Rational Build Agent のシェル・スクリプトの構成

Jazz™ Build System には、startbfa.sh という名前のサンプル・スクリプトが含まれています。このスクリプトを使用すれば、 Rational® Build Agent を開始することができます。このスクリプトは、 pathPrefix/usr/lpp/jazz/v2.0/buildsystem/buildtoolkit/examples/startbfa ディレクトリーの中に入っています。 この場合の pathPrefix は、SMP/E のインストール時に指定した任意の接頭部です。 このスクリプトは、Rational Build Agent を開始し、エージェントが Jazz Team Server for System z® に接続できるように資格情報を指定し、 さらには Antz とネイティブ・コンパイルに必要なライブラリーへのアクセス権を取得するために必要です。必要に応じ、このスクリプトを作業ディレクトリーにコピーしたうえで、そのコピーを変更し、実行することもできます。
注: 環境に合わせてスクリプトを構成する必要があります。 以下の表で説明しているように、サンプル・スクリプト内の変数ストリングを置換してください。
表 1. サンプル・スクリプトの変数ストリング
変数 説明
@pathPrefix@ Jazz ディレクトリーの接頭部として付けるディレクトリー・パス。
注: これは、 Jazz ディレクトリーの接頭部であるため、この接頭部に SMP/E のインストールの一環として指定した任意の接頭部を付けてから、 「/usr/lpp」を付けます。
@javaPathPrefix@ IBM® 31-Bit SDK for z/OS® Java™ 2 テクノロジー・エディション V5 へのディレクトリー・パス。
@yourUserid@ Jazz ユーザー ID。
@yourPasswordFile@ BLZBPASS ジョブで定義している Jazz パスワード・ファイル。 BLZBPASS ジョブを実行する方法については、『z/OS での Jazz ビルド・エンジンの実行』を参照してください。
@stepLib@ 使用中の z/OS ビルドで使用する STEPLIB DD (データ・セット定義)。例えば、SYS1.LINKLIB:CEE.SCEERUN など。
@bfaBinPath@ Rational Build Agent 実行可能ディレクトリーへのディレクトリー・パス。
@bfaConfPath@ Rational Build Agent 構成ファイル・ディレクトリーへのディレクトリー・パス。
@zLang@ ホスト・ファイルで使用されるエンコード方式。例えば、IBM-037 など。
@yourHomeDirectory@ ホーム・ディレクトリー。これは、ホーム 環境変数をどこにも定義していない場合にのみ 使用してください。
Rational Build Agent を開始してビルド要求を受け入れる準備ができたら startbfa.sh スクリプトを実行してください。

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