Shapes と呼ばれるサンプル・アプリケーションには、二次元と三次元の形状を表すクラスが含まれています。
各二次元クラス (square クラスなど) は shapes2d クラスから継承し、
各三次元クラス (sphere クラスなど) は shapes3d クラスを継承します。
このアプリケーションを実行すると、新規形状のサイズと色を指定するようにプロンプトが出されます。
次に、新規形状情報が「コンソール」ビューに表示されます。
このチュートリアルでは、UML ビジュアル開発ツールを使用して C++ Shapes プロジェクトの階層と構造を表示します。
半径を使用することによって形状の円周を計算して表示する sphere クラスと circle クラスの両方に getCircumference と呼ばれる新規メソッドを追加します。
最後の演習では、UML ビジュアル開発ツールを使用して円錐をプロジェクトに追加しています。
cone クラスは、円錐を表示するために shapes3d クラスから継承します。
学習目標
このチュートリアルでは、UML ビジュアル開発ツールを使用することによって C++ アプリケーションを可視化および拡張する方法を説明しています。
具体的には、このチュートリアルでは、以下のことを実行する方法を示します。
- C++ プロジェクトの階層と構造を可視化する
- C++ アプリケーションを拡張する
- C++ アプリケーションをコンパイルして実行する
所要時間
60 分
スキル・レベル
中級
対象読者
このチュートリアルの対象読者は、UML と基本 C++ の知識を持つ IBM Rational モデリング・ツールの中級ユーザーです。
前提条件
このチュートリアルを完了するためには、
以下の概念に精通している必要があります。
- C++
- 統一モデリング言語 (UML)
- オブジェクト指向 (OO) ソフトウェア・エンジニアリング
- C++ アプリケーションのコンパイルと実行