フォーマット済みデータ・エディターでは、PDS メンバー、順次データ・セット、および VSAM データ・セットを表示して編集することができます。このデータは、COBOL コピーブック、PL/I インクルード、または IBM® File Manager テンプレート内に保管されているデータ構造から取り出されたレコード・レイアウトに基づいた不定形式ビューまたは定様式ビューで表示できます。
フォーマット済みデータ・エディターは、IBM File Manager ISPF データ・セット・エディターと同様の機能を備えます。ただし、フォーマット済みデータ・エディターでは、Rational® Developer for System z® が提供するグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を利用しているため、さらに改良が加えられています。エディターには、データを表示するための 2 つの主要ページが用意されています。それらは、テンプレートを使用することによりフォーマット設定を適用してデータを表示する定様式ページと、フォーマット設定を使用せずにデータを表示する文字ページです。これらの 2 つのページに加えて、フォーマット済みデータ・エディターは、データを表示するための 3 つのフォーマットを備えます。それらは、テーブル・フォーマット、単一レコード・フォーマット、および 16 進数でデータを表示する 16 進フォーマットです。フォーマット済みデータ・エディターにおけるフォーマットは、IBM File Manager で提供されるフォーマットに似ています。同じデータ・セットとテンプレートであれば、IBM File Manager のデータ・エディターと同じように、データがフォーマット設定されて表示されます。IBM File Manager の ISPF データ・セット・エディターの詳細については、「IBM File Manager for z/OS® ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」(SC88-5697) を参照してください。

以下のトピックおよびサブトピックでは、フォーマット済みデータ・エディターの中核となる機能を概説します。