UML から C++ への変換によって変換される操作およびパラメーター

UML から C++ への変換により、UML 操作が C++ メソッドに変換されます。 この変換では、UML 操作のパラメーターは C++ 操作の引数に変換されます。

以下の表には、ソース・モデルの UML プロパティー、および変換によって生成される対応する C++ 要素がリストされています。

UML プロパティー C++ 要素
名前 メソッドの名前
可視性 メソッドの可視性
IsAbstract 純粋仮想メソッドであるメソッド
IsQuery const メソッド。変換では、操作の接尾部に const を追加します。
IsStatic static メソッド。変換では、操作の接頭部にキーワード static を追加します。

変換では、生成された C++ メソッドに戻りパラメーターの型を割り当てます。 モデルに戻りパラメーターが指定されていない場合、変換では int 型の戻りパラメーターを割り当てます。

UML パラメーター

変換では、UML 操作のパラメーターを、そのモデルで検出されたパラメーターと同じ順番で、C++ 操作の引数に変換します。 変換により、その生成された引数にパラメーターの戻り値の型およびデフォルト値が割り当てられます。

多次元配列のパラメーターを指定するには、ステレオタイプ «cpp_type» でプロパティー arrayDimensions を設定します。

また、パラメーターの修飾子として文字列を指定することもできます。 例えば、ポインター型を指定するポインター演算子 (*) の指定や、 参照演算子 (&) の指定が可能です。

変換では、パラメーターの out または inout 方向のインディケーターを参照に変換し、生成されるコードの型指定に参照演算子を追加します。

変換では、パラメーターにポインター・データ型があるかどうかに応じて、パラメーターで使用される UML クラスを前方参照リストまたはインクルード・リストに追加します。


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