環境変数を使った構成

プロパティーに加えて、IBM® Rational® Rhapsody® 環境の構成には、さまざまな環境変数が使用されます。 これらの環境変数は、rhapsody.ini ファイル内に 保管されます。このファイルは、通常、Windows システムでは C:¥Winnt の下にあります。

次の表は、Rational Rhapsody で使用される環境変数のリストです。 使いやすさを踏まえ、環境変数はセクション別に、 ファイル内でセクションが出現する順序でリストされています。

環境変数 説明
General セクション
OMROOT = パス Rational Rhapsody インストール済み環境 の Share サブディレクトリーの場所を指定します。

例えば、インストール時、 宛先フォルダーに D:¥Rhapsody を指定した場合、OMROOT の 値は次のようになります。

$OMROOT = D:¥Rhapsody¥Share

OMDOCROOT = パス 一部の Rational Rhapsody 資料 (PDF ファイル) の ルート・ディレクトリーを指定します。
OMHELPROOT = パス Rational Rhapsody オンライン・ヘルプのルート・ディレクトリーを指定します。
RY_LICENSE_FILE FLEXlm が必要とするライセンス情報を指定します。この変数には次の値の いずれかが設定されます。
  • license.dat ファイルへのパス
  • 1717@hostname。 ここで、1717 はポート番号 (1024 から 65534 の範囲内の任意の番号)、hostnameRational Rhapsody ライセンス・サーバー・マシンの名前です。
AnimationPortNumber=6423 アニメーション・サーバーとの通信に使用するポート番号を指定します。
UseVBA = ブール値 VBA マクロを使用できるかどうかを指定します。

例:

UseVBA = TRUE

EnableWebDownload = ブール値 Web からダウンロード」フィーチャーを有効または無効にします。

例:

EnableWebDownload=TRUE

DefaultEdition = エディション 使用する Rational Rhapsody のデフォルトのエディションを指定します。

例:

DefaultEdition = Developer

この変数に使用できる値は、Developer、SystemArchitect、SystemDesigner、Architect、Modeler、および ModelerCorporate です。

DefaultLanguage = 言語 Rational Rhapsody のデフォルトのプログラミング言語を指定します。

例:

DefaultLanguage = c++

この変数に使用できる値は、c++、cpp、c、java、ada、csharp です。

ImplementBaseClasses=TRUE 暗黙的要求で、「基底クラスの実装」ウィンドウを表示するかどうかを 制御します。デフォルトでは、このウィンドウは明示的に開かないと 表示されません。

ウィンドウで「このウィンドウを自動的に表示」チェック・ボックスを選択すると、Rational Rhapsody によってこの行が rhapsody.ini ファイルに書き込まれます。必要な場合は、この行を直接 rhapsody.ini ファイルに追加し、ウィンドウが自動的に表示されるようにできます。

RHAPSODY_AFFINITY = 数値 Rational Rhapsody プロセスのアフィニティーを設定します。 この変数は、使用可能なプロセッサーが複数存在すると Rational Rhapsody で問題が発生する状況に対応するために設計されました。

例えば、 Rational Rhapsody をシングル・プロセッサーで 実行するには、次の行を rhapsody.ini ファイルに追加します。

RHAPSODY_AFFINITY=1

値をゼロにしたり、この 変数が存在しないと、このメカニズムは無効になります。

NO_OUTPUT_WINDOW=TRUE リバース・エンジニアリング (RE) メッセージの 出力ウィンドウを使用不可にして、パフォーマンスを高めます。RE メッセージは、ファイル ReverseEngineering.log 内に記録されます。
Helpers セクション
name<#>= ストリング ヘルパーの名前を指定します。

例:

name1=Reverse Engineer Ada Source Files

command<#> = .exe への パス ヘルパーの呼び出しコマンドを指定します。

例:

command1=J:¥Rhapsody5¥
AdaRevEng¥bin¥AdaRevEng.exe

initialDir<#> = パス ヘルパーの初期ディレクトリーを指定します。

例:

initialDir1=J:¥Rhapsody5¥
AdaRevEng

isVisible<#> = 0 または 1 ツール・メニューにヘルパーを表示するかどうかを 指定します。

例:

isVisible1=1

isMacro<#> = 0 または 1 ヘルパーが VBA マクロかどうかを指定します。

例:

isMacro1=0

arguments<#> = ストリング ヘルパーのコマンド行引数を指定します。

例:

arguments1=-mode IMPORT

numberOfElements = 数値 ヘルパーの数を指定します。

例:

numberOfElements=1

CodeGen セクション
ExternalGenerator = パス 外部ジェネレーターへのパスを指定します (外部ジェネレーターを 使用する場合)。

例:

ExternalGenerator=
J:¥Rhapsody5¥Sodius¥
Launch_Sodius.bat

この変数は、 IBM Rational Rhapsody Developer for Ada にのみ適用されることに注意してください。

Tip セクション
TimeStamp = Rational Rhapsody のインストールを実行した日時を指定します。

例:

TimeStamp=Mon Apr 21
09:34:31 2003

StartUp = ブール値 Rational Rhapsody の始動時に「本日のヒント」を表示するかどうかを指定します。

例:

StartUp = 1

Animation セクション
ViewCallStack = 0 または 1 次回のアニメーション・セッションでコール・スタックを 表示するかどうかを指定します。

例:

ViewCallStack=0

ViewEventQueue = 0 または 1 次回のアニメーション・セッションでイベント・キューを 表示するかどうかを指定します。

例:

ViewEventQueue=0

BarsLayout セクション
BrowserVisible = ブール値 前回のセッションの設定に従って、ブラウザーを 表示するかどうかを指定します。

例:

BrowserVisible=TRUE

FeaturesVisible = ブール値 前回のセッションの設定に従って、「フィーチャー」ウィンドウを 表示するかどうかを指定します。

例:

FeaturesVisible=FALSE

FeaturesFloating = ブール値 前回のセッションの設定に従って、 「フィーチャー」ウィンドウを浮動させるか連結するかを 指定します。

例:

FeaturesFloating=TRUE

BrowserFloating = ブール値 前回のセッションの設定に従って、 ブラウザーを浮動させるか連結するかを 指定します。

例:

BrowserFloating=FALSE

Bar<#> 各ツールバーに対応した設定をグループ化します。

例:

[BarsLayout-Bar29]

BarsLayout-Summary セクション
Bars = 数値 ツールバーの数を指定します。

例:

Bars=30

ScreenCX = 解像度 ユーザーの画面解像度の X スケールを 指定します。

例:

ScreenCX=1024

ScreenCY = 解像度 ユーザーの画面解像度の Y スケールを 指定します。

例:

ScreenCY=768

Plug-in セクション
MTT<Version number> = パス TestConductor DLL へのパスを 指定します。

例:

MTT4.1=L:¥Rhapsody¥v41¥
TestConductor¥
TestConductor.dll

Tornado セクション
DefaultTargetServerName = ストリング Tornado で使用するデフォルトのターゲット・サーバー名を指定します。
RecentFilesList セクション
File<#> = パス 最近ロードされた .rpy ファイルを リストします。リストできるファイルの最大数は 4 です。

例:

File1=J:¥Rhapsody5¥ProjectAda¥
NewFunc¥NewFunc.rpy
File2=J:¥Rhapsody5¥CPPProjects¥
NewFunc¥NewStuff¥NewStuff.rpy
File3=J:¥Rhapsody41MR2¥AdaProject¥
Dishwasher¥Dishwasher¥Dishwasher.rpy

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