この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。指定した照会パラメーターに基づいて、UPIA モデルの要素のダイアグラムへの取り込み、またはその要素によるダイアグラムの更新を行えます。
始める前に
新規の、または既存のダイアグラムに表示する要素が含まれた UPIA モデルを開いておく必要があります。
このタスクについて
カスタム照会探索ツールは、事前定義照会またはカスタム照会の結果により、ダイアグラムを更新します。このツールをダイアグラム上でクリックするとウィンドウが開き、実行する照会を指定するようにプロンプトが表示されます。
「設定」ウィンドウの「モデリング、UPIA モデリング、探索ツール (Modeling, UPIA Modeling, Explore Tools)」ページを使用してカスタム照会を作成できます。
照会ベースのダイアグラムを新規作成するには、以下のようにします。
手順
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでモデル内のパッケージを右クリックし、「ダイアグラムの追加」をクリックして、作成する UML ダイアグラムをクリックします。 新規のダイアグラムが開きます。
- 「パレット」の「探索」タブで、「UPIA 共通」を展開して「カスタム照会」をクリックします。
- ダイアグラムの内側をクリックします。 「カスタム照会」ウィンドウが開き、実行する照会を指定するようにプロンプトが表示されます。
- 照会を選択します。 「照会名」リストには、事前定義照会が、作成済みのすべてのカスタム照会と共に表示されます。
- 「検索の範囲」リストからロケーションを選択し、要素タイプの検索を行う範囲を定義します。
- 1 つ以上の要素タイプを選択します。 リストに表示される要素タイプは、ステップ4で選択した照会にダイナミックに関連付けされます。
- オプション: UPIA プロファイルに定義された 1 つのタイプ階層内のすべての要素を、個々の要素タイプを選択することなく表示するには、「派生する要素タイプの表示」チェック・ボックスをクリックします。
- 「OK」をクリックします。 照会が実行され、検索の範囲に基づいて照会により検出されたモデル要素がダイアグラムに取り込まれます。
「照会の実行 (Query Execution)」ウィンドウが開きます。
- オプション: ダイアグラムに照会を保存する場合は、「ダイアグラムに照会を保存」チェック・ボックスをクリックします。 ダイアグラムに照会を保存した場合は、「最新表示」コマンドによって、同じ照会パラメーターを使用してダイアグラムを更新することができます。
いずれかのビルトイン UPIA BIRT レポートを使用する予定の場合、またはカスタム照会を使用して作成したダイアグラムを抽出するレポートを作成する場合は、ダイアグラムに照会を保存する必要があります。
BIRT のレポート作成メカニズムでは、保存された照会から特定の DoDAF ダイアグラムのみを識別できます。
特定の DoDAF ダイアグラムに対応するカスタム照会には以下のものがあります。
オペレーショナル・リソースの説明 (OV-2)、論理データ・モデル (OV-7 または DIV-2)、物理データ・モデル (SV-11 または DIV-3)、およびシステム・インターフェースの説明 (SV-1) です。
ダイアグラムに保存された照会の名前は、「アウトライン」ビューに表示されます。「アウトライン」ビューで照会を選択すると、前回実行した照会の結果に対応するダイアグラム上の要素が強調表示されます。
これにより、照会結果に一致しなくなったダイアグラム要素を識別することができます。
- 「OK」をクリックします。
次のタスク
ダイアグラム内の生成された要素を編成し、コメントおよび図形を追加することができます。
必要に応じて、他の UPIA 要素を追加することもできます。
既にダイアグラムに照会を保存している場合、メイン・ツールバーの「最新表示」ボタンをクリックすると、照会ベースのダイアグラムを更新できます。
保存していない場合、カスタム照会探索ツールを再実行することによってダイアグラムを更新できます。
モデル内に追加要素を定義した後、または照会探索ツー
ルに対して異なるパラメーターを定義する場合に、
ダイアグラムを更新することもできます。
追加要素を検出する照会を後から実行すると、ダイアグラムに要素が追加され、ダイアグラムに対して行ったすべての変更内容が保存されます。
ダイアグラム内の照会結果を最新表示すると、ダイアグラムに保存されたすべての探索ツール照会が再実行されます。