RTCz: Apache Tomcat サーバーの始動

Apache Tomcat サーバーを始動する準備ができました。

注: これらの説明は、z/OS でインストールまたは構成されるパーツには当てはまりません。 z/OS でのインストールおよび構成については、『z/OS での Rational Team Concert for System z のインストール』を参照してください。
Apache Tomcat は、ディレクトリー JazzInstallDir/server/tomcat にインストールされています。 Web アプリケーション (jazz.war) は、Apache Tomcat ディレクトリー webapps にインストールされています。コマンド・ウィンドウで、現行ディレクトリーを JazzInstallDir/server に設定します。サーバー始動スクリプトとサーバー・シャットダウン・スクリプトはこのディレクトリーにあります。
  • 始動スクリプトと停止スクリプトを他のディレクトリーから実行するには、絶対パスを使用するように JazzInstallDir/server/conf/jazz/provision_profiles 内の profiles.ini ファイルを変更する必要があります。profile.ini および license_profile.ini ファイルの変更』を参照してください。
  • Apache Tomcat は、ポート 9080 と 9443 を使用するようにファイル JazzInstallDir/server/tomcat/conf/server.xml. で構成されています。必要に応じて、ご使用のシステムに合うように適切に変更してください。また、必要に応じて、Jazz サーバーのリポジトリー HTTP ポートの構成設定を Jazz 管理 Web UI の「拡張プロパティー」構成ページで更新してください。
  • ディレクトリー JazzInstallDir/server/logs には、サーバー・ログ・ファイルが格納されています。サーバーの始動時に問題が発生した場合は、ログ・ファイルを確認してください。
  • JazzInstallDir/server/tomcat/conf/server.xml ファイルには、IBM JRE 専用のアルゴリズムを指定する SSL 設定が含まれています。Sun JRE を使用してサーバーを実行するには、server.xml ファイルで Connector port="9443" の設定を変更して、"SSL" ではなく、sslProtocol="TLS" になるようにしてください。 アルゴリズム・パラメーターの除去も行ってください。

Windows でのサーバーの始動

Windows でサーバーを始動するには、スタートアップ・ファイルを実行します。

このタスクについて
  1. サーバーを始動するには、 JazzInstallDir/server ディレ クトリーから以下のコマンドを実行します。
    server.startup.bat
    注: 別の Apache Tomcat コンソール・ウィンドウが開きます。このウィンドウは閉じないでください。閉じると、サーバーの動作が停止します。また、Apache Tomcat ネイティブ・ライブラリーに関するメッセージを含め、いくつかの通知メッセージが起動します。これらの通知メッセージは、Jazz Team Server for System z の機能には影響しません。
  2. サーバーを停止するには、JazzInstallDir/server ディレ クトリーから以下のコマンドを実行します。
    server.shutdown.bat
次のタスク
注: 上の例では、始動スクリプトと停止スクリプトはディレクトリー JazzInstallDir/server から直接実行されます。 IBM® Installation Manager を使用して Jazz Team Server for System z をインストールした場合は、Windows のスタート・メニューの「Jazz Team Server for System z」からもコマンドを実行できます。

サーバーが始動したら、『RTCz: セットアップ・ウィザードの実行』に進んでください。

Linux または Linux for System z でのサーバーの始動

Linux または Linux for System z でサーバーを始動するには、スタートアップ・ファイルを実行します。

このタスクについて
  1. サーバーを始動するには、 JazzInstallDir/server ディ レクトリーから root ユーザーと して以下のコマンドを実行します。
    ./server.startup
    ユーザー ID が管理者権限を持っている場合は、次のコマンドを実行します。
    sudo ./server.startup

    別の Apache Tomcat コンソール・ウィンドウは表示されません。サーバーの始動の進行状況は、JazzInstallDir/server/logs/jazz.log にあるログ・ファイルを表示することで確認できます。

  2. サーバーを停止するには、 JazzInstallDir/server ディレ クトリーから root ユーザーとして以下のコ マン ドを実行します。
    ./server.shutdown
    ユーザー ID が管理者権限を持っている場合は、次のコマンドを実行します。
    sudo ./server.shutdown
次のタスク
注: この例では、始動スクリプトと停止スクリプトはディレクトリー JazzInstallDir/server から直接実行されます。 IBM Installation Manager を使用して Jazz Team Server for System z をインストールした場合は、Jazz Team Server for System z アプリケーションの「開始」メニューからもコマンドを実行できます。

サーバーが始動したら、『RTCz: セットアップ・ウィザードの実行』に進んでください。


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