変換モデル

変換を使用して、複数のソース要素を新しいターゲット要素にまとめて変換することができます。 UML モデルからテキストやコードへ、テキストやコードから UML モデルへの変換が可能です。また、モデルをさまざまな抽象化レベルのモデルに変換できます。
このタスクについて
モデルからテキストへの変換を使用して、次のタスクを完了できます。
  • アプリケーション・コードまたは成果物をソース・モデルから生成します。
  • モデルの設計と実装の間にある差異を検出して解決します。変換によって新規のファイル・セットが生成され、 ほとんどの場合、ソース・モデルは未変更のままです。
テキストからモデルへの変換を使用して、次のタスクを完了できます。
  • コードまたは成果物から概念モデルを生成します。
  • アプリケーション・コードまたは成果物とモデルとの間の差異を検出して解決します。 モデルに適用する更新を選択できます。 ほとんどの場合は、アプリケーション・コードまたは成果物は変更されません。
注: ビジュアル編集や言語変換などの機能は、Rational® Software Architect for WebSphere® Software および Rational Software Architect Standard Edition でのみ提供されています。

ソース・モデルを、別の抽象化レベルのターゲット・モデルに変換するために、 モデルからモデルへの変換を使用できます。例えば、Rational Software Architect for WebSphere Software では、サービス指向アーキテクチャー (SOA) ソリューションをモデル化する場合、WebSphere Business Modeler で作成したビジネス分析モデルを、UML サービス・モデルに変換することができます。

変換とラウンド・トリップ・エンジニアリング

ラウンド・トリップ・エンジニアリングのシナリオとして、以下の 2 種類が一般的です。
  • UML モデルをコードに変換し、コードに変更を加えてから、変更後のコードを UML に変換する
  • 既存のコードを UML モデルに変換し、モデルに変更を加えてから、変更後のモデルをコードに変換する

IBM Rational モデリング製品において、UML をコードに変換してから、コードを UML モデルに変換するという、ラウンド・トリップ・エンジニアリングのシナリオは、デフォルトでサポートされています。

ラウンド・トリップ・エンジニアリングのシナリオにおいてコードから始まる変換をどう使用するかを決めるには、その変換に関する概要トピックを参照してください。 実行する変換に応じて、コードから UML への変換を実行する前に、特定の作業を実行することが必要になる場合があります。

インストール済みの変換

製品にインストール済みである変換のリストを表示するには、以下のステップのいずれかを実行します。
  • 製品のヘルプで、インストール済みの変換のリストを表示します。このトピックの最後にある『関連情報』セクションを参照してください。
    注: Eclipse 文書または開発者ガイドへのリンクなどの、いくつかの情報は製品ヘルプ内のトピックからのみ使用可能です。
  • 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「変換」 > 「変換構成」をクリックし、「次へ」をクリックしてから「すべての変換の表示」チェック・ボックスにチェック・マークを付けます。 新規変換構成ウィザードの「構成名および変換の指定」ページに、インストール済みの変換のリストが表示されます。

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