競合の検出および解決

競合は、2 人のユーザーがほぼ同時に ClearQuest® レコードとそれに対応するワークアイテムを変更した際に発生する場合があります。ワークアイテムとレコードに同じフィールド値が含まれるように競合を解決する必要があります。
このタスクについて
アクションが次のような順序で実行された場合に、競合が発生する可能性があります。
  1. Jazz™ ユーザーがワークアイテム・プロパティーの値を変更し、変更を保存します。例えば、ユーザーが「優先順位」プロパティーの値を「低」に変更します。
  2. ClearQuest ユーザーがそれに対応したレコード内の対応フィールドの値を変更し、変更を保存します。例えば、ユーザーが「優先順位」フィールドの値を「1-すぐに解決」に変更します。

2 番目の変更が 1 番目の変更のほぼ直後に保存された場合に限り、競合は発生します。それ以外の場合は、発信同期操作により、ワークアイテムへの変更は ClearQuest レコードに伝搬されます。

競合を検出して解決するには、以下のようにします。

  1. Rational Team Concert™ クライアントの「チーム成果物」ビューで、リポジトリー接続を右クリックし、「管理」 > 「同期規則」を選択します。
  2. 「同期規則」タブで、プロジェクト・エリアを右クリックし、「すべての非同期化を表示」を選択します。 「同期状況」タブに、正常に完了しなかったすべての同期操作のリストがそれぞれの状況と共に表示されます。
  3. 「競合」状況の項目をダブルクリックします。 「同期状況」ページに、競合の詳細な原因が表示されます。以下に例を示します。
    「優先順位」プロパティーで競合している値 (Conflicting values for Priority property):
    最後に同期された値=「割り当てなし」(Last synced value = "Unassigned")
    現在の Jazz の値 =「低」(Current Jazz value = "Low")
    新規着信値=「高」(New incoming value = "High")

    両方のレコードで使用する値を 1 つ選択して、競合を解決します。「同期状況」ページの下部にスクロールします。ClearQuest レコードからのフィールド値を使用するには、「外部状態の受諾」をクリックします。ワークアイテムからの発信プロパティー値を使用するには、「項目状態の受諾」をクリックします。

タスクの結果
競合が解決し、必要な同期操作が行われると、レコード・フィールドと対応するワークアイテム・プロパティーの値が同じになります。

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