HTTP テストの編集
テストを記録した後、そのテストを編集して、(記録したデータではなく) 変数データ、検査ポイント (テストが予期どおり実行されたことを確認するため)、トランザクション、条件付き処理、およびカスタム・コードを組み込むことができます。
HTTP テストのリダイレクトのサポート
HTTP テストを実行すると、自動的にリダイレクト要求が追跡されます。これにより、ロード・バランシングなどの一般的な使用パターンがサポートされます。
2 次 HTTP 要求の作成
記録では、複数の HTTP 要求および応答が作成されます。場合によっては、サーバーからの応答が動的であるため、後続の要求を変更する必要があります。 テストの再生中、これらの動的要求の一部が失敗する可能性があります。例えば、記録と再生で異なる権限設定を持つユーザーのセットが使用されたり、テストを記録した後で UI エレメントが変更されている場合があります。
HTTP テスト・エディターの概要
テスト・エディターを使用すると、記録したテストを検査またはカスタマイズできます。
テスト実行中に許容される URL リダイレクトの回数の指定
負荷分散環境でテストを実行する場合、HTTP 処理中に予期しないリダイレクト・ループが発生する可能性があります。 通常は特定の文書を返す HTTP 要求が、ブラウザーを別のロケーションにリダイレクトしたときに、予期しないリダイレクト応答が発生します。
テスト内での切り貼り
HTTP テスト内で切り取り、コピー、および貼り付けを実行できます。
テストのパフォーマンス要件の定義
テスト内のエレメントについてパフォーマンス要件を定義することができます。 これらの要件によって、受け入れ可能なパフォーマンスしきい値を指定し、サービス・レベル・アグリーメントを検証します。
認証フォルダーの追加
Web アプリケーション・サーバーに、ログインを強制するオプションを含めることができます。 このオプションを使用不可にして記録したテストを、このオプションを使用可能にして実行したい場合があります。 適切なテスト要求に認証フォルダーを追加すると、テストを再記録しなくてもそれが可能になります。
予期される振る舞いの確認
実行中に予期された振る舞いが発生したかどうかを確認するために、検査ポイントを追加します。 検査ポイントを含むテストを実行すると、予期した振る舞いが発生しなかった場合、エラーが報告されます。 グローバル検査ポイントが使用不可になっている場合 (デフォルト)、以下のようにして、検査ポイントを特定のテスト用に使用可能にできます。
エラー処理動作の指定
仮想ユーザーの状態に対するループの影響
実行中に予期しない状態で検査ポイントの不合格が発生した場合、この原因としてはループ内の仮想ユーザーの元の状態が維持されていないことが考えられます。 各仮想ユーザーが元の状態でループに入るようにするには、テストの HTTP オプションを変更するか、カスタム・コードを追加します。
テストの分割
テストの記録後に、テストをより小さなテストに分割できます。 テストを分割することで、小さいテストによるモジュラー・ビルディング・ブロックを作成し、これらを組み合わせて大きなテストを構築することができます。 元のテストは変更されません。
テスト・ページの分割
1 つの HTTP ページを連続した 2 つのページに分割できます。 影響を受けるページのページ・タイトル、考慮時間、基本要求、および遅延が自動的に再計算されます。 カスタマイズしたページ・タイトル、考慮時間、基本要求、および遅延は、デフォルト値に戻ります。
テスト・ページのマージ
2 つ以上の連続した HTTP ページをマージして、1 ページにすることができます。 影響を受けるページのページ・タイトル、考慮時間、基本要求、および遅延が自動的に再計算されます。 カスタマイズしたページ・タイトル、考慮時間、基本要求、および遅延は、デフォルト値に戻ります。
2 次 HTTP 要求の使用不可化と使用可能化
HTTP パフォーマンス・テスト内のすべての 2 次要求、またはテスト内の要求のサブセットを使用不可にすることができます。 2 次要求とは、基本要求を除く、ページ内のすべての要求のことです。
複数のホストにおけるテストの再利用: サーバー接続変数
テストには時間と労力を大量に投資します。 ホスト名とポートの変数を変更することにより、それらをさまざまな構成と Web ホストで共用または再利用することができます。
SSL 接続を使用するようにテストを変換する
Secure Sockets Layer (SSL) 接続なしで記録されたテストを、SSL 接続を使用するように変換することができます。
サーバー名表示 (SNI) の記録の操作
TLS プロトコルの拡張機能であるサーバー名表示 (SNI) をサポートするサーバーに対して記録した場合、記録セッション・ファイルの
「SNI 拡張」
フィールドに
true
と表示されます。同じサーバーから SNI アプリケーションと非 SNI アプリケーションの両方にアクセスすることが必要な場合があります。SNI 拡張を使用しないで同じテストを実行するには、その値を
false
に手動で変更できます。
プロトコル・データ・ビューでのテストの表示
プロトコル・データ・ビューでは、実際のテスト・データを検査できます。 ブラウザーで表示するレンダリング・イメージと同様に、要求、応答ヘッダー、および応答コンテンツを参照できます。 このビューを使用して、カスタム・コードの追加または手動でのデータの相関付けに必要な情報を取得できます。 また、このビューでは、記録されたデータと、実行中に取得したデータを比較できます。
Siebel アプリケーションのテスト
Siebel アプリケーションを記録すると、Siebel 固有のテストが自動的に生成されます。 ただし、このテストを実行する前に、Siebel Test Automation ライブラリーをインストールし、テストを編集して組み込み Siebel 変数を使用するようにしておいてください。
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