Rational Developer for System z

Rational Developer for System z の新機能

IBM® Rational® Developer for System z® バージョン 8.0.3 では、次の機能が追加されています。

アセンブラー言語のサポート

以下の機能拡張が、アセンブラー・エディターに追加されました。

自動コメント

自動コメント・フィーチャーに追加された、先頭と末尾の空白文字の変更を無視する新しいオプションは、System z LPEX および System z C/C++ エディターで利用可能です。

BMS Screen Designer (BMS エディター)

BMS Screen Designer (BMS エディター) コンポーネントは、以下の新規フィーチャーを含んでいます。
  • SDF II はすべての画面情報を専用のフォーマットで保管します。これにより BMS 構文ファイルおよびデータ構造を出力として生成することが可能になります。 BMS エディターは、すべての画面情報を BMS 構文で BMS ソース・ファイル自体に保管します。これはもともと、開発者がそのファイルをアセンブル (コンパイル) して、データ構造を作成することを意図したものです。

    SDF II がそれ自体の画面定義データを専用のフォーマットで保管するので、BMS 構文のみでは記述できないフィーチャーもサポートできます。 例えば、SDF II は画面上フィールドの繰り返しブロックを定義することを許可し、その画面を表す BMS ファイルを生成します。 加えて、SDF II によって生成される関連 COBOL データ構造は、繰り返しブロックを表す OCCURS 節を含みます。 ただし、SDF II によって生成された同じ BMS ファイルが COBOL データ構造を作成するためにアセンブルされる場合は、このファイルに OCCURS 節は含まれません。これは、その節を作成するために SDF II によって使用される情報が BMS ファイルの外部に保管されるためです。

    Rational Developer for System z が繰り返しブロックなどの SDF II フィーチャーをサポートするために、BMS エディターは BMS 構文のみを操作し、別のファイルやフォーマットを操作しないので、BMS エディターでファイルを開く前に、まず SDF II によって提供されているユーティリティー (DGIDSBMS という名前の) を使用して、SDF II によって生成される BMS マップ・ファイルに DGI コメントを追加する必要があります。 BMS エディターがそれらの特別なコメントを読み取り、データを認識されるフォーマットへ変換した後に、以下の SDF II 概念をサポートできるようになります。
    • SDF II 繰り返しブロックは Rational Developer for System z 構造へ変換され、シンボリック・マップの生成に OCCURS 節を含むことが可能になります。
    • SDF II フィールド・レベル・コメント
    • SDF II 代替のシンボリック・マップ構造名およびレベル番号
  • BMS Screen Designer の以前のリリースでは、全てのフィールドが 1 列に定義される垂直配列のみをサポートしていました。今回のリリースから、複数の列に渡って定義されるフィールドの配列といった、不連続な配列を使用できるようになりました。
  • Screen Designer の以前のリリースは、シンボリック・マップに常に PIC 9 フォーマットで数値フィールドを生成します。今回のリリースには、シンボリック・マップのために数値フィールドを英数字フォーマットとして生成できるようにする設定が含まれます。

C/C++ 言語サポート

C/C++ 言語サポートの機能拡張には以下が含まれます。
  • リモート C/C++ エディターは System z C/C++ エディターに名称が変更されました。
  • z/OS UNIX サブプロジェクトおよび Linux on System z プロジェクトの、「ビルド」設定ページと「リンク」設定ページが統合されました。
  • System z LPEX および System C/C++ エディターにて C/C++ ファイルの編集時に、構文の色の指定、コンテンツ・アシスト、および組み込み CICS と SQL ステートメント用のテンプレートを提供します。
  • z/OS Unix ロケーションは、C/C++ ページのイベント・ファイル用に、プロパティー・エディターで指定可能です。
  • リモート・システムで定義されたマクロは、System z LPEX エディターおよび System C/C++ エディターで C/C++ ファイルを編集する際に自動的に検出され、エディターの「プロパティー」タブに表示されます。
  • System C/C++ エディターに追加された「スケーラビリティー (Scalability)」設定ページを使用して、非常に大きなファイルに対する振る舞いを構成することができます。

CICS TS 4.2 サポート

CICS TS 4.2 サポートのために追加された機能拡張は、以下のとおりです。
  • 新規 .epadapter ファイルを介して、1 つのイベント処理アダプターを複数のイベント・バインディング仕様で再利用する機能。これは CICS バンドル内でデプロイされます。
  • アプリケーションのメンテナンスによって影響を受ける仕様を見つけるため、CICS リソースの名前およびデータ構造エレメントのいずれかもしくは両方を、EP 検索ダイアログを使用してイベント・バインディング仕様 (*.evbind ファイル) の内部で検索する機能。
  • Java OSGi プロジェクトを開発し、CICS バンドル内でデプロイする機能。
  • ATOM 構成ファイルを作成し、CICS バンドル内でデプロイする機能。
  • リアルタイム構文検査、および新しい CICS TS 4.2 構文を含むように更新されたコンテンツ・アシスト。

COBOL コンパイル済み XML 変換

ボトムアップおよびミート・イン・ミドルのシナリオにおける OCCURS DEPENDING ON (ODO) の強化されたサポート。 XML2LS 変換が選択解除された ODO オブジェクトまたはマップされていない ODO オブジェクトの値を計算するようになったため、ODO オブジェクトの選択 (ボトムアップ) またはマップ (ミート・イン・ミドル) の必要がなくなりました。

以下の拡張機能により、SBCS EBCDIC ホスト・コード・ページ向けの、IMS Enterprise Suite SOAP ゲートウェイ XML2LS および LS2XML コンバーターのパフォーマンスが飛躍的に向上しました。
  • サポートされる SBCS EBDIC ホスト・コード・ページのための XML コンバーターにおける、不必要な Unicode オーバーヘッドを回避するために追加された新しいオプション。 新規オプションは、「ホスト・コード・ページを XML 用の中間エンコードとして使用する (Use the host code page as the intermediate encoding for XML)」です。
  • XML2LS コンバーターおよび LS2XML コンバーターにおける XML マークアップの Unicode 変換オーバーヘッドを大幅に削減するための、IRZCLCNV という名前の新しいモジュールが追加されました。 UTF-8 および EBCDIC 間の大規模な変換であり、ホスト・コード・ページが DBCS EBCDIC の場合のパフォーマンスを含みます。

COBOL エディター

COBOL エディターに追加された機能拡張は、以下のとおりです。
  • 構成済みプリプロセッサーの出力を、ファイル内のプリプロセッサー・ステートメントおよびマクロの位置の特定と変換のために使用する機能。
  • 大文字化とインデントのカスタマイズ可能な書式設定を、エディターの選択領域またはファイル全体に対して適用できます。
  • 新しい設定ページでは、構文の色の指定の振る舞いをカスタマイズ可能です。またテキスト・スタイルの太字とイタリックもサポートするようになりました。
  • 折り畳みフィーチャーの機能拡張により、部、セクション、段落といった言語構造を省略し、ビューで非表示にできるようになりました。
  • 使用するエディターで表示するテキストの数を制限する機能。 選択された言語エレメントのテキストのみをエディターで表示し、その他はビューから非表示にします。
  • インデントおよび大文字化の設定など、エディター内でコードを読みやすくする書式設定の機能拡張。
  • プログラムの 16 進数での表示と編集、テキストでのスペースの表示、選択されたテキストの複数箇所の強調表示などの追加ツールがエディターに追加されました。
  • 共通のプログラミングおよび構成エラーの修正を自動化可能な提案を、エディターが提供します。
  • エディターに、周囲の言語エレメントの縦方向の幅を表示するビジュアル注釈として範囲標識が提供されます。
  • ファイル内でタスク・マーカーの作成をトリガーする、カスタマイズ可能なコメント・ストリング。
  • 選択されたテキストを、一致するテンプレートで囲む機能。
  • エディター用にカスタム・タブ停止位置を作成する機能。
  • フィルター操作、および明示的でない参照などの追加データの提供を可能にする、拡張された実行階層機能。
  • リアルタイム構文検査機能のパフォーマンス向上。
  • 問題のある文字を含むファイルを編集できるようにするため、双方向変換の制限がすべて除去されました。

コード・カバレッジ

行レベル・コード・カバレッジが、C/C++、COBOL、PL/I、および HLASM で書かれたものを含む、コンパイル済みの言語アプリケーションで利用可能になりました。 コード・カバレッジの開始は、デバッグ情報を使用してコンパイルし、デバッガーで専用のオプションを使用してアプリケーションを起動するだけの簡単な操作です。 結果は要約され、表示され、クライアント内に直接ビルドされるグラフィカル環境を使用して比較されます。

COBOL のコード・レビュー

開発者は、開発フェーズの早期に COBOL コードの分析を行うことができるようになり、企業の内部ガイドライン、ベスト・プラクティス、およびコーディング標準に沿っていることを確認できます。

「ソフトウェア・アナライザー構成 (Software Analyzer Configuration)」ダイアログは、分析のスコープとルール・セットを指定する分析構成を作成するために使用されます。 ルール・セットは製品内で提供されているルールを選択して作成され、ルールはテンプレートをカスタマイズすることによって作成されます。 これらの分析構成は、「クライアントへのプッシュ」機能を使用して一元管理が可能です。

COBOL コード・レビューは、ワークスペース内のすべての COBOL ファイル上、1 つ以上のローカル・プロジェクト上または単一のソース・ファイル上で実行できます。 コード・レビューは、ファイルが編集セッションで開いている場合、リモート COBOL ファイル上でも実行できます。

COBOL コード・レビューの結果は、「ソフトウェア・アナライザーの結果 (Software Analyzer Results)」ビューに表示されます。 ソース・ファイルが選択されている場合、ファイルはエディターで開かれ、違反している行が強調表示されます。 それらの結果から HTML レポートまたは PDF レポートを生成することもできます。

共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA)

共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) に、以下の更新が加えられました。
  • デフォルト・フィルター (ビュー) の定義に新規 CARMA 拡張ポイントが追加され、CARMA リポジトリー・ビューまたは CARMA フィールド・テーブル・ビューにある、RAM、リポジトリー・インスタンス、またはコンテナーのエントリーを最初に展開した場合に、デフォルト・フィルターがどのように指定されるかを CARMA の開発者が定義できるようになりました。 フィルターはプログラムで定義するか、または使用するデフォルト・フィルター値を求めるプロンプトをユーザーに出して指定することができます。
  • 「CARMA フィールド・テーブル」ビューに、メンバーのリストと関係のあるメンバーの情報を持つ RAM 用として新しい CARMA 関数が追加されました。 これらの関数により、RAM はメンバー情報をメンバー・リストと同時に戻すことができます。 RAM 開発者がこれらの新しい関数を実装しない場合、CARMA は getAllMemberInfo 呼び出しおよび現行の参照関数を使用するようフォールバックします。
  • 「CARMA フィールド・テーブル」ビューは、昇順または降順での列のソートをサポートします。
  • 多数のメンバーまたは多数のリポジトリー・インスタンスを扱う際の、パフォーマンスが向上しました。

デバッガー

デバッガーは以下の機能拡張を含みます。
  • 適切なレベルのデバッグ・ツールを使用する場合
    • デバッグ・セッションは、着信するデバッグ・セッションを受け入れつつ、機密プログラムへの偶発的なアクセスを防ぐために、クライアントにユーザー名とパスワードの入力を要求することによって認証可能です。
    • デバッグ接続は機密保護機能のあるデバッグ接続です。クライアントのデバッグ・デーモンは、従来のデバッグ接続に加えて SSL 接続も受諾できるようになりました。
  • 非アクティブなデバッグ・セッションを自動的に終了し、システム・リソースを節約する、タイムアウト・セッション・フィーチャー。
  • 単一のペインであっても、メモリーの内容を 16 進法と文字データの両方で、よりコンパクトなフォーマットで表示できます。
  • 指定された範囲で配列エレメントの表示を制限する、配列範囲コントロール。
  • ソース・エディターで複合タイプにマウス・オーバーして、内容をナビゲート可能なツリーで表示できます。
  • デバッガー・エディターは大規模なファイルにも使用できます。リモート・システムからコピーされるファイルのサイズは、デバッグの目的のために制限されており、制限より大きなファイルで停止が発生した場合、デバッガー・エディターの代わりに軽量なデバッガー・エディターが使用されます。
  • 小さいファイルにはデフォルトのエディターを使用する一方で、大きなファイルにはデバッガー・エディターを使用することを指定する新しい設定。

IMS PL/I トップダウン・サポート - WSDL2PLI

IMS PL/I トップダウン・サポートの機能拡張には、以下が含まれています。
  • SOAP 障害メッセージ:
    • IMS プロバイダー MPP は、カスタマイズされた詳細と共に SOAP 障害メッセージを発行できます。
    • PL/I 構造および LS2XML コンバーターが、各障害メッセージに対して生成されます。
    • IMS Connect は、MPP 出力を処理する際に、IRZPWSIO が障害 LS2XML コンバーターへ切り替わることを許可します。
  • base64Binary:
    • IMS プロバイダー MPP は、Base64 の中間エンコードを持つバイナリー・データの送信と受信が可能です。
    • 生成された PL/I 構造および XML コンバーターは、XML スキーマ base64Binary 型をサポートします。
  • 変数およびカスタム IMS メッセージ・セグメント・サイズ:
    • IMS Connect が、IRZPWSIO によって使用される、最大言語構造のセグメント・サイズの仕様を許可するようになりました。
    • IRZPWSIO は、MPP から PL/I 構造を送信または受信する際、最大セグメント・サイズを遵守します。
  • 空の複合タイプ:
    • IMS プロバイダー MPP は、「空の」要求メッセージまたは応答メッセージを送受信できます。
    • この機能はヘルス・チェック操作または ping 操作の実装のために使用できます。
  • ビジネス・ロジックの分離:
    • 生成された IMS MPP プロバイダー・テンプレート・プログラムにより、ビジネス・ロジックとプロトコル・ロジックが明確に分離されます。 IMS メッセージ・キューおよび IRZPWSIO との相互作用は、ユーザー作成コードの上位のレイヤーで処理されます。
    • ユーザー作成のコードは、サフィックスが「Impl」であるプロシージャーに入れられ、PL/I 要求、応答、および障害構造、またはそれらのいずれかを指すポインターが提供されます。

メニュー・マネージャー

メニュー・マネージャーの機能拡張には以下が含まれます。
  • メニュー・マネージャー・ファイルは、クライアントへのプッシュ・メカニズムを使用して配布可能です。
  • メニュー・マネージャーは MVS データ・セットおよびメンバー名でフィルター操作可能です。

PL/I コンパイル済み XML 変換

XML 空白のサポートが向上しました。 ボトムアップ、ミート・イン・ミドル、およびトップダウンの LS2XML PL/I コンバーターは、標準の空白処理を完全にサポートします。

PL/I エディター

PL/I エディターに、以下の機能拡張が追加されました。
  • 構成済みプリプロセッサーの出力を、ファイル内のプリプロセッサー・ステートメントおよびマクロの位置の特定と変換のために使用する機能。
  • インデントおよび大文字化の設定など、エディター内でコードを読みやすくする書式設定の機能拡張。
  • 大文字化とインデントのカスタマイズ可能な書式設定を、エディターの選択領域またはファイル全体に対して適用できます。
  • 新しい設定ページでは、構文の色の指定の振る舞いをカスタマイズ可能です。またテキスト・スタイルの太字とイタリックもサポートするようになりました。
  • 折り畳みフィーチャーの機能拡張により、プロシージャーなどの言語構造を省略し、ビューで非表示にできるようになりました。
  • 使用するエディターで表示するテキストの数を制限する機能。 選択された言語エレメントのテキストのみをエディターで表示し、その他はビューから非表示にします。
  • プログラムの 16 進数での表示と編集、テキストでのスペースの表示、選択されたテキストの複数箇所の強調表示などの追加ツールがエディターに追加されました。
  • 共通のプログラミングおよび構成エラーの修正を自動化可能な提案を、エディターが提供します。
  • エディターに、周囲の言語エレメントの縦方向の幅を表示するビジュアル注釈として範囲標識が提供されます。
  • ファイル内でタスク・マーカーの作成をトリガーする、カスタマイズ可能なコメント・ストリング。
  • 選択されたテキストを、一致するテンプレートで囲む機能。
  • エディター用にカスタム・タブ停止位置を作成する機能。
  • 変数参照の宣言へ、キーボード、メニュー・アクションまたはハイパーリンクを使用してナビゲートする機能。
  • 言語エレメント参照の上にマウス・オーバーして、エレメント構造の詳細を表示する機能。
  • フィルター操作、および明示的でない参照などの追加データの提供を可能にする、拡張された実行階層機能。
  • リアルタイム構文検査機能のパフォーマンス向上。
  • 問題のある文字を含むファイルを編集できるようにするため、双方向変換の制限がすべて除去されました。

リモート・リソース API

リモート・リソース API は、以下に挙げるような追加機能によって拡張されました。
  • リモート・システム接続の通知のサブスクライブ
  • ソース・ファイルの依存関係の取得
  • ファイルに、双方向の変換が不可能な文字が含まれていないかどうかの照会
  • エラー・フィードバック処理およびリモート・エラー・リストの取り込みの実行
  • TSO コマンドの発行

リモート検索の向上

以下の機能拡張が、リモート索引検索に追加されました。
  • 「リモート z/OS 検索」 ダイアログおよび「リモート z/OS 検索結果 (Remote z/OS Search Results)」 ビューが拡張されました。
  • 戻される一致の数をファイルごとに表示します。
  • 標準索引と新しいコンパクト索引の 2 種類の索引を生成する機能を提供します。
  • リモート索引検索に複数の索引ロケーションを指定できます。
  • リモート索引ロケーションは、クライアントへのプッシュ・メカニズムを使用して配布可能です。
  • リモート索引検索は、リモート・システムのツリー・ビューから、フィルター上で実行可能です。
  • 「検索」タブが、Linux on System z 「検索」ダイアログに追加されました。この検索は、リモート検索および Linux on System z プロジェクトの検索のために使用できます。

System z LPEX エディター

LPEX エディターに追加された機能拡張は、以下のとおりです。
  • 大規模なファイルを検索する際に、実行に時間がかかる検索をユーザーがキャンセルできるようにするための、進捗ダイアログが表示されます。
  • COBOL では、LPEX エディターが構成済みプリプロセッサーの出力を、ファイル内のプリプロセッサー・ステートメントの位置の特定と変換のために使用する機能をサポートします。
  • PL/I では、LPEX エディターは以下の機能をサポートします。
    • 構成済みプリプロセッサーの出力を、ファイル内のプリプロセッサー・ステートメントの位置の特定と変換のために使用する機能。
    • 変数参照の宣言へ、キーボード、メニュー・アクションまたはハイパーリンクを使用してナビゲートする機能。
    • 言語エレメント参照の上にマウス・オーバーして、エレメント構造の詳細を表示する機能。
  • COBOL エディターおよび JCL System z LPEX エディターに、ソース・コードを大文字化するためのオプションが追加されました。
  • リテラルに含まれる埋め込み 16 進文字といった、問題のある文字を含むファイルを編集できるようにするため、双方向変換の制限がすべて除去されました。

SCLM Developer Toolkit

SCLM デベロッパー・ツールキットの機能拡張には以下が含まれます。
  • 編集/チェックアウト、コピーブック/コンテンツ・アシストの取得、および SCLM プロジェクト用のプロジェクトへの複数アカウント・ファイルの取り込みにおけるパフォーマンスの向上。
  • プロジェクトの取り込みによって、ARCHDEF 取り込み要求上のすべてのネストされている INCL ARCHDEF メンバーを取得できます。
  • メンバーのプロパティー・テーブルの更新には、SCLM アカウント状況および複数の SCLM アカウント・ファイルのサポート (すべてのプロパティーを取得します) が含まれます。

XML サービス (XSE) バッチ処理のコマンド・ライン・ユーティリティー

以下にあげるような状況を回避するため、バッチ処理コマンド・ライン・ユーティリティーは生成プロパティー・ファイルの XML スキーマに対する妥当性検査のサポートを開始しました。
  • 必要な情報が提供されていない場合の、成果物の生成プロセス中の障害
  • ビルドおよびデプロイメント中に、問題の原因となり得る成果物の生成
ユーティリティーは以下の CICS アシスタント・パラメーターをサポートするよう、更新されました。
OPERATION-NAME
カスタマー・オペレーション名を、生成される WSDL 内で指定します。これは DFHLS2WS (ボトムアップ解釈) で適用可能です。
WIDE-COMP3
DFHWS2LS および DFHSC2LS において、COBOL 31 桁サポートを要求するために使用されます。

他の IBM ツールとの一貫性を保つため、WSDL の妥当性検査サポートが追加されました。 「IBM WSDL バリデーター (IBM WSDL Validator)」および「IBM XML スキーマ・バリデーター (IBM XML Schema Validator)」のサポートが追加されました。

z/OS 統合開発環境 (zIDE)

zIDE には、以下の新規フィーチャーが含まれています。
  • 新しいエディター、System z データ・エディターを QSAM データ・ファイルの編集のために利用可能です。これらのファイルは、ファイル・マネージャーを使用しなくても編集できるようになりました。
  • メンバーおよび順次ファイルで表示機能が使用可能になりました。
  • ロード・モジュールの参照のサポートが使用可能になりました。
  • ジョブ実行の確認から JES キュー内の項目へのハイパーリンク。
  • ロード・モジュール名を明示的に指定します。
  • 入力キュー、保留キュー、または実行中ジョブを表示するよう JES のフィルターを定義します。
  • z/OS システムにパスワードの変更アクションを提供します。
  • 「メンバーの検索 (Find Member)」ダイアログの更新は、以下をサポートします。
    • ダイレクト・メンバー・アクセス
    • 「データ・セットの検索 (Retrieve Data Set)」ダイアログでのダイレクト・メンバー・アクセス
    • 「z/OS プロジェクト」ビューでのメンバー関数の検索
  • 「z/OS プロジェクト」ビューで、ファイル名拡張子を切り替えるオプションが追加されました。
  • MVS サブプロジェクト・ウィザードが、新規接続の作成、既存接続への接続、およびリソースの選択とサブプロジェクトへの追加ができるよう拡張されました。
  • Rational Developer for System z および Rational Developer for Power を結合する、新しい機能が用意されています。この機能により、z/OS および AIX の開発の両方に関係した基本操作を、デフォルトのパースペクティブを離れることなく実行できます。 より複雑な操作については、別個の製品から利用可能なプラットフォーム固有のパースペクティブへ切り替えが可能です。

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