IBM® Rational® Rhapsody® は、コード生成時に元のコード構造の要素の順序を維持できます。このフィーチャーを使用すると、クラス・メンバーおよびグローバルの順序を変更でき、
Rational Rhapsody は、この変更を「尊重」します。
コード尊重には、以下のようなフィーチャーもあります。
- コード生成は、ファイル内の正しい場所にテキスト・フラグメントを再生成します。
- リバース・エンジニアリングは、逐語的テキスト (表記のとおりに解釈されるテキスト) としてモデルに #ifdef をインポートします。
- コンパイラーから見える #ifdef のブランチは、論理要素としてモデル化されます。
- コンパイラーから見えない #ifdef のブランチは、逐語テキストとしてモデル化されます。
Rational Rhapsody でコードが生成されると、
そのコードは元のコードに類似します。このフィーチャーは、モデリングの利点をすべて享受しながら、手作業のコーディングを使用することも、自動生成コードを使用することもできるという完全な柔軟性があります。
C++ と C のコードに対してリバース・エンジニアリングをしてモデルにする際、元のコードにおけるグローバル要素の順序、位置、および依存関係をモデルで尊重する方法が使用できます。
注: コード尊重のフィーチャーは、
IBM Rational Rhapsody Developer
for C および
IBM Rational Rhapsody Developer
for C++ と、これらの製品のリバース・エンジニアリング・フィーチャーおよびラウンドトリップ・フィーチャーに適用されます。
この製品のバージョン 7.2 では、作成するすべてのプロジェクトでコード尊重フィーチャーがデフォルトでアクティブ化されています。
以前のプロジェクトについてコード尊重をアクティブ化するには、
コード構造保存フィーチャーのアクティブ化を参照してください。
さらに、Rational Rhapsody Developer for C と Rational Rhapsody Developer for C++ において、コードを Rational Rhapsody モデルにラウンドトリップする際に、コードの構造を尊重しその構造を維持する Rational Rhapsody モデルにラウンドトリップできるようにセットアップすることができます。
C++ および C で要素の順序を変更したときに、尊重モードでのラウンドトリップにより、次回のコード生成で順序が維持される要素は以下のとおりです。
- グローバル要素
- クラス要素
- #include および前方宣言
- 自動生成された操作 (ステートチャートおよびトレース/アニメーション設定のコードを除く)