ClearQuest の構成

ClearQuest® Connector を使用するためには、ClearQuest ユーザー・データベースが Jazz™ プロジェクト・エリアと通信できるように構成しておく必要があります。
このタスクについて
このウィザードでは、JazzInterop パッケージをスキーマに適用し、さらに、ユーザー・データベースをそのスキーマの新規バージョンにアップグレードします。ウィザードを使用するには、事前にスキーマおよびユーザー・データベースが存在している必要があります。 JazzInterop パッケージは、グローバル Perl スクリプト、ChangeHistoryScripts、および次のレコード・タイプをスキーマに追加します。
  • JazzConnectorChangeEvents
  • JazzConnectorQueryInfo
  • JazzConnectorSyncHistory

ClearQuest Connector で使用できるように、ClearQuest ユーザー・アカウントを作成するか、または既存のユーザー・アカウントを指定することも必要です。ClearQuest Connector は、そのユーザー・アカウントを使用して、ClearQuest ユーザー・データベース内でレコードの作成および変更を行います。

  1. スキーマを含むスキーマ・リポジトリー、および同期に使用するユーザー・データベースを選択します。
  2. 同期に使用するユーザー・データベースを選択します。
  3. ウィザードが ClearQuest ユーザー・データベースへのログインに使用できる、管理特権を備えたアカウントのログイン名とパスワードを入力します。
  4. ClearQuest Connectorが ClearQuest ユーザー・データベース内のレコードの作成および変更に使用する、アカウントのログイン名とパスワードを入力します。ユーザー・アカウントは SQL エディター特権を持つ必要があります。このアカウントは、ClearQuest Connector でのみ使用されます。まだ ClearQuest Connector 用のアカウントを作成していない場合には、「新規アカウントの作成」をクリックします。「新規 CQ Connector ユーザーの作成」ダイアログのフィールドに入力し、「OK」をクリックします。

    ウィザードのステップを終了したら、構成後の環境で作業するユーザーを指定します。ClearQuest ユーザー・レコードの「ログイン」フィールドの値が、Jazz ユーザー・レコードの「ユーザー ID」の値と同じになるようにします。着信同期操作中に、ClearQuest ユーザー・レコードに対応する Jazz ユーザー・レコードを ClearQuest Connector が作成できるようにする必要がある場合、ClearQuest ユーザー・レコードの「名前」フィールドおよび「E メール」フィールドに値が入っていることを確認します。Jazz ユーザー・レコードを作成する場合、「ユーザー ID」、「名前」、および「E メール・アドレス」フィールドは必須ですClearQuest のユーザー・レコードを変更するには、ClearQuest ユーザー管理ツールを使用してください。

  5. 次へ」をクリックします。
  6. 同期に使用可能なレコード・タイプを選択します。 すべてのレコード・タイプをワークアイテム・タイプにマップするのは、実際的ではありません。この 2 つのタイプは、目的、必須フィールド、および状態遷移モデルという点で類似しています。このステップを完了する前に、Jazz プロジェクト・エリアに接続するユーザー・データベースのスキーマで定義されているすべてのレコード・タイプを検討し、どのレコード・タイプが同期の候補として適しているのかを判断してください。「次へ」をクリックします。
  7. ClearQuest Connector は照会を使用して、Rational Team Concert™ワークアイテムと同期する ClearQuest レコードをフィルター操作したり、ClearQuest ユーザー・データベースと接続するプロジェクト・エリアを判別したりします。これらの照会を含めるルート・フォルダーを選択または作成してください。ルート・フォルダーは、Public Queries フォルダー階層内のどの場所でも構いません。 ルート・フォルダーを Personal Queries 階層には入れないでください。

    ウィザードは、同期化できるように指定されたプロジェクト・エリアごとに、 そのプロジェクト・エリアと同じ名前のフォルダーを作成します。 プロジェクト・エリア・フォルダーは、ルート・フォルダーの直下に置かれます。

    例えば、下図では、root フォルダーに Jazz ClearQuest Connector という名前が付いています。 2 つのプロジェクト・エリア・フォルダーは、Hawaii Project と Trinidad Project という名前です。 Defect_query1 照会では、障害レコード・タイプのレコードが選択され、Hawaii Project プロジェクト・エリア内のワークアイテムと同期されます。

    この図は、Public Queries フォルダーの下にある照会フォルダーの階層を示しています。


フィードバック

この情報はお役に立ちましたか? Jazz.net でフィードバックをお送り頂けます (登録が必要です): フォーラムにコメントを記入したり、バグを送信したりすることができます。