UML から C++ への変換の出力に対する代替ファイル名の指定

C++ から UML への変換のマッピング・モデルを作成することはできません。 ただし、変換構成の作成または編集時に、後方変換つまり UML から C++ への変換を使用可能にすると、UML から C++ への変換によって生成される出力の代替ファイル名を指定できるマッピング・モデルを作成することができます。
後方変換を使用可能にすると、後方変換のマッピング・モデルを作成および構成することができます。C++ から UML への変換では、マッピング・モデルを使用して、変換によって生成された UML 要素の該当する名前を判別します。例えば、UML モデルは PackageA を含み、PackageA は Class1 を含む場合を考えてみます。UML から C++ への変換にマッピング・モデルを作成する場合、Class1 が MappedClass1 という代替ファイル名を持つように指定できます。 UML から C++ への変換を実行する場合、PackageA.MappedClass1.cpp また は PackageA.MappedClass1.h という名前の C++ ファイルが生成されます。 C++ から UML への変換を実行する場合、変換により、C++ 要素のオリジナルの UML パスが PackageA.Class1 であると判別され、PackageA という UML パッケージに Class1 という UML クラスが生成されます。

マッピング・モデルで指定する成果物のファイル名が無効な C++ ファイル 名である場合、変換により C++ コード要素の作成時にそのファイルの名前 が変更されます。例えば、マッピング・モデルが MappedClass1 ではなく、「Mapped Class1」という代替ファイル名を指定する場合、変換によって Mapped_Class1.cpp という名前の C++ ファイルが生成されます。変換は、これらの変更記録を保持しないので、C++ から UML への変換では、Mapped_Class1 ファイルはオリジナルの UML 要素にマップされません。この例では、C++ から UML への変換で、Mapped_Class1 C++ ソース・オブジェクトが、Class1 ではなく、Mapped_Class1 という名前の UML クラスに変換されます。


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