モデル、ルート・パッケージ、または フラグメントとして Rational Rose サブユニットをインポート

サブユニットを Rational Rose® モデルから Rational® UML モデリング製品にインポートする方法は、いくつかあります。 例えば、サブユニット (.cat および .sub というファイル名拡張子を 持つファイルなど) を独立したモデルやルート・パッケージにインポートし たり、サブユニットをフラグメントとしてインポートしたりすることができます。 1 つ以上の既存のモデリング・プロジェクトから、モデルやパッケージに サブユニットをマップすることもできます。 また、既存のモデリング・プロジェクト内のモデルやルート・パッケージ にサブユニットを再マップすることで、混合した方法を適用することもできます。 サブユニットの一部をモデル、別の一部をルート・パッケージとしてインポー トし、さらにその他のサブユニットをフラグメントとしてインポートすることを選 択できます。 これらのオプションは、「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの、 「Rational Rose モデル・サブユニットの変換」ページで指定します。
始める前に

独立したモデル、ルート・パッケージ、またはフラグメントとして インポートするサブユニットを指定する前に、 「サブユニットをフラグメント、モデル、またはパッケージに変換 (Convert subunits to fragments, models or packages)」 チェック・ボックスを選択する必要があります。 インポートしている Rational Rose モデルがサブユニットを参照している場合に、 このチェック・ボックスが選択されていないと、サブユニットのすべての コンテンツがインポート済みモデル内のパッケージにコピーされます。 必ずしもすべての Rational Rose モデルがサブユニットを含んでいるわけではありません。 モデルにサブユニットが含まれない場合は、「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの 次のページに進みます。

このタスクについて
Rational Rose サブユニットをインポートする手順は、次のとおりです。
  1. サブユニットのインポート方法を決定します。
    • Rose サブユニットを、1 つ以上の既存のモデリング・プロジェクトから 既存のモデルまたはルート・パッケージにマップする場合は、ステップ 2 に 進みます。
    • Rose サブユニットを、独立したモデル、ルート・パッケージ、 またはフラグメントとしてインポートする場合は、ステップ 3 に進みます。
  2. Rose サブユニットを、1 つ以上の既存のモデリング・プロジェクトから 既存のモデルまたはルート・パッケージにマップする場合は、 以下のステップを実行します。
    1. 「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの「Rational Rose モデル・サブユニットの変換」ページで、 「サブユニットの既存モデル/パッケージへのマップ (Map subunits to existing models/packages)」チェック・ボックスを選択します。
    2. ソース・ディレクトリー」フィールドで、1 つ以上の既存のプロジェクトに ナビゲートして選択し、「OK」をクリックします。 再マップするサブユニットは、「サブユニット・リスト」テーブルで、 「変換/共用 (Convert to/Share)」が「共用」に、「共用可能」が 「はい」に設定されて、自動的に更新されます。 共用可能サブユニットにネストされたすべてのサブユニットでは、 「変換/共用 (Convert To/Share)」エリアは変更不可であるため、空で表示されます。 その他の共用できないサブユニットの「変換/共用 (Convert To/Share)」列には、 前の値が保持されています。
    3. サブユニットを共用しない場合は、個々のサブユニットについて 「変換/共用 (Convert To/Share)」オプション (「フラグメント」、 「モデル」、または「パッケージ」) を変更します。 インポート・プロセス完了後、各サブユニットは、指定されたオプションに 基づいて新規フラグメント、モデル、またはルート・パッケージとしてインポートされます。 ネストされているすべてのサブユニットは、自動的に非共用になります。
    4. サブユニットの「共用可能」が「はい」に設定されているが、 「変換/共用 (Convert To/Share)」セクションが「共用」に 設定されていない場合、「変換/共用 (Convert To/Share)」を 「共用」に変更することでサブユニットを共用できます。 共用可能サブユニットにネストされたすべてのサブユニットの「変換/共用 (Convert To/Share)」は、 空で表示されます。このオプションは変更できません。
  3. Rose サブユニットを、独立したモデル、ルート・パッケージ、 またはフラグメントとしてインポートする場合は、以下のステップを実行します。
    1. 「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの「Rational Rose モデル・サブユニットの変換」ページで、 「サブユニットをフラグメント、モデル、またはパッケージに変換 (Convert subunits to fragments, models or packages)」 チェック・ボックスを選択します。 Rational Rose モデルのサブユニットが、サブユニット・リストに表示されます。 このリストを使用して、サブユニットをフラグメント (これは、 Rational Rose のサブ ユニットに類似しています)、独立したモデル、またはルート・パッケージ としてインポートすることを指定できます。
      注: ステップ 3.b3.d、および 3.e は、1 つ以上のサブユニットを モデルまたはルート・パッケージとしてインポートする場合にのみ実行できます。
    2. 新規プロジェクトを指定するか、既存のプロジェクトを参照します。
      注: 新規プロジェクトをデフォルトの場所以外に作成する場合は、 「デフォルトを使用」チェック・ボックスのチェックを外してください。
    3. 「サブユニット・リスト」テーブルでサブユニットの名前を選択し、 次に「変換/共用 (Convert to/Share)」列でサブユニットをフラグメント、 モデル、またはパッケージのいずれとしてインポートするかを指定します。
      注: サブユニットのインポート方法をクイック一括変更するには、 サブユニット・リスト内の任意のサブユニット名を右クリックして、 すべてのサブユニットをフラグメント、モデル、またはパッケージに変換します。 「サブユニットの既存モデル/パッケージへのマップ (Map subunits to existing models/packages)」 オプションを選択している場合、すべての非共用サブユニットをフラグメント、モデル、 またはパッケージに変換することも可能です。
    4. インポートしたサブユニット・モデルまたはルート・パッケージのディレクトリー構造を指定します。 Rational Rose の階層構造を維持する場合は「サブユニット・ディレクトリー構造の使用」をクリックし、 フラット・ディレクトリー構造にする場合は「1 つのディレクトリー内」をクリックします。
    5. インポートしたサブユニット・モデルまたはルート・パッケージの命名 規則を指定します。 Rational Rose のサブユニット・ファイル名を使用する場合は「サブユニット・ファイル名の使用」(例えば、 Analysis_Classes.cat が Analysis_Classes.emx になる) をクリックし、 サブユニットを収容する Rational Rose のパッケージ名を使用する場合は 「サブユニット・パッケージ名の使用」(例えば、Analysis_Artifacts という名前のパッケージ内のサブユニットが、 元のサブユニット・ファイル名を問わず Analysis_Artifacts.emx という名前になる) をクリックします。
      重要: 宛先プロジェクト内に、同じ名前のモデルがある場合、競合が発生しま す。 競合が発生した場合、固有の名前になるように、サブユニット・モデル名に 接尾部 _1 が付けられます。 また、「問題」ビューに警告メッセージが表示されます。 モデル名の競合を回避するには、サブユニットを参照する Rational Rose モデルを インポートする際に「サブユニット・ディレクトリー構造の使用」オプションと 「サブユニット・ファイル名の使用 」オプションを選択します。 競合が発生した場合は、すべての名前の競合を解決してから モデルを再インポートしてください。
    6. 1 つ以上のサブユニットをフラグメントとしてインポートする場合、 フラグメントの命名規則を指定します。 Rational Rose のサ ブユニット・ファイル名を使用する場合は「サブユニット・ファイル名の使用」をクリックし、 サブユニットを収容する Rational Rose のパッケージ名を使用する場合は 「サブユニット・パッケージ名の使用」をクリックします。
    7. ウィザードの「プロパティー・セットのマップ」ページに進むには、 「次へ」をクリックします。

Rational Rose モデルのインポートと、インポート・オプションの指定が完了すると、 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューにモデル、ルート・パッケージ、 およびフラグメントが表示されます。 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューには、 インポートしたサブユニット・モデルへのショートカットも表示されます。 新規ルート・パッケージとしてインポートされたサブユニット、または 既存のルート・パッケージと共用されるサブユニットは、モデル内の 要素のインポートとして参照されます。 Rational Rose サブユニット・モデルを含むすべての Rational Rose モデルやルート・パッケージは、.emx ファイル名拡張子を持つモデル・ファイルに変換され、 フラグメントには .efx ファイル名拡張子が付けられます。

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