Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent のインストール

製品のインストールおよび更新では、要件の確認、計画、ライセンスの管理、および Web ベースのヘルプの構成が必要になります。IBM® Rational® Performance Tester および IBM Rational Performance Tester Agent。
注: インストールを行う前に、IBM Rational Performance Tester リリース・ノートでインストールについての最新の問題を調べてください。

製品の概要

このインストール・ガイドでは、Rational Performance Tester および Rational Performance Tester Agent という 2 つの独立した製品について説明します。Rational Performance Tester Agent は、Rational Performance Tester とともに使用するツールです。Rational Performance Tester は、Rational Performance Tester 製品キットの一部として組み込まれています。Rational Performance Tester Agent は、負荷の生成をその他のコンピューターに分散させることにより、サーバー・ベースのソフトウェア・アプリケーションの負荷テストおよびスケーラビリティー・テストを自動化するために使用されます。このリリースでは、Rational Performance Tester Agent は 64 ビット・アプリケーション・サーバーからの応答時間明細データの収集のサポートを提供します。
注: 64 ビット・エージェント・コンピューターは、応答時間明細のためだけに使用してください。64 ビット・エージェントは、その他の目的には使用しないでください。
Rational Performance Tester を使用すると、サービス・レベルの合意および実動レベルの負荷に対応するようにソフトウェア・アプリケーションを拡張して実行することができます。リモート・コンピューターに追加のエージェントをインストールすることにより、負荷生成能力を増やすことができます。

製品を 32 ビット・コンピューターにインストールするか、64 ビット・コンピューターにインストールするかに応じて、製品の最新バージョンをインストールするためのオプションが異なります。Rational Performance Tester 8.2 のインストール済みバージョンは、バージョン 8.2.1 をインストールするための前提条件です。このリストに、このリリースのインストール・オプションを示します。

注: Rational Performance Tester ワークベンチおよび Rational Performance Tester Agent 製品は個別の製品であり、別々にインストールする必要があります。
Rational Performance Tester ワークベンチの場合、以下のインストール情報を確認してください。
  • Rational Performance Tester ワークベンチを初めてインストールする場合、2 つの IBM Installation Manager for the Rational Software Delivery Platform リポジトリーを定義して選択する必要があります。Rational Performance Tester バージョン 8.2 用に 1 つと、Rational Performance Tester バージョン 8.2.1 用に 1 つです。これらのリポジトリーがどちらもあると、製品のフルインストールを完了できます。このインストール・シナリオでは、32 ビット・コンピューターに最新バージョンの Rational Performance Tester ワークベンチがインストールされます。
  • Rational Performance Tester ワークベンチ・バージョン 8.2 が現在インストールされている 32 ビット・コンピューターを更新する場合は、IBM Installation Manager「更新」機能を使用して (Rational Performance Tester 8.2.1 リポジトリーを使用)、Rational Performance Tester ワークベンチ・バージョン 8.2.1 にアップグレードします。この更新の結果、32 ビット・コンピューターに最新バージョンの Rational Performance Tester ワークベンチがインストールされます。このトピックで後述する『重要なロールバック情報』を参照してください。
Rational Performance Tester Agent の場合、以下のインストール情報を確認してください。
  • Rational Performance Tester Agent を初めてインストールする場合、2 つの Installation Manager リポジトリーを定義して選択する必要があります。Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2 用に 1 つ (アップデートだけでなく 8.2 リリース用のフルメディアを含む) と、Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2.1 用に 1 つです。その後、バージョン 8.2.1 のリポジトリーを使用してフルインストールを完了できます。このインストールの結果、32 ビット・コンピューターまたは 64 ビット・コンピューターに最新バージョンの Rational Performance Tester Agent がインストールされます。
  • Rational Performance Tester Agent のバージョン 8.2 がインストールされている 32 ビットまたは 64 ビットのコンピューターを更新するには、Installation Manager「更新」機能を使用して (Rational Performance Tester Agent 8.2.1 リポジトリーを使用)、32 ビットの Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2.1 をインストールします。この更新の結果、32 ビット・コンピューターに最新の 32 ビット・バージョンの Rational Performance Tester Agent がインストールされます。
  • 以前のバージョンの Rational Performance Tester Agent がインストールされていない 64 ビット・コンピューターに、新規の 64 ビット・バージョンの Rational Performance Tester Agent をインストールするには、2 つの Installation Manager リポジトリーを定義して選択する必要があります。Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2 (8.2 リリースのフルメディアを含む) 用に 1 つと、Rational Performance Tester Agent バージョン 8.2.1 用に 1 つです。その後、バージョン 8.2.1 のリポジトリーを使用してフルインストールを完了できます。このインストールの結果、64 ビット・コンピューターに 64 ビット・バージョンの Rational Performance Tester Agent がインストールされます。
  • 32 ビット・バージョンの Rational Performance Tester Agent が既にインストールされている 64 ビット・コンピューターに、新規の 64 ビット・バージョンの Rational Performance Tester Agent をインストールするには、インストールされているバージョンが 8.2 の場合でも Rational Performance Tester Agent をアンインストールする必要があります。インストールされているバージョン 8.2 の存在により、64 ビット・バージョンの 8.2.1 Agent をインストールするオプションが選択できなくなるため、32 ビット・バージョンをアンインストールする必要があります。以前の Rational Performance Tester Agent をアンインストールした後、Installation Manager で最新バージョンの Agent 8.2 リポジトリー (フルメディアを含む) および 8.2.1 リポジトリーを定義して選択します。このインストールの結果、64 ビット・コンピューターに 64 ビット・バージョンの Rational Performance Tester Agent がインストールされます。
    注: (64 ビット・コンピューターにインストールされている) 32 ビット Agent を更新する場合、32 ビット・バージョンをアンインストールする必要はありません。バージョン 8.2.1 に更新し、64 ビット・コンピューター上で 32 ビット Agent として実行し続けることができます。新機能は、32 ビットおよび 64 ビット両方のバージョンの Rational Performance Tester Agent で使用できます。
重要なロールバック情報: 以下の Rational Performance Tester リリースのいずれかのバージョンから更新して、以前のリリースにロールバックできるようにしておくには、以下の手順を完了する必要があります。
  • 8.2
  • 8.2.0.1
  • 8.2.0.2
  • 8.2.0.4
  • 8.2.0.4
  • 8.2.0.5
製品を Rational Performance Tester バージョン 8.2.1 に更新するには、その前に 8.2.0.6 に更新しておく必要があります。技術的な理由により、バージョン 8.2.1 は 8.2.0.6 以外のバージョンへは直接ロールバックできません。8.2.0.6 へ更新してから、次に 8.2.1 へと更新している場合、バージョン 8.2.0.6 へロールバックしてから、上記に記載されている 8.2.0.6 より前の任意のバージョンへとロールバックできます。

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