変換構成は、ファイル名拡張子 .tc を持ち、変換が予想通りの出力を生成するために使用する情報が含まれます。また、変換構成には、 特定のタイプの変換に固有の情報も含まれています。既存の変換構成を編集するには、ワークスペース・リソースを示すビューで変換構成ファイルをダブルクリックし、変換構成エディターを開きます。
変換構成ファイルに関する作業を簡略化するには、変換する要素を含むプロジェクトに構成ファイルを保管します。
UML から XSD への変換を構成するには、以下のようにします。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| ビジュアル・マージ | モデルのマージ時に、ユーザーにプロンプトと 警告ダイアログ・ボックスを表示します。 |
| サイレント・マージ | モデルのマージ時に、プロンプトおよびダイアログ・ボックスを 表示しません。 |
| マージなし: 警告せずにファイルを上書き | 競合しているファイルをすべて自動的に上書きします。 |
| マージなし: ファイルを上書きする前に警告 | 競合しているファイルを上書きする前に、確認のプロンプトが表示されます。 |
| ターゲット・モデルへの新規要素の自動追加 | 確認のプロンプトなしで新規要素が追加されます。このオプションは、ビジュアル・マージ・ オプションが選択されている場合に使用可能です。 |
| ファイルの検証前に変更を保存 | ファイルの検証を許可する前にマージされたモデルを保管することをユーザーに要求します。このオプションは、ビジュアル・マージ・ オプションが選択されている場合に使用可能です。 |
| 保存された変更の自動検証 | マージ済みのモデルが保管されると、このオプションにより「マージ済み結果の検証セッション」ウィンドウが開きます。このオプションは、ビジュアル・マージ・ オプションが選択されている場合に使用可能です。 |
ログ・ファイルは、ソース要素、ターゲット要素、および変換によってソース要素が変換されるときに適用される規則に関する情報を提供します。変換が多数の要素を変換する場合、変換がログ・ファイルを生成している間はパフォーマンスが低下することがあります。そのため、ログ・ファイルを生成するのは、デバッグ目的の場合のみにしてください。
変換の実行時に発生した警告を表示するには、「「レポート」ダイアログ・ボックスに警告を表示」チェック・ボックスを選択します。
デフォルトでは、この変換は、ネストするクラスに関連がある場合に限り、 ネストされるクラスを匿名タイプに変換します。この変換により、すべてのネストされるクラスを匿名に変換し、 生成される XSD タイプが要素 (ネストされるクラスが含む) に対応するように指定できます。
例えば、トップレベルのパッケージ名が com.xyz.test の場合、スキーマは com/xyz/test というフォルダー内に生成され、その名前空間は http://test.xyz.com/、Java パッケージ名は com.xyz.test になります。
デフォルトで、この変換は、 ソース・モデルで選択する各パッケージおよびそのコンテンツのスキーマを生成します。UML から XSD への変換では、ネストされたパッケージのスキーマも生成されます。ただし、UML から XSD への (非推奨) 変換では、ネストされたパッケージのスキーマは生成されません。
例えば、ソース・モデル内の開発中のクラスのスキーマを生成しないことを選択できます。この変換は、デフォルトですべてのクラスを処理します。
ターゲット名前空間の値は、http://www.mycompany.com/PurchaseOrder などの文字列にできます。接頭部の値は、po などの文字列にできます。XSD 変換プロファイルの «schema» ステレオタイプをソース・モデル内のパッケージに適用する場合、 ステレオタイプのターゲット名前空間およびターゲット名前空間接頭部プロパティーで値を指定することもできます。«schema» ステレオタイプのターゲット名前空間およびターゲット名前空間接頭部の値は、このタスクで指定するターゲット名前空間のプロパティーを上書きします。
特定のパッケージのターゲット名前空間とターゲット名前空間接頭部を上書きする場合、これらのパッケージに «schema» ステレオタイプを適用し、«schema» ステレオタイプのターゲット名前空間およびターゲット名前空間接頭部プロパティーに異なる値を指定することができます。
スキーマ・ファイルの場所は、ターゲット・コンテナーにある任意のフォルダーにすることができます。ターゲット・コンテナーは「ソースとターゲット」ページで指定します。また、新規フォルダーの追加先のターゲット・コンテナーの下のパスを指定することもできます。新規フォルダーは、変換の完了時に作成されます。