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演習 5: 操作間マッピング宣言に必要なマッピング宣言の作成と詳細化

この演習では、操作間マッピング宣言が、操作における要素の変換に必要とするマッピング宣言の作成方法について説明します。 例えば、ソース・モデルのパラメーターをターゲット・モデルのパラメーターに変換するマッピング宣言を作成する場合、ソース・モデルの基本タイプをターゲット・モデルの基本タイプに変換する方法を定義するマッピング宣言も作成します。 この演習では、この演習で作成するマッピング宣言を呼び出す、操作間マッピング宣言のマッピング規則も作成します。
次の表には、この演習で作成するマッピング宣言およびマッピング規則がリストされています。
マッピング宣言 入力および出力オブジェクト・タイプ マップする属性 マッピング規則のタイプ マッピング規則の説明
Primitive2Primitive UML 基本タイプ name 移動 要素のサブマップが Primitive2Primitive マッピング宣言を呼び出す基本タイプを、その要素に作成します
Parameter2Parameter UML パラメーター name、visibility 移動 要素のサブマップが Parameter2Parameter マッピング宣言を呼び出すパラメーターを、その要素に作成します。生成されたパラメーターは、ソース入力要素のパラメーターと同じ名前と可視性を持っています。
type サブマップ 要素のサブマップがこのマッピング宣言を呼び出す、要素内のそれぞれにタイプについて、以下の結果となります。
  • パラメーターが基本タイプの場合、この規則は Primitive2Primitive マッピング宣言を呼び出す
  • パラメーターがクラス・タイプの場合、この規則は Class2Class および Class2Interface マッピング宣言を呼び出す
Operation2Operation UML 操作 name、visibility 移動 要素のサブマップが Operation2Operation マッピング宣言を呼び出す操作を、その要素に作成します。生成された操作は、ソースの入力要素の操作と同じ名前と可視性を持っています。
ownedParameter サブマップ 操作のそれぞれのパラメーターについて、このサブマップは Parameter2Parameter マッピング宣言を呼び出します

このチュートリアルでは Paramater2Parameter マッピング宣言は、基本タイプのパラメーターを作成する Primitive2Primitive マッピング宣言を呼び出します。

マッピング・モデルで基本タイプ間マッピング宣言を作成するには、以下のとおりに実行します。

  1. マッピング・モデルが開いていない場合は、「パッケージ・エクスプローラー」ビューで、model フォルダーの Generalize_Classes.mapping ファイルをダブルクリックします。
  2. 変換マッピング・エディターの「マッピング・ルート」セクションで、「Generalize_Classes」を右クリックしてから「マップの作成」をクリックします。
  3. 新規マップ」ウィンドウの「マップ名」フィールドに、マッピングの名前として Primitive2Primitive と入力し、「OK」をクリックします。「アウトライン」ビューにマップが表示され、「マッピング・ルート」の下のエディター・エリアで開きます。