System z® LPEX エディター、COBOL エディター、および PL/I エディターは、COBOL および PL/I ソース・ファイルの EXEC
SQL ステートメントに対して、コンテンツ・アシストを提供します。DB2 for z/OS データベース接続を定義するプロパティー・グループにファイルが関連付けられている場合、コンテンツ・アシストは、ソース・ファイルで使用中のデータベース・エレメントに対しても支援を提供することができます。
始める前に
データベース・エレメントに対するコンテンツ・アシストを取得するには、プロパティー・グループを、ローカル COBOL または PL/I プロジェクトに関連付けるか、または編集するソース・ファイルを含んでいる MVS™ サブプロジェクトに関連付ける必要があります。このプロパティー・グループには、DB2 for z/OS データベース接続定義用が含まれている必要があります。プロパティー・グループおよびデータベース接続について詳しくは、以下のトピックを参照してください。
SCLM エクスプローラー・ビュー、
SCLM 開発者ビュー、または
SCLM メンバー・ビューといった SCLM ビューからファイルを開く場合、プロパティー・グループではなく、
「チーム」>「SCLM 設定」>「ローカル構文検査」の設定ページでデータベース接続プロパティーを指定します。
EXEC SQL ステートメントの妥当性検査およびコンテンツ・アシストの設定を行うには、「EXEC SQL ステートメント」設定ページを使用します。EXEC SQL
ステートメントの設定について詳しくは、EXEC SQL ステートメントの設定を参照してください。
このタスクについて
EXEC SQL ステートメントに対するコンテンツ・アシストには、以下の機能があります。
- EXEC SQL ステートメントに対する構文コンテンツ・アシストの提案を提供します。
- 編集対象のプログラムで使用されるデータベース・エレメントに対するコンテンツ・アシストの提案を提供します。これらの提案は、ライブ・データベース接続、オフライン・キャッシュが使用可能なデータベース、またはプログラム内の DECLARE TABLE ステートメントから受ける場合があります。
- 頻繁に使用する EXEC SQL ステートメントに対して、編集時のコンテキスト妥当性検査およびフィードバックを提供します。妥当性検査は、SELECT、INSERT、UPDATE、および DELETE の各データ・アクセス・ステートメントに対してのみ実行されます。妥当性検査対象となるデータベース項目は、スキーマ、テーブル、および列です。
手順
EXEC SQL ステートメントに対するコンテンツ・アシストを使用するには、カーソルを EXEC SQL ステートメント内に配置して、Ctrl+スペース・バーを押します。
- 構文コンテンツ・アシストの場合、エディターは現行ステートメント内で有効なトークンを提案します。提案される内容は、現行ステートメントの完全な文法分析に基づくものではなく、カーソル位置で有効なトークンのみが提案されています。
- データベース・エレメントの場合、次のようになります。
- エディターは、定義されたデータベース、データベース接続のデフォルトのスキーマ・プロパティー、現行ステートメント、およびカーソル位置に基づいて提案を提供します。
- データベース接続がアクティブではなく、「必要な場合に接続を開始する」設定を指定してある場合、データベース情報から得られる提案が最初に表示されないことがあります。提案は、接続が確立した後に、後続のコンテンツ・アシスト要求で表示されます。
- DECLARE TABLE ステートメントがあるときはいつでも、エディターは宣言されたシンボルをコンテンツ・アシストの提案に追加します。多くの場合、DECLARE
TABLE ステートメントは DCLGEN ユーティリティーによって生成されたコピーブック内にあります。アクティブなデータベース接続がなくても、このユーティリティーを使用することによって、この機能を存分に活用することができます。
- リアルタイム妥当性検査の場合、編集対象のデータベース項目は、次の 2 つのソースからのデータベース項目宣言と比較および検査されます。
- プロパティー・グループを介して編集セッションに関連付けられた、構成済みデータベース接続
- オプションの SQL ステートメント DECLARE TABLE