Rational UML モデリング製品に用意された共通拡張性 API を使用することで、クライアントが、UML モデルに対してライフ・サイクルの変更をプログラマチックに実行できるようになります。
バージョン 7 の UML モデリング製品の開発フェーズにおいて、基礎となるコードに数多くの構造上の変更が行われたため、拡張性 API に大きな変更点が発生しています。
最も注目すべき変更点としては、次のものがあります。
- Rational 製品プラットフォームの一部のプラグインは Eclipse オープン・ソースに移行したため、名前空間の変更が必要になりました。
- UML2 2.1 仕様を反映するように Eclipse UML2 API が変更されました。
前のバージョンの Rational UML モデリング製品における UML2 API は、UML2 1.0 仕様に基づいていました。
注: UML2 という用語は、UML 2.0 仕様のドラフト・リリースを表しています。
現在、本製品には初期の UML2 仕様に基づいた API は含まれていません。
UML2 を使用するすべてのクライアント・コードを、新しい 2.1 API にマイグレーションする必要があります。
オープン・ソースに移行した Rational 製品プラットフォームのプラグインは、2 つの新しいオープン・ソース・プロジェクトである Eclipse グラフィカル・モデリング・フレームワーク (GMF) プロジェクトと
Eclipse モデリング・フレームワーク・テクノロジー (EMFT) プロジェクトに含まれています。
こうした変更の結果、UML モデリングおよびドメイン固有のモデリングで使用可能な共通 API が増えました。
最終仕様を反映するために UML2 API に変更が行われたほか、UML2 のクラスに数多くの便利なメソッドが追加されました。