Java から UML への変換では、マッピング・モデルを使用して、変換によって生成された UML 要素の該当する名前を判別します。例えば、UML モデルは PackageA を含み、PackageA は Class1 を含む場合を考えてみます。UML から Java への変換にマッピング・モデルを作成する場合、Class1 が MappedClass1 という代替ファイル名を持つように指定できます。UML から Java への変換を実行する場合、PackageA.MappedClass1.java という名前の Java™ ファイルが生成されます。 Java から UML への変換を実行する場合、変換により、Java 要素のオリジナルの UML パスが PackageA.Class1 であると判別され、PackageA という UML パッケージに Class1 という UML クラスが生成されます。
マッピング・モデルで指定する成果物のファイル名が無効な Java ファイル名である場合、変換により、Java コード要素の作成時にそのファイルの名前が変更されます。例えば、マッピング・モデルが MappedClass1 ではなく、「Mapped Class1」という代替ファイル名を指定する場合、変換によって Mapped_Class1.java という名前の Java ファイルが生成されます。変換は、これらの変更記録を保持しないので、Java から UML への変換では、Mapped_Class1 ファイルはオリジナルの UML 要素にマップされません。この例では、Java から UML への変換で、Mapped_Class1 Java ソース・オブジェクトが、Class1 ではなく、Mapped_Class1 という名前の UML クラスに変換されます。