本書には、言語環境プログラム以前のランタイム・ライブラリーから IBM 言語環境プログラムの z/OS 版に移行し、またソース・プログラムを IBM Enterprise PL/I for z/OS バージョン 4 リリース 1 にアップグレードするために役立つ情報があります。 また本書では、PL/I (OS PL/I、PL/I for MVS & VM、および VisualAge PL/I) の旧リリースと Enterprise PL/I とのサポートの相違点が原因で生じる問題の解決策を示しています。
本書では、Enterprise PL/I V4R1M0 および z/OS V1R10 言語環境プログラムまたはそれ以降を使用する場合のマイグレーションに関する考慮事項について説明します。 本書で説明するマイグレーション用の拡張機能を利用するには、 これら 2 つの製品がインストールされている必要があります。Enterprise PL/I という用語は、特に指示のない限り、バージョン 4 リリース 1 を指します。 言語環境プログラムという用語は、特に指示のない限り、z/OS V1R10 言語環境プログラムまたはそれ以降を指します。
本書は、PL/I プロダクトのマイグレーションを行うシステム・プログラマー、アプリケーション・プ ログラマー、および IBM サポート担当員を対象としています。 本書を使用するのに必要な前提知識は、次のとおりです。