IBM® Rational® Publishing Engine をインストールする前に、
インストールの前提条件を満たしていて、お客様固有の環境に
製品をインストールする方法を理解しているかどうかを確認してください。
重要: Rational Publishing Engine の複数のインスタンスを同じコンピューターにインストールしないでください。
Rational Publishing Engine の複数のインスタンスを同じコンピューターにインストールすると、
RPE_HOME 環境変数に影響が及び、以下の問題を生じる可能性があります。
- DXL ファイルと .inc ファイルが一致しないために、Rational DOORS® からの文書生成が失敗することがあります。
- runmacro.vbs スクリプト・ファイルと rpe.dot マクロ・ファイルが、発行されているのとは異なる引数を必要とするために、Microsoft Word マクロが実行されないことがあります。
- ドライバー・コードが正しい JavaScript ファイルを見つけられないために、HTML 出力が作成されないことがあります。
Rational Publishing Engine クライアント
Rational Publishing Engine では、文書を生成するために以下のクライアントが提供されます。
- Document Studio: レポート作成者は、このスタンドアロン・アプリケーションを使用して、指定されたデータ・ソースからデータを引き出すテンプレートを作成できます。Document
Studio は、文書テンプレート・アーカイブ・ファイル (.dta) を作成します。
- ランチャー: このスタンドアロン・アプリケーションから文書を生成できます。
ランチャーは、文書仕様ファイル (.dsx) を通じて、テンプレート出力を構成し、レポートを生成します。
追加のコンポーネント
Rational Publishing Engine クライアントのインストール時に、以下の追加のコンポーネントをオプションでインストールできます。
- Document Builder:
レポート設計者は、Document Studio で作成されたテンプレートを Document Builder にインポートし、それらをデータ・ソースに接続することができます。
こうすると、エンド・ユーザーはテンプレートやデータ・ソースの知識がなくても、シングルクリックで文書を生成できるようになります。また、文書生成をスケジュールすることもできます。
- アドイン: このアドインは、IBM Rational DOORS の統合に対応しています。
アドインを使用して、発行プロセスを Rational DOORS から直接開始できます。
これらのいずれかの製品の有効なインストール済み環境が検出されると、アドインが自動的にインストールされます。
RPE Document Builder をインストールした場合は、インストールの完了時にアプリケーション・サーバー上にそのアプリケーションをデプロイできます。