パターンの作成者は、1 つ以上のパターンをパターン・ライブラリーに追加できます。パターンは、パターン・プラグインにそのライブラリーを含めた状態でしか配布できません。
始める前に
以下のステップを実行する前に、パターン・ライブラリーを作成する必要があります。
このタスクについて
「新規パターン」ウィザードを使用すると、
パターンのプロパティーを定義し、そのすべてのテンプレート・パラメーターを追加することができます。
パターンをライブラリーに追加したら、パターンのプロパティーを変更し、
そのパラメーターを追加、再定義または削除することができます。
これらのステップの多くはオプションです。
デフォルトをすべて受け入れることにより、シンプル・パターンを作成できます。
パターンとそのパラメーターをパターン・ライブラリーに追加するには、
以下のようにします。
- 「パターン・オーサリング」ビューで、
ライブラリー・ノードを右クリックして、「新規パターン」をクリックします。 「新規パターン」ウィンドウが開きます。
- 以下のステップを実行して、基本パターン・プロパティーを定義します。
- 「パターン名」フィールドにパターンの名前を入力します。 これは、パターンを識別するために「パターン・エクスプローラー」ビューにリストされる名前です。
- 生成されたクラスとパッケージ名を、パターン名から生成されたとおりに受け入れるか、
「クラス名 (Class Name)」および「パッケージ」フィールドでそれらを変更します。
- 「パターン・タイプ」リストから、作成するパターンのタイプ
(「クラス」、「コラボレーション」、
または「パッケージ」) を選択します。
- 「一般」ページの「ターゲット・タイプ」フィールドで、
パターンのタイプ (「パッケージ」、「コラボレーション」、
または「クラス」) を選択します。
- 「グループ」フィールドの隣の「追加」ボタンをクリックして、
「グループの追加」ウィンドウを開き、パターンにグループ名を追加します。 パターンは、少なくとも 1 つのグループに割り当てる必要がありますが、
複数のパターンに割り当てることができます。
パターンは、すべて「パターン・エクスプローラー」ビューにグループでリストされます。
デフォルト・グループの「その他のパターン」は削除してかまいません。
- 「バージョン」フィールドで、バージョン番号を変更します。 番号は、major.minor.service
という書式にする必要があります。
ここで、major、minor、および service は整数です。パターン・ライブラリーに関連付けられたプロファイルは、この時点でタイプが使用可能になります。
例えば、2 つのステレオタイプと 1 つの列挙が、パターン・ライブラリーに関連付けられた UML プロファイルで定義されている場合、これらのタイプは、ここでパラメーター・タイプを選択する際の有効な選択肢となります。
- 「詳細」タブを開いて、
「新規パターン」ウィザードの「詳細」ページを開きます。
- 「作成者」フィールドに名前を入力します。
- 「簡単な説明」フィールドにパターンの概要を入力します。 この簡単な説明は、
「パターン・エクスプローラー」ビューの「簡単な説明」ページに表示されます。
- 「キーワード」フィールドの隣の「追加」ボタンをクリックして、
パターンのキーワードを追加します。 固有のパターンとの一致を見付けるために、
パターンの適用者が使用するキーワードを追加します。
説明や名前などのプロパティーの内容を複写しなくてもすむように、
パターン内のメタファイルについても、一致を見付けます。クライアント・パラメーターは依存パラメーターであり、サプライヤー・パラメーターも依存関係パラメーターとされています。
サプライヤー・パラメーターは、実行時に値が変更されると、クライアント・パラメーターにそのことを通知します。
- 以下のステップを実行して、パラメーターを追加します。
- 「一般」タブをクリックして、
「新規パターン」ウィザードの「一般」ページに戻ります。
- 「パラメーター」フィールドの隣の「追加」ボタンをクリックして、
「新規パターン・パラメーター」ウィザードの「一般」ページを表示します。 ウィザードを完了した後は、
いつでもパラメーターを追加または変更することができます。
- 「名前」フィールドにパラメーターの名前を入力します。 クラス名は、自動的にパラメーター名から派生します。
- クラス名を生成されたとおりに受け入れるか、
「クラス名」フィールドでそれを変更します。
- パターンの適用者がパターンの引数を指定するのに役立つパラメーターの簡単な説明を入力します。 この説明は、パターンの適用者がダイアグラム・エディター内のテンプレート・パラメーター上を移動するときに、
「パターン・エクスプローラー」ビューの「簡単な説明」ページに、
吹き出しヘルプとして表示されます。
- 「タイプ」フィールドで、
パラメーターのタイプとしてデフォルトの UML タイプである「クラス」を受け入れるか、
「参照」をクリックして別の UML タイプを選択します。
- 「許容されるサブタイプ」フィールドが使用可能である場合は、
デフォルトを受け入れて、考えられる引数の種類としてパターンの適用者がすべてのサブタイプを使用可能できるようにするか、
「参照」をクリックして、限定されたサブタイプのセットを選択します。
- 引数名を入力することによって引数を指定または作成できるようにする、
「引数値のテキスト項目を許可する」チェック・ボックスを受け入れるか、クリアします。
注: 複数のサブタイプ・オプションで作成したパラメーターの場合、
適用者が入力したテキストのパターンから作成されたサブタイプは、パラメーターの更新メソッド
で提供したコードが制御しています。
このコードを提供していない場合、許容されるサブタイプのリストにあるデフォルトのサブタイプが選択されます。
- パターンの最初のパラメーターを追加する場合、
またはパラメーターの依存関係を追加しない場合は、ステップ 3.k に進みます。
依存関係を追加するには、
「パラメーターの依存」タブをクリックしてください。
- 「パラメーターの依存」ページの 「既存のパラメーター」フィールドで、
1 つ以上のパラメーター名をクリックしてから、右矢印ボタンをクリックして、
「クライアント・パラメーター」フィールドまたは「サプライヤー・パラメーター」フィールドにパラメーター名を入れます。 別のパラメーターをクライアント・パラメーターまたはサプライヤー・パラメーターとして割り当てると、
追加するパラメーターと相反する割り当てが動的に追加されます。
したがって、既存のパラメーターを「サプライヤー・パラメーター」フィールド内に移動すると、
追加するパラメーターにクライアントの役割が割り当てられます。
- 「OK」をクリックして「新規パターン」ウィザードに戻ります。
- さらにパラメーターを追加するには、ステップ 3.b から 3.kを繰り返してください。
- 「OK」をクリックして「新規パターン」ウィザードを閉じ、
パターンの追加を完了します。
タスクの結果
新規パターンがノードとして
「パターン・オーサリング」ビュー内のパターン・ライブラリーに追加され、サポートするパターン・アセットの RAS メタファイルおよびパターンと各パラメーターの両方の Java™ クラスが作成されます。