実現関係

UML モデリングにおける実現関係は 2 つのモデル要素間の関係です。 この関係において、あるモデル要素 (クライアント) が、 別のモデル要素 (サプライヤー) が指定した振る舞いを実現します。複数のクライアントによって、 単一のサプライヤーの振る舞いを実現することができます。 クラス図内およびコンポーネント図内で、実現関係を使用することが可能です。

通常、実現関係は名前を持ちません。 実現に名前を付けた場合、 その名前はダイアグラム内の実現コネクターの隣に表示されます。

以下の図にあるように、 実現は、ダイアグラム・エディターに おいて、(振る舞いを実現する) クライアントから (振る舞いを指定する) サプライヤーに向かう、 中空きの矢印を持つ破線で表示されます。

Component2 というコンポーネントは Class3 の振る舞いを実現します。

実現関係を使用すると、以下の状態をモデル化することができます。

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