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演習 5: SchedulingContract サービス規約の作成

この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。ここでは、SchedulingService サービス・インターフェースに簡単なサービス規約を作成できます。このサービスには、振る舞いを作成する必要がありません。サービス規約に含まれるパーツは、後からサービス・アーキテクチャーで使用できるユーザーとプロバイダーを表しています。
SchedulingService サービス規約を作成するには、以下のようにします。
  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、contracts パッケージのメイン・ダイアグラムを開きます。
  2. パレットで、「サービス規約」をクリックし、InvoiceContract サービス規約の下にカーソルをドラッグして、そのサービス規約に「SchedulingContract」という名前を付けます。
  3. プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、SchedulingContract サービス規約を右クリックし、「サービス・モデリングの追加」 > 「パーツ」とクリックし、「未指定」をクリックします。
  4. ダイアグラム・エディターで、SchedulingContract 要素の新しいパーツをクリックします。
  5. プロパティー」ビューで、パーツの名前を「client」にし、タイプを SchedulingService インターフェースに指定します。
  6. さらにパーツを作成する場合は、ステップ 3 からステップ 5 を繰り返します。ただし、このパーツの名前は「scheduler」とし、タイプは SchedulingService インターフェースに指定します。 SchedulingContract サービス規約は、次の図のようになります。

ShippingContract サービス規約の作成

ここでは、ShippingService サービス・インターフェースにサービス規約を作成できます。 ShippingService サービスには、シーケンス図で表示される振る舞いが含まれています。
  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、contracts パッケージのメイン・ダイアグラムを開きます。
  2. パレットで、「サービス規約」をクリックし、SchedulingContract サービス規約の下にカーソルをドラッグして、そのサービス規約に「ShippingContract」という名前を付けます。
  3. プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、ShippingContract サービス規約を右クリックし、「サービス・モデリングの追加」 > 「パーツ」とクリックして、「未指定」をクリックします。
  4. ダイアグラム・エディターで、ShippingContract 要素の新しいパーツをクリックします。
  5. プロパティー」ビューで、パーツの名前を「shipper」にし、タイプを Shipping インターフェースに指定します。
  6. ステップ 3 からステップ 5 を繰り返し、パーツの名前を「orderer」にし、タイプを ScheduleProcessing インターフェースに指定します。 ShippingContract サービス規約は、次の図のようになります。
完成したダイアグラムは、次の図のようになります。

ShippingContract サービス規約へのシーケンス図の追加

ShippingContract サービス規約にシーケンス図を追加して、shipperorderer 間のメッセージのシーケンスを示します。
シーケンス図を ShippingContract サービス規約を追加するには、以下のようにします。
  1. ダイアグラム・エディターで、ShippingContract サービス規約を右クリックし、「ダイアグラムの追加」 > 「シーケンス図」とクリックします。
  2. プロパティー」ビューの「一般」ページで、シーケンス図に名前を付け、「設定」をクリックして、「プロトコル」をクリックします。
  3. パレット」で、ライフラインをクリックして、カーソルをダイアグラムにドラッグします。
  4. ウィンドウで、「既存のプロパティーを選択」をクリックし、ShippingContract サービス規約から shipper パーツをクリックします。
  5. パレット」で、ライフラインをクリックして、カーソルをダイアグラムにドラッグします。
  6. ウィンドウで、「既存のプロパティーを選択」をクリックし、ScheduleProcessing サービス・インターフェースから orderer パーツをクリックします。 シーケンス図は、次の図のようになります。
  7. パレットで、「同期メッセージ」の近くをクリックし、「非同期メッセージ」をクリックします。
  8. ダイアグラム・エディターで、orderer ライフラインをクリックして、 カーソルを shipper ライフラインまでドラッグします。
  9. ウィンドウで、requestShipping 操作をクリックします。
  10. パレットで、「非同期メッセージ」をクリックします。
  11. ダイアグラム・エディターで、shipper の振る舞いの仕様をクリックして、orderer ライフラインまでカーソルをドラッグします。
  12. ウィンドウで、processSchedule 操作をクリックします。

サービス規約のチェックポイント

この演習では、1 つのパッケージに、Invoicing、Scheduling、および Shipping の各インターフェース用に 3 つのサービス規約を作成しました。アクティビティー図とシーケンス図を規約に追加しました。メイン・ダイアグラムは、次の図のようになります。

Purchasing サービス・インターフェースのサービス規約は、ここでは作成しませんでした。後の演習では、サービス・アーキテクチャーを使用して Purchasing サービスの詳細を追加で指定します。

次の演習では、アプリケーション・サービスと対話を行う参加者を作成します。


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