z/OS® の Jazz™ Team Server では、SMP/E のインストールにより作成された USS ディレクトリーに加えて 2 つのディレクトリーが必要です。
1 つは Jazz Team Server for System z® の構成ファイルの格納に使用されるディレクトリーで、もう 1 つは作業ディレクトリーです。
hlq.SBLZSAMP のサンプル・メンバー BLZCPDIR を使用して、必須ファイルを持つこれらのディレクトリーを作成し、SMP/E でインストールしたディレクトリーからデータを取り込みます。
このガイドでは、これらの特定のディレクトリーを参照するのに、シンボルによる次の 3 つの参照を使用します。
| シンボル名 |
使用 |
BLZCPDIR の変数 |
デフォルト・ディレクトリー |
| @pathPrefix@ |
SMP/E のインストール時に指定されたパスの接頭部。 |
HOME |
|
| @confPath@ |
Jazz Team
Server for System z の構成ファイルのディレクトリー。 |
CONF |
/etc/jazz |
| @workPath@ |
Jazz Team
Server for System z の作業ディレクトリー。 |
WORK |
/u/jazz |
推奨スペース:
Jazz Team Server for System z ディレクトリーには次のような割り振りが必要です。
- @workPath@
- 700 シリンダー 3390。z/OS での Jazz Team
Server for System z 実行用。
- @confPath@
- 2 シリンダー 3390
RACF ファイル・アクセス要件: 各 Jazz Team Server
for System z ディレクトリーには以下の RACF® ファイル・アクセス権限が必要です。
- @confPath@ は、Tomcat サーバーまたは WebSphere® Application Server を実行するユーザー ID で読み取りと書き込みが可能でなければなりません。
- @workPath@ は、Tomcat サーバーまたは WebSphere Application Server を実行するユーザー ID で読み取りと書き込みが可能でなければなりません。
- @workPath@ は、Jazz Team Server
for System z リポジトリー・ツールを実行しているユーザー ID によって、読み取りと書き込みについてアクセス可能でなければなりません。
メンバーに含まれている説明を使用して、hlq.SBLZSAMP のメンバー BLZCPDIR を構成します。
SUBMIT コマンドを使用して、変更した JCL を実行依頼し、ジョブ・ログを確認します。すべてを正しくセットアップすると、すべてのステップは戻りコード 0 を返して終了します。
重要: BLZCPDIR メンバーには @jazzgrp@ 変数が含まれています。
この変数は、構成ディレクトリーと作業ディレクトリーへの書き込み権限を必要とするすべてのユーザー ID を含む
SAF グループに設定する必要があります。
また、グループ ID (GID) をこの SAF グループに関連付ける必要もあります。