Jazz ワークアイテム・コンポーネントを使用して、障害、タスク、および拡張要求の実行依頼および追跡が可能ですが、チームが、ClearQuest ユーザー・データベースも使用する必要がある場合があります。ClearQuest Connector により、ツールと共用データの両方で作業が可能です。ClearQuest Connector は、同期操作によって、障害などの ClearQuest レコードを Jazz ワークアイテムにマップします。ユーザーが ClearQuest レコードを作成または変更すると、ClearQuest Connector は対応するワークアイテムを作成または変更します。この作成および変更により、ワークアイテムから ClearQuest レコードへのフローも変更されます。
下図に示すとおり、ClearQuest Connector は、サーバー・プロセスの 1 つである ClearQuest Gateway を使用して、Jazz Team Server と通信し、1 つ以上のプロジェクト・エリアと関連付けられたワークアイテムと ClearQuest レコードを接続します。

ClearQuest Connector を使用するためには、ClearQuest 環境および Jazz 環境を構成しておく必要があります。「ClearQuest Connector のセットアップ」ウィザードでは、ClearQuest ユーザー・データベースを構成して Jazz 環境の初期構成を実行するために必要なステップが実行されます。このウィザードでは、 JazzInterop パッケージを ClearQuest スキーマに適用してから、そのスキーマでユーザー・データベースをアップグレードします。Jazz プロジェクト・エリアでは、このウィザードは、ワークアイテムと同期させたい ClearQuest レコード・タイプごとに同期規則を作成します。 同期規則は、ClearQuest レコード・タイプのフィールドを ワークアイテムのプロパティーにマップする方法を記したものです。ウィザードの実行が終了したら、生成された同期規則を編集して、追加のマッピング詳細を指定する必要があります。
ClearQuest Connector の実稼働環境での使用を試す前に、ClearQuest Connector のチュートリアルRational ClearQuest Connector 入門を完了してください。
ClearQuest Gateway のデプロイおよび始動について詳しくは、ClearQuest Connector のデプロイを参照してください。
ClearQuest Connectorセットアップ・ウィザードの使用法について詳しくは、「ClearQuest Connector のセットアップ」ウィザードの使用を参照してください。
ClearQuest Connector を使用するための Jazz 環境の構成方法について詳しくは、Jazz プロジェクト・エリアの構成を参照してください。
同期環境における ClearQuest レコードおよび Jazz ワークアイテムに対する操作について詳しくは、構成環境での作業を参照してください。
ClearQuest Connector を構成するのに必要な手順の総合的なリストについては、構成チェックリストを参照してください。
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