Rational Team Concert™におけるワークアイテムとは、開発タスクの概念を一般化したものです。
典型的なワークアイテム・タイプとして、障害、機能強化、タスクなどがあります。
ワークアイテムは、プロジェクト品質とプロジェクトの正常性を示す重要な指標として、ビルド状況などの指標と共に使用されます。
ワークアイテムはチームが作業をトラッキングし、調整する場合に役立ちます。
バグ・トラッキング・システムの場合と同様に、ワークアイテムは以下の目的に使用されます。
- アクティビティーの識別および記述
- バグ・レポート
- フィーチャーの改善
- フィーチャーの拡張
- コードのクリーニング、依存関係の検査などのシンプルなタスク
- カスタマー要件
- ワークアイテムの議論ヒストリーのトラッキング
- 文書の添付、および議論の一部となるその他の成果物へのリンク
ワークアイテムは、以下のタスクの実行にも使用できます。
- チーム・メンバー間でのタスクの転送
- コードからワークアイテムへ、またはその逆へナビゲートできるようにするための、ワークアイテムとコード変更内容とのリンク
- 開発マイルストーンまたは反復内でのタスクの計画
- チームの残りのメンバーに対する各ユーザーの作業内容の通知
- 変更理由の提示によるコード変更の正当化
- コードの変更内容だけでなく、新規提出コンテンツもリスト化
- プロジェクトの正常性に関係するメトリックの提供