このタスクについて
変換構成は、ファイル名拡張子 .tc を持ち、変換が予想通りの出力を生成するために使用する情報が含まれます。また、変換構成には、
特定のタイプの変換に固有の情報も含まれています。既存の変換構成を編集するには、ワークスペース・リソースを示すビューで変換構成ファイルをダブルクリックし、変換構成エディターを開きます。
変換構成ファイルに関する作業を簡略化するには、変換する要素を含むプロジェクトに構成ファイルを保管します。
- 作業しているビューに応じて、以下のステップのいずれかを実行します。
- 「パターン・エクスプローラー」ビューで変換を右クリックし、「新規構成」をクリックします。
- その他のビューで、をクリックします。「変換構成」がメニュー項目でない場合は、をクリックします。
- 構成の詳細を指定します。新規変換構成ウィザードの「構成名および変換の指定」ページで、以下のステップを完了します。
- 「名前」フィールドに、構成の名前を指定します。
- 「構成ファイル宛先」フィールドで、変換構成ファイルの宛先を指定します。宛先は、現行ワークスペース内の相対パスです。完全修飾プロジェクト名またはフォルダー名を指定できます。プロジェクト内のフォルダーを指定する場合は、フォルダー名の前に接頭部としてスラッシュ (/) を付ける必要があります。
- 「変換」リストから変換を選択します。
注: インストールされていても使用可能になっていない変換を表示するには、「すべての変換の表示」をクリックします。
変換は、このリストに表示するには、機能にバインドする必要があります。
- 「プロトコル」セクションでモデリング・プロトコルを指定します。これは、設計規約管理プロトコル (DCMP) とも呼ばれています。選択する値によって、変換のソースとターゲットを同期するかどうかが決定されます。
- ソース・モデルが基本技術成果物の場合は、「概念」を選択します。
ソース・モデルへの変更はすべてターゲット・モデルに波及します。
- ターゲット・モデルが基本技術成果物の場合は、「混合」をクリックします。
変換により、ソースの成果物は、ターゲットの成果物に直結するビジュアル表示に
変換されます。 ソース・モデルで作業する代わりに
ターゲット・ドメイン内で作業する場合、または分析のために成果物を保持する場合に
このオプションを選択します。 変換出力は、基本技術成果物になります。
- ソース成果物が表すアーキテクチャーがターゲットとは独立して発展する場合は、「調整」を選択します。このオプションを選択すると、ソースとターゲットの比較や変更の調整に利用できる
後方変換を使用できるようになります。また、他のチームによって該当のアーキテクチャーが
実装、開発、または保守される場合にも、このオプションを選択することができます。
注: このオプションを選択すると、「
メイン」ページの「後方変換」セクションで、追加のプロパティーが使用可能になります。
一部の変換では、
変換構成エディターで追加のページが使用可能になります。
後方変換の構成について詳しくは、下の関連リンクを参照してください。
- 「次へ」をクリックします。
- 変換のソース要素とターゲット要素を指定します。有効なソース要素とターゲット要素のリストについては、この変換に関する関連概念のトピックを参照してください。
「ソースとターゲット」ページで、以下のステップを実行します。
- 「選択済みソース」ペインで、変換対象の変換用にソース要素を選択します。
- 「選択済みターゲット」ペインで、変換出力の宛先を選択します。出力の新規の宛先を作成するには、「ターゲット・コンテナーの作成」をクリックします。
- 「終了」をクリックします。 変換構成エディターが開くと、構成の内容が表示されます。
- 変換のその他の設定を構成するには、エディターでタブをクリックします。
- オプション: 変換によって生成される出力が、既存のモデルを置き換えるか、または既存のモデルとマージするか
を指定するには、「メイン」ページで、以下のマージ・オプションから選択します。
| オプション |
説明 |
| ビジュアル・マージ |
モデルのマージ時に、ユーザーにプロンプトと
警告ダイアログ・ボックスを表示します。 |
| サイレント・マージ |
モデルのマージ時に、プロンプトおよびダイアログ・ボックスを
表示しません。 |
| マージなし: 警告せずにファイルを上書き |
競合しているファイルをすべて自動的に上書きします。 |
| マージなし: ファイルを上書きする前に警告 |
競合しているファイルを上書きする前に、確認のプロンプトが表示されます。 |
| ターゲット・モデルへの新規要素の自動追加 |
確認のプロンプトなしで新規要素が追加されます。このオプションは、ビジュアル・マージ・
オプションが選択されている場合に使用可能です。 |
| ファイルの検証前に変更を保存 |
ファイルの検証を許可する前にマージされたモデルを保管することをユーザーに要求します。このオプションは、ビジュアル・マージ・
オプションが選択されている場合に使用可能です。 |
| 保存された変更の自動検証 |
マージ済みのモデルが保管されると、このオプションにより「マージ済み結果の検証セッション」ウィンドウが開きます。このオプションは、ビジュアル・マージ・
オプションが選択されている場合に使用可能です。 |
- オプション: 変換構成に関する文書を指定します。このフィールドは、複数のユーザーが共有する構成に関する情報を伝達する場合に便利です。「メイン」ページの「文書」フィールドに、変換構成についての追加情報を指定します。
- オプション: 変換の拡張を使用可能にするか使用不可にするかを指定します。
- 「拡張」ページで、変換の拡張のチェック・ボックスを選択またはクリアして、使用可能または使用不可に設定します。
- オプション: デバッグ情報を生成するには、「メイン」ページで「デバッグ・ログの生成」チェック・ボックスを選択します。 次回変換を実行したときに、ログ・ファイルが XML ファイルとして、変換の設定で指定したフォルダーに生成されます。 ログ・ファイルの場所を指定していない場合は、変換によりワークスペースの .metadata フォルダーにログ・ファイルが生成されます。
ヒント: 変換の設定を行うには、とクリックし、「モデリング」を展開して、「変換」をクリックします。
ログ・ファイルは、ソース要素、ターゲット要素、および変換によってソース要素が変換されるときに適用される規則に関する情報を提供します。変換が多数の要素を変換する場合、変換がログ・ファイルを生成している間はパフォーマンスが低下することがあります。そのため、ログ・ファイルを生成するのは、デバッグ目的の場合のみにしてください。
- オプション: 変換の実行中に新規ダイアログ・ボックスが開かないようにするには、「メイン」ページで「サイレント・モードで前方変換を実行」チェック・ボックスを選択します。
サイレント・モードで変換を実行すると、変換によって生成されるすべてのダイアログ・ボックスが抑制されます。
変換ではデフォルトの規則と振る舞いが適用され、予期しない変換出力や不正確な変換出力が生成されることがあります。サイレント・モードでの変換の実行は、変換出力の検証ではなく、変換の実行を検証する場合のみ実行してください。例えば、自動化されたタスクや自動化されたテスト・スイートの一部として、変換をサイレント・モードで実行することがあります。
変換がサイレント・モードで実行されるよう設定すると、指定したファイル上書きオプションがオーバーライドされ、必要に応じてファイルが上書きされます。
「構成名および変換の指定」ページまたは「メイン」ページで選択するモデリング・プロトコルによっては、後方変換が使用可能な場合は、後方変換をサイレント・モードで実行するためのチェック・ボックスを選択またはクリアすることができます。
- オプション: 変換の実行中に新規ダイアログ・ボックスが開かないようにするには、「メイン」ページで「サイレント・モードで変換を実行」チェック・ボックスを選択します。
サイレント・モードで変換を実行すると、変換によって生成されるすべてのダイアログ・ボックスが抑制されます。
変換ではデフォルトの規則と振る舞いが適用され、予期しない変換出力や不正確な変換出力が生成されることがあります。サイレント・モードでの変換の実行は、変換出力の検証ではなく、変換の実行を検証する場合のみ実行してください。例えば、自動化されたタスクや自動化されたテスト・スイートの一部として、変換をサイレント・モードで実行することがあります。
変換がサイレント・モードで実行されるよう設定すると、指定したファイル上書きオプションがオーバーライドされ、必要に応じてファイルが上書きされます。
- オプション: 変換のソースとターゲット間の追跡可能な関係を作成するには、「メイン」ページで「トレース関係を作成」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスは、混合モデリングまたは 調整されたモデリングのプロトコルを選択する場合のみ使用できます。
トレース関係とビジュアル開発ツールを使用して、ソース・モデル要素と変換出力の関係を理解することができます。
この機能は、複数のモデルおよび変換構成を持つような大規模なプロジェクトの場合に便利です。
ソース・モデルは変換によって変更されません。
- オプション: 変換の実行時に発生したエラーを表示するには、「メイン」ページで「変換の完了時に「レポート」ダイアログ・ボックスを開く」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択すると、生成されたエラーのみが表示されます。同じ情報はエラー・ログにも書き込まれます。このエラー・ログはの順にクリックすることで表示できます。
変換の実行時に発生した警告を表示するには、「「レポート」ダイアログ・ボックスに警告を表示」チェック・ボックスを選択します。
- オプション: 変換により、生成されたサービス・モデルに適用されるプロファイルを指定します。
「プロパティー」ページで、「ターゲット・プロファイル」リストからプロファイルを選択します。
変換により、プロファイル内のステレオタイプが、生成されたサービス・モデル内の対応する要素に適用されます。
重要: ソフトウェア・サービス・プロファイルは推奨されないものです。
モデリング・サービスのためには、サービス・モデリング (SoaML) プロファイルと呼ばれるプロファイルを使用できます。
ソフトウェア・サービス・プロファイルからサービス・モデリング (SoaML) プロファイルへのマイグレーションについては、このトピックの末尾にある関連リンクを参照してください。
ソフトウェア・サービス・プロファイルのステレオタイプとサービス・モデリング (SoaML) プロファイルのステレオタイプの対応関係については、このトピックの末尾にある関連リンクを参照してください。
- オプション: 「SOA プロパティー」ページの「ターゲット・ドメイン」リストで、ドメイン固有のソフトウェア成果物を生成するために適用する変換拡張を選択します。これらの成果物は、特定のドメインにデプロイしたり、今後の開発およびデプロイメントで活用するために WebSphere® Integration Developer などの他の製品への入力として使用したりすることができます。 UML から SOA への変換では、デフォルトで、Service Component Definition Language (SCDL) 仕様に基づいたソフトウェア・サービス成果物が生成されます。
- オプション: 構成する変換がマッピングをサポートする場合は、マッピング・モデルを作成することで、変換で生成される成果物の代替名を指定できます。新規または既存のマッピング・モデルを使用するには、以下のステップを実行します。
- 変換構成エディターの
「マッピング」ページで、「この構成でマッピング機能を使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。
- 「マッピング・モデルのファイル名」フィールドで、新規または既存のマッピング・モデルの名前を指定します。
- をクリックします。