拡張性 API のマイグレーション

Java™ クラスにおける API 呼び出しの変換を支援する API マイグレーション・ツールが用意されていますが、このツールは、plugin.xml ファイルのプラグイン依存関係や拡張ポイントなどの非 Java ファイルは変更しません。 このマイグレーション・ツールは、 前のリリースの Rational モデリング製品で使用可能な共通 API 呼び出しを現行バージョンの同等の呼び出しに変換するための大規模な規則セットとともに、 ルール・ベースの検索および置換エンジンを備えています。 この検索は、Java のセマンティクス (インポート、クラス宣言、メソッド呼び出しなど) を認識します。

バージョン 6 の共通 API および拡張ポイントを使用していたクライアント・コードをマイグレーションするためには、 いくつかのステップが必要になります。 バージョン 1.x と 2.1 の間に行われた UML2 の変更が複雑であるため、 必要な変更の一部を検索および置換メカニズムで処理できません。 このような場合、規則では、何をすべきかを示す TODO コメントを、 Java ソース・コードに挿入することになっています。 ツールのインストールが済むと、ユーザーは Java クラス、Java パッケージ、 あるいは Java プロジェクトを選択し、 選択した対象に対してこの API マイグレーション・ツールを実行することができます。 ツールは Java クラスをスイープし、 マイグレーション規則を適用します。

注: 規則の数の多さと実行すべき Java 検索の回数の多さから、 このツールは、巨大なバッチ実行をするのではなく、少数のプラグイン・セットに対して実行するのが最適です。 したがって、個々のチームで自身のプラグインを変換する際にこのツールを使用するというのが、このツールの推奨される使用法となります。 テストを有効にするということは、依存関係チェーン内の最低レベルのプラグインが最初に変換されるということを意味します。

API マイグレーション・ツールは、クライアント・コードに対して行う必要のある変更の開始点を提供するに過ぎません。 クライアント・コードのサンプルを参照する場合は、「ファイル」 > 「新規」 > 「サンプル」とクリックし、 いずれかの Modeler プラグイン・サンプルを選択してください。

関連概念
製品の拡張性
拡張性 API の変更点
関連資料
プラグイン依存関係の更新
手動更新の挿入
関連情報
サンプル・ギャラリー

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