ブロックされた同期の解決

オブジェクトの同期は、従属オブジェクトを同期化できないとブロックされる可能性があります。ブロッキングの問題を解決するには、従属オブジェクトについての根本的な問題を修正する必要があります。
このタスクについて
発信同期がブロックされる原因の多くは、ClearQuest® に必要なユーザー・レコードがないことです。例えば、ワークアイテムを作成し、それをユーザーに割り当てていたとしても、Jazz™ ユーザーが ClearQuest ユーザーにマップされていなければ、発信同期は失敗します。 この問題を解決するには、ClearQuest ユーザー管理ツールを使用して、Jazz リポジトリー 内の「ユーザー ID」、「名前」、および「E メール・アドレス」フィールド値とそれぞれ一致する「ログイン」、「名前」、および「E メール」フィールド値を含むユーザー・レコードを作成する必要があります。

ブロックされた同期操作を解決するには、次のようにしてください。

  1. チーム・セントラル ビューを開き、「イベント・ログ」または「イベント」セクションにスクロールダウンします。「同期がブロックされています (ワークアイテム number/synchronization_rule_name) (Synchronization is blocked (WorkItem number/synchronization_rule_name)」と表示されている項目を見つけます。 項目をクリックして、「同期は他の必須項目が初期化されるまでブロックされています。」などの追加情報を表示します。
  2. 項目をダブルクリックして、イベントの「同期状況」ページを開きます。「ブロック元」フィールドでリンクをクリックし、問題を引き起こしているイベントの「同期状況」ページを開きます。
  3. 「同期規則」フィールドには、操作を実行的なかった同期規則へのリンクが含まれています。例えば、サンプルの com.ibm.rational.clearquest.DefectTrackingInterop.users 規則では、ClearQuest ユーザー・レコードのどのフィールドが Jazz ユーザー項目のどのプロパティーにマップされる必要があるかを定義しています。「現行状態」セクションには、同期操作に関わる項目プロパティーと対応する ClearQuest レコード・フィールドの値が表示されます。例えば、ClearQuest 内に対応するユーザー・レコードがないために発生した発信同期エラーは、対応する ClearQuest フィールドに項目がない「ユーザー ID」、「名前」、「E メール・アドレス」プロパティー値を表示します。
  4. ブロッキング・エラーの原因となっている問題を修正したら、「着信同期を再試行」または「発信同期を再試行」をクリックします。
タスクの結果
他に問題が存在しなければ、同期操作が成功し、「同期状況」「OK」に変わります。

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