ローカル・ファイルに対してローカル構文検査またはローカル・ビルドを要求したり、リモート・ファイルに対してローカル構文検査を要求したりするには、ローカル・コンパイラー・オプションを設定しておく必要があります。
このタスクについて
Rational® Developer
for System z® は、Linux プラットフォームではローカル COBOL および PL/I ビルドとローカル構文検査をサポートしません。
手順
ローカル・ファイルまたはリモート・ファイルに対してローカル・ビルド・オプションを
設定するには、以下の手順に従います。
- ソース・コードに応じて「COBOL 設定」プロパティー・グループ・ページまたは「PL/I 設定」プロパティー・グループ・ページを開き、「ローカル・コンパイラー・オプション」項目を選択します。
- このページに表示されるプロパティーを設定または更新します。
コンパイラー・オプション: ローカル COBOL または PL/I コンパイラーに渡すオプションを指定します。複数のオプションは、コンマで区切ります。
SYSLIB: COBOL COPY ステートメント、PL/I %INCLUDE ステートメント、または SQL INCLUDE ステートメントに使用するパスを指定します。複数のパスを区切る場合は、以下のように、Windows の場合はセミコロンを使用し、Linux の場合はコロンを使用します。
- Windows: c:¥myprojects¥folder1;c:¥myprojects¥folder2
- Linux: /root/project1/folder1:/root/project1/folder2
${project_loc} 変数を使用すると、プロジェクト・ビルドを一般化するのに役立ちます。
この変数によって、プロジェクトの場所が指定されます。これを使用して、プロジェクトのディスクの場所を追加することができます。
プロジェクト内のフォルダーの名前をプリプロセッサーに渡す必要がある場合は、この変数を
${project_loc}¥folder1 のように指定します。プリプロセッサーを呼び出すと、
${project_loc} は置き換えられます。
環境変数: ソース・プログラムで必要な環境変数を指定します。Linux の場合、export SYSLIB=/root/project1/includes のようにエクスポート・ステートメントを使用して環境変数を設定します。
ソースに EXEC SQL が含まれている: ソース・ファイルに組み込み SQL が含まれている場合は、このチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスにチェック・マークを付けると、「接続名」、「参照」、「新規」、および「SQL オプション」が活動化され、データベース・オプションを設定できます。
接続名: データベースの接続名を入力するか、もしくは「参照」または「新規」ボタンを使用して既存の接続を開くか、新規の接続を作成します。
参照: 既存のデータベース接続を選択するには、このボタンをクリックします。「データベース接続」ウィンドウが開きます。
新規: 新規データベース接続を定義するには、このボタンをクリックします。「データベース接続」ウィザードが開きます。
SQL オプション: SQL プリプロセッサーに渡す追加オプションを指定します。複数の SQL オプションは、コンマで区切ります。このフィールドの制限は 100 文字です。
EXEC CICS ステートメントを含むソース: ソース内の EXEC CICS® ステートメントを処理するために COBOL または PL/I プリプロセッサーを開始するには、このチェック・ボックスを選択します。このボックスにチェック・マークを付けると、「CICS オプション」が活動化されます。
CICS オプション: プリプロセッサーに渡すオプションを指定します。Developer for System z は、ワークステーションにインストールされている CICS のバージョンに合った正しいプリプロセッサー・オプションを提供することができます。このフィールドの制限は 100 文字です。
次のタスク
これでローカル・ビルドまたはローカル構文検査を要求する準備ができました。