この例では、Rational® solution for
Collaborative Lifecycle Management の Requirements Management アプリケーションから成果物を取得して、IBM® Rational Focal Point™ でエレメントを作成する方法について説明します。
目的
Requirements Management アプリケーションに要件がある場合に、
Rational Focal Point でこれらの要件の優先度を設定するには、
「REST クライアント・ビュー・コマンド」を使用して要件を取得します。
前提条件:
- 統合を構成するコンピューターのホスト・ファイルで Rational solution for CLM サーバーの IP アドレスおよびホスト名を設定します。 Windows の場合、ホスト・ファイルは通常 C:¥Windows¥System32¥drivers¥etc にあり、Linux の場合、ホスト・ファイルは /etc/hosts にあります。
- Rational Focal Point で Requirements Management アプリケーションをフレンド (アウトバウンド) として追加します。
詳しくは、『Collaborative Lifecycle Management アプリケーション・サーバーの Rational ソリューションへの接続』を参照してください。
- Requirements Management アプリケーション成果物の XML 構造に注意し、これらの成果物へのアクセス権限を取得します。
例
この例では、
Rational Focal Point にワークスペース
「FP-RRC」 およびビュー
「RRC 要件の表示 (View RRC Requirements)」 があることを前提としています。
この表は、
Rational Focal Point および Requirements Management アプリケーションで使用可能な属性の一部を示しています。
表 1. Rational Focal Point および Requirements Management アプリケーションの属性| Rational Focal Point 属性 |
Requirements Management アプリケーション属性 |
| 燃料選択 (Fuel choice) |
rrm:description |
| 燃料効率 (Fuel efficiency) |
rrm:collaboration/rrm:attributes/attribute:objectType/attribute:customAttribute/@attribute:isEnumeration |
| 統合リンク |
rrm:collaboration/rrm:attributes/attribute:objectType/@attribute:projectAreaName |
| タイトル |
ds:location/ds:project/rrm:title |
- Rational Focal Point で、成果物を取得する「FP-RRC」 ワークスペースを開きます。
- をクリックして、「ビューの追加コマンド」をクリックします。
- 「REST クライアント・コネクター名」で、接続を識別するために RRC connector と入力します。
- 「REST 要求方式」で、「GET」メソッドを選択します。
- 「フレンド・リスト」で、「RRC」を選択します。
- 「REST アプリケーション要求 URL」で、取得する成果物を含むアプリケーション URL を入力します。
例えば、Requirements Management アプリケーションから成果物を取得するには、https://<hostName>:<portNumber>/rm/<projectName>/<collectionName> と入力します。
ヒント: Web ブラウザーを開き、Requirements Management アプリケーションをフレンドとして追加した際に使用した URL を入力します。 上位成果物のリストが表示されます。 取得する成果物を見つけて、その URL を「REST アプリケーション要求 URL」にコピーします。
- 「接続」をクリックします。
- 成果物の検索を 1 つの集合に制限するには、「ルート XPath の選択 (Select Root XPath)」をクリックします。 /ds:dataSource/ds:artifact を選択します。
XPath は、検索を成果物に絞り込むために使用されます。 XPath は、アプリケーションの階層 XML 構造です。
- 成果物が重複しないようにするには、「ID マッピング」セクションで「追加」をクリックし、Rational Focal Point の「燃料選択 (Fuel choice)」と Requirements Management アプリケーションの「rrm:description」をマップします。 マップできる属性は 1 つだけです。
- 「属性マッピング」セクションで「追加」をクリックして、Requirements Management アプリケーションと Rational Focal Point 間で以下の属性をマップします。
マップされた属性は、アプリケーションから取得されたエレメントに対して表示されます。 属性が編集可能であることを確認してください。
注: 「ID マッピング」セクションで選択した属性は、「属性マッピング」セクションには表示されません。これは、この属性が内部的にマップされ、取り出されたエレメントで使用可能になるためです。
表 2. Rational Focal Point と Requirements Management アプリケーション間のマップ属性| Rational Focal Point 属性 |
Requirements Management アプリケーション属性 |
| 燃料効率 (Fuel efficiency) |
rrm:collaboration/rrm:attributes/attribute:objectType/attribute:customAttribute/@attribute:isEnumeration |
| 統合リンク |
rrm:collaboration/rrm:attributes/attribute:objectType/@attribute:projectAreaName |
| タイトル |
ds:location/ds:project/rrm:title |
- 「REST アプリケーションでサポートされる日付形式」フィールドに、2012-08-18 と入力します。
- 「Focal Point セパレーター」フィールドで、, はそのまま保持します。
- 「保存」をクリックします。
- 「RRC 要件の表示 (View RRC Requirements)」 ビューを開き、ドロップダウン・リストから「RRC Connector」を選択します。 要件および属性のリストが取得され、ビューでエレメントとして作成されます。