このチュートリアルでは、リモート DB2® 接続を使用してローカル・バッチ COBOL アプリケーションをビルドする方法について説明します。
始める前に
始める前に、リモート・データベース接続が DB2 マネージャーにカタログされていることを確認してください。
この接続をセットアップするための情報は、Web アドレス
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9/index.jsp にあります。
目次で、
「構成 (Configuring)」->「データベース・システム (Database systems)」->「クライアント/サーバー通信 (Client-to-server communications)」>「構成アシスタント (CA) を使用したクライアント/サーバー接続の構成 (Configuring client-to-server connections using the Configuration Assistant (CA))」を開きます。
このシナリオでは、ローカル z/OS® プロジェクトを作成済みであると想定しています。
ローカル・プロジェクトの作成について詳しくは、ローカル z/OS プロジェクトの作成を参照してください。
Rational® Developer
for System z® は、Linux プラットフォームではローカル COBOL および PL/I ビルドをサポートしません。
手順
リモート DB2 接続を使用してローカル・バッチ COBOL アプリケーションをビルドするには、以下の手順を実行します。
- プロジェクトのビルド・オプションを変更するには、以下の手順を実行します。
- プロジェクトを選択し、「プロパティー・グループ」>「関連プロパティー・グループの編集」をクリックします。
- 「COBOL」タブを選択してから、「ローカル・コンパイラー・オプション」をクリックします。
- 「SYSLIB」フィールドに、DB2 sqlca.cbl ファイルへのパスと、その後にプログラムが使用する
コピーブックのある他のパスを、セミコロンで区切って入力します。 デフォルトのパスは、C:¥Program
Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a です。コピーブックが COBOL ソースと同じプロジェクトにあっても、プロジェクト・パスは SYSLIB に組み込まれていることが必要です。 例えば、C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a;C:¥myProject¥source のように指定します。
- 「ソースに EXEC SQL が含まれている」チェック・ボックスをクリックします。
- データベース接続がプロジェクト用に構成されている場合は、「参照」ボタンをクリックして、データベース接続のリストから
データベース接続名を選択して、「OK」をクリックします。
- データベース接続がプロジェクト用に構成されていない場合は、以下の手順に従ってください。
- 「新規」をクリックします。「データベース接続」ウィンドウが開きます。
- 「データベース接続」ウィンドウで、「新規」をクリックします。
- 「接続プロファイル」ウィンドウで、開発に使用するデータベース・マネージャーを「接続プロファイル・タイプ」リストから選択し、「次へ」をクリックします。例えば、「DB2 for z/OS」を選択します。
- 「ドライバー」ドロップダウン・リストから、使用する JDBC ドライバーを選択します。
例えば、「IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ」を選択します。
- 「ロケーション」フィールドに、プログラムが使用するデータベースの名前を入力します。
- 「ホスト」フィールドに、データベースが置かれている z/OS システムのホスト名を入力します。
- ポート番号またはクラス・ロケーションがデフォルトと異なる場合は、インストール済み環境に合わせてそれらを変更します。
- 「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドに、ユーザー ID とパスワードを入力します。
- 「接続のテスト (Test Connection)」ボタンをクリックして、接続パラメーターが正しいことを
確認し、「完了」をクリックします。
- 「ローカル・リンク・オプション」ページで、「リンク・オプション」を /de db2api.lib に設定してから、プロパティー・グループを閉じて保存します。
- 「z/OS プロジェクト」ビューで、ご使用の COBOL プログラムを選択して、「エントリー・ポイントとして指定」を
ポップアップ・メニューから選択します。
- プロジェクト名を右クリックし、「プロジェクトを再ビルド」を選択します。 これで、BuildOutput フォルダーに生成された実行可能ファイルが、コンパイル済みアプリケーションとして実行可能および
デバッグ可能になります。