ファイル・エージェント RSE miner のインストール

ここでは、ファイル・エージェントのリモート・システム・エクスプローラー (RSE) miner のインストールと構成に必要な手順について説明します。

始める前に
Rational® Developer for System z® バージョン 7.5 ホスト構成ガイド」(SC88-5663-00) に記載されている、RSE サーバーとデーモンのインストールおよび構成手順に従ってください。

以下の手順では、Build System Toolkit for System z がインストールされている 必要があります。まだインストールが完了していない場合は、『Build System Toolkit for System z のインストール』で詳細を確認してください。

z/OS ファイル・システムで指定できる CLASSPATH 環境変数にはサイズ制限があるので、Build System Toolkit for System z .jar ファイルへのシンボリック・リンクを作成する必要があります。 シンボリック・リンクを作成するには、次のステップを実行します。

  1. hlq.SBLZSAMP のサンプル JCL メンバー BLZCRSYM を構成します。ここで hlq は、SMP/E のインストール時に指定された高位修飾子です。このジョブにより、Jazz 構成ディレクトリー (通常 /etc/jazz/) 内にシンボリック・リンク・ディレクトリーが作成され、buildtoolkit ディレクトリー内のすべての .jar ファイルへのシンボリック・リンクが入ります。変更した JCL を実行依頼し、ジョブ・ログをチェックして、ジョブが戻りコード 0 で終了していることを確認します。ジョブ出力の SYSTSPRT 部分で、.jar ファイル名と作成されたシンボリック・リンクをリストする出力を確認できます。例えば、次のような行になります。
    jar.6=com.ibm.team.build.client_2.0.0.I200906091854.jar 
    sym.6=com.ibm.team.build.client.jar
  2. RSE 構成ディレクトリーで rsed.envvars ファイルを見つけます。 手順については、「Rational Developer for System z バージョン 7.5 ホスト構成ガイド」の『rsed.envvars、RSE』を参照してください。
  3. 以下のコマンドを使用して、このファイルのコピーを保存します。
    cp rsed.envvars rsed.envvars.org
  4. rsed.envvars ファイルを編集します。 OMVS を使用する場合は ISPF 3.17 oedit コマンド (oedit rsed.envvars) を使用し、RSE を使用する場合は Rational Developer for System z エディターを使用して編集します。
  5. Rational Team Concert™ for System z 用の追加クラスパス・ステートメントを既存の CLASSPATH 環境変数に追加する必要があります。CLASSPATH の割り当て (CLASSPATH=.:$CLASSPATH) を探し、その直前に hlq.SBLZSAMP からサンプル・メンバー BLZENVAR をコピーします。ここで hlq は SMP/E のインストール時に指定された高位修飾子です。このメンバーには、Rational Team Concert for System z CLASSPATH の割り当てリストが含まれます。
  6. RSE サーバーおよびデーモンを停止して再始動します。
    注: これらの変更は、Rational Team Concert for System z に対して有効にする RSE サーバーのすべての インスタンスに適用する必要があります。上記の構成手順を実行した後、Rational Developer for System z クライアントに以前存在していた RSE 接続を再作成してください。
次のタスク

rsed.envvars があるディレクトリーと同じディレクトリー に FileAgentConfiguration.dat というファイル・エージェント・ファイルを作成します。 この .dat ファイルには、Rational Team Concert for System z Jazz™ リポジトリーの URL、 Jazz リポジトリーへの認証を行うためにファイル・エージェントが使用するユーザー ID、 およびそのユーザー ID の平文パスワードまたは暗号化パスワード・ファイルの絶対パス名を識別する項目をコンマで区切って指定する必要があります。

以下に例を示します。
https://myexample.jazz.repository.com:9443/jazz, myrepouserid, /pathToMyEncryptedPasswordFile
注: FileAgentConfiguration.dat ファイルに指定したリポジトリー URL は、クライアントに指定したリポジトリー URL と同じ IP アドレスに解決される必要があります。

暗号化パスワード・ファイルの作成方法については、『サンプルの BLZBPASS ジョブを使用したパスワード・ファイルの作成』を参照してください。


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