ニーズに対処するにはバッチ・モードと SCC モードのどちらがよいかを判断するために、以下の質問に順番に答えていきます。各質問への答えに基づいて、該当する一連の質問を進んでいくと、最終的にどのモードがお客様のシチュエーションに最適であるかについてアドバイスが得られます。
このタスクについて
質問の流れを下図に示します。
質問 1: ご使用のオペレーティング・システムはどちらですか?
IBM® Rational® Rhapsody® を、Windows および Linux の両方で実行する。
- SCC は Linux 上では使用できないため、
お客様のチームのすべてのメンバーが、本製品を Linux 上で実行する場合は、バッチ・モードを使用する必要があります。
- お客様のチームのすべてのメンバーが、本製品を Windows 上で実行する場合は、質問 4 に進んでください。
- お客様のチームの一部のメンバーは Linux 上で本製品を実行するが、他のメンバーは Windows 上で本製品を実行する場合、または一部のメンバーが両方のオペレーティング・システムで本製品を実行する場合は、次の質問に進んでください。
質問 2: 同じ Rational Rhapsody および Rational ClearCase® の統合エクスペリエンスが必要ですか?
- すべてのユーザーが同じ Rational Rhapsody および IBM Rational ClearCase の統合エクスペリエンスを共有することが重要な場合、または一部のユーザーが Rational Rhapsody を両方のオペレーティング・システムで実行する場合は、バッチ・モードをお勧めします。
- 同じエクスペリエンスが必須でない場合は、次の質問に進んでください。
質問 3: Rational Rhapsody を
Windows または Linux で実行しますか?
- 本製品を Linux で実行する場合、SCC は Linux 上では使用できないため、バッチ・モードを使用する必要があります。
- そうでない場合は、次の質問に進んでください。
質問 4: Rational Rhapsody インターフェースから、
Rational ClearCase UCM を使用する予定がありますか?
- Rational ClearCase UCM (統一変更管理) を、
Rational Rhapsody インターフェース から使用する予定がある場合は、SCC モードが唯一の選択肢です。
Rational Rhapsody インターフェースからの UCM の使用は、バッチ・モードではサポートされません。Rational ClearCase を SCC モードで使用する場合は、Rational Rhapsody で UCM がサポートされます。これにより、コード開発における障害と変更のトラッキングを実行するための「アクティビティー」を利用できるようになります。ただし、UCM をバッチ・モードで使用して、「アクティビティー」を外部で設定することも可能ですが、この場合、Rational Rhapsody のインターフェース経由でこの機能を使用することはできません。
- Rational Rhapsody のインターフェースから UCM を使用する必要がない場合は、次の質問に進んでください。
質問 5: Rational Rhapsody の CM 状態認識フィーチャーを使用する予定がありますか?
- 本製品では、SCC モードでのみ CM 状態認識フィーチャーが提供されます。したがって、ユニットの状態 (チェックイン、チェックアウトなど) 情報を利用する場合は、SCC モードをお勧めします。
- CM 状態認識が必須でない場合は、次の質問に進んでください。
質問 6:
構成管理操作で、カスタム・プロパティーを使用する予定がありますか?
- 構成管理操作のために、Rational Rhapsody でのプロパティーのカスタマイズにすでにある程度投資していて (例えば、チェックインを処理するカスタム・スクリプトがすでにあり、このスクリプトを起動するように ConfigurationManagement::ClearCase::CheckIn プロパティーを設定している)、それらのカスタム・プロパティーを引き続き使用したい場合は、SCC ではこのようなカスタマイズができないため、バッチ・モードを使用する必要があります。
- プロパティーのカスタマイズにまだ投資していない場合や、このようなカスタム・プロパティーを使用する必要がない場合は、SCC モードを使用できます。