Rational Developer for System z

HATS 統合

Rational® Developer for System z® バージョン 7.1.0 では、Host Access Transformation Services (HATS) のリッチ・クライアント機能をサポートします。この機能を使用すると、HATS リッチ・クライアント・アプリケーションを Rational Developer for System z ワークスペースにインストールできるようになります。 この機能を使用すると、HATS リッチ・クライアント機能サポートを使用して、既存ホスト・アプリケーションへのアクセスを変換できます。

HATS の説明

Host Connect を使用して、既存のホスト・アプリケーションへの基本アクセスを行うことができます。 ただし、「グリーン・スクリーン」は使いにくい可能性があり、トレーニングや複雑なコマンドおよびコードの知識が必要になります。 HATS を使用すると、以下を行うことができます。
  • 3270 および 5250 画面 (ISPF 画面を含む) を使いやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) に変換することにより、ユーザー・エクスペリエンス向上させます。
  • HATS ToolKit を使用して画面を簡単にカスタマイズすることができ、また HATS に付属のデフォルト・レンダリング規則を使用することもできます。
  • マクロの機能を使って、ホスト画面をスキップし、アクセス対象のデータに直接ナビゲートします。
  • グローバル変数の機能を使って、ログオン資格情報などのユーザー入力をホスト・アプリケーションに提供します。

HATS Toolkit による HATS リッチ・クライアント・アプリケーションのカスタマイズについては、「HATS User's Guide」の説明を参照してください。 また、単に「HATS Toolkit」ウィザードを使用して、ホスト・セッション情報やアプリケーション・テンプレートの要/不要などの最小限の選択を指定し、デフォルトを受け入れて、操作が容易で現代的なアプリケーションの外観を作成することができます。

Rational Developer for System z バージョン 7.1 により提供されるライセンス有効化機能のため、HATS リッチ・クライアント・アプリケーションを Rational Developer for System z にデプロイする前に、HATS ランタイム有効化に進む必要はありません。

HATS リッチ・クライアント・アプリケーションの開発およびテストが完了した後では、このアプリケーションを HATS リッチ・クライアント・アプリケーション機能としてエクスポートできます。このアプリケーションは開発者のチーム全体で使用可能になるため、開発者は、Rational Developer for System z の Eclipse 環境で稼働するリッチ・クライアント GUI アプリケーションを通してホストにアクセスできます。HATS リッチ・クライアント・アプリケーションにアクセスするためのコマンド統合化に関しては、『メニュー・マネージャーによるメニューの統合化』に記載されています。

HATS リッチ・クライアント・アプリケーションの作成方法、機能としてそのアプリケーションをエクスポートする方法、更新サイトの作成方法、および Rational Developer for System z の Eclipse 環境へのリッチ・クライアント・アプリケーションのインストール方法は、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/hatshelp/v70/index.jsp?topic=/com.ibm.hats.doc/doc/ugrcp.htm を参照してください。


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