変換構成は、ファイル名拡張子 .tc を持ち、変換が予想通りの出力を生成するために使用する情報が含まれます。また、変換構成には、 特定のタイプの変換に固有の情報も含まれています。既存の変換構成を編集するには、ワークスペース・リソースを示すビューで変換構成ファイルをダブルクリックし、変換構成エディターを開きます。
変換構成ファイルに関する作業を簡略化するには、変換する要素を含むプロジェクトに構成ファイルを保管します。
C# から UML への変換を構成するには、以下のようにします。
ログ・ファイルは、ソース要素、ターゲット要素、および変換によってソース要素が変換されるときに適用される規則に関する情報を提供します。変換が多数の要素を変換する場合、変換がログ・ファイルを生成している間はパフォーマンスが低下することがあります。そのため、ログ・ファイルを生成するのは、デバッグ目的の場合のみにしてください。
サイレント・モードで変換を実行すると、変換によって生成されるすべてのダイアログ・ボックスが抑制されます。 変換ではデフォルトの規則と振る舞いが適用され、予期しない変換出力や不正確な変換出力が生成されることがあります。サイレント・モードでの変換の実行は、変換出力の検証ではなく、変換の実行を検証する場合のみ実行してください。例えば、自動化されたタスクや自動化されたテスト・スイートの一部として、変換をサイレント・モードで実行することがあります。
変換がサイレント・モードで実行されるよう設定すると、指定したファイル上書きオプションがオーバーライドされ、必要に応じてファイルが上書きされます。
UML から C# への変換が使用可能な場合、「サイレント・モードで後方変換を実行」チェック・ボックスを選択できます。サイレント・モードで UML から C# への変換、または後方変換を実行するよう指定すると、マージ・エディターが抑止されます。マージ中に競合が発生すると、変換が停止します。その場合には、サイレント・オプションをクリアして変換を再実行する必要があります。
トレース関係とビジュアル開発ツールを使用して、ソース・モデル要素と変換出力の関係を理解することができます。 この機能は、複数のモデルおよび変換構成を持つような大規模なプロジェクトの場合に便利です。 ソース・モデルは変換によって変更されません。
変換の実行時に発生した警告を表示するには、「「レポート」ダイアログ・ボックスに警告を表示」チェック・ボックスを選択します。