パターン・パラメーターの依存関係は、2 つのパラメーター間でのみ作成されます。 「パターン・オーサリング」ビューでは、 1 つのパラメーターにつき複数のサプライヤー・パラメーターやクライアント・パラメーターを入力することができますが、 これにより、指定されたパラメーターのペアごとに複数のパラメーターの依存関係が生成されます。 例えば、編集対象のパラメーターの名前が "A" で、 "X" と "Y" がサプライヤー・パラメーターの場合、 パラメーター "A" には 2 つのパラメーターの依存関係が付加されます。 各パラメーターに依存関係を持たせるのは、関連するサプライヤー・パラメーターが変更されたときに通知を受けるためです。 "A" に付加された一方のパラメーターの依存関係は、 "X" が変更されたときに更新され、 同じ "A" に付加されたもう一方のパラメーターの依存関係は、"Y" が変更されたときに更新されます。
パラメーター依存が追加されると、フレームワークはホット・スポット として知られる更新メソッドを、指定されたクライアント・パラメーターのクラスに挿入します。 パターン作成者は、Java™ コードを更新メソッドに追加して、設計の必要に基づいた部分または遅延拡張の振る舞いを提供します。
パターン作成者は、所定のパラメーターの引数の状態変更が別のパラメーターの引数に影響する場合にパラメーターの依存関係を定義します。 例えば、あるパラメーターが、バインドされた新しい引数を取得した場合、 別のパラメーターの引数は、この新規バインディングを考慮するためにその状態を更新する必要があります。
パターン・オーサリング (Pattern Authoring)」ビューを使用してパラメーター依存を追加するかまたは編集します。