Rational Developer for System z


生成された JCL を使用した DB2® アプリケーションのデバッグ

このレッスンでは、前のモジュールで生成した JCL を使用してアプリケーションをデバッグする方法について説明します。
「JCL の生成」>「コンパイル・リンクと実行用」アクションで生成された JCL により、アプリケーションを実行するバッチ・ジョブが作成されます。「デバッガーを使用してバッチで実行」ラジオ・ボタンを選択したので、JCL は、アプリケーションにリンクされる追加のインライン・アセンブラー CSECT とともに生成されます。CEEUOPT と呼ばれるこの CSECT には、言語環境プログラム (LE) のランタイム・オプションが含まれています。これらのランタイム・オプションにより、プログラムは、呼び出しごとにデバッガーで実行されます。

生成された JCL を使用してアプリケーションをデバッグするには、以下の手順を実行します。

  1. 「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」を選択します。
  2. 「パースペクティブを開く」ウィンドウで、「デバッグ」を選択してから「OK」をクリックします。
  3. 「デバッグ」ビューで、デバッグ・デーモンが listen 中であることを確認します。 デバッグ・ツールバーにアイコン デバッグ・デーモンが listen 中でないことを示すアイコン が示されている場合、デーモンは listen 中ではありません。ドロップダウン・メニューから「ポートでの listen の開始」を選択してデバッグ・デーモンを開始します。
  4. 再び z/OS プロジェクト・パースペクティブに切り替えます。
  5. 「リモート・システム」ビューで、生成された JCL ファイルを右クリックし、ポップアップ・メニューから「実行依頼」を選択します。 JCL エラーが発生した場合、そのエラーを修正し、JCL ファイルを再実行依頼します。JCL エラーがなければ、デバッグ・セッションが開始されます。
  6. GOBACK ステートメントにブレークポイントを設定し、F8 を押してそのブレークポイントまで実行します。
  7. 「変数」ビューを参照し、FRIENDZRECORD の正符号をクリックして展開します。 以下の変数が表示されます。
    デバッグ・パースペクティブの DB2 変数
  8. プログラムを最後まで実行します。

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