Rational Functional Tester は、Rational TestManager および Rational Quality Manager と統合できます。
Rational Functional Tester は、テスト実装アプリケーションです。それ自体では、テストの計画、テストの設計、高度なテスト実行オプション、または詳細な結果分析の機能を提供しません。そのような機能は、選択可能ないくつかの実装/自動化ツールの 1 つとして Rational Functional Tester を使用できるテスト管理システムが提供します。
Rational Quality Manager ユーザーは、Rational Quality Manager エディターで手動テストを定義します。テストのステップまたはステップのセットをキーワードとして識別できます。これらのキーワードは、複数の手動テストの間で再利用できるステップの論理的なグループです。
キーワードは、Rational Functional Tester でも表示されます。自動化の担当者は、キーワードを選択して、それを記録したり、Rational Functional Tester の自動テストに関連付けたりすることができます。テストを実行するときに、キーワードは自動テストとして実行できます。これにより、一部の限られた自動化の担当者は、最も効果の高いテスト・ステップを自動化できるようになります。
手動テストの作成、キーワードの定義、および手動のステップを使用して実装されたキーワードを含むテストの実行には、Rational Quality Manager のライセンスが必要です。キーワードの実装として自動テストを記録するには、Rational Functional Tester のビットとライセンスが必要です。自動化されたキーワードを使用して手動テストを実行するには、Rational Quality Manager と Rational Functional Tester の両方がインストールされていなければならず、Rational Functional Tester のライセンスも必要です。
Rational Functional Tester は、パースペクティブとして Rational Application Developer または Rational Software Architect にインストールされます。
他の Rational 製品とのシェル共有について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?&uid=swg27019698 の技術文書を参照してください。
Rational Functional Tester は、IBM Rational Team Concert および Rational ClearCase® と統合できます。
Rational Functional Tester は、Rational Team Concert や Rational ClearCase などのソース管理システムと統合して、テスト資産の同時変更の管理とテスト・スクリプトの変更のバージョン管理を行うことができます。Eclipse シェル (WSW) は、Rational Functional Tester の統合開発環境 (IDE) であり、バージョン管理システムの利用を想定しています。このため、スクリプト、スクリプト・テンプレート、またはオブジェクト・マップをテスト・チームの他のユーザーと共有し、他のユーザーがテスト資産を上書きできないようにすることが必要なチーム環境では、ソース管理システムが役に立ちます。また、ソース管理システムは、テスト・スクリプトのバージョンの保存、スクリプトのマージ、およびブランチの許可などの利点も提供します。
他の Rational 製品とのシェル共有について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?&uid=swg27019698 の技術文書を参照してください。
はい。データ・ストアで 1 人のテスターが作業している環境、またはテスターたちがオブジェクト・マップやスクリプトを共有しない環境のいずれかで使用できます。また、テスターのチームがデータ・ストアで資産を共有している 環境でも、Rational Functional Tester をソース管理システムなしで使用することが可能ですが、ユーザーがお互いの作業を上書きできないようにするには、特定の手順を実行しなければならない場合があります。
Rational ClearCase によって管理されるトップレベルの Rational Functional Tester の資産がスクリプトです。すべてのヘルパー・ファイルは、チェックイン、チェックアウト、およびマージの操作中に自動的に組み込まれます。Rational Functional Tester インターフェースから、チェックイン、チェックアウト、スクリプトまたはデータ・ストア全体の最新のコピーの入手、チェックアウトの取り消し (ローカル・ビューのスクリプトの変更を取り消す)、現在チェックアウトされているスクリプトの表示、スクリプトのバージョンの比較、およびスクリプトの履歴の表示が可能です。Rational ClearCase の機能は、テスト・スクリプトまたはプロジェクトを右クリックして表示される「チーム」メニューからアクセスできます。ブランチの作成、ラベル付け、古いバージョンのスクリプトのチェックアウトなどのその他の機能は、Rational ClearCase から直接利用できます。