Rational Directory Server は、他の Rational アプリケーションとの SSO をサポートしています。Rational Directory Server ユーザーは、トークンを使用してログオンします。 トークンは Cookie または URL にパラメーターとして組み込むことができます。 Rational Directory Server がトークンを検証する場合、ユーザーは自動的に Rational Focal Point にログオンします。 トークンがない場合、ユーザーには「ログイン」ページが表示されます。この機能は、Rational Directory Server が有効な場合に使用可能になります。単独で無効にすることはできません。
管理者を含め、各ユーザーが選択できる認証方式は 1 つのみですが、1 つのインストール済み環境に対して Rational Directory Server と Web SSO の両方ともアクティブにできます。両方の方式をアクティブにすることによって、通常のユーザーは Web SSO を使用して認証でき、管理者は Rational Directory Server を使用して認証できるようになります。このシナリオでは、管理者は Rational Directory Server を使用してユーザーの追加および管理を行うことができ、通常のユーザーは製品に自動的にログオンすることができます。
ユーザーを Rational Directory Server に追加するには、管理者は「認証」属性を「Rational Directory Server」に設定しておく必要があります。管理者の「認証」属性が「Webシングル・サインオン」または「標準」に設定されている場合は、Rational Focal Point に対してのみ、ユーザーの追加を行えます。