始める前に
SCLM には、System z® Jazz™ Gateway サーバーから戻された情報を使用できるユーザー出口ポイントがいくつかあります。このトピックでは、System z Jazz Gateway サーバーを使用して SCLM をセットアップして使用するための手順を説明します。
System
z Jazz Gateway サーバーと通信するための REXX Gateway クライアントを構成しておく必要があります。
このタスクについて
System z Jazz
Gateway をセットアップするには、以下の手順に従って操作します。
- SCLM プロジェクトにより、CCVFY および PROMOTE のユーザー出口がまだ呼び出されていない場合、FLMCNTRL マクロを変更し、プロジェクト定義を再ビルドすると開始できます。 FLMCNTRL マクロは、以下のようになります。
*
**********************************************************************
* PROJECT CONTROLS
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*
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FLMCNTRL ACCT=SCLM.ACCOUNT.FILE, C
CCVFY=SCLMEXIT, * CCVFY USER EXIT C
CCVFYCM=TSOLNK, * METHOD TO CALL EXIT C
CCVFYDS=SCLM.PROJDEFS.SOURCE, C
PRMVFY=SCLMEXIT, * PROMOTE VERIFY USER EXITC
PRMVFYCM=TSOLNK, * METHOD TO CALL EXIT C
PRMVFYDS=SCLM.PROJDEFS.SOURCE, C
MAXVIO=999999, C
VIOUNIT=VIO
*
- 以下の SCLMEXIT メンバーには、実際のユーザー出口の呼び出しが含まれます。サイトの所定の場所に既に SCLM のユーザー出口が存在する場合は、以下の REXX コードに含まれる「SELECT CMD …」ステートメントを既存のユーザー出口の中に追加できます。サイトの所定の場所に SCLM ユーザー出口が存在しない場合、以下のコードを含むプロジェクト定義ライブラリーにメンバーを作成し、上図で示すように、そのユーザー出口呼び出しステートメントがそのメンバーを指していることを確認します。「BLZ.SBLZSAMP」を、サンプルがアップロードされたデータ・セット名に変更する必要があります。
/* REXX */
ARG parm
Address ISPEXEC
"SELECT CMD(EX 'BLZ.SBLZSAMP(BLZSCLM1)' '"parm"') NEST"
Exit rc
- サンプル REXX の命令を使用して、サンプルがアップロードされたデータ・セットの中にメンバー BLZSCLM1 を構成します。このメンバーは、REXX Gateway クライアントを呼び出して、ワークアイテムの状況を検査します。そのうえでこのメンバーは、ユーザー出口の戻りコードを介して SCLM アクションを許可または拒否します。
要確認: 暗号化パスワード・ファイルを使用する場合、REXX Gateway クライアントが、ホーム・ディレクトリーからパスワード・ファイルを取得できるように
パスワード変数をリテラル「<file>」に設定してください。