ユースケース図の使用による、システムの振る舞いのモデル化
システムの全体またはある部分の必要な振る舞いを、 ユースケース図を使用して モデル化することができます。
このタスクについて
ユースケース図は、システムの主な機能を記述し、 システムとその外部環境との相互作用 (アクターによって表現されます) を識別します。 人、組織、マシン、または他の外部システムが、アクターとなります。
システムの境界の定義
システム境界は、 システムに対して内部にあるユースケースを、 システム対して外部にあるアクターから分離するために、 ユースケース図に描画できる長方形です。システム境界は、 ダイアグラムにおけるオプションのビジュアル・エイドです。 セマンティック値をモデルに追加することはありません。
ダイアグラムでの関係の指定
UML では、モデル要素間に存在する意味的結合を、関係によって識別します。モデルに関係を追加するには、ダイアグラム・エディターまたは「
プロジェクト・エクスプローラー
」ビューで作業する必要があります。
ユースケースの振る舞いの拡張
UML モデリングにおいてユースケース図を描くときには、 必要以上に詳細を表示せずに、システム またはアプリケーションの本質的な部分とだけ通信します。システムの 複雑さを隠すには、これが一般的に優れたやり方ですが、 詳細を表示する必要が生じる場合もあります。こうした詳細を、個別のユースケースで表し、それを基本のユースケースに接続することができます。 これにより、通常は非表示になる情報を明示することができます。
関連概念
ユースケース図
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