ソフトウェア・アセットを
繰り返し利用または再利用することには、生産性の向上、実績のあるソリューションや一貫性のあるアーキテクチャーの
進化、生産コストの削減、最初から設計する手間が省けることによる時間の節約など、
さまざまな利点があります。Object Management Group OMG
®
の
Reusable Asset Specification (RAS) は、
ソフトウェア・ソリューションをパッケージ化してそれを共用する
終始一貫した効果的な方法を文書化したものです。
この方式は、優れたアセット・ベース開発 (ABD) 戦略の基礎になっています。
IBM® Rational® モデリング・ツールの RAS エクスポート機能を使用してアセットをパッケージ化すると、関連するモデルおよびプロジェクト、ドキュメンテーション、ソース・コード、その他共用が必要な開発成果物とともに、参照されるファイルすべてが自動的に取り込まれることが保証されます。そこで、開発ファイルを同僚とすぐに交換したい場合にも、
気軽にアセットを再利用することができます。また、アセンブル、文書化、編成に
何カ月もかかるような複雑なプロジェクトのアセットをパッケージ化することもできます。
再利用可能アセットの有効範囲は、お客様のニーズに合わせて設計段階で制限されます。
再利用可能アセットは、RAS ベースのアセット・リポジトリーに保管できます。
アセットの製作者が提供するキーワードと説明を突き合わせることで、
リポジトリーを検索して必要なアセットを選択することができます。