Rational Functional Tester を使用したスクリプトの記録に関するよくある質問

このトピックでは、IBM® Rational® Functional Tester を使用した機能テスト・スクリプトの記録に関するよくある質問のいくつかに答えます。

機能テストに対して、Rational Functional Tester がサポートしているのはどのコントロールですか?

サポートされるコントロールのリストについては、次のトピックを参照してください。

各リリースの Rational Functional Tester での機能テストに対してサポートされているドメインのリストについては、http://www.ibm.com/support/docview.wss?&uid=swg27019698 の技術文書を参照してください。

1 つのスクリプトに対してデータ・プールは 1 つのみですか?

はい。オブジェクト・マップと同様、データ・プールは専用または共用にすることができるため、複数のスクリプトが同じデータ・プールを使用する場合があります。

簡易型スクリプト作成では、複数の共用データ・プールをグループ・レベルで使用することはできますが、スクリプト・レベルで使用することはできません。

Rational Functional Tester でポップアップ・ウィンドウをテストするにはどうすればよいですか?

Rational Functional Tester には、ポップアップ・ウィンドウをテストする特殊な機能があります。テスト対象アプリケーション (AUT) でポップアップ・ウィンドウをキャプチャーするには、次のステップを実行します。

  1. 記録を開始し、AUT を表示します。
  2. 「記録モニター」ツールバーで、「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」ボタン「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」をクリックします。
  3. 「選択方式」リストから、「時間遅延選択」を選択します。ポップアップ・ウィンドウにナビゲートして表示するための十分な時間を許可する、選択までの遅延時間を指定します。例えば、10 秒などです。
  4. オブジェクト・ファインダーをクリックします。

    タイマーがカウントダウンする間にマウスをポップアップ・ウィンドウに移動します。ただし、特定のオブジェクトを実際にポイントしないようにします。マウスを移動するのに適した場所は、リストの項目と項目の間です。マウス・ポインターが指差している手ではなく通常のポインターであり、メニューの特定の項目をポイントしていないことを確認します (それだけをキャプチャーしたい場合を除く)。指定時間が過ぎると、Rational Functional Tester はキャプチャーされるデータを赤で強調表示し、「検査ポイント」ダイアログ・ボックスに戻ります。ここで、データの検査ポイントを実行してテーブル内容をテストすることを選択できます。

    時間遅延選択オブジェクトの選択方法について詳しくは、検査ポイントおよびアクション・ウィザードの「オブジェクトの選択」ページを参照してください。

  5. 「次へ」をクリックした後で、ポップアップ・ウィンドウの内容が表示されます。

アプリケーションをテスト可能にするには、Rational Functional Tester を使用してアプリケーションを開始する必要がありますか?

いいえ。環境が正常に使用可能になっている場合は、Rational Functional Tester を使用して開始していなくても、アプリケーションはテスト可能です。

環境の使用可能化について詳しくは、機能テスト環境の準備を参照してください。

ある JRE の下で記録されたスクリプトを別の JRE で再生できますか?

ある JRE の下で記録されたスクリプトは別の JRE で再生でき、保守の必要はありません。ただし、JRE 1.3.x で記録されて JRE 1.4.x で再生される場合、JRE の変更によって、オブジェクトのプロパティーが変更されている可能性があります。これにより、再生中にエラーが発生します。エラーをなくすためには、オブジェクトのプロパティーを更新する必要があります。

オブジェクトのプロパティーの更新について詳しくは、認識プロパティーの更新を参照してください。

Rational Functional Tester はブラウザーのメニューに対する記録をサポートしていますか?

Rational Functional Tester は、Internet Explorer ブラウザーまたは Firefox ブラウザーのメニューに対する記録はサポートしていません。Internet Explorer および Firefox の両方に共通の次のツールバー・ボタンのみがサポートされています。「戻る」、「ブックマーク」(Firefox)、および「お気に入り」(Internet Explorer)、「閉じる」、「進む」、「ホーム」、「最大化」、「最小化」、「検索」(プッシュボタンのみ)、「停止」。Rational Functional Tester の HTML のサポートは異種ブラウザーのサポートを目標としており、Internet Explorer と Firefox の 2 つのターゲット・ブラウザーのメニューをサポートしようとすると、非互換性が生じます。

インフォメーション・センターのHTML アプリケーションの機能テストを行う際のヒントのトピックを参照してください。


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