モデルまたはフラグメントとして、Rose サブユニットをインポート

「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの「Rational Rose モデル・サブユニットの変換」ページは、いくつかの目的で使用することができます。Rose サブユニット (.cat および .sub ファイルなど) を独立したモデルにインポートしたり、サブユニットをフラグメントとしてインポートしたりすることができます。 いくつかのサブユニットをモデルとして、他のサブユニットをフラグメントとしてインポートすることで、混合したアプローチを取ることもできます。
始める前に
どのサブユニットを別のモデルまたはフラグメントとしてインポートするかを指定する前に、 「サブユニットをモデルまたはフラグメントに変換」チェック・ボックスを選択する必要があります。 このチェック・ボックスを選択せず、インポートしている Rose モデルがサブユニットを参照する場合、 サブユニットのコンテンツすべてがインポート済みモデル内のパッケージにコピーされます。すべての Rose モデルが、サブユニットを含んでいるわけではありません。ご使用のモデルがサブユニットを含んでいない場合は、ウィザードの次のページに進んでください。
このタスクについて
Rose サブユニットを独立モデルまたはフラグメントとしてインポートするには、以下のようにします。
  1. 「サブユニットをモデルまたはフラグメントに変換」チェック・ボックスを選択します。 Rose モデルのすべてのサブユニットが、どのようにサブユニット・リストに表示されているかに注意してください。このリストを使用して、サブユニットをフラグメント (サブユニットに類似している) として、または独立したモデルとしてインポートすることを指定することができます。
    注: 1 つ以上のサブユニットをモデルとしてインポートするときは、ステップ 2、4、および 5 しか実行できません。
  2. 以下のステップの 1 つを実行して、新規プロジェクト選択するか、または既存のプロジェクトを参照します。
    • 「既存のプロジェクト」をクリックし、「参照」プッシュボタンを 使用して定義済みのプロジェクトにナビゲートし、指定します。
    • 「新規プロジェクト」をクリックしてプロジェクト名を入力し、 場所を指定します。
    注: 新規プロジェクトをデフォルトの場所以外に作成する場合は、 「デフォルトを使用 (Use default)」チェック・ボックスのチェックを外してください。
  3. サブユニット・リスト・テーブルからサブユニット名を選択し、特定のサブユニットをどのようにインポートするかによって、対応する「フラグメント」または「モデル」オプションをクリックします。 「フラグメント」および「モデル」オプションは、「変換」列の下に表示されます。「フラグメント」が、デフォルトでリストされます。
    注: 「サブユニットをすべてモデルに変換」チェック・ボックスを選択して、「フラグメント」のデフォルト設定を切り替えることもできます。
  4. インポートの後、以下のステップの 1 つを実行することによって、どのようにサブユニット・モデルの ディレクトリー構造が表示されるのかを指定します。
    • 「サブユニットのディレクトリー構造を使用 (With subunit directory structure)」をクリックして、 同じ階層の Rose ディレクトリー構造のサブユニット・モデルを保持します。
    • 「1 つのディレクトリー内 (In one directory)」をクリックして、Rose にどのように構造化されているかにか かわらず、フラットなディレクトリー構造のサブユニット・モデルをインポートします。
  5. 以下のステップの 1 つを実行して、サブユニット・モデルの命名規則を指定します。
    • 「サブユニットのファイル名の使用 (Use subunit file names)」をクリックして、 インポート済みサブユニット・モデルが実際のサブユニットのファイル名を使用できるようにします。 例えば、Rose サブユニット・ファイルの名前が Analysis_Classes.cat の場合、 インポート後のサブユニット・モデルの名前は Analysis_Classes.efx になります。
    • 「サブユニットのパッケージ名の使用 (Use subunit package names)」をクリックして、 インポート済みサブユニット・モデルが Rose サブユニットを含んでいるパッケージの名前を使用できるようにします。 例えば、Rose サブユニットが Analysis_Artifacts というパッケージ内にある場合、 インポート後のサブユニット・モデルの名前は、オリジナルのサブユニット・ファイルの名前に関係なく、Analysis_Artifacts.efx になります。
    重要: モデルが同一の名前で宛先のプロジェクトに既に存在している場合、モデル名の競合が起こります。 競合が発生した場合、サブユニット・モデル名は、_1 ストリングをサフィックスとして付け、 サブユニット・モデルに固有の名前を付与します。 また、「問題」ビューに警告メッセージが表示されます。

    モデル名の競合を避けるには、 サブユニットを参照する Rose モデルをインポートするときに、「 サブユニットのディレクトリー構造を使用 (With subunit directory structure) 」 および 「サブユニットのファイル名の使用 (Use subunit file names)」 チェック・ボックスを選択します。 名前の競合が発生した場合、最良の結果を得るために、発生した名前の競合すべてを解決し、モデルを再インポートします。 それにより、同じサブユニットのファイルでのその後のモデルのインポートの際に作成されたサブユニット・モデルを正しく 共有することができます。

  6. 複数あるサブユニットの 1 つをフラグメントとしてインポートする場合は、 次のステップのいずれかを実行して、フラグメント・モデルの命名規則を指定します。
    • 「サブユニットのファイル名の使用 (Use subunit file names)」をクリックして、 フラグメント・ファイルが実際のサブユニットのファイル名を使用できるようにします。 例えば、Rose サブユニットのファイルが Analysis_Classes.cat という名前を持っている場合、 インポート後のフラグメント名は、Analysis_Classes.emx です。
    • 「サブユニットのパッケージ名の使用 (Use subunit package names) 」をクリックして、 フラグメントが Rose サブユニットを含んでいるパッケージの名前を使用できるようにします。 例えば、Rose サブユニットが Analysis_Artifacts と呼ばれるパッケージ内にある場合、 インポート後のフラグメント名は、オリジナルのサブユニットのファイル名にかかわらず Analysis_Artifacts.efx です。
  7. 以下の手順のいずれかを実行します。
    • 「既存のモデルにサブユニットをマップする (Map subunits to existing models)」をクリックして、Rational® UML モデリング製品内に既にインポートまたは作成したモデルにサブユニットをインポートします。
    • 「次へ」 をクリックして、「Rose モデルのインポート」ウィザードの「プロパティー・セットのマップ」ページに進みます。
タスクの結果
Rose モデルをインポートし、Rose サブユニットを独立モデルとしてインポートするか、フラグメントに変換することを指定すると、モデルとフラグメントは 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューに表示されます。 また、インポート済みのサブユニット・モデルへのショートカットも「プロジェクト・エクスプローラー」ビューにクイック・ナビゲーション用に表示されます。 Rose サブユニット・モデルを含むすべての Rose モデルは、.emx ファイル拡張子を持つモデル・ファイルに変換されます。フラグメントは、.efx ファイル拡張子を持ちます。
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