モデルからモデルへの変換でプロパティーを作成する

モデルからモデルへの変換を含む Eclipse プラグインに変換プロパティーを作成することができます。 変換プロパティーは、変換が生成する出力を洗練させます。 変換構成を作成または編集する際に、このようなプロパティーの値を指定できます。
始める前に
プラグイン・マニフェスト・ファイルをマニフェスト・エディターで開いておく必要があります。マニフェスト・ファイルに、変換プロバイダー拡張ポイントのインスタンス、変換プロバイダー要素、および変換が含まれている必要があります。
このタスクについて
変換プロパティーを作成するには、以下のようにします。
  1. プラグイン・マニフェスト・エディターの「拡張」タブで 、「com.ibm.xtools.transform.core.transformationProviders」を展開し、該当する TransformationProvider 要素を展開して、プロパティーの 追加先となる Transformation 要素を右クリックします。次に 「新規」 > 「プロパティー」とクリックします。
    注: また、Transformation 要素をクリックして「編集」をクリックすることでも、変換プロパティーを作成できます。「変換オーサリング」 ウィザードの「新規変換」ページにある「プロパティー」テーブルで 、「挿入」をクリックしてテーブルの列に値を指定します。 プロパティーを削除するには、「プロパティー」テーブルの行をクリックして「削除」をクリックします。
  2. プラグイン・マニフェスト・エディター の「拡張」タブに ある「拡張要素詳細」領域で 、「名前」フィールドに、このプロパティーを認識できるようにする名前を指定します。
    ヒント: 「拡張要素詳細」領域のフィールドについて詳しくは、マウス・ポインターを名前の上に置き、ヘルプを表示してください。
  3. 「拡張要素詳細」領域 の「ID」フィールドで、プロパティーの固有 ID を指定します。 この値は、変換内で固有である必要があります。 命名規則 x.y (x は変換の名前を表し、y はプロパティーの名前を表します) に従う ID を指定する必要があります。
  4. オプション: プロパティーに関する追加情報を指定します。 例として、「メタタイプ」フィールドに、プロパティーのタイプを指定する場合を考えます。 例えば、タイプが String で最大長が 3 文字のプロパティーを作成する場合では、以下の値を指定します。
    • 「メタタイプ」フィールドに 「String」と入力します。
    • 「メタタイプ・データ (metatypeData)」フィールドに 「maxLength=3」と入力します。
  5. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
タスクの結果
プロパティー要素がプラグイン・マニフェスト・ファイルに作成されます。 次回に変換構成の作成または編集を行う際に、新規プロパティーが、「新規変換構成」ウィザードの「プロパティー」ページまたは変換構成エディターに表示されます。 ITransformationProperty インターフェースのメソッドを呼び出すことで、プロパティーに関する情報を取得できます。 このインターフェースのメソッドは、変換プロパティーの値およびメタデータを抽出します。 getMetatypeData メソッドを使用してプロパティー値の元になっているメタタイプ・データを抽出した場合、プロパティー値を検証するには、アプリケーション・コードを指定して、このメソッドが戻す文字列を解析します。 カスタム・プロパティーの値を取得する方法について詳しくは 、ITransformationProperty クラスの Javadoc HTML 文書を参照してください。
例えば、 名前が「My String Property」で最大長 3 文字の String プロパティーを作成するには、プラグイン・マニフェスト・エディターの「拡張」タブ にある「拡張要素詳細」領域で、以下の値を指定します。
plugin.properties ファイルに以下の行を追加して %MyNewPropertyName 変数に値を割り当てます。
MyNewPropertyName=My String Property
次のタスク
注: 変換付きプラグインのテンプレートを使用して新規プラグインを作成した場合は、「変換オーサリング」ウィザードの「新規変換」ページで、 この情報を指定することができます。
注: Eclipse 文書または開発者ガイドへのリンクなどの、いくつかの情報は製品ヘルプ内のトピックからのみ使用可能です。

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