Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 7.6, プログラミング・ガイド

複数の記述ブロックでのターゲット

1 つのファイルを複数の記述ブロックでターゲットとして使用すると、NMAKE は終了します。この制限は、ターゲット/従属ファイルの区切り文字としてコロンを 1 つではなく、2 つ (::) 使用することによって克服することができます。

以下のような記述ブロックは許可されます。

X :: A
  command
X :: B
  command

次の記述ブロックでは、NMAKE が終了します。

X : A
  command
X : B
  command

ターゲット/従属ファイルの行が同じコマンドの上にグループ化されている場合は、単一コロンの使用が認められます。次の記述ブロックは認められます。

X : A
X : B
  command

2 重コロン (::) ターゲット/従属ファイルの区切り文字の例

  target.lib :: a.asm b.asm c.asm
    ml a.asm b.asm c.asm
    ilib target a.obj b.obj c.obj

  target.lib :: d.pli e.pli
    pli d.pli
    pli e.pli
    ilib target d.obj e.obj

これら 2 つの記述ブロックは、どちらも target.lib という名前のライブラリーを更新します。アセンブリー言語ファイルの中に、ライブラリー・ファイルよりも後に変更されたものがある場合、NMAKE は最初のブロックのコマンドを実行し、ソース・ファイルをアセンブルしてライブラリーを更新します。同様に、PL/I 言語ファイルに変更されたものがある場合、NMAKE は 2 番目のグループのコマンドを実行し、PL/I ファイルをコンパイルしてライブラリーを更新します。


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