Rational Build Agent を使用したビルドの定義および実行

始める前に
Rational Team Concert™ for System z® にプロジェクト・エリアが作成されている必要があります。
このタスクについて
このタスクが適用されるのは、ビルド定義をプロジェクト・エリアに追加する際に Rational® Build Agent を使用する場合です。プロジェクト・エリアを作成済みで、Rational Build Agent を使用するビルド定義の追加が必要であることを確認してください。
  1. まだ Rational Build Agent を始動していない場合は、Rational Build Agent のセットアップに関するセクションの説明に従って、ここで bfagent -s コマンドを使用して始動します。
    重要: Rational Build Agent から実行するコマンドは、そのエージェントを開始するユーザーの権限で実行します。
  2. 「hlq.SBLZSAMP」で「BLZCSAMP」メンバーを探します。この「hlq」は、Rational Team Concert for System z を SMP/E インストールする際に使用される高位修飾子です。このメンバーが「FMID HAHB200」のインストールの一部として実際にインストールされることに留意してください。 「BLZCSAMP」メンバーは、COBOL コンパイルを完了するためのサンプル「REXX exec」を提供します。このサンプル・メンバーのコメントを確認して、ご使用の環境に必要なパラメーターとカスタマイズを理解してください。

ビルド定義のセットアップおよび実行

  1. 「チーム成果物」ビューで、ビルド定義を作成するプロジェクト・エリアのフォルダーを展開します。
  2. ビルド > 新規ビルド定義」を右クリックします。
  3. 「新規ビルド定義」ウィンドウで、「ビルド前コマンド行」および「ビルド後コマンド行」を選択解除し、「新規ビルドを作成」を選択したら、「次へ」をクリックします。
  4. 「一般情報」ウィンドウで、ビルド定義のビルド定義 ID および要旨を入力します。
    重要: 「使用可能なテンプレート」メニューから「Rational Build Agent」を選択します。
    次へ」をクリックします。
  5. 「追加の構成」ウィンドウで、「一般」、「プロパティー」の両方、および「Rational Build Agent」を選択し、「終了」をクリックします。 作成したビルド定義が「ビルド定義エディター」に表示されます。

Rational Build Agent を使用した接続テストの実行

  1. 前の手順で作成した「Build Agent」タブをクリックします。
  2. 以下の情報を入力して、Rational Build Agent に接続します。
    「ホスト名」
    Rational Build Agent を使用するシステムの名前。
    「ポート」
    Rational Build Agent と通信するポート。デフォルトは、ポート 5555 です。
    「ユーザー名」
    Rational Build Agent に接続しているユーザーの名前。
    注: このユーザー名は、システムへの接続を認証するのに使用されます。エージェントを開始したユーザー名と同じにする必要はありません。
    「パスワード」
    指定されたユーザー名のパスワード。
    「確認パスワード」
    指定されたユーザー名のパスワードを再入力します。
  3. 接続のテスト」をクリックします。 接続テストの結果が「Rational Build Agent の接続テスト結果 (Rational Build Agent Connection Test Results)」ボックスに表示されます。

実行する Rational Build Agent のコマンド・ブロックの定義

  1. 「Build Agent のコマンド行 (Build Agent Command Line)」タブをクリックします。
  2. 「コマンド」フィールドにプロセス・コマンドを入力して、Rational Build Agent に送信します。
  3. 「作業ディレクトリー」フィールドに、呼び出したプロセスで使用する作業ディレクトリーを入力します。
  4. 保存」をクリックして、ビルド定義を保存します。
    ヒント: 初めてビルド定義を保存するときは、「RationalBuildAgent」という新規ビルド・エンジンがプロジェクト・エリアに定義されます。「RationalBuildAgent」がビルド定義の「一般」タブで選択したビルド・エンジンであることを確認します。
提供されたサンプルを実行するために、「コマンド」フィールドで次の例のようなコマンド・ブロックをセットアップできます。
tso "EXEC 'BGREEN.BETA.SBLZSAMP(BLZCSAMP)''/tmp/RTCZSYSPRINT COBOL.V4R1M0.SIGYSAMP"
cat /tmp/RTCZSYSPRINT
rm /tmp/RTCZSYSPRINT

ビルドの要求

  1. 「チーム成果物」ビューで、ビルド定義を右クリックし、「ビルドの要求」を選択します。 または、「ビルド定義」ウィンドウの右上隅にある「ビルドの要求」アイコンをクリックしてもかまいません。 「ビルドの要求」ウィンドウが開きます。
  2. 実行依頼」をクリックします。 「ビルド」ウィンドウが開きます。
    ヒント: 処理中にビルドの進行状況をモニターするには、「更新」をクリックします。

ビルド結果の確認

  1. ビルドが完了したら、「ビルド」タブで完了したビルドをダブルクリックしてビルド結果を表示します。
  2. 「コントリビューションの要約」セクションで、「ログ」をクリックして、「ログ」タブを表示します。
  3. ログを選択して、「開く」をクリックします。Rational Build Agent に関する情報、入力したコマンド・ブロックの結果などが記載された詳細なビルド結果が表示されます。

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