Web ブラウザーの使用可能化
Functional Tester を使用して HTML アプリケーションをテストする前に、Web ブラウザーを使用可能にする必要があります。Functional Tester を最初に実行するときに、Internet Explorer が自動的に使用可能になります。Firefox を使用している場合は、次のようにして「使用可能にする」ボタンによって使用可能にする必要があります。新しいブラウザーを追加する場合や、Functional Tester がブラウザーの検索に失敗する場合は、イネーブラーを実行しなければなりません。
ブラウザーをテスト用に構成する
Functional Tester で HTML テストを行うためには、ブラウザーを構成する必要があります。ブラウザーの構成により、Functional Tester がブラウザーにアクセスして使用するために必要な名前、パス、およびその他の情報が提供されます。これを実行するには、「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックスの「Web ブラウザー」タブを使用します。
ブラウザー使用可能化診断ツール
ブラウザー使用可能化診断ツールは、ブラウザーを HTML テストのために使用可能にする際に発生し得る問題を診断するために使用されます。このツールは使用可能化の問題を診断し、その解決方法をレポートします。
ブラウザーの Java プラグインの使用可能化
ある種のアプレットをテストして、HTML ログから検査ポイント・コンパレーターを起動するための「結果の表示」リンクを正しく機能させるには、ブラウザーの Sun Java プラグインを使用可能にする必要があります。HTML テストの実行中、またはコンパレーターの起動中にプラグインに関するエラーが発生する場合は、問題修正のための以下のステップを実行します。
外部リソースへの参照の追加
テスト・アプリケーションは、.Net IDE の DLL や、Eclipse IDE の JAR ファイルなど、外部のリソースを参照したり、使用したりすることがあります。テスト・アプリケーションがこれらのファイルを使用できるようにするには、Functional Tester にこれらの参照を追加する必要があります。
AJAX ベースの Web アプリケーションをテストするための環境のセットアップ
AJAX ベースのアプリケーションは、「自動トレース」オプションを True または False に設定するという 2 つの異なる方法でテストできます。「自動トレース」オプションを False に設定した場合、AJAX 用の Functional Tester API を手動で挿入することにより、スクリプトでこれらの API を使用する必要があります。
既存のスクリプトに対する AJAX サポートの使用可能化
HTML 文書コントロールは、Rational Functional Tester の 7.0.0.2 より前のバージョンでは、GuiTestObject にマップされます。GuiTestObject には、AJAX 関連の API は含まれていません。
AJAX 関連の API を使用するには、HTML 文書コントロールを DocumentTestObject にマップする必要があります。
SAP クライアントおよびサーバーの使用可能化 Rational Functional Tester を使用して SAP アプリケーションをテストするには、SAP クライアントおよび SAP サーバーを使用可能にする必要があります。
機能テスト用に SAP GUI for HTML アプリケーションを使用可能にする
SAP GUI for HTML アプリケーションのオブジェクトには、.url、.href、および .id など、動的に変化する多数のプロパティーが含まれています。これらのアプリケーションに対して Functional Test スクリプトを再生している間、1 つ以上のオブジェクト認識プロパティーの値が変化して、ScriptAssure スコアが高くなり、スクリプトの失敗を招くことがあります。Rational Functional Tester は、認識プロパティーの値を、動的に変化するこれらの値の正規表現に変換するメカニズムを提供しています。
SAP GUI for HTML アプリケーションをテストしている最中に各オブジェクトの動的認識プロパティーを見つけてそれを正規表現に変換する作業は、煩わしいものです。
構成ファイルおよびカスタマイズ・ファイルのインポートおよびエクスポート
構成およびカスタム・ディレクトリーで、ファイルを構成およびカスタマイズできます。構成ファイルには、テストのために構成する必要があるアプリケーションなどの情報が含まれます。ただし、カスタマイズ・ファイルには、プロジェクトで使用される外部 Jar ファイル、認識プロパティーのカスタマイズ、およびサード・パーティーのプロキシー拡張についての情報が含まれます。これらのファイルをエクスポートして、エクスポートおよびインポート・ユーティリティーを使用して後でデプロイすることができます。構成ファイルおよびカスタマイズ・ファイルのデフォルトの場所は、C:¥Documents
and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥RFT です。例:
同じ構成ファイルおよびカスタマイズ・ファイルを別のコンピューター上で使用する場合は、これらのファイルをアーカイブして、このユーティリティーを使用して後でデプロイすることができます。