Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 4.1, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

Enterprise PL/I バージョン 3 (すべてのリリース) からのマイグレーション

V4R1 コンパイラーは、V3R7、V3R8、および V3R9 コンパイラーと同様に、PDSE にインストールする必要があります。 また (これも V3R7、V3R8、および V3R9 コンパイラーと同様ですが)、言語環境プログラムのランタイム・オプション XPLINK は、コンパイラーの始動時には必ず ON にする必要があります。 IBMZPLI を使用してバッチで、または pli コマンドを使用して z/OS Unix System Services でコンパイラーを始動した場合は、コンパイラー自体が必ず XPLINK(ON) で実行されます。 ただし、それ以外の方法でコンパイラーを始動した場合は、ユーザーが XPLINK(ON) を確実に有効にする必要があります。

Enterprise PL/I V4R1 には新しいオプションと、新しいサブオプションを持つ古いオプションがいくつかありますが、これらの新しいオプションおよびサブオプションのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは Enterprise PL/I V3R9 コンパイラー (または V3R3 以降のすべてのリリース) で生成されたコードと互換性のある実行可能コードを生成します。

バージョン 3 の各リリースで使用したものと同じコンパイラー・オプション設定を PL/I バージョン 4 で使用すれば、V4R1 でコンパイルされたコードと、それより前のリリースでコンパイルされたコードとを混在させることができます。 プログラム・セマンティクスを変更するコンパイラー・オプションの設定を変更しない限り、すべてのコードを再コンパイルする必要はありません。 例えば、オブジェクトを混合する際には ARCH または RULES オプションを自由に変更できますが、BACKREG、BIFPREC、または CMPAT オプションを変更する場合、それはできません。

また、「プログラミング・ガイド」に記載されているように、V4R1 では新しいオプションが導入され、古いオプションにサブオプションが追加されましたが、それらのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは V3R9 以前のコンパイラー下で生成されたコードと同じコードを生成します。 新しいオプションには以下があります。

新しいサブオプションを持つオプションには以下があります。

要約すると、これらのオプションに対する変更は次のとおりです。

また、V4R1 コンパイラーでは、以下のサブオプションまたはオプションのサポートがなくなりました。


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