静的分析ツールによる UML モデルの分析
静的分析ツールを使用すると、UML モデルを分析することができます。 例えば、UML モデルをレビューして、エラーを見つ け、それらを修正することができます。 UML モデルに関する情報を収集して、モデルがベスト・プラクティスに沿っているかどうか判別することができます。 テンプレートを使用して、新規のメトリックおよび規則を定義することもできます。
UML モデルのレビュー
UML モデルに対する UML モデル・レビュー分析の構成を実行して、モデル内でいくつかの異なるタイプの問題を検出することができます。 例えば、モデルを検査して、孤立要素、private 操作を持つインターフェース、またはモデル間依存関係を調べることができます。UML のレビュー規則は、完全性、正確さ、結合、Java™ の命名、スタイル、および追跡可能性の 6 つのカテゴリーにグループ化されます。
UML モデルに関するメトリックの収集
UML モデルで UML メトリック分析構成を実行し、 そのモデルに関するいくつかの異なるタイプの数値情報を収集できます。 例えば、分類子が持つ属性または操作の数、パッケージ内の不安定性レベル、または継承の階層内の分類子の深さを知ることができます。 UML メトリックは、結合、ダイアグラム、継承、およびサイズの 4 つのカテゴリーにグループ化されます。 名前空間ごとの出現回数を表すメトリックでは合計が示され、その他のすべてのメトリックでは平均が示されます。 メトリックごとに、オプションで重大度、下限、および上限を構成することができます。 下限範囲および上限範囲を超えたメトリックは問題として報告され、赤で表示されます。 メトリックの結果を検査するには、 結果ツリーをルートから展開し、下から上に結果を確認してください。
テンプレートを使用した UML モデルのカスタム・メトリックおよびカスタム規則の定義
デフォルトで使用できるメトリックのほかに、UML モデルに関する収集を行うカスタム UML メトリックを作成することができます。 また、デフォルトで使用できる規則を補完するカスタム UML レビュー規則を作成することもできます。 カスタム UML メトリックの作成用としては、2 つのテンプレートを使用することができます。 カスタム UML レビュー規則の作成用としては、4 つのテンプレートを使用することができます。 カスタム規則およびカスタム・メトリックは、既存の分析構成または新規の分析構成に追加することができます。
UML モデルを分析するための静的分析メトリック
この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。
UML モデルに関するいくつかのタイプの統計情報を収集して、分析に役立てることができます。例えば、ダイアグラムの数、パッケージ内のクラスの数、または継承の階層内の分類子の深さを発見することができます。 UML メトリックは、結合、ダイアグラム、継承、およびサイズの 4 つのカテゴリーにグループ化されます。
UML モデルをレビューするための静的分析規則
この内容は、バージョン 7.5.4 以降にあてはまります。
UML モデルの分析規則は、UML モデルがベスト・プラクティスに沿っているかどうか判別する際に役立ちます。 モデル内でいくつかのタイプの問題を検出することができます。 例えば、モデルを対象に、壊れた意味関係、欠落した仕様、または正しい Java 命名規則などを検査することができます。 UML のレビュー規則は、完全性、正確さ、結合、Java の命名、スタイル、および追跡可能性のカテゴリーにグループ化されます。
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