Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 8.0, プログラミング・ガイド

HELLO プログラム

以下は、コンピューター画面上に文字ストリング「Hello!」を表示するプログラムを作成する手順です。

1. ソース・プログラムを作成します。
次の PL/I ステートメントを含むファイル HELLO.PLI を作成します。
  Hello: proc options(main);
         display('Hello!');
  end Hello;

各行の 1 桁目を空白にします。デフォルトでは、コンパイラーは、列 2 から 72 にある文字しか認識しません。(詳しくは、MARGINSを参照してください。)

ファイルをディスクに保管します。

2. プログラムをコンパイルします。
ウィンドウまたはフルスクリーン・セッションで、HELLO.PLI ファイルを格納しているディレクトリーに進み、次のコマンドを入力します。
  pli hello

コンパイラーによって、画面上にコンパイルに関する情報が表示され、現行ディレクトリーにオブジェクト・ファイル (HELLO.OBJ) が作成されます。

3. プログラムをリンクします。
ディレクトリーを変えないで、次のコマンドを入力します。
  ilink hello.obj

このコマンドによって、必要なライブラリー・ファイル (LIBS コンパイル時オプションによって指定したもの) にファイル HELLO.OBJ が結合され、同じディレクトリー内にファイル HELLO.EXE (実行可能プログラム) が作成されます。

リンク・コマンドでは、パラメーターが指定されていないため、デフォルトが使用されます。(リンク・コマンドで使用可能なオプションは、プログラムのリンクに説明されています。)

4. プログラムを実行します。
ディレクトリーを変えないで、次のコマンドを入力します。
  hello

このコマンドによって、モニター上に Hello! を表示する HELLO.EXE プログラムが起動されます。

プログラマーは通常、作業をより簡単にするために、コンパイル、リンク、および実行用のコマンドをコマンド・ファイル (CMD) に まとめて記載します。


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