このリリースの ClearQuest® Connector には、いくつかの制限および既知の問題が記載してあります。
このリリースには、以下の制限および既知の問題が記載されています。
- ClearQuest Connector を使用するには、IBM® Rational® ClearQuest 7.0.1 以降を実行している必要があります。
- 「ClearQuest Connector のセットアップ」ウィザードは Windows® でのみ実行できます。ClearQuest Connector を Linux® にデプロイしている場合には、「ClearQuest Connector のセットアップ」ウィザードを Windows で実行できます。このウィザードは cqconnector.properties ファイルを作成し、Gateway はそのファイルを使用します。生成されたプロパティー・ファイルを Linux コンピューターにコピーして編集し、そのコンピューターで Gateway を開始することができます。
- Jazz™ ユーザー・レジストリーが読み取り専用になっていると、「ClearQuest Connector のセットアップ」ウィザードの Jazz サーバー構成部分で「新規アカウントの作成」オプションが失敗します。Jazz Team Server が WebSphere® Application Server で実行されている場合または Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) を使用するように構成されている場合、Jazz ユーザー・レジストリーは読み取り専用になっています。
- ワークアイテム・コメントを ClearQuest の問題に関する注と同期する場合、以下の制限があてはまります。
- 注のタイム・スタンプは、同期された時点の時刻であり、コメントが作成された時刻ではありません。
- 注と関連付けられるユーザー名は、ClearQuest Connector ユーザー・アカウントであり、コメントを作成したユーザーではありません。
- 注およびコメントへの追加は、既存の項目に付加されるのであり、途中に割り込ませることはできません。このため、項目の順序は、同期された順序であり、作成された順序ではありません。
- ClearQuest レコード・タイプと Rational Team Concert™ 項目の間で状態値をマッピングする場合、ClearQuest の「Closed (クローズ)」状態から「Opened (オープン)」状態への遷移をマッピングすることはできません。
- Jazz リポジトリーでは、データを Unicode 形式で格納するため、さまざまな言語の文字データを組み込むことができます。しかし、ClearQuest ユーザー・データベースは、どのような場合でも単一の文字セットのデータしか保持できません。ClearQuest ユーザー・データベースの文字セットがワークアイテム内の文字データをサポートしていない場合、同期操作は失敗し、「The field "Description" contains characters that are not supported by the data code page, "1252 (MS Windows Latin 1)"」(フィールド「Description」に、データ・コード・ページ「1252 (MS Windows Latin 1)」でサポートしていない文字が含まれています。) というエラーが表示されます。
- ClearQuest ユーザー・データベースにおいて、UnDuplicate アクションにより、レコードの状態が Duplicate アクション以前の状態に変化します。Rational Team Concertワークアイテムが、その状態遷移モデルによるサポートがないために、同じ状態遷移をたどれない場合があります。
- Rational Team Concert項目と同期された ClearQuest レコード・タイプでキーワードを定義する際には、小文字を使用し、スペースを含めないでください。
- ClearQuest レコードには複数の添付リスト・フィールドを含めることができますが、Rational Team Concert 項目の場合は 1 つだけです。
- 添付同期規則に description プロパティーのマッピングを追加しないでください。このマッピングはサポートされていないため、同期が失敗し、「不正なプロパティー名: description (Invalid Attachment property name: Description)」というエラーになります。
- Microsoft® Internet Explorer ブラウザーで Rational Team Concert の Web インターフェースを使用して添付をワークアイテムに付加し、添付ファイルがリモート・コンピューター上にある場合、同期が失敗することがあります。この問題を回避するには、添付を取り外し、それをローカル・コンピューターにコピーしてから、ワークアイテムに再付加してください。別の方法として、添付ファイルをリモート・コンピューター上に残しておき、別のブラウザーを使用して再付加することもできます。
- ClearQuest Connector を DB2® ユーザー・データベースおよびスキーマ・リポジトリーと一緒に使用した場合、特定の状況でデータベース・デッドロックが発生することがあります。
この問題を回避するには、ユーザー・データベースおよびスキーマ・リポジトリーについて、DB2 MAXAPPLS パラメーターを 200 に設定してください。
- cqconnector.properties ファイルでパラメーター com.ibm.team.uris を使って Jazz サーバーの Uniform Resource Identifier (URI) を指定する場合は、@ 文字など、標準外 URL 文字をユーザー名やパスワードに含めないでください。標準外 URL 文字の代わりに、適切なエスケープ文字を使用してください。例えば、@ 文字の代わりに %40 を使用します。
- ClearQuest Connector を非 ASCII 環境で使用する場合、cqconnector.properties ファイル内の非 ASCII 文字についてはユニコード・エスケープ文字を使用する必要があります。
他のフォーマットの文字は、native2ascii という Java™ ユーティリティーによってユニコード・エスケープ・フォーマットに変換されます。
- UTF-8 エンコードをサポートする、Notepad などのテキスト・エディターを使用して、cqconnector.properties ファイルから非 ASCII 文字を含むファイルを作成し、保存します。
- Windows を実行しているコンピューターで、DOS コマンド・プロンプト・コンソールを開き、Java-installation-directory/bin ディレクトリーにナビゲートします。
- native2ascii.exe –encoding source-file to-be-generated-unicode-escape-file と入力します (source-file は、ステップ 1 で作成したファイルです)。
- 生成されたファイルを開き、ユニコード・エスケープ文字をコピーします。
cqconnector.properties ファイルを開きます。必要に応じて、ユニコード・エスケープ文字を cqconnector.properties ファイルに貼り付けます。変更された cqconnector.properties ファイルを保存します。
- JazzInterop パッケージをスキーマに適用する場合は、そのパッケージの適用先であるレコード・タイプを選択します。パッケージの最初の適用時に選択しなかったステートフル・レコード・タイプの 1 つに対して、後からそのパッケージを適用することができます。ただし、スキーマのデフォルトのスクリプト記述言語が Visual Basic の場合、パッケージの最初の適用時に選択しなかったステートレス・レコード・タイプにそのパッケージを適用することはできません。
- install-directory/gateway ディレクトリー内の server.shutdown スクリプトは、ClearQuest Gateway をシャットダウンできません。Windows の場合は、Tomcat コンソール・ウィンドウで「閉じる」アイコン (X) をクリックします。Linux の場合は、コマンド kill
-9 process-ID を入力します。
- Rational Team Concert 2.0
および 2.0.0.1 の ClearQuest インポート・ウィザードは、ClearQuest 7.1.1 と互換性がありません。
ClearQuest 7.1.1 でウィザードを使用する場合は、Rational Team Concert 2.0.0.2 にアップグレードしてください。