ライセンス要件

IBM® Rational® Publishing Engine のライセンスおよび Rational Publishing Engine で使用するすべての製品ソースのライセンスが必要です。

概要

  • Rational Publishing Engine を使用する すべてのコンピューターにライセンス・サーバーをインストールする必要はありません。 1 つのサーバーにライセンス・サーバーをインストールして、ライセンス・キーを Rational Publishing Engine ユーザーに配布します。
  • Rational Publishing Engine のライセンスは、 フローティングまたはユーザー・ベースです。ノードロック・ライセンスは使用できません。
  • 評価を目的として一時ライセンスを使用することはできますが、永続的なユーザー・ベース・ライセンスやフローティング・ライセンスと一緒に使用することはできません。

ライセンスの使用方法

ライセンス・キーは、 以下のシナリオで使用されます。
  • ご使用のコンピューターで 1 つ以上のクライアント・アプリケーションが開いている場合、そのコンピューター上で 1 つのライセンスが使用されます。アプリケーションが開いている間中、このライセンスが使用されます。
  • DOORS の「発行」メニュー (アドイン・モード) の場合、Launcher ユーザー・インターフェースが開かれてもライセンスはコンシュームされません。
  • Document Builder の場合は、ユーザーが Web ユーザー・インターフェースにログインする際にライセンスが使用されます。文書生成の進行中には、2 番目のライセンスが使用されます。文書生成が完了すると 2 番目のライセンスがチェックインされ、ユーザーがログアウトすると最初のライセンスが解放されます。
  • ユーザー・インターフェースまたはコマンド・ラインを使用して Rational Publishing Engine アドインからリモート文書生成を開始した場合、サーバー上で 1 つのライセンスが使用されます。リモート文書生成が開始されると、このライセンスはチェックアウトされます。文書生成が完了すると、ライセンスはチェックインされます。
表 1. ライセンスの使用方法
Rational Publishing Engine フィーチャー インターフェースを開く 文書の生成 - ローカル 文書の生成 - Rational Publishing Engine Document Builder
Document Builder UI が開かれている限り 1 ライセンス 不可 1 ライセンス追加
ランチャー UI が開かれている限り 1 ライセンス 追加ライセンスなし 1 ライセンス追加
Document Studio UI が開かれている限り 1 ライセンス 追加ライセンスなし 1 ライセンス追加
DOORS の「発行」メニュー UI が開かれている限り 1 ライセンス 1 ライセンス・コンシューム 1 ライセンス追加
DOORS のメニュー・オプション「ファイル / エクスポート (Export) / 文書の生成」 ライセンスはコンシュームされない ライセンスはコンシュームされない 不可
同じコンピューターで開始された複数のクライアント・インスタンスまたはローカル文書生成では、単一のライセンスを使用します。リモート文書生成では、2 番目のライセンスを使用します。ライセンス・キーを構成していない場合、この両方のインスタンスで、ライセンス・サーバーに接続するためのライセンス・キーの入力を求めるプロンプトが出されます。

文書生成が進行中の場合を除き、ライセンスには 60 分のタイムアウト設定が構成されます。ランチャー・アプリケーションまたは Document Studio アプリケーションが開いていて、進行中の文書生成ジョブがないまま 60 分間未使用の状態が続くと、ライセンスはチェックインされて戻されます。ユーザーに対し、ライセンスを再びチェックアウトするか、Rational Publishing Engine を閉じるよう求めるプロンプトが出されます。

IBM 製品内からの文書生成

Rational Publishing Engine は、Rational Reporting for Document Generation コンポーネントを組み込む IBM 製品内での文書生成要求にライセンスを消費しません。 このことは、これらの製品内のサンプルとカスタムの両テンプレートに当てはまります。

例えば、Rational Publishing Engine Document Studio でテンプレートを設計し、テンプレートを Rational DOORS® Next Generation にデプロイし、ライセンスを消費することなく Rational DOORS Next Generation から文書生成を実行できます。

10 個のフローティング・キーがあるとします。フローティング・キーを使用して、 ユーザーは共通プールのライセンスを共有できます。5 人のユーザーはレポート設計者であり、文書テンプレートのオーサリングと作成のタスクを割り当てられています。その他の 10 人のユーザーは、レポート作成者から提供されたテンプレートから文書を生成できます。この 15 人のユーザーは、10 個のライセンス・キーを共有します。