Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 7.6, プログラミング・ガイド

ILIB 出力の制御

ILIB は、コマンド行に指定されたオプションを調べて、どのような出力が作成されるかを判別します。以下のオプションが ILIB 出力を制御します。

オプション
説明
/O[UT]:filename
静的ライブラリーが作成されます。
/GEND[EF]:filename
モジュール定義 (.def) ファイルが作成されます。短い形式の /gd を使用することもできます。
/GENI[MPLIB]:filename
インポート・ライブラリーとエクスポート・オブジェクトのペアが作成されます。短い形式の /gi を使用することもできます。
/L[IST]:filename
リスト・ファイルが作成されます。

上記のどれも指定されない場合、ILIB は、以下のように作成されるものを判別します。

ILIB を使用すると、DLL から直接 DEF ファイルを生成できます。 ただし、DLL がそのファイルで持つ唯一の情報は装飾されない (エクスポートされた) 名前であるため、記号装飾 (呼び出し規則) および タイプ情報 (関数またはデータ) は識別できません。 ILIB は、DLL からエクスポートされたすべての記号を、_Optlink (デフォルトのリンケージ規則) であるとみなします。 ただし、そうでないことを示すオブジェクト・ファイルが提供されない場合に限ります。

DLL で ILIB を使用する最良の方法は、ILIB を使用して、/gd オプションを指定して DEF ファイルを作成することです。 必要に応じて DEF ファイルを編集して装飾を変更し、/gi オプションを使用して ILIB によって DEF ファイルを実行し、 インポート・ライブラリーとエクスポート・オブジェクトのペアを作成します。

インポート・ライブラリーとエクスポート・オブジェクトのペアを要求したときに、入力として DLL のみを指定すると、ILIB はエラーを 生成します。


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