Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 8.0, プログラミング・ガイド

ソートが成功したかどうかの判別

ソート・プログラムはソートが完了すると、PLISRTx の呼び出しの 4 番目の引数内で指定した変数内に、戻りコードを設定します。次に、CALL PLISRTx ステートメントの後のステートメントに制御を戻します。戻された値は、次のようにソートが成功または失敗のどちらであったかを示します。

     0   Sort successful
     16  Sort failed

この変数は、FIXED BINARY (31,0) として宣言する必要があります。通常の作業では、CALL PLISRTx ステートメントの後で戻りコードの値をテストし、操作が成功したか失敗したかに応じて適切な処置をとります。

例を示します (戻りコードが RETCODE という名前であると仮定して)。

  if retcode¬=0 then do;
    put data(retcode);
    signal error;
  end;

エラーが検出されると、エラー条件が発生します。ソート・プログラムが致命的エラーを検出し、対応するエラー・コードが 16 より大きい場合は、エラー条件が発生します。

ソート後のジョブ・ステップが、ソートの成功、失敗に依存している場合は、ソート・プログラム内で戻された値を、PL/I プログラムからの戻りコードとして 設定する必要があります。これで、その戻りコードを次のジョブ・ステップに使用することができます。PL/I 戻りコードは、PLIRETC への呼び出して設定されます。次の例は、ソート・プログラムから戻された値を使用して、PLIRETC を呼び出す方法を 示しています。

  call pliretc(retcode);

この PLIRETC の呼び出しを、ソート・プログラムへ制御情報を渡すのに 戻りコードが使用される入力 (E15) および出力 (E35) ルーチン内での呼び出しと混同しないでください。


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