構成管理操作で発生する共通の問題

ここでは、構成管理操作で発生する可能性のあるいくつかの共通問題を取り上げます。

SCC 準拠の構成管理ツールに接続できない (SCC モード)

SCC 準拠の構成管理ツールをインストールすると、ツール固有の DLL がご使用の PC にインストールされます。構成管理操作が呼び出されると、IBM Rational Rhapsody は、システム・レジストリー内でこの DLL の項目を探します。それが 1 つ見つかると、DLL をロードし、そのツールで構成管理操作を実行します。Rational Rhapsody が適切な SCC ツールの DLL を見つけられない場合は、エラー・メッセージが生成されます。システム・レジストリー内 (HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE の下) の SourceCodeControlProvider キーの ProviderRegKey 値に、デフォルトの構成管理ツールの DLL の位置が保管されます。

注: SCC インターフェースは、現在、Windows プラットフォームでのみサポートされています。

同じシステム上に、複数の SCC 準拠ツールをインストールすることができます。この場合、InstalledSCCProviders キー (HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥SourceCodeControlProvider の下) には複数の項目があります。例を以下に示します。

PVCS Dimensions: REG_SZ: Software¥SQL Software¥PcmcScc
Microsoft Visual SourceSafe: REG_SZ: Software¥Microsoft¥
                                    SourceSafe
ClearCase: REG_SZ: Software¥Atria¥ClearCase

ProviderRegKey 値が、必要な構成管理ツールに対応しない場合は、レジストリー・エディター (例えば、Regedt32) を使用して、インストール済みの SCC 準拠の構成管理ツールの 1 つを選択し、InstalledSCCProviders からの情報を使用して、SourceCodeControlProvider キーの ProviderRegKey 値を、使用する SCC ツールに合わせて編集してください。

例えば、PVCS Dimensions を使用する場合は、ProviderRegKey 値を以下の文字列で編集します。

   Software¥SQL Software¥PcmsScc

「Unable to create process」メッセージ (バッチ・モード)

場合によっては、Windows 98/NT オペレーティング・システム上で、標準 echo コマンドの問題が発生します。

(接続操作中、または他の構成管理操作のサブタスクとして) アーカイブへの接続中に echo が原因で、「Unable to create process」というメッセージを受け取った場合は、コマンド・プロンプトから同じ操作を実行してみてください。

その結果、「Unrecognized command」のような別のメッセージが表示された場合は、PATH 変数をご使用の環境に合わせて修正してください。PATH 変数には、実行するコマンドがある場所の絶対パスが含まれている必要があります。


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