信頼性のあるテストを記録できるようにするには、以下のパフォーマンス・テストのガイドラインに従ってください。
Internet Explorer ブラウザー設定の確認
記録を開始する前に、インターネットのオプションが正しく設定されていることを確認します。
インターネットのオプションを Internet Explorer で設定するには、以下のようにします。
- Internet Explorer を開いて、をクリックします。
- 「接続」ページで、「LAN の設定」をクリックします。「ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定」ウィンドウが開きます。
- Internet Explorer を使用して (つまり、プロキシーを使用しないで) 直接記録する場合は、「ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定」ウィンドウ内のすべてのフィールドをクリアします。 次の図のようなウィンドウが表示されます。
- プロキシーと Internet Explorer を組み合わせて使用する場合は、以下の手順に従います。
- 「ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定」ウィンドウ・オプションを、前の手順と同じように設定します。ただし、「LAN にプロキシ サーバーを使用する」は選択してください。「ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない」チェック・ボックスにチェックマークが付いていないことを確認してください。
- 「詳細設定」をクリックし、「プロキシの設定」ウィンドウで、フィールドを以下のように設定します。
| フィールド |
説明 |
| HTTP |
プロキシー・サーバーおよびポートを指します (通常は、セキュア・プロキシーと同じアドレスまたはポートです) |
| Secure |
セキュア・プロキシー・サーバーを指します。 |
| 次で始まるアドレスにはプロキシ サーバーを使用しない |
チェックマークをクリアする必要があります。 |
「プロキシの設定」ウィンドウの外観は以下のようになります。ただし、情報は個々のプロキシーに固有の情報になります。
- ご使用の Internet Explorer ブラウザーが、プロキシーを使用しないように元々設定されていた場合、プロキシーを使用することがレジストリー・キー設定に反映されているか確認します。 レジストリー・キーを確認するには、以下のようにします。
- をクリックします。
- 「レジストリ エディタ」ウィンドウで、をクリックします。
- 「Internet Settings」を選択します。
- 右側のペインで、ProxyEnable の値が 1 であることを確認します。
注: ご使用のセキュリティー設定によって Windows レジストリーへの変更が許可されない場合、デフォルト・モードでは Internet Explorer を使用して HTTP テストを記録できない場合があります。HTTP レコーダーはネットワーク・プロキシー・レコーダー・プロセスをセットアップし、プロキシー・レコーダーのポートを介してブラウザー・トラフィックをリダイレクトしようとします。デフォルトでは、このポートは localhost:1080 です。ご使用のセキュリティー設定が理由で HTTP レコーダーがネットワーク・プロキシー・レコーダー・プロセスをセットアップできない場合、別のブラウザーを使用するか、またはセキュリティー設定を変更する必要があります。localhost:1080 のプロキシーを使用するように、ブラウザー設定を変更します。テストの記録が終了した後で、ブラウザーの設定を元の値に戻すように変更します。HTTP レコーダーが実行中でなく、プロキシーの設定がまだ変更された状態である間は、Internet Explorer を使用できません。プロキシーは、記録中にのみアクティブです。
Firefox ブラウザー設定の確認
記録を開始する前に、インターネットのオプションが正しく設定されていることを確認します。
インターネットのオプションを Firefox で設定するには、以下のようにします。
- Firefox を開いて、をクリックします。
- 「ネットワーク」ページで、「接続設定」をクリックします。「インターネット接続」ウィンドウが開きます。
- Firefox を使用して (つまり、プロキシーを使用しないで) 直接記録する場合は、「インターネット接続」ウィンドウの「プロキシを使用しない」をクリックし、「OK」をクリックします。
- プロキシーと Firefox を組み合わせて使用する場合は、以下のようにフィールドを設定する必要があります。
| フィールド |
説明 |
| HTTP プロキシ |
プロキシー・サーバーおよびポートを指します (通常は、セキュア・プロキシーと同じアドレスまたはポートです) |
| SSL プロキシ |
セキュア・プロキシー・サーバーを指します。 |
| プロキシなしで接続 |
チェックマークをクリアする必要があります。 |
「インターネット接続」ウィンドウの外観は以下のようになります。ただし、情報は個々のプロキシーに固有の情報になります。
Mozilla 環境変数の設定
Mozilla を使用して記録する場合は、Mozilla がインストールされているディレクトリーを指すように、Linux 環境変数の MOZILLA_FIVE_HOME を設定します。デフォルトでは、Mozilla のインストール先は、大半の Linux コンピューターの場合、/usr/local/mozilla になります。このため、環境変数を正しく設定するには、IBM® Rational® Performance Tester を開始する前に以下のコマンドを実行します。
export MOZILLA_FIVE_HOME=/usr/local/mozilla
Agent Controller を実行中であることの確認
ローカル・コンピューター上と、スケジュールにかかる負荷が増えるリモート・ロケーション上で Agent Controller を実行中であることを確認します。
Agent Controller が実行中かどうかを確認するには、以下の手順に従います。
- をクリックし、「Agent Controller」を展開して、「ホスト」をクリックします。
- ローカル・コンピューターがリストに登録されます。 他のコンピューターを確認するには、「追加」をクリックし、ホスト名 (または IP アドレス)、ポートを入力して、「OK」をクリックします。
- テストするコンピューターを選択し、「接続のテスト」をクリックします。
Agent Controller を実行中であることを通知するメッセージか、接続が失敗した原因を通知するメッセージが表示されます。
Linux では、root ユーザー権限を使用して Agent Controller を実行する必要があります。
セキュアな環境で Agent Controller を実行する場合は、応答時間の明細データは収集できません。Agent Controller のセキュリティーを使用可能および使用不可にする方法の詳細については、セキュア環境での Agent Controller の構成を参照してください。
一時ファイルの削除
HTTP トラフィックを記録データに正確に取り込むには、テストを記録する前に一時ファイル (ページ・ヒストリーのキャッシュ・ファイル) を削除します。
Internet Explorer キャッシュから一時ファイルを削除するには、以下の手順に従います。
- 「Internet Explorer」アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「全般」ページで、「ファイルの削除」をクリックします。
- 「ファイルの削除」ウィンドウで、「すべてのオフライン コンテンツを削除する」を選択して、「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックして、「インターネットのプロパティ」ウィンドウを閉じます。
Firefox キャッシュから一時ファイルを削除するには、以下の手順に従います。
Mozilla キャッシュから一時ファイルを削除するには、以下の手順に従います。
- をクリックします。
- 「設定」ウィンドウで、「詳細」を展開し、「キャッシュ」をクリックします。
- 「キャッシュ オプションの設定」エリアで、「キャッシュをクリア」をクリックします。
- 「OK」 をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。
記録済みページの完全な読み込み
記録中は、各ページが完全に読み込まれるまで待ってください。
この待機はパフォーマンス結果には影響しません。その理由は、テストを再生するときに、余分な「待ち時間」(考慮時間) を除去できるためです。
引き続きエラーが記録に記載される場合には、各製品のエラー・メッセージ・セクションを調べます。をクリックしてください。
IP アドレスを使用した記録
記録時に、ホスト名を入力する代わりに、接続先となる Web サイトの IP アドレスを入力できます。ただし、テストを再生するときには、IP アドレスをホスト名に解決できることを確認してください。通常、これは DNS の逆引きにより解決されます。
IP アドレスを解決するには、各 IP アドレスを /etc/hosts ファイル (Windows XP および Windows 2000 の場合、C:¥windows¥system32¥drivers¥etc¥hosts) 内のホスト名にマップします。
アドレスを解決できない場合は、テストを実行すると接続時間が予期しているよりも長くなります。コンピューターのネットワーク構成によっては、接続時間が 8 秒程度遅延することがあります。これによりテスト結果にスキューが生じます。