Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 8.0, プログラミング・ガイド

継承されたマクロ

NMAKE は、すべての現行の環境変数をマクロとして継承 します。例えば、PATH 環境変数を PATH = C:¥TOOLS¥BIN と定義した場合、記述ファイル内の PATH を使用すると、ストリング C:¥TOOLS¥BIN に置き換えられます。

記述ファイル内に上述の例のような行を加えることによって、継承されたマクロを再定義することができます。NMAKE の実行中は、マクロは再定義された定義を使用します。ただし、NMAKE が終了すると、環境変数は元の値に戻ります。

環境変数の指定変更 (/E) オプションを指定すると、継承されたマクロの再定義はできません。このオプションを使用した場合、継承されたマクロの再定義を試みても、NMAKE に無視されます。

定義したマクロすべてについて、マクロ名では大/小文字を区別します。 例えば、次のようなマクロを見てみましょう。

UPPER=UpperCase

この例では、$(UPPER) は値を戻しますが、$(upper) は戻しません。継承されたマクロ名 (すなわち環境変数から自動的に作成されたマクロ名) は、常に UPPERCASE でなければなりません。


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