Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 8.0, プログラミング・ガイド

PP

PP オプションでは、コンパイルの前にどのプリプロセッサーを (どのような 順序で) 呼び出すかを指定します。

構文図を読む構文図をスキップする   .-NOPP---------------------------------------.
   |        .-+---+------------------------.    |
   |        | '-,-'                        |    |
   |        V                              |    |
>>-+-PP--(----pp-name--+-----------------+-+--)-+--------------><
                       '-(--pp-string--)-'
 
pp-name
特定のプリプロセッサーに与えられた名前。CICS、INCLUDE、MACRO、および SQL のみが、現在サポートされているプリプロセッサーです。 未定義の名前を使用すると診断エラーの原因となります。
pp-string
対応するプリプロセッサーのためのオプションを表す最大 100 文字のストリングです (引用符で区切られています)。 例えば、PP(MACRO('CASE(ASIS)')) は、オプション CASE(ASIS) を指定して MACRO プリプロセッサーを呼び出します。

デフォルト: NOPP

プリプロセッサー・オプションは、左から右に処理されます。 2 つのオプションが競合する場合、最後 (右端) のオプションが使用されます。 例えば、オプション・ストリング 'CASE(ASIS) CASE(UPPER)' を指定して MACRO プリプロセッサーが呼び出された場合、 オプション CASE(UPPER) が使用されます。

プリプロセッサーは、同じものを複数回指定できます。 さらに、最大で 31 個のプリプロセッサー・ステップを指定できます。

MACRO オプションまたは PP(MACRO) オプションを指定すると、どちらの 場合も、コンパイルの前にマクロ機能が呼び出されます。MACRO と PP(MACRO) を両方指定すると、マクロ機能は 2 回呼び出されます。

PP オプションを複数回指定する場合、コンパイラーはその PP オプションを効率的に連結します。 そのため、PP(SQL) PP(CICS) と指定しても PP(SQL CICS) と指定しても同じ結果になります。 これにより、例えば PP(MACRO SQL('OPTIONS')) と PP(MACRO SQL('OPTIONS DATE(ISO)')) が 指定された場合、PP オプションは結果として PP( MACRO SQL('OPTIONS') MACRO SQL('OPTIONS DATE(ISO)')) となり、MACRO と SQL の 両方のプリプロセッサーが 2 回呼び出されることにもなります。 前の SQL オプションをオーバーライドしようとしてこの操作を行っている場合、PP オプションで プリプロセッサー・オプションを指定するのではなく、PPSQL オプションで プリプロセッサー・オプションを指定することをお勧めします。 すなわち、PP(MACRO SQL) PPSQL('OPTIONS DATE(ISO)') のように指定します。

最高 31 つのプリプロセッサーを指定できます。

例:

以下の例では、PL/I マクロ機能、SQL プリプロセッサーを呼び出した後、再度、PL/I マクロ機能を呼び出します。

  pp(macro('x') sql('dbname(sample)') macro)

Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)