IBM® Rational® Focal Point™
バージョン 6.5.2 では、コストおよび利益ストリームの単位を時間グリッド属性に定義するためのオプションがサポートされています。 単位には、金銭、金銭以外、または両方の混合を使用できます。
すべてのコスト・ストリームに同じ単位が必要です。 利益ストリームには異なる単位を指定できます。 時系列変数には単位を指定することも、指定しないこともできます。 時系列変数は、単位を割り当てる必要がなく、利益の金銭または金銭以外の計算には含められません。時系列変数は、1 つ以上の計算器のテープを活用する場合に限り役に立ちます。
金銭以外の利益は、金銭的な利益のいずれの計算に含まれない場合も、利益の計算に含められます。
単位は、時間グリッドの左上隅またはチャートの軸に表示されます。 単位は、時間グリッド内の行ごとに表示されます。 単位は、変数ごとに異なることがあります。 例えば、変数「数量」の単位は「時間」ですが、コストおよび利益は単位「USD」を使用して計算されます。
USD 以外の単位、または認識されている非通貨単位がページに割り当てられると、5 つの統計のセットが
「統計」タブに表示されます。 非金銭的利益は、これら 5 つの統計を除き、利益計算には含まれません。 このことは、時系列変数にも該当します。
- 現在までの <unit> (<unit> to Date)
- 今後の <unit> (<unit> to Go)
- 合計 <unit> (Total <unit>)
- 現在までの <unit>/<cost unit> (<unit>/<cost unit> to Date)
- 今後の <unit>/<cost unit> (<unit>/<cost unit> to Go)
例えば、単位として「時間」を指定し、コスト・ストリームの単位が USD の場合、「状態 (Stats)」タブには以下の 5 つの統計が表示されます。
- 現在までの時間 (Hours to Date)
- 今後の時間 (Hours to Go)
- 合計時間 (Total Hours)
- 現在までの時間/USD (Hours/USD to Date)
- 今後の時間/USD (Hours/USD to Go)
注: ある単位から別の単位への変換は、サポートされていません。