ファイルおよびフォルダーの Rational ClearCase へのエクスポート

ファイルおよびフォルダーを Rational Team Concert™ ソース管理から Rational® ClearCase® にエクスポートできます。 エクスポート・ファイルおよびフォルダーは、既存 VOB にチェックインされます。
このタスクについて
ファイルおよびフォルダーを Rational Team Concert ソース管理から Rational ClearCase にエクスポートするには、それらを同期ストリーム内のコンポーネントに追加し、「同期するファイルの選択」ウィンドウでエクスポートするファイルおよびフォルダーを指定します。 インポートと同様にエクスポートも同期化処理によって処理されます。最初の同期により、ファイルおよびフォルダーが Rational ClearCase ソース管理に追加されます。次に続く同期で、それらは同期ストリーム内のその他の成果物と同様に処理されます。Rational ClearCase で行われた変更は、ClearCase Synchronized Streamに適用され、同期ストリーム内で行われた変更は、Rational ClearCase に適用されます。
重要: エクスポート中、Rational Team Concert ソース管理・コンポーネントは、自動的に VOB および UCM コンポーネントにマップされます。 同期ホストに適切な VOB がマウントされていないことが原因でこのマッピングが失敗した場合は、同期エラーが発生します。詳しくは 、エクスポートによる VOB および UCM コンポーネントへのマップを参照してください。
Rational ClearCaseでは、Rational Team Concert ソース管理以上にコンポーネント名に制約が課せられます。Rational ClearCaseにエクスポートするファイルが含まれている Rational Team Concert ソース管理・コンポーネントの名前はすべて、次の規則に従っている必要があります。
  • 文字、数字、特殊文字の下線 (_)、ピリオド (.)、ハイフン (-) のみを使用する必要があります。
  • ハイフンは、名前の先頭文字には使用できません。
  • 整数ではいけません。この制限には、8 進数および 16 進数の整数値も含まれます。ただし、非整数の名前は許可されます。
  • 特殊名「.」、「,」、「..」、または「...」のいずれも許可されません。
上記の規則に従っていない名前を持つ Rational Team Concert ソース管理・コンポーネントから、同期するファイルまたはフォルダーを選択したい場合は、まずコンポーネント名を変更します。ファイルおよびフォルダーが正常に同期されると、コンポーネント内のファイルの同期を中断することなくコンポーネント名を変更できます (必要に応じて、元の名前に戻すこともできます)。

ファイルまたはフォルダーをエクスポートするには、次のようにします。

  1. ストリームが作成された同期ホストにログオンする必要があります。
  2. ファイルまたはフォルダーを含むコンポーネントを同期ストリームに追加します。詳しくは、コンポーネントの追加および除去および変更セットの提出を参照してください。 コンポーネントを同期ストリームに置かなければ、その中のファイルおよびフォルダーを Rational ClearCase と同期できません。
  3. 「ClearCase 同期ストリーム」ビューを開き、ステップ 2 でのプロジェクトの提出先のストリームを選択します。
  4. 「同期するファイルの選択」 アイコン 「同期するファイルの選択」 をクリックします。
  5. 「同期するファイルの選択」ページで、「Jazz のファイルおよびフォルダーの選択」をクリックします。
    • 同期ストリーム内でファイルおよびフォルダーを参照するには、「参照」をクリックします。 ファイルおよびフォルダーがウィンドウに表示されない場合は、それらを含むコンポーネントが同期ストリームに追加されているか確認します (ステップ 2 を参照)。ファイルおよびフォルダーを選択し終わったら、「OK」をクリックしてブラウザーを閉じ、「同期するファイルの選択」のリストで選択したパスを表示します。
    • ファイルおよびフォルダーを手動で選択するには、同期ストリームに存在しているコンポーネント・ルート・フォルダーのパス名を入力し、「追加」をクリックします。 パス名の形式は次のとおりです。

      component_name/project_root_dir

      したがって、「Tests」という名前の Rational Team Concert ソース管理・コンポーネント内にある「org.example.tests.junit」という名前のフォルダーのパス名は、次のようになります。

      Tests/org.example.tests.junit

    パス名を追加した後も必要に応じて、「除去」および「編集」ボタンを使用して、選択したパス名を変更できます。
  6. ファイルおよびフォルダーの選択が完了したら、「完了」をクリックして同期を要求します。
タスクの結果

選択したコンポーネントのファイルおよびフォルダーは、UCM コンポーネントまたは VOB フォルダーとして Rational ClearCase にエクスポートされます。ステップ 5 の例では、org.example.tests.junit という名前のフォルダーは、同期ストリームの定義方法に応じて、「Tests」という名前の UCM コンポーネントに追加されるか、VOB タグ「Tests」を持つ VOB のサブフォルダーとして作成されます。


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