ホスト・ベース・プロジェクトの問題のほとんどは、
リモート・システムの不適切な構成 (例えば、定義ファイルへのパスが正しくない) の結果であるか、
定義ファイル自体の構文のエラーによるものです。
これらの問題は、通常、ホスト・ベース・プロジェクト、サブプロジェクト、またはファイルの欠落として表示され、
簡単に見逃されてしまうので、Rational® Developer for System z® は、問題判別に役立つメッセージを出します。
このタスクについて
重大問題の場合は、ダイアログ・ボックスが開き、エラー状態の詳細メッセージが表示され、
ホスト・ベース・プロジェクトはロードを停止します。
エラーが起こる前のプロジェクトの作成アクションはロールバックされませんが、
リモート・システムから切断されることによって、
プロジェクトはワークステーションから除去されます。
重大度がより少ない問題 (例えば、サブプロジェクトにリストされているファイルが見つからない) の場合は、
メッセージが CommonBaseEvents ログ・ファイルに記録されます。 ユーザーは、通常、
欠落ファイルに気付いてログを調べるまで、そのような問題が起こったことを認識しません。
- 定義ファイルの参照での問題
- 定義ファイルが別の定義ファイルまたはフォルダーを参照している際にエラーがあった場合 (例えば、
誤植やファイル・パス名のエラー) は、Developer for System z はエラー・メッセージを出して、
見つからなかったファイルやエラーがあったファイルを示します。
- 定義ファイルの構文の問題
- 定義ファイルの XML タグにエラー (誤植、終了タグがないなど) があった場合は、XML パーサーは例外をスローし、Developer for System z はエラー・メッセージを表示して、エラーがある定義ファイルを示します。
- リソースの参照での問題
- 定義ファイルが、見つからない区分データ・セット、データ・セット・メンバー、
または順次データ・セット (理由は、定義ファイルの誤植、ファイルが存在しない、など) を参照した場合、
サブプロジェクトは作成されますが、エラーがあるファイルは作成されません。Developer for System z は、検出されなかったファイルを示す CommonBaseEvents ログ (com.ibm.ftt.projects.core.impl ロガーのロギング・レベルが SEVERE またはそれ以下のレベルに設定されている場合) にエラー・メッセージを書き込みます。