UML モデル、UML フラグメント、UML プロファイルなどの UML モデリング項目、
トポロジーなどのデプロイメント・アーキテクチャー項目、またはパターン、変換、プロファイル・ツールなどの
供給可能な項目を再利用可能アセットとして公開するには、UML モデリング項目のタイプ、
デプロイメント・アーキテクチャー項目、および供給可能な項目を認識するように、
Rational® Asset Manager
を構成しておく必要があります。
この認識を可能にするためには、Rational Asset Manager に、
これらのタイプのライブラリーを定義するスキーマをインポートします。
Rational UML モデリング製品には、
UML モデリング項目のタイプを定義するスキーマ、
デプロイメント・アーキテクチャー項目のタイプを定義するスキーマ、および供給可能な項目のタイプを定義するスキーマの 3 つのスキーマがあります。
Rational Asset Manager の管理者は、UML モデリング項目、トポロジー、および供給可能な項目をリポジトリーに公開する前に、これらのスキーマをインポートして使用可能にしておく必要があります。
始める前に
注: Rational Asset Manager を構成する前に、スキーマ・ファイル (複数可) をシステムにダウンロードする必要があります。
下のリンクを右クリックして、「名前を付けて対象ファイルを保存する」または「名前を付けてリンクを保存する」を選択し、一時ディレクトリー (C:¥tmp など) にスキーマ・ファイルを保存します。
このタスクについて
UML モデリング項目用のスキーマ・ファイルと
デプロイメント・アーキテクチャー項目用のスキーマ・ファイルの両方を、
同時にインポートすることはできません。これは、これら 2 つのスキーマ
が、同じ属性をいくつか含んでいるためです。
一方のスキーマをインポートして有効にしてから、その関連付けを解除す
る必要があります。
そうすることで、もう一方のスキーマを、競合を生じることなくイン
ポートして有効にすることができます。
2 つ目のスキーマについては、関連付けを解除する必要はありません。
スキーマのインポート、有効化、および関連付け解除について詳しくは、
Rational Asset Manager
のヘルプで『
リポジトリー・ライブラリーのインポート、有効化、および関連付け
解除 (Importing,
enabling, and disassociating repository libraries)』を参照してください。
UML モデリング項目、トポロジー、および供給可能な項目を認識するように
Rational Asset Manager を構成するには、次のようにしてください。
- Rational Asset Manager Web クライアントを開き、管理者特権を持つアカウントを使用してリポジトリーにログインします。
- 「管理」タブをクリックします。
- 「リポジトリー管理」セクションで、「
ライブラリー」をクリックします。
- 「ライブラリーのインポート (Import Libraries)」で、「参照」をクリッ
クして、次のファイルのいずれかを選択します。
- UML 項目のタイプを作成するには、umlassets.xmi を選択します。
- トポロジーのタイプを作成するには、topology.xmi を選択します。
- 供給可能な項目のタイプを作成するには、provisionableAssets.xmi を選択します。
- 「インポート」をクリックします。
- ポップアップ・ウィンドウで、新規ライブラリーの名前とバージョン
番号を入力して、「OK」をクリックします。 新規ライブラリーの情報ページが表示されます。
- 「ライブラリー・アクション (Library
Actions)」の下で、「使用可能にする」をクリックします。 Rational Asset Manager
は、ライブラリー内の要素と、リポジトリーおよび他のライブラリーに既存の
要素との間の競合を検査します。
UML モデリング項目用のライブラリー、またはデプロイメント・アーキテクチャー項目用の
ライブラリーのどちらかが既にインポート済みで有効になっているときに、もう一
方のライブラリーをインポートすると、
ライブラリー内の一部の属性に競合が生じます。
以下の例では、Primary Artifact 属性に競合が生じています。

- 現在有効なライブラリーと、有効にしようとしているライブラリー
との間に競合が見られる場合は、新規ライブラリーを有効にする前に、
有効になっているライブラリーを関連付け解除してください。
現在有効なライブラリーを関連付け解除すると、
そのライブラリーのアセットと属性タイプがリポジトリーに移動されます。
次に、新規ライブラリーを有効にすると、新規ライブラリーの
アセットと属性タイプが、リポジトリー内の競合するタイプを上書きします。
有効なライブラリーを関連付け解除してから、新規ライブラリーを有効に
するには、以下のステップを実行してください。
- 「キャンセル」をクリックして、
新規ライブラリーを有効にするプロセスをキャンセルします。
- 「ライブラリー」ページで、現在有効になっているライブラリーの
バージョン番号をクリックして開きます。
- 「ライブラリー・アクション (Library Actions)」の下で、
「関連付けの解除」をクリックします。
- 「関連付けの解除」をクリックして、
ライブラリーを関連付け解除することを確認します。
- 「ライブラリー」ページで、
有効にしようとしているライブラリーのバージョン番号をクリックします。
- 「ライブラリー・アクション (Library
Actions)」の下で、「使用可能にする」をクリックします。 リポジトリー内の関連付け解除されたタイプと、有効にしようと
している新規ライブラリー内のタイプとの間の競合が、
Rational Asset Manager から報告されます。
- 「次へ」を 2 回クリックして、
新規ライブラリーと、リポジトリーまたはその他のライブラリーとの
間に、この他にも競合がないかどうかを調べます。
- 「使用可能にする」をクリックします。
タスクの結果
Rational Asset Manager で、インポートしたライブラリーの
アセットのタイプが認識されました。