Rational Developer for System z

サンプル・プリプロセッサー TMPLT00 のビルド

このトピックでは、サンプル PL/I プリプロセッサー TMPLT00 をビルドする方法を説明します。

このタスクについて

TMPLT00 は、ILC (言語間通信) プログラムです。 これは、C モジュールを呼び出して、DD カードに関連するデータ・セット名を取得する PL/I プログラムです。 呼び出される C モジュールは ZFLDATA です。

TMPLT00 のコードを確認するには、エラー・フィードバック XML を生成し、拡張ソースを作成するための PL/I プログラムを参照してください。

ZFLDATA のコードを確認するには、エラー・フィードバック用の C プログラムを参照してください。

サンプル・プリプロセッサー TMPLT00 をビルドするには、以下の手順を実行します。各手順の実行に関して詳しくは、以下の手順でリンクをクリックしてください。

手順

  1. 新規 z/OS® プロジェクトを作成します。
  2. 2 つの MVS™ サブプロジェクトを作成します。1 つは TMPLT00 用で、もう 1 つは ZFLDATA 用です。
  3. 以下のプロパティー設定を使用して、ZFLDATA サブプロジェクト用に「C パート用のプロパティー・グループ」という名前の新規プロパティー・グループを作成します。
    表 1. C パート用のプロパティー・グループ
    プロパティー・グループ・ページ プロパティー・グループ設定
    プロパティー・グループ・カテゴリー 以下のカテゴリーを選択します。
    • C/C++ 設定
    • JCL ジョブ・カードおよびデータ・セット
    • リンク・オプション
    • ランタイム・オプション
    C/C++ 設定 「プロシージャーおよびステップ」ページで以下の操作を実行します。
    • ELAXFCPC プロシージャーを使用可能にします。
    • C ステップ用に以下のオプションを指定します。
      • コンパイラー・オプション: TEST SOURCE NOMAR NOSEQ NOLIST
      • オブジェクト・デック・データ・セット: <HLQ>.CPPOBJS.OBJ
      • システム・ライブラリー: EDCV120.SeDCDHDR
      • イベント・ファイル・データ・セット: <HLQ>.SYSEVENT
      • 追加の JCL: サイトに必要な追加 JCL があれば、組み込みます。
    リンク・オプション 「プロシージャーおよびステップ」ページで以下の操作を実行します。
    • ELAXFLNK プロシージャーを使用可能にします。
    • LINK ステップ用に以下のオプションを指定します。
      • リンク・ライブラリー: SYS1.SCEELKED SYS1.SCEEMAC
      • 指定したリンク命令を使用: ORDER CEESTART
      • ロード・モジュールのロケーション: <HLQ>.LOAD
      • 追加の JCL: サイトに必要な追加 JCL があれば、組み込みます。
    ランタイム・オプション 「プロシージャーおよびステップ」ページで以下の操作を実行します。
    • ELAXFGO プロシージャーを使用可能にします。
    • RUN ステップ用に以下のオプションを指定します。
      • デバッガーを使用してバッチで実行: このラジオ・ボタンを選択します。
      • ランタイム・オプション/プログラム・パラメーター: このラジオ・ボタンを選択します。
      • 追加の JCL:
      //SYSXMLSD DD DSN=&amp;SYSUID..TEMP.WSEDSF1,DISP=(NEW,CATLG),
                  DCB=(RECFM=VB,LRECL=16383,BLKSIZE=27998),
                  SPACE=(TRK,(200,40))
  4. 以下のプロパティー設定を使用して、TMPLT00 サブプロジェクト用に「PL/I パート用のプロパティー・グループ」という名前の新規プロパティー・グループを作成します。
    表 2. PL/I パート用のプロパティー・グループ
    プロパティー・グループ・ページ プロパティー・グループ設定
    プロパティー・グループ・カテゴリー 以下のカテゴリーを選択します。
    • PL/I 設定
    • JCL ジョブ・カードおよびデータ・セット
    • リンク・オプション
    • ランタイム・オプション
    PL/I 設定 「プロシージャーおよびステップ」ページで以下の操作を実行します。
    • ELAXFPLP プロシージャーを使用可能にします。
    • PLI ステップ用に以下のオプションを指定します。
      • オブジェクト・デック・データ・セット: <HLQ>.PLIOBJS.OBJ
      • コピー・ライブラリー: <HLQ>.PLI.INCLUDE.CEE.SCEESAMP
      • エラー・フィードバックのサポート: このチェック・ボックスを選択します。
      • コンパイラー・エラーのデータ・セット修飾子: <HLQ>.ERRPLI
      • 追加の JCL: サイトに必要な追加 JCL があれば、組み込みます。
    リンク・オプション 「プロシージャーおよびステップ」ページで以下の操作を実行します。
    • ELAXFLNK プロシージャーを使用可能にします。
    • LINK ステップ用に以下のオプションを指定します。
      • リンク・ライブラリー: <HLQ>.CPPOBJS.OBJ SYS1.SCEEMAC SYS1.SCEELKED
      • 指定したリンク命令を使用: ORDER CEESTART
      • ロード・モジュールのロケーション: <HLQ>.LOAD
      • 追加の JCL: サイトに必要な追加 JCL があれば、組み込みます。
    ランタイム・オプション 「プロシージャーおよびステップ」ページで以下の操作を実行します。
    • ELAXFGO プロシージャーを使用可能にします。
    • RUN ステップ用に以下のオプションを指定します。
      • バッチで実行: このラジオ・ボタンを選択します。
      • ランタイム・オプション/プログラム・パラメーター: このラジオ・ボタンを選択します。
      • 追加の JCL: サイトに必要な追加 JCL があれば、組み込みます。

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