パターンが必要な成果物をプロジェクトに追加するパターン・テンプレートを使うと、Eclipse プラグイン開発環境内にパターン・プラグインが作成されます。
パターン・プロジェクトは、以下に示す数多くのタイプのディレクトリーとファイルから構成されます。
- Java™ コード・クラス: 新規パターン・プロジェクトに対してプロジェクトおよびライブラリー・クラスが自動生成されます。
作成者がパターンの本体、各テンプレートのパラメーター、およびパラメーターの依存関係を追加すると、パターン・モデルに対して個々のクラスが生成されます。
Java コードは、src ディレクトリーに保管されます。
- PatternFiles ディレクトリー: このデフォルト・ディレクトリーには、ライブラリーおよび各パターンの RAS マニフェスト文書 (.rmd) ファイル、パターン定義を含むパターン・モデル・ファイル、およびサポートする XML ファイル付きのパターン HTML ヘルプ・ファイルが格納されます。
- アイコン・ディレクトリー: このデフォルト・ディレクトリーには、サンプル・アイコンが 1 つ入ります。
- プラグイン・ファイル: パターンをエクスポートしてパターン・プラグインを作成するためのビルド・ファイルとプラグイン .xml ファイルが使用されます。
RAS エクスポートを使用することで作成される場合、デフォルトで、パターン・プラグインにはパターン・ソース・コードは含まれません。
- 概要図のグラフィック: パターン作成者が作成する GIF ファイル。パターンの適用者に高いレベルのパターン・コンポーネント表現を示します。
パターンとパターン・ライブラリー
パターン・プラグインには常に 1 つのパターン・ライブラリーが存在します。
パターン・ライブラリーには 1 つ以上のパターンがあります。
パターンには通常、1 つ以上のパラメーターがあります。
同じライブラリー内に複数のパターンがパッケージされていても、各パラメーターは通常、相互に独立しています。
パターンはそのライブラリーとともにパッケージされるだけで、ライブラリーのメンバー・パターンとライブラリーはプラグインとして配布されます。
パターン・マニフェスト・ファイル
プロジェクト・ライブラリーのマニフェスト・ファイルは、プロジェクトに含まれるすべてのマニフェスト・リストを保持しています。
各パターン・マニフェスト・ファイルはパターンとそのパラメーターについての情報を保持しています。
パターン・プロパティーが変更されると、パターンのマニフェストに対して対応する変更が行われます。
プロパティーのいくつかは、Java コード内にもあります。
必要に応じて、「パターン・オーサリング (Pattern Authoring)」ビューからコード・ファイルとマニフェスト・ファイルを再同期できます。
RAS アセット・エクスポートを使ってパターン・プラグインが作成されたとき、別途、マニフェスト・ファイルも構成されます。
マニフェスト・ファイルにはプロジェクトのパッケージ化に関する追加情報が格納されます。
この情報はパターンのインポート時とアンパック時に役立ちます。