Rational Developer for System z

COBOL および PL/I のステップ・オプション

「COBOL コンパイル・ステップ・オプション」および「PL/I コンパイル・ステップ・オプション」は、製品に付属の COBOL または PL/I コンパイル・ステップを編集する場合に使用します。

目的

このウィンドウで指定するオプションは、選択したプロシージャーの JCL を生成するために使用されます。ウィンドウで指定するのは、リモート COBOL または PL/I コンパイラー・オプションに関連する情報です。 ローカル・コンパイルのオプションを設定するには、「ローカル・コンパイラー・オプション」ページを使用します。
注: 区分データ・セットを値として取るフィールドに対して、区分データ・セット名を、「リモート・システム」ビュー、「z/OS® プロジェクト」ビュー、または「リモート z/OS 検索結果」ビューからドラッグして、そのフィールドにドロップすることができます。フィールドでの区分データ・セット名の順序を変更するには、カーソルをフィールドに置き、ポップアップ・メニューから「順序の変更」を選択します。

フィールド

コンパイラー・オプションを PARM カードに追加: このチェック・ボックスを選択して、コンパイラー・オプションを JCL プロシージャーの PARM カードに追加します。 PARM カードに現在指定されているオプションを置き換えるには、このチェック・ボックスをクリアします。

コンパイラー・オプション: スペースで区切られた COBOL または PL/I コンパイラー・オプションのリスト。プログラムのコンパイルに使用される EXEC ステートメントの PARM パラメーターが、このリストによって構成されます。このフィールドの制限は 100 文字です。この制限は JCL 処理によって設定されます。

注: 複数のコンパイラー・オプションを指定したことにより、コンパイル時にこの制限に到達した場合は、JES リストを調べて、コンパイラー・オプションを重複して指定していないことを確認してください。ご使用の JCL コンパイル・プロシージャーには、コンパイラー・オプション用のサイト特定規格のほかに、エラー・フィードバックで必要なデフォルトのコンパイラー・オプションが含まれている必要があります。

100 文字より長い COBOL 用のコンパイラー・オプションのリストを指定している場合は、SYSOPTF カードとともに OPTFILE コンパイラー・オプションを使用することを検討してください。これは、COBOL 用の JCL コンパイル・プロシージャーで調整できます。OPTFILE コンパイラー・オプションについて詳しくは、関連トピックを参照してください。

PL/I の使用時に、コンパイラー・オプションに指定する文字が 100 文字を超える場合は、コンパイラー・オプションを記述したオプション・ファイルを使用することができます。オプション・ファイルの使用法について詳しくは、関連トピックを参照してください。

COBOL の場合、ELAXMGUX は、コンパイルからエラー・レコードを取得する Developer for System z® ユーザー出口です。メンバー ELAXMGUX を含むデータ・セットを指す STEPLIB があること、あるいは ELAXMGUX が LPA またはシステム・ロード・モジュール・ライブラリーに存在することが 必要です。特定のオプションについて詳しくは、「COBOL プログラミング・ガイド」のコンパイラー・オプションについての説明を参照してください。

PL/I の場合、タスク・リストに送付されるエラー・メッセージには、コンパイラー・オプション XINFO(XML) を指定する必要があります。特定のオプションについて詳しくは、「PL/I プログラミング・ガイド」を参照してください。

リスト出力データ・セット: コンパイルに使用するリスト・データ・セットの名前。リスト・データ・セットは区分データ・セットでなければなりません。このデータ・セットは、コンパイル用の SYSPRINT カードを構成するために使用されます。

Enterprise PL/I for z/OS V3.R1 でコンパイルする場合、SYSPRINT データ・セットのレコード・フォーマットは VBA で、 レコード長は 132 にする必要があります。Enterprise PL/I for z/OS V3.R2 でコンパイルする場合、SYSPRINT データ・セットのレコード・フォーマットは VBA で、 レコード長は 137 にする必要があります。

デバッグ・データ・セット: デバッグ・サイド・ファイル・データ・セットの名前。 コンパイラーはここに、デバッグ・サイド・ファイルを生成します。このオプションは、コンパイラーの TEST オプションで SEPARATE サブオプションが設定されている場合にのみ有効です。デバッグ・サイド・ファイル・データ・セットは、コンパイル中に SYSDEBUG DD カードを生成するために使用されます。このフィールドに値が指定されていない場合、SYSDEBUG DD カードは生成されません。Debug Tool もこのサイド・ファイルを使用します。SYSDEBUG データ・セットは、LRECL が 80 から 1024 の範囲内にある F または FB のデータ・セットです。

注: PL/I の場合、このオプションは、Enterprise PL/I Compiler バージョン 3 リリース 5 を Debug Tool バージョン 6 リリース 1 とともに使用している場合にのみ有効です。

オブジェクト・デック・データ・セット: コンパイルに使用するオブジェクト・デック・データ・セットの名前。オブジェクト・デック・データ・セットは区分データ・セットでなければなりません。 このデータ・セットは、コンパイル用の SYSLIN カードを構成するために使用されます。

コピー・ライブラリー: COPY または INCLUDE ファイルである COBOL または PL/I ソースのセグメントを含む区分データ・セットのリスト。これらのデータ・セット名はスペースで区切る必要があります。

エラー・フィードバックのサポート: コンパイラーによって生成されたエラーをログに記録するには、このチェック・ボックスを選択します。

コンパイラー・エラーのデータ・セット修飾子: コンパイラーによって生成されたエラーは、この修飾子を持つ名前が付いたファイルに 記録されます。 この機能は、「エラー・フィードバックのサポート」が使用可能になっている場合にのみサポートされます。

追加の JCL: このフィールドを使用して、独自の JCL を指定することができます。 追加のデータ定義 (DD カード) をここで指定できます。このフィールドの内容は、コンパイル・ステップの終わりにエコー出力されます。正しい構文で JCL を指定してください。

IMS ライブラリー: IMS™ ライブラリーの名前を指定します。項目は 1 つだけ指定してください。このフィールドは、「ランタイム」ページで「IMS」が選択されている場合にのみ表示されます。


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