ウィザードを使用したパターンの適用

「パターンの適用」ウィザードは、パターン・インスタンスを作成し、パターンのテンプレート・パラメーターの引数値を選択するために役立ちます。ウィザードを使用した後で、パターン・インスタンスへの引数値の追加を継続できます。
以下の指示を実行する前に、ダイアグラム・エディターを含む UML モデルを生成します。

「パターンの適用」ウィザードを使用してパターンを適用するには、以下のステップを実行します。

  1. 「パターン・エクスプローラー」ビューで、パターンを右マウス・ボタンでクリックし、「パターンを適用」をクリックします。 「パターンの適用」ウィザードが開き、ワークスペース内でオープンしている UML 2.0 モデルがリストされます。
  2. 「場所」リストで、パターン・インスタンスを含めるモデル要素をクリックします。 適用するパターンのタイプ (コラボレーション、クラス、またはパッケージ・パターン) を所有できる要素のみが選択可能になります。 モデル要素の修飾名が「選択した場所」ボックスに表示されます。
  3. 「ダイアグラムでパターン・インスタンスを作成」ボックスでデフォルトのダイアグラム・エディターを受け入れるか、別の既存のダイアグラム・エディターを指定します。
  4. 「次へ」をクリックします。 「パターンの適用」ウィザード「パターン・パラメーター」ページが開きます。
  5. パラメーターの引数を指定するには、そのパラメーターの「値」フィールドをクリックし、以下のステップのいずれかを実行します。
    注: パターンの設計において、パターンの作成者は、UML 2.0 の所要のタイプに対して許容されるサブタイプのサブセットを定義することができます。 分類子 (Classifier) などのパラメーター型は、使用可能な引数としてアクティビティー (Activity)、クラス (Class)、インターフェース (Interface) の各サブタイプのサブセットに制限することができます。 許容されるタイプのリストを参照するには、「値」フィールドにマウス・カーソルを重ねます。
    • 参照ボタンをクリックして「値を選択します (Select Value)」ウィンドウを開き、既存の要素を選択します。
    • 名前を入力して新規要素を作成します。
    • テンプレート・パラメーター (定義にサブタイプが含まれていない場合) または許容されるサブタイプとして、同じ UML 2.0 タイプの既存の要素の名前を入力します。
    • プリミティブ値をとる UML 2.0 タイプの場合: パラメーター・タイプ (整数、文字列、無制限自然数など) と一致する値を入力します。
    • 値セット (または値セットを持つように設計されたパラメーター) をとる UML 2.0 タイプの場合: ドロップダウン・リストからオプションを選択します (例えば、リテラル・ブール・タイプの場合は、「true」または「false」を選択します)。
  6. パラメーターに値を追加するには、以下のステップを実行します (多重度の値で複数の値が許可されている場合)。
    1. 「値」フィールドをクリックして、「値の追加」ボタンをクリックします。 テーブル内のパラメーターの下に行が追加されます。
    2. ステップ 5 のオプションのいずれかを実行します。
  7. 必要に応じてステップ 5 および 6 を繰り返します。
  8. 「終了」をクリックします。 1 つ以上のモデル内でパターンの結果が表示されます。指定した要素のモデル内に パターン・インスタンスがあります。
  9. パターンのパラメーターの追加の値を指定するか、選択した内容を変更するには、 「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー でパターン・インスタンスを右クリックし、「パターン」 > 「パラメーター」とクリックします。
  10. 値を変更し、「OK」をクリックします。
関連概念
パターン・インスタンス生成
関連タスク
ドラッグ・アンド・ドロップを使用したパターンの適用

フィードバック