投資分析にはいくつかの数式を使用できます。 これらの数式の対象は、値ストリーム (収益 (R))、および 2 つのコスト・ストリーム (開発コスト (D) および保守コスト (M)) を持つ、標準の投資分析モデルです。
- 正味現在価値 (NPV)
- 正味現在価値とは、割り引かれた値ストリームの合計から、割り引かれたコスト・ストリームの合計を引いたものです。 NPV は、今日からプロジェクト終了までの時間グリッドにおけるすべてのコストと利益のストリームを合計することで計算されます。 特定の期間の値の分布を生成するために、「高」、「概算」、および「低」の値が何千回もランダムにサンプリングされます。 「実際」は過去の値であり、結果には含められません。
- 内部収益率 (IRR)
- 内部収益率とは、NPV がゼロに等しくなるときの比率です。 標準の投資分析モデルの NPV では、IRR は、r を見つけるために次の数式を使用して計算されます。
注: この数式には、閉形式解がありません。 r の値は、計算を使用して概算されます。
- 投資収益率 (ROI)
- 投資収益率とは、投資から投資のコストを引いた収益を、投資のコストで割ったものです。
この数式では、ROI が投資分析モデルで行うように、割引が考慮に入れられます。 プロジェクトの開始から終了までの ROI を計算するには、この数式を使用します。
- 払い戻し期間
- 払い戻し期間とは、初めて利益がプロジェクトのコストを超えるときの期間です。 例えば、利益の合計がコストの合計を超える前に j 期間が経過する場合は、払い戻し期間は j です。払い戻し期間の計算時には、割引も計算に含められます。