リポジトリー・オブジェクトをリストします
目的
scm list サブコマンドは、
指定したリポジトリー内のプロジェクト領域、チーム・エリア、ストリーム、ワークスペース、ファイル、コントリビューター (ユーザー) などのオブジェクトをリストします。scm list の別名は scm ls です。
概要
- scm login を使用してストアード・クレデンシャルを作成した後、scm list を実行作成するには:
scm list [ -r | --repository-uri ] repository URI or nickname { [ -c | --contrib ] 名前 [ -v | --verbose ] --depth レベル} オブジェクト・タイプ {オブジェクト・タイプ固有のオプション}
- コマンド行で、クレデンシャルを入力して scm list を実行するには:
scm list [ -r | --repository-uri ] repository URI [ -u | --username ] user ID in repository [ -P | --password ] password for user ID in repository { [ -c | --contrib ] 名前 [ -v | --verbose ] --depth レベル } オブジェクト・タイプ {オブジェクト・タイプ固有のオプション}
オプションおよび引数
- [ -c | --contrib ] 名前
- 指定したリポジトリー内で有効なユーザー ID。このオプションが指定された場合、
item type のリストは、指定したコントリビューターが所有する項目に
制限されます。このオプションが省略された場合、名前 は、
デフォルトで scm list を実行するユーザーのユーザー ID になります。プロジェクト領域、
コントリビューター、コンポーネント、およびリモート・ファイルがリストされている場合は適用されません。
- --depth レベル
- リモート・ファイルがリストされている場合、レベル は再帰の最大深さ
を指定します。指定されていない場合、レベル はデフォルトで 3 になり、
指定したコンポーネントにおける最初の 3 レベルのフォルダー内容がリストされます。
レベル を「–」と指定すると、指定したコンポーネント内のすべてのリモート・ファイルが
リストされます。他のオブジェクト・タイプには適用されません。
- [ -P | --password ] password for user ID in repository
- 指定されたリポジトリー内の、指定されたユーザー ID のパスワード。このオプションがコマンド行に組み込まれない場合は、パスワードを入力するようプロンプトが表示されます。scm login コマンドを使用して証明書を保管したリポジトリーの、URI またはニックネームを指定している場合、このオプションは無視されます。
- [ -r | --repository-uri ] repository URI
- このアクションの実行元となるリポジトリーを指定します。
scm login コマンドを使用してリポジトリー証明書を保管した場合、これらの保管した証明書に指定したニックネームを使用できます。
- [ -u | --username ] user ID in repository
- 指定されたリポジトリー内に存在するユーザー ID を指定します。
scm login コマンドを使用して証明書を保管したリポジトリーの、URI またはニックネームを指定している場合、このオプションは無視されます。
- [ -v | --verbose ]
- 操作中に、追加の通知メッセージを提供します。コンポーネントをリストする場合は、
ベースラインも表示されます。
- オブジェクト・タイプ
- リストする項目のタイプ。以下のいずれかです。
- コンポーネント
- 指定したコントリビューターがアクセスする先のすべてのコンポーネントをリストします。
- コントリビューター
- 指定したリポジトリー内にアカウントを持つすべてのコントリビューターのユーザー ID をリストします。
- プロジェクト領域
- リポジトリー内のすべてのプロジェクト領域をリストします。
- ストリーム
- 指定したコントリビューターがメンバーであるすべてのチーム・エリア内のストリームをリストします。
- リモート・ファイル
- ワークスペース内のリモート・ファイル、コンポーネント、またはプロジェクトをリストします。このオブジェクト・タイプの
オブジェクト・タイプ固有のオプションは、以下のようになります。
- ワークスペース・コンポーネント
- ワークスペースおよびそのワークスペース内のコンポーネントの名前。名前は
スペースで区切ります。指定されたコンポーネント が、指定された
ワークスペース 内に存在する必要があります。
- リモート・パス
- 指定したコンポーネント 内のパス名。このオプションは
任意指定です。このパスを使用して、コンポーネント にリストされるリモート・パスのリストを制限します。
- チーム・エリア
- 指定したコントリビューターがメンバーであるすべてのチーム・エリアをリストします。
- ワークスペース
- 指定したコントリビューターが所有するすべてのワークスペースをリストします。
例
jazzhost というニックネームのリポジトリー用のストアード・クレデンシャルに関連付けられているユーザーが所有するワークスペースをリストするには、以下のように入力します。
C:¥>scm list workspaces -r jazzhost
(1000) "コミュニティー・サイト・ワークスペース"
(1101) "HelloJazz"
(1068) "UA-CLI"
(1113) "HelloJazz2"
(1109) "REST-svc-dev"
(1141) "Rob のテスト・ワークスペース"
jazzhost というニックネームのリポジトリー内にユーザー brc が所有するワークスペースをリストするには、以下のように入力します。
C:¥>scm list workspaces -c brc -r jazzhost
(1141) "Rob のテスト・ワークスペース"
(1109) "REST-svc-dev"