Document BuilderWebSphere Application Server 上にデプロイする

WebSphere® Application Server バージョン 8.x 以降に Rational® Publishing Engine Document Builder を IBM® DB2® または Oracle と共にデプロイすることができます。

始める前に

Document Builder をデプロイする前に、WebSphere Application Server V8.x 以降と、RPE Document Builder フィーチャーを備えた Rational Publishing Engine をインストールする必要があります。
RPE_HOME¥document-builder ディレクトリーにある以下の Document Builder ファイルにアクセスできる必要があります。
  • com.ibm.rpe.web.app.ear (または rpeng.war ファイルと dgaas.war ファイル)
要確認: com.ibm.rpe.web.app.ear エンタープライズ・アプリケーションは、rpeng.wardgaas.war の 2 つの Web アプリケーションから成るバンドルです。以下のいずれかのデプロイメント・オプションを選択できます。
  • 単一の com.ibm.rpe.web.app.ear エンタープライズ・アプリケーションをデプロイする。
  • rpeng.wardgaas.war の両方の Web アプリケーションをデプロイする。
デプロイメントのシナリオおよび例で、どのように単一の com.ibm.rpe.web.app.ear エンタープライズ・アプリケーションをデプロイするかを説明します。

手順

  1. グローバル・セキュリティーを設定します。
  2. JVM を設定します。
  3. セッション管理を設定します。
  4. 環境変数を設定します。
  5. サーバーを再始動します。
  6. DB2 の場合: WebSphere Application ServerDB2 とともにデータ・ソースとして構成します
  7. Oracle の場合: WebSphere Application Server を Oracle とともにデータ・ソースとして構成します
  8. Document Builder をサーバーにデプロイします。
  9. dgaas アプリケーションの共有ライブラリーを作成します。
  10. Document Builder のユーザーを WebSphere Application Server で構成します。
  11. 共有ライブラリーをアプリケーションに関連付けます。
  12. ライセンス変数を構成します。

WebSphere Application Server でのグローバル・セキュリティーの設定

手順

  1. WebSphere Application Server を始動します。
  2. ブラウザーで、管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開きます。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  3. 「セキュリティー (Security)」を展開し、「グローバル・セキュリティー (Global security)」をクリックします。
  4. 「アプリケーション・セキュリティー (Application security)」セクションで、「アプリケーション・セキュリティーを使用可能にする (Enable application security)」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
  5. 「Java™ 2 セキュリティー」セクションで、すべてのオプションをクリアします。 「アプリケーションがカスタム許可を認可されたときに警告する」オプションが選択されており、それを編集できない場合は、以下を行います。
    1. 「Java 2 セキュリティーを使用してアプリケーションのアクセスをローカル・リソースに制限する」オプションを選択します。 「アプリケーションがカスタム許可を認可されたときに警告する」 が有効になります。
    2. 「アプリケーションがカスタム許可を認可されたときに警告する」オプションをクリアします。
    3. 「Java 2 セキュリティーを使用してアプリケーションのアクセスをローカル・リソースに制限する」オプションをクリアします。
  6. 「適用 (Apply)」をクリックします。
  7. 「保存」をクリックし、変更内容をマスター構成に直接保存します。

タスクの結果

これは、WebSphere Application Server の「グローバル・セキュリティー (global security)」ページの画面キャプチャーです。

JVM の設定

このタスクについて

ご使用のアプリケーション・サーバーのカスタム・プロパティーで、以下の Java 仮想マシン (JVM) 設定を定義します。
  • com.ibm.websphere.jaxrs.server.DisableIBMJAXRSEngine=true
  • org.eclipse.emf.common.util.URI.archiveSchemes=wsjar wszip jar zip

手順

  1. ブラウザーで、管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開きます。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  2. 「サーバー (Servers)」 > 「サーバー・タイプ (Server Types)」を展開し、「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」をクリックします。
  3. 「アプリケーション・サーバー」セクションで、サーバー・リンクをクリックします (例: server1)。
  4. 「構成」タブの「サーバー・インフラストラクチャー (Server Infrastructure)」セクションで、「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」を展開し、「プロセス定義 (Process definition)」リンクをクリックします。
  5. 「追加プロパティー (Additional Properties)」セクションで、「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」リンクをクリックします。
  6. 「追加プロパティー (Additional Properties)」セクションで、「カスタム・プロパティー (Custom properties)」リンクをクリックします。
  7. 「カスタム・プロパティー (Custom properties)」表で、「新規」をクリックします。
  8. 「一般プロパティー (General Properties)」セクションで、項目ごとに以下の値を指定して、「OK」をクリックします。
    表 1. WebSphere Application Server のカスタム JVM プロパティー
    名前 説明
    com.ibm.websphere.jaxrs.server.DisableIBMJAXRSEngine true IBM JAXRS を無効にします。
    org.eclipse.emf.common.util.URI.archiveSchemes wsjar wszip jar zip  
  9. 「保存」をクリックし、変更内容をマスター構成に直接保存します。

タスクの結果

WebSphere Application Server の管理コンソールの「カスタム・プロパティー (Comstom properties)」ページの画面キャプチャー

セッション管理の設定

このタスクについて

ご使用のアプリケーション・サーバーのカスタム・プロパティーで、次のセッション管理設定を定義します。
  • InvalidateOnUnauthorizedSessionRequestException=true

手順

  1. ブラウザーで、管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開きます。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  2. 「サーバー (Servers)」 > 「サーバー・タイプ (Server Types)」を展開し、「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」をクリックします。
  3. 「アプリケーション・サーバー」セクションで、サーバー・リンクをクリックします (例: server1)。
  4. 「構成」タブの「コンテナー設定 (Container Settings)」セクションの下で、「セッション管理 (Session management)」リンクをクリックします。
  5. 「追加プロパティー (Additional Properties)」セクションで、「カスタム・プロパティー (Custom properties)」リンクをクリックします。
  6. 「カスタム・プロパティー (Custom properties)」表で、「新規」をクリックします。
  7. 「一般プロパティー (General Properties)」セクションで、次の値を指定して、「OK」をクリックします。
    表 2. WebSphere Application Server のカスタム・セッション管理プロパティー
    名前 説明
    InvalidateOnUnauthorizedSessionRequestException true 無許可の要求に対して、セッション・マネージャーは、UnauthorizedSessionRequestException エラー・メッセージを出す代わりにセッションを無効にします。
  8. 「保存」をクリックし、変更内容をマスター構成に直接保存します。

タスクの結果

WebSphere Application Server の管理コンソールの「セッション管理プロパティー (Session management properties)」ページの画面キャプチャー

環境変数の設定

手順

  1. ブラウザーで、管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開きます。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  2. 「サーバー (Servers)」 > 「サーバー・タイプ (Server Types)」を展開し、「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」をクリックします。
  3. 「アプリケーション・サーバー」セクションで、サーバー・リンクをクリックします (例: server1)。
  4. 「構成」タブの「サーバー・インフラストラクチャー (Server Infrastructure)」セクションで、「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」を展開し、「プロセス定義 (Process definition)」リンクをクリックします。
  5. 「構成」タブの「追加プロパティー (Additional Properties)」セクションで、「環境項目 (Environment Entries)」リンクをクリックします。
  6. 「環境項目 (Environment Entries)」表で、「新規」をクリックします。
  7. 「一般プロパティー (General Properties)」セクションで、項目ごとに以下の値を指定して、「OK」をクリックします。
    表 3. WebSphere Application Server の環境変数プロパティー
    名前 説明
    DGAAS_URL http://<server IP>:<port>/dgaas/ 文書生成サービス環境変数
    VCAP_SERVICES {"sqldb": [{}]} DB2 または Oracle をデータベースとして使用する場合は、この環境変数を設定する必要があります。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「環境項目 (Environment Entries)」ページの画面キャプチャーです。
  8. 「保存」をクリックし、変更内容をマスター構成に直接保存します。

WebSphere Application Server の再始動

このタスクについて

Document Builder (com.ibm.rpe.web.app.ear、または rpeng.war ファイルと dgaas.war ファイル) をデプロイする WebSphere Application Server プロファイルを再始動します。

手順

  1. WebSphere Application Server を停止します
  2. WebSphere Application Server を開始します。

DB2 付属の WebSphere Application Server をデータ・ソースとして構成

WebSphere Application Server 上で DB2 データベースをセットアップし、Document Builder との接続を構成する必要があります。

始める前に

IBM DB2 データベースを Rational Publishing Engine Document Builder 用に作成する必要があります。 このデータベースには 16K ページと UTF-8 コード・セットが必要です。例えば、16K ページと UTF-8 コード・セットでデータベース rpedb2 を作成するには、次のコマンドを使用します。
db2 CREATE DATABASE rpedb1 AUTOMATIC STORAGE Yes USING CODESET UTF-8
    TERRITORY US COLLATE USING SYSTEM PAGESIZE 16384;
この例では、rpedb1 という名前のデータベースを使用します。データベースの作成については、DB2 製品資料を参照してください。

JDBC プロバイダーの作成

手順

  1. WebSphere Application Server を開始します。
  2. ブラウザーで管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開いてログインします。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  3. 「リソース」 > 「JDBC」 > 「JDBC プロバイダー (JDBC Providers)」を選択します。
  4. スコープを「セル」に設定します。
    セル
  5. 「新規」をクリックします。
  6. 「新規 JDBC プロバイダーの作成 (Create new JDBC provider)」ウィザードで、以下のように選択します。
    1. データベース・タイプ (Database type): DB2
    2. プロバイダー・タイプ (Provider type): DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダー (DB2 Universal JDBC Driver Provider)
    3. 実装タイプ (Implementation type): XA データ・ソース (XA data source)
    4. 実装タイプ (Implementation type): 名前を入力します (例: RPE)。
    「新規 JDBC プロバイダーの作成 (Create new JDBC provider)」ウィザード
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「データベース・クラスパス情報の入力 (Enter database class path information)」セクションに、クラスパスを入力します。以下の DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH を、DB2 .jar ファイルが置かれているディレクトリーに置き換えてください。
    <DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH>/db2jcc.jar
    <DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH>/db2jcc_license_cu.jar
    <DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH>/db2jcc_license_cisuz.jar
  9. WebSphere 変数 ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH} として保存されている db2jcc.jar、db2jcc_license_cisuz.jar のディレクトリー・ロケーションを入力します (例: C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥java)。
  10. ネイティブ・ライブラリー・パスを入力します (例: C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥java)。
  11. 「適用 (Apply)」をクリックします。
    データベース・クラスパス情報の入力
  12. ネイティブ・ライブラリー・パスが正しいことを確認し、「次へ」をクリックします。
    ネイティブ・ライブラリー・パス
  13. 「要約」ページを確認して、「終了」をクリックします。
    ネイティブ・ライブラリー・パス
  14. 変更内容をマスター構成に保存します。

rpeng アプリケーションのデータ・ソースの作成

手順

  1. 作成した JDBC プロバイダーに移動します。
    1. 「データ・ソース」をクリックします。
      「データ・ソース」リンク
    2. 「データ・ソース名」フィールドに、rpeng と入力します。
    3. 「JNDI 名 (JNDI name)」フィールドに RPENG_DB と入力し、「次へ」をクリックします。
      基本データ・ソース情報の入力
  2. データ・ソースに関するデータベース固有のプロパティーを入力し、「次へ」をクリックします。
    1. 「ドライバー・タイプ (Driver Type)」値を 4 に設定します。
    2. 「データベース名 (Database Name)」フィールドに、データベース名を入力します。
    3. 「サーバー名 (Server Name)」フィールドに、DB2 が稼働しているマシンのホスト名を入力します。
    4. 「ポート番号 (Port Number)」フィールドに、DB2 データベースのポート番号を入力します。
      データ・ソースに関するデータベース固有のプロパティーの入力
  3. 「セキュリティー別名の設定 (Setup security aliases)」セクションで、「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページを確認して、「終了」をクリックします。
    データ・ソースの要約
  5. 変更内容をマスター構成に保存します。

dgaas アプリケーションのデータ・ソースの作成

手順

rpeng アプリケーションのデータ・ソースの作成』の手順を繰り返し、DGAAS「データ・ソース名 (Data source name)」として設定し、DGAAS_DB「JNDI 名 (JNDI name)」として設定します。
基本データ・ソース情報の入力

認証データ入力項目の作成

手順

  1. RPE JDBC プロバイダーに移動し、「データ・ソース」をクリックします。
  2. 「データ・ソース」ページで、rpeng データ・ソースをクリックします。
  3. 「関連項目 (Related Items)」セクションで、「JAAS-J2C 認証データ (JAAS-J2C authentication data)」をクリックします。
  4. 「新規」をクリックします。
  5. データベースの認証の詳細を入力します。
    • DB2 の場合: DB2 別名、ユーザー ID、およびパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
      新規認証データ
    • Oracle の場合: Oracle 別名、ユーザー ID、およびパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
      新規認証データ
  6. 変更内容をマスター構成に保存します。
  7. rpeng データ・ソースに戻ります。
  8. 「セキュリティー設定 (Security settings)」で、以下のオプションに対して rpedb1 データベースを選択します。
    1. XA リカバリーの認証別名 (Authentication alias for XA recovery)
    2. コンポーネント管理認証別名 (Component-managed authentication alias)
    3. コンテナー管理認証別名 (Container-managed authentication alias)
    セキュリティー設定
  9. 「OK」をクリックして保存します。
  10. rpeng データ・ソースに再度移動し、「接続のテスト (Test Connection)」をクリックしてデータ・ソースをテストします。
    接続テストの成功
  11. dgaas データ・ソースについてステップ 7 から 10 を繰り返します。

WebSphere Application Server を Oracle とともにデータ・ソースとして構成

WebSphere Application Server 上で Oracle データベースをセットアップし、Document Builder との接続を構成する必要があります。

始める前に

  • Oracle データベースを作成してセットアップするには、データベースを準備しているユーザーがそのデータベースに対するデータベース管理者権限を持っていることが必要です。データベース、表スペース・ストレージ、および適切なストレージ構成は、システム管理者権限を持つユーザーによって作成されます。
  • 使用している Oracle のバージョンによって異なりますが、必要な Java Database Connectivity (JDBC) ドライバーは ojdbc7.jar です。
  • サポートされるデータベース・バージョンおよび JDBC ドライバーのリストを生成するには、http://www.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/softwareReqsForProduct.htmlを参照してください。
  • このトピックで使用する構成パラメーターと表スペース・オプションは例であり、ユーザーの使用環境に完全には適用されない可能性があります。 例えば、AUTOEXTEND 設定が使用できない場合、ファイルは増大に備えて十分な大きさにする必要があります。 また、データベース・ユーザーに UNLIMITED のサイズ割り当て量を使用できない場合、急速な増大に備えて十分なスペースを用意しなければなりません。
  • Document Builder アプリケーション用に作成するデータベースは、文字セットとして UTF-8 を使用するようフォーマット設定する必要があります。 デフォルトでは、Oracle は UTF-8 の文字セットを使用したデータベースを作成しません。 新規データベースを作成する際は、Oracle データベース・セットアップで必ず AL32UTF8 を選択するようにしてください。

データベースおよび表スペースの作成

手順

  1. システム管理者で Document Builder 用に UTF-8 エンコード方式のデータベース (例: rpedb) を作成します。
    1. データベース構成アシスタント・ウィザードを開始し、「ようこそ」ページで「次へ」をクリックします。
    2. 「操作 (Operations)」ページで「データベースの作成 (Create a Database)」を選択し、「次へ」をクリックします。
    3. 「テンプレート」ページで「カスタム・データベース (Custom Database)」を選択し、「次へ」をクリックします。
    4. 「グローバル・データベース名 (Global Database Name)」フィールドと「SID」フィールドの両方にコンテンツ・ストレージ・データベースの名前 (例: CLMDB) を入力します。 「次へ」をクリックします。
    5. データベース制御を構成するには、アラート通知に関して必要な情報を入力し、オプションで日次ディスク・バックアップ・スケジュールを有効にします。 データベース制御を構成せずに作業を続行するには、「Enterprise Manager の構成 (Configure Enterprise Manager)」の横にあるチェック・ボックスをクリアし、「次へ」をクリックします。
    6. 「データベース資格情報 (Database Credentials)」ページでユーザー・アカウントのオプションを選択し、「次へ」をクリックします。
      注: Oracle のパスワードの複雑性ポリシーでは、パスワードの長さは 8 文字以上でなければなりません。 また、パスワードには、大文字、小文字、および数字がそれぞれ 1 文字以上含まれていなければなりません。
    7. 次のページで、データベース・ファイルのストレージ・タイプとロケーションを選択します。 「次へ」をクリックします。
    8. 次のページでデータベースの復旧オプションを選択し、「次へ」をクリックします。
    9. 次のページで、データベースにサンプル・スキーマを追加するのかどうかを指定します。 「次へ」をクリックします。
    10. 次のページで「文字セット (Character Sets)」タブをクリックし、「Unicode (AL32UTF8) の使用 (Use Unicode (AL32UTF8))」を選択します。 「次へ」をクリックします。
      注: 文字セットを Unicode (AL32UTF8) に設定すると、複数の言語グループを保管できるようになります。
    11. 「データベース・ストレージ (Database Storage)」ページでデータベース・オブジェクトを確認または変更し、「次へ」をクリックします。
    12. 次のページで「終了」をクリックし、データベースの作成に進みます。
    13. 「確認」ウィンドウが開くので、オプションでページを HTML ファイルとして保存して「OK」をクリックします。 進行状況表示バーが表示され、データベース作成の進行状況が示されます。
  2. SQL *Plus のウィンドウを開き、SYSTEM または SYSDBA でログインします。
  3. [OracleInstallDir]/dbhome_1/bin (例えば、/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/bin ) にナビゲートして、次のコマンド (password はご使用のパスワード) を入力します。
    ./sqlplus sys/[password]@RPEDB as sysdba
    Oracle へのログイン
  4. Rational Publishing Engine 用の表スペースを作成します。

    Rational Publishing Engine 用の表スペースを作成するには、次のコマンドを入力します。 RPE は表スペース名に、ORACLE_BASE は Oracle がインストールされている絶対パスに、RPEDB はステップ 1 で作成したデータベースの名前に、RPE.DBF は作成するデータ・ファイルの名前に置き換えてください。

    CREATE TABLESPACE RPE 
    DATAFILE 'ORACLE_BASE/oradata/RPEDB/RPE.DBF' 
    SIZE 1G AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL AUTOALLOCATE;
    以下に例を示します。
    CREATE TABLESPACE RPEDB_TS DATAFILE '/u01/app/oracle/oradata/RPEDB/RPEDB_TS.dbf' SIZE 1G
            AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL AUTOALLOCATE;
  5. Rational Publishing Engine 用の一時的な表スペースを作成します。 Rational Publishing Engine 用の一時的な表スペースを作成するには、次のコマンドを入力します。 RPE_TEMP は一時的な表スペース名に、ORACLE_BASE は Oracle がインストールされている絶対パスに、RPEDB はステップ 1 で作成したデータベースの名前に、RPE_TEMP.DBF は作成する一時ファイルの名前に置き換えてください。
    CREATE TEMPORARY TABLESPACE RPE_TEMP 
    TEMPFILE 'ORACLE_BASE/oradata/RPEDB/RPE_TEMP.DBF' 
    SIZE 20M AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL UNIFORM SIZE 1M;
    以下に例を示します。
    CREATE TEMPORARY TABLESPACE RPEDB_TEMP TEMPFILE
            '/u01/app/oracle/oradata/RPEDB/RPEDB_TEMP.DBF' SIZE 20M AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT
            LOCAL UNIFORM SIZE 1M
  6. Oracle Enterprise Manager Database Control ポータルに sys ユーザーでログインします。 「ストレージ (Storage)」 > 「表スペース (Tablespaces)」をクリックして、作成した表スペースが表示されること、およびその表スペースにアクセスできることを確認してください。
    Oracle Enterprise Manager
  7. 表スペースを作成したら、各アプリケーションで Oracle データベースを使用できるように特別な Oracle ユーザーを作成する必要があります。 今回の例では、ユーザー RPE_USER を作成し、そのユーザーに権限を付与します。 この Oracle データベース・ユーザーは、セッション、表、プロシージャー、およびビューを作成する特権を使用して、表スペース (無制限の表スペースなのか、スペース・クォータが指定されている表スペースなのかは関係ない) にデータベース・オブジェクトを作成できなければなりません。 新規表スペースごとに Oracle データベース・ユーザーを作成するには、次のコマンドを入力します。 USER_NAME は、作成するユーザーに、PASSWORD はそのユーザーのパスワードに、RPEDB_TS は、ステップ 4 で作成した表スペースの名前に、RPEDB_TEMP は、作成する一時的な表スペースに置き換えてください。
    CREATE USER  USER_NAME IDENTIFIED BY PASSWORD DEFAULT TABLESPACE RPEDB_TS QUOTA UNLIMITED ON
          RPEDB_TS TEMPORARY TABLESPACE RPEDB_TEMP;
    以下に例を示します。
    CREATE USER  RPE_USER IDENTIFIED BY RPEt3st123 DEFAULT TABLESPACE RPEDB_TS QUOTA UNLIMITED
            ON RPEDB_TS TEMPORARY TABLESPACE RPEDB_TEMP;
  8. 表スペースに対する必要な権限を付与するために、次のコマンドを入力します。
    GRANT CREATE PROCEDURE, CREATE SESSION, CREATE TABLE, CREATE VIEW TO RPE_USER
  9. この時点で、RPE_USER を使用して SQL *Plus Editor にログインし、正常に認証を行うことができることを確認します。例えば、次のようにします。
    ./sqlplus.sh rpe_user/RPEt3st123@RPEDB

JDBC プロバイダーの作成

手順

  1. WebSphere Application Server を開始します。
  2. ブラウザーで管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開いてログインします。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  3. 「リソース」 > 「JDBC」 > 「JDBC プロバイダー (JDBC Providers)」を選択します。
  4. スコープを「セル」に設定します。
    セル
  5. 「新規」をクリックします。
  6. 「新規 JDBC プロバイダーの作成 (Create new JDBC provider)」ウィザードで、以下のように選択します。
    1. データベース・タイプ (Database type): Oracle
    2. プロバイダー・タイプ (Provider type): Oracle JDBC ドライバー
    3. 実装タイプ (Implementation type): XA データ・ソース (XA data source)
    4. 実装タイプ (Implementation type): 名前を入力します (例: RPE_Oracle)。
    「新規 JDBC プロバイダーの作成 (Create new JDBC provider)」ウィザード
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「データベース・クラスパス情報の入力 (Enter database class path information)」セクションで、クラスパス・セクションが ojdbc7.jar のロケーションを指していることを確認します。 そのセクションが ojdbc6.jar を指している場合は、そのセクションを ojdbc7.jar として更新し、「適用 (Apply)」をクリックします。 例えば、次のようにします。
    ${ORACLE_JDBC_DRIVER_PATH}/odjbc7.jar 
  9. 「ojdbc7.jar」ファイルのディレクトリー・ロケーションを入力します。 このファイルは WebSphere 変数 ${ORACLE_JDBC_DRIVER_PATH} として保存されています。 例えば、/oracle_jdbc のようにします。
    データベース・クラスパス情報の入力 (Enter database class path information)
  10. 要約ページを確認して、「終了」をクリックします。
    ネイティブ・ライブラリー・パス
  11. 変更内容をマスター構成に保存します。

rpeng アプリケーションのデータ・ソースの作成

手順

  1. 作成した JDBC プロバイダーに移動します。
    1. 「データ・ソース」をクリックします。
      「データ・ソース」リンク
    2. 「データ・ソース名」フィールドに、rpeng と入力します。
    3. 「JNDI 名 (JNDI name)」フィールドに RPENG_DB と入力し、「次へ」をクリックします。
      基本データ・ソース情報の入力
  2. データ・ソースに関するデータベース固有のプロパティーを入力し、「次へ」をクリックします。
    1. 「URL」フィールドに Oracle データベースの URL (例: jdbc:oracle:thin:@[server]:1521/RPEDB) を入力します。
    2. 「このデータ・ソースを container managed persistence (CMP) で使用 (Use this data source in container managed persistence (CMP))」チェック・ボックスをクリアし、「次へ」をクリックします。
      データ・ソースに対してデータベース固有のプロパティーを入力
  3. 「セキュリティー別名の設定 (Setup security aliases)」セクションで、「次へ」をクリックします。
  4. 要約ページを確認して、「終了」をクリックします。
    データ・ソース要約
  5. 変更内容をマスター構成に保存します。

dgaas アプリケーションのデータ・ソースの作成

手順

rpeng アプリケーションのデータ・ソースの作成』の手順を繰り返し、DGAAS「データ・ソース名 (Data source name)」として設定し、DGAAS_DB「JNDI 名 (JNDI name)」として設定します。
基本データ・ソース情報の入力

認証データ入力項目の作成

手順

  1. RPE JDBC プロバイダーに移動し、「データ・ソース」をクリックします。
  2. 「データ・ソース」ページで、rpeng データ・ソースをクリックします。
  3. 「関連項目 (Related Items)」セクションで、「JAAS-J2C 認証データ (JAAS-J2C authentication data)」をクリックします。
  4. 「新規」をクリックします。
  5. Oracle 別名、ユーザー ID、パスワードを入力し、「OK」をクリックします。
    新規認証データ
  6. 変更内容をマスター構成に保存します。
  7. rpeng データ・ソースに戻ります。
  8. 「セキュリティー設定 (Security settings)」で、以下のオプションに対して rpedb データベースを選択します。
    1. XA リカバリーの認証別名 (Authentication alias for XA recovery)
    2. コンポーネント管理認証別名 (Component-managed authentication alias)
    3. コンテナー管理認証別名 (Container-managed authentication alias)
    セキュリティー設定
  9. 「OK」をクリックして保存します。
  10. rpeng データ・ソースに再度移動し、「接続のテスト (Test Connection)」をクリックしてデータ・ソースをテストします。
    接続テストの成功
  11. dgaas データ・ソースについてステップ 7 から 10 を繰り返します。

Document Builder を WebSphere Application Server 上にデプロイ

始める前に

以下のアセットが作成されていることを確認します。
  • DB2 または Oracle 内の Rational Publishing Engine 用のデータベース
  • JNDI 名 RPENG_DBrpeng データ・ソース
  • JNDI 名 DGAAS_DBDGAAS データ・ソース

手順

  1. ブラウザーで、管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開きます。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  2. 「アプリケーション」を展開し、「新規アプリケーション」をクリックします。
  3. 「新規エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。
  4. 「アプリケーション・インストールの準備 (Preparing for the application installation)」ウィンドウで、ローカルまたはリモートのファイル・システム上の com.ibm.rpe.web.app.ear へのパスを指定します。
    • ローカル・ファイルを使用する場合は、「ローカル・ファイル・システム」を選択します。
    • リモート・ファイルを使用する場合は、「リモート・ファイル・システム」を選択します。
    com.ibm.rpe.web.app.ear ファイルのパスを入力するか、「参照」をクリックしてパスを指定します。デフォルトでは、このアーカイブ・ファイルは RPE_HOME¥document-builder¥com.ibm.rpe.web.app.ear にあります。
  5. 「次へ」をクリックします。
  6. 「ファスト・パス - 追加情報が必要な場合のみプロンプトを出す」を選択し、「次へ」をクリックします。
  7. 「インストール・オプションの選択 (Select these installation options)」ページで、デフォルトの設定値を受け入れ、「次へ」をクリックします。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「インストール・オプションの選択 (Select these installation options)」ページの画面キャプチャーです。
  8. 「モジュールをサーバーにマップ (Map modules to servers)」ページで、「Rational Publishing Engine」および「DGaaS」モジュールを選択し、「次へ」をクリックします。
  9. 「リソース参照をリソースにマップ (Map resource references to resources)」ページで、「Rational Publishing Engine」モジュールおよび「DGaaS」モジュールのデータ・ソースを指定します。
    1. 「Rational Publishing Engine」モジュール項目の場合は、「ターゲット・リソースの JNDI 名 (Target Resource JNDI Name)」列で「参照」をクリックします。
      これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「リソース参照をリソースにマップ (Map resource references to resources)」ページの画面キャプチャーです。
    2. 「新規アプリケーション (New Application)」ページで、JNDI 名を RPENG_DB に設定して「rpeng」オプションを選択します。
      これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「新規アプリケーション (New Application)」ページの画面キャプチャーです。
    3. 「適用 (Apply)」をクリックします。
    4. 「DGaaS」モジュール項目の場合も同様にステップを繰り返し、「ターゲット・リソースの JNDI 名 (Target Resource JNDI Name)」列で「参照」をクリックします。
    5. 「新規アプリケーション (New Application)」ページで、JNDI 名を DGAAS_DB に設定して「DGAAS」オプションを選択します。
    6. 「適用 (Apply)」をクリックします。
    7. 「次へ」をクリックします。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「リソース参照をリソースにマップ (Map resource refernces to resources)」ページの画面キャプチャーです。
  10. 「Web モジュールの仮想ホストをマップ (Map virtual hosts for Web modules)」ページで、「Rational Publishing Engine」および「DGaaS」を選択し、「次へ」をクリックします。
  11. 「要約」を確認して、「終了」をクリックします。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「要約」ページの画面キャプチャーです。
  12. Document Builder がサーバー上に正常にデプロイされたことを確認するには、プロセス・ログに表示される以下の出力メッセージを検索します。
    Application com.ibm.rpe.web.app installed successfully.
  13. 「保存」をクリックし、変更内容をマスター構成に直接保存します。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールのプロセス・ログ・ページの画面キャプチャーです。
  14. 「アプリケーション (Applications)」 > 「アプリケーション・タイプ (Application Types)」を展開し、「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション (WebSphere enterprise applications)」をクリックします。 追加した com.ibm.rpe.web.app アプリケーションが、入力したアプリケーション名でリストされます。
  15. 「名前」列で、com.ibm.rpe.web.app リンクをクリックします。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」ページの画面キャプチャーです。
  16. 詳細プロパティー」セクションで、「クラス・ロードおよび更新の検出 (Class loading and update detection)」リンクをクリックします。
  17. 「クラス・ローダー順序」セクションで、「最初にローカル・クラス・ローダーをロードしたクラス (親は最後)」を選択し、「OK」をクリックします。
    これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「クラス・ローダー (Class Loader)」ページの画面キャプチャーです。
  18. com.ibm.rpe.web.app アプリケーションのコンテキスト・ルートを確認します。
    1. 「Web モジュールのプロパティー (Web Module Properties)」セクションで、「Web モジュールのコンテキスト・ルート (Context Root for Web Modules)」をクリックします。
    2. Web モジュールに指定したコンテキスト・ルートが以下の値と一致することを確認し、「OK」をクリックします。
      表 4. com.ibm.rpe.web.app アプリケーションのコンテキスト・ルートの確認
      Web モジュール URI コンテキスト・ルート
      Rational Publishing Engine com.ibm.rpe.web.ui.war、WEB-INF/web.xml rpeng
      DGaaS com.ibm.rpe.web.service.docgen.war、WEB-INF/web.xml dgaas
      これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「コンテキスト・ルート (Context Root)」ページの画面キャプチャーです。
    3. 「構成」タブで「OK」をクリックします。
  19. 「保存」をクリックし、変更内容をマスター構成に直接保存します。
  20. サーバー上で Document Builder を開始します。
    1. 「com.ibm.rpe.web.app」チェック・ボックスを選択して、「開始」をクリックします。
    2. サーバー上で Document Builder が正常に始動すると、以下のメッセージが表示されます。
      Application com.ibm.rpe.web.app on server server_name and node node_name started succesfully.  The collection may need to be refreshed to show the current status.
      これは、WebSphere Application Server の管理コンソールの「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」ページの画面キャプチャーです。

WebSphere Application Server での Document Builder のユーザーの構成

このタスクについて

このタスクを実行するには、『WebSphere Application Server での Document Builder のユーザーの構成』の手順を実行する必要があります。

dgaas アプリケーションの共有ライブラリーの作成

手順

  1. 「共有ライブラリー (Shared libraries)」ページに進みます。
  2. コンソール・ナビゲーション・ツリーで、「環境 (Environment)」 > 「共有ライブラリー (Shared libraries)」をクリックします。
  3. 共有ライブラリーのスコープを選択します。コレクション表のスコープを変更し、特定のセル、ノード、またはサーバー内にある共有ライブラリーを確認します。「ノード」および「サーバー (Server)」オプションを選択します。
    「共有ライブラリーのスコープ (Shared libraries scope)」ページ
  4. 「新規」をクリックします。
  5. 名前 (例えば dgaas.ear) を指定します。
  6. 以下の HTTP .jar ファイルのクラスパスを指定します。
    <WAS_HOME>¥profiles¥AppSrv01¥installedApps¥<cell Name>¥com.ibm.rpe.web.app.ear¥dgaas.war¥WEB-INF¥lib¥org.apache.httpcomponents.httpclient_<version>.jar
    <WAS_HOME>¥profiles¥AppSrv01¥installedApps¥<cell Name>¥com.ibm.rpe.web.app.ear¥dgaas.war¥WEB-INF¥lib¥org.apache.httpcomponents.httpcore_<version>.jar
  7. 「この共有ライブラリーに分離クラス・ローダーを使用 (Use an isolated class loader for this shared library)」クラス・ロード・オプションを選択し、「OK」をクリックします。
    コンテナー規模の共有ライブラリーの「共有ライブラリー (Shared libraries)」ページ
  8. 「保存」をクリックして、マスター構成に変更を適用して更新します。

次のタスク

ヒント: Rational Publishing Engine バージョン 2.0.1 から、ライセンスを取り込むために追加の共有ライブラリー rpe.lib を作成する必要はなくなりました。このタスクは自動化されました。

共有ライブラリーとアプリケーションの関連付け

手順

  1. 「アプリケーション (Applications)」 > 「アプリケーション・タイプ (Application Types)」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション (WebSphere enterprise applications)」 > 「com.ibm.rpe.web.app」 > 「共有ライブラリー参照 (Shared library references)」をクリックし、「共有ライブラリー参照 (Shared library references)」ページにアクセスします。
    rpe.lib の「共有ライブラリー (Shared libraries)」ページ
  2. 「共有ライブラリー参照 (Shared library references)」ページで、共有ライブラリーを関連付けるアプリケーション (この場合は com.ibm.rpe.web.app) を選択します。
  3. 「共有ライブラリーの参照 (Reference shared libraries)」をクリックします。
    「共有ライブラリー参照 (Shared library references)」ページ
  4. 「共有ライブラリーのマッピング」ページで、アプリケーションまたはモジュールが使用する dgaas.ear 共有ライブラリーを選択します。
  5. 「>>」をクリックし、ライブラリーを「使用可能 (Available)」リストから「選択済み」リストに移動します。
    「共有ライブラリー・マッピング (Shared libraries mapping)」ページ
  6. 「共有ライブラリー参照 (Shared library references)」ページで、「OK」をクリックします。
  7. 変更内容をマスター構成に保存します。

ライセンス変数の構成

手順

  1. TELELOGIC_LICENSE_FILE 環境変数を確認します。 例えば、WebSphere Application Server のライセンス・ファイルに対する環境変数は「環境項目 (Environment Entries)」ページで作成できます:
    Telelogic 環境変数の追加
    Linux の場合は、TELELOGIC_LICENSE_FILE$HOME/.flexlmrc に登録されています。
  2. WebSphere Application Server を再始動します。

タスクの結果

ブラウザーで以下の URL を開いて、Document Builder がデプロイされていることを確認できます。http://server:port/rpeng/
ヒント: Web ブラウザーで、次のエラーが出される場合があります。
Error 500: com.ibm.websphere.servlet.session.UnauthorizedSessionRequestException:
    SESN0008E: A user authenticated as anonymous has attempted to access a session owned by
    user:defaultWIMFileBasedRealm/uid=rpe_designer,o=defaultWIMFileBasedRealm.
このエラー・メッセージを解決するためには、WebSphere Application Server のカスタム・プロパティーで、InvalidateOnUnauthorizedSessionRequestException セッション管理プロパティーが true に設定されていることを確認してください。 詳しくは、このトピックにある『セッション管理の設定』というセクションを参照してください。

ログインするには、適切なユーザー (rpe_adminrpe_designerrpe_user など) のユーザー名とパスワードを指定し、「ログイン」をクリックします。

これは、Web アプリケーションのログイン画面の画面キャプチャーです。

次の Rational Publishing EngineDocument Builder が、ご使用のブラウザーに表示されます。

Web アプリケーションのホーム・ページ

文書生成サービスの状況を確認するには、ブラウザーに http://server:port/dgaas/debug と入力します。

Web アプリケーションのホーム・ページ

次のタスク

文書を生成するために文書生成サービス・テクノロジーを使用し、文書生成サービスのアセットと文書の保管インターフェースを提供する Newskeeper サンプル・アプリケーションを、必要に応じてデプロイして実行することができます。 詳しくは、『Newskeeper サンプルの実行』を参照してください。

http://server:port/rpeng/ ページにリストされる Rational Publishing Engine Document Builder を構成します。各 URL の使用法および各フィーチャーを構成するタスクの説明については、『Document Builder URL』を参照してください。