変更フロー、競合検出、および競合解決
IBM Rational Team Concert Client for Microsoft Visual Studio IDE  

変更フロー、競合検出、および競合解決

複数のチーム・メンバーが同じファイルまたはフォルダーを変更すると、競合が発生します。これらの競合は、一方のチーム・メンバーがワークスペースに対して行った変更を、もう一方のチーム・メンバーが受け入れたときに解決する必要があります。Rational Team Concert™ ソース管理 は潜在的な競合を検出して、それらの競合を受け入れる前に競合に関する警告を出します。また、競合を解決するためのさまざまなツールと方法も提供しています。

競合は一般に、同じファイルまたはフォルダーが 2 つの異なるワークスペースで変更されたときに発生します。(Rational Team Concert ソース管理 は、リソースを変更する意図を宣言する明示的なチェックアウト操作を持たないため、別の場所で変更中のリソースの変更を開始しても警告されません。)変更セットを中断し、変更セットに含まれるファイルの 1 つを変更してから変更セットに対して作業を再開する場合は、単一のワークスペース内でも競合が発生する可能性があります。

競合には、以下に示した 2 つのタイプがあります。
  • 着信変更セットおよび発信変更セットに同じファイルに対する変更が含まれている場合には、内容の競合が発生します。通常これは、別のチーム・メンバーが変更したファイルを変更しようとしたことが原因です。
  • 着信変更セットおよび発信変更セットに同じディレクトリー名前空間に対する変更が含まれている場合には、構造の競合が発生します。これは、あるディレクトリー内のファイルまたはフォルダーを移動、除去、または名前変更した結果、生じるのが一般的です。

Rational Team Concert ソース管理は、着信変更セットまたは発信変更セット内の潜在的な競合を検出して、そのような競合を「保留中の変更」ビューに表示します。必要であれば、着信変更セット内の潜在的な競合を解決しない、または延期することができます。 変更セットを送信できるようにするためには、通常は、着信変更セット内の競合を受け入れて解決することにより、発信変更セット内の潜在的な競合を解決する必要があります。


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