C/C++ ドメイン・モデリング・クラス図での所有要素の関連関係

C/C++ ドメイン・モデリング・クラス図における所有要素の関連関係は、所有権を決定する関連のタイプです。

所有要素の関連は、他のクラスが所有しているクラスを表します。 この関係は、クラスが別の外部クラスの範囲内で宣言される クラス図で、ネスト・クラスを視覚化するのに使用します。 ネスト・クラスは、外部クラスの名前空間に属しており、 外部クラスでのみ使用することができます。 つまり、親クラスが宣言するのは内部クラス、またはネスト・クラスであるということです。 この構文が使用されるのは、主に実装が目的の場合です。

宣言されているクラスおよびその名前空間内にあるクラスには、 ダイアグラム内で所有関連と見なされるアンカー・ラインがつながっています。 このアンカー・ラインは、終端にアンカー・アイコンが付けられ、 宣言クラスに接続しています。 アンカー・アイコンは、正符号を円で囲んだ記号で表示されます。

例えば、アンカー・ラインによって、 クラス B がクラス A に接続しており、 クラス A 側にアンカー記号がある場合、 クラス B はクラス A の名前空間内で宣言されます。 これは、クラス A とクラス B との関係が、 名前空間が所有する要素の関連であるためです。

所有要素の関連を、以下の表で説明します。

C/C++ ソース・コード UML 可視化
宣言関係の C/C++ ソース・コードの スナップショット。 C/C++ の宣言関係が表示されます。

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