lock release

ストリーム内のファイルのロックを取り消します。

目的

ストリーム内の 1 つ以上のファイルのロックを解除します。 通常、これらのロックは、現在ログインしているユーザーによって所有されているものですが、 「–force」を切り替えれば、管理者が他のユーザーによって保留されているロックを解除できるようになります。

オプションおよび引数

-P  |  --password ] リポジトリーでのユーザー ID のパスワード
指定されたリポジトリー内の、指定されたユーザー ID のパスワード。このオプションがコマンド行に組み込まれない場合は、パスワードを入力するようプロンプトが表示されます。scm login コマンドを使用して証明書を保管したリポジトリーの、URI またはニックネームを指定している場合、このオプションは無視されます。
-u  |  --username ] リポジトリーのユーザー ID
指定されたリポジトリー内に存在するユーザー ID を指定します。 scm login コマンドを使用して証明書を保管したリポジトリーの、URI またはニックネームを指定している場合、このオプションは無視されます。
-r  |  --repository-uri ] リポジトリーの URI
このアクションの実行元となるリポジトリーを指定します。 scm login コマンドを使用してリポジトリー証明書を保管した場合、これらの保管した証明書に指定したニックネームを使用できます。
-c  |  --component ] arg
解除するロックが入っているコンポーネント。ローカルでロードされているワークスペースの場合は 不要です。
-s  |  --stream ] arg
解除するロックが入っているストリーム。ローカルでロードされているワークスペースの場合は 不要です。
-R  |  --RemotePath ] arg
指定したパスが、ローカル・ファイル・システムではなく、リモート・ストリームを指していることを示します。 パスはコンポーネントのルートに関係していることに注意してください。 これと一緒に「-c」と「-s」を指定する必要があります。

ストリームに以下のようなロックがあるとします。

$ scm lock list -r m --stream JUnit --component JUnit -v
R (6729) "/JUnit/.classpath"                       bill   (6727) "JUnit" (6725) "JUnit"
R (6730) "/JUnit/.project"                         bill   (6727) "JUnit" (6725) "JUnit"
R (6726) "/JUnit/src/junit/awtui/AboutDialog.java" markus (6727) "JUnit" (6725) "JUnit"
R (6728) "/JUnit/src/junit/awtui/Logo.java"        markus (6727) "JUnit" (6725) "JUnit"

以下のように指定すると、bill は 自分のロックのいずれか 1 つを解除することができます。

$ scm lock release -r m --stream "JUnit" --component JUnit -R JUnit/.classpath JUnit/.project
Locks successfully released.

bill は管理者特権を持っているため、以下のように強制 (「-f」) フラグを使用すれば、markus が保留しているロックも 解除することができます。

$ scm lock release -r m --stream "JUnit" --component JUnit -f -R JUnit/src/junit/awtui/AboutDialog.java
Locks successfully released.

現在のロック状態は以下のようになります。

$ scm lock list -r m --stream 6725 --component JUnit -v
R (6728) "/JUnit/src/junit/awtui/Logo.java" markus (6727) "JUnit" (6725) "JUnit"


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