単純な開発環境での作業

既存のバージョン 6 モデリング・プロジェクトは、バージョン 7 の Rational UML モデリング製品にインポートすることができます。 チームの全メンバーが同時にバージョン 7 にマイグレーションした場合、モデリング・リソースをバージョン 6 の環境で開く必要はなくなり、マイグレーション・ステップは非常に簡単なものとなります。

UML プロファイルのマイグレーション

カスタム・プロファイルの適用された UML モデルがある場合は、最初にそのプロファイルをマイグレーションしなければなりません。 プロファイルのマイグレーション後、適用されたプロファイル参照をモデルが解決できるように、 バージョン 6 のときと同じやり方でバージョン 7 の Rational モデリング製品にそのプロファイルを登録する必要があります。

プロファイルをマイグレーションするには、バージョン 7 のワークスペースでプロファイルを開きます。 プロファイルが開くと、ProfileBase を最新バージョンに更新するよう促すプロンプトが表示されることがあります。 表示された場合は、「はい」をクリックすると、プロファイルが「編集中」になります。 表示されない場合は、単にプロファイルを編集するステレオタイプの 1 つの可視性を切り替えます (可視性を private に変更後、public に戻す)。 編集中プロファイルを保管すると、7.0 バージョンが作成されます。 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでルート・プロファイル要素を右クリックし、 コンテキスト・メニューで「リリース」をクリックして、所要のラベルを入力します。

UML モデルのマイグレーション

必要なプロファイルをすべてマイグレーションし、バージョン 7 に合わせて登録したら、 バージョン 7 でモデルを開くことでモデルをマイグレーションすることができます。 プロンプト表示があった場合には、モデルに適用されるすべてのプロファイルを最新バージョンに更新する必要があります。 バージョン 6 には 3 つの基本 UML プロファイル (基本、中間、および完全) がありました。 バージョン 7 では、これらのプロファイルが単一の標準プロファイルに結合されています。 モデルは保管後、7.0 バージョンの Rational モデリング製品でしか使用できなくなります。

ダイアグラムのマイグレーション

バージョン 6 からバージョン 7 へのダイアグラム (.dnx) リソースのマイグレーションは、 バージョン 7 で最初にダイアグラム・リソースが開かれたときに自動的に実行されますが、 ダイアグラム・リソースをバージョン 6 のフォーマットで保管し直すことはサポートされていません。 一度ダイアグラムを保管すると、バージョン 7 の Rational モデリング製品でしか使用できなくなります。

関連タスク
モデリング・リソースの前のバージョンからのマイグレーション

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