Rational Developer for System z バージョン 7.6.1

レコード識別基準

レコード識別基準は、データ・セット内の異なるレコード・タイプを識別するために使用されます。

コピーブックまたはテンプレートに複数のレコード・タイプが含まれる場合、各タイプは初めレコード長により区別されます。 各タイプが固有のレコード長を持つ場合は、フォーマット済みデータ・エディター内でさまざまなタイプを選択し、表示することができます。 しかし、複数のレコード・タイプが同じ長さである場合には、レコード識別基準を使用してそれぞれのタイプを表示します。 レコード識別基準は、テンプレート・エディターを使用してテンプレート内に定義されます。 テンプレート内に指定されると、異なるタイプのレコードの存在を識別するためにデータ・セットに適用できます。

このタイプの基準を指定する場合、まずデータ・セットを調べて、どのフィールド値がレコードを特定のタイプに対して一意的に識別するかを確認します。この方法を使用して、データ・セット内のレコードを、特定のレコード・レイアウトに一致させることができます。デフォルトでは、ほかに指定がなければ、レコード長が識別基準として使用されます。デフォルトを使用したときに、あるレコードの長さがテンプレート内の複数のレコード・タイプに一致した場合は、最初に一致したレコード・タイプが使用されます。

レコード識別基準は、テンプレート・エディターのレイアウト情報の部分で提供されるツールを使用して作成および変更できます。


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