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演習 6: Service モデルでの参加者の作成

この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。この演習では、アプリケーションでサービスを使用および提供する Service モデルで参加者を作成します。参加者は、サービスのユーザーまたはプロバイダー (またはその両方) です。参加者は相互に対話し、ビジネス・プロセスの自動化を実装します。

参加者を含むパッケージの作成

ここでは便宜上、参加者を含むパッケージを作成します。
パッケージを作成するには、以下のようにします。
  1. プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「モデル」フォルダーを右クリックし、「モデルの作成」をクリックします。
  2. モデル・ウィザードの「カテゴリー」ペインで、「Servicing Model」をクリックします。
  3. テンプレート」ペインで、「空のサービス・パッケージ」をクリックします。
  4. パッケージに「participants」という名前を付けます。 ダイアグラム・エディターで、メイン・ダイアグラムが開きます。

Invoicer 参加者の作成

Invoicer 参加者は、invoicing サービスを提供します。

Invoicer 参加者を作成するには、以下のようにします。

  1. プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、participants パッケージのメイン・ダイアグラムを開きます。
  2. パレットで、「参加者」をクリックし、ダイアグラム内にカーソルをドラッグして、参加者の名前を「Invoicer」とします。
  3. ダイアグラム・エディターで、参加者を右クリックし、「フィルター」 > 「外部ビューの表示」とクリックします。 ポートは、参加者に追加すると表示されるようになります。
  4. パレットで、「サービス・ポイント」をクリックし、Invoicer 参加者の境界線にカーソルをドラッグします。 参加者の境界線が太くなり、色がグレーに変わって、サービス・ポイントを追加できることを示します。次の表に、サービス・ポイントを追加できる場合とできない場合の、ダイアグラム要素の表示を示します。
    ドロップできない ドロップできる
  5. ウィンドウで、「既存の要素を選択」をクリックし、InvoicingService サービス・インターフェースをそのタイプに指定します。
  6. サービス・ポイントに「invoicing」という名前を付けます。 Invoicer 参加者は、次の図のように表示されます。

Shipper 参加者の作成

Shipper 参加者は、shipping サービスを提供します。
Shipper 参加者を作成するには、以下のようにします。
  1. パレットで、「参加者」をクリックし、ダイアグラムにカーソルをドラッグして、参加者に「Shipper」という名前を付けます。
  2. ダイアグラム・エディターで、参加者を右クリックし、「フィルター」 > 「外部ビューの表示」とクリックします。
  3. パレットで、「サービス・ポイント」をクリックし、Shipper 参加者の境界線にカーソルをドラッグします。
  4. ウィンドウで、「既存の要素を選択」をクリックし、ShippingService サービス・インターフェースをそのタイプに指定します。
  5. サービス・ポイントに「shipping」という名前を付けます。
Shipper 参加者は、次の図のように表示されます。

Scheduler 参加者の作成

Scheduler 参加者は、scheduling サービスを提供します。
Scheduler 参加者を作成するには、以下のようにします。
  1. パレットで、「参加者」をクリックし、ダイアグラムにカーソルをドラッグして、参加者に「Scheduler」という名前を付けます。
  2. ダイアグラム・エディターで、参加者を右クリックし、「フィルター」 > 「外部ビューの表示」とクリックします。
  3. パレットで、「サービス・ポイント」をクリックし、Scheduler 参加者の境界線にカーソルをドラッグします。
  4. ウィンドウで、「既存の要素を選択」をクリックし、SchedulingService サービス・インターフェースをそのタイプに指定します。
  5. サービス・ポイントに「scheduling」という名前を付けます。
Scheduler 参加者は、次の図のように表示されます。

OrderProcessor 参加者の作成

OrderProcessor 参加者は、purchasing サービスを提供し、他の参加者を使用して作業を行わせます。
OrderProcessor 参加者を作成するには、以下のようにします。
  1. パレットで、「参加者」をクリックし、ダイアグラムにカーソルをドラッグして、参加者に「OrderProcessor」という名前を付けます。
  2. ダイアグラム・エディターで、参加者を右クリックし、「フィルター」 > 「外部ビューの表示」とクリックします。
  3. パレットで、「サービス・ポイント」をクリックし、OrderProcessor 参加者の境界線にカーソルをドラッグします。
  4. ウィンドウで、「既存の要素を選択」をクリックし、PurchasingService サービス・インターフェースをそのタイプに指定します。
  5. サービス・ポイントに「purchasing」という名前を付けます。
  6. パレットで、「サービス・ポイント」の近くをクリックし、「要求ポイント」をクリックします。
  7. パレットで、「要求ポイント」をクリックし、OrderProcessor 参加者の境界線にカーソルをドラッグします。
  8. ウィンドウで、「既存の要素を選択」をクリックし、InvoicingService サービス・インターフェースをそのタイプに指定します。
  9. 要求ポイントに「invoicing」という名前を付けます。
  10. ステップ 5 からステップ 9 を繰り返し、次の要求ポイントを作成します。
    • shipping」という名前の要求ポイントで、タイプが ShippingService インターフェースであるもの。
    • Scheduling」という要求ポイントで、タイプが SchedulingService インターフェースであるもの。
OrderProcessor 参加者は、次の図のように表示されます。

participants メイン・ダイアグラムを保存して閉じます。

演習のチェックポイント

アプリケーションと対話する参加者を作成しました。
次の演習では、完成したアプリケーションのアーキテクチャーを設定します。
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