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演習 5: 変換プログラムの作成

変換プログラムは、Rational Team Concert™ for System z® リポジトリーに保管される Jazz™ モデル・オブジェクトです。変換プログラムは、ビルド中にファイルで実行される操作を表します。 一連の変換プログラムは、言語定義に関連付けることができます。 ビルド中に、言語定義に関連付けられたこの一連の変換プログラムが、その言語定義に関連付けられたファイルごとに繰り返し実行されます。

変換プログラムの作成を練習するには、以下の作業を実行します。
  1. IGYCRCTL 変換プログラムを作成します。
  2. IGYCRCTL DD 割り振り表を構成します。
  3. IEWBLINK 変換プログラムを作成します。
  4. IEWBLINK DD 割り振り表を構成します。

演習 5 パート 1: IGYCRCTL 変換プログラムの作成と IGYCRCTL DD 割り振り表の構成

COBOL プログラムをコンパイルするには、IGYCRCTL 変換プログラムが必要です。

  1. IGYCRCTL 変換プログラムを作成します。
  2. IGYCRCTL DD 割り振り表を構成します。

IGYCRCTL 変換プログラムの作成

IGYCRCTL 変換プログラムを作成するには、以下のステップを実行します。
  1. 「チーム成果物 (Team Artifacts)」ビューで「言語定義」ノードを展開します。
  2. 変換プログラム」ノードを展開します。
  3. 右クリックしてコンテキスト・メニューを表示してから、「新規変換プログラム」を選択します。
    1. 変換プログラムに IGYCRCTL という名前を付けます。
  4. 「一般」セクションで、以下のパラメーターを指定します。
    • データ・セット定義: IGYCRCTL。これは、この変換プログラムによって使用される実行可能モジュールが入ったデータ・セット定義です。「参照」をクリックして、前のステップで作成した定義のリストからこのデータ・セット定義を選択します。
    • デフォルト・オプション: NODECK,OBJECT,LIB。これらのオプションは、JCL EXEC ステートメントの PARM パラメーター・フィールドに対応します。
    • 最大戻りコード: 0

IGYCRCTL DD 割り振り表の構成

IGYCRCTL DD 割り振り表は、変換プログラムに関連付けられたモジュールがビルド中に検出することを予期しているデータ・セット割り振りを指定します。COBOL コンパイラーが使用する以下の DD 割り振りを指定します。

  1. DD 割り振り表の横にある「追加」をクリックします。以下の値を入力します。
    • DD 名: SYSIN。これは、入力 COBOL ソース・ファイルです。
  2. 変換プログラムの入力」を選択します。
  3. 以下の値が設定された DD 割り振りを追加します。
    • DD 名: SYSLIN。これによって、ターゲット・オブジェクト・モジュールのデータ・セットが割り振られます。
  4. データ・セットのデータ・セット定義 (Data set definition for Data set)」を選択します。 これは、関連するデータ・セット定義で指定した特性を使用してこのデータ・セットを割り振る必要があることを示しています。
  5. 参照」をクリックして、「OBJ」データ・セット定義を選択します。
  6. データ・セット名にメンバー名を付加」を選択します。 これは、データ・セット名に入力データ・セットのメンバー名を付加するようビルド・プロセスに指示します。
  7. Antz がビルド出力を収集するために使用する、SYSPRINT という名前の DD 割り振りを作成します。
  8. データ・セットのデータ・セット定義 (Data set definition for Data set)」を選択します。
  9. 参照」をクリックして、「TEMPFILE」データ・セット定義を選択します。
  10. コンパイル中に COBOL コンパイラーによって使用される作業データ・セットの DD 割り振りを作成します。
    1. DD 名として SYSUT1 を指定します。
    2. データ・セットのデータ・セット定義 (Data set definition for Data set)」を選択します。
    3. 参照」をクリックして、「TEMPFILE」データ・セット定義を選択します。
    4. ステップ a から c を繰り返して、SYSUT2、SYSUT3、SYSUT4、SYSUT5、SYSUT6、および SYSUT7 の DD 割り振りを作成します。

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