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演習 2: Rational Build Agent シェル・スクリプトの構成

Jazz™ Build System には、startbfa.sh という名前のサンプル・スクリプトが含まれています。このスクリプトを使用すると、ビルド・マシンで Rational® Build Agent を開始できます。このスクリプトは、pathPrefix/usr/lpp/jazz/v2.0/buildsystem/buildtoolkit/examples/startbfa ディレクトリー内にあります。ここで、pathPrefix は、SMP/E インストール時に指定した任意の接頭部です。このスクリプトは、Rational Build Agent を開始して、Rational Build Agent が Jazz Team Server for System z® に接続するために必要な資格情報を指定し、さらに Antz とネイティブ・コンパイルに必要なライブラリーへのアクセス権を提供するために必要です。 必要に応じてこのスクリプトを作業ディレクトリーにコピーし、そのコピーを変更して実行することができます。

環境に合わせてスクリプトを構成する必要があります。 以下の表で説明しているように、サンプル・スクリプト内の変数ストリングを置換してください。
表 1. サンプル・スクリプトの変数ストリング
変数 説明
@pathPrefix@ Jazz ディレクトリーの接頭部として付けるディレクトリー・パス。
注: これは、Jazz ディレクトリーの接頭部であるため、この接頭部に SMP/E インストールの一環として指定した任意の接頭部を付けてから、/usr/lpp を付ける必要があります。
@javaPathPrefix@ IBM® 31-Bit SDK for z/OS® Java™ 2 テクノロジー・エディション V5 へのディレクトリー・パス。
@yourUserid@ Jazz ビルダーのユーザー ID。
@yourPasswordFile@ Jazz パスワード・ファイル。
@zLang@ ホスト・ファイルで使用されるエンコード方式。例えば、IBM-037 などです。 値を指定しない場合は、z/OS UNIX® 環境によって決定されたデフォルト値が使用されます。
@timeout@ ビルド・ステップ実行のタイムアウト値 (秒)。 値を指定しない場合は、デフォルト値である 300 秒 が使用されます。
@stepLib@ z/OS ビルドで使用する STEPLIB DD。例えば、SYS1.LINKLIB:CEE.SCEERUN などです。
@bfaBinPath@ Rational Build Agent 実行可能ファイル・ディレクトリーへのディレクトリー・パス。
@bfaConfPath@ Rational Build Agent 構成ファイル・ディレクトリーへのディレクトリー・パス。
@yourHomeDirectory@ ホーム・ディレクトリー。これは、HOME 環境変数をどこにも定義していない場合のみ使用してください。
ヒント: Rational Build Agent を開始してビルド要求を受け入れる準備ができたら、startbfa.sh スクリプトを実行します。

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