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演習 3: ワークアイテムの使用

Prelude」プロジェクト・エリアを最初に作成すると、 いくつかのワークアイテムがリマインダーとして自動的に追加され、 プロジェクトのセットアップを完了するための特定のタスクが実行されます。 このセクションでは、自動的に作成されたこれらのワークアイテムの一部を検索および編集する方法について説明します。
Rational Team Concert™におけるワークアイテムとは、開発タスクの概念を一般化したものです。 典型的なワークアイテム・タイプとして、障害、機能強化、タスクなどがあります。 ワークアイテムは、プロジェクト品質とプロジェクトの正常性を示す重要な指標として、ビルド状況などの指標と共に使用されます。 ワークアイテムはチームが作業をトラッキングし、調整する場合に役立ちます。
バグ・トラッキング・システムの場合と同様に、ワークアイテムは以下の目的に使用されます。
  • アクティビティーの識別および記述
    • バグ・レポート
    • フィーチャーの改善
    • フィーチャーの拡張
    • コードのクリーニング、依存関係の検査などのシンプルなタスク
    • カスタマー要件
  • ワークアイテムの議論ヒストリーのトラッキング
  • 文書の添付、および議論の一部となるその他の成果物へのリンク
ワークアイテムは、以下のタスクの実行にも使用できます。
  • チーム・メンバー間でのタスクの転送
  • コードからワークアイテムへ、またはその逆へナビゲートできるようにするための、ワークアイテムとコード変更内容とのリンク
  • 開発マイルストーンまたは反復内でのタスクの計画
  • チームの残りのメンバーに対する各ユーザーの作業内容の通知
  • 変更理由の提示によるコード変更の正当化
  • コードの変更内容だけでなく、新規提出コンテンツもリスト化
  • プロジェクトの正常性に関係するメトリックの提供

ワークアイテムの検索

最初のステップは、管理セクションで作成されたワークアイテムなど、関連するワークアイテムをいくつか検索することです。 Jazz は、プロジェクト・エリア内でワークアイテムを検索するための照会メカニズムを備えています。 チュートリアルを使用すると、シンプルな照会を作成して、作業を進めることができます。
  1. チーム成果物」ビューで、「Prelude」プロジェクト・エリアを展開します。
  2. ワークアイテム」を右クリックして「新規」 > 「照会」をクリックします。
  3. ワークアイテム照会」エディターで、 「名前」フィールドに Open Work Items と入力します。
  4. シンプルな照会」をクリックします。
  5. 状況」条件で、「未解決」チェック・ボックスを選択します。
  6. 条件の除去「条件の除去」ボタン ボタンをクリックして、その他の条件をそれぞれ除去します。

    照会は以下の図のようになります。

    選択された「未解決」チェック・ボックス

  7. 保存」をクリックします。
  8. 実行」をクリックします。ワークアイテム」ビューの照会結果にいくつかのワークアイテムが表示されます。

    チームへの招待の受諾プロセス』を実行できなかった場合、これらのワークアイテムの一部が失われている可能性があります。

    保存された照会は、「プロジェクト・エリア」に格納され、「Prelude」 > 「ワークアイテム」 > 「個人照会」で表示される「チーム成果物」ビューに表示されます。

    「チーム成果物」ビューの保存済み照会

ワークアイテムの編集

これでワークアイテムが見つかりました。リスト内のワークアイテムの 1 つである「チーム・メンバーの定義」が完了しています。この作業は、自分の名前でログインし、プロジェクト・エリアを作成して、ユーザーを追加した場合に実行されています。 このタスクを編集して、終了のマークを付けます。
  1. ワークアイテム「チーム・メンバーの定義」をダブルクリックします。 ワークアイテム・エディター内にワークアイテムが開きます。
  2. Chris としてログインしているため、このワークアイテムの所有者を Chris に変更します。
  3. エディターの上部にあるドロップダウン・メニューで「完了」を選択して、このタスクに終了のマークを付けます。
  4. 保存」をクリックします。
  5. ワークアイテムを開く」照会をダブルクリックして、再実行します。 更新したばかりのワークアイテムは完了していないため、照会結果に含まれません。

演習のチェックポイント

この演習では、ワークアイテムの基本およびワークアイテムの管理の開始方法について学習しました。
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