Rational Team Concert ソース管理から除外するリソースの選択

Eclipse ワークスペースには、ソース管理下に置きたくないファイルまたはフォルダー (コンパイラー出力、ログ・ファイルなど) が含まれることがしばしばあります。 Rational Team Concert™ ソース管理によって無視されるリソースまたはリソースのクラスを指定できます。 無視されるリソースは、決してチェックインされません。
このタスクについて

Rational Team Concert ソース管理によって無視されるリソースのリストは、.jazzignore という名前のファイルに保存されます。 通常、.jazzignore ファイルは、プロジェクトのルート・フォルダーにあります。 .jazzignore ファイルは、任意のサブフォルダーにあってもかまいません。 名前が .jazzignore で表示される (またはパターンが一致する) ファイルおよびフォルダーは、チェックインされないので、変更セットの一部となることはできません。 (Rational Team Concert ソース管理は、デフォルトで 2 つのタイプのファイル、つまり .class で終わるリソース、および Eclipse プロジェクト・ルートの bin ディレクトリーに含まれたすべてのものを無視します。)

Eclipse は、独自の無視機能を提供しますが、Rational Team Concert ソース管理とは異なり、無視されるリソースのリストをチームと共用する方法はサポートしていません。 最初に Rational Team Concert ソース管理を使用して、プロジェクトを Eclipse ワークスペースで共用すると、「プロジェクトの共用」ウィザードが既存の無視パターンを検討するようにプロンプトで指示します。 ウィザードで「チームに無視されているパターンをインポート (Import Team Ignores)」をクリックして、現在 Eclipse によって無視されているパターンのリストを表示します。 パターンをリストから除去するには、そのパターンを選択し、「パターンの除去」をクリックします。 Eclipse が何らかの理由でリソースを無視していると思われる場合は、リソースの Rational Team Concert ソース管理・プロパティー・ページを開き、「無視される理由」行を確認します。

無視されるリソースのリストを作成および管理するには、以下に示すようにいくつかの方法があります。
  • Rational Team Concert ソース管理に追加したくないリソースが、開いている変更セットまたは「未解決」フォルダーに表示される場合は、そのリソースを右クリックし、「無視」をクリックします。 そのリソースは、.jazzignore ファイルに追加され、現行の変更セットの一部となります。
  • Eclipse の「パッケージ・エクスプローラー」ビュー (または「チーム」操作をサポートする任意の「Eclipse」ビュー) で、リソースを右クリックし、「チーム」 > 「無視リストに追加」をクリックします。 無視リストに追加されたファイルは、開いている変更セット、または「未解決」フォルダーからただちに除去され、変更された .jazzignore ファイルが現行の変更セットの一部となります。
  • 変更セットに追加できるように、リソースを無視リストから除去するには、そのリソースを右クリックし、「チーム」 > 「無視リストからの除去」をクリックします。
  • 任意の .jazzignore ファイルを編集して、無視されるパターンおよびファイル名を追加、変更、または除去することができます。 プロジェクトのすべてのフォルダー内で無視される名前およびパターンを指定するには、それらの名前およびパターンを、プロジェクト・ルートの .jazzignore ファイルにある core.global.ignore プロパティーの値に追加します。 例えば、接尾辞 .htm、.html、および .cat を持つ、プロジェクト内のすべてのファイルを無視するには、core.global.ignore の値を次のように設定します。

    core.global.ignore= *.htm *.html *.cat

    特定のフォルダー内で無視される名前およびパターンを指定するには、それらの名前およびパターンを、そのフォルダーの .jazzignore ファイルにある core.ignore プロパティーの値に追加します。 (core.global.ignore の値は、プロジェクト・ルートのサブフォルダーにある .jazzignore ファイル内で無視されます。)
注: .jazzignore ファイルは、Rational Team Concert ソース管理下のほかのファイルと同様に処理されます。 このファイルを変更する場合は、そのファイルをチェックインして、リポジトリー・ワークスペースにコピーする必要があります。 チームで作業している場合、ファイルを提出しないと、他のチーム・メンバーがそのファイルを受け入れて、自身のワークスペース内でその効果を確認することはできません。

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