移動マッピング規則およびサブマップ・マッピング規則の条件の指定

モデルからモデルへの変換で条件を指定すると 、指定した Java™ コードがブール値 true を戻す場合にのみ、 マッピング規則が入力要素のインスタンスに適用されます。 条件を指定しないと、変換を実行するたびにマッピング規則が適用されます。 Eclipse が提供するオブジェクト制約言語 (OCL) API を使用することで、意味構造の調整を指定できます。
始める前に

マッピング・モデルを開いておく必要があります。 マッピング・モデルのファイル名拡張子は .mapping です。マッピング・モデルには、少なくとも 1 つのマッピング宣言が含まれていなければなりません。、 マッピング宣言には少なくとも 1 つの移動マッピング規則またはサブマップ・マッピング規則が含まれていなければなりません。

このタスクについて
移動マッピング規則またはサブマップ・マッピング規則に条件を指定する手順は、以下のとおりです。
  1. エディター領域にあるマッピング規則を右クリックし、「プロパティーで表示」をクリックします。
  2. 「プロパティー」ビューの「条件」タブをクリックします。
  3. 条件を作成するには、「この変換に条件を適用」チェック・ボックスを選択します。
  4. 条件の実装の詳細を指定するには、以下のいずれかのステップを実行します。
    • 変換の実行時にインラインを実行する Java コードを指定するには、「コード」オプションの下にあるテキスト・エリアで「インライン」をクリックします。 「インライン」ボタンの下にあるテキスト・エリアに Java ソース・コードを指定し、 「適用」をクリックします。 指定したコードは、論理型値を戻さなければなりません。
      ヒント: 有効な変数名のリストを表示するには、 「インライン」ボタンの下にあるテキスト・エリアで、Ctrl + スペースを押します。
    • Java クラス内にあるコードを指定するには、 「外部」をクリックします。 「クラス」フィールドに、 そのコードが含まれている Java クラスを指定します。 「参照」をクリックして、ワークスペースから有効なクラスを選択します。
      注: 指定する Java クラスは、org.eclipse.emf.query.conditions.Condition クラスを拡張するものでなければなりません。 入力要素のインスタンスによって、指定したクラスの isSatisfied() メソッドが呼び出され、 このメソッドによって、論理型値が戻されます。
      ヒント: 条件を実装する Java クラスを作成するには、「新規」をクリックしてから 、「新規 Java クラス」ウィンドウのフィールドを完了させます。
  5. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。

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