Rational Developer for System z


サンプル COBOL アプリケーションの作成

このレッスンでは、USERID.FRIENDZ データベース・テーブルのデータにアクセスするサンプル COBOL アプリケーションを作成する方法について説明します。
このレッスンでは、MVS™ サブプロジェクトでデータ・セットを割り振る方法を理解していることを前提としています。
COBOL アプリケーションを作成するには、以下のようにして、USERID.FRIENDZ テーブル用の DCLGEN コピー・ライブラリーを作成する必要があります。
  1. z/OS プロジェクト」ビューで、MVS サブプロジェクト (このチュートリアルの初めに作成) を選択し、ポップアップ・メニューから「新規」>「区分データ・セットの割り振り」 を選択します。
  2. 新規データ・セットに USERID.RDZDB2.JCL という名前を付け、「完了 (Finish)」をクリックします。 新規データ・セットが、MVS サブプロジェクト名の下に表示されます。
  3. このデータ・セットにメンバーを追加するには、データ・セットを選択し、ポップアップ・メニューで「新規」>「メンバーの作成」 を選択します。
  4. メンバーに RDZDCLS という名前を付け、「完了」をクリックします。
  5. USERID.RDZDB2.JCL の割り振りに使用したのと同じメソッドを使用して、USERID.COBOL.COPYLIB というデータ・セットを割り振ります。 USERID.COBOL.COPYLIB の適切なデータ・セット属性は、「カテゴリー: SOURCE」および「タイプ: COBOL」を選択することによって適用されます。
  6. メンバー名 RDZDCLS をダブルクリックし、それを System z LPEX エディターで開きます。
  7. 以下の JCL セグメントをコピーし、編集セッションに貼り付けます。
    //***********************************
    //DCLGEN EXEC PGM=IKJEFT01
    //SYSPRINT DD SYSOUT=*
    //SYSTSPRT DD SYSOUT=*
    //SYSTSIN   DD  *
    DSN SYSTEM(DB2SUBSYSTEMNAME)
    DCLGEN TABLE (USERID.FRIENDZ) LIBRARY ('USERID.COBOL.COPYLIB(RDZDCLS)') -
    LANGUAGE (COBOL) STRUCTURE (FRIENDZRECORD) APOST
    /* 
  8. この JCL セグメントを使用するために、独自の JOB カードにこの JCL セグメントを付加します。この JOB カードの直後に、DB2® データ・セットを指すために JOBLIB カードが必要になる場合があります。JCL セグメント内の USERID を高位修飾子で置き換える必要があります。DB2SUBSYSTEMNAME を、ご使用の DB2 サブシステム名で置き換える必要があります。
  9. JCL ストリームを実行依頼するために、ポップアップ・メニューで「実行依頼」をクリックします。 コピー・メンバー USERID.COBOL.COPYLIB(RDZDCLS) が作成されます。データ・セット USERID.COBOL.COPYLIB. のリフレッシュ後、このコピー・メンバーは「z/OS プロジェクト」ビューで見つかります。
  10. 編集セッションでこのコピー・メンバーを開き、その宣言についてよく理解しておきます。
  11. メンバー RDZDB2 を持つ USERID.RDZDB2.COBOL という名前の区分データ・セットを割り振り、以下の COBOL プログラムをコピーしてそのメンバーに貼り付けるか、この COBOL プログラムをメンバーに再入力します。 このプログラムは、FRIENDZ テーブルから値を取得します。
           IDENTIFICATION DIVISION.
           PROGRAM-ID. RDZDB2.
           ENVIRONMENT DIVISION.
           DATA DIVISION.
           WORKING-STORAGE SECTION.
           01  TEMP         PIC X(6).
           01  TEMP2         PIC X(6).
              EXEC SQL INCLUDE SQLDA END-EXEC.
              EXEC SQL INCLUDE SQLCA END-EXEC.
              COPY RDZDCLS.
           LINKAGE SECTION.
           PROCEDURE DIVISION.
          *     EXEC SQL CONNECT TO DB2SUBSYSTEMNAME END-EXEC.
               MOVE 'TYRONE   ' TO FNAME.
               EXEC SQL
                 SELECT FNAME, LNAME, PHONE, EMAIL
                 INTO  :FNAME,
                       :LNAME,
                       :PHONE,
                       :EMAIL
                 FROM USERID.FRIENDZ
                 WHERE FNAME = :FNAME
               END-EXEC.
               DISPLAY "FIRSTNAME:".
               DISPLAY FNAME.
               DISPLAY "LASTNAME:".
               DISPLAY LNAME.
               DISPLAY "PHONE:".
               DISPLAY PHONE.
               DISPLAY "EMAIL:".
               DISPLAY EMAIL.
               GOBACK.
  12. DB2SUBSYSTEMNAME を、ご使用の DB2 サブシステム名に置き換えて、USERID を、ご使用のスキーマ名に置き換えます。

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