Rational ClearCase を使用すると、 テスト・チーム間でプロジェクト、スクリプト、スクリプト・テンプレート、テスト・データプール、 およびオブジェクト・マップを共有することができます。Rational Functional Tester プロジェクトで保存されるテスト資産の変化や、 要件からリリースに至るまでのソフトウェア・システム開発における変化を管理することができます。
Rational Functional Testerは Rational ClearCase と連動します。Rational ClearCase は、別途購入する必要があります。Rational Functional TesterRational ClearCase 統合を使用するには、Rational ClearCaseをインストールする必要があります。
このバージョンより前のバージョンの Rational ClearCase を使用する場合、 Rational ClearCase タイプ・マネージャーを更新し、 Windows システムで Rational Functional Tester のテスト・オブジェクト・マップ・ファイルを認識させる必要があります。
統一変更管理 (UCM) が使用可能な Rational ClearCase ビューが単一ストリーム UCM プロジェクトの一部として作成された場合、 Rational Functional Tester はこのビュー内で作動します。Rational Functional Tester はマルチストリーム UCM プロジェクトの一部であるビューでは作動しません。
以下に、 Rational Functional Tester と Rational ClearCase を使用してテスト資産を管理する例を示します。
「Rational Functional Tester、
Java スクリプト」では、
エレメントの変更時にプロジェクトがコンパイルされます。動的ビューを使用している場合、プロジェクトのサイズによっては自動コンパイルは非常に時間がかかります。
この機能を使えないようにするには、
をクリックし、「リソース変更時に自動的にビルドを実行 (Perform build automatically
on resource modification)」チェック・ボックスをクリアします。「Rational Functional Tester、
VB.NET スクリプト」では、
エレメントの変更時にプロジェクトの自動コンパイルが行われません。
Rational Functional Tester の Rational ClearCase 統合を使用して、 以下のタスクを実行できます。
同じファイルが別のユーザーによってすでにチェックインされている場合は、チェックイン時にマージ操作が行われます。 マージは、複数のファイルの内容を結合して 1 つの新規ファイルに取り込むプロセスです。 ファイルをチェックインする最初のユーザーが新規バージョンを作成します。 2 番目にファイルのチェックインを行うユーザーは、マージを行う必要があります。 Rational ClearCase が複数の編集を結合してファイルに取り込むことができた場合、変更は自動的にファイルの新規バージョンにマージされます。編集が競合しているか、解決不能な場合には、ユーザーが競合を解決しなければなりません。Rational ClearCase は差分マージ・ツールを開始します。 このツールを使用して差分を表示し、必要な場合に複数のファイルをマージすることができます。