WebSphere Application Server の構成

このトピックでは、z/OS® 上の WebSphere® Application Server と連動するように Jazz™ Team Server for System z® をセットアップする方法について説明します。

始める前に
このタスクを実行する前に、以下のことを実行しておく必要があります。
このタスクについて
この構成では、WebSphere Application Server と同じマシンに Jazz Team Server for System z をインストールすることを前提にしています。 また、このトピックでは、SSL で WebSphere 認証を構成するためのステップは示していません。 WebSphere の各種の認証オプションおよび暗号化オプションについて詳しくは、WebSphere インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp) にアクセスし、『アプリケーションとその環境の保護』を検索してください。
注: WebSphere インフォメーション・センターにアクセスするには、あらかじめ Jazz.net ユーザーとして登録しておく必要があります。 http://jazz.net にアクセスしてください。

WebSphere Application Server に Jazz Team Server for System z をデプロイするには、以下のステップを実行します。 それぞれのステップについては、以下で詳述します。

  1. アプリケーション・サーバーの JVM カスタム・プロパティーの定義。
  2. jazz.war ファイルのデプロイおよびアプリケーション・サーバーの再始動。

アプリケーション・サーバーの JVM カスタム・プロパティーの定義

このタスクについて
注:
  • 使用している WebSphere Application Server のバージョンによって、WebSphere 管理コンソールに若干の違いがある場合があります。
  • @confPath@ は、BLZCPDIR サンプル・ジョブの実行時に決定した Jazz Team Server for System z の構成ディレクトリーで置き換えてください。
  1. 「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」と選択します。
  2. server1」を選択します。
  3. 「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 > 「プロセス定義 (Process Definition)」 > 「サーバント (Servant)」と選択します。
  4. Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」を選択します。
  5. 値 100 を「初期ヒープ」に追加します。
  6. 値 1000 を「最大ヒープ・サイズ (Maximum Heap Size)」に追加します。
  7. 適用」をクリックします。
  8. ロギングおよびトレース」をクリックします。
  9. ログ詳細レベルの変更」をクリックします。 Jazz Team Server for System z は、BIRT レポート作成エンジンを使用します。 BIRT 通知項目が WebSphere ログ・ファイルに書き込まれないようにするために、org.eclipse.birt.* パッケージに対して、ロギング・レベルを「重大」に設定します。
  10. 適用」をクリックします。
  11. カスタム・プロパティー」を選択します。
  12. 新規」をクリックして、以下のプロパティーを追加します。 それぞれを追加した後には、「OK」をクリックします。
    名前
    java.awt.headless; value = true
    名前
    org.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin; value = true
    名前
    JAZZ_HOME ; value: file:///@confPath@
    名前
    DB2Z_JDBC; value: /@db2PathPrefix@/db2910_jdbc/classes
    注: @db2PathPrefix@ は、ご使用のシステムにある DB2 V9 JDBC ライセンスおよび JDBC の JAR ファイルのパスで置き換えてください。 これらのファイルには、 それぞれ db2jcc_license_cisuz.jar および db2jcc.jar という名前が付いていて、 デフォルトでは /usr/lpp/db2910_jdbc/classes にあります。
  13. マスター構成に直接保存 (Save directly to the master configuration)」を選択します。

jazz.war ファイルのデプロイおよび WebSphere Application Server の再始動

  1. WebSphere Application Server 管理コンソールから、「アプリケーション」 > 「新規アプリケーションのインストール (Install New Application)」と選択します。
  2. 新規アプリケーションへのパス (Path to new Application)」の下にある「リモート・ファイル・システム」を選択します。
  3. 絶対パス (Full path)」の下で、@pathPrefix@/usr/lpp/jazz/v2.0/server/tomcat/webapps/jazz.war を参照します。ここで、@pathPrefix@ は SMP/E をインストールした際に指定した任意の接頭部です。
  4. コンテキスト・ルートを /jazz に設定します。
  5. 次へ」をクリックして、エディターによってプロンプト表示される「新規アプリケーションのインストール (Install New Application)」の残りのステップを引き続き実行します。
  6. 終了」をクリックします。
  7. マスター構成に直接保存 (Save directly to the master configuration)」を選択します。
  8. アプリケーション・サーバーを再始動します。
  9. エラーがないかサーバントのログを確認します。
次のタスク
サーバーの始動後、次のトピックを参照してください: RTCz: セットアップ・ウィザードの実行
WebSphere Application Server の構成について詳しくは、以下のサイトにアクセスしてください。

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