UML から C++ への変換のコード生成設定の指定

UML から C++ への変換出力の設定を指定することができます。 例えば、変換時に、生成されるコードのインクルード・ディレクティブでヘッダー・ファイルの絶対パス名が抑制されるように指定したり、 ヘッダー・ファイルおよびソース・ファイルがターゲット・プロジェクト内の別々のフォルダーに生成されるように指定したりすることができます。

UML から C++ への変換出力の設定を指定するには、以下のようにします。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで変換構成ファイルを右クリックし、「開く」をクリックします。
  2. 「プロパティー」タブをクリックします。
  3. 「プロパティー」ページの「コード生成のプロパティー (Code generation properties)」セクションで、以下の 1 つ以上のステップを実行します。
    • 変換時に、生成されるコードのインクルード・ディレクティブでインクルード・ファイルの絶対パス名が抑制されるように指定するには、 「インクルード・ディレクティブのパス名の抑制」チェック・ボックスを選択します。

      このチェック・ボックスを選択すると、Make ファイルのインクルード・オプションに指定するパス名が暗黙指定されます。 例えば、ヘッダー・ファイルの絶対パス名が Package1/header1.h である場合にこのチェック・ボックスを選択すると、 生成されるインクルード・ディレクティブは #include header1.h になります。 このチェック・ボックスを選択しなかった場合、生成されるインクルード・ディレクティブは #include Package1/header1.h になります。

    • 変換時に、ヘッダー・ファイルおよびソース・ファイルがターゲット・プロジェクト内の別々のフォルダーに生成されるように指定するには、 「ヘッダーとソース・ファイルのフォルダーを個別に作成 (Create separate folders for header and source files)」チェック・ボックスを選択し、「ヘッダー・ファイルのフォルダー (Folder for header files)」フィールドおよび「ソース・ファイルのフォルダー (Folder for source files)」フィールドにフォルダー名を指定します。 ターゲット・プロジェクト内に存在しないフォルダーを指定した場合は、次に変換を実行した際にそれらのフォルダーが作成されます。
      注: 「ヘッダーとソース・ファイルのフォルダーを個別に作成 (Create separate folders for header and source files)」チェック・ボックスを選択する場合は、「インクルード・ディレクティブのパス名の抑制」チェック・ボックスも選択する必要があります。
  4. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
注: 新規の変換構成を作成する場合は、「新規変換構成」ウィザードの「プロパティー」ページでこの情報を指定することができます。

「ヘッダーとソース・ファイルのフォルダーを個別に作成 (Create separate folders for header and source files)」チェック・ボックスを選択して変換を実行すると、ユーザーが指定したソース・ファイルのフォルダーに、ソース UML モデルと同じ階層を使用してファイルが生成されます。 ヘッダー・ファイルのソース・モデルの階層は変換時に保持されません。 例えば、UML モデル内に Package1 というパッケージがあり、そのパッケージ内に Class1 というクラスがあるとします。 生成されるヘッダー・ファイルおよびソース・ファイルのフォルダー名として HeaderFolder および SourceFolder を指定して変換を実行すると、 ターゲット・プロジェクトの HeaderFolder フォルダー構造内に Class1.h というファイルが生成され、ターゲット・プロジェクトの SourceFolder/Package1 フォルダー構造内に Class1.cpp というファイルが生成されます。

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