すぐに使用可能なサンプルの使用
ClearQuest® Connector
ディストリビューションには、サンプルの ClearQuest スキーマ、DefectTrackingInterop、およびサンプルの同期規則ファイルが含まれています。これらのサンプルは、環境の構成方法の例として参照してください。
このセクションでセットアップ・タスクを実行する前に、
前提条件
を参照し、準拠していることを確認します。
サンプル・プロジェクト・エリアの作成
このサンプルで使用するために、Eclipse Way プロセス・テンプレートに基づいて Jazz プロジェクト・エリアを作成します。
DefectTrackingInterop スキーマのインポート
ClearQuest Connector
のディストリビューションには、サンプル・スキーマ DefectTrackingInterop が含まれています。これを使用して、Jazz ワークアイテムと同期する障害レコードをもつユーザー・データベースを作成できます。 ユーザー・データベースを作成する前に、このスキーマをスキーマ・リポジトリーにインポートしてください。
ClearQuest ユーザー・データベースの作成
DefectTrackingInterop スキーマをスキーマ・リポジトリーにインポートしたら、そのスキーマに基づいてユーザー・データベースを作成します。
サンプルでのユーザーの作成
Rational ClearQuest
ユーザー・アカウントを作成するか、または既存のユーザー・アカウントを指定する必要があります。
ClearQuest Connector
はこれを使用して、ClearQuest ユーザー・データベースにログインできます。Jazz ユーザー・アカウントも指定する必要があります。
ClearQuest Connector
はこれを使用して
Jazz Team Server
にログインします。
ClearQuest プロジェクト・レコードの作成
デフォルトでは、ワークアイテムにはカテゴリー・プロパティーが設定されている必要があります。ClearQuest レコードとの同期中に Jazz がカテゴリー・プロパティーを設定する方法を提供する必要があります。 方法の 1 つとして、ClearQuest Project レコードをカテゴリー・プロパティーにマップする方法があります。 サンプルでは、この方式を使用します。
サンプルでの照会階層の作成
デフォルトでは、
ClearQuest Connector
は、同期規則のある各レコード・タイプの ClearQuest レコードをすべて同期しようとします。同期されるレコードのセットをフィルターに掛けるには、ClearQuest 照会を使用します。
サンプルでの cqconnector.properties の変更
ClearQuest Gateway は、
Jazz Team Server
を ClearQuest ユーザー・データベースに接続するために
ClearQuest Connector
が使用するサーバー・プロセスです。ClearQuest Gateway を開始するには、事前に cqconnector.properties ファイルを編集して、実行に使用するパラメーターを設定する必要があります。
サンプルでの ClearQuest Gateway の始動
ClearQuest Gateway を始動して、ClearQuest ユーザー・データベースと
Jazz Team Server
間の接続を確立します。
サンプルでの外部リポジトリー接続の作成
外部リポジトリー接続は Jazz の項目で、そのプロパティーには、
Jazz Team Server
が外部リポジトリーへの接続を作成するために必要な情報が含まれています。ClearQuest Gateway の外部リポジトリー接続を作成する必要があります。
同期規則のインポート
Jazz 項目プロパティーへの ClearQuest 変更要求フィールドのマッピングを制御する同期規則を作成する必要があります。
ClearQuest Connector
は、DefectTrackingInterop サンプル・スキーマで使用するための規則のセット、および Eclipse Way プロセスを使用するプロジェクト・エリアを提供します。
サンプルでの ClearQuest Gateway の停止および再始動
同期規則を定義した後、ClearQuest Gateway を停止し、再始動して、新規規則が使用されるように初期化する必要があります。
サンプルで発信同期を使用可能にする
Jazz Team Server
で発信同期を使用可能にする必要があります。
サンプルでの ClearQuest Connector のテスト
すべての構成タスクを終了した後に、
ClearQuest Connector
をテストします。まず、
Rational ClearQuest
クライアントでレコードを作成し、次に
Rational Team Concert
クライアントで照会を実行して、レコードに対応したワークアイテムが作成されているか確認します。
次のステップ
サンプルの構成およびテストが終了したら、その他のトピックを読み、
ClearQuest Connector
についてさらに学習してください。
親トピック:
Jazz ワークアイテム用の ClearQuest Connector の構成および使用
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