以下の例では、コマンド行上のオプションが、環境変数内のオプションをオーバーライドしています。以下のコマンドを入力した場合
SET ILINK=/NOI /AL:256 /DE ILINK test ILINK /NODEF /NODEB prog
最初のコマンドによって、環境変数は、オプション /NOIGNORECASE、 /ALIGNMENT:256、および /DEBUG に設定されます。
2 番目のコマンドによって、環境変数に指定したオプションを使用して、ファイル test.obj がリンクされ、test.exe が作成されます。
最後のコマンドによって、オプションの /NOIGNORECASE と /ALIGNMENT:256 に加えて、オプション /NODEFAULTLIBRARYSEARCH を使用して、prog.obj がリンクされ、prog.exe が生成されます。コマンド行上の /NODEBUG オプションが、環境変数の /DEBUG オプションをオーバーライドしているため、リンカーは、/DEBUG オプションなしでリンクします。