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演習 5: レポート設計へのグループ化されたデータの追加

この演習では、結合データ・セットの作成方法および、それをレポート設計ファイルに追加する方法について示しています。
このタスクについて
作成する結合データ・セットは、各アクターが参加するユースケースをリストします。

結合データ・セットを作成し、それをレポート設計に追加するには、次のようにします。

  1. 設計を継続するには、レポート設計エディターで「レイアウト」タブをクリックします。
  2. 次のようにして、ビジネス・アクターのデータ・セットを作成します。
    1. 「データ・エクスプローラー」ビューで、「データ・セット」を右クリックして、「新規データ・セット」をクリックします。
    2. データ・セットにビジネス・アクターという名前を付け、「次へ」をクリックし、再び「次へ」をクリックします。
    3. 「行マッピング」ページ上の、「式」フィールド内で、Ctrl + スペースを押して、「getElementsWithStereotype」をダブルクリックします。
    4. 式で、inputXPath//* に置換し、inputStereotypesBusiness Modeling::BusinessActor に置換します。レポートを実行するとき、この式はビジネス・アクターとしてステレオタイプ化されたモデル内のすべての要素を検索します。
    5. 「タイプ」の値を uml:Actor に設定し、ステレオタイプの値を BusinessModeling::BusinessActor に設定します。 そのためには、「参照」の下の下矢印をクリックし、「Sample Business Model.emx」をクリックします。
    6. 「<BusinessActor> Sample Use Case」を選択し、「タイプ」の右矢印 (>) ボタンをクリックし、「ステレオタイプ」の右矢印ボタンをクリックします。
    7. 「次へ」をクリックします。
    8. 「列マッピング」ページの、「参照」の下で、下矢印をクリックし、「uml:Actor」をクリックします。
    9. 構造階層で、「名前」をクリックしてから、右矢印ボタンをクリックします。
    10. 「列照会」表で、「新規列の追加 (Add new column)」をクリックし、新規列に対して、以下の値を割り当てます。
      • 「名前」には、uri と入力します。
      • 「照会」には、getURI(.) と入力します。
      • 「タイプ」には、String を選択します。
      注: モデル要素の URI は固有のものなので、カスタム関数 getURI() はデータ・セットの結合に使用するのに良いキーです。
    11. 「終了」をクリックし、「OK」をクリックします。「データ・セットの編集」ウィンドウが閉じられます。
  3. 次のようにして、ビジネス・ユースケース関連のデータ・セットを作成します。
    1. ビジネス・ユースケース関連という名前の新規データ・セットを作成します。
    2. 「行マッピング」ページで、「関連」の UML メタモデルを参照し、式として //Association を、タイプとして uml:Association を指定します。

      フィールドの右矢印ボタンをクリックして、式およびタイプの値を入力することができます。手動でスラッシュ (//) を追加して、式の項目を編集する必要があります。

      このレポートは、アクターとユースケースの間の関連に焦点を当てています。 各関連には、一方の端にアクターの URI、もう一方の端にユースケースの名前が必要です。 アクターの URI を使用して、このデータ・セットと前のステップで作成したビジネス・アクターのデータ・セットを結合します。

    3. 「次へ」をクリックします。
    4. 「列照会」表で、以下の値を持つ新規列を作成します。
      • 「名前」には、actorURI と入力します。
      • 「照会」には、getURI(oclQuery(endType, "self.oclIsKindOf(uml::Actor)")) と入力します。
      • 「タイプ」には、String を選択します。
    5. 「列照会」表で、以下の値を持つ新規列を作成します。
      • 「名前」には、usecaseName と入力します。
      • 「照会」には、oclQuery(endType, "self.oclIsKindOf(uml::UseCase)")/@name と入力します。
      • 「タイプ」には、String を選択します。
    6. 「終了」をクリックし、「OK」をクリックします。
  4. 次のようにして、アクター関連の結合データ・セットを作成します。
    1. 「データ・エクスプローラー」ビューで、「データ・セット」を右クリックして、「新規結合データ・セット」をクリックします。
    2. データ・セットに Business Actor Associations という名前を付けます。
    3. 左の項目で、Business Actors を選択し、「uri」をクリックします。
    4. 右の項目で、Business Use Case Associations を選択し、「actorURI」をクリックします。
    5. 「左方外部結合」をクリックします。ユースケースと関連がない場合でも、これにはレポートのアクターが含まれています。
    6. 「終了」をクリックし、「OK」をクリックします。
  5. 次のようにして、ビジネス・アクターの表および参加するユースケースをレポートに追加します。
    1. ビジネス・アクターをラベル・テキストとして、レポート設計にラベルを 追加し、レポートのこのレベルのラベルに使用しているスタイルを適用します。
    2. 2 つの列および「Business Actor Associations」をデータ・セットとして、レポート設計に表を追加します。
    3. 表スタイル (上部と下部に 12 ポイントの余白を含む) を表に適用します。
    4. 列ヘッダーのラベルを挿入し、最初の列ヘッダーにアクター名、2 番目にユースケース参加と入力し、列ヘッダーに対して作成したスタイルを適用します。
    5. 「詳細行」を右クリックして、「グループの挿入」をクリックします。
    6. 「名前」フィールドに、actorGroup と入力します。
    7. 「グループ」フィールドで、「Business Actors::uri」を選択します。
    8. 「OK」をクリックします。これにより、グループ・ヘッダー行が表に追加されます。
    9. スタイルを定義し、両方の列のグループ・ヘッダー行にそれを適用します。
    10. 「グループ・ヘッダー行」で、「[Business Actos::uri]」を右クリックし、「削除」をクリックします。
    11. 「データ・エクスプローラー」ビューで、「データ・セット」を展開し、「Business Actor Associations」を展開します。
    12. 「Business Actors::name」を左の列の「グループ・ヘッダー行」にドラッグします。
    13. 「パレット」で、「表」をクリックし、右の列の「詳細行」にカーソルをドラッグします。
    14. 列数を 1 に設定し、「OK」をクリックします。
    15. 「データ・エクスプローラー」ビューの、「Business Actor Associations」の下で、「Business Use Case Associations::usecaseName」をネストされた表の「詳細行」にドラッグします。
    16. ネストされた表のヘッダー行のコンテンツを削除します。
    17. レポート設計ファイルを保存します。
    18. レポートをプレビューします。 「Sample Business Model.emx」インスタンス・モデルからのアクターおよび参加するユースケースが表示されます。 英語で作業している場合、プレビューの外観は、次の図のようになります。
タスクの結果
これで、レポート設計が完了しました。次の演習では、それを使用してターゲット・ケータリング・モデルのレポートを生成します。
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