コラボレーション図モデル要素の表記差

コラボレーション図モデル要素のマッピング・テーブルを使用して、UML 1.4 および現在サポートされているバージョンの UML の間の相違を理解することができます。コラボレーション図は、新しいバージョンの UML 内でコミュニケーション図と呼ばれます。
UML 1.4 サポートされている UML バージョン
クラス・インスタンス コラボレーション内のプロパティーを表すライフライン。
データ・トークン インポートなし

データ・トークンは、新しいバージョンの UML 内に対応するモデル要素を持っていません。

リンク メッセージ・パス
メカニズム

コラボレーションおよび相互作用へマップします。ここで相互作用はコラボレーションに含まれています。

考慮すべき幾つかの構造上の差があります。

  • 図がパッケージに所有されている場合は、インポート後、コラボレーションが生成され、テキスト「_Collaboration」を含む図の名前を使用します。 相互作用も生成され、原図の名前をとります。
  • 図がユースケースに所有されている場合は、インポート後、コラボレーションが表示され、テキスト「_Collaboration」を含むユースケースの名前を使用します。 インポート後、相互作用も表示され、原図の名前をとります。 さらに、ユースケースは件名としてコラボレーションを参照します。
  • 上記の両方の場合、相互作用は図およびすべてのメッセージと接続を所有します。 コラボレーションはオブジェクトがなるプロパティーを所有します。
メッセージ矢印 インポートなし。 Rose では、矢印図形および (番号とメッセージ名を持つ) メッセージ・ラベルはその図の上の別個のビューで、さまざまな方法で結合できます。 UML コミュニケーション図では、すべてのメッセージ・ラベルは独自の矢印ビューを持っています。
メッセージ・ラベル 矢印とラベル・テキストの両方を持った UML2 メッセージ・ラベル。
オブジェクト コラボレーション内のプロパティーを表すライフライン。
リターン・メッセージ リターン・メッセージ。

リターン・メッセージはインポートされますが、ダイアグラム・エディター内に表示されません。

セルフ・リンク メッセージ・パス
このコネクターの外観は、新しいバージョンの UML 内で非常に異なっています。 インポート後、コネクターは弧として表示されず、ライフラインの右下隅に 3 つのベンド・ポイントを持つ正方形のコネクターとして表示されます。
注: メッセージ・ビューがコネクター上で縦方向に積み重ねられるので、メッセージの元の配置は Rose モデルにおけるようには維持されません。

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