一部のコンパイラー (例えば、VxWorks など) には、C++ フレームワーク内で 定義されたテンプレートの冗長コピーをインスタンス化する傾向があります。 このような冗長なインスタンス化により、結果のコード (実行可能ファイル) は かなり大きくなります。
テンプレートなしに関係を使用できるようにするため、代替の実装として 型なし (void*) のコンテナーのセットが 用意されます。型なしコンテナーを使用する関係用に 生成されるコードは、責任を持ってタイプ・セーフなインターフェースを 提供しなければなりません。
しかし、型なしコンテナーを用意することで、問題が完全に 解決するわけではありません。なぜなら、テンプレートは、さらにフレームワークの .h ファイルからも 組み込まれるからです。この問題を解決するには、フレームワーク・オブジェクトの選択的組み込みを 使用して、テンプレート定義が「秘密裏に」 取り込まれるのを回避しなければなりません。
フレームワークへの選択的組み込みをサポートするため、oxf.h ファイルは 最小化され、最も基本的なファイルのみを組み込むようになりました。また、次の プロパティーが追加されました。