Rational® Focal Point™ では、Rational DOORS® にマッピングできる以下の属性がサポートされています。
表 1. Rational Focal Point と Rational DOORS の属性マッピング| Rational Focal Point の属性タイプ |
Rational DOORS の属性タイプ |
| チェック・ボックス |
ブール値 |
| 選択項目 |
列挙型 |
| 日付 |
日付 |
| 浮動小数点 |
実数 |
| 整数 |
整数 |
| 複数選択項目 |
複数値列挙型 |
| テキスト |
ストリング |
| テキスト |
テキスト |
| テキスト |
ユーザー名 |
注: Synchronizer は特殊なケースとして、ブール値とチェック・ボックスとのマッピング、および列挙型と選択項目とのマッピングを処理します。
Rational DOORS では、ブール値属性と列挙型属性に値が含まれていないことを許可するのに対し、
Rational Focal Point では、チェック・ボックス属性と選択項目属性に値が含まれていないことを許可しません。
Rational Focal Point でデータ保全性を確保するため、Synchronizer は次の規則を使用します。
- Rational DOORS のブール値属性に値が含まれていない場合、Synchronizer はマップ先のチェック・ボックスのチェック・マークを外すように設定します。
チェック・マークを外している場合、Synchronizer ではブール値 false として処理されるので、同じオブジェクトまたはエレメントの次回の同期の際に、Rational DOORS が false に変更されます。これは、同期方式が On に設定されている場合にのみ適用されます。
- Rational DOORS の列挙型属性に値が含まれていないので、Rational Focal Point 属性を変更する必要がある場合、Synchronizer は Rational Focal Point の選択項目属性を、その属性に対して定義されているデフォルト値に設定します。
- データ損失を防ぐため、Rational DOORS の列挙型属性の有効な選択項目が、マップ先の Rational Focal Point の選択項目属性の選択項目と一致していることを確認します。