Rational Developer for System z

ソフトウェア分析の概要

このトピックでは、COBOL コード・レビュー・コンポーネントにおけるソフトウェア分析について概説します。
ソフトウェア分析は、ソフトウェア分析構成エディターで作成したソフトウェア分析構成 に従って実行されます。この構成には、次の 2 つのタイプの情報が含まれています。

ソフトウェア分析構成を実行すると、COBOL コード・レビューのランタイム・コンポーネントが、スコープ内の各ソース・ファイルに順番に規則を適用していきます。ランタイム・コンポーネントは、それぞれの規則について COBOL ソース・ファイルをスキャンして、違反 (規則に従っていないソース・コードのセグメント) を探します。

見つかった違反 (結果 と呼ばれる) はそれぞれ、ランタイム・コンポーネントによって規則 ID、ソース・ファイル、問題のあるセグメント、および問題のあるセグメントの先頭の行番号が記録されます。

コード・レビューの実行後に COBOL エディターで COBOL ソース・ファイルを開くと、コード・レビューで検出された違反は、エディターの左側の余白部分の違反のあったコードの行の隣に、アイコンで印が付けられます。そのアイコンをクリックすると、その違反の詳細が表示されます。

COBOL コード・レビューの結果全体は、「ソフトウェア分析結果 (Software Analysis Result)」ビューに表示されます。(この結果は、Developer for System z® を閉じた時点で破棄されます。)結果をクリックして「結果の表示」をクリックすると、関連するソース・コード・ファイルが COBOL エディターで開かれ、違反のある位置が表示されます。

このように、開発者はコード・レビューを実行し、その結果として違反が検出されたかどうかを見ることができます。違反があった場合、開発者は結果からすぐにソース・ファイルを開き、違反が見つかった箇所を表示して問題を修正できます。

COBOL コード・レビューの結果は、PDF または HTML 形式でレポートを生成することにより保存できます。

クライアントへのプッシュ機能を使用すれば、ソフトウェア分析構成を各開発者に配布できます。


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