このアーキテクチャーは、モバイル電話と、呼び出しをルーティングする無線ネットワークから構成されます。 次の図は、このアーキテクチャーを示したものです。

詳細な電話モデルは、実世界の携帯電話を基にしています。 このモデルは、スピーカー、ディスプレイ、および キーパッドを使用してユーザーと対話する、電話制御クラスから構成されます。ユーザーが呼び出しをかけると、 無線ネットワーク経由で呼び出しがルーティングされます。 ここでの無線ネットワークとは、無線ネットワークと基地局アーキテクチャーを、一般化した表現です。 無線ネットワークは着信呼び出しを処理し、受信者を見つけ、受信者の電話が使用されていないかどうかを判断し、 その呼び出しをかけます。
携帯電話サンプルは、ユースケースおよびアーキ テクチャーという 2 つのモデルから構成されます。 携帯電話ユースケース・モデルには、ユーザーがどのようにシステムと対話するかを記述する、 ユースケースおよびアクティビティー図が含まれています。携帯電話アー キテクチャー・モデルは、ユースケース・モデルを基に構築され、シーケンス図、ドメイン図、およびシステムの静的な情報と動的な情報をモデリングする状態マシン図を含みます。