UPIA モデルで、リソース交換、情報交換、データ交換、ニードライン、リソース・フロー、およびシステム・インターフェースを自動生成することができます。
UPIA モデル用の生成ツールでは、モデルをスキャンして実行者間の交換を定義するメッセージおよびオブジェクト・フローを検索し、該当する交換要素を作成することができます。
次に、この生成ツールは、モデルをスキャンして交換要素を検索し、該当するリソース・フロー、ニードライン、またはシステム・インターフェース要素を作成できます。
このタスクについて
交換、リソース・フロー、ニードライン、またはシステム・インターフェースを生成するには、以下のようにします。
手順
- 以下のいずれかのステップを実行します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、モデル要素またはダイアグラムを右クリックします。
- ダイアグラム・エディターのダイアグラム内で右クリックします。
- 「UPIA モデリング」メニュー項目を展開し、以下のいずれかのオプションをクリックします。
- リソース交換の生成
UML モデルをスキャンして、2 つの実行者要素の間のリソースの受け渡しを表す相互作用メッセージおよびアクティビティー・オブジェクト・フローを検索します。
固有のリソース交換のそれぞれについて、以下の交換のうちのいずれか 1 つが作成されます。
- システム要素間のデータ交換
- オペレーショナル・ノード要素間の情報交換
- 実行者要素間の汎用リソース交換
- リソース・フローの生成
UML モデルをスキャンしてさまざまなタイプの交換を検索し、交換のタイプ (データ、情報、およびリソースの各交換) ごとに対応する実行者要素間のフロー・リレーションシップ (関連) を作成します。
交換のタイプに応じて、以下のフロー・リレーションシップのいずれか 1 つが作成されます。
- システム要素間のシステム・インターフェース
- 操作ノード要素間のニードライン
- 実行者要素間の汎用リソース・フロー
- 「検索の範囲」リス
トでロケーションを選択し、生成ツールが該当する要素を検索する場所を定義します。
| オプション |
説明 |
| パッケージ |
現行パッケージのみを検索します。 |
| パッケージの階層 |
現行パッケージおよびネストされたすべてのパッケージ (関連付けられたフラグメントを含む) を検索します。 |
| モデル |
特定のモデル (それに関連付けられたフラグメントを含む) を検索します。 |
| プロジェクト |
プロジェクト内のモデルおよびフラグメントを検索します。 |
| ワークスペース |
ワークスペース内のすべてのモデルおよびフラグメントを検索します。 |
- 「OK」をクリックします。
タスクの結果
交換を生成するためのコマンドを選択すると、モデルがスキャンされ、あるドメイン・オブジェクトから別のドメイン・オブジェクトへの情報またはデータの転送を表す相互作用メッセージやアクティビティー・オブジェクト・フローが検出されます。
メッセージまたはオブジェクト・フローがリソース、情報、またはデータの転送を表している場合、対応するソース要素およびターゲット要素と、転送される型によって、交換リンクが識別されます。
複数の交換リンクが同じソース、ターゲット、および搬送対象データ型を表している場合、それらは、単一のリソース交換、情報交換、またはデータ交換を表しています。
生成プロセスの構成時にデフォルトのオプションである「生成のサマリーを表示」チェック・ボックスを選択すると、スキャン終了後に、検出または作成された生成要素の数を示す生成結果の要約が表示されます。
次のタスク
通常は、最初にリソース交換を生成し、次にリソース・フローを生成します。
そうすることで、両操作の検索の範囲を変更し、希望の結果グループを得ることができます。
多くの場合は、両方の生成操作を同じ検索の範囲を使用して順に実行します。
ダイアグラムでカスタム照会ツール (ダイアグラム・パレットの「探索」タブにある) を実行する場合、「オペレーショナル・リソースの説明」というカスタム照会か、または「システム・インターフェースの説明」を選択します。
どちらの照会の場合も、照会を実行する前に、この順次交換およびリソース・フローの生成を実行するためのオプションが定義されます。
「オペレーショナル・リソースの説明」照会は、オペレーショナル・ノードおよびそれらの間のニードラインをダイアグラムに取り込みます。
同じように、「システム・インターフェースの説明 (Systems Interface Description)」照会は、それらの間のシステム・インターフェースをダイアグラムに取り込みます。