変換でのマッピング・モデルの管理

変換を構成してマッピング・モデルを作成すると、変換で Java™ クラスにコードを追加して、マッピング・モデルを作成したり、マッピング・モデルから情報を抽出したり、変換コンテキストが含むマッピング・パラメーターを検証したりすることができます。
始める前に
現在のワークスペースに、以下の項目を含む Eclipse プラグインが含まれている必要があります。 変換は、マッピング・モデルの作成をサポートするように構成されていなければならず、また、変換コンテキストにマッピング・パラメーターが含まれている必要があります。 通常、変換のユーザーは、変換構成エディターの「マッピング」タブで、マッピング・パラメーターを指定します。
このタスクについて
変換コンテキストのマッピング・パラメーターは、マッピング・モードを決定します。 変換で実行する必要がある以下のような マッピング・モデル・アクションがある場合は、マッピング・モードでその種類を指定します。
  • マッピング・モデルの作成または更新
  • マップされたオブジェクト名のマッピング・モデルからの抽出

マッピング・モデルを管理するには、以下のようにします。

  1. ナビゲーション・ビューの変換プロジェクトで 、マッピング・モードを決定するメソッドの追加先となる Java ファイルを開きます。
  2. マッピング・モードを決定するには 、以下の例にあるように com.ibm.xtools.transform.uml2.mapping.MappingModeUtility という名前のクラスでメソッドを起動します。
    if (MappingModeUtility.isNoMappingMode(context)) {
    	// マッピング・モデル機能を使用不可にした状態で変換を実行します。
    }
    else if (MappingModeUtility.isAMappingModelWritingMode(context) {
    	// マッピング・モデルを作成または更新します。
    }
    else  if (MappingModeUtility.isUsesMappingMode(context) {
    	// マップされたオブジェクト名をマッピング・モデルから抽出します。
    }
  3. 以下の表にあるアクションのいずれかを実行するには 、ステップ 2 で示した コード・フラグメントに、該当するメソッド呼び出しを追加します。 変換がソース・オブジェクトを変換する方法によっては、これらのメソッド呼び出しの間に追加のコードを挿入する場合があります。
    アクション 呼び出すメソッド
    マッピング・モデルの作成または更新
    • initialize(ITransformContext)
    • populateMappingModel(List, ITransformContext) または populateMappingModel(NamedElement, ITransformContext)
    • terminate(ITransformContext)
    ヒント: プラットフォーム固有の命名規則に従う成果物をマッピング・モデルで生成する必要がある場合は、変換文書にこの命名規則を指定できます。プラグイン・マニフェスト・ファイルで、Transformation 要素の document 属性によって変換文書の場所を指定します。
    マップされたオブジェクト名のマッピング・モデルからの抽出
    • initialize(ITransformContext)
    • getFilename(NamedElement, ITransformContext, Character) または getFilenameIgnoringParent(NamedElement, ITransformContext) の 1 つ以上の呼び出し
    • terminate(ITransformContext)
    変換コンテキストのマッピング・パラメーターの検証 validateContext(ITransformationDescriptor descriptor, ITransformContext context) という名前の 変換プロバイダー・クラスのメソッドからの validateContext(ITransformContext) メソッドの呼び出し
  4. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
  5. 「プロジェクト」 > 「プロジェクトのビルド」とクリックします。

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