制約についても調査します。

ブロック定義図では、コンテキスト・ブロックはモデルのコンテキストを確立します。 コンテキストは、2 つのシステム・ブロックと、熱と温度変化の間の物理関係を表すために使用される 1 つの constraintBlock である熱エネルギー式で構成されます。図に表示されている各ブロックは、一連の属性で特徴付けられますが、constraintBlock は一連の制約で定義されます。

コンテキスト・ブロックに関連付けられた内部ブロック図はそのコンポーネント間の関係を表します。 次の図は、 レッスン 4 で完成させた図です。パラメトリック図は、「熱エネルギー式」による制約の SystemUnderControl ブロックへの適用を示すために、つまり、制約のパラメーターをコンポーネントの特定の属性に接続 (またはバインド) するために使用されます。 レッスン 3 で mass 属性を SystemUnderControl に追加したため、ここでパラメトリック図を変更して、その属性にバインディングを組み込むことができます。

ブロック定義図

mass 属性をパラメトリック図に追加するには、以下の手順を行います。

  1. ブラウザーで、「FunctionalAnalysisPkg」 > 「パラメトリック図」と展開します。
  2. SystemUnderControl の熱エネルギー式」をダブルクリックします。 「熱エネルギー式」には 4 つの属性がリンクされていますが、その 1 つである m:kg パラメーターの mass 属性が欠落しています。
  3. ブラウザーで、「DesignSynthesisPkg」 > 「ブロック定義図」 > 「SystemUnderControl」 > 「属性」と展開します。
  4. ブラウザーで、「mass」属性を選択し、それをパラメトリック図の右側にドラッグし、「m」パラメーターの近くにドロップします。
  5. 「BindingConnector」ツール 「BindingConnector」ツール を選択し、「mass」属性と「m」パラメーターの間に線を引きます。
  6. 「熱エネルギー式」シンボルの右端にある「m」制約パラメーターをダブルクリックして、「フィーチャー」ウィンドウを開きます。 「タイプ:」に kg in TypesPkg と設定します (値タイプで「kg」を選択することを忘れないでください)。
    制約パラメーターの「一般」タブが表示された「フィーチャー」ウィンドウ
パラメトリック図は、次の例のように表示されます。
パラメトリック図

レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、次の事項について学習しました。
  • ブロック定義図を使用して制約を定義する
  • 属性をパラメトリック図に追加する
次のレッスンでは、モデルを作成し、シミュレーションを実行します。
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