モデルからモデルへの変換出力にマージ・オプションを指定する手順は、以下のとおりです。
変換によって、input.ecore メタモデルのインスタンスである MyOutputModel.input という出力モデルが生成される場合を例に考えてみます。 input.ecore メタモデル・プラグインの plugin.xml ファイルに、デフォルトの Ecore マージ戦略を指定するマージ拡張が含まれていると想定します。 変換構成にターゲット・モデルとして MyOutputModel.input を指定し、 かつ、オーバーライド・マージ・オプションを指定する変換構成を作成する場合、 変換を実行すると、MyOutputModel.input の内容が、変換実行時に生成される temp.input モデルの内容で置き換えられます。
変換構成に、他のマージ・オプション (自動、サイレント、ビジュアルなど) を指定し、 かつ、input.ecore メタモデル・プラグインでデフォルトの EMF マージ戦略を指定している場合、 変換を実行すると、temp.input と MyOutputModel.input の内容がマージされます。
input.ecore メタモデル・プラグインでマージ戦略が指定されていない場合、変換構成内の情報に関係なく、マージは実行されません。 変換は、オーバーライド・マージ・オプションが指定されている場合と同様に実行されます。