生成される要素に対して変換が適用するステレオタイプは、ビジネス・プロセスからサービス・モデルへの変換構成の中で選択するターゲット・プロファイルによって異なります。
ソフトウェア・サービス・プロファイル (ソフトウェア・サービスのための UML 2.0 プロファイル) について詳しくは、IBM® developerWorks® Web サイトの「ソフトウェア・サービスのための UML 2.0 プロファイル」と題する記事を参照してください。
次の表には、変換によってサポートされる仕様モデル要素と、変換によって作成される対応する UML 出力がリストされています。
| 仕様モデル要素 | 変換出力 (UML ハイレベル・アーキテクチャー・モデル) |
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| モデルまたはパッケージ | 変換により、同じ名前、ネストされたパッケージの包含構造、およびコラボレーションを持つ UML モデルまたはパッケージが作成されます。
ネストされたパッケージやコラボレーションが UML アクティビティーを含んでいることもあります。 クラス、データ型、およびアクティビティー要素は変換されません。 必要な場合には、生成されたモデルは、ソース・モデル内の要素に対応した使用関係を作成します。 生成されるモデルまたはパッケージに対して変換がステレオタイプを適用するかどうかは、変換構成の中で選択するターゲット・プロファイルに応じて決まります。
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| コラボレーション | 変換は、ソース・コラボレーション要素と同じ名前、同じ包含構造の UML コンポーネントを作成します。
生成されるコンポーネントに対して変換がどのステレオタイプを適用するかは、変換構成の中で選択するターゲット・プロファイルに応じて決まります。
変換により、コンポーネントごとに CollaborationUse 要素が作成されます。 CollaborationUse 要素の型は、ソース・モデル内のコラボレーション要素に設定されます。 生成されたコンポーネントの各ポートは、CollaborationUse 要素を通じて、コラボレーション内の対応するロールにバインドされます。 変換によって作成されるポートについて詳しくは、後述の「コラボレーション・ロール::型」の行を参照してください。 |
| コラボレーション・ロール | 変換により、コンポーネントの UML ポートが作成されます。
生成されたポートは、ソース・モデル内のロールと同じ名前を持ちます。 各ポートは、コラボレーション使用関係を使用してロールにバインドされます。 |
| コラボレーション・ロール:: 型 | ロール:: 型プロパティーがコラボレーション要素によって実現されるものと同じインターフェースを指定している場合、ロール:: 型プロパティーはポートによって提供されるインターフェースに設定されます。 ポートの型もそのインターフェースに設定されます。 その他すべてのロール:: 型プロパティーは、要求インターフェースに設定されます。 要求インターフェースに関連するすべてのポートに対して、変換はソース・モデルが定義するインターフェースと使用関係のある UML クラスを生成します。変換により、ポート・タイプは生成された UML クラスに設定されます。生成された UML クラスの名前は、ソース・モデル内のインターフェース名に Protocol という接尾部を付けたものになります。 次の例を考慮してください。クラスが使用関係を 1 つ以上のインターフェースに定義する場合、またクラスがポート: 型プロパティーの値に設定されている場合、ポートは要求インターフェースのリストにあるすべてのインターフェースを表示します。 |
| インターフェース | 生成される Java™ インターフェースに対して変換がステレオタイプを適用するかどうかは、変換構成の中で選択するターゲット・プロファイルに応じて決まります。
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