場合によっては、ワークアイテムの実行依頼者がその機能領域を担当する開発者と協議して、ワークアイテムをその開発者に割り当てることがあります。
ただし、実行依頼者がワークアイテムを割り当てないままにしておくことも一般的であり、その場合には、そのワークアイテム・カテゴリーに関連するチーム・エリアのメンバーがそのワークアイテムを選別する必要があります。
このタスクについて
選別は、反復へのワークアイテムの追加、
所有権の割り当て、および優先順位の設定を行うように実行依頼されたワークアイテムを分析するプロセスです。
ワークアイテムを選別する正確なステップは、ワークアイテムのタイプおよびそのワークフローに応じてさまざまです。
以下のステップは、スクラム・プロセスで定義されている「不良」ワークアイテム・タイプを選別する場合の標準的なステップです。
- ワークアイテムを選別するには、実行依頼されているが、特定の所有者に割り当てられていないワークアイテムを検索するための照会を最初に実行します。
結果グリッドにある項目をクリックしてその項目を開きます。
また、結果グリッドの「アクション」列にある「アクション」アイコンをクリックして、ワークアイテムをインライン・エディターで開くこともできます。
- 「分類先」フィールドが正しく設定されていることを確認します。
ワークアイテムが別のカテゴリーに属する場合は、「分類先」フィールドを変更します。
ユーザーがその新規カテゴリーに関連付けられているチームのメンバーではない場合は、「保存」をクリックして変更を保存します。
その他の場合は、続行します。
- 「潜在的な重複の検索」アイコンをクリックして、
同じ問題に対して別のワークアイテムが既に実行依頼されていないかどうかを確認します。
重複するワークアイテムがある場合は、そのワークアイテムのいずれかを「解決済み」の状態に設定し、
その解決を「重複」に設定します。
- 「所有者」プロパティー・リストには、そのワークアイテム・カテゴリーに関連付けられているチーム・エリアのすべてのメンバーがリストされます。
そのリストから所有者を選択するか、リストの下部にある「続く」をクリックして、別のチームのメンバーを検索します。
オプションで、優先順位レベルを選択します。
優先順位レベルを選択すると、そのワークアイテムの重要度がそれを所有するチームの観点から識別されます。
オプションで、「計画対象」プロパティーとして、そのワークアイテムを解決するために計画された反復を指定します。
オプションで、「期限」プロパティーに値を入力します。
コメントを入力するには、「ディスカッション」セクションにある「コメントの追加」をクリックしてテキストを入力します。
- 「承認」タブをクリックして承認を追加します。
承認とは、別のユーザーに対して出される、ワークアイテムの解決のために実行される作業のレビュー、承認、または検査の要求です。
「新規承認」ドロップダウン・リストから「承認」、「レビュー」、
または「検査」を選択し、オプションで期限を指定します。
「承認者の追加」をクリックし、その解決の承認を担当するユーザー (または複数ユーザー) を指定します。
異なるユーザーに合わせて異なる承認のタイプを作成することができます。
例えば、所有者が提案した解決は主要開発者にレビューさせ、提供された修正はテスト技術者に検証させることができます。
承認の別の使用方法として、共通のタスクを実行するようにチーム・メンバーに注意を促すことがあります。
例えば、開発者がファイル内の著作権年度を更新できるようにするためのワークアイテムを作成するとします。
各開発者を承認者としてそのワークアイテムに追加することができます。
ファイルへの変更が終了したら、開発者はその承認の状態を「承認済み」に変更します。
- 「保存」をクリックして、変更を保存します。