大きな区分データ・セットのパフォーマンスを向上させるために、Rational® Developer for System z® では、「リモート・システム」ビューに表示されるメンバーの数を制限できます。このトピックでは、大きな区分データ・セットでの作業方法について説明します。
このタスクについて
MVS ファイル・サブシステムのデフォルトの設定が有効であり、区分データ・セットが展開された場合、「リモート・システム」ビューには最大 50 個の区分データ・セット・メンバーが表示されます。ユーザーは以下のアクションを実行して、大きな区分データ・セットのメンバーを参照できます。
注: このトピックの例では、分かりやすくするために、比較的に小さな区分データ・セットを使用します。
手順
- 追加メンバーの表示:
大きな区分データ・セットを最初に展開したとき、50 個を超えるメンバーは次のようなプレースホルダーを使用して表示されます。- 追加メンバーを表示するには、プレースホルダーをダブルクリックします。 次の 50 メンバーが表示され、前の 50 メンバーのプレースホルダーが表示されます。
- 引き続きメンバー間を上下に参照するには、上部または下部のプレースホルダーをダブルクリックします。 以下のアクションを実行することによっても、メンバーを参照できます。
- 区分データ・セット名を選択した後、ポップアップ・メニューから「ナビゲート」>「上へ」、「ナビゲート」>「下へ」、または「ナビゲート」>「前へ」、または「ナビゲート」>「次へ」を選択します。
- 区分データ・セット名、メンバー名、またはプレースホルダーを選択してから、ショートカット・キー Ctrl+Home (上へ)、Ctrl+End (下へ)、Ctrl+PgUp (前へ)、または Ctrl+PgDn (次へ) を押します。
- メンバーの検索: 特定のメンバー名を見つけるには、以下の手順を実行します。
- 区分データ・セット名を選択し、ポップアップ・メニューから「ナビゲート」>「検索」を選択するか、ショートカット・キー Ctrl+L を押します。
- 「メンバーの検索」ウィンドウで、見つけたいメンバー名を指定し、「OK」をクリックします。 「MEM」などの部分的なメンバー名を指定できます。検索した名前が存在しない場合は、検索ストリングの直前に置かれているメンバー名が位置指定されます。以前の検索は保存され、「メンバーの検索」ウィンドウ内のドロップダウン・リストに追加されます。
そのリストから、前の検索ストリングを選択できます。 検出されたメンバー名は、次のように表示され強調表示されます。
「検索」メニュー項目は、「z/OS プロジェクト」ビューでも使用できます。
- 表示するメンバーの数の変更: 表示する区分データ・セット・メンバーの数を変更するには、以下のいずれかのアクションを実行します。
- プレースホルダーを選択した後、ポップアップ・メニューから「より多く表示」または 「より少なく表示」を選択します。ウィンドウが開き、表示するメンバーの数を指定するプロンプトが出ます。
- 区分データ・セット名を選択した後、ポップアップ・メニューから「プロパティー」を選択します。「プロパティー」ページで、「展開」を選択し、表示するメンバー数を「展開ページ・サイズ」フィールドに指定します。