BPMN からサービス・モデルへの変換によるビジネス・プロセス・モデル要素の変換処理

この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。この変換により生成されるサービス・モデルや UML 要素は、ソース・プロセス・モデルの要素とその特性により決定されます。

XSD データ型

変換では、XSD データ型を UML 要素に変換しません。 プロセス・モデルで参照されている XSD データ型はすべて、生成された UML モデルでは XSD 視覚化オブジェクトとして参照されます。

UML 要素の生成

変換対象のビジネス・プロセス・モデリング表記法 (BPMN) モデルに、サービス・インターフェースやタスクの詳細といった実装の詳細が含まれていない場合、変換では完全なサービス・モデルを生成できません。

変換によるビジネス・プロセス・モデル要素の UML 要素への変換方法の一覧を、以下の表に示します。

BPMN プロセス・モデル要素 UML 要素
処理
  • 次の特性を持つサービス・コンポーネント (参加者コンポーネントまたはサービス参加者コンポーネントとも呼ばれる)
    • «Participant» ステレオタイプが適用されている
    • BPMN 定義を含むパッケージ内で生成された
    • 名前が Process::name プロパティーから派生している
    • 実装を記述する不透明な振る舞いが含まれている
  • 所有された «Link» コメント

    変換は、Comment::body プロパティーを BPMN プロセス URI (BPMN モデル・リソース URI#ProcessRef) に設定します。

定義
  • ターゲット・モデルのルート・パッケージ内のパッケージ
    • パッケージ名はソース・モデルの名前から派生する
インターフェースとその操作
  • ソース・モデル内の BPMN モデル名に関連するパッケージで生成されたインターフェース
    • インターフェース名は BPMN Interface::name プロパティーから派生する
インターフェース内の操作
  • 対応するインターフェース内の対応する操作
    • 操作名は BPMN 操作の名前から派生する
Process::supportedInterfaces
  • 生成されたインターフェースごとに、変換では «Participant» コンポーネント内に «ServicePoint» ポートを生成する
    • 変換により、提供インターフェースのリストに生成された各インターフェースが追加される
ServiceTask::Operation
  • 次の特性を持つポート
    • 「portn」というデフォルトの名前を持つ
    • 操作を含む関連インターフェースの «Participant» コンポーネントで生成された
    • ServiceTask::Operation を含む BPMN インターフェースから生成された UML インターフェースが、ポートの要求インターフェースのリストに追加されている
  • 生成されたインターフェースとの使用法関係を定義するクラス。デフォルトでは、生成されたクラスの名前は「Classn」です。
操作メッセージ
  • ソース・モデル内での Message::StructureRefStructure プロパティーを使用した XSD オブジェクトのビジュアル表示
    注: 構造には、有効な XSD OName を含む、有効な項目定義が必要です。
  • 対応する UML インターフェースでの、入力 (Operation::inMessage) パラメーターおよび出力 (Operation::outMessage) パラメーター。 パラメーター名は、ソース・モデル内の対応する Message::name プロパティーから派生します。

    各パラメーター型は、XSD オブジェクトのビジュアル表示の URI に設定されます。


フィードバック