Antz のタスクおよびデータ型

Antz には、数多くのカスタム・データ型およびカスタム・タスクが用意され、これらを使用することで、ビルド・スクリプトの作成者は、リポジトリー・ワークスペース内から一連のビルド可能ファイルを定義および選択することができます。追加のカスタム・タスクを使用すれば、生成された Ant マクロ定義の呼び出しを介して、言語定義で定義された変換プログラムのステップを実行することができます。Apache Ant の概要に関する一般情報については、http://ant.apache.org を参照してください。ビルド・スクリプト (build.xml) に含めることのできる Antz のカスタム・データ型は、次のとおりです。
表 1. Antz のカスタム・タスクおよびカスタム・データ型
クラス名 タグ 説明
BuildableResourceCollection <antz:buildablesett> ビルド可能リソースの集合を表す Ant ResourceCollection。
BuildableResourceList <antz:buildablelist> 複数のビルド可能リソースを入れることのできる Ant ResourceCollection。
BuildableResource <antz:buildable> ビルド可能リソース。
ComponentSelector <antz:componentselector> リソースを定義するコンポーネントの名前に基づいてリソースを BuildableResourceCollection に含めることのできるカスタム・リソース・セレクター。
ProjectSelector <antz:projectselector> リソースを定義するプロジェクトの名前に基づいてリソースを BuildableResourceCollection に含めることのできるカスタム・リソース・セレクター。
LanguageDefinitionSelector <antz:langdefselector> リソースに関連付けられた言語定義の名前に基づいてリソースを BuildableResourceCollection に含めることのできるカスタム・リソース・セレクター。
Antz には、z/OS ベースのビルド・スクリプトで使用するための以下のカスタム・タスクが用意されています。
表 2. z/OS ベースのビルドのカスタム・タスク
クラス名 タグ 説明
Compile <antz:compile> 子エレメントとして提供される BuildableResourceCollection をコンパイルする Ant タスク。
また、Antz には、次のタスクおよびデータ型も用意されています。ただし、これらは、言語定義から生成されるマクロ定義で使用するものであって、外部で使用するためのものではありません。
表 3. マクロ定義用の Antz のタスクおよびデータ型
クラス名 タグ 説明
Alloc <antz:alloc> データ・セットの割り振りを表す Ant データ型。
Concat <antz:concat> データ・セットの連結を表す Ant データ型。
Executable <antz:mvsexec> 言語定義に含まれる変換プログラムで指定された MVS モジュールを呼び出す Ant タスク。
注: Antz のすべてのカスタム・データ型およびカスタム・タスクは、antlib:com.ibm.teamz.build.ant 名前空間で定義されています。Antz タスクを使用するすべてのビルド・スクリプトで、この名前空間を宣言する必要があります。

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