BMS Screen Design は、BMS マップ・エディターによって実行される機能です。このツールでは、BMS マップ・セットの表示の作成や変更を行います (BMS マップ・セットは、CICS® アプリケーションの画面を定義します)。
BMS マップ・エディターは、CICS 開発者で、端末ベースのツール (例えば SDF II) に習熟した開発者や、GUI ベースのツール (VisualAge® COBOL に組み込まれた
BMS マップ・エディターなど) に習熟した開発者向けに設計されています。
多くの BMS マップ・エディター・オプションを使用したステップごとのガイドについては、『BMS マップ・エディターのチュートリアル』を参照してください。
新機能
- BMS マップ・エディターでの位置合わせ用の補助的な細罫の設定
- この機能強化では、デザイン・ページにガイドが追加されます。ガイドは、垂直ルーラーまたは水平ルーラーをクリックするだけで縦方向または横方向に作成できます。作成後は、フィールドをこれらのガイドに付加できます。これにより、フィールドを位置合わせできます。また、ガイドをデザイン・ページに沿って移動できます。これにより、ガイドに付加されたすべてのフィールドは、ガイドと一緒に移動します。
- ガイドは、そのガイドを選択して「削除」ボタンを押すだけで削除できます。ガイドの操作には、「元に戻す」/「やり直し」がサポートされます。ガイドは、ルーラーが表示される場合にのみ表示されます。ルーラーのオン/オフの切り替えは、設定オプションとして選択可能です。TUI ベースのエディターの場合、デフォルトではルーラーは常に表示されます。
- Ctrl キーとマウスを使用して BMS フィールドをコピーおよび移動する機能
- この機能強化では、1 つ以上のフィールドを選択およびコピーしてから、Ctrl キーを押すことができます。Ctrl キーを押したまま、画面上の目的の位置にマウスを移動します。次に、マウス・ボタンを放してから、Ctrl キーを放します。この操作により、選択したフィールドのコピーが、マウスの現在位置に作成されます。(実質的に、これはコピー・アンド・ペースト機能です。)また、この機能の実行後は、選択したフィールドの相対位置が保存されます。
注: クリップボードにコピーしてからデザイン・ページに貼り付ける標準的な方法は、引き続き使用可能です。
エディター機能
BMS マップ・セットとその
関連プロジェクトは、「プロジェクト・エクスプローラー (Project Explorer)」ビューに表示されます。
「パレット」ビューでは、クリック・アンド・ドロップと
ドラッグ・アンド・ドロップの両方で、BMS マップ・コンポーネントにアクセスできます。
エディターは、
「アウトライン」ビューおよび
「プロパティー」ビューに追加の機能を提供します。
BMS マップ・エディターには、マップ・セットをデザインおよび表示するために、以下のページが用意されています。
- デザイン
- マップ・フィルタリングを含む、
デザイン・キャンバスおよび表示カスタマイズ・オプションがあります。
コンテキスト右クリック・メニューに、
追加のフォーマット・オプションと表示オプションがあります。
- ソース
- マップ・セット・ファイル・コードを直接編集するための
テキスト・エディターが用意されています。
このページは、BMS マップ・エディター設定に基づいて読み取り専用にできます。
- プレビュー
- 端末スタイルおよび Web プレビュー・モードを提供します。
BMS マップ・エディターを使用すると、JavaServer Faces Web ページとしてマップをエクスポート
することができます。
詳しくは、『JSF Web ページの生成』を参照してください。
マップ・セットの操作
新しい
マップ・セット・ウィザードを使用して、既存のローカルまたはリモート MVS™ プロジェクト内に新しいマップ・セット・ファイルを作成することができます。新しい BMS マップ・セット・ファイルを、リモート・ホスト上に直接作成することもできます。
特定のパースペクティブ (「エンタープライズ・サービス・ツール」または「ホスト・アクセス変換サービス」など) 内では、既存のファイル構造をワークスペースにインポートすることができます。BMS マップ・エディターを使用すると、ホストにあるマップ・セットを操作することもできます。