ワークアイテム・タイプへのレコード・タイプのマッピング

新しいワークアイテムを作成する場合、その「タイプ」フィールドの指定は必須です。レコード・タイプをワークアイテムにマップするために作成する同期規則は、ワークアイテムの「タイプ」フィールドの値の設定方法を指示する必要があります。
始める前に
ClearQuest® Gateway を開始してから、同期規則を作成してください。そうしないと、ClearQuest レコード・タイプから 同期規則エディターのリストにフィールドが取り込まれません。
このタスクについて
プロジェクト・エリアがどのプロセス・テンプレートを使用するかによって、障害、タスク、拡張など、複数のタイプのワークアイテムを持つ場合があります。 同期規則を作成すると、それらの複数のワークアイテム・タイプを複数の ClearQuest レコード・タイプにマップできます。同期規則エディターには「項目のタイプの限定子」フィールドが含まれており、これを使用して、規則が特定のタイプのワークアイテムまたはワークアイテム・タイプのカテゴリーに適用されるよう指示できます。タイプ・カテゴリーは、そのカテゴリーに属しているすべてのタイプに共通する特性を定義します。例えば、1 つのカテゴリーのすべてのタイプは同じワークフローを使用します。以下の表には、スクラム・プロセス用のカテゴリーおよびタイプがリストされています。
表 1. スクラム・プロセス用のワークアイテム・カテゴリーおよびタイプ
タイプ・カテゴリー タイプ
workItemType - com.ibm.team.workitem.workItemType Defect、Task
epic - com.ibm.team.workitem.workItemType.epic Epic
impediment - com.ibm.team.workitem.workItemType.impediment Impediment
retrospective - com.ibm.team.workitem.workItemType.retrospective Retrospective
story - com.ibm.team.workitem.workItemType.story Story
現在、epic、retrospective、impediment、および story カテゴリーには、いずれも、タイプが 1 つだけ含まれます。workItemType カテゴリーには、2 つのタイプが含まれます。

異なる ClearQuest レコード・タイプを異なるワークアイテム・タイプにマップするには、ワークアイテム・タイプ限定子を使用します。

複数のワークアイテム・タイプにマップされる ClearQuest レコード・タイプが 1 つある場合は、ワークアイテム・タイプ・カテゴリー限定子を使用します。通常、ClearQuest レコード・タイプには、変更要求のタイプを指示する値を持つフィールドがあります。

複数の同期規則で同じ限定子を指定しないでください。予測不能な同期の振る舞いを引き起こすためです。

スクラム・プロセスで提供されるタイプ・カテゴリーを使用してマッピングを指定するには、次のようにします。

デモを見る

  1. 「チーム成果物」ビューで、リポジトリー接続を右クリックし、「管理」 > 「同期規則」と選択します。「同期規則」ビューで、プロジェクト・エリアを右クリックして、「新規」 > 「同期規則」と選択するか、または既存の規則をダブルクリックして開きます。
  2. 「項目のタイプ」フィールドで、「WorkItem - com.ibm.team.workitem」を選択します。1 つの ClearQuest レコード・タイプを複数のワークアイテム・タイプにマップするには、「項目のタイプの限定子」フィールドで「TypeCategory: workItemType - com.ibm.team.workitem」を選択し、「外部タイプ」フィールドで目的のレコード・タイプを選択します。「プロパティー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックしてマッピングを追加します。 「項目プロパティー」フィールドで「タイプ」を選択します。「外部プロパティー」フィールドで、変更要求のタイプを指示するために使用する ClearQuest レコード・タイプでフィールドを選択します。「値変換」セクションで、「変換なし」を選択解除します。「値マッピング」セクションで、Defect、Enhancement、および Task など、レコード・タイプ・フィールドの値を、対応するワークアイテム・タイプにマップするための項目を追加します。

    ClearQuest レコード・タイプが複数あり、それぞれを異なるワークアイテム・タイプにマップしたい場合は、レコード・タイプごとに別個の同期規則を作成してください。「項目のタイプの限定子」フィールドで、タイプを選択します。例えば、ClearQuest 拡張レコード・タイプを「Enhancement」ワークアイテム・タイプにマップするためには、「Enhancement」を選択します。 「プロパティー・マッピング」セクションで、「項目プロパティー」フィールドで「タイプ」を選択します。 「外部プロパティー」フィールドで「record_type」を選択します。「同期」フィールドで、「In (着信)」を選択します。「変換なし」を選択解除します。「値マッピング」セクションで、レコード・タイプをワークアイテム・タイプにマップする項目を追加します。例えば、Enhancement および Enhancement です。

タスクの結果
注: ユーザーは、ワークアイテムのタイプを変更できます。ワークアイテムが ClearQuest レコードにマップされた後でユーザーがタイプを変更した場合、次にワークアイテムが同期されるときには別の同期規則が使用される可能性があります。ClearQuest レコードのレコード・タイプを変更することはできません。新しいワークアイテムが以前のタイプとは異なるワークフローを使用した場合、そのワークフローは ClearQuest レコード・タイプに対して定義されている状態遷移モデルに対応しないため、同期中に問題が発生します。

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