Rational Team Concert for System z 変換プログラムの概要

変換プログラムは、Rational Team Concert™ for System z® リポジトリーに格納される Jazz™ モデル・オブジェクトです。変換プログラムは、ビルドの際にファイルに実行する操作を表します。一連の変換プログラムは言語定義に関連付けることができます。ビルドの際に、言語定義に関連付けられた一連の変換プログラムが、その言語定義に関連付けられたファイルごとに繰り返し実行されます。 言語定義には 1 つ以上の変換プログラムが含まれます。変換プログラムを作成または変更するには、 Rational Team Concert for System z の「チーム成果物」ナビゲーターの「変換プログラム」ノードから行うか、または 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「変換プログラム」と選択します。

各変換プログラムは、言語定義に関連付けられているビルド可能ファイルに実行する必要がある操作を表します。例えば、CICS® COBOL ソース・ファイルは、CICS プリプロセッサー用と COBOL コンパイラー用の 2 つの変換プログラムを含む言語定義に関連付けることができます。

変換プログラムを作成または変更する場合に使用する変換プログラム・エディターには、データ・セット定義フィールドがあり、ここで、所定の変換プログラム・モジュールを指すデータ・セット定義を指定する必要があります。例えば、COBOL コンパイラー用の変換プログラムは、既存 とマークされ、データ・セット名およびメンバー名が COBOL コンパイラー・モジュールと同じである、データ・セット定義を指定します。

変換プログラム・エディターには、DD 割り振り表が表示されます。DD 割り振り表内の各項目には、ビルドが後続の変換プログラムのために DD 名を保持 する必要があるかどうかを示すフラグがあります。このフラグをはい に設定すると、データ・セット割り振りは保存され、ビルド・スクリプトの後続のステップで使用することができます。データ・セットが、データ・セット定義では一時 とマークされているのに、DD 割り振り表では保持 とマークされている場合、そのデータ・セットは、ビルド・スクリプトの実行の最後に割り振り解除されます。一時 とマークされているデータ・セットは、変換プログラム・ステップの最後に割り振り解除されます。

最後に、変換プログラム・エディターには、連結名や、連結に割り振られる DD 名を含む、連結のリストも表示されます。例えば、SYSLIB 連結はここで指定されます。DD 名の横に、連結する必要があるデータ・セット定義のコンマ区切りリストが示されます。

言語定義および変換プログラムの使用法の実際の例については、『Rational Build Agent および Antz ビルド拡張機能を使用したビルド』を参照してください。

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