Rational Team Concert の概要
IBM Rational Team Concert Client for Microsoft Visual Studio IDE  

Rational Team Concert の概要

IBM® Rational Team Concert™ は、ソフトウェアのライフ・サイクルを通してタスクを統合するスケーラブルかつ拡張可能なプラットフォームを基にして作成されたチーム・コラボレーション用のツールです。

ヒント: Jazz™.net (要登録) の記事 Rational Team Concert Capabilities も参照してください。

開発のライフ・サイクルを通してのコラボレーションおよび統合

Rational Team Concert を使用すると、作業中に情報を簡単に直接交換できるようになります。 機能強化要求に変更があった場合、ユーザーおよび他のチーム・メンバーに自動的にその変更が通知されます。 変更は、チャット・セッションおよび成果物へのリンクによって参照できます。 ビジネス上の利害関係者に、利害に関係するタスク変更の状況について、継続的に自動通知することもできます。

いくつかのビューで、チームの情報を共用することができます。 いつでも、チームのアクティビティーを追跡したり、情報をより詳細に表示したり、どの情報を表示するかを構成したりすることができます。

反復の計画、プロセス定義、ソース管理、障害追跡、ビルド管理、および報告など、ソフトウェア開発ライフ・サイクルの多くの側面が統合されています。 これらの各側面が単一の環境に統合されています。 成果物間の関係を追跡して管理したり、確固とした開発プロセスを推進したり、プロジェクトの情報を自動で目立たずに収集したりすることができます。

プロセスの構成およびカスタマイズ

Rational Team Concert のプロジェクトは、プロセスに従います。 プロセスをカスタマイズすることによって、製品の動作方法がカスタマイズされます。 プロセスは、プロジェクトのワークフローを編成して制御するために使用する役割、プラクティス、規則、アクセス権、およびガイドラインの集合です。 Rational Team Concert では、チームがプロセスに従うことができるようにサポートします。

プロセスを使用して、製品での操作を実行するためのユーザー役割やそのアクセス権を定義します。 プロジェクトで使用する初期プロセスは、プロセス・テンプレートによって定義します。 テンプレートは、プロジェクト全体およびチームの要件に合うように変更することができます。 各コンポーネントはプロセスを意識したものになっているため、前提条件やフォローアップ・アクションの形で、振る舞いに関する規則を追加できます。

Rational Team Concert のクライアント

Rational Team Concert には、Eclipse ベースのクライアント・インターフェース、Visual Studio ベースのクライアント・インターフェース、および Web インターフェースが用意されています。 クライアント・インターフェースは、開発者に、プロジェクト成果物を作成および提出するための豊かな統合開発環境を提供します。 Web インターフェースは、サーバーおよびプロジェクトの管理によく適しており、ユーザーは、プロジェクト・エリアへのアクセス、リポジトリー情報の参照、タスクの更新、または最新イベントの確認を行うことができます。

Jazz テクノロジー・プラットフォームの採用

Rational Team Concert は、Jazz テクノロジー・プラットフォームでお届けする最初の製品です。 Jazz は、ソフトウェアのライフ・サイクルを通してタスクを統合するスケーラブルかつ拡張可能なチーム・コラボレーション用のプラットフォームです。 このプラットフォームには、新しい製品およびツールの開発を容易にする便利なビルディング・ブロックおよびフレームワークも用意されています。

Jazz テクノロジー・プラットフォームは、グローバルに分散した開発チームをサポートし、小規模なチームから大企業まで対応するスケーラブルなソリューションを提供し、チームによる監査証跡の維持と簿記の自動化を支援して、ソフトウェアの開発をより快適にします。

Jazz テクノロジー・プラットフォームは、jazz.net で開発されました。登録することで、jazz.net に参加することができます。 機能強化要求のオープン、スケジュールの追跡、ディスカッション・フォーラムへの参加、および Rational Team Concert の実動デプロイメントの参照が可能です。