このプロキシー・サンプルでは、CheckBox コントロール用に単純なプロキシー・クラスおよび新規の TestObject オブジェクトを作成する方法について説明します。
チェック・ボックス・アプリケーション・サンプルをテストし、コントロールのデフォルト値を表示する操作
- インポートした CheckBoxApp プロジェクト・フォルダーにある JCheckBoxApp.java ファイルを開きます。
- 「Functional Test」パースペクティブを開きます。
- JCheckBoxApp.java スクリプトを実行します。
サンプル・アプリケーションが表示されます。
- ボタン・コントロールをテストするには、機能テスト・スクリプトを記録し、サンプル・アプリケーションのボタン・コントロールをクリックします。
- テスト・オブジェクト・マップを開きます。
チェック・ボックスの「管理プロパティー」の下の「プロキシー・クラス名 (#proxy)」プロパティーおよび「テスト・オブジェクト・クラス名 (#testobject)」プロパティーが、それぞれ .java.jfc.JCheckBoxProxy および ToggleGUITestObject であることに注目してください。
これは、このコントロールのデフォルト値です。
- また、チェック・ボックス TestObject において check() と uncheck() のいずれのメソッドも使用できないことにも注目してください。
拡張機能: 新規 TestObject の作成
このサンプル・プロキシーでは、新規の TestObject を作成し、それを CheckBoxProxy プロキシーにマップして、check() メソッドおよび uncheck() メソッドに追加します。
さらにこのプロキシーは、新しく作成される TestObject の正規名を返すことによってすべての javax.swing.JCheckBox コントロールに新しい TestObject が含まれるように、public String getTestObjectClassName() プロキシー・メソッドを拡張します。
注: 新規 TestObject は、既存の Functional Tester TestObject で使用できない新規メソッドをコントロールに公開させる場合にのみ作成します。
バイナリー・ファイルのデプロイ
- Java パースペクティブを開きます。
- CheckBoxProxy プロジェクトおよび ExtendedToggleGUITestObject プロジェクトから、CheckBoxProxy.jar、CheckBoxProxy.rftcust、ExtendedToggleGUITestObject.jar、および ExtendedToggleGUITestObject.rftcust をカスタマイズ・ディレクトリーにコピーします。
カスタマイズ・ディレクトリーのデフォルトの場所は、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥RFT¥customization です。
注: チェック・ボックス・コントロール用の Rational Functional Tester スクリプトでコンパイル・エラーが表示される場合、ExtendedToggleGUITestObject.jar ファイルを手動で Rational Functional Tester プロジェクトに追加する必要があります。
バイナリー・ファイルのデプロイ
CheckBoxProxy.jar、CheckBoxProxy.rftcust、ExtendedToggleGUITestObject.jar、および ExtendedToggleGUITestObject.rftcust ファイルをカスタマイズ・ディレクトリーにコピーし、Functional Tester を再始動して、サンプル・テスト対象アプリケーション (AUT) をテストします。
プロキシーおよび TestObject デプロイメントの確認
CheckBoxApp AUT が提供する javax.swing.JCheckBox コントロールをテストできます。
- Rational® Functional Tester を再始動します。
- プロキシーをデプロイした後、チェック・ボックス TestObject の管理プロパティー値は以下のように変更されます。
表 1. | 管理プロパティー |
値 |
| プロキシー・クラス名 (#proxy) |
SDK.Sample.ExtendedCheckBoxProxy |
| テスト・オブジェクト・クラス名 (#testobject) |
ExtendedToggleGUITestObject |
- プロキシーをデプロイした後は、チェック・ボックス TestObject について check() および uncheck() メソッドが使用可能になります。