Simulink コンポーネントが Rational Rhapsody モデルにインポートされると、Real-Time Workshop を使用して Simulink モデルから生成された .cpp ファイルは、Rational Rhapsody 生成 Make ファイル内にソース・ファイルとして組み込まれます。
Rational Rhapsody 生成コードの観点からは、Rational Rhapsody 内の SimulinkBlock 要素は、OMSimulinkBlock というフレームワーク・クラスに基づくクラスです。 スーパークラスでは、メソッドの doStep() を定期的に呼び出します。このメソッドは派生クラスによって実装されます。 このメソッドでは、入力ポートを初期化し、Simulink 生成 .cpp ファイル内のステップ関数を呼び出し、ステップの後に出力の値を設定します。 (この出力は、次に出力フロー・ポートを介して中継されます。)
SimulinkBlock を Simulink モデルに関連付けて、「Simulink モデルのインポート/同期」ポップアップ・メニュー・コマンドを使用すると、doStep() 関数が生成されます。 この操作には、Embedded Coder ライセンス (ERT) が必要なことに注意してください。