UML ダイアグラム

統一モデリング言語 (UML) ダイアグラムは、システムの特定の側面をビジュアル表示するものです。

関連、振る舞い、構造、機能などのように、 ビジュアルに説明できる、数量化可能なシステムの側面が、UML ダイアグラムで示されます。 例えば、クラス図がシステムの構造、または実装の詳細を説明するのに対し、 シーケンス図は、時間の経過に伴うオブジェクト間の相互作用を表示します。

UML ダイアグラムにおけるダイアグラム要素は、 システムまたはアプリケーションの分類子をビジュアル表示します。 これらの分類子は、ソース要素を図式表示したものです。 UML ダイアグラムには、ソース要素のビューが用意されていますが、 ダイアグラム要素はセマンティック値を持ちません。

システム・アーキテクトと開発者が、 アプリケーションの理解、共同作業、および開発を行う 際に、UML ダイアグラムが役に立ちます。 高位のアーキテクトおよび管理者は、UML ダイアグラムを使用して、 システム全体またはプロジェクト全体を視覚化したり、 アプリケーションをより小さいコンポーネントに分けて 開発したりすることができます。

システム開発者は、UML ダイアグラムを使用して、 アプリケーションの指定、視覚化、および文書化することが可能です。 これによって、アプリケーションの効率が向上し、アプリケーションの設計が改善されます。 UML ダイアグラムは、パターンの振る舞いを識別する際にも役立ちます。 これは、再利用可能で合理化されたアプリケーションを作成する機会となります。

UML ダイアグラムによって提供される、 システムのビジュアル表示によって、 アプリケーションのコンセプトおよび設計に対する洞察を、 全体的および部分的の両方で行うことができます。


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