UML モデルと UML ダイアグラムの設定

UML モデルおよび図の設定の中には、変更可能なものがあります。 デフォルト設定を変更して、 モデル、ダイアグラム、および要素の操作方法や表示方法を、 標準化することができます。
例えば、ダイアグラム要素の全体的な塗りつぶしの色の変更、ダイアグラム・エディターへのグリッドおよびルーラーの適用、および UML 検証機能への特定の制約の定義などを実行できます。 「設定」ウィンドウ内で設定を変更した場合、その変更内容は新規のモデル要素およびダイアグラム要素にのみ影響を与え、既存の要素には影響しません。 以下の表にある設定の説明では、特定のページで使用可能な設定の一部のみを説明しています。 さらに多くの設定も使用可能です。
設定ページ 説明
「Java」 (ルート・ページ) これらの設定は、クラス図のみに適用されます。 UML クラス図での Java™ 分類子の編集を参照してください。
「モデリング」 (ルート・ページ) ダイアグラム要素の全体的な外観の指定、 およびモデル要素およびダイアグラム要素を削除する場合にプロンプトを表示するかどうかの設定が可能です。 モデルを保管して開く場合に、 認識されていないモデル・コンテンツ、 または他のバージョンのモデリング・ツールのモデル・コンテンツについての 管理方法も指定することができます。 「モデリング」ページが基本の設定ページであり、その他のすべてのページはサブページです。
「モデリング」 > 「アクティブ言語」 アクティブ言語を指定して、ユーザー定義の言語を管理できます。
「モデリング」 > 「外観」 ノート、コメント、制約などの、 特定のダイアグラム要素の塗りつぶし色、 および線の色の設定を指定することができます。 さらに、ダイアグラム要素のデフォルトのフォント・タイプと サイズを指定することもできます。 「外観」ページにも、サブページが含まれています。 このサブページで、 コネクター、ルーラー、グリッド、および図形の設定を 指定することができます。
「モデリング」 > 「デフォルト図」 モデルを開く際にダイアグラムを自動的に開くかどうかを制御する設定を指定できます。 また、新しいパッケージにダイアグラムを自動的に作成するかどうか、および作成するダイアグラムのタイプを指定することができます。
「モデリング」 > 「ハーベスティング」 取得プロセスが完了した場合にウィンドウでプロンプトを出すかどうかを指定できます。
「モデリング」 > 「その他」 その他のオプション (UML モデルを編集する際のテキストの表示方法およびコンテンツ・アシストの動作など) に関する設定を指定できます。
「モデリング」 > 「パス・マップ」 パス・マップを作成、編集、および削除することによって、 モデル・ファイルを位置独立にすることができます。 これによって、異なるワークスペース間での、 モデル・ファイルの移動またはコピーが可能になります。
「モデリング」 > 「パターン」 パターン関連のダイアグラム要素の外観を指定し、 特定の「パターン・インスタンス」のポップアップ・メニュー設定を オーバーライドすることができます。
「モデリング」 > 「印刷」 作成する図のページ・サイズ、 余白サイズ、用紙の向き、および計測単位を指定できます。
「モデリング」 > 「プロファイル」 エディターおよびその他のビューでステレオタイプおよびプロファイルを表示する方法を指定できます。 リリースされていないプロファイルを使用しようとする際に警告する設定を指定することもできます。
「モデリング」 > 「照会」 照会を実行および保存する方法を指定できます。
「モデリング」 > 「覚え書」 モデル品質のディメンション、一般のモデリング、および UML 2.1 仕様への準拠に表示される覚え書のタイプを指定できます。
「モデリング」 > 「リソース解決」 リソースを解決する方法を指定できます。
「モデリング」 > 「変換」 コンストラクターやデストラクターなどの、 生成済みの標準操作を指定することができます。 また、UML 要素を置換するときに、 プロンプトを表示するかどうかを制御することもできます。
「モデリング」 > 「UML ダイアグラム 」 エディターがダイアグラムを表示する方法の設定を指定できます。 「UML ダイアグラム」ページの下部で、特定のタイプのダイアグラムに関する設定を指定できます。
「モデリング」 > 「視点」 UML モデルで使用する視点を作成、編集、選択、および削除できます。 視点は、要素の集合であり、これを使用することで、ワークスペース内の UML モデルで作業をするときに、モデルに関連付けられた機能を変更することなく、製品コンポーネントを簡単に使用可能または使用不可に設定することができます。
「モデリング」 > 「視点」 > 「プロジェクト・エクスプローラー」 プロジェクト・エクスプローラー」ビューの ステレオタイプのスタイルや、 モデル間参照およびフィルター済みモデル要素の警告プロンプトを、 指定することができます。 プロパティーを「プロパティー」ビューで抑止するかどうか、 別名を「一般」タブ上で表示するかどうか、などを指定することができます。 ラベルのワークスペース・パスを表示するために指定することもできます。プロジェクト・エクスプローラーでは、論理ビューが表示され、ラベルのモデルおよび要素の物理パスが表示されます。

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