UML から Java への変換構成の作成または編集
ソース・モデルからコードなどの出力を生成する、またはコードからモデルを生成するには、変換を実行する必要があります。 変換を実行するには、変換構成を作成する必要があります。 変換構成は予期した出力を生成するために変換が必要とする情報を指定します。
既存の変換を編集するには、変換構成ファイルをダブルクリックし、変換構成エディターを開きます。
変換構成ファイルに加えた変更内容を保管した後、「問題」ビューでエラーまたは警告メッセージを確認します。
UML から Java への変換構成の作成
変換をソース・モデルに適用する前に、変換構成を作成する必要があります。変換構成には、 ユーザーが予期する出力を生成するために変換が使用する情報が含まれています。また、変換構成には、 特定のタイプの変換に固有の情報も含まれています。
UML から Java への変換構成の編集
既存の変換構成を編集して、変換による出力の生成を洗練させることができます。
後方変換の使用可能化および構成
後方変換は、それがサポートされかつインストールされている場合に使用可能にすることができます。後方変換により、モデルに対する変更や、ソース・コードに対する変更を復旧できます。このプロセスは、モデルとコードの開発が並行して進められる場合に有用です。
UML から Java への変換用のソースとターゲットの指定
変換を実行するソース・モデルまたはモデル要素を選択し、変換によりターゲット要素またはファイルが生成される場所を指定することができます。
UML から Java への変換における getter および setter メソッドの生成
UML プロパティーそれぞれに対して getter および setter メソッドを持ったフィールドを生成するように、変換を構成できます。 isLeaf (final) または isReadOnly が
true
に設定されている場合、setter は生成されません。isDerived プロパティーが
true
に設定されている場合、setter 実装は空です。
J2SE 5.0 と互換性があるコードの生成
変換によって、Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE) 5.0 と互換性のある Java コードを生成するように指定することができます。このオプションは、UML から Java 5.0 変換への構成の作成または編集を行う場合にのみ使用可能です。
UML から Java への変換の以前の出力に対する削除オプションの指定
ソース・モデル要素を削除する場合、変換によって生成される対応する Java ファイルを、変換を再実行する際に削除するかどうか指定することができます。
UML から Java への変換により生成される Java コレクション・タイプの指定
コレクションは、モデル要素のグループを表します。コレクション・タイプにより、 コレクション内に重複モデル要素が存在可能か、 またはモデル要素が順序を持つかどうかが決定されます。
ソースのプロジェクトのそれぞれの UML コレクション・タイプごとに、 変換により生成される Java コレクション・タイプを指定できます。UML コレクション・タイプは、 モデル要素の isOrdered および isUnique プロパティーにより決定されます。
UML から Java への変換の出力に対する代替ファイル名の指定
変換を実行すると、生成されたファイルとフォルダーには、デフォルトのファイル名がつきます。マッピング機能を使用すれば、ソース・モデルの変更を行うことなく、変換によって生成されるファイルの名前の変更を指定することができます。 例えば、 ファイルの命名規則を設定し、マッピング・モデルを使用してこれを実装できます。
UML から Java への変換のログ・ファイルの生成
変換によって生成される出力が予期したものと異なる場合は、変換のログ・ファイルを生成するように指定することができます。 ログ・ファイルの情報を使用して、書き込んだ変換をデバッグすることができます。
UML モデル要素と UML から Java への変換出力間の関係の作成
変換構成を作成または編集する場合に、追跡可能性オプションを指定することができます。追跡可能性オプションを指定すると、変換によってソース・モデル要素と変換出力間の関係が生成されます。この機能によって、ソース・モデル要素と変換出力間の関係を理解することができます。
親トピック:
UML モデルから Java コードへの変換
関連概念
変換と変換構成
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