外部ユーザーのための同期規則の構成

デフォルトでは、Rational® ClearQuest® ユーザー・データベースなど、外部リポジトリーからの変更が Jazz™ リポジトリー 内の項目と同期される際に、外部アプリケーションが Jazz にログインするときの Jazz ユーザー・アカウントを使用して更新操作が実行されます。
このタスクについて
ClearQuest Connector のセットアップ」ウィザードを使用するときは、ClearQuest Gateway が Jazz にログインする場合に使用する Jazz ユーザー・アカウントを指定します。対応する ClearQuest レコードの変更の結果生じた項目に対する変更はすべて、その Jazz ユーザー・アカウントのコンテキストに保存されます。同じユーザー・アカウントでのすべての変更を記録すると、以下のような不都合が生じます。
  • ワークアイテム・ヒストリーには、Jazz へのログインに使用されたユーザー・アカウントのみが表示されます。 このヒストリーを使用しても、対応するワークアイテムが更新対象になる原因となった ClearQuest レコードの変更を開始したユーザーを突き止めることはできません。
  • 変更を開始したユーザーに関係なく、すべての同期操作で同じ Jazz ユーザー・アカウントが使用されるため、アクセスを特定のユーザーに制限することはできません。

この制限を回避するために、変更が、それを行ったユーザーのコンテキストに記録されるように同期規則を構成できます。 関与するレコード・タイプについて各同期規則を更新する必要があります。

変更が、それを行ったユーザーのコンテキストに記録されるように同期規則を編集するには、次の手順を実行します。

  1. Rational Team Concert™ クライアントにログインします。
  2. 「チーム成果物」ビューで、リポジトリー接続を右クリックし、「管理」 > 「同期規則」と選択します。「同期規則」ビューで、プロジェクト・エリアを展開し、同期規則をダブルクリックして、それを 同期規則エディターで開きます。
  3. 「プロパティー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックします。 「項目プロパティー」フィールドを空のままにしておきます。「外部プロパティー」フィールドで、「modifiedBy」を選択します。「外部修飾子」を選択します。「値変換」セクションで、「変換なし」を選択したままにします。「OK」をクリックします。
  4. 「保存」をクリックして、変更を保存します。
タスクの結果
上記のとおりに同期規則を構成すると、着信同期の振る舞いは、以下のようになります。ClearQuest Connector は、ClearQuest レコードへの変更を開始したユーザーの ClearQuest ユーザー・アカウントにマップする Jazz ユーザー・アカウントを探します。対応する Jazz ユーザー・アカウントが存在する場合、ClearQuest レコードにマップする Rational Team Concert 項目は、その Jazz ユーザーのコンテキストで更新または作成されます。 対応する Jazz ユーザー・アカウントが存在しない場合、Rational Team Concert 項目は、cqconnector.properties ファイルに指定された Jazz ユーザー・アカウントのコンテキストで更新または作成されます。

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