Rational Team Concert ソース管理の概要 Jazz テクノロジー・プラットフォーム のソース管理コンポーネントは、ソース・コード、文書、およびチームが作成する他の成果物を管理します。このコンポーネントは、管理されている成果物の共用を容易にするための変更フロー管理を提供し、これらの成果物に対して行われた変更の履歴を保持し、複数のバージョンの共用成果物の同時開発を可能にします。これにより、チームはいくつかの開発ラインに対して同時に作業を行うことができます。
Rational Team Concert ソース管理の入門
このトピックでは、Rational Team Concert™ ソース管理のフィーチャーの概要について説明します。
プロジェクト成果物のチーム全体での共用、変更セットの提出、チーム・メンバーの変更セットの受け入れなどを行うことができます。
Rational Team Concert ソース管理で無視するリソースの選択
Microsoft® Visual Studio でプロジェクトを作成する際、Rational Team Concert ソース管理での共用対象外となるファイルまたはフォルダーがいくつか作成されます。
これらのリソースを無視することで、それらが Rational Team Concert ソース管理にチェックインされないように制限することができます。
自動チェックインまたは手動チェックインの選択 Rational Team Concert ソース管理のプロジェクト成果物を
更新した時点で、「保留中の変更」ウィンドウ内にあるコンポーネントの「未解決」フォルダー
に変更が反映されます。
変更をリポジトリー・ワークスペースに手動でチェックインする必要があります。
ファイルを保存した時点で必ず、チェックイン・プロセスを自動化することもできます。
コンポーネントおよびワークスペースの構成の保存
一定の間隔または任意のタイミングで、Rational Team Concert ソース管理にコンポーネントおよびワークスペースの構成のレコードを作成して保存することができます。
後でコンポーネントまたはワークスペースをその構成に復元できます。
リソースの比較
2 つのファイルの差分を比較する場合、リソースと、そのリソースのリポジトリー・バージョンを比較することができます。
ファイルの差分は、「比較およびマージ (Compare and Merge)」ウィンドウで強調表示されます。
競合の検出および解決
チーム環境で作業している場合、何らかのコンテンツや構造上の競合が生じるはずです。「保留中の変更」ツール・ウィンドウに、潜在的な競合および実際の競合を表示できます。Rational Team Concert ソース管理は、潜在的な競合と実際の競合を区別するアイコンを明示します。
変更フローの理解および変更 Rational Team Concert ソース管理下のリソースに対して加えられた変更は、チームの開発プロセスを反映する形でシステム内を流れます。
一般的に、ワークスペースで作成された変更セットはストリームにフローします。
Visual Studio 用クライアントでの検索
変更セットやコンポーネントなどのリポジトリー・オブジェクト、または「保留中の変更」ウィンドウで使用可能なファイルやフォルダーを検索することができます。Rational Team Concert の検索フィーチャーは、特定のファイル、コンポーネント、または変更セットを検索する際に便利です。