Rational Developer for System z

SCLM RAM

Software Configuration Library Manager (SCLM) RAM では、SCLM プロジェクトに格納されたソフトウェア資産にアクセスして編集できます。SCLM RAM が CARMA ホストで使用可能な場合は、CARMA プラグインを使用して、SCLM プロジェクトに接続できます。SCLM の操作について詳しくは、Software Configuration Library Manager のリファレンス z/OS® バージョン 1 リリース 6.0 を参照してください。

サポートされていないアクション

SCLM RAM では、次のアクションがサポートされていません。これらのアクションのいずれかを実行しようとすると、エラー・ダイアログが表示されます。

チェックイン
別のユーザーにソース・ファイルの編集を許可するには、アンロック・アクションを使用します。
チェックアウト
編集のためにソース・ファイルへの排他的アクセスを取得するには、ロック・アクションを使用します。他のユーザーは、ソース・ファイルをリポジトリーから抽出することによって引き続きソース・ファイルにアクセスできますが、ロックしたユーザーがファイルをアンロックするまで、更新をこのファイルにチェックインすることは許可されません。

SCLM RAM への接続

一般的な CARMA RAM に接続する場合と同様に SCLM RAM に接続できますが、認証時に有効な SCLM プロジェクト名を指定するためのプロンプトが出される点が異なります。

SCLM メンバーのロック

ロック・アクションを使用すると、SCLM メンバーが他のすべてのユーザーに対して読み取り専用としてマークされます。 SCLM 固有のロック・アクションでは、プロジェクト定義とアクセス・キーを指定する必要があります。プロジェクト定義を指定しない場合、プロジェクト名がデフォルトで使用されます。アクセス・キーは、ロックされているメンバーに追加のセキュリティーを提供するために使用されます。アクセス・キーが指定されていない場合、ユーザー ID がデフォルトで使用されます。アクセス・キーを指定する場合は、メンバーをアンロックするためのアクセス・キーと同じアクセス・キーを使用する必要があります。

SCLM メンバーのアンロック

アンロック・アクションは、ロックされている SCLM メンバーを他のユーザーが更新できるものとしてマークします。アンロック・アクションでは、プロジェクト定義とアクセス・キーを指定する必要があります。プロジェクト定義を指定しない場合、プロジェクト名がデフォルトで使用されます。アクセス・キーは、ロックされているメンバーに追加のセキュリティーを提供するために使用され、その SCLM メンバーをロックするために使用したキーと同じである必要があります。セキュリティー上の理由から、このキーを保存することはできません。SCLM メンバーをアンロックするたびに、再入力する必要があります。アクセス・キーが指定されていない場合、ユーザー ID がデフォルトで使用されます。

SCLM メンバーのビルドとプロモート

ビルド・アクションおよびプロモート・アクションでは、SCLM に制御されたプロジェクトを、ビルド・チェーンでそれぞれビルドおよびプロモートできます。これらのアクションの両方で、プロジェクト定義を指定する必要があります。プロジェクト定義を指定しないことを選択した場合、使用している SCLM プロジェクトの名前がデフォルトで使用されます。

また、ビルド・アクションとプロモート・アクションの両方のモードとスコープを指定できます。モードは、ホストにおけるビルド操作またはプロモート操作の実行を制御します。ビルド・モードの有効な値は、C (デフォルト値)、F、R、および U です (条件付き、強制、レポート、および無条件)。プロモート・モードの有効な値は、C (デフォルト値)、R、および U です (条件付き、レポート、および無条件)。

スコープは、ビルドまたはプロモートされる対象を制御します。ビルド・スコープの有効な値は、E、L、N (デフォルト値)、および S です (拡張、限定、標準、およびサブユニット)。最後に、プロモート・スコープの有効な値は、E、N、および S です (拡張、標準、およびサブユニット)。

トラブルシューティング

最後の SCLM 固有のアクションのエラー・メッセージが、(デフォルトで) FEK.SCLMMSGS データ・セットに保存されます。
注: CARMA ホストの構成方法に応じて、このデータ・セットは実際には異なるファイル名を持つ場合があります。データ・セット名の CRA は、他のストリングで置き換えられる場合があります。このデータ・セットが実際にはホスト・システムのどこに配置されているかを判別するには、システム・プログラマーに問い合わせてください。

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