動的検索機能の有効化

テスト・オブジェクト・マップは、テスト対象アプリケーション内のテスト・オブジェクトを階層としてリストします。 テスト対象アプリケーションを変更すると、オブジェクト階層に変更が生じる可能性があります。 その場合、Rational® Functional Tester は再生時に、階層上の場所が変更されたオブジェクトを見つけることができず、これが原因で再生が失敗します。 動的検索機能を使用すると、テスト対象アプリケーションの階層の変化による再生の失敗を防ぐことができます。 オブジェクト認識スコアリング (ScriptAssure) に基づく検索で、階層が変化したオブジェクトを見つけることができない場合、動的検索機能はそのようなオブジェクトの検索を実行します。

このタスクについて

「設定」ダイアログ・ボックスの「動的検索の有効化 (Dynamic Find Enablement)」ページで、統合開発環境 (IDE) のすべての機能テスト・スクリプトに対する動的検索機能を有効/無効にすることができます。 個別のスクリプトに対しては、「ログの選択」ページで機能を有効/無効にすることができます。 「ログの選択」ページに関するトピックの説明を参照してください。 また、コマンド行インターフェースから有効/無効にすることもできます。 詳しくは、Functional Tester のコマンド行インターフェースに関するトピックを参照してください。
注: 「設定」ダイアログ・ボックスで動的検索機能を有効にすると、IDE 内のすべてのスクリプトに設定が適用されます。 スクリプトを実行するとき、「ログの選択」ページで個別のスクリプトに対するこの設定をオーバーライドできます。

手順

  1. 「Functional Test」メニューで、「ウィンドウ」 > 「設定」をクリックして、 「設定」ダイアログ・ボックスを開きます。
  2. Functional Test」を展開して、「再生」をクリックします。
  3. 動的検索の有効化 (Dynamic find enabled)」をクリックします。
  4. スコア検索が失敗した場合にスクリプト検索を有効にする (Enable script find if scoring find fails)」チェック・ボックスを選択します。
    注: また、階層の変化による再生の失敗を防ぐために「動的テスト・オブジェクトの挿入」メソッドを使用することもできます。 このメソッドを使用すると、親の子孫としてテスト・オブジェクトをアンカーすることができます。 これにより、オブジェクト階層の変化に合わせてスクリプト再生に回復力を提供することができます。 動的テスト・オブジェクトの挿入について詳しくは、『動的テスト・オブジェクトの挿入』のトピックを参照してください。

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