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演習 3: プロファイル用パレットの分割

この演習では、プロファイル・ツール・パレットを分割します。
演習 1 で作成したモデル構造とプロファイル構造に基づいて、デフォルトのパレットには <A> アクターと <B> アクターという、2 つのステレオタイプが含まれています。 <A> アクターと <B> アクター間の関連は、「Ab」と表示されます。 この演習では、デフォルトの順序付けを使用する代わりに、パレットを 2 つに分割します。1 つはアクター・ステレオタイプ用、もう 1 つはそれらの間の関連用です。
制約事項: さまざまなパレット要素が、特定の様式で、相互に関連することに十分注意してください。例えば、パレット (<<Palette>>) はパレット・ドロワー (<<PaletteDrawer>>) を含む場合があります。パレット・ドロワーはパレット項目 (<<PaletteCreationToolEntry>>) およびパレット・スタック (<<PaletteStack>>) を含む場合があります。パレット・スタックはパレット項目を含む場合があります。

プロファイル・ツール・パレットのカスタマイズ時には、さまざまなパレット要素間に、先にあげた制約に従わない関係を作成することができます。カスタマイズ中、またはプロファイル・ツール・コードの生成中に、検証は行われません。そのため、有効なコードを作成し、コード生成中の例外の発生を防ぐために、パレット・ドロワー、パレット・スタック、およびパレット項目間の正しい関係を維持することが重要です。

パレットを 2 つのパレットに分割するには、以下のようにします。

  1. 演習 1 で作成した My Profile Tooling Project に戻ります。
  2. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、My Profile ツール・モデルを開き、<<Palettes>> My Profile パッケージを展開します。<<PaletteGroups>> Palette Groups パッケージを展開し、「<<PalletteDrawer>> My Profile」をクリックします。
  3. 演習 2 で既にプロファイル・ツール・プロジェクトを実行している場合は、「My Profile」という名前のパレット・ドロワーが表示されているはずです。このドロワーには、パレット・ツールが 3 つ含まれています。 新規パレット・ドロワーを作成する場合と同様に、このパレット・ドロワーの名前を変更します。
  4. プロファイル・ツール要素は、ダイアグラム・エディターで表示できます。これは、要素間の関係を確認するのに役立ちます。 パレット・ドロワーとそこに含まれる要素を表示するダイアグラムを作成するには、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「<<PaletteDrawer>> My Profile」を右クリックし、「ダイアグラムの追加」> 「PaletteDrawer ダイアグラムの追加」とクリックします。 次の図に示すように、ダイアグラム・エディターでは My Profile パレット・ドロワーが My Profile パレットの子として表示されます。また、プロファイル内に 2 つのステレオタイプおよび 1 つの関連への参照を含みます。
    プロファイル・ツールの階層を示すダイアグラム
    注: このダイアグラムを使用して、カスタマイズを行うことができますが、プロファイル・ツール要素のプロパティーからカスタマイズを行ったほうが、通常はより迅速かつ手軽に行えます。プロファイル・ツールでの関連は、クラス図などでの関連とは異なる振る舞いをすることに注意してください。 つまり、上記の図で関連の一方の端を移動させるだけでは、別のパレット・ドロワーの子として要素を表示することはできません。 同様に、関連はダイアグラム上でのみ削除できます。パレット・ドロワーとその子との間に実際に存在している関連を削除することはできません。 このチュートリアルは、「プロパティー」ビューを使用して、そのような操作を行う方法を紹介することを目的としています。
  5. My Profile パレット・ドロワーのプロパティーを確認するには、それをクリックして、「プロパティー」ビューに見出しを表示します。
    注: 「プロパティー」ビューが開いていない場合は、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他」 > 「プロパティー」とクリックします。
  6. パレット・ドロワーの名前を変更するには、「プロパティー」ビューの「一般」ページで、「名前」フィールドに入力されている名前を「Profile Stereotypes」に変更します。 パレット・ドロワーの名前を変更すると、ダイアグラム・エディターに新しい名前「Profile Stereotypes」が表示されます。
  7. このチュートリアルでは、パレット・ドロワーにはステレオタイプのみが必要なので、関連を削除する必要があります。 ダイアグラム・エディターで、Profile Stereotypes パレット・ドロワーを選択し、「プロパティー」ビューで、「PaletteDrawer のプロパティー (PaletteDrawer properties)」タブを選択します。 子プロパティーには、2 つのステレオタイプ、およびドロワーの子としてリストされる関連に対応するエントリー 3 つが含まれることに注意してください。
  8. 「プロパティー」テーブルで、子の行を選択し、省略符号 ([…]) ボタンをクリックして、子「プロパティー」ウィンドウを開きます。
  9. <<PaletteCreationToolEntry>> A b の値をテーブルから削除するには、その値を選択し、赤い「X」をクリックしてモデルから要素を削除して、「閉じる」をクリックします。
    ヒント: 子「プロパティー」ウィンドウを使用して、パレット内の項目の順序を変更することもできます。 項目の順序を変更するには、テーブルの要素をすべて削除し、並べたい順に項目を追加し直します。
    ダイアグラムの更新は行われず、Profile Stereotypes パレット・ドロワーに 2 つの子が含まれたことが示されていないことに注意してください。 ただし、パレット・ドロワーの新しいダイアグラムを作成すれば、新しい構造を示すことができます。また、すべてのプロファイル・ツール・モデル要素を含む新しいパレットを追加することもできます。
  10. 新しいパレットを追加するには、パレットで、「パレット」の下にある「PaletteDrawer」をクリックして、ダイアグラム・エディターまでドラッグします。 「PaleteDrawerClass」という名前の新しいクラスが追加されます。次の図に、PaletteDrawer ツールを示します。
    PaletteDrawer ステレオタイプを持つクラスの図
  11. プロファイル・ステレオタイプと PaletteDrawerClass クラス間の関係は、後者が前者の「下に」定義されていることを示します。この構造は、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでより明確に表示されます。ツール・モデルを整理するには、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、新しい PaletteDrawerClass クラスを上方にドラッグして、<<PaletteGroup>> ステレオタイプの子にします。
  12. 新しいパレット・ドロワーの名前を「Profile Associations」に変更します。
  13. A b 関連を新しい Profile Associations パレット・ドロワーの子にします。
    1. ダイアグラム・エディターで、Profile Associations パレット・ドロワーをクリックします。
    2. 「プロパティー」ビューで、「PaletteDrawer」タブをクリックします。
    3. 子「プロパティー」ウィンドウには子が表示されないため、追加する必要があります。 省略符号ボタンをクリックします。
    4. 子「プロパティー」ウィンドウで、「追加」をクリックします。
    5. 要素の選択」ウィンドウで、参照により「<<PaletteCreatinToolEntry>> A b」を表示し、「OK」をクリックします。 このステップにより、新しいパレット・ドロワーが実際のパレットに関連付けられます。
  14. ダイアグラム・エディターで、PaletteContainer の子の関連を使用して、My Profile パレットと Profile Associations パレット・ドロワーとの間の関連を作成します。
  15. ツール・モデルでのパレットのカスタマイズが完了しました。
  16. 「ファイル」 > 「保存」とクリックし、作業内容を保存します。
    要確認: プロファイル・ツール・コードを生成または再生成するには、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、ツール・モデルを右クリックし、「ツール・コードの生成」をクリックします。
プロファイル・ツール・プラグインをデプロイし、このプロファイルに基づいて新しいモデルを作成すると、パレットは次の図のようになります。

2 つのパレット: Profile Stereotypes パレットおよび Profile Associations パレット

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