アイドル待機構成を使用すると、フェイルオーバーからのリカバリーが可能になるので、予期されたサーバー停止や予想外のサーバー停止が発生したときの業務への影響を最小限にとどめることができます。 IBM® Rational® Team Concert でアイドル待機構成を実装するには、Enterprise Edition と WebSphere® Application Server が必要です。IBM Rational Quality Manager でアイドル待機構成を実装するには、Standard Edition と WebSphere Application Server が必要です。
以下のトポロジー図は、 アイドル待機を使用した場合の高可用性の基本構成を表しています。 この図で、IBM HTTP Server は、着信するトラフィックを 2 つの WebSphere Application Server (1 次サーバー A またはバックアップ・サーバー B) のいずれかに送信するために使用されています。これらの WebSphere サーバーは、クラスター内の 1 次ノードと 2 次ノードを表します。 これらはどちらも同じクラスター・セルのメンバーです。 WebSphere ノード以外にも、LDAP サーバー、ファイル・サーバー (Lucene インデックス用)、およびデータベース・サーバーがあります。

次の表に、高可用性の基本要求を示します。
| サーバー | ソフトウェア | オペレーティング・システム |
|---|---|---|
| IBM HTTP Server |
|
Windows®、Linux® |
| WebSphere Application Server 1 次サーバー A |
|
Windows、Linux |
| WebSphere Application Server バックアップ・サーバー B |
|
Windows、Linux |
| オプション - ファイル・サーバー、共有ディスク | Lucene インデックス - 全文索引 | Windows、Linux |