UML から C++ への変換の設定

UML から C++ への変換での警告およびコードのフォーマットに関する設定を行うことができます。 例えば、C++ 前書きと終了コメントを指定したり、インデント・スタイルの設定を指定したりできます。
このタスクについて

変換によって生成されるファイルの開始位置と終了位置に、変換が挿入するコメントを指定することができます。 指定したテキストは、テキスト域に表示されるとおりに、ソース・コードに挿入されます。適切な C++ コメント表記を含む必要があります。例えば、著作権情報や、各ソース・ファイルに表示される必要のある他のオーサリング情報を指定できます。また、タブ余白、クラス属性と操作の表示順序、インデント・スタイルのフォーマット設定を選択することもできます。

UML から C++ への変換の設定を行うには、次のようにします。

  1. 「ウィンドウ」 > 「設定」をクリックします。
  2. 「設定」ウィンドウで「モデリング」 > 「変換」.
  3. オプション: コメントおよびコードのフォーマットに関する設定を指定するには、 「UML から C++ への変換」をクリックし、以下の 1 つ以上のステップを実行します。
    • モデルが参照する標準テンプレート・ライブラリー (STL) クラスに対応するヘッダー・ファイルの名前を含むインクルード・ディレクティブを生成するには、「標準テンプレート・ライブラリー・クラス用の標準ヘッダー・ファイルのインクルード」チェック・ボックスを選択します。 例えば、モデルに「vector<>」という名前の STL クラスへの参照が含まれている場合、変換によりインクルード・ディレクティブ #include <vector> が生成されます。 デフォルトでは、このオプションが選択されています。

      このチェック・ボックスをクリアすると、生成されたインクルード・ディレクティブは参照された STL クラスの宣言を含む STL ヘッダー・ファイルの名前を指定します。これらのヘッダー・ファイルを含めると、ヘッダー・ファイルが完全でないためにコンパイル・エラーが引き起こされることがあります。

    • ファイルの前書きおよびファイルの終わりのコメントを指定する場合は、「一般」タブをクリックして、該当するテキスト・フィールドにコメントを入力します。
    • コードのフォーマット設定を行うには、「スタイルの編集」タブをクリックし、以下の 1 つ以上のステップを実行します。
      • クラス属性とそれに続いて操作が表示され、どちらも C++ 可視性規則に従ってソートされるようにするには、「可視性でソート」をクリックします。
      • UML モデルに保管されているのと同じ順序で、クラス属性と操作を表示するには、「ストレージでソート」をクリックします。
      • 変換によって生成されたコードのインデント・スタイルを指定するには、「インデントのスタイル」ペインにあるオプションをクリックします。 選択したスタイルと「タブ・スペース」フィールドに指定した値が組み合わせられて、変換により生成されるコードの実際インデントが決定されます。
  4. オプション: 変換においてソース UML モデル要素を、生成済み要素へのポインターで置換する前に、警告メッセージを表示するように指定するには、「UML の可視化」をクリックし、「UML 要素の置換時に警告を表示する」チェック・ボックスを選択します。
    注: このチェック・ボックスを選択した場合、該当する変換構成について、変換構成エディターの「メイン」ページか、または「新規変換構成」ウィザードの 「構成名および変換の指定 (Specify a Configuration Name and Transformation)」ページで、 混合ラジオ・ボタンもクリックする必要があります。
  5. 「適用」「OK」とクリックします。
タスクの結果
変換の設定は次回変換を実行したときに適用されます。

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