CORBA インターフェースに定義されている各属性は、IDL ファイル内の 同じ名前の CORBA 属性にマップされます。標準 IDL 生成プログラムは、すべての属性に対し、アクセサー操作 (get) とミューテーター操作 (set) を生成します。例えば、att という 名前の属性の場合、次のアクセサーとミューテーターが IDL ファイルに生成されます。
att(); // accessor att(value); // mutator
CORBA インターフェースを継承するクラスは、各属性のアクセサー操作とミューテーター操作を実装しなければなりません。ただし、readonly 属性は例外で、これにはミューテーターは必要ありません。
C++ は、 メソッドの多重定義は許可していますが、データ・メンバーとメソッドが同じ名前を 保持することは許可していません。したがって、実現クラス内のデータ・メンバーを CORBA インターフェース内の 属性と同じ名前にすることはできません。 CORBA インターフェースから属性を実現クラスにコピーしてください。