ボタン・プロキシー・サンプルのテスト

このプロキシー・サンプルでは、単純なプロキシーの作成、コントロールへのプロキシーのマップ、プロキシーのデプロイ、およびプロキシーが機能する様子の確認方法について説明します。

ボタン・アプリケーション・サンプルをテストし、ボタン・コントロールのデフォルト値を表示する操作

  1. インポートした ButtonApp プロジェクト・フォルダーにある AWTButtonApp.java ファイルおよび JButtonApp.java ファイルを開きます。
  2. Functional Test」パースペクティブを開きます。
  3. AWTButtonApp.java スクリプトを実行します。 サンプル・ボタン・アプリケーションが表示されます。
  4. ボタン・コントロールをテストするには、機能テスト・スクリプトを記録し、サンプル・アプリケーションのボタン・コントロールをクリックします。
  5. テスト・オブジェクト・マップを開きます。 java.awt.Button の「管理プロパティー」の下の「プロキシー・クラス名 (#proxy)」プロパティーが、.java.awt.ButtonProxy であることに注目してください。 これは、このコントロールのデフォルト値です。
  6. 同様に、JButtonApp.java スクリプトを実行します。 サンプル・ボタン・アプリケーションが表示されます。
  7. ボタン・コントロールをテストするには、機能テスト・スクリプトを記録し、サンプル・アプリケーションのボタン・コントロールをクリックします。
  8. テスト・オブジェクト・マップを開きます。 javax.swing.JButton の「管理プロパティー」の下の「プロキシー・クラス名 (#proxy)」プロパティーが、.java.jfc.AbstractButtonProxy であることに注目してください。 これは、このコントロールのデフォルト値です。
  9. ボタンのクリックは、button.Click() として記録されることに注目してください。

バイナリー・ファイルのデプロイ

  1. Java パースペクティブを開きます。
  2. ButtonProxy プロジェクトから、ButtonProxy.jar および ButtonProxy.rftcust をカスタマイズ・ディレクトリーにコピーします。 カスタマイズ・ディレクトリーのデフォルトの場所は、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥RFT¥customization です。

プロキシー・デプロイメントの確認

プロキシーをデプロイすると、コントロールの値を検証できるようになります。
  1. Rational® Functional Tester を再始動します。
  2. 前のセクションに記載されている方法で、ButtonApp アプリケーションを開きます。
  3. サンプル・アプリケーションのボタンをテストするために機能テスト・スクリプトを記録します。
  4. テスト・オブジェクト・マップを開きます。 java.awt.Button および javax.swing.JButton の「管理プロパティー」の下の「プロキシー・クラス名 (#proxy)」プロパティーが、それぞれ sdk.sample.awt.ExtendedButtonProxy および sdk.sample.swt.ExtendedJButtonProxy であることに注目してください。 このプロキシー・サンプルは、プロキシー・メソッド public String getDescriptiveName() を拡張して、java.awt.Button および javx.swt.JButton コントロールの TestObject 記述名を変更します。
  5. プロキシーをデプロイした後、java.awt.Button コントロールおよび javax.swing.JButton コントロールに対するクリックは、それぞれ button_button.click() および jbutton_button().click() として記録されることに注目してください。これは、これら 2 つのコントロールの TestObject に指定された記述名がプロキシーによって変更されるためです。

フィードバック