DPTK と JET の違い

Design Pattern Toolkit (DPTK) タグと JET タグは、JET タグが名前空間に属し、 名前空間の接頭部を持つという点が異なります。

JET は、DPTK ノード言語ではなく XPath 式を使用します。 JET タグは、オブジェクトまたは値のコレクションを戻す XPath 式を表すために select 属性を使用し、 ブール値の結果が戻ることが予期される XPath 式には test 属性を使用します。 DPTK は、通常 node または nodes 属性をこの用途に 使用します。 JET は、変数を定義するタグには一貫して var 属性を使用します。 DPTK は、通常 name を使用しますが、他の文脈で使用することもあります。 変数の定義に useName を使用することもあります。

JET には、以下の 4 つの標準タグ・ライブラリーがあります。
  • 一般テンプレートおよび変換制御のためのコントロール・タグ。デフォルトのタグ接頭部は、「c」です。
  • Eclipse 成果物を作成するワークスペース・タグ。デフォルトのタグ接頭部は、「ws」です。
  • Eclipse Java™ 成果物を作成および操作する Java タグ。 デフォルトのタグ接頭部は、「java」です。
  • テンプレート・コンテンツをフォーマットするフォーマット・タグ。デフォルトのタグ接頭部は、「f」です。

DPTK .pattern ファイルは、パターン・メタデータを提供します。 JET では、メタデータは、META-INF/MANIFEST.MF ファイルおよび plugin.xml ファイルに保管されます。 これらのファイルのいずれかをオープンすると、標準 Eclipse プラグインのマニフェスト・エディターが開きます。 このエディターを使用すると、.pattern ファイルに含まれている情報よりも多くの情報を編集することができます。 .pattern ファイルにある情報に相当する情報は、「概要」および「拡張」タブにあります。

「概要」タブでは、バージョン番号と記述名だけでなく、JET 変換の固有の ID を定義することができます。 下にある画面捕そくの丸で囲まれたフィールドが、これらの値を決定します。 「プロバイダー」フィールドを使用すると、変換に組織名を挿入することができます。

プラグインのマニフェスト・エディターの概要の「概要」タブ

属性値の例へのモデリング参照の埋め込み

XPath 式を予期しないタグ属性において、XPath 式を中括弧「{」と「}」で囲むことによってインクルードすることができます。
  • 例えば、DPTK に次のような記述があるとします。
    <start resource="%foo(name)%.txt" .../>
  • この例は、JET では次のようになります。
    <ws:file path="{$foo/@name}.txt .../>
関連タスク
Rational モデリング製品への DPTK 互換性のインストール
JET プロジェクト・フォーマットへのマイグレーション
DPTK タグから JET タグへのマイグレーション
JET 変換の実行
デプロイ可能な JET 変換のエクスポート
デプロイ可能な JET 変換プラグインの使用
関連資料
DPTK タグに対応する JET タグ

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