変換の拡張でプロパティーを作成する

変換の拡張の振る舞いを洗練させるプロパティーを作成することができます。 規則、抽出、および変換式とは異なり、変換の拡張プロパティーは、ターゲット変換に関連付ける必要がありません。 コア変換機能は、変換の拡張のプロパティーとターゲット変換式のプロパティーとを区別しません。
始める前に
変換の拡張のプラグイン・マニフェスト・ファイルを開く必要があります。 マニフェスト・ファイルに、TransformationExtension 要素が含まれている必要があります。
このタスクについて
作成したプロパティーがターゲット変換にすでに存在している場合は、以下のイベントが発生します。
  • ターゲット変換のプロパティーが読み取り可能かつ書き込み可能の場合、変換の拡張で作成されたプロパティーは、ターゲット変換のデフォルト値をオーバーライドします。
  • ターゲット変換のプロパティーが読み取り専用の場合、コア変換機能は、作成されたプロパティーを無視します。

プロパティーを変換の拡張に追加するには、以下のようにします。

  1. マニフェスト・エディターの「拡張」タブで 、TransformationExtension 要素を右クリックしてから 、「新規」 > 「プロパティー」とクリックします。
  2. 「拡張要素詳細」領域で、以下のフィールドに値を入力します。
    ヒント: 「拡張要素詳細」領域のフィールドについて詳しくは、マウス・ポインターを名前の上に置き、ヘルプを表示してください。
    • 「名前」フィールドに、このプロパティーを認識できるようにする名前を指定します。
    • 「ID」フィールドに、プロパティーの固有 ID を指定します。 この値は、ターゲット変換内で固有である必要があります。 命名規則 x.y (x は変換の拡張の名前を表し、y はプロパティーの名前を表します) に従った ID を指定する必要があります。
    • この領域の残りのプロパティーに値を指定します。
  3. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
タスクの結果

作成したプロパティーごとに、Property 要素 が TransformationExtension 要素の階層に追加されます。

注: ITransformationProperty インターフェースのメソッドを呼び出すことで、プロパティーに関する情報を取得できます。 このインターフェースのメソッドは、変換プロパティーの値およびメタデータを抽出します。 getMetatypeData メソッドを使用してプロパティー値の元になっているメタタイプ・データを抽出した場合、プロパティー値を検証するには、アプリケーション・コードを指定して、このメソッドが戻す文字列を解析します。 カスタム・プロパティーの値を取得する方法について詳しくは 、ITransformationProperty クラスの Javadoc HTML 文書を参照してください。

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