Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 8.0, プログラミング・ガイド

ストリーム指向データ伝送の使用

ここでは、STREAM 属性の PL/I ファイルで使用するデータ・セットの定義方 法について説明します。また、DD:ddname 環境変数でデータ・セットの作成およびアクセス時に使用する必須パラメーターをまとめ、PL/I プログラムの例もいくつか掲載しています。

STREAM 属性をもつデータ・セットは、ストリーム指向データ伝送で処理されます。そのため、PL/I プログラムは、レコードの境界を無視して、各データ ・セットを、データ値の 1 つの連続するストリームとして扱うことができます。 データ値は、文字フォーマットまたはグラフィック・フォーマットになっています。グラフィック・フォーマットは、すなわち、DBCS (2 バイト文字セット) 形式です。ストリーム指向データ伝送用のデータ・セットを作成し、それにアクセス するには、「PL/I 言語解説書」で説明しているリスト指示、データ指示、および編集指示の入出力ステートメントを使用します。

出力の場合、PL/I は必要に応じてデータ項目をプログラム変数から文字のフォーマットに変換し、文字または DBCS のストリームを、データ・セットへ伝送するレコードに構築します。入力の場合、PL/I はデータ・セットからレコードを取り出し、ユーザー・プログラムが要求した複数のデータ項目に分割し、さらに それをプログラム変数に割り当てるのに適した形に変換します。

ストリーム指向データ伝送は、DBCS データ (グラフィック) の読み取りと書き込みに使用できます。適切な装置が DBCS をサポートしていれば、DBCS データを入力、表示、および印刷できます。ユーザーのデータが使用する装置または印刷ユーティリティー・プログラム で受け入れられているフォーマットになっているかどうか確認する必要があります。


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