成果物を Rational Focal Point から 別のアプリケーションに作成

アプリケーションが RESTful API をサポートしている場合、IBM® Rational® Focal Point™ 内のビジネス・ニーズを使用して、そのアプリケーション内で成果物を作成できます。 例えば、Rational Focal Point 内の ビジネス・ニーズを使用して、Rational solution for Collaborative Lifecycle Management の Requirements Management アプリケーション内で要件を作成できます。

始める前に

手順

  1. Rational Focal Point でワークスペースを開きます。
  2. 「構成」 > 「REST クライアント・ビュー・コマンド」を クリックし、さらに「ビューの追加コマンド」をクリックします。
  3. ビュー・コマンドを追加するビューを選択します。
  4. 「REST クライアント・コマンド構成」セクションで、以下の手順に従ってください。
    1. 「REST クライアント・コネクター名」に、接続を識別する名前を入力します。
    2. 「REST 要求方式」で、「POST」メソッドを選択します。 各メソッドの使用法については、『リソース管理でサポートされるメソッド』トピックを参照してください。
    3. 「フレンド・リスト」で、フレンドとして Rational Focal Point に追加されているアプリケーションを選択します。
    4. 「POST する固有属性の選択」で、「選択」をクリックして属性を選択します。 この属性は空です。 最初の POST 操作の後に、アプリケーションからの応答 URL が格納されます。 このため、それ以降の POST 操作では、URL が同じ場合、その URL に関して POST 操作は発生しません。
    5. 「REST アプリケーション要求 URL」で、成果物を作成するアプリケーション内の領域の最上位の URL を入力します。 例えば、Requirements Management アプリケーションの場合は、要求作成ファクトリーの URL を使用します。 この URL を取得するには、一般的にはルート・サービス URL を使用して、RMCatalog URL を取得します。 RMCatalog URL を使用してプロジェクト域 URL を取得します。次に、プロジェクト域 URL を使用して要求ファクトリー URL を取得します。
  5. 「REST クライアント・テンプレート XML 構成」セクションで、以下の手順に従ってください。
    1. 「テンプレート XML への REST アプリケーション URL」で、アプリケーション内の成果物を指す URL を入力して、「テンプレート XML の取得」をクリックします。 「REST アプリケーション・テンプレート XML」テキスト・ボックスに XML がロードされます。 XML を動的にロードしない場合は、「REST アプリケーション・テンプレート XML」テキスト・ボックスに XML をコピーできます。
      注: POST 操作の際は、成果物をポストするアプリケーションの XML 構造を知っている必要があります。 そのため、XML は動的に取得するか、または手動で取得します。 コードを取得した後、その XML が、アプリケーションへの新規データのポストをサポートしている必要があります。 XML がこれをサポートしていない場合、一部のアプリケーションでは、XML を手動で作成または編集する必要があります。
    2. 「REST アプリケーション成果物へのルート XPath」で、「選択」を クリックして、属性のルート XPath を選択します。 「選択」ボタンは、「REST アプリケーション・テンプレート XML」内の XML が正しい場合のみ使用可能になります。
  6. 「属性マッピング」セクションで、「追加」を クリックして、Rational Focal Point の 属性とアプリケーションの属性をマップします。 例えば、Rational Focal Point の 「タイトル」属性とアプリケーションの「名前」属性をマップした場合、POST 操作の後、アプリケーションの「名前」属性は Title に変更されます。
  7. 「リソース」セクションで、以下の手順に従ってください。
    1. 「REST アプリケーション・テンプレート XML」で、GET メソッドの応答として受信した XML を指定するか、アプリケーションのその他の任意の XML を指定します。 「REST アプリケーション成果物へのルート XPath」で、属性へのルート XPath を指定した後、「応答属性マッピング」「追加」をクリックして属性をマップします。
    2. 「応答ヘッダー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックして、アプリケーションのヘッダーと Rational Focal Point の属性をマップします。 アプリケーションのヘッダーには、そのアプリケーションの XML が保管されます。 一般的に、Rational solution for CLM アプリケーション・ヘッダーは Location です。
  8. 「構成」セクションで、以下の手順に従ってください。
    1. 「REST アプリケーションでサポートされる日付形式」に、外部アプリケーションで使用されている日付形式を入力します。
    2. 「Focal Point セパレーター」に、コンマ (,) やセミコロン (;) などの分離文字の値を入力します。 複数選択項目およびリンク・リストの項目は、指定した分離文字で区切られます。
  9. Rational Focal Point と アプリケーションの間で属性の ID をマップするには、「要求パラメーター・テーブル」セクションで、「追加」を クリックして、Rational Focal Point の属性を選択します。 「キー」列にアプリケーションの ID を入力します。 例えば、Rational Focal Pointプロジェクト ID を選択した場合は、「キー」列に、アプリケーション内で プロジェクト ID として使用されている ID を入力します。
  10. 「要求ヘッダー・マッピング」セクションで、「追加」をクリックして、ヘッダーの名前と値を入力します。 Rational solution for CLM アプリケーションの 場合、ヘッダーは以下のとおりです。
    ヘッダー名 ヘッダー値
    Accept application/rdf+xml
    Content-Type application/rdf+xml
    OSLC-Core-Version 2.0
  11. 「保存」をクリックします。
  12. 「表示」メニューで、その別のアプリケーション内で作成する予定のエレメントのビューを選択します。
  13. 使用可能なすべての成果物をビューに作成するには、ビューのツールバーからドロップダウン・リストをクリックして、POST ビュー・コマンドを 選択し、「移動」アイコン 移動 をクリックします。
  14. 1 つの成果物を作成するには、成果物のツールバーから POST ビュー・コマンドを選択して、「移動」アイコン 移動 をクリックします。

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