アクションは、他のアクティビティー・ノードとの間の コントロールおよびデータのフローを指定する、 着信および発信アクティビティー・エッジを持ちます。 アクティビティー内のアクションは、 すべての入力条件が満たされると開始されます。入力ピンおよび出力ピンを追加して、 アクションの開始時にアクションとの間で 受け渡しを行う値を指定することができます。 "
各アクションは、その振る舞いを記述する固有名を持ちます。
Rational® UML モデリング製品は、アクティビティー図の作成時に特定のワークフローの説明に使用できる、幾つかの異なるタイプのアクションを提供します。アクションは、「パレット」内で次のグループに編成されています。
| アクションのタイプ | 説明 |
|---|---|
| 不透明なアクション | 不透明なアクションは、実装情報を表すのに使用できるアクションのタイプです。使用する具体的なアクションのタイプを決定する前のプレースホルダー (置き換え)・アクションとして使用することもできます。 |
| 振る舞いの呼び出し | 振る舞いの呼び出しは、 モデル内のその他のアクティビティー、状態マシン、 または相互作用図の中で振る舞いを参照するために使用できる、 アクションのタイプです。 また、未指定の振る舞いの呼び出しをアクティビティー図に追加してから、後でタイプを指定することもできます。 振る舞いの呼び出しは、振る舞いを呼び出す操作を参照するのではなく、 振る舞いを参照します。 入力ピンと出力ピンが、振る舞いの入出力パラメーター用に作成されます。 |
| 操作の呼び出し | 操作の呼び出しは、 モデル内で操作を呼び出すために使用できるアクションです。 参照される操作は、ターゲット・オブジェクトが実行可能な 振る舞いのタイプを定義します (例えば、変換やクエリー)。 それぞれの操作の呼び出しは、参照される操作と同期化される固有名を持ちます。 操作の呼び出しは、以下のピンを含んでいます。
ヒント: <<target>> 入力ピンを、操作の呼び出しの際に使用する「プロパティー」ビューの「拡張」タブにある値ピンに変更すると、定数値を入力として使用できます。
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| 構造化アクティビティー | 構造化アクティビティーは、 アクティビティー・ノードとアクティビティー・エッジの論理グループを作成するために使用できる、 ノードのタイプです。アクティビティー・ノードとエッジを構造化アクティビティーに追加することができます。 ただし、これらのノードとエッジは、 その構造化アクティビティーだけに属することになります。 ほかの構造化アクティビティーに共用されることはありません。 構造化アクティビティーが起動された場合、 すべての入力データが受信されるまで、 その構造化アクティビティー内のアクティビティー・ノードは開始されません。 構造化アクティビティー内のすべてのアクションが実行を終了するまで、 構造化アクティビティーからの出力データは、 アクティビティー内のほかのノードに対しては使用不可であり、 アクティビティーを介したフローは続行されません。 ヒント: 構造化アクティビティー・ノード内のノードおよびエッジのフロー方向を変更するには、そのノードを右クリックして「垂直方向フロー」をクリックします。
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| イベント受理 | イベント受理は、処理中のイベントを表すのに使用できるアクションのタイプです。このアクションのタイプは、特定の条件に一致するイベントが発生するのを待機します。 |
| シグナル送信 | シグナル送信は、入力データからシグナルのインスタンスを作成し、ターゲット・オブジェクトに送信するアクションのタイプです。ターゲット・オブジェクトに送信されると、状態マシン遷移やその他のアクティビティーが呼び出されることがあります。 |