IBM® Installation Manager を使用することで、IBM Rational® Focal Point™ の最新リリースにアップグレードできます。
始める前に
- データベースおよびカスタム・ビジネス・ルールをバックアップします。 詳しくは、『旧バージョンからのアップグレード』を参照してください。
- ライセンス・サーバーのバージョンがそのリリースでサポートされていることを確認します。 必要な場合は、IBM Rational License Server のサポート対象バージョンにアップグレードします。
- ご使用の環境がシステム要件を満たしていることを確認します。
既にサポートされていないソフトウェアのバージョンを使用している場合、Rational Focal Point と互換性のあるバージョンにアップグレードする必要があります。
ソフトウェア製品のアップグレードについて詳しくは、その製品の資料を参照してください。
- IBM DB2® または Oracle データベースを使用している場合は、指定した表スペース名で、Rational Focal Point に対してデータベース表が作成されていることを確認してください。
- インストール・メディアを入手するか、またはインストール・パッケージをダウンロードします。
Rational Focal Point は、インストール・メディアから、または IBM パスポート・アドバンテージ Web サイトまたは IBM Fix Central で入手できるダウンロード・パッケージからインストールすることができます。
手順
- IBM Installation Manager で、をクリックします。
- 「リポジトリー (Repositories)」ページで「リポジトリーの追加 (Add Repository)」を
クリックして、リポジトリー・ロケーションを Rational Focal Point package
location/disk1 として指定します。
- 「OK」をクリックします。
- 「更新」をクリックして、
「Rational Focal Point」を選択します。
- 旧バージョンの IBM Installation Manager が
インストールされている場合は、IBM Installation Manager の
更新を開始し、次に Rational Focal Point を
更新します。
- ご使用条件をお読みください。 ご使用条件に同意される場合、これを受諾して「次へ」をクリックしてください。
- 「フィーチャー (Features)」ページで、「次へ」をクリックします。
- 「IBM Rational Focal Point アプリケーション・サーバー (IBM Rational Focal Point Application Server)」ページで
アプリケーション・サーバーを選択します。
- Apache Tomcat アプリケーション・サーバーを選択した場合は、アプリケーション・サーバー詳細を指定します。
- アプリケーション・サーバーを選択し、「サーバー・ホームの参照」をクリックして、アプリケーション・サーバー・ホーム・パスのロケーションを指定します。
注: アップグレード中に、アプリケーション・サーバーのバージョンが Rational Focal Point によってサポートされなくなる場合は、新しくサポートされるバージョンのアプリケーション・サーバーのホーム・パスを指定してください。
- アプリケーション・サーバーのメモリー使用量制限を指定します。
重要: 必要なメモリー・スペースがコンピューターにあることを確認してください。 メモリー・スペースが不十分な場合、アプリケーション・サーバーは正しく作動しないか、始動できません。
- Rational Focal Point のデフォルト・ロケールを選択します。
ステップ 9 に進みます。
- IBM WebSphere® Application Server を選択した場合は、インストール後に手動でサーバーをセットアップし、始動する必要があります。
ステップ 10 に進んでください。
- 「データベース・タイプ選択および構成」ページで、データベースの詳細を指定します。
- アプリケーション・データベースを選択します。
- データベースのホスト名/IP アドレス、ポート、および名前を入力します。
注: Oracle データベースを使用している場合は、データベース名の代わりにデータベース SID を指定します。
表 1. パラメーター値の例| データベース |
パラメーター値の例 |
| DB2 |
- データベース・サーバー・ホスト名/IP:127.0.0.1
- データベース・ポート:50000
- データベース名: FOCALDB
|
| Oracle |
- データベース・サーバー・ホスト名/IP:127.0.0.1
- データベース・ポート:1521
- データベース名: ORCL10g
|
| PostgreSQL |
- データベース・サーバー・ホスト名/IP:127.0.0.1
- データベース・ポート:5432
- データベース名: focalpoint
|
- データベースのユーザー名とパスワードを入力します。
- DB2 および PostgreSQL データベースの場合、データベース接続パラメーターは、データベースをインストールしたときに指定したものと同じ設定です。
- Oracle データベースの場合は、Rational Focal Point スキーマの作成中に作成したユーザー名およびパスワードを指定します。
- 「IBM Rational Focal Point ライセンス情報」ページでライセンス情報を指定します。
- 「ライセンス情報を後で指定する」を選択してインストールを続行します。 Rational Focal Point にログインするときに、
ライセンス情報を指定する必要があります。
- ライセンス・サーバーを指定するには、「Rational ライセンス・サーバー」を選択します。 ライセンス・サーバーのロケーションを port@host の形式で入力します。
例えば、27000@licenseserver のように入力します。 指定の必要なポート番号については、Rational License Key Server の資料を参照してください。
- ライセンス・ファイルを所有している場合は、そのファイルをご使用のコンピューター上のフォルダーにコピーして、
そのライセンス・ファイルのパスを入力します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「更新」をクリックします。
- プロセスが完了したことを示すメッセージが表示されます。
- インストール済み環境を検査するには、「ログ・ファイルの表示」をクリックします。
現行セッションのインストール・ログ・ファイルが、新しいウィンドウで開きます。
ログ・ファイル・ウィンドウを閉じてインストール・ウィザードに戻るには、
「閉じる」をクリックしてください。
- インストールを検証せずにインストール・ウィザードを閉じるには、
「完了」をクリックします。