プロパティー・グループは、リソース・プロパティーを容易に共用して管理できるようにするリソース値のセットです。このレッスンでは、プロパティー・グループを作成して、Project A の z/OS® サブプロジェクトに割り当てます。
注: プロパティー・グループの「追加の JCL」で指定するコピーブック・ファイルは、サブプロジェクトの BMS マップ・ファイルの名前と一致している必要があるため、プロパティー・グループを 1 つ作成し、その他の BMS マップ・ファイルごとにそのプロパティー・グループをコピーして変更します。Project A の個々の z/OS サブプロジェクトに個別のプロパティー・グループを関連付けることになります。
これらのプロパティー・グループを作成するには、以下の手順を実行します。
- 「z/OS プロジェクト」パースペクティブにいることを確認します。
- 「プロパティー・グループ・マネージャー」ビューを開くために、「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「プロパティー・グループ・マネージャー」を選択します。場合によっては、「その他」を選択し、表示された「ビューの表示」ダイアログ・ボックスで「「z/OS プロジェクト」ビュー>「プロパティー・グループ・マネージャー」にナビゲートして、「OK」をクリックする必要があります。
- 「プロパティー・グループ・マネージャー」ビューで、接続されているホストを右クリックし、「新規プロパティー・グループ」を選択します。
- 開いたエディターで、「名前」テキスト・フィールドに GAM0MC1 Assemble と入力します。このプロパティー・グループは GAM0MC1 サブプロジェクトに適用されます。
- プロパティー・グループ・エディター下部にあるタブ化されたオプションで、「JCL」を選択します。
- エディター下部にある「生成 JCL のデータ・セット」テキスト・フィールドに、*.AUTOMART.JCL に対応する区分データ・セットを入力します。この場合、* はホスト・システムでのユーザー ID を表します。
- プロパティー・グループ・エディター下部にあるタブ化されたオプションで「アセンブラー」を選択し、左側のオプション・パネルで「プロシージャーおよびステップ」を選択します。
- 「ELAXFASM」プロシージャーを展開します。表示されたステップ名「ASM」 を強調表示します。
- エディターをスクロールダウンして、選択可能なその他のオプションを表示します。
- 「アセンブラー・オプション」テキスト・フィールドに SYSPARM(DSECT),NOOBJECT,DECK と入力します。
- 「リスト出力データ・セット」テキスト・フィールドに、*.AUTOMART.LISTING 区分データ・セットのフルネームを入力します。この場合、* は高位修飾子を表します。
- 「オブジェクト・デック・データ・セット」テキスト・フィールドに、*.AUTOMART.OBJ 区分データ・セットのフルネームを入力します。
- デフォルトと異なる場合は、「マクロ・ライブラリー」テキスト・フィールドで、ホスト・システムのマクロ・ライブラリー区分データ・セットのロケーション、および CICS® マクロを含んでいる区分データ・セットを指定します。この情報は、BMS マップに必要となります。
- マクロ・ライブラリーを入力するとエラーになる場合は、各ライブラリーがコンマなしのスペースで区切られていること、および先行スペースと後続スペースがないことを確認してください。
- このチュートリアルでは、「マクロ・ライブラリー」の下の「エラー・フィードバックのサポート」ボックスをクリアします。
- 次のテキストをコピーして、「追加の JCL」テキスト・ボックスに貼り付けます。//SYSPUNCH
DD DISP=SHR,DSN="COPY LIBRARY PDS"("COPYBOOK THAT NEEDS TO BE GENERATED")。例えば、//SYSPUNCH DD DISP=SHR,DSN=AUTOMART.COPYLIB(GAM0MC1) のように指定します。追加の JCL に先行スペースや後続スペースがないことを確認してください。
- 変更内容を保存し、プロパティー・グループを閉じます。これで最初のプロパティー・グループの作成は完了です。
- 次の 2 つのプロパティー・グループ作成するために、「プロパティー・グループ・マネージャー」で先ほど作成したプロパティー・グループを右クリックし、「コピー」を選択します。
- 表示された「プロパティー・グループのコピー」ダイアログ・ボックスで、名前を GAM0MC2 Assemble に変更します。
このプロパティー・グループは、GAM0MC2 サブプロジェクトで使用します。
- このプロパティー・グループが、「プロパティー・グループ・マネージャー」のプロパティー・グループのリストに表示されます。作成したプロパティー・グループ「GAM0MC2 Assemble」をダブルクリックします。
- 「追加の JCL」パネルにナビゲートし、生成が必要なコピーブックの名前を GAM0MC1 から GAM0MC2 に変更します。
- 同じ方法で 3 番目のプロパティー・グループを作成し、コピーブックを GAM0MC3 に変更します。このプロパティー・グループは、GAM0MC3 サブプロジェクトに関連付けます。
「プロパティー・グループ・マネージャー」ビューで、ホスト・システムを展開します。作成したプロパティー・グループが、そのホスト・システムに関連付けられているプロパティー・グループとしてリストされます。このレッスンで問題が生じた場合、あるいはプロパティー・グループについて理解を深めたい場合は、『
プロパティー・グループによるリソース・プロパティーの管理』を参照してください。