ソート・プログラムを使用するには、まず必要とするソートのタイプ、データ内のソート・フィールドの長さとフォーマット、およびデータ・レコード長を決める必要があります。
使用する PLISRTx 組み込みサブルーチンを決定するには、未ソート・データのソースと、ソート済みデータの宛先を決める必要があります。データ・セットと PL/I サブルーチンのどちらかを選択します。データ・セットを使用する方がより分かりやすく、パフォーマンスも速くなります。PL/I サブルーチンを使用すると、より高い柔軟性と機能性が得られるため、データをソートする前に処理することができ、ソート済みの形のまま直ちに データを使用することができます。入力または出力処理のサブルーチンを使用する場合は、ソート・データの処理ルーチンを参照してください。
ソート組み込みサブルーチン、およびデータのソースおよび宛先は以下のとおりです。
| 組み込みサブルーチン | ソース | 宛先 |
|---|---|---|
| PLISRTA | データ・セット | データ・セット |
| PLISRTB | サブルーチン | データ・セット |
| PLISRTC | データ・セット | サブルーチン |
| PLISRTD | サブルーチン | サブルーチン |
ソース・データ・セットは SORTIN 環境変数を使用して定義されます。また、宛先データ・セットは SORTOUT を使用して定義されます。あるいは、PUTENV 組み込み関数を使用してそれらの関数を設定することもできます。
使用するサブルーチンを決定したら、以下のように、データ・セットに関するいくつかの事項を決定し、SORT ステートメントに関する情報を指定する必要があります。
次に、ソートするレコードに関して次の 2 点を決定し、RECORD ステートメントに 関する情報を指定する必要があります。
PLISRTx への 2 番目の引数である RECORD ステートメント上で これらを使用します。