照会階層の作成

ClearQuest® Connector は、Jazz™ ワークアイテムと同期する ClearQuest レコードをフィルター操作したり、ClearQuest ユーザー・データベースと接続するプロジェクト・エリアを決定するのに照会を使用します。
1 つのプロジェクト・エリアを使用するか、それとも複数のプロジェクト・エリアを使用するかによって、「パブリック照会 (Public Queries)」フォルダーまたは「個人用照会」フォルダーに照会フォルダーの階層を作成する必要があります。cqconnector.properties ファイルで、cq.queryTreeRoot パラメーターの値を root 照会フォルダーに設定します。この root フォルダー内で、ユーザー・データベースの接続先にする各プロジェクト・エリア用にフォルダーを作成します。フォルダーの名前は、プロジェクト・エリアの名前と正確に一致する必要があります。各レコード・タイプについて、プロジェクト・エリアごとに照会を 1 つだけ作成してください。

例えば、下図では、root フォルダーに Jazz ClearQuest Connector という名前が付いています。 2 つのプロジェクト・エリア・フォルダーは、Hawaii Project と Trinidad Project という名前です。 Defect_query1 照会では、障害レコード・タイプのレコードが選択され、Hawaii Project プロジェクト・エリア内のワークアイテムと同期されます。

1 つの ClearQuest レコードが同じ Jazz Team Server 上の複数のプロジェクト・エリアにルーティングされないように、照会を作成する必要があります。 プロジェクト・エリアが異なる Jazz Team Server 上にある場合は、1 つの ClearQuest レコードを複数のプロジェクト・エリアにルーティングすることができます。 root フォルダーは、パブリック照会またはパーソナル照会フォルダー階層のどこにでも配置できますが、プロジェクト・エリアのフォルダーは root の直下に保管する必要があり、照会はプロジェクト・エリアのフォルダー内に直接保管する必要があります。 root フォルダーをパーソナル照会フォルダーに入れる場合は、必ず、ClearQuest Connector 用に作成したか、あるいはそれで使用できるように指定したのと同じユーザー、例えば cqconnector としてログインしてください。

照会階層を作成するには、次のようにします。

  1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Rational」 > 「IBM Rational ClearQuest」 > 「ClearQuest」とクリックします。
  2. 「ファイル」 > 「データベース」 > 「接続」とクリックして、該当のユーザー・データベースを選択します。
  3. 「ナビゲーター」ペインで、「パブリック照会 (Public Queries)」または「個人用照会」を右クリックして、「新規フォルダー」を選択します。root フォルダーを指定します。
  4. root フォルダーを右クリックして、「新規フォルダー」を選択します。 選択したフォルダーに、ClearQuest ユーザー・データベースの接続先にする Jazz プロジェクト・エリアの名前を付けます。名前は、正確に一致するものでなければなりません。
  5. プロジェクト・エリア・フォルダーを右クリックして、「新規照会」を選択します。 同期する予定のレコード・タイプの 1 つについて照会を作成します。同期する予定の他のレコード・タイプのそれぞれについて、さらに照会を作成します。

    同じレコード・タイプのレコードを、同じ Jazz Team Server 上の複数のプロジェクト・エリアに同期する場合、照会を指定する必要があります。そうでない場合は、照会の指定はオプションです。 照会を指定しない場合、そのレコード・タイプのすべてのレコードが同期されます。 照会を指定するかどうかに関係なく、必ず、プロジェクト・エリア用にフォルダーを指定する必要があります。

  6. 必要に応じて、追加のプロジェクト・エリアを root フォルダーの直下に作成します。各プロジェクト・エリア・フォルダー内で、同期する予定のレコード・タイプごとに照会を作成します。
ClearQuest Gateway を始動後に照会を追加または除去する場合は、ClearQuest Connector が新しい同期基準を使用するように、ClearQuest Gateway を停止して、再始動する必要があります。

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