Functional Tester の例

Functional Tester には、独自のスクリプトで使用できるサンプル・コードも用意されています。 Functional Tester に付属のサンプル・プロジェクト中からこれらのサンプルを開くことができます。

サンプル・プロジェクトにアクセスするには、「ようこそ」ページまたは「ヘルプ」メニューから、サンプル・ギャラリーを開きます。 「ヘルプ」 > 「サンプル・ギャラリー」をクリックします。 ギャラリーで、「Functional Test サンプル・プロジェクト」を参照します。 これは「テクノロジー」カテゴリーにリストされています。

Functional Tester のサンプル・プロジェクト

このサンプル・プロジェクトは、Functional Tester チュートリアルを使用して作成したものです。 チュートリアルの学習中にそのスクリプトや他のテスト資産を確認することも、チュートリアルの終了後に自分のファイルと比較することもできます。

このサンプル・プロジェクトには、スクリプト、検査ポイント、オブジェクト・マップなど、チュートリアルの終了時に作成されるファイルが含まれています。 サンプル・スクリプトは、チュートリアルの終了時の状態になっています。 そのスクリプトや他の資産を参照用として自分のファイルと比較することも、実際にスクリプトを再生することも可能です。 このチュートリアル・スクリプトは「ClassicsSample」という名前です。

プロジェクトを開くには、「インポート」リンクをクリックします。 プロジェクトが「プロジェクト」ビューに表示されます。 「スクリプト」ウィンドウでスクリプトの内容を確認するには、スクリプト名をクリックします。 「Functional Test」ツールバーの「Functional Test スクリプトの実行」ボタン「Functional Test スクリプトの実行」をクリックして、スクリプトを再生することができます。

このプロジェクトには、ご自分のスクリプトで使用できるサンプル・コードも含まれています。

クラス パッケージ 説明
ExtensionScript スーパースクリプト いくつかの汎用ユーティリティー・メソッドを提供します。
HtmlScript スーパースクリプト 予期しないアクティブな HTML ダイアログを自動的に閉じるためのハンドラーを提供します。
WindowScript スーパースクリプト Microsoft Windows のネイティブ・アプリケーションに関する問題の回避に役立つメソッドをいくつか提供します。
SwtScript スーパースクリプト SWT ベースのアプリケーションのテストに役立つメソッドをいくつか提供します。 ただし、この実装は、Microsoft Windows 固有の WindowScript を利用します。 このクラスは、Linux では機能しません。
EclipseScript スーパースクリプト Eclipse プラットフォーム (http://www.eclipse.org/ を参照) の内部で実行するプラグインのテストに役立つメソッドをいくつか提供します。 ただし、このコードは、内部の Eclipse クラスを利用するので、将来のバージョンの Eclipse では機能しない可能性があります。 このクラスは、SUT 内の静的メソッドの呼び出しとカスタム・テスト・オブジェクトの使用に対応しています。
WorkbenchTestObject testobject.eclipse Eclipse (http://www.eclipse.org/ を参照) シェル Workbench 用のテスト・オブジェクトです。
WorkbenchWindowTestObject testobject.eclipse Eclipse (http://www.eclipse.org/ を参照) シェル WorkbenchWindow 用のテスト・オブジェクトです。
WorkbenchPageTestObject testobject.eclipse Eclipse (http://www.eclipse.org/ を参照) シェル WorkbenchPage 用のテスト・オブジェクトです。

サンプルの使用法

サンプルを使用するには、testobject ディレクトリーと superscript ディレクトリーとそれぞれの内容を Functional Tester プロジェクトにコピーします。

いずれかのスーパースクリプトを使用するには、スクリプトのヘルパー・スーパークラス・プロパティーをスーパースクリプトの絶対クラス名に設定します。 例えば、ExtensionScript スーパークラスを使用する場合、「X」というスクリプトであれば、「Functional Test プロジェクト」ビューで「X」を右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティー」を選択します。 「X.java のプロパティー」というダイアログで、左側のリストから「Functional Test スクリプト」を選択します。 最後に、「ヘルパー・スーパークラス」という編集ボックス内のテキストを「superscript.ExtensionScript」に設定します。 さらに、プロジェクトの設定を変更して、プロジェクト内のすべての新規作成スクリプトがこのスーパースクリプトを拡張したものになるようにすることもできます。 プロジェクト用のデフォルトのヘルパー・スーパースクリプトを定義するには、プロジェクトを右クリックして、ポップアップ・メニューから「プロパティー」を選択し、「Functional Test プロジェクト」内の「新規スクリプト・ヘルパー・スーパークラス」というテキスト・フィールドを設定します。

この作業を行うと、X.java スクリプトは、ExtensionScript のその他のメソッド (getClipboardText()setClipboardText()clipboardVP() など) を活用できるようになります。


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