ワークスペースについて

ワークスペースとは、コンポーネントを表示または変更できるエリアです。 サーバー上のリポジトリー・ワークスペースは、クライアント上のローカル・ワークスペース (Eclipse ワークスペースまたは普通のフォルダーなど) にロードできる、バージョン変更可能な成果物としてコンポーネントを保管します。
リポジトリー・ワークスペースは、ソース管理下に置かれた項目を保管するリポジトリー・オブジェクトです。それぞれのリポジトリー・ワークスペースには 1 人の所有者がいて、その所有者のみがワークスペースで変更を行えます。ワークスペースに含まれる変更セットによって定義されたワークスペースの構成は、ワークスペース・ツールを使用して、変更、保存、および復元することができます。ワークスペースの項目に対して行う変更は、ユーザーが変更内容をワークスペースのフロー・ターゲットに配布することによって共有することを決定するまで、そのワークスペースに限定されたままになります。他のユーザーがそのユーザーのリポジトリー・ワークスペースで行った変更を処理する場合は、自分のワークスペースにその変更内容を受け入れることができます。
注: 他のユーザーと共有する作業がないワークスペースには、フロー・ターゲットもないので、変更内容の配布または受け入れを行うことはできません。

リポジトリー・ワークスペースとローカル・ワークスペース

リポジトリー・ワークスペースは、リポジトリー内のオブジェクトです。ローカル・ワークスペースは、ご使用のコンピューターのファイル・システムのディレクトリーです。

リポジトリー内のファイルおよびフォルダーは、表示はできるが直接変更することはできないデータおよびメタデータを含むバージョン変更可能な項目として保管されます。ファイル・ベースのツール (エディター、コンパイラー、デバッガーなど) と統合できるように、リポジトリー・ワークスペース内のファイルおよびフォルダーは、コンピューター上のローカル・ワークスペースにロード (コピー) されます。ローカル・ワークスペース内のファイルおよびフォルダーを変更する場合、それらを定期的にチェックインします。これにより、その変更内容がリポジトリー・ワークスペースにコピーされます。ローカル・ワークスペース内のすべての変更がチェックインされると、リポジトリーとローカル・ワークスペースのコンテンツは同じになります。

図 1 は、リポジトリー・ワークスペースの単純な構成である、単一コンポーネントを例示しています。「チェックイン」は、ローカル・ワークスペースからリポジトリー・ワークスペースに変更をコピーします。「ロード」は、ローカル・ワークスペースにリポジトリー・ワークスペースのコンテンツをロードします。
図 1. 「チェックイン」は、ローカル・ワークスペースからリポジトリー・ワークスペースに作業をコピーします。
ローカル・ワークスペースからリポジトリー・ワークスペースへのチェックイン。

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