Rational Developer for System z

PL/I サンプル・プログラムの環境変数へのアクセス

実行時に、環境変数の値を動的に検索する必要がある場合があります。このトピックでは、ある PL/I サンプル・プロジェクトのコードを変更して環境変数へのアクセスを可能にする 1 つの方法について説明します。

このトピックで使用する PL/I サンプル 1 は、ワークベンチ・サンプル・インターフェースから入手できます。このサンプルには PL/I ファイル、HelloApp.pli が含まれています。

PL/I のほうが COBOL よりも簡単に環境変数にアクセスできますが、それは、PL/I には環境変数を設定および検索する組み込み関数 (PutEnv および GetEnv) が含まれているためです。

以下の指示に従って、このサンプルを含むプロジェクトを変更して、HelloApp.pli が環境変数を読み込んでその値を表示できるようにします。

  1. z/OS® プロジェクト・パースペクティブへの切り替えを行います。
  2. PL/I サンプル 1 のサンプル・プロジェクトの作成を実行します。
  3. HelloApp.pli を以下のコード・ブロックに一致するように編集します。
    Dcl GetEnv Builtin;
    Dcl theName Char(20) Varying;
    Dcl theValue Char(1000) Varying;
    
    theName = "PATH";
    theValue = GetEnv(theName);
    Put Skip List('Path=' || theValue);
  4. プロジェクト名を右クリックし、「プロジェクトを再ビルド」を選択します。 エラーがなければ、BuildOutput フォルダーに実行可能プログラムが作成されています。 実行可能プログラムの名前は、HelloApp.exe です。

    Linux アイコン Rational® Developer for System z® は、Linux プラットフォームではローカル COBOL および PL/I ビルドをサポートしません。

  5. プログラムが動くかどうかテストするには、HelloApp.exe をダブルクリックします。 コマンド・シェルが開き、プロンプト「名前または Q を入力して終了します (Enter a name or Q to quit)」が表示されます。

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