ListAttributeSum の例

リンク・リスト属性またはイン・リンク属性から選択したエレメントの属性値の合計を計算するには、List AttributeSum ビジネス・ルールを使用できます。 この例では、プロジェクト・マネージャーが ListAttributeSum ビジネス・ルールを使用して、プロジェクトに実装されたビジネス・ニーズの合計コストを計算します。

プロジェクト・マネージャーとして、プロジェクトに実装されたビジネス・ニーズの合計コストをモニターする必要があります。 プロジェクトには新規のビジネス・ニーズや計画されたビジネス・ニーズがリンクされることもありますが、この特定の目的では、実装されたビジネス・ニーズのみを対象とします。 実装されたビジネス・ニーズの状況は、「To be tested」、「Verified」、または「Completed」です。

実装されたビジネス・ニーズのみを計算に含めるには、「To be tested」、「Verified」、または「Completed」の状況に基づくビューを使用します。 listen_to パラメーターを追加することにより、リンクされたビジネス・ニーズでコストまたは状況が更新されると、プロジェクトの合計コストが自動的に再計算されます。

重要: このトピックのデータは例です。 このビジネス・ルールをセットアップする場合は、属性 ID、ビュー ID、およびユーザー ID を、IBM® Rational® Focal Point™ の現行のインストール済み環境から収集する必要があります。
この例で使用する属性、ビュー定義、およびユーザーは、以下のとおりです。
表 1. 属性
モジュール 属性名 属性タイプ ID コメント
プロジェクト 合計コスト 整数 未使用 この属性は、ビジネス・ルール・コンテナーです。
プロジェクト ビジネス・ニーズ イン・リンク 51 イン・リンク属性には、ビジネス・ニーズ・モジュール内のエレメントからのリンクが表示されます。この属性には、何らかの状況のビジネス・ニーズへのリンクが含まれている場合があります。
ビジネス・ニーズ コスト 整数 23  
ビジネス・ニーズ 状況 選択項目 未使用 選択項目には、「New」、「Planned」、「To be tested」、「Verified」、および「Completed」を含めることができます。 この属性はビューに使用されます。
表 2. ビュー定義
ビュー名 モジュール 可視属性 ビュー規則 ビュー ID
実装されたビジネス・ニーズ ビジネス・ニーズ
  • タイトル
  • 状況
  • コスト
「タイプがフォルダー」が False で、「状況」が (「To be tested」、「Verified」または「Completed」) 38
表 3. ユーザー・プロパティー
ユーザー名 アクセス・レベル ユーザー ID
管理者 ワークスペース管理者 46
この例の実装されたビジネス・ニーズの合計コストを表示するには、プロジェクト・モジュールの「合計コスト」属性にこのビジネス・ルールを入力します。
=ListAttributeSum("51","38", "23", "46", 'Business Needs', "listen_to=Cost", "listen_to=Status", "listen_to=type is a folder") 

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