Rational Rhapsody ReporterPLUS は、 通常、1 つの HTML レポートに関する複数ファイルを単一のディレクトリー内に生成します。 ただし、非常に大規模のモデルの場合は、1 つのディレクトリーにおける Microsoft Windows の ファイル数の制限を超える可能性があります。
この問題を回避するために、GenerateMultifolderReport フラグを TRUE に 設定すると、HTML レポート・ファイルが複数のディレクトリーに分かれて生成されます。Rational Rhapsody ReporterPLUS をセットアップするには、 インストール・ディレクトリー内の rhapsody.ini ファイルに対して以下の設定変更を行います。
[General] InvokeReporterDll = FALSE [ReporterPLUS] EnableLoadOptions=TRUE LoadImageMaps=TRUE ModelSize=10 GenerateMultifolderReport=TRUE SupportedMultifolderReportMetaClasses=package
EnableLoadOptions フラグにより、GenerateMultifolderReport などの ロードの最適化フラグの読み取りが可能になります。
さらに、SupportedMultifolderReportMetaClasses 変数を 設定して、別々のディレクトリーを受け取るモデル要素の型を指示することができます。 それらのサブディレクトリーを定義するには、以下のフラグ値を使用します。
例えば、パッケージとクラスに別々のサブディレクトリーを 生成するには、以下のフラグを設定します。
SupportedMultifolderReportMetaClasses=package,class
ModelSize フラグは Rational Rhapsody ReporterPLUS メモリー・ バッファー・サイズを制御します。モデル・サイズは 1 から 10 までの整数値で表し、デフォルトで「1」(最小メモリー) に設定されています。 大規模モデルの場合は、rhapsody.ini ファイルでモデル・サイズを「10」(最大メモリー) に 変更する必要があります。
[ReporterPLUS] EnableLoadOptions=TRUE ModelSize=10
この EnableLoadOptions フラグにより、ModelSize などのロード最適化フラグの読み取りが可能になります。さらに、 非常に大規模のレポートは、最低でも 2 G バイトのメモリーがあるマシン上で生成する必要があります。