ダイアグラミングの手法とダイアグラミングの支援

ダイアグラミングの支援は、コンテキスト・ヘルプ、 ダイアグラム・アシスト、またはコンテンツ・アシストから使用することができます。 コンテキスト依存の支援により、作業が軽減され、正しいダイアグラミング手法を推進することができます。

IBM® Rational® モデリング製品には、ダイアグラム・アシスト、アクション・ツールバー、 コネクター・ハンドル、コンテンツ・アシストなど、UML ダイアグラムを作成する場合に役立つコンテキスト依存のツールが用意されています。

ダイアグラム・アシスト

ダイアグラム・アシスト機能は、 わずかなキー・ストロークとマウス操作により、複雑な UML ダイアグラムを短時間で作成することを支援します。 UML ダイアグラムを作成する際に、ダイアグラム・アシスト機能は、 シンプルだけれども非常に強力なコンテキスト依存のユーザー・インターフェースを形成するビジュアルなキューを使って、指示を出します。 このシンプルなユーザー・インターフェースは、ファイル・メニューやパレットなど、 従来のユーザー・インターフェースの要素を取り除くことができるようにすることで、 画面の有効サイズを拡大することができます。

アクション・ツールバー

アクション・ツールバーは、 ダイアグラム内のあるスポットにカーソルを置くと、ダイアグラム・エディターに表示されます。 このアクション・ツールバーは、現行ダイアグラムのコンテキストに固有の要素セットのみへのアクセスを提供する、 移動ツールバーです。 例えば、クラス図の上にカーソルを置くと、クラス、列挙、成果物、シグナル、ステレオタイプ・クラス、 インターフェース、またはパッケージを追加できるアクション・ツールバーが表示されます。

コネクター・ハンドル

アクション・バーと同様、 コネクター・ハンドルは、ダイアグラム内の UML 要素にカーソルを置くと表示されます。 コネクター・ハンドルは、矢印で表示され、ダイアグラム内の別の要素までドラッグして関係を作成することができます。 コネクター・ハンドルを使用して、2 つの UML 要素間の関係をモデル化したり、 新しい UML 要素との関係を作成したりすることができます。

コンテンツ・アシスト

コンテンツ・アシストは、組み込みの Eclipse モデリング援助機能で、 コードの入力時に候補を示し、有効なコード・リストを表示して、コードの完成を支援します。 コンテンツ・アシストを使用して、クラス図内のプロパティー・タイプやメソッド・シグニチャーを編集することもできます。 プロパティーの名前の入力後にコロン (:) を入力すると、有効なすべての戻り値タイプのリストが表示されます。 リストで項目を選択するには、スクロール・バーを使用して値のタイプを表示し、 戻りタイプをダブルクリックしてシグニチャーを完成させます。


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