パターンへのパラメーターの追加

パターンには通常、少なくとも 1 つのパラメーターがありますが、 これは要件ではありません。パラメーターにより、ターゲットとなる引数の UML タイプと、許容される多重度の上限および下限を定義します。 各パラメーターは、 Java™ クラスによって表され、 パターン拡張により行われる作業を実行するためのコードを含みます。
始める前に
以下のステップを実行する前に、パターンを作成する必要があります。
このタスクについて

パラメーター間の依存関係を指定できます。 別のパラメーターをクライアント・パラメーターまたはサプライヤー・パラメーターとして割り当てると、 追加するパラメーターと相反する割り当てが動的に追加されます。 したがって、既存のパラメーターを「サプライヤー・パラメーター」フィールドに移動して、 追加するパラメーターにクライアントの役割を割り当てます。

パターンにパラメーターを追加するには、 以下のようにします。

  1. 「パターン・オーサリング」ビューで、 パターンを右クリックして、「新規パラメーター」をクリックします。 「新規パターン・パラメーター」ウィザードが開きます。
  2. 「名前」フィールドにパラメーターの名前を入力します。 クラス名は、自動的にパラメーター名から派生します。
  3. 生成されたクラス名を受け入れるか、 「クラス名」フィールドでそれを変更します。
  4. パターンの適用者がパターンの引数を指定するのに役立つパラメーターの簡単な説明を入力します。 この簡単な説明は、 パターンの適用者がダイアグラム・ビュー上のテンプレート・パラメーター上を移動するときに、 「パターン・エクスプローラー」ビューの「簡単な説明」ページに、 吹き出しヘルプとして表示されます。
  5. 「タイプ」フィールドで、 パラメーターのタイプとしてクラスの UML タイプを受け入れるか、 「参照」をクリックして別の UML タイプを選択します。
  6. 「許容されるサブタイプ」フィールドが使用可能である場合は、 以下のいずれかを行ってください。
    • 次のステップに進みます。 パターンの適用者は、考えられる引数の種類として、すべてのサブタイプを使用できます。
    • 「参照」をクリックして、 パターンの適用者がこのパラメーターの引数として使用できるサブタイプを選択します。 例えば、分類子タイプの場合は、インターフェース、クラス、アクティビティー、 およびコラボレーションのサブタイプを選択できます。
  7. 適用者が、引数名を入力することによって既存の引数を指定できる、または新しい引数の要素を作成できる 「引数値のテキスト項目を許可する」チェック・ボックスを受け入れるか、クリアします。
    注: 複数のサブタイプ・オプションで作成されたパラメーターの場合、パターン適用者のテキスト入力から作成されたサブタイプは、パラメーターの拡張メソッドまたは更新メソッドで提供されたコードによって制御されます。 このコードを提供していない場合、許容されるサブタイプのリストにあるデフォルトのサブタイプが選択されます。
  8. パラメーターの依存関係を追加するには、 以下のステップを実行します。
    1. 「パラメーターの依存」タブをクリックして、 「パラメーターの依存」ページを開きます。
    2. 「既存のパラメーター」フィールドで、 1 つ以上のパラメーター名をクリックします。
    3. 右矢印ボタンをクリックして、 パラメーター名を「クライアント・パラメーター」フィールドまたは「サプライヤー・パラメーター」フィールドに入れます。
  9. 「一般」タブをクリックして、 パラメーター定義に戻るか、「OK」をクリックしてウィザードを閉じます。
タスクの結果
パラメーターがパターンに追加されます。 パターンを作成するときに、 「プロパティー」ビューを使用してパラメーター・プロパティーを変更することができます。
次のタスク
関連タスク
グループへのパターンの割り当て
パターン・パラメーターへの依存の追加
パターンのプロパティー値の設定
パターンの適用者向けの文書の提供
パターンおよびパラメーターの名前変更
ソース・コードの再生成
パターン定義の再生成
パターン・プロジェクトおよびライブラリーの作成

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