別のソース管理プロバイダーから Jazz へのマイグレーション
IBM Rational Team Concert Client for Microsoft Visual Studio IDE  

別のソース管理プロバイダーから Jazz へのマイグレーション

Rational® ClearCase® や Microsoft® Visual SourceSafe などの Source Control Management (SCM) ツールを使用しているとき、Rational Team Concert™ ソース管理に移行する必要がある場合は、ソース管理バインディングを Rational Team Concert ソース管理にマイグレーションして、Microsoft Visual Studio 環境でソース管理操作を実行する必要があります。

このトピックでは、ファイル・ヒストリーを維持する、ソース管理成果物のマイグレーションについては説明しませんが、その代わりにソース管理バインディングのマイグレーションについて重点的に説明します。スクリーン・ショットには、Rational ClearCase がソース管理バインディングとして表示されています。
別のソース管理プロバイダーから Rational Team Concert ソース管理にマイグレーションするには、次のようにします。
  1. リポジトリー・ワークスペースを作成して、ファイル領域にロードします。 リポジトリー・ワークスペースの作成およびロードについて詳しくは、『リポジトリー・ワークスペースの作成』および『リポジトリー・ワークスペースのロード』の各トピックを参照してください。
  2. Windows® エクスプローラーで、ソリューションの構造を、前のプロバイダーのファイル領域から、リポジトリー・ワークスペースをロードしたルート・ファイル領域にコピーします。
  3. フォルダー構造全体の読み取り専用の属性を除去します。 読み取り専用の属性を除去するには、ルート・フォルダーを右クリックし、「プロパティー」をクリックしてから、「読み取り専用」をクリアします。
  4. ソース管理バインディングを、ソリューション・ファイルおよびプロジェクト・ファイルから除去します。ソース管理バインディングを除去するには、ソリューション・ファイルおよびプロジェクト・ファイルをそれぞれ開いて、ソース管理プロバイダー名を示すテキストを削除します。
    図 1. Rational ClearCase ソース管理バインディングを含むソリューション・ファイルの例

    ソリューション・ファイル

    図 2. Rational ClearCase ソース管理バインディングを含むプロジェクト・ファイルの例

    プロジェクト・ファイル

    注: SCM の変更に加えて、Microsoft Visual Studio をより新しいバージョンにアップグレードする場合 (例えば、マイグレーションしようとしているプロジェクトが、Microsoft Visual Studio 2005 以前のバージョンで作成されており、現在のソース管理プロバイダーが、Rational Team Concert ソース管理で使用する予定の Visual Studio のバージョンでは使用できない場合) は、次のエラーが発生し、ステップ 4 が完了するまでアップグレード作業が進行しません。

    ソース管理の変更時および Visual Studio のアップグレード時のエラー

  5. 既存のソース管理バインディングを除去したら、ソリューションを再度開き、それを共用します。 ソリューションの追加について詳しくは、『リポジトリーへのソリューションの追加 (Adding solution to the repository)』を参照してください。
    ヒント: ソリューションの共用時に、前のソース管理プロバイダーから残されたファイルを無視する規則を追加することができます。
これで、ソリューションをリポジトリーに提出することができます。

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