Rational Team Concert™ for System z® ソース管理には、コマンド・シェルから基本的な Rational Team Concert for System z ソース管理操作に対して柔軟でスクリプト可能なアクセスを行える、コマンド行インターフェースが含まれています。Rational Team Concert for System z では、基本的な Rational Team Concert 製品で使用できるコマンドに加えて、追加のコマンドがいくつか提供されます。
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:JazzInstallDir/jdk/jre/bin
このコマンドは scm サブコマンドを使用する前に実行するか、またはシェル起動スクリプトに予めこのコマンドを組み込みます。[ -P | --password ]
これは、このオプションとして、-P と入力することも --password と入力することもできることを示しています。 任意指定のオプションは、中括弧によって区切られます。以下に例を示します。scm load workspace [ -r | --repository-uri ] repository URI or nickname
[ -d | --dir ] workspace-path { [ -q | --quiet ] [ -f | --force ] [ -c | --component ] name ... } component...
scm {options} {subcommand {subcommand options}}
scm サブコマンド・オプションへの引数にスペースが入っている場合、 これらのスペースは引用符で囲む必要があります。シェル・ワイルドカードは、使用可能な場合、許可されます (チェックインへのファイルの指定など)。
多くの scm サブコマンドには、リポジトリーへの一回限りの接続をサポートするオプションがありますが、 一般的に scm login コマンドを使用してリポジトリー URI と 証明書を保管する方が、これらを他の scm コマンドでも使用できるようになるため、便利です。 この方法で保管された証明書を発見するのは困難になります。 scm logout コマンドを使用して、ストアード・クレデンシャルを除去できます。
scm load および scm share コマンドは、 Jazz ソース管理 コマンド行ツールが使用するローカル・ワークスペースを作成します。 ローカル・ワークスペースでは、Jazz ソース管理 コマンド行ツールを実行することも、-d オプションを使用して同ツールを指定することも できます (ローカル・ワークスペース・コンテキストを必要とする すべての scm サブコマンドに共通)。 ローカル・ワークスペースでサブコマンドを実行中の場合、 -d を指定する必要はありません。
これらのサブコマンドでは、コマンド行でリポジトリー URI を指定することはできません。代わりに、 コマンドの実行元である (または -d を使用して 指定した) ローカル・ワークスペースに関連付けられたメタデータから、 リポジトリー URI を派生します。 scm login を使用してこのリポジトリーの証明書を保管している場合、 サブコマンドでそのリポジトリーを求めるプロンプトは出されません。
Eclipse ワークスペースで作業するために、Jazz ソース管理 コマンド行ツールを使用しないでください。
多くの scm サブコマンドは、リポジトリー・オブジェクトを参照する引数を取ります。 これらの参照は、名前 (ワークスペースの名前など)、UUID (各リポジトリー・オブジェクトに割り当てられた固有 ID)、または別名の形式をとります。別名は短い数字のストリングであり、 リポジトリー・オブジェクトを参照するために使用できます (このような参照に scm サブコマンドが対応している場合であれば)。 scm コマンドは、リポジトリー・オブジェクトの 名前や UUID を戻すサブコマンドを実行するときには必ず、これらの別名を 自動的に作成します。 それらを使用するには、別名をすべて入力する必要があります (別名は整数ではないので、先行ゼロがあるときはそのゼロを組み込む必要があります)。別名は、ワークスペースに固有です。他のチーム・メンバーと共有することはできません。別名をリストすることはできません。別名は、長期スパンでは永続的ではありません (未使用の別名のセットが消耗された後、どの別名も別のオブジェクトを参照するために再使用できます)。
scm コマンド行で -a オプションおよび -u オプションを設定することによって、別名、UUID、またはその両方を表示するかどうかを指定できます。 値 y を設定すると、別名または UUID が表示されます。 値 n を設定すると、別名または UUID は表示されません。
また、-a yes/no および -u yes/no を scm に渡すことによって、別名および UUID の表示/非表示を行うこともできます。 例えば、scm -a y -u y list ws ... は、 すべてのワークスペースの別名/UUID を表示します。-a n に置き換えると UUID のみが表示され、 -a n -y n ではいずれも表示されません。
scm サブコマンド参照ページに示される例では、 必要に応じて別名を表示および使用しています。
| フラグ | 状況 |
|---|---|
| @ | 変更セットがアクティブです |
| ! | 着信リソースが、ワークスペースのリソース・バージョンと競合しています |
| # | 着信リソースが、ワークスペースのリソースと競合する可能性があります |
| $ | 変更セットが閉じています |
| a | リソースが追加されました |
| c | ファイルのコンテンツまたはプロパティーが変更されたか、またはディレクトリーのプロパティーが変更されました。 |
| d | リソースが削除されました |
| m | リソースが名前変更または移動されました |
C:¥local-workspaces¥HelloJazz> scm history .
(1009:) #@ nobody 32424 "degauss the flux capacitor" - "most recent changes"
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