UML から WSDL への変換プロパティーの指定

UML から WSDL への変換構成を作成する際に、いくつかのプロパティーを構成できます。それらのプロパティーに対して値を指定することにより、変換により生成される出力を洗練させることができます。
以下の表には、値を指定できるプロパティーがリストされています。
表 1. UML から WSDL への変換プロパティー
プロパティー 説明
すべてのインターフェースとデータ型ごとに別個のファイルを作成する 変換によって生成される各インターフェースおよびデータ型に別個のファイルを作成するかどうかを指定します。この値を true に設定すると、変換に Wrapped Document Literal バインディングを使用することもできます。
データ型ターゲット・フォルダー WSDL 文書によって参照されるデータ型を含んだ XSD スキーマの場所を指定します。
デフォルトの namespace モデルの直接の子である UML 要素に使用される名前空間を指定します。デフォルトでは、変換により、org.temp.uri の値を持つ名前空間が指定されます。
警告なしにファイルを上書き 変換の際に、前の出力を上書きする前に警告を表示するかどうかを指定します。デフォルトでは、警告は表示しません。
広範囲にわたるコンテキスト検査を実行 変換構成が保存されるたびに広範なコンテキスト検査を実行するかどうかを指定します。 この値を false に設定すると、パフォーマンスが向上します。 コンテキスト検証は引き続き、変換を実行するたびに行われます。
ステレオタイプなしに UML 要素を処理 変換が、ステレオタイプを適用されていない UML 要素を処理するかどうかを指定します。この値を false に設定すると、ステレオタイプが適用されたパッケージまたはコンポーネント内の要素のみを処理します。
循環参照のソースを検証 循環参照のソースを検査するかどうかを指定します。 XSD は循環参照を許可しますが、WSDL 文書からコードを生成するために使用される一部のツールはエラーを出します。

UML から WSDL への変換のプロパティーの値を指定するには、次のようにします。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで変換構成ファイルを右クリックし、「開く」をクリックします。
  2. 「プロパティー」タブをクリックします。
  3. 「プロパティー」ページで、該当するプロパティーの値を変更します。
  4. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
プロパティーの新しい値は、次回変換を実行したときに適用されます。
注: 新規の変換構成を作成する場合は、「新規変換構成」ウィザードの「プロパティー」ページでこの情報を指定することができます。
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製品の拡張性
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サポートされる WSDL バインディング

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