マッピング・プロジェクトにおけるマッピング宣言の処理順序の変更

変換内のマッピング宣言の処理順序は変更できます。 この機能は、固有性の低いマッピング宣言が処理および消費する可能性のある入力オブジェクトの処理命令を指定する場合に便利です。 生成済み変換コード実行時の処理順序に従って、「アウトライン」ビューにマッピング宣言がリストされます。
始める前に

マッピング・モデルを開いておく必要があります。 マッピング・モデルのファイル名拡張子は .mapping です。 マッピング・モデルには、少なくとも 2 つのマッピング宣言が含まれていなければなりません。

このタスクについて

生成済みの変換がマッピング・モデル内のマッピング宣言を処理する順序を変更する手順は、以下のとおりです。

  1. 「アウトライン」ビューが表示されていない場合は、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「アウトライン」とクリックします。
  2. 「アウトライン」ビューでマッピング宣言を右クリックし、 「実行順序」をクリックして、以下のいずれかのステップを実行します。
    • すべてのマッピング宣言を、抽象度の低いものから高いものへ、その入力オブジェクト型順にソートするには、 「すべてデフォルト順序に設定」をクリックします。
    • マッピング宣言リスト内の選択したマップを移動するには、 「上に移動」または「下に移動」をクリックします。
  3. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
Class2EClass および Classifier2EClass という 2 つのマッピング宣言を持つマッピング・モデルを例に考えてみます。 Class2EClass マッピング宣言は、その入力オブジェクトとして UML クラスを定義しています。 Classifier2EClass マッピング宣言は、その入力オブジェクトとして UML 分類子を定義しています。 Classifier2EClass に対して生成された変換は、UML クラスや UML インターフェースなど、複数の入力オブジェクトを受け入れます。 この例において、UML クラスには特殊な処理が必要であるが、UML 分類子にはデフォルトの処理が必要であるという場合、 Class2EClass マッピング宣言を「アウトライン」ビューのマッピング宣言リストの最上部に移動しなければなりません。 リスト内で Classifier2EClass が Class2EClass よりも上にある場合、 入力モデルにあるすべてのクラス・オブジェクトが Classifier2EClass 変換によって消費されるため、Class2EClass 変換は実行されません。

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