参照されるフィールドのマッピング

一部の ClearQuest® レコード・タイプには、他のレコード内のフィールドへの参照であるフィールドが含まれています。これらの参照フィールドが必須である場合、同期時に値をそれらのフィールドにマップする仕組みを提供する必要があります。
このタスクについて
ワークアイテムのカスタム属性を、参照されるレコードのフィールドにマップすることができます。このマッピングを使用可能にするには、プロジェクト・エリア・プロセス構成および同期規則をそのレコード・タイプについて編集する必要があります。以下の手順に示される例では、スキーマに OS という名前のステートレス・レコード・タイプが含まれているものと見なしています。このレコード・タイプには、Name という名前のフィールドが含まれています。Defect レコード・タイプには FoundInPlatform という名前のフィールドが含まれていますが、これは、OS レコードへの参照です。

参照フィールドをマップするには、次のようにします。

デモを見る

  1. Rational Team Concert™ クライアントで、「チーム成果物」ビューを開きます。
  2. プロジェクト・エリアを右クリックして、「開く」を選択します。
  3. プロジェクト・エリア・エディターで、「プロセス構成」タブをクリックします。「プロジェクト構成」、「構成データ」、「ワークアイテム」の順に展開します。「タイプおよび属性」をクリックします。ワークアイテム・タイプのカテゴリーを選択します。 「カスタム属性」エリアで、「追加」をクリックします。属性の名前を入力し、対応する ClearQuest フィールド・タイプと互換性のあるタイプを選択します。例えば、Found in Platform および smallString です。「OK」をクリックします。「保存」をクリックして、ワークアイテム・タイプへの変更を保存します。
  4. 「チーム成果物」ビューで、リポジトリー接続を右クリックし、「管理」 > 「同期規則」と選択します。「同期規則」ビューで、プロジェクト・エリアを右クリックして、「新規」 > 「同期規則」と選択します。
  5. 同期規則エディターで、規則の名前を入力します。 例えば、com.ibm.rational.clearquest.sample_schema_repo.FoundInPlatform とします。 「項目のタイプ」および「項目マネージャー」フィールドはブランクのままにしておきます。ClearQuest レコード・タイプを識別する「外部タイプ」フィールドに名前を入力します。例えば、com.ibm.rational.clearquest.sample_schema_repo.OS は、OS レコード・タイプを識別します。このレコード・タイプには、FoundInPlatform フィールドが参照するフィールドが含まれています。「外部マネージャー」フィールドで、「ClearQuest マネージャー (非ユーザー・レコード)」を選択します。「プロパティー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックします。 「外部プロパティー」フィールドで、もう一方のフィールドが参照するレコードにフィールドの名前を入力します。例えば、FoundInPlatform フィールドは OS レコード・タイプ内の「名前」フィールドを参照します。「外部 ID」を選択します。「OK」をクリックします。「保存」をクリックして、同期規則を保存します。
  6. 「同期規則」ビューで、参照フィールドが含まれているレコード・タイプの同期規則をダブルクリックして、同期規則エディターを開きます。
  7. 「追加」をクリックして、プロパティー・マッピングを追加します。「項目プロパティー」フィールドで、作成したカスタム属性を選択します。例えば、Found In Platform です。「外部プロパティー」フィールドで、ClearQuest レコード参照フィールドと、それが参照するレコード内のフィールドを選択します。例えば、FoundInPlatform.Name は、別のレコード内の「名前」フィールドを参照する「FoundInPlatform」フィールドを参照します。「同期」フィールドで、「入出力」を選択します。「変換なし」を選択解除します。「値変換プログラム」フィールドで、「Connect Field to Custom Attribute 変換プログラム」を選択します。
  8. 「追加」をクリックして、2 つ目のプロパティー・マッピングを定義します。「外部プロパティー」フィールドで、参照フィールドを選択します。例えば、FoundInPlatform を選択します。「項目プロパティー」フィールドを空のままにしておきます。「変換なし」を選択解除します。「参照同期規則」フィールドで、以前に定義した同期規則を選択します。例えば、com.ibm.rational.clearquest.sample_schema_repo.FoundInPlatform とします。 「保存」をクリックして、変更済みの同期規則を保存します。

    「Custom Attribute 変換プログラムへのフィールドの接続」値変換プログラムを使用するプロパティー・マッピングの、値マッピングを指定することができます。ClearQuest Connector は、着信と発信のいずれの値についても、変換後に値マッピングを適用します。 例えば、Priority.Name などのフィールド参照では、ClearQuest Connector は「Priority」レコードの「Name」フィールドの値を検索し、その値に値マッピングを適用します。 発信方向では、ClearQuest Connector は、Rational Team Concert 項目プロパティーを検索した後で値マッピングを適用します。


フィードバック

この情報はお役に立ちましたか? Jazz.net でフィードバックをお送り頂けます (登録が必要です): フォーラムにコメントを記入したり、バグを送信したりすることができます。