Rose モデルのインポート・プロセスを開始する前に、Rose モデルのマイグレーションに関する主な制限を理解しておくことが大切です。
Rational Rose® モデル・インポート プロセスには、以下の制限があります。
- Rose モデルをインポートした後、インポートしたモデルの「問題」ビューに数多くのエラー・メッセージ、警告メッセージ、および通知メッセージが表示される可能性があります。
このようなメッセージが出力されるのは、Rose が UML 1.4 を基にしているのに対し、
新規 UML モデリング製品がより新しいバージョンの UML を基にしているからと考えられます。
「問題」ビュー内に表示されるメッセージの多くは、UML 表記における特定の差異と、
Rose モデル要素と新規 UML モデリング製品との間のマッピングを示しています。
- デフォルトの色、フォント、スタイル、および図のレイアウトのルールは、Rose から相当変化しており、意味的に同一でも、ほとんどの図はマイグレーション後に異なって見えます。
- 「Rational Rose モデル・インポート」ウィザードは Rose モデルのみをインポートします。Rational Rose RealTime モデルおよび Rational® XDE® モデルはインポートできません。
Rational XDE モデルをインポートする場合は、Rational モデリング製品のバージョン 7.0.x.x で使用可能な「Rational XDE モデルのインポート」ウィザードを使用します。「Rational XDE モデルのインポート」ウィザードは、新しい Rational モデリング製品 (バージョン番号 v7.5 以降) では表示されません。
- インポート・プロセスは一方向で、いったんインポートしたモデルは Rose に戻せません。
- Rational UML モデリング製品はクロスプラットフォームのインポートはサポートしません。
Windows® バージョンの
Rose で Rose モデルを作成した場合、Linux® バージョンの
新規 UML モデリング製品にインポートすることはできません。