XDE からの .NET ソリューションのインポート

.Net ソリューション、および Rational® XDE™ .NET 2003 を使用して開発したその C# プロジェクト・ソース・ファイルを、「XDE .Net ソリューション・インポート」・ウィザードを使用して、Eclipse ワークスペースにマイグレーションできます。 次に、ソリューション・ファイルおよび他の要素を視覚化して、 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューを使用することによって、C# および .NET アセンブリー要素の拡張可能な階層を開くことができます。
XDE .NET ソリューションをインポートする前に、『XDE ソリューションおよびモデルのマイグレーション準備』のステップを実行してください。
「XDE .Net ソリューション・インポート」ウィザードによって、基本モデルと同期化するソース・ コード、および基本モデルを使用して生成するソース・コードを Eclipse ベースの IBM® Rational UML モデリング製品にマイグレーションできます。 「Rational XDE モデルのインポート」ウィザードと組み合わせて使用して、C# ソース・コードを XDE 基本モデルとともに Eclipse ワークスペースにマイグレーションします。これにより、モデル、および Rational XDE で生成された .NET ソリューションに元から存在していたコード間にリンクが確立されます。

Rational XDE で生成された .Net ソリューション (コード・モデル) をインポートするには、以下を行います。

  1. ユーザーの IBM Rational モデリング製品で、 「ファイル」 > 「インポート」をクリックし、 次に「その他」 > 「XDE .Net ソリューション」を展開します。
  2. 「次へ」をクリックします。
  3. ソリューション・ファイル (.sln) にパスを入力します。
  4. ユーザーのアセンブリー・インポート・オプションを選択します。
    オプション 説明
    .NET アセンブリーを再帰的にインポート ソリューションが参照するすべての従属アセンブリーをインポートする場合に選択します。
    .Net アセンブリーの構文解析中に「型」のみを取得 パフォーマンスを向上させるためにアセンブリー内に存在するメソッドおよび属性を無視する場合に選択します。
    注: 「.Net ソリューション・インポート」ウィザード、または 「XDE .Net ソリューション・インポート」ウィザ ードのいずれかを使用することによって、.Net ソリューションを 1 つだけワークスペースにインポートできます。
  5. 「次へ」をクリックします。
  6. (オプション) ソリューション内のすべてのプロジェクトに対して、 「対応するワークスペース・プロジェクト」列の結果プロジェクト名を確認できます。
  7. 「モデル・パスの入力」列の C# プロジェクトに対応する UML モデル (.emx) の完全パスを入力します。
    注: このモデルが、「Rational XDE モデルのインポート」ウィザード を使用して『XDE ソリューションおよびモデルのマイグレーションの準備』で インポートされたモデルです。.emx モデルは、「Rational XDE モデルのインポート」ウィザードの出力です。 このため、このモデルはユーザーの Eclipse ワークスペースに配置しておく必要があります。
  8. ソリューション内のすべてのプロジェクトに対して、「UML 要素を置換する」の値を選択します。
    オプション 説明
    置換しない コード要素に対応するモデル要素は置換されません。 これらのコード要素に対応するモデル要素 (元の XDE 基本モデルの) に対して、 双方向の変換可能エンジニアリング同期ポリシーが使用可能になっている場合、C# ソース・ファイルのコード要素には、 「@generated」というタグが付けられます。

    このステップ中にタグが付けられなかったコード要素は、UML から C# への変換操作では、 削除または上書きされません。

    置換する UML モデル内のすべての UML 要素は、C# ソース・ファイル内の対応するコード要素へのショートカットによって置換されます。 これらの要素をダブルクリックすることによって、ソース・ファイル内の 対応するコード要素にアクセスできます。
  9. 「完了」をクリックします。
「進行情報 (Progress Information)」ウィンドウが開き、ソリューションがインポート中であることが示されます。 インポートの完了後、ソリューションは、Eclipse のリンクされたリソースとして Eclipse 環境で視覚化されます。
これで、ソリューション要素の「プロジェクト・エクスプローラ ー」ビューへの表示、要素のダイアグラムへのドラッグ、またはソース・コ ードへの変更の可視化を行うことができます。変換構成を作成することによって、C# コードに UML モデル要素を生成することもできます。

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