Rational Focal Point のトラブルシューティング

IBM® Rational® Focal Point™ で問題が発生した場合は、 一般的なトラブルシューティング手順を実行して問題を解決できることがあります。
表 1. Rational Focal Point のトラブルシューティング
問題 説明 解決策
「トランザクション・ロールバック (transaction rollback)」エラーが発生する ユーザー・インターフェースにおいて、メッセージはビジネス・ルールからの応答が停止したことを示しています。

ビジネス・ルールの入力パラメーターが間違っている可能性があります。 また、ビジネス・ルールからトリガーまたは参照される、属性またはエレメントが壊れているか、その属性またはエレメントに予期しないデータが含まれている可能性があります。

このエラーが発生する手順を再現してください。 ログ・ファイル内のスタック・トレースを入手し、IBM ソフトウェア・サポートに送信してください。
「NULL ポインター例外 (null pointer exception)」エラーが発生する NULL ポインター例外はランタイム・エラーです。 このエラーが発生する手順を再現してください。 ログ・ファイル内のスタック・トレースを入手し、IBM ソフトウェア・サポートに送信してください。
「バッチの索引作成に失敗しました (batch indexing failed)」というエラーが発生する 「バッチの索引作成に失敗しました (batch indexing failed)」というエラー・メッセージは、 検索索引の更新に失敗したときにログに書き込まれます。

この失敗は、通常、 ワークスペースでデータにアクセスできないときに発生します。索引キューに、 存在しないか、または予期しないデータを含む、エレメント、ワークスペース、または属性に対する参照が含まれている可能性があります。

モジュールに属性を追加し、その新しい属性で検索索引が更新される前にその属性を削除した場合に、 このエラーが発生することがあります。

ログ・ファイル内のスタック・トレースを入手し、IBM ソフトウェア・サポートに送信してください。場合によっては、SQL 照会からの追加情報を IBM ソフトウェア・サポートに提供する必要があります。
矛盾した情報がRational Focal Point に表示される フィルターを保存するか、ツリー・ビューを読み込んだときに、 矛盾した情報が表示されることがあります。

Rational Focal Point では Java アプレットを使用し、JavaScript を実行して、ブラウザーに情報を表示します。 この矛盾は、ブラウザーおよび Java のキャッシュが破損しているために発生することがあります。 また、Java が破損している可能性もあります。

  1. コマンド・プロンプトで、以下のコマンドを実行します。
    java -version
    バージョン 6 リリースの Rational Focal Point では、Java バージョン 1.6 のリリースをサポートしています。
  2. 「スタート」 > 「コントロール パネル」 > 「Java」 > 「ファイルの削除」をクリックして、Java のキャッシュをクリアします。
  3. ブラウザーのキャッシュをクリアします。
    • Microsoft Internet Explorer では「ツール」 > 「インターネット オプション」 > > 「ファイルの削除 (すべてのオフライン コンテンツを削除する)」をクリックし、「Cookie の削除」をクリックします。
    • Mozilla Firefox では「ツール」 > 「最近の履歴を消去」をクリックします。
この問題が引き続き発生する場合は、Java をアンインストールしてから再インストールしてください。
Rational Focal Point で、生成されたファイル (ワークスペースや Microsoft Excel ファイルなど) をダウンロードできない このエラーが発生すると、ファイルを Rational Focal Point サーバーからダウンロードできないことを示すメッセージが表示されます。

このエラーは、Rational Focal Point によって生成されたファイルと、 ブラウザーが使用する Web サーバーまたはプロキシーの間で、キャッシュ・ポリシーに矛盾があるため発生します。

ファイルをダウンロードするためのデフォルトのキャッシュ制御ポリシーは、 「パブリック」に設定されています。

キャッシュ制御ポリシーは、SQL 照会を実行することによって変更できます。

制約事項: SQL 照会の CC パラメーター値は w3c プロトコルによってサポートおよび定義されています。 詳しくは、http://www.w3.org/Protocols/rfc2616/rfc2616-sec14.html#sec14.9 を参照してください。
  1. Rational Focal Point「拡張」 > 「SQL」をクリックします。
  2. 次の SQL 照会を入力します。
    set value=CC where name = 'cache.control'
  3. ブラウザーのキャッシュをクリアします。

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