Jazz™ には、ツール固有の情報を格納する中央の場所となる拡張可能なリポジトリーがあります。項目と呼ばれる最上位のオブ ジェクトに関連するデータが、リポジトリーに保管されます。
リポジトリーには、監査目的で、項目の作成および 後で行われる変更のヒストリーを保守する、監査可能な 項目のタイプが含まれます。監査証跡には、項目の過去の状態 、項目を保存したユーザー、および変更の時点を記述し た記録が含まれます。監査のヒストリーを必要としない項目タイプの場 合、リポジトリーには項目の最新の状態のみが保存さ れます。
リポジトリー内の項 目ごとに固有の ID が指定されており、こ の ID は項目を取り出すキーとして使用できます。これらの汎用固有 ID (UUID) は、項目、項目の状態、およびコンテンツの値に適用されます。そのため、リ ポジトリー間でコンテンツが複製される場合、そのコ ンテンツの固有 ID はそのまま保持されます。
リポジトリー・コンポーネントは、リポジトリー 内の項目を作成、検索、更新、および削除するためのサー バー・サイド API メソッドを提供します。サーバー・サイド API には、プロパティーおよび関係に基づいてリポジ トリー内の項目に対して複雑な照会を実行する操 作が含まれます。
Jazz は、リポジトリーの支援によるフィード・サービスも 提供します。コンポーネントは、サーバー・サイド API を使用して、ビルドやストリームへの提出の完了など のイベントを通知するために、変更イベントを報告し ます。変更イベントは、リポジトリーに記録され ます。 フィード・サービスは、標準に準拠した フィード・リーダーによる解析に適した Web フィード (Atom または RSS) を公開します。
サーバー・サイド・メカニズムを使用することで のみ、リポジトリー内の項目の作成、更新、および削 除が可能です。リポジトリーは、項目がリポジトリーにあ るビューやエディターなどのクライアント要素の調整 に役立つ、クライアント・サイド項 目管理機能を提供します。
リポジトリーについて詳しくは、 「Jazz Platform Technical Overview」 を参照してください。これは、www.jazz.net の「Learn」ページにあり、登録ユーザーが使用できます。
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