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演習 4: 変換の実行

この演習では、ランタイム・ワークベンチで変換を実行する方法を示します。 変換構成を適用すると、変換のインスタンスが作成され、 その変換構成で指定したプロパティーを使用してその変換が実行されます。

変換を実行すると、一時モデルが作成され、このモデルと、変換構成に指定したターゲット・モデルとが比較されます。 この 2 つのモデル間の差異が「マージ」ウィンドウに表示されます。

変換の実行とマージ戦略の指定について詳しくは、後述の関連トピックを参照してください。

Generalize_Classes 変換を呼び出す変換構成を適用するには、以下のとおりに実行します。

  1. まだ開いていない場合は、ランタイム・ワークベンチの「プロジェクト・エクスプローラー」ビューの「TransformationTest」プロジェクトで、「FirstConfiguration.tc」をダブルクリックします。次に、変換構成エディターの「メイン」ページで、「実行」をクリックします。
    ヒント: TransformationTest プロジェクトで、 「FirstConfiguration.tc」を右クリックし、 「変換」 > 「Generalize Classes 変換 (Generalize Classes Transform)」とクリックする方法もあります。
  2. 変換の実行中に、変換プロバイダーが指定するデフォルトのマージ・オプションに基づいて、 ターゲット・モデルのファイルに対する変更を受け入れるようにプロンプトが出される場合があります。 「OK」をクリックします。
  3. 表示されるメッセージに対し、「OK」をクリックします。
  4. マージ」ウィンドウで、ターゲット・モデルに対する提案された更新を表示し、 チェック・ボックスを選択またはクリアして、提案された変更を受け入れるか、または拒否します。 そして、「OK」をクリックします。
  5. 表示されるメッセージに対し、「OK」をクリックします。
ヒント: 変換を再び実行するには、 「モデリング」 > 「変換」 > 「最後の実行」とクリックします。この変換では、最後に変換を実行したときと同じソース要素が使用されます。

以上で、TargetModel モデル内の変換出力を確認することができます。 下図は、生成された SourceModelTgtModel 出力モデル内の要素のビジュアル表示を示しています。 このモデルには BusinessClasses と呼ばれるパッケージが含まれており、 このパッケージには Employee と呼ばれるクラスと、IEmployee と呼ばれるインターフェースが含まれています。

この図は、1 つ前のパラグラフに記述されている変換出力を示しています。

関連情報:

モデル間変換マッピング・プロジェクトにより生成されたモデルのマージ・サポートの追加 (Adding merge support for models generated by model-to-model transformation mapping projects)

変換の実行および再実行 (Running and rerunning transformations)