ストリーム内のファイルをロックします。
目的
ストリーム内のファイルをユーザーがロックできるようにします。
ファイルをロックすれば、他のユーザーが変更セットを提出してそのファイルを変更することができなくなります。
オプションおよび引数
- [ -R | --remotePath ]
- すべてのパスがリモートであることを示すフラグです。「–stream」と「–component」を指定する
必要があります。
- [ -s | --stream ] arg
- ロックが獲得されるストリームを示します。「-R」が使用される場合、この指定は必須です。
- [ -c | --component ] arg
- ロックが獲得されるコンポーネントを示します。「-R」が使用される場合、この指定は必須です。
- ファイル
- ロックする 1 つ以上のファイルへのパス。パスは、ローカルの場合やリモートの場合がありますが、それは「–R/--remotePath」が指定されているかどうかで
決まります。
例
以下のような個々のファイルへのパスを指定すれば、ロードされたワークスペースのデフォルトの
フロー・ターゲット内にあるファイルをロックすることができます。
$ scm lock acquire hello.world/build.xml
Locks successfully acquired.
この例の場合、現行作業ディレクトリーにワークスペースが
ロードされているとします。ファイルはフロー・ターゲット内でロックされます。
この例の場合、ユーザーが該当のリポジトリーに対して「scm login」を
実行したことに注意してください。
以下のように、「–stream」を指定すれば、デフォルトの
フロー・ターゲットではないストリーム内のファイルをロックすることができます。
$ scm lock acquire hello.world/build.xml --stream "JUnit Integration Stream"
Locks successfully acquired.
以下のように指定すれば、ロードされたワークスペースがなくても、
ファイルをロックすることができます。
$ scm lock acquire -r l --stream "JUnit Exploration Stream" --component BuildComp -R hello.world/chatter.txt hello.world/.project
Locks successfully acquired.
この例の場合、ストリーム「Exploration Stream」内のコンポーネント BuildComp の hello.world ディレクトリー
にある chatter.txt と .project がロックされます。
「-R」が指定されていることから、パスはリモートであることがわかります。