Rational® Developer for System z® のリソースを Rational Team Concert™ と共有するか、 または Rational Team Concert のリソースを Rational Developer for System z MVS™ サブプロジェクトに ロードすると、MVS サブプロジェクト内のデータ・セット・メンバーと zComponent プロジェクト内の対応する zFile との間にリンクが作成されます。Rational Developer for System z は、データ・セット・メンバーの内容と、対応する zComponent ファイルの 内容の同期を自動的にとります。 どちらか一方を変更すると、その変更がもう一方にも反映されます。
MVS サブプロジェクト内のデータ・セット・メンバーと zComponent プロジェクト内の対応する zFile との間にリンクが確立されると、 MVS サブプロジェクトの再ビルドおよび構文検査など の Rational Developer for System z 操作は、Rational Team Concert と成果物を共有する前の操作と異なります。
Rational Developer for System z と共有しているデータ・セット・メンバーを含む MVS サブプロジェクトが 「サブプロジェクトの再ビルド (Rebuild Subproject)」メニュー・ オプションを使用して再ビルドされる場合、ビルド処理は Rational Team Concert に委任されます。ビルド・コンテキストにより指定されたビルドは、Jazz™ Team Server for System z に実行依頼されます。
ビルド・プロセス の完了後に、Rational Team Concert クライアントの「ビルド」ビュー でビルド結果を見ることができます。「ビルド (Builds)」ビューは、 ワークアイテムのパースペクティブまたは「ウィンドウ (Window)」メニューから参照できます。「ウィンドウ (Window)」メニューから「ビューの表示 (Show View)」->「その他」->「チーム・ビルド (Team Build)」->「ビルド (Builds)」を選択します。ビルド実行中は、「ビルド (Builds)」ビューから進行状況をモニターできます。

zFile に関連付けられたデータ・セット・メンバー のリモートの構文検査の動作は、zFile と関連付けられていないデータ・セット・メンバーの構文検査と異なります。 共有データ・セット・メンバーの構文検査では、構文検査のパラメーターを、Rational Developer for System z のプロパティー・グループからではなく、対応する zFile に関連付けられた言語定義から取得します。言語定義の作成方法の詳細な手順については、『z/OS® 言語定義の概要 (z/OS language definitions overview)』を 参照してください。言語定義および変換プログラムに指定する必要がある標準の値のほかに、 構文検査では、コンパイルに使用する構文検査変換プログラムとして変換プログラムを 1 つ指定する必要があります。 コンパイル用に定義している変換プログラムを構文検査に使用してください。