Rational Developer for System z

MFS ビジュアル編集の双方向言語サポート

このトピックには、MFS エディターの双方向言語サポートに関する追加情報が含まれています。

MFS ファイルは、ビジュアル・フォーマットでホストに格納されます。Rational® Developer for System z® のデフォルトの双方向言語フォーマットはスマート論理です。ユーザーは、.mfs ファイルのファイル・システム・マッピングで正しい双方向変換テーブルを関連付ける必要があります。デフォルトの設定では、双方向変換は想定されないからです。

双方向データのビジュアル編集は、「設定」で「双方向オプション使用可能」が選択された後に使用可能になります。これを行うには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「MFS マップ・エディター」 > 「デザイン・ページ」 > 「双方向設定」を選択します。

ビジュアル編集が使用可能にされた後でも、双方向データは .mfs ファイルにスマート論理フォーマットで保存されます。このフォーマットは標準 Windows 論理フォーマットに非常によく似ていますが、双方向 LRM マーカーの広範囲な使用に基づいています。スマート論理サポートの詳細については、zIDE ツールの情報を参照してください。

スマート論理フォーマットの双方向データを編集するには、System z LPEX エディターを使用します。LPEX エディターは、この目的のために特殊なビジュアル行を提供します。LPEX でこのビジュアル行にアクセスするには、ポップアップ・メニューを使用して「ソース」 > 「ビジュアル編集行」を選択するか、Alt+= キーの組み合わせを使用します。System z LPEX の双方向言語サポートの詳細については、LPEX の資料を参照してください。

MFS エディターの「ソース」ビューで双方向データを編集するには、選択した行で Ctrl+NumLock のキーの組み合わせを使用します。

設定

双方向言語サポートをアクティブにするには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「MFS マップ・エディター」 > 「デザイン・ページ」 > 「双方向設定」をクリックし、「双方向オプション使用可能」を選択します。

「双方向オプション使用可能」チェック・ボックスには、以下のチェック・ボックスがあります。

「双方向設定ボタンを使用可能にする」を選択すると、一連の双方向設定と同じ設定を MFS エディターのツールバーで使用できるようになります。双方向オプションは以下の通りです。

ビジュアル・データ配列を使用可能にする
デザイン・フォーム、「フィールド・プロパティー」ダイアログ、「プロパティー」および「アウトライン」ビューでの双方向データの表示と編集は、双方向テキストのビジュアル配列に基づいて行われます。
双方向設定ボタンを使用可能にする
MFS マップの上のツールバーに、双方向設定ボタンが「双方向モードの切り替え」というキャプションを付けて配置されます。
デフォルトの RTL の向き
マップ・セットの向きが反映され、ホスト端末でホスト画面が反転されているときに、データがどのように表示されるかをシミュレートできます。このオプションにより、双方向ソフトウェアの開発者は反転 (右から左) の画面をデザインできます。
デフォルト右寄せ
「デザイン」ビューに追加されるフィールドが右寄せになります。ソース・ファイルでは、右寄せされたフィールドに先行スペースが埋め込まれます。
対称スワッピングを使用可能にする
その時点で使用している言語に応じて、大括弧と中括弧の対称スワッピングが自動的に実行されます。このオプションは、アラビア語サポートにのみ必要です。
数値スワッピングを使用可能にする
その時点で使用している言語に応じて、アラビア語からヒンディ語、およびその逆への数値スワッピングが自動的に実行されます。

双方向設定ボタンが使用可能な場合、このトピックで説明した双方向オプションを動的に設定できます。


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