ユーザーを追加すると、ユーザー・アカウントの 2 つのインスタンスが作成されます。 まず、ユーザーはデータベースに追加され、「ユーザーの管理」ページにリストされます。 次に、ユーザーは 1 つ以上のワークスペースのメンバーとして追加されます。 ワークスペースにアクセスするには、ユーザーはそのワークスペースのメンバーでなければなりません。 これはユーザーが管理者であっても同様です。 IBM Rational Focal Point には、いくつかのユーザー・タイプとメンバー・アクセス権限レベルが用意されています。
| ユーザー・タイプ | 説明 |
|---|---|
| 通常ユーザー | 通常ユーザーには管理権限はありません。 ただし管理者は、グローバル・レベルおよびワークスペース・レベルの両方で各種管理タスクを実行するための権限を通常ユーザーに付与することができます。 通常ユーザーは、ワークスペースにログインしていないときでも、「一般」メニューから「Focal Point について」ページにアクセスできます。 |
| チーム・ユーザー | チーム・ユーザーは、通常ユーザーとよく似ていますが、ガント・チャートや、「優先度付け」、「視覚化」、「計画」の各機能を使用できません。 |
| 利害関係者 | 利害関係者は、エレメントの追加および自分で作成したエレメントの編集は行えますが、その他のエレメントの編集は行えません。 利害関係者は、ワークスペースにログインしていないときでも、「一般」メニューから「Focal Point について」ページにアクセスできます。
注: 利害関係者は、権限が与えられていれば、グローバル・レベルでもワークスペース・レベルでも各種の管理タスクを実行できます。
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| グローバル管理者 | グローバル管理者には、完全な管理権限があります。 グローバル管理者は、ワークスペースにログインしていないときでも、以下の領域にアクセスできます。
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| メンバー・アクセス権限 | 説明 |
|---|---|
| 通常メンバー | 通常メンバーは、アクセス権限が付与されているビューの情報を表示および編集できます。 通常メンバーには、ワークスペースで各種管理タスクを実行するための権限を付与できます。 ワークスペースにログインすると、通常メンバーは、ビュー、「新着情報」ページ、および「Focal Point について」ページにアクセスできます。 |
| ワークスペース管理者 | ワークスペース管理者は、アクセス権限が与えられているビューの情報を表示および編集し、ワークスペースを構成および管理し、メンバーを管理することができます。 ワークスペースにログインしたワークスペース管理者は、ビューと以下の領域にアクセスできます。
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| 読み取り専用 | 読み取り専用メンバーは、アクセス権限が与えられているビューの情報を表示できますが、編集はできません。 ビューを追加する権限が与えられている読み取り専用メンバーは、エレメントを追加できます。 管理権限が与えられている場合、そのメンバーは、権限に応じて各種タスクを実行できます。 ワークスペースにログインした読み取り専用メンバーは、ビュー、「新着情報」ページ、および「Focal Point について」ページにアクセスできます。 |
下の図には、タスク・フローの概要が示されています。 このフローは、IBM Rational Focal Point の基本機能を網羅し、タスクの実行に必要なユーザー・タイプとメンバー・アクセス権限の組み合わせを示しています。
この図は、実際にはほとんどのタスクが同時に実行可能であるのに反して、各タスクが順次実行されることを暗に示しています。