モデルのモデルへの変換
変換ソース・コードを生成すると、生成されたモデルからモデルへの変換を実行できます。
変換ソース・コードに対する変更内容の保持
生成済み変換ソース・コードの Java™ 要素を変更する場合は、 対応する @generated タグを編集または除去しなければなりません。 @generated タグを編集または除去すると、次回の変換コード生成時まで変更内容が保持されます。
モデルからモデルへの変換出力に対するマージ・オプションの指定
変換によって生成される出力は、既存のモデルと置き換えたりマージしたりできます。 変換を実行する前に作成する変換構成に、マージ・プロパティーを指定しなければなりません。 マージの可用性は、出力メタモデルのマージ戦略の仕様によって決まります。
モデルからモデルへの変換マッピング・プロジェクトで生成されたモデルへのマージ・サポートの追加
変換によって生成されるメタモデルのタイプにマージ・サポートが指定されていない場合、 または、そのタイプのメタモデルに指定されているマージ・サポートをオーバーライドしたい場合は、 マッピング・プロジェクト、あるいはターゲット・メタモデルを定義するプロジェクトに、マージ拡張を指定することができます。
変換出力の他の変換へのリンク
モデルからモデルへの変換と Java エミッター・テンプレート (JET) のモデルからテキストへの変換の組み合わせを作成するために、変換の出力を別の変換にリンクすることができます。 この機能によって、より複雑な変換 (UML から Java への変換など) を作成できます。
モデルからモデルへの変換をテストするランタイム・ワークベンチの構成
ランタイム・ワークベンチを起動して、変換のテストおよびデバッグを行うことができます。 ランタイム・ワークベンチを使用して、変換をテストする前に変換プラグインのパッケージ化が行われないようにすることをお勧めします。
変換構成の作成
変換を実行するために、変換構成を作成することができます。 変換構成には、変換が予想通りの出力を生成するために使用する情報が含まれます。また、変換構成には、 特定のタイプの変換に固有の情報も含まれています。
変換構成の検証
変換構成を検証して、構成内の値が変換に要件に従って有効であることを確認することができます。
変換のデバッグ
変換をデバッグするためには、デバッグ・ログを生成することや、変換実行時に変換コンテキストの内容を表示することなど、さまざまなメカニズムを使用できます。 どのメカニズムを使用できるかは、変換作成者または変換ユーザーの役割によって決定されます。
モデルからモデルへの変換の実行または再実行
変換構成の適用、コマンド行構文の使用、またはアプリケーション・ソース・コードでの変換 API の起動によって、モデルからモデルへの変換を実行できます。
事前に生成されたオブジェクトに対する未解決の参照をモデルからモデルへの変換で管理する
モデルからモデルへの変換を実行する際に、変換は、メタモデルのフィーチャー設定に基づいて、オブジェクトまたは生成済みオブジェクトへの参照のいずれかを生成します。 変換がオブジェクトを生成した場合、変換は、それらのオブジェクトに関する識別情報をハッシュ・マップに記録します。 変換は、ポストプロセッシング中にそのハッシュ・マップに基づいて、オブジェクトへの参照を解決します。 ただし、ハッシュ・マップにある情報が不十分な場合は、参照を管理する必要があります。
相互参照を含むモデルの変換
別のモデルへの参照を含むモデルを変換する場合に、参照先のモデルも変換する場合は、2 つのモデルを同時に変換できます。 同時にモデルを変換すると、出力モデル内の参照は、新しく出力された参照先のモデルを指すようになります。
事前定義された変換のプロパティー
この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。
変換を作成する際に、変換を含むプラグインの plugin.xml ファイルの対応するプロパティーを定義して、プロパティーのフィーチャーや設定された値を使用可能にすることができます。 値が変化する頻度によって、変換アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を使用して、変換コンテキストのプロパティーを更新することもできます。
関連概念
モデルからモデルへの変換オーサリング
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