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演習 1: 管理者としてのプロジェクトおよびチームのセットアップ

この演習では、リポジトリーに接続してプロジェクト・エリアおよびチーム・エリアを作成し、チーム・エリアにチーム・メンバーを追加します。
サーバーに接続して、プロジェクトを定義するプロジェクト・エリアを作成します。 プロジェクトのチーム・メンバーの使用に必要なその他すべてのものを特定するチーム・エリアも作成します。 チーム・メンバーはユーザーと呼ばれます。 事前定義のプロセス・テンプレートを使用して、プロジェクト・エリアにプロセスを定義します。 選択したプロセスにより、他のコンポーネント (ワークアイテムや Rational Team Concert™ ソース管理など) を試用するために必要なすべてのものを使用して、構成が初期化されます。

リポジトリーへの最初の接続

リポジトリーへの接続
リポジトリーに接続するには、次のようにします。
  1. ワークアイテム」パースペクティブを開きます。これが現行のパースペクティブでない場合には、メニュー・バーから「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「その他」 > 「ワークアイテム」とクリックします。
  2. チーム成果物」ビューを開きます。 リポジトリー接続がない場合には、作業を開始するための一連のヘルプへのリンクが表示されます。

    「チーム成果物」ビュー

  3. チーム成果物」ビューで、「リポジトリー接続の作成」をクリックします。
  4. Jazz リポジトリー接続の作成」ダイアログ・ボックスの該当するフィールドに、サーバーのロケーション (https://<server>:<port>/jazz 形式の URL)、およびサーバーのセットアップ時に作成したユーザー名とパスワードを入力します。自身のコンピューター上でサーバーを実行している場合には、「URI」フィールドの下にあるドロップダウン・リストに使用可能な値が表示されます。「終了」をクリックします。
    注:チーム成果物」ビューにリポジトリー接続が既に存在する場合、新規接続を作成するには、「リポジトリー接続」を右クリックして、「新規」 > 「Jazz リポジトリー接続」とクリックします。
    チーム成果物」ビューにリポジトリー接続が表示されます。

    「チーム成果物」ビューに追加されたリポジトリー接続

プロジェクト・エリアおよびチーム・エリアの作成

プロジェクト・エリアおよびチーム・エリアを作成します。
プロジェクト・エリアおよびチーム・エリアを作成するには、以下のようにします。
  1. チーム成果物」ビューで、「リポジトリー接続」項目を展開します。リポジトリー接続を右クリックして、「新規」 > 「プロジェクト・エリア」とクリックします。
  2. プロジェクト・エリアの作成」ウィザードの「プロジェクト・エリア」ページにある「名前」フィールドに Prelude と入力して、「次へ」をクリックします。

  3. 空のリポジトリーで作業している場合、プロセス・テンプレートが定義されていないため、 「プロセス・テンプレートの選択」ページが表示されます。 プロセス・テンプレートのリストを表示するには、「テンプレートのデプロイ」をクリックします。
  4. プロセス・テンプレートのリストから「スクラム」を選択します。「プロジェクト・エリアを自動的に初期化する (Automatically initialize the Project Area)」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認し、「終了」をクリックします。

    このプロセス・テンプレートにより、Rational Team Concertを継続的に使用するために必要なすべてのもの (プロジェクト・エリア、チーム・エリア、およびチーム内でプロジェクト・コンテンツを共用するためのストリーム) が作成されます。

    初期化が完了した後には、残りのセットアップ・アクティビティーを追跡するために使用可能な一連のワークアイテムが作成されます。 Rational Team Concert for Eclipse IDE の右下のペインに、「ワークアイテム」ビューが自動的に開きます。ワークアイテムについては、このチュートリアルの後のセクションで説明します。

    注: ワークアイテムに割り当てられた ID 番号は、示されているものと異なっている場合があります。
    さらに、「チーム成果物」ビューに作成されたプロジェクト・エリアが表示されます。

    「チーム成果物」ビュー内のプロジェクト・エリア

    チーム編成」ビューを開きます。 プロジェクト・エリアを展開すると、「チーム 1 (Team 1)」というデフォルトのチーム・エリアが作成されているのが分かります。

    「チーム編成」ビュー内の新規チーム

ヒント: ユーザーおよびプロセス・エリアの作成: このチュートリアルの直前のセクションでは、プロジェクト・エリアおよびチーム・エリアを作成しました。標準的なステップの概要は、メニューの「ヘルプ」 > 「虎の巻」から利用可能な虎の巻「Jazz リポジトリーのセットアップ (Setup a Jazz Repository)」に記載されています。

チーム・エリアへのチーム・メンバーの追加

チーム・エリアにはいくつかの機能があります。 差し当たり、このチュートリアルでは、チーム・メンバーの定義とそれらのメンバーの新規チーム・エリアへの追加について重点的に説明します。
このチュートリアルでは、以下の 3 チーム・メンバーを追加します。
  • Name=Chris、username=chris、email=chris@example.com、license=Developer
  • Name=Jamie、username=jamie、email=jamie@example.com、license=Developer
  • Name=Build、username=build、email=build@example.com、license=Build System

また、他のユーザーを追加することも可能です。

  1. チーム編成」ビューで、 チーム・エリアを右クリックして「開く」をクリックします。 「チーム・エリア」エディターで、 該当するフィールドに要約および説明を追加します。
    注: この作業の実行中はチーム・エリアのみを編集し、プロジェクト・エリアは編集しないでください。「プロジェクト・エリア」エディターは閉じておくことができます。
  2. メンバー」ペインで「作成」をクリックします。
  3. ユーザーの作成またはインポート」ページで、 「新規ユーザーの作成」を選択して「次へ」をクリックします。
  4. ユーザー情報」ページで、該当するフィールドに名前、ユーザー ID、および E メール・アドレスを入力します。このチュートリアルでは、Chris という架空の開発者を使用します。 別の名前を使用することができます。ユーザー ID を控えておいてください。後で必要になります。
  5. 次へ」をクリックします。
  6. リポジトリー・グループ (Repository Groups)」ページで、「JazzUsers」を選択します。当面、管理アクセス権 (JazzAdmins) は ADMIN ID が持つようにしておきます。「次へ」をクリックします。
  7. クライアント・アクセス・ライセンス」ページで「Rational Team Concert - 開発者 (Rational Team Concert - Developer)」を選択します。
  8. 終了」をクリックします。チーム・エリア」エディターの「メンバー」ペインに、この新規ユーザーが表示されます。
  9. ステップ 2 から ステップ 8 を繰り返して、以下のユーザーを追加します。
    • Jamie
    • ビルド
    • 自分自身および他のチーム・メンバー
  10. メンバー」ペインから、作成した最初のチーム・メンバー (この場合は Chris) を選択します。「プロセス役割」をクリックします。
  11. プロセスの役割」ダイアログ・ボックスの「使用可能な役割」エリアから「チーム・メンバー」を選択します。「追加」をクリックします。「割り当て済み役割」エリアに、チーム・メンバー役割が表示されます。 「終了」をクリックします。
  12. 自分自身を含め、チーム・メンバーごとにステップ 10 およびステップ 11 を繰り返します。
  13. 保存」をクリックします。チームへの招待 E メールを受信するユーザーを選択するように要求する「チームへの招待状を新規メンバーに送信しますか?」ダイアログ・ボックスが表示されます。
    注: チームへの招待フィーチャーは、E メール通知の SMTP サーバー・プロパティーが正しく設定されている場合にのみ、十分にテストすることができます。
  14. ユーザーを 1 つだけ選択して、「OK」をクリックします。「チームへの参加の招待 (Invite to Join Team)」ダイアログ・ボックスが表示されます。ユーザーを 1 名だけ選択すると、招待のプロパティーが表示されます。複数のユーザーを選択すると、E メールの件名と、招待の最初のいくつかの段落のみが表示されます。

    「チームへの招待」ダイアログ

  15. 招待の件名、関連付けられたメッセージをパーソナライズし、「招待状のコピーを自分に E メール」チェック・ボックスをクリアします。
  16. 前述のとおり、サーバーのプロパティーが E メール通知を有効にするように設定されていない限り、E メールによる招待は送信されません。 この例の Chris、Jamie、および Build は組織の実際のメンバーではないため、「終了」はクリックしないでください。代わりに、「チームへの招待状を構成するプロパティー」エリアにある値をコピーして、それらをテキスト・エディターに貼り付けます。次に、「キャンセル」をクリックします。 サーバーが E メール通知用に正しくセットアップされている場合は、招待を同僚 (または自分自身) に送信することができます。

セットアップが完了しました。 これで、プロジェクト・エリア、 チーム・メンバーを含むチーム・エリア、およびコードを共用できるストリームが作成されました。 ストリームの使用に関して詳しくは、次のセクションで説明します。

演習のチェックポイント

この演習では、プロジェクトおよびチーム・エリアのセットアップ方法について学習しました。
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