Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 8.0, プログラミング・ガイド

S/390 とワークステーションのソート・プログラムの比較

既存のメインフレーム・プログラムに CALL PLISRTx が含まれている場合は、それらをダウンロードし、ワークステーション上で実行できます。S/390 で許可されたいくつかのパラメーターは 無視され、ある程度、ランタイム動作を変更します。次の表は、OS PL/I によって受け取られたどの引数が、ワークステーション・コンパイラーによって無視されるかを示しています。

表 33. ワークステーション PLISRTx
組み込みサブルーチン 引数
PLISRTA
ソート入力:  データ・セット
ソート出力:  データ・セット
(SORT ステートメント, RECORD ステートメント,
ストレージ, 戻りコード
[, データ・セット接頭部, メッセージ・レベル,
ソート手法])
PLISRTB
ソート入力:  PL/I サブルーチン
ソート出力:  データ・セット
(SORT ステートメント, RECORD ステートメント,
ストレージ,
戻りコード, 入力ルーチン
[, データ・セット接頭部,
メッセージ・レベル, ソート手法])  
PLISRTC
ソート入力:  データ・セット
ソート出力:  PL/I サブルーチン
(SORT ステートメント, RECORD ステートメント,
ストレージ,
戻りコード, 出力ルーチン
[, データ・セット接頭部,
メッセージ・レベル, ソート手法])  
PLISRTD
ソート入力:  PL/I サブルーチン
ソート出力:  PL/I サブルーチン
(SORT ステートメント, RECORD ステートメント, ストレージ, 戻りコード, 入力ルーチン, 出力ルーチン[, データ・セット接頭部, メッセージ・ レベル, ソート手法])
引数定義:
Sort ステートメント
ソート・フィールドとフォーマットを記述する文字ストリング式。ソート・フィールドの指定 を参照。
Record ステートメント
データの長さとレコード・フォーマットを記述する文字ストリング式。ソートするレコードの指定 を参照。
ストレージ
ワークステーション PL/I によって無視される。
戻りコード
精度 (31,0) の固定 2 進変数。ソート・プログラムが完了するとこの中に戻りコードが入る。戻りコードの意味は次のとおり。
  • 0= ソート・プログラムは正常に完了
  • 16= ソート・プログラムは失敗
入力ルーチン
(PLISRTB および PLISRTD の場合のみ。) ソート・プログラムにレコードをソート出口 15 で渡すのに 使用する PL/I 外部または内部プロシージャーの名前。ワークステーション PL/I を使用する特定要件については、E15 - 入力処理ルーチン (ソート出口 E15)を参照してください。
出力ルーチン
(PLISRTC および PLISRTD の場合のみ。) ソートがソート出口 35 からソート済みレコード を渡す PL/I 外部または内部プロシージャーの名前。ワークステーション PL/I を使用する特定要件については、E35 - 出力処理ルーチン (ソート出口 E35)を参照してください。
データ・セット接頭部
ワークステーション PL/I に無視される。SORTIN および SORTOUT のみを DD 名として処理する。
メッセージ・レベル
ワークステーション PL/I によって無視される。
ソート手法
ワークステーション PL/I によって無視される。

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