IBM® WebSphere® Application Server と
連携するように IBM Rational® Focal Point™ を
セットアップできます。
始める前に
- WebSphere Application Server のサポートされるバージョンがインストールされていることを確認します。
- Rational Focal Point 用の
データベース・スキーマと表スペースが作成されていることを確認します。
- Oracle データベースを使用している場合は、Oracle インストール・ディレクトリー内から入手可能な ojdbc6.jar ファイルを Websphere install directory/lib フォルダーにコピーします。 この場所から古い ojdbc*.jar ファイルが削除されていることを確認してください。
- Rational Focal Point をアップグレードするには、サーバー・キャッシュをクリアします。
- 必要なメモリー・スペースがコンピューターにあることを確認してください。
メモリー・スペースが不十分な場合、アプリケーション・サーバーを始動できません。
手順
- WebSphere Integrated Solutions Console で、JVM 引数を更新します。この引数を設定すると、サーバー動作のいくつかの面を制御できます。
- をクリックします。
- 「server1」をクリックします。
- を
クリックします。
- 「Java 仮想マシン」をクリックします。
- 「初期ヒープ」フィールドおよび「最大ヒープ・サイズ」フィールドに、
必要な値を指定します。
- 「汎用 JVM 引数 (Generic JVM argument)」フィールドに、
ご使用のプラットフォームに基づいて以下の Java™ 引数を追加します。
- オプション: Rational Focal Point のインストールを単一ロケールに設定した場合、そのロケールに基づくケース・センシティブ・ソートに対応するために、-Duser.language=locale code を追加します。 例: -Duser.language=en
- 「適用」をクリックしてから「OK」をクリックします。
- IBM DB2® データベース
または Oracle データベースを使用している
場合は、Rational Focal Point 用に
作成した表スペース詳細を指定します。
「カスタム・プロパティー」をクリックし、表スペース詳細を追加してください。
表 1. 表スペース詳細| データベース |
詳細 |
| DB2 |
オブジェクト記憶- 名前: focalpoint/bigObjStorage
- 値: IN FP_BIGOBJ
データ・ストレージ:- 名前: focalpoint/dataStorage
- 値: IN FP_DATA
索引ストレージ:- 名前: focalpoint/indexStorage
- 値: IN FP_INDEX
|
| Oracle |
オブジェクト記憶- 名前: focalpoint/bigObjStorage
- 値: TABLESPACE FP_BIGOBJ STORAGE (initial 1m next
1m pctincrease 0)
データ・ストレージ:- 名前: focalpoint/dataStorage
- 値: TABLESPACE FP_DATA STORAGE (initial 1m next
1m pctincrease 0)
索引ストレージ:- 名前: focalpoint/indexStorage
- 値: TABLESPACE FP_INDEX STORAGE (initial 1m next
1m pctincrease 0)
|
- Rational Focal Point ライセンス・ファイルの
ロケーションを指定するには、「カスタム・プロパティー」ページで以下の詳細を追加します。
- 名前: focalpoint/licenseLocation
- 値: ライセンス・サーバーのロケーションを port@host の形式で入力します。
例えば、27000@licenseserver のように入力します。
- WebSphere Application Server で IBM 以外の JAX-WS Web サービス・エンジンを
有効にするには、「カスタム・プロパティー」ページで以下の詳細を追加します。
- 名前: com.ibm.websphere.webservices.DisableIBMJAXWSEngine
- 値: true
- 以下の詳細を「カスタム・プロパティー」ページで追加し、Rational Publishing Engine でレポート生成を可能にします。
- 名前: org.eclipse.emf.common.util.URI.archiveSchemes
- 値: wsjar wszip jar zip
- Rational Focal Point ユーザーに対して
必要なロケール環境を有効にするには、必要なロケール・コードを縦棒 (|) で区切って指定します。
「カスタム・プロパティー」ページで、ロケール詳細を追加します。
- focalpoint/installSelectedLocales の場合、値は en|de|es|fr|it|pt,BR|ja|ko|zh,CN|zh,TW|ar|he|cs|hu|pl|ru です。
- focalpoint/defaultLocale の場合、en|de|es|fr|it|pt,BR|ja|ko|zh,CN|zh,TW|ar|he|cs|hu|pl|ru から 1 つの値のみを指定できます。
- focalpoint/fontFile、focalpoint/hostName、
および focalpoint/defaultLocale のプロパティー値を追加します。
- 「適用」をクリックしてから「OK」をクリックします。
- Rational Focal Point ライブラリー・ファイルのクラスパスを指定します。
- をクリックします。
- ライブラリーに必要なスコープを指定します。
- 「新規」をクリックします。
- ライブラリーの名前を指定します。 例えば、fpjars などとします。
- Rational Focal Point ライブラリー・ファイルのクラスパスを指定します。 このファイルは、Rational Focal Point の
インストール・ロケーション (Focal
Point installation directory¥Focal Point¥artifacts¥jars) に
あります。
- 「適用」をクリックしてから「OK」をクリックします。
- ファイル・ストレージを指定するように、リソース環境を構成します。
- をクリックします。
- ライブラリーに必要なスコープを指定します。
- 「新規」をクリックします。
- データ・ストレージの名前に関して、filestorageProvider と入力します。
データ・ストレージの説明を入力して、「OK」をクリックします。
- 「filestorageProvider」を選択し、
「参照可能 (Referenceables)」をクリックして参照詳細を指定します。
- 「新規」をクリックします。
- 「ファクトリー・クラス名」フィールドに、com.telelogic.focalpoint.tools.filestorage.FileStorageFactory と入力します。
- 「クラス名」フィールドに、com.telelogic.focalpoint.tools.filestorage.FileStorage と入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 環境項目を作成します。
- 「リソース環境項目 (Resource environment entries)」をクリックします。
- ライブラリーに必要なスコープを指定します。
- 「新規」をクリックします。
- 「名前」フィールドに、filestorage と入力します。
- 「JNDI 名」フィールドに、focalpoint/filestorage と入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 「filestorage」を選択して、ファイル・ストレージ・データベースの詳細を指定します。 「カスタム・プロパティー」をクリックします。
- 「新規」をクリックします。
- 「名前」フィールドに、storageClassName と入力します。
- 「値」フィールドに、com.telelogic.focalpoint.tools.filestorage.FileStorageDB と入力します。
- タイプが java.lang.String であることを確認します。
- 「OK」をクリックします。
- ファイル・ストレージの基本パス情報を指定します。
「新規」をクリックします。
- 「名前」フィールドに、basePath と入力します。
- データベース・ファイル・ストレージの場合は、値を指定しないでください。
- 「OK」をクリックします。
- データベースの JAR ファイルを指すように JDBC プロバイダーを構成します。 JDBC プロバイダーの構成について詳しくは、WebSphere Application Server の資料を参照してください。
データ・ソースを構成する間に、以下のパラメーターを使用します。
表 2. データ・ソース詳細| データベース |
パラメーター |
| PostgreSQL |
- データベース・タイプ: ユーザー定義
- 実装クラス名: org.postgresql.jdbc2.optional.ConnectionPool
- クラスパス: Focal Point installation directory¥Focal Point¥artifacts¥fpjars¥postgresql-8.1-405.jdbc3.jar
- JNDI 名: jdbc/focalpoint
- 接続プール・プロパティーに関して、websphereDefaultIsolationLevel を 2 に設定します。
|
| Oracle |
- データベース・タイプ: Oracle
- クラスパス: Websphere install directory/lib ロケーションにコピーされる ojdbc*.jar のロケーション。
- JNDI 名: jdbc/focalpoint
- データ・ストアのヘルパー・クラスは Oracle11g data store
helper を選択します。
- 接続プール・プロパティーに関して、カスタム・プロパティー SetBigStringTryClob を追加し、
値を true として設定します。 websphereDefaultIsolationLevel は、2 として設定します。
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| IBM DB2 |
- データベース・タイプ: IBM DB2
- クラスパス: db2jcc-9.5.jar の場所と db2jcc_license_cu-9.5.jar
- JNDI 名: jdbc/focalpoint
- 接続プール・プロパティーに関して、websphereDefaultIsolationLevel を 2 に設定します。
|
次のタスク
Rational Focal Point アプリケーションを
WebSphere Application Server に
インストールします。
詳しくは、『
WebSphere Application Server への Rational Focal Point のデプロイ』を参照してください。