このトピックでは、z/OS® 上の WebSphere® Application Server と連動するように Jazz™ Team Server for System z® をセットアップする方法について説明します。
始める前に
このタスクを実行する前に、以下のことを実行しておく必要があります。
- WebSphere Application Server がインストール済みで、稼働状態になっている。
- DB2® データベースが作成済みで、データベース設定を使用して teamserver.properties ファイルが更新されている。
- RACF® セキュリティーが設定されている。
RACF セキュリティーについて詳しくは、『RTCz: RACF を使用したセキュリティーのセットアップ』を参照してください。
重要: WebSphere および他の多くの LDAP ディレクトリーには、大/小文字の区別がない 資格情報を使用してログインできますが、Jazz Team Server for System z はユーザー・レコードを、そのインポート時に使用された大/小文字の区別がある ID で使用して保管します。
Jazz Team Server for System z にログインすると、ユーザーのリストからユーザー・レコードが取得されます。このとき、大/小文字が正確に一致する必要があります。
- アプリケーション・セキュリティーは有効になっているが、Java™ 2 セキュリティー・オプションはオフ になっている。
WebSphere Application
Server でこのオプションを有効にしていると、Jazz Team Server
for System z の .war ファイルが開始されません。
- WebSphere Application Server のセキュリティー設定「無保護の URI にアクセスがあったときは、使用可能な認証データを使用する (Use available authentication data when an unprotected URI is accessed)」が選択されている。
注: WebSphere Application Server Integrated Solutions Console を使用している場合は、と選択して、この設定を有効にすることもできます。
このタスクについて
この構成では、WebSphere Application Server と同じマシンに Jazz Team Server for System z をインストールすることを前提にしています。
また、このトピックでは、SSL で WebSphere 認証を構成するためのステップは示していません。
WebSphere の各種の認証オプションおよび暗号化オプションについて詳しくは、WebSphere インフォメーション・センター (
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp) にアクセスし、『
アプリケーションとその環境の保護』を検索してください。
注: WebSphere インフォメーション・センターにアクセスするには、あらかじめ Jazz.net ユーザーとして登録しておく必要があります。
http://jazz.net にアクセスしてください。
WebSphere Application Server に Jazz Team
Server for System z をデプロイするには、以下のステップを実行します。
それぞれのステップについては、以下で詳述します。
- アプリケーション・サーバーの JVM カスタム・プロパティーの定義。
- jazz.war ファイルのデプロイおよびアプリケーション・サーバーの再始動。