Web サービスによる Rational Focal Point との統合

標準テクノロジーに基づく Web サービス API を使用すれば、IBM® Rational® Focal Point™ の情報に外部からアクセスできます。 この API を使用すれば、他のツールとの統合をより簡単に実現できるようになります。

この API は、手動の操作ではなくプログラムで Rational Focal Point の機能やデータにアクセスしたいと思っているアプリケーション開発者にとって便利なツールです。 この API を使用するには、Web Services Description Language (WSDL) と SOAP に関する知識が必要です。Web サービスでは、これらの標準を使用するからです。

この Web サービスは、現時点では、Rational Focal Point の機能のサブセットだけに対応しています。 組み込まれている機能は、以下のとおりです。

Web サービス 2.0

Web サービス 2.0 は、デフォルトでアクティブになります。 Rational Focal Point Web サービスの WSDL 文書は、focalpoint_path/services2/FPServices?wsdl にあります。

Web サービス 2.0 とその機能の詳細については、 「 Focal Point Web Services API 2.0 Reference Manual」を参照してください。  

Web サービス 1.0

既に Web サービス 1.0 を使用している既存のアプリケーション (Telelogic Synchronization Framework など) の場合にのみ、Web サービス 1.0 を使用します。 そのような環境では、Web サービス 2.0 がまだサポートされていません。

Rational Focal Point Web サービス 1.0 の WSDL 文書は、focalpoint_path/servlet/Wsdl にあります。

Web サービス 1.0 を使用するには、まず Web サービス 1.0 をアクティブにする必要があります。 Web サービス 1.0 をアクティブにするには、「アプリケーション」 > 「データ・アクセス」 > 「Web サービス 1.0」をクリックします。

RESTful API

Rational Focal Point RESTful API では、XML、RDF/XML、および HTML の各データ・フォーマットと HTTP ベースの API を使用して、Rational Focal Point 内のエレメントの読み取り、更新、追加を行うことができます。 RESTful API の開始点は、focalpoint_path/resources/ にあります。
注:
  • RPE で XML データ・フォーム Rational Focal Point Element REST URL を要求する場合は、URL または要求ヘッダーのいずれかで受け入れタイプを指定する必要があります。
  • 動的データ・ソースの構成で個々のエレメントのスキーマを使用する際には、設定を変更する必要があります。
    1. 「データ・ソース構成」 > 「プロパティー」 > 「形式設定」 > 「動的構成」の順に選択します。
    2. 受け入れヘッダーの値を application/xml に変更します。

RESTful API とその機能の詳細については、「Rational Focal Point RESTful API Reference Manual」を参照してください。


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