基本計算器機能によるデータ見積もりの入力
計算器を使用して、コマンド行または紙テープでデータを入力します。
計算器には、以下の 3 つの基本機能があります。
計算器では、以下のタイプの情報がサポートされます。
分布タイプ:
三角分布、正規分布、ガウス分布
代数演算:
加算、減算、乗算、除算。
指数:
キャレット (^) 演算子。例えば、x^2 などです。
最小と最大:
例えば、min(2,4) と max(2,4) などです。
コマンド行からのデータ入力
コマンド行を使用して、代入式や分布タイプとして代数方程式を明示的に入力する。 コマンド行に値を入力すると、その値は、計算器の紙テープの部分にも入力されます。
データ見積もりを計算器テープから入力
計算器のテープの作成およびロード
計算器テープを作成し、既存のテープをロードし、テープをデフォルト・テープのセットに 保存し、テープのデフォルト・セットからテープをロードすることができます。 このような保存済みテープは、新しいエレメントを作成するときに再使用できます。 また、テープをローカル側でカスタマイズすることもできます。
計算器のテープの可視性
IBM® Rational® Focal Point™
バージョン 6.5.2 では、計算器のテープの可視性レベルを設定できます。 テープのロード時に可視性を制限して、テープの保存時に可視性を設定できます。 別のエレメントまたは属性で作成される、モジュール内のテープは編集不可ですが、テープをコピーとして保存できます。 セットアップのために追加されるテープは、ローカルでロード可能なテープとして追加されます。
シミュレーションの実行
モンテカルロ・シミュレーションを使用して、モデルの財務測定基準の分布を計算することができます。 モデル内のコスト、利益、および変数の見積もりを指定した後、シミュレーションを実行できます。 自動再計算をオフにして投資分析を起動すると、常にシミュレーションが実行されます。 これにより、グリッド・モードでデータまたはストリームが変更された場合でも、グラフに表示されたデータと「見積もり」タブ内のデータを確実に同期させることができます。 デフォルトでは、計算器は自動的にシミュレーション値を再計算し、10,000 サンプルを対象に NPV の結果をグラフにします。
シミュレーション結果
投資分析では、新しい入力がテープの末尾に追加され、先頭から末尾に向かって式が実行されます。 投資分析では、計算器テープの最終行の 10 番目のパーセンタイル値、モード値、90 番目のパーセンタイル値を、モデルの見積もりの下限値、概算値、上限値として使用します。 すべての値を表示するには、紙テープの結果値の上にマウス・ポインターを移動します。
財務モデルの結果を期間に割り当てる
計算器を使用して、コスト、利益、および変数ストリームを入力し、開いているモデルで選択したコストまたは利益を 示すストリームについて、特定の期間に計算器の結果を直接保存する。
親トピック:
見積もりの指定
関連タスク
:
財務モデルの使用
投資分析のための時間グリッドの構成
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