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演習 7: Web ユーザー・インターフェース

Rational Team Concert™と Eclipse IDE クライアントは高い品質で統合されていますが、それだけでなく、Rational Team Concertを使用すると、Rational Team Concertサーバーに Web ブラウザーを介して直接アクセスすることもできます。これは Rational Team ConcertWeb UI といいます。Rational Team ConcertWeb UI は、Eclipse Jazz™ クライアントをインストールする必要がなく、Web ブラウザーのみが必要になるため、臨時ユーザーにとっては IDE よりも適しています。
このセクションでは、以下の内容を学習します。

Web ブラウザーからリポジトリーへの接続

Web ブラウザーを使用して Rational Team Concertリポジトリーにアクセスできます。
Web ブラウザーから Rational Team Concert リポジトリーにアクセスするには、 次のようにします。
  1. Web ブラウザーを開き、Jazz Team Server Web インターフェースの URL にアクセスします。 URL は https://localhost:9443/jazz/web のようになります。
  2. 以前の演習で作成したユーザー Chris としてログインし (ユーザー ID: chris、パスワード: chris)、プロジェクトのリストで「Prelude」をクリックします。
これで、Web UI の各ページを使用して、「Prelude」プロジェクト・エリアを参照できます。

ワークアイテムの検索

Web UI を使用してワークアイテムを検索できます。
探索できる最初の領域は、「ワークアイテム」ページです。Eclipse の Rational Team Concertの場合と同様に、Web UI からワークアイテムを照会できます。

Chris に割り当てられた解決済みワークアイテムを検出する照会を定義するには、 次のようにします。

  1. ワークアイテム」タブをクリックします。
  2. ページの左側で、「照会の作成」をクリックします。 ワークアイテム照会エディターが開きます。
  3. ワークアイテム照会エディターで照会の条件を追加するには、「条件の追加」アイコン (
    「条件の追加 (Add Condition)」ボタン
    ) をクリックします。
  4. 状況」属性を選択して「属性条件の追加」をクリックします。
  5. 2 番目の条件に対して、属性「所有者」を選択し、「属性条件の追加」をクリックします。
  6. 状況」条件ボックスで、「解決済み」チェック・ボックスを選択します。
  7. 所有者」条件ボックスで、ユーザー「Chris」を選択します。 照会は以下のようになります。

    「ワークアイテム」照会ダイアログ

  8. 名前」フィールドに、Resolved by Chris と入力します。
  9. 実行」をクリックします。 照会エディターの下に照会の結果が表示されます。

ワークアイテムの表示

Web UI を使用すると、ワークアイテムの詳細を表示できます。
ワークアイテムの詳細を表示するには、以下のようにします。
  1. 直前の照会の結果内で、ワークアイテム「Jazz ソース管理とのコードの共用」をクリックします。 ワークアイテム・エディター内にワークアイテムが開きます。「概要 (Overview)」セクションの「詳細」、「説明 (Description)」、および「ディスカッション」セクションに注意してください。
  2. ワークアイテム・エディターで、このワークアイテムに関連付けられたチームの成果物を表示するには、「リンク」タブをクリックします。 このワークアイテムに Chris が関連付けた変更セットが Chris によって送信されたことが確認できます。

「計画」パースペクティブ

「計画」セクションに、現行プロジェクト・エリアのプランが表示されます。
プロジェクト・エリアのプランを表示するには、以下のようにします。
  1. メインメニューから、「計画」タブをクリックします。 定義されている計画は 1 つのみであるため、Web UI にはすぐに「スプリント 1 (1.0)」に対応する「Prelude」計画の概要ページが表示されます。
  2. この反復で計画されているワークアイテムを表示するには、「計画項目」をクリックします。 各チーム・メンバーのワーク・ブレークダウンを表示するには、「表示」フィールドで「作業の細分化」を選択します。

「ソース管理」パースペクティブ

ソース管理」パースペクティブを使用すると、Rational Team Concertリポジトリーに格納されたファイルへの読み取り専用アクセス権限が提供されます。
  1. メインメニューから、「ソース管理」タブをクリックします。
  2. ページの左側で、このストリーム内のコンポーネントを表示するために「チーム 1 ストリーム (Team 1 Stream)」をクリックします。
  3. コンポーネントに含まれているファイルおよびフォルダーを表示するには、「デフォルト・コンポーネント」をクリックします。 フォルダーおよびサブフォルダーを参照して、特定のファイルを表示できます。
  4. ファイルまたはフォルダーの表示中に、ファイル・ヒストリーを表示するには、「ヒストリー」をクリックします。

    「ソース管理」の「チーム・ストリーム (Team Stream)」

Web UI 「ダッシュボード」パースペクティブ

「ダッシュボード」を使用すると、プロジェクト・エリアのさまざまなファセットを表示する動的ビューレットをレイアウトして、プロジェクト・ダッシュボードを定義し、編成することができます。
注:ダッシュボード」は Rational Team Concert Standard Edition でのみ使用できます。

「ダッシュボード」をナビゲートするには、次のようにします。

  1. メインメニューから、「ダッシュボード」タブをクリックします。 「Prelude」プロジェクト・エリアのデフォルト・ダッシュボードが表示されます。

    デフォルト・プロジェクト・エリアの「ダッシュボード」

  2. Chris の新規ダッシュボードを作成するには、「ダッシュボードの作成」ボタンをクリックします。
  3. ビューレットの選択」を開くには、 ダッシュボードの右上隅にある「ビューレットの追加」リンクをクリックします。
  4. ビューレットのリストで、「ワークアイテムの変更」ビューレットを選択します。

    新規「イベント・ログ」ビューレットの作成

  5. ビューレットの追加」ボタンをクリックします。「ワークアイテムの変更」ビューレットが Chris のダッシュボードに追加されました。
  6. ビューレット選択機能の「閉じる」ボタンをクリックします。
Chris の個人用ダッシュボードが作成され、イベント・ログを含むようにカスタマイズされました。

一部のタイプのビューレットには、照会およびフィードと共に現行状況が表示されますが、集約されたヒストリカル・データに関してレポートするビューレットもあります。 このヒストリカル・タイプのデータが役立つのは、詳細な進行状況を示すために必要なスナップショットがデータウェアハウスに十分に格納されている場合のみです。

演習のチェックポイント

この演習では、Web インターフェースについて紹介し、さまざまなセクションについて探索しました。
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