このタスクについて
「
ファイルの選択」ウィザードで、ClearCase ファイルおよびフォルダーを同期ルートとして選択し、インポートするラベル・タイプに添付された属性タイプを指定します。
- 「インポートするファイルの選択」ページで、以下の処理の 1 つを実行し、インポートするバージョン・ヒストリーを持つベース ClearCase コンポーネントで、ファイルおよびフォルダーを選択します。
注: ファイルまたはフォルダーに、動的ビュー構成仕様に対して入力したラベル・タイプがない場合は、そのファイルまたはフォルダーを選択してインポートできません。
制約事項: 各バージョンのラベル・タイプで、インポートする予定のすべての属性値が存在するフォルダーまたはファイルのみを選択します。
属性値が添付されている連続する各ラベル・タイプがインポートされるため、そのラベル・タイプおよび値で表示されていない同期ルートはすべて除去されます。
フォルダーが同期ルートとして一度除去されると、追加のバージョン情報は、たとえその情報が後続のラベル・タイプとともに存在する場合でも、そのフォルダーに対してインポートされなくなります。
例えば、あるフォルダーには、ラベル・タイプおよび整数 3 の関連する属性値を持つ 1 つのバージョンと、
そのラベル・タイプおよび整数 5 の属性値を持つ別のバージョンがあるが、
整数 4 のバージョンがない場合、整数 4 の属性値を持つすべてのラベル・タイプをインポートする際に、
そのフォルダーは同期ルート・リストから除去されます。
そのフォルダーは、整数 5 の属性値を持つすべてのラベル・タイプをインポートする際にリストに戻されることはありません。
- 「ClearCase ストリーム情報」ページで指定したラベル・タイプに添付された属性タイプを入力します。
ClearCase Importer ですべてのバージョン・ヒストリーをインポートできるようにするには、この属性タイプをラベル・タイプに適用しておく必要があります。(このことについて詳しくは、「始める前に」を参照してください。) 属性タイプを <attribute-type-name>@<VOB-selector> の形式で入力します。
例えば、com.ibm.rational.basecc.importer@¥basevob のようにします。 Importer によって、指定された属性タイプが添付されたラベル・タイプを持つバージョンがインポートされます。
添付された属性タイプを備えていないラベル・タイプを持つバージョンは無視されます。
- 「終了」をクリックして「ファイルの選択」ウィザードを閉じ、指定した ClearCase ファイルおよびフォルダーの、バージョン・ヒストリー付きのインポートを開始します。 VOB のサイズ、添付された属性タイプを持つラベル・タイプの数、およびこれらのラベル・タイプによってタグ付けされたヒストリカル・データの量によって、インポートが完了するまで、数分から数時間、または数日を要する可能性があります。
タスクの結果
初期インポートが終わったら、同期ストリームで同期を実行することにより、選択したファイルおよびフォルダー用の後続のバージョン・ヒストリーをインポートすることができます。
初期インポートの後に、同期ルートとして追加のファイルまたはフォルダー、またはその両方を選択する場合、それらは、バックストップ・ラベル・タイプからのヒストリー付ではインポートされません。
それらは、直前のインポートの後の関連する属性タイプ値を持つラベル・タイプからのヒストリーのみとともにインポートされます。
ヒント: 最初にインポートされたファイルおよびフォルダーと同じ (同じバックストップ・ラベル・タイプからの) ヒストリー付きで追加のファイルおよびフォルダーをインポートするには、
そのヒストリー付きでインポートしたいすべてのファイルとフォルダーを含む同期ルートを選択して、新しい同期ストリームを作成します。