Rational Developer for System z

プログラムによる CARMA 接続の作成

CARMA 接続は、CARMA 階層のルート・ノードの作成中に確立されます。

このタスクについて

CARMA 階層のルート・ノードとは、作成時に CARMA トランスポートを使用するように構成する必要のある CARMA オブジェクトです。 CARMA 階層のルート・ノードを作成し、その CARMA トランスポートを構成するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 以下のサンプル・コードに示すように、getInstance メソッドと共にファクトリー・クラス com.ibm.carma.CARMASystemFactory を使用して CARMA オブジェクトを作成します。
    String identifier = "ConnectionIdentifier";
    Map connectionProperties = new TreeMap();
    // insert your code to configure the connection properties here
    CARMA carma = CARMASystemFactory.getInstance().getCARMAInstance(identifier, connectionProperties);

    ID ストリングは CARMA 階層に固有である必要があります。 現在、唯一有効なトランスポートは、デフォルトで使用される RSE トランスポート・サービスです (バックエンド ID を指定する必要がある代替メソッド呼び出しを使用している場合、バックエンド ID 値として「com.ibm.carma.client.rse.datastore」を渡すことによって RSE トランスポート・サービスを選択できます)。

    接続プロパティー・マップは、トランスポート構成オプション用にキー値のペアを保管します。 使用しているトランスポートに必要なパラメーターがマップで指定されていない場合、getCARMAInstance メソッドが CARMAException をスローします。RSE トランスポート・サービスでは、接続プロパティー・マップ内のキー「aliasName」に値を指定する必要があります。 キー「aliasName」の値には、CARMA ホストと通信する際に使用する RSE 接続用の名前を指定します。

  2. 次のようにして、後で取り出すために、CARMA レジストリーに CARMA 階層の参照情報を保管します。
    CarmaRegistry.getRegistry().addCarma(carma);
    singleton CarmaRegistry オブジェクトは、既知の CARMA 接続のリストの保守のために CARMABrowser オブジェクトによって使用されます。 イベントは、オブジェクトが CARMA 階層へ追加またはこの階層から削除されたときに、登録済みリスナーへ送信されます。 CARMA 階層は、CARMA レジストリーの getCARMA メソッドへその ID を渡すことによって、CARMA レジストリーから取り出すことができます。

次のタスク

これで CARMA オブジェクトの CARMA ホストへ、connect メソッドを使用して接続できるようになりました。

ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)