Synchronization Framework に用意されている Web ベースの管理インターフェースを使用して Synchronizer を構成する必要があります。
Synchronizer のセットアップは 2 段階から成るプロセスです。
- テンプレートを作成する: テンプレートには、Rational® Focal Point™ と Rational DOORS® に接続する方法、同期対象の Rational DOORS のモジュールとビュー、同期対象の Rational Focal Point のワークスペースとビュー、および Rational Focal Point と Rational DOORS 間の属性マッピングに関する情報が含まれます。
- リンクを作成する: リンクには、同期を開始するタイミングと同期を行う頻度に関する情報が含まれます。また、リンクには、テンプレートへの参照も含まれます。
注: Synchronizer をインストールする手順、およびテンプレート・ファイルとリンク・ファイルを作成する手順については、Synchronization Framework の資料を参照してください。
Synchronizer は、Synchronization Framework によって起動されたときに次の手順を実行します。
- Rational Focal Point サーバーにログインし、Rational DOORS クライアント・セッションを開始します。
- 排他的編集モードでモジュールを開き、ビューを読み込みます。
注: これらの手順のいずれかが失敗すると、同期は停止します。
- リンク・ファイルで指定されたビューに表示する、Synchronizer の前回の実行以降に変更されたすべてのエレメントとオブジェクトのリストを取得します。以前に Synchronizer が実行されたことがない場合は、表示されるすべてのエレメントとオブジェクトが同期されます。
- 各 Rational DOORS オブジェクトの対応するエレメントまたはオブジェクトと、前回の同期以降に変更された Rational Focal Point エレメントを検出します。
- テンプレートに定義されている属性マッピングを基に属性を同期します。対応するオブジェクトもエレメントもない場合は (テンプレートに指定された ID 属性が空の場合)、オブジェクトまたはエレメントが作成され、マッピングに従って属性が設定されます。同期が正常に終了すると、同期が開始した時刻が保存され、次の実行時にその時刻が使用されて、何を同期する必要があるかが判別されます。