discard

ワークスペースの変更を破棄します。

目的

scm discard サブコマンドは、 ワークスペースの変更セットを破棄します。

概要

オプションおよび引数

-d  |  --dir ] workspace-path
scm load または scm share によって作成されたローカル・ワークスペースのパス名。このサブコマンドは、現行作業ディレクトリーとして workspace-path を設定して実行します。現行作業ディレクトリーがローカル・ワークスペース内にある場合は、このオプションを省略できます。
-P  |  --password ] リポジトリーでのユーザー ID のパスワード
指定されたリポジトリー内の、指定されたユーザー ID のパスワード。このオプションがコマンド行に組み込まれない場合は、パスワードを入力するようプロンプトが表示されます。scm login コマンドを使用して証明書を保管したリポジトリーの、URI またはニックネームを指定している場合、このオプションは無視されます。
-u  |  --username ] リポジトリーのユーザー ID
指定されたリポジトリー内に存在するユーザー ID を指定します。 scm login コマンドを使用して証明書を保管したリポジトリーの、URI またはニックネームを指定している場合、このオプションは無視されます。
-v  |  --verbose ]
操作中に、追加の通知メッセージを提供します。
変更 ...
破棄する変更セットのスペースで区切られたリスト。それぞれの変更セットを、 別名、UUID、またはワークアイテム番号として指定することができます。

ローカル・ワークスペース内で作業した場合、scm status の出力に提出不能の変更セットが示されます。

C:¥local-workspaces¥HelloJazz>scm status
Workspace: (1101) "HelloJazz" <-> (1102) "HelloJazz Stream"
  Component: (1103) "HelloJazz"
    Baseline: (1108) 3 "beta2 updates"
    Outgoing:
      変更セット:
        (1110) --@ <コメントなし>

変更セットを破棄するには、変更セットをその別名で指定して scm discard を実行します。

C:¥local-workspaces¥HelloJazz>scm discard 1110

scm status を再度実行することにより、 変更セットが現在ワークスペース内に存在しないことがわかります。

C:¥local-workspaces¥HelloJazz>scm status
Workspace: (1101) "HelloJazz" <-> (1102) "HelloJazz Stream"
  Component: (1103) "HelloJazz"
    ベースライン: (1108) 3 "ベータ 2 更新"


フィードバック

この情報は役に立ちましたか。Jazz.net (要登録) のフォーラム内のコメントまたはバグ報告からフィードバックを提出することができます。