トレーシングでは、アプリケーションの監視と制御を、IBM® Rational® Rhapsody® GUI の代わりにテキスト・ベースのコンソール風のユーザー・インターフェースを使用して行います。ただし、すべてのトレース・コマンドはアニメーションでも使用できます。
トレーシングを使用すると、以下の作業ができます。
- 実行中のアプリケーションの状態の検査とトレース
- 表示コマンドによるアプリケーションの検査
- トレース・コマンドを使用したトレース項目の確認
- ブレーク・コマンドを使用したブレークポイントの設定と削除
- GEN マクロまたは CALL コマンド (CALL は IBM Rational Rhapsody Developer
for C++ のみ) を使用した、イベントの生成または操作の呼び出し
- go コマンドを使用してトレーサーに制御を戻し、1 つ以上のステップを実行
トレーサーは以下の動作を行います。
- go コマンドに従うか、ブレークポイントに達するまで実行を進める
- モデルを実行しながらトレースするオブジェクトに起きる事象を説明するメッセージを表示