ClearQuest® レコード・タイプに、別のレコード・タイプへの参照であるフィールドが含まれている場合があります。対応する Rational Team Concert™ 項目タイプがない場合でも、ワークアイテム内の参照されるレコードの内容を表示したい場合があります。
このタスクについて
ワークアイテム・タイプにカスタム属性を作成し、参照されるレコード・タイプの内容をその属性にマップして、内容を表示することができます。例えば、「障害」レコード・タイプに、「お客様」レコード・タイプへの参照であるフィールドが含まれているとします。顧客レコード・タイプには、「Name」、「Company」、および「E-mail」フィールドが含まれています。
対応する Rational Team Concert 項目タイプがない場合でも、ワークアイテム内の参照されるレコードの内容を表示できるようにするには、次のようにします。
- 参照されるレコード・タイプ (例えば「顧客」) 用に同期規則を作成します。「チーム成果物」ビューで、リポジトリー接続を右クリックし、と選択します。「同期規則」ビューで、プロジェクト・エリアを右クリックして、と選択します。
- 同期規則エディターで、「名前」 プロパティーに規則の固有名を入力します。「型マッピング」セクションで、「外部リポジトリー」を選択します。「外部タイプ」フィールドで、レコード・タイプ (例えば「顧客」) を選択します。「プロパティー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックして、表示したい参照されるレコード・タイプ内のフィールドの外部プロパティーを追加します (例えば、Name、Company、および E-mail)。対応する項目プロパティーを指定しないでください。「マッピング詳細」セクションの「同期」フィールドで、「なし」を選択します。
「保存」をクリックして、同期規則を保存します。
- 参照されるレコード・タイプに対応するカスタム属性を作成します。「チーム成果物」ビューで、プロジェクト・エリアをダブルクリックしてプロジェクト・エリア・エディターで開きます。「プロセス構成」タブをクリックします。「プロジェクト構成」、「構成データ」、「ワークアイテム」の順に展開します。「タイプ (Types)」をクリックします。「プロジェクト構成」ページで、「プロジェクト構成」、「構成データ」、「ワークアイテム」の順に展開します。「タイプ (Types)」をクリックします。ワークアイテム・タイプのカテゴリーを選択します。「カスタム属性」エリアで、「追加」をクリックします。属性の名前 (例えば Customer) を入力し、ストリングの型を選択します。「OK」をクリックします。「保存」をクリックして、ワークアイテム・タイプへの変更を保存します。
- 親レコード・タイプ (この例では「障害」) の同期規則を開きます。「プロパティー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックします。
「Item Property (項目プロパティー)」セルに、カスタム属性の名前 (例えば Customer) を入力します。「外部プロパティー」セルの親レコード・タイプで参照フィールドの名前 (例えば Customer) を選択します。「同期」フィールドで、「In (着信)」を選択します。「参照同期規則」フィールドで、参照されるレコード・タイプ用の同期規則 (例えば、顧客レコード・タイプ用の同期規則) を選択します。「値変換プログラム」フィールドで、「Display Referenced Record Fields in Custom Attribute 変換プログラム」を選択します。「保存」をクリックして、同期規則への変更を保存します。 この変換プログラムは表示目的のものであるため、サポートしているのは着信同期のみです。