Rational System Architect の UML 要素と Rational モデリング製品の間のマッピング

このコンテンツは、バージョン 7.5.1 以降に適用されます。 Rational® System Architect からデータをインポートしたり、他の Rational モデリング製品 からのデータを Rational System Architect にエクスポートしたりする場合、それぞれの製品では、UML 要素のサブセットがサポートされます。

Rational System Architect から他の Rational モデリング製品へデータをインポートする際の要素マッピング

Rational System Architect からデータをインポートする際、他の Rational モデリング製品では、UML 2.1 要素のサブセットがサポートされます。

以下の表に、Rational System Architect の UML 要素と、他の Rational モデリング製品の UML 要素の間の対応関係の要約を示します。

Rational System Architect の UML 要素 他の Rational モデリング製品の UML 2.1 要素
アクション状態 (アクティビティー内) 不透明なアクション
アクション状態 (組み込みアクションを持つ) 構造化アクティビティー・ノード
アクション遷移 (アクティビティー内) 制御フロー
アクティビティー図 UML セマンティック要素から生成されたアクティビティーにより所有されるダイアグラム
アクティビティー・モデル アクティビティー
アクター («actor» ステレオタイプが適用されているクラス) アクター
次の種類の関連: 有向、双方向、集約、またはコンポジション 適切な種類の関連
関連の端 端がナビゲート可能でないか、またはナビゲート可能な端でクラスにより所有されているプロパティーである場合、関連メンバー
ステレオタイプが適用されていないクラス クラス
クラス属性 クラスまたはインターフェースにより所有されているプロパティー
クラス図 相対シンボル位置のあるクラス図
コラボレーション図 相互作用により所有され、UML セマンティック要素から生成されたコミュニケーション図
複合遷移 (アクティビティー内) ジョイン・ノード
デシジョン・ノード (アクティビティー内) デシジョン・ノード
依存関係 依存関係
ダイアグラム・ノート (記述とも呼ばれる) UML ダイアグラム・ノート (セマンティック要素なし)
継承関係 (ユースケース間の) 継承関係
最終ノード (アクティビティー内) 最終ノード
仮パラメーター パラメーター (操作により所有されている)
汎化関係 (ユースケース間の) 汎化関係
包含関係 (ユースケース間の) 包含関係
継承元関係 (クラス間の) 汎化関係
初期ノード (アクティビティー内) 初期ノード
インターフェース («interface» ステレオタイプが適用されているクラス) インターフェース
メソッド クラスまたはインターフェースにより所有されている操作
メッセージ (シーケンス図内で、関連メソッドがある) メッセージ (非同期呼び出し)
メッセージ (シーケンス図内で、関連メソッドがない) メッセージ (非同期シグナル)
オブジェクト (シーケンス図内のライフライン) ライフライン
部門 (アクティビティー内のスイムレーン) アクティビティー・パーティション
パッケージ パッケージ (階層が維持されている)
ポート ポート (クラスにより所有されている)
ポート・リンク コネクター (ポートの接続を表示するために特別なコラボレーションにより所有されている)
実現関係 実現関係
実現関係 (ターゲット・インターフェースを持つ) インターフェース実現関係
シーケンス図 相互作用により所有され、UML セマンティック要素から生成されたシーケンス図
要素に適用された 1 つ以上のステレオタイプ
Rational System Architect の要素に適用されたステレオタイプについては、以下の 2 つの条件の両方が真の場合に、他の Rational モデリング製品において相当するステレオタイプが適用されます。
  • Rational System Architect のステレオタイプが、他の Rational モデリング製品のプロファイル内の相当するステレオタイプにマップされる。
  • 相当するステレオタイプが、他の Rational モデリング製品におけるマップ先の UML 要素に適用可能である。

それ以外の場合、Rational System Architect からのステレオタイプ名は、他の Rational モデリング製品の要素におけるキーワードとして設定されます。

ユースケース ユースケース
ユースケース関連 関連
ユースケース図 相対シンボル位置のあるユースケース図

他の Rational モデリング製品からデータをエクスポートする際の要素のマッピング

他の Rational モデリング製品からデータをエクスポートする場合、Rational System Architect では、UML 2.1 要素のサブセットがサポートされます。

以下の表に、他のRational モデリング製品 の UML 要素と、Rational System Architect の UML 要素の間の対応関係の要約を示します。

他の Rational モデリング製品の UML 2.1 要素 Rational System Architect の UML 要素
アクター アクター («actor» ステレオタイプが適用されているクラス)
クラスとインターフェースの間の次の種類の関連: なし、集約、またはコンポジション 対応する種類の関連
1 つの端にユースケースを含む関連 ユースケース関連
クラスにより所有される関連プロパティー (ナビゲート可能な端)、または関連により所有されるプロパティー (ナビゲート不可能) 関連の端
クラス ステレオタイプが適用されていないクラス
ポート間のコネクター (コラボレーションかクラスにより所有されている) ポート・リンク

他の Rational モデリング製品のエクスポート機能により、コラボレーション要素内またはクラス内で定義されているポートの間のコネクターが検出され、エクスポートされた XML データの中に対応するポート・リンク定義が作成されます。 Rational System Architect のバージョン 11.2 以降では、Rational モデリング製品からエクスポートしたデータを調整する際に、これらのポート・リンクのセマンティック定義が Rational System Architect のデータ・エンサイクロペディアに存在していても、エクスポートされたポート・リンクはクラス図に表示されません。

継承関係 継承関係 (ユースケース間の)
汎化関係 (ユースケース間の) 汎化関係 (ユースケース間の)
汎化関係 (クラスまたはインターフェース間の) 継承元関係 (クラス間の)
包含関係 包含関係 (ユースケース間の)
インターフェース インターフェース («interface» ステレオタイプが適用されているクラス)
クラスまたはインターフェースにより所有されている操作 メソッド
パッケージ パッケージ (階層が維持されている)
パラメーター (操作により所有されている) 仮パラメーター
ポート (クラスにより所有されている) ポート
クラスまたはインターフェースにより所有されているプロパティー (非関連プロパティー) クラス属性
実現関係 実現関係
インターフェース実現関係 実現関係 (ターゲット・インターフェースを持つ)
要素に適用されたステレオタイプおよびキーワード ステレオタイプ・プロパティー

他の Rational モデリング製品で適用されたステレオタイプまたはキーワードが 1 つだけの場合、ストリングであるステレオタイプ・プロパティーの内容は、そのステレオタイプまたはプロパティーの名前になります。 複数ステレオタイプまたはキーワードが適用されている場合、ステレオタイプ・プロパティーは、対応する名前をコンマで区切ったリストです。

アクター・オブジェクトおよびインターフェース・オブジェクトの場合、対応するステレオタイプ名は、常にこのリストの先頭に入れられます。

ユースケース ユースケース

フィードバック