Rational Developer for System z

TXSeries を使用したローカル COBOL CICS トランザクションのビルド

始める前に

ワークステーションに IBM® TXSeries for Multiplatforms をインストールしておく必要があります。このトピックの手順では、これをデフォルト・ロケーションである C:¥opt¥cics にインストールしたことを前提とします。別の場所にインストールした場合は、それに応じて手順を調整する必要があります。

Linux アイコン Rational® Developer for System z® は、Linux プラットフォームではローカル COBOL、PL/I ビルド、および TXSeries をサポートしません。

プロジェクトの作成

手順

  1. 「z/OS プロジェクト」ビューで、「新規」>「プロジェクト」を選択します。 「新規プロジェクト」ウィンドウが開きます。
  2. 「+」をクリックして、「例 (Examples)」セクションを展開します。
  3. 「+」をクリックしてワークステーション COBOL セクションを展開して、「COBOL サンプル (CICS)」を選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 新規プロジェクトの名前を指定し、プロパティー・グループを選択して、「完了」をクリックします。 新規プロジェクトが「z/OS® プロジェクト」ビューに追加されます。このプロジェクトには、BuildOutput フォルダーと、ソース・ファイル TIMEZONE.cbl を含む cobol フォルダーが含まれています。
    重要: TIMEZONE サンプル・プログラムは、Windows 環境でビルドされて実行されるように書かれています。TIMEZONE ソースを 390 環境にコピーする場合、CICS® 4.1 以上を使用しているのであれば、READ DATASET は無効になっているため、EXEC CICS ステートメントを READ FILE に変更する必要があります。

ビルド・オプションの設定

手順

  1. 作成した新規プロジェクトを右クリックし、「プロパティー・グループ」>「関連プロパティー・グループの編集」をクリックします。
  2. プロパティー・グループ・エディターで、「COBOL」タブをクリックして、「ローカル COBOL オプション (Local COBOL Options)」プロパティー・グループを選択します。
  3. ビルド・オプションを以下の値に設定します。
    オプション
    コンパイル・オプション TEST,ADATA,EXIT(ADEXIT(FTTFDBKW))
    SYSLIB c:¥opt¥cics¥include
    CICS オプション CICSNT -lIBMCOB -adesvp
    注: TXSeries を、 デフォルトのインストール場所にインストールしなかった場合は、SYSLIB 値の c:¥opt¥cics の部分を、TXSeries がインストールされているディレクトリーに変更してください。
  4. 「リンク」タブをクリックして、「ローカル・リンク・オプション」プロパティー・ページを開き、「リンク・オプション」を以下の値に設定します。
    /de c:¥opt¥cics¥lib¥cicsprIBMCOB.lib
    注: TXSeries を、 デフォルトのインストール場所にインストールしなかった場合は、2 番目のリンク・オプションの値の c:¥opt¥cics の部分を、TXSeries がインストールされているディレクトリーに変更してください。
  5. プロパティー・グループへ変更を保存して終了します。

実行可能ファイルのビルド

手順

  1. このシナリオ用に作成したプロジェクトを選択します。
  2. 右クリックし、「プロジェクトを再ビルド」を選択します。 TIMEZONE.IBMCOB という名前のファイルが BuildOutput フォルダーに追加されます。このファイルは、ユーザーが TXSeries で使用する実行可能ファイルです。

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