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演習 2: マッピング・プロジェクトの検査

マッピング・プロジェクトを作成した後で、「パッケージ・エクスプローラー」ビューを使用してプロジェクトの構造を検査することができます。

マッピング・プロジェクトの内容を検査するには、以下のとおりに実行します。

  1. パッケージ・エクスプローラー」ビューで、「Generalize Classes」マッピング・プロジェクトを展開し、生成されるファイルを確認します。
  2. model フォルダーにナビゲートします。変換マッピング・プロジェクトと同じ名前を持つマッピング・モデルが、このフォルダーにどのように含まれているかに注意します。ファイルには .mapping というファイル名拡張子も付いています。1 つのマッピング・プロジェクトに複数のマッピング・モデルが含まれている場合があります。 このチュートリアルでは後で、このマッピング・モデルにマッピング宣言を追加します。

    マッピング・モデル (マッピング・ファイルともいう) は、 Eclipse モデリング・フレームワーク (EMF) のメタモデル (Ecore モデルともいう) のインスタンスで、 この中には、マップしているメタモデルへの参照が含まれます。 マッピング・プロジェクトの作成時に、 オーサリング・ツールは、ユーザーが指定する入出力モデル (複数可) を使用して、プロジェクトにマッピング・モデルを作成します。 マッピング・モデルには、.mapping というファイル名拡張子が付いています。

    マッピング・モデルは、XML ファイルとして保管され、シリアライズされます。 「問題」ビューに、マッピング・モデルに関する詳細なエラー情報が表示されます。 このビューで項目をダブルクリックして、テキスト・エディターでマッピング・モデルを開き、 エラーが含まれている行を表示します。 多くの場合、エディター・エリアでマッピング・モデルを表示してトラブルシューティングするよりも、 このような方法でトラブルシューティングするほうが簡単です。

  3. パッケージ・エクスプローラー」ビューで、src フォルダーを展開します。 generalize_classes.transforms フォルダーには、生成された変換のソース・コードが含まれています。 この時点では、MainTransform というデフォルトの変換が 1 つだけ存在しています。このチュートリアルでは後で、マッピング宣言を作成し、変換ソース・コードを再生成します。 変換オーサリング・フレームワークは、マッピング・モデルのマッピング宣言ごとに、 nTransform という名前の Java™ クラスを生成します。 この場合、n は、マッピング宣言の名前を表します。 これらの Java クラスがまとまって、 変換コードを構成します。
  4. パッケージ・エクスプローラー」ビューで、model フォルダーにあるマッピング・モデルをダブルクリックします。 変換マッピング・エディターが開きます。これによってマッピング宣言を作成でき、それぞれのマッピング宣言でマッピング規則を詳細化できます。 これらのタスクは、このモジュールのこの後の演習で行います。