同じフロー・ターゲットを持つ複数のワークスペース内でコンポーネントが変更される際には常に、その結果として変更セット内で競合が発生する可能性があります。Rational Team Concert™ ソース管理では、
これらの競合を検出して解決するために使用するツールが提供されます。
このタスクについて
Rational Team Concert ソース管理が、発信変更セットおよび着信変更セット内に同じファイルが存在することを検出した場合は、潜在的な競合が存在することを認識して、競合が含まれる「発信」および「着信」フォルダーの隣にオレンジ色のアイコン・オーバーレイ
を配置します。競合が含まれる変更セットを受け入れるまで、その競合は潜在的な競合として分類されます。潜在的な競合が含まれる変更セットを提出することはできません。潜在的な競合が含まれる変更セットを受け入れた場合、
その潜在的な競合は認識され、ワークスペース内で解決する必要があります。
競合を検出して解決するには、以下のようにします。
- 「保留中の変更」ビューで、
コンポーネントの「着信」フォルダー内の変更セットにナビゲートします。 「着信」変更セット内のファイルを選択すると、「発信」変更セット内の競合ファイルが強調表示されます。
- 潜在的な競合を検討するには、隣に
潜在的な競合アイコン (
) が置かれているそれぞれのファイルを右クリックして、「比較エディターで開く」をクリックします。
- 差異を検討した後、以下のアクションのいずれかを
実行します。
- 潜在的な競合が含まれる着信変更セットを受け入れるには、
その変更セットを右クリックして「受諾」をクリックします。
オーバーレイが
オーバーレイで置き換えられ、
変更セット内の競合していないファイルがワークスペースに受け入れられます。
これで潜在的な競合は実際の競合になるため、解決する必要があります。
- 発信する変更セットを中断するには、その変更セットを右クリックして「中断」をクリックします。
変更セットの中断について詳しくは、変更セットの中断を参照してください。
- 競合の原因となる変更を永続的に除去するには、発信する変更セット内のファイルを右クリックして、
「取り消し」をクリックします。
- 発信する変更セットを完全に破棄するには、その変更セットを右クリックして「破棄」をクリックします。
変更セットの破棄について詳しくは、ワークスペースからの変更セットの破棄を参照してください。
次のタスク
ステップ3で「受諾」を
選択した場合は、競合を解決する必要があります。競合する変更セットを受け入れるとすぐに、
その中の競合ファイルがコンポーネントの「未解決」フォルダーに移動され、
競合を解決するためのプロンプトが出されます。競合を解決するためのオプションは、
競合のタイプおよび差異の程度に応じて異なります。