Oracle データベースの構成

Rational® Focal Point™ と 連携するように Oracle データベースをセットアップできます。

始める前に

Rational Focal Point によってサポートされる Oracle データベース・バージョンをインストールする必要があります。 詳しくは、Oracle の資料を参照するか、または Oracle データベース管理者 (DBA) に問い合わせてください。

手順

Rational Focal Point をインストールする前に、以下のデータベース構成が完了していることを確認してください。 データベースの構成の手順については、Oracle データベースの資料を参照してください。

  1. Oracle インスタンスを作成します。 NLS_SORT パラメーターが BINARY_CI に設定されていることを確認してください。
  2. Rational Focal Point 用のデータベース・スキーマを作成します。 製品でサポートされている Unicode 文字を保管する場合は、データベースが Unicode 文字セットで作成されていることを確認してください。 例えば、AL32UTF8 などです。
  3. Rational Focal Point 用のスキーマを保持するユーザーを作成します。 例: CREATE USER focalpoint IDENTIFIED BY focalpoint
  4. 3 つの表スペース (FP_DATAFP_INDEX、および FP_BIGOBJ) を 作成します。 以下の例では、表スペースを作成する Windows マシン上で create ステートメントが入力されています。
    CREATE BIGFILE TABLESPACE FP_INDEX DATAFILE 'C:¥oracle¥oracle_tbs_windows¥FP_INDEX.dbf' SIZE 1G AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL AUTOALLOCATE;
    注: この表スペースには、以下のいずれかのプロパティーを指定できます。
    • oracle_tbs 以外の名前。
    • 別のディレクトリーにおけるロケーション。
    • 1GB より大きいサイズまたは 1 より小さいサイズ。 大規模なインストール済み環境の場合、さらに多くのスペースを割り当てる必要がある。
  5. 新しく作成した表スペースで、無制限の割り当て量を focalpoint ユーザーに付与します。
  6. 以下のコードを含むファイル create_focalpoint_oracle.sql を作成します。
    GRANT ALTER ANY INDEX TO &1;
    GRANT ALTER ANY TABLE TO &1;
    GRANT CREATE PROCEDURE TO &1;
    GRANT CREATE SEQUENCE TO &1;
    GRANT CREATE SESSION TO &1;
    GRANT CREATE TABLE TO &1;
    GRANT CREATE TABLESPACE TO &1;
    GRANT CREATE VIEW TO &1;
  7. SQL*Plus を使用して、最初のパラメーターとして focalpoint ユーザーを 指定して systemcreate_focalpoint_oracle.sql を入力します。 例: @create_focalpoint_oracle.sql focalpoint
  8. JDBC ドライバーをライブラリー・ロケーションに追加します。 JDBC ドライバーは、Oracle データベースのインストール済み環境に組み込まれています。 これは、Oracle の Web サイトからダウンロードすることもできます。
    • 例えば、Apache Tomcat サーバーで、JDBC ドライバーを application server¥common¥lib に追加します。 Oracle 10g には ojdbc14.jar ドライバーを、Oracle 11g には ojdbc6.jar ドライバーを追加します。
    • 例えば、WebSphere® Application Server で、JDBC ドライバーを application server¥lib に追加します。 Oracle 11g の ojdbc6.jar は、Oracle 10g バージョンおよび Oracle 11g バージョンの両方に追加する必要があります。

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