Rational Developer for System z

ローカル・バッチ COBOL DB2 アプリケーションのビルド

このチュートリアルでは、ローカル・バッチ COBOL DB2® アプリケーションのビルド方法について説明します。

始める前に

下の関連トピックで選択可能な COBOL ソース・コード・ファイル LDB2SAMP およびコピーブック EMPLOYEE は、このシナリオで使用するために作成されたものです。この例を始める前に、ローカル z/OS® プロジェクトを作成し、これらのサンプルをご自身のプロジェクトに追加する必要があります。 ローカル・プロジェクトの作成について詳しくは、ローカル z/OS プロジェクトの作成を参照してください。

ご使用のワークステーションに DB2 をインストールしておく必要もあります。

Linux アイコン Rational® Developer for System z® は、Linux プラットフォームではローカル COBOL および PL/I ビルドをサポートしません。

手順

ローカル・バッチ COBOL DB2 アプリケーションをビルドするには、以下の手順を実行します。

  1. プロジェクトのビルド・オプションを変更するには、以下の手順を実行します。
    1. プロジェクトを選択し、「プロパティー・グループ」>「関連プロパティー・グループの編集」をクリックします。
    2. 「COBOL」タブを選択してから、「ローカル・コンパイラー・オプション」をクリックします。
    3. 「SYSLIB」フィールドに、DB2 sqlca.cbl ファイルへのパスと、その後にプログラムが使用する コピーブックのある他のパスを、セミコロンで区切って入力します。 デフォルトのパスは、C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a です。コピーブックが COBOL ソースと同じプロジェクトにあっても、プロジェクト・パスは SYSLIB に組み込まれていることが必要です。 例えば、C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a;C:¥myProject¥source のように指定します。
    4. 「ソースに EXEC SQL が含まれている」チェック・ボックスをクリックします。
    5. データベース接続がプロジェクト用に構成されている場合は、「参照」ボタンをクリックして、データベース接続のリストから データベース接続名を選択して、「OK」をクリックします。
    6. データベース接続がプロジェクト用に構成されていない場合は、以下の手順に従ってください。
      1. 「新規」をクリックします。「データベース接続」ウィンドウが開きます。
      2. 「データベース接続」ウィンドウで、「新規」をクリックします。
      3. 「接続プロファイル」ウィンドウで、開発に使用するデータベース・マネージャーを「接続プロファイル・タイプ」リストから選択し、「次へ」をクリックします。例えば、「DB2 for Linux、UNIX、および Windows」を選択します。
      4. 「ドライバー」ドロップダウン・リストから、使用する JDBC ドライバーを選択します。 例えば、「IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ」を選択します。
      5. 「データベース」フィールドに、プログラムが使用するデータベースの名前を入力します。 LDB2SAMP.cbl プログラムは、DB2 に付属の SAMPLE データベースを使用します。
      6. 「ホスト」フィールドに、localhost を入力します。
      7. ポート番号またはクラス・ロケーションがデフォルトと異なる場合は、インストール済み環境に合わせてそれらを変更します。
      8. 「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドに、ユーザー ID とパスワードを入力します。
      9. 「接続のテスト (Test Connection)」ボタンをクリックして、接続パラメーターが正しいことを 確認し、「完了」をクリックします。
    7. 「ローカル・リンク・オプション」ページで、「リンク・オプション」/de db2api.lib に設定してから、プロパティー・グループを閉じて保存します。
  2. 「z/OS プロジェクト」ビューで、LDB2SAMP.cbl を選択して、 ポップアップ・メニューから「エントリー・ポイントとして指定」を選択します。
  3. プロジェクト名を右クリックし、「プロジェクトを再ビルド」を選択します。 これで、BuildOutput フォルダーに生成された実行可能ファイルが、コンパイル済みアプリケーションとして実行可能および デバッグ可能になります。

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