IBM® Rational® Publishing Engine の 2.1.1 リリースで注目すべき項目。
Rational Publishing Engine 2.1.1 には、Document Builder とデスクトップ・クライアントが含まれています。
この Document Builder を使用して、文書を作成、生成、モニター、および表示することができます。この Document Builder には、Web ユーザー・インターフェースと文書生成サービスの両方が含まれています。
注: 旧バージョンの Rational Publishing Engine では、Document
Builder は Web アプリケーションと呼ばれていました。
Document Builder - 日常ユーザー
- 成果物をグループ化しているときに、すべての項目を展開/省略できます。
Document Builder - レポート設計者
レポート設計者は、日常ユーザーに複雑さを意識させないようにすることができます。
- レポート設計者は新規サンプル・アセット (テンプレート、スニペット、スクリプト、スタイル・シートなど) を使用できます。
サンプル・アセットは、Rational DOORS® や Rational Quality Manager などの特定データ・ソースを操作するように設計されています。
サンプル・アセットの生成方法については、『Document Builder サンプル』を参照してください。
- レポート設計者は JavaScript ファイルをアップロードしたり操作したりできます。
- レポート設計者は、テーブル見出しにあるチェック・ボックスをクリックすることで、ビューに表示されたすべてのアセットを選択できます。
- レポート設計者は、複数のテンプレートを選択して「テンプレートからレポートを作成」アイコン
をクリックすれば、選択したテンプレートを「レポートの設計」ページにロードできます。
『テンプレートからレポートを作成』を参照してください。
Document
Studio
- 新しいガイド付きツアーを使用すると、データ・ソース
(Rational DOORS や
Rational DOORS Next Generation) 用の文書を素早くビルドおよび生成することができます。選択したツアーのガイド・ビューにある指示に従ってください。
- JavaScript エディターが機能向上し、構文の色分けや、コンテンツ・アシストが追加されました。
また、テンプレート内の参照リンクとして JavaScript を組み込むことができます。
『JavaScript コード・エレメントの追加』を参照してください。
- Web リソース URL からテンプレートを作成するためのドラッグ・アンド・ドロップ・サポートが、Design Management からのコミュニケーション図/オブジェクト・モデル図 URL 用に、および Jazz™ Reporting Service Report
Builder からのグラフィカル・レポート URL 用に追加されました。
結果のテンプレートおよび文書仕様が、REST URL、資格情報、および認証タイプを使用して自動的に構成されます。
『文書テンプレートを Web リソース URL から作成』を参照してください。
新しいトレーサビリティー・テンプレート
新しいトレーサビリティー・テンプレート (例えば、Rational DOORS Next Generation と
Rational Quality Manager テスト・ケースとの間のトレーサビリティー) が、Document Studio と
Document Builder のどちらにも用意されています。
出力の機能拡張
- 数学的方程式を文書に追加できるようになりました。『テキスト・エレメントの追加』を参照してください。
- リンクをイメージ上に設定できるようになりました。
- <sub> タグなど、リンク内にリッチ・テキストを追加できます。『ハイパーリンク
の追加』を参照してください。
- レガシー PDF ドライバーはサポートされなくなりました。文書の指定で、古いレガシー PDF ドライバーを指すようになっている場合は、その指定箇所を変更して、デフォルト PDF ドライバーを指すようにしてください。
その他の機能拡張
Rational Publishing Engine 1.3.0 以降では、(CLM 6.0.3 以降の)
微細化されたコンポーネントに対応する CLM 環境による文書生成がサポートされています。
微細化されたコンポーネントの構成は、グローバル構成に対しても同じように動作します。