ビルド定義またはビルド・エンジンに定義するプロパティーは、ユーザーがビルド定義のプロパティー・ファイル・フィールドに指定する出力プロパティー・ファイルに書き込まれ (コマンド行および Ant ビルドの場合)、自動的に Ant スクリプトで使用可能になります (Ant ビルドの場合)。
${propertyName} フォーマットを指定することで、プロパティー値の変数を使用することができます。例えば、値が /home/build/tools の toolsdir という名前のビルド・エンジン・プロパティーを作成する場合は、ビルド定義エディターのプロパティー・フィールドから ${toolsdir} としてプロパティーを参照することができます。ビルドが開始される前に、Jazz™ ビルド・エンジン がプロパティー変数を置換し、置換された書式はビルド・スクリプトに提供されます。
| プロパティー名 | 説明 |
|---|---|
buildLabelPrefix |
ビルド・ラベルの接頭部を指定します。例えば、integration の場合、I とします。このプロパティーをビルド定義またはビルド・エンジンに定義すると、その値が Jazz ビルド・エンジン が生成したラベルの前に付加されます。 例えば、I20080215-1234 のようになります。 |
Jazz ビルド・エンジン を使用するときに、使用可能な複数のビルトイン・プロパティーがあります。 Jazz Ant タスクを使用してリポジトリーに情報を公開する場合、これらのプロパティーを使用する必要があります。例えば、StartBuildActivityTask を使用するには、repositoryAddress プロパティーと buildResultUUID プロパティーが必要になります。
以下の表で、Jazz ビルド・エンジン を使用するときに使用可能なビルトイン・プロパティーについて説明します。
| 属性 | 説明 |
|---|---|
buildLabel |
Jazz ビルド・エンジン によって生成されたビルド・ラベル。 例えば、20080215-1234 のようになります。 |
buildResultUUID |
ビルド結果の固有 ID。ビルド結果に進行状況などの情報を公開するタスクには、この属性を指定する必要があります。 属性の値は、${buildResultUUID} Ant プロパティーのビルド・スクリプトに渡されます。 例えば、通常、Ant スクリプト内で次のように使用されます。buildResultUUID="${buildResultUUID}" |
requestUUID |
ビルド要求の固有 ID。 |
buildDefinitionId |
ビルド定義用の識別子 (UUID ではありません)。 |
repositoryAddress |
ビルド要求が発信された Jazz リポジトリーのアドレス。例: http://example.com/jazz |
* |
ビルド・エンジン・エディター内で定義されたすべてのプロパティーは、Ant スクリプトで使用できます。 |
* |
ビルド定義エディターの「プロパティー」タブに定義されたすべてのプロパティーは Ant スクリプトで使用できます。プロパティー名に競合がある場合、これらのプロパティーはビルド・エンジンのプロパティーをオーバーライドします。 |
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