SysML アクティビティー図のアクション・ノードに出入りする情報または物理オブジェクト
を表すアクション・ピンを追加することができます。
手順
オブジェクト・ノードも SysML アクティビティー図に
追加できます。オブジェクト・ノード は、データ仕様
です。
オブジェクト・ノードは、
アクション・ピンおよびアクティビティー・パラメーターに
関連しています。これらはすべて「データ仕様」です。オブジェクト・ノードは、
アクション・ノード間を流れる情報または物理要素をシンボルで示します。オブジェクト・ノードは、
オブジェクト・フロー のデータ仕様として機能します。オブジェクト・ノード には、接続されたアクション で直接アクセスできます。
注: データ・トークン
は、デシジョン・ノード、および、マージ・ノード、結合ノード、フォーク・ノード など
の制御ノード によって経路指定できます。トークンには、
「プロパティー」ビュー・ウィンドウ内で TOKEN キーワードを使用してデシジョン・ノードに
よってアクセスできます。
以下を行うことができます。
入力および出力を表す
要素をシステム・エンジニアリングのアクティビティー図に追加するには、
「ダイアグラム・ツール」を使用します。
- アクティビティー図で、アクション・ピン、操作呼び出しなどをドラッグ・アンド・ドロップすることができます。
アクション・ノードをクリックして、
入力オブジェクトまたは出力オブジェクトを表すピンを追加することができます。
「フィーチャー」ウィンドウを使用して、ピンの方向 (In、Out、
または InOut) と、ピンに出入りする
オブジェクトのタイプ (通常は、ブロック、タイプ、
または値タイプ) を指定します。このピンを、他のアクション・ノードの対応するピン (複数可) に接続して、オブジェクト・フローにもとづくアクションのシーケンスを定義することができます。
外向きのピンの名前が RETURN の場合、操作の戻り値が
ブール値であることを意味します。RETURN ピン
は操作の戻り値のために予約済みであるため、ユーザー独自のものを作成してはなりません。

アクションは TOKEN を別のアクションに渡しています。
トークンはアクション間でデータを渡します。トークンを使用して、
デシジョン・ノード上でデータにアクセスできます。デシジョン・ノード
にはピンがないため、代わりにトークンを使用してデータを操作します。
アクションをトークン指向にするには、『システム・エンジニアによるトークン・ベースのアクティビティーのシミュレーション』トピック
を参照してください。
注: 振る舞い呼び出しのアクションを使用する場合は、ピンを対応アクティビティーへのピンとして追加することで、アクション・ノードにのみピンを追加することができます。新規に追加したピンを表示するには、該当のアクション・ノードを右クリックして、「アクティビティー・ピンの更新/作成」を選択します。「表示オプション」オプションを使用して、ピンに表示される名前のタイプを選択することもできます。
- オブジェクト・ノード を描画するには、「オブジェクト・ノード」ボタン
を
クリックし、アクティビティー図内でクリックしてノードを配置します。- オブジェクト・ノードの「フィーチャー」ウィンドウを
表示し、「ステレオタイプ」、「状態」、
およびこのノードの「表示名」を選択します。
- アニメーション化したアクティビティー図を開くには、「進む
アクション」ボタン
をクリックします。