Rational Developer for System z

クライアントへのプッシュ構成ファイルのエクスポート

クライアントへのプッシュ構成用のリモート・システム接続、構成ファイル、および設定を構成した後は、それらをクライアント・ワークスペースに配布するためにリモート・システムにエクスポートできます。

始める前に

システム構成設定またはグローバル構成設定をリモート・システムにエクスポートするには、リモート・システム上のクライアントへのプッシュ構成ファイルへの書き込み権限が必要です。ファイル・アクセス権は、所有者、グループ、およびその他という 3 つのタイプのユーザーに対して設定できます。リモート・システム上のクライアントへのプッシュ・ディレクトリーに対するファイル・アクセス権は、pushtoclient.properties ファイルの file.permission ディレクティブを使用して設定します。デフォルト設定では、所有者 (ファイルを作成したユーザー ID) およびグループには読み取りおよび書き込みを許可し、その他のユーザーには読み取りを許可します。クライアントへのプッシュのファイル・アクセス権と、z/OS® でのクライアントへのプッシュ・サポートの構成について詳しくは、「IBM® Rational® Developer for System z® ホスト構成ガイド (SC88-5663)」を参照してください。

このタスクについて

クライアントへのプッシュ配布用の構成のエクスポートでは、構成ファイルが生成され、それらがリモート・システムに転送されます。ファイルがエクスポートされた後、クライアント・ワークステーションがリモート・システムに接続すると、それらのファイルが自動的にクライアント・ワークステーションにダウンロードされます。
注: インストール構成ファイル、ホスト・ベース・プロジェクト、およびデフォルト値などの一部の構成ファイルは、リモート・システム上で手動で作成され、ワークステーションからエクスポートされません。

手順

クライアントへのプッシュ構成ファイルをエクスポートするには、以下の手順を実行します。

  1. クライアントへのプッシュ構成用のマスター・ワークスペースの作成の説明に従って、マスター・ワークスペースに切り替えます。
  2. 以下のようにして、構成ファイルのエクスポート先にするリモート・システムに接続します。
    1. 「リモート・システム」ビューでリモート・システムを選択します。
    2. ポップアップ・メニューで「接続」をクリックします。
    要確認: クライアントへのプッシュ機能は、1 つの 1 次システムのみをサポートします。構成ファイルをエクスポートしようとする前に、1 つの 1 次システムのみに接続していることを確認してください。構成ファイルを最後にエクスポートした 1 次システムとは異なる 1 次システムにエクスポートする場合 (例えば、サイトでテスト用と実動用に別々の 1 次システムを使用している場合)、Rational Developer for System z から、正しい 1 次システムに接続していることを確認するように求めるプロンプトが出されます。
  3. ワークスペース・メニュー・バーから、「ファイル」>「エクスポート」をクリックします。 「エクスポート」ウィンドウが開きます。
  4. 「エクスポート」ウィンドウで、+ をクリックして「Rational Developer for System z」を展開します。
  5. 「構成ファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
    • リモート・システムが 1 次システムの場合は、「グローバル構成ファイル」ウィンドウが開きます。
    • リモート・システムが 1 次システムでない場合は、「システム構成ファイル」ウィンドウが開きます。
    これらのウィンドウにはそれぞれ、以下の 2 つのセクションがあります。
    • 「システム構成またはグローバル構成 (System or Global configuration)」には、ワークステーションからリモート・システムにエクスポートできる構成ファイルがリストされます。
    • 「キー・マッピングの更新」には、リモート・システムで作成された構成ファイルがリストされます。これらのファイルをワークステーションからエクスポートすることはできません。
  6. オプション: リモート・システム上の構成ファイルのデフォルト・ロケーションおよび名前を表示するには、「エクスポート・プロパティーの表示」を選択します。 以下のエクスポート・プロパティーが表示されます。
    • エクスポート・パス: 構成ファイルのエクスポート先となるリモート・システム上のロケーション。
    • ファイル・マスク: 構成ファイルのファイル名パターン。多数の構成ファイルが同じコンテナーに保存されている場合に便利です。
    • エンコード: リモート・システム上の構成ファイルのエンコード方式。
  7. エクスポートする構成ファイルの横のチェック・ボックスを選択し、「次へ」または「終了」をクリックします。 Rational Developer for System z は、構成ファイルをリモート・システムにアップロードします。

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