リモート同期を使用可能にすると、「リモート同期を使用可能にする」ウィザードに「管理同期」ウィザード・ページが組み込まれます。ウィザードにアクセスするには、次のステップを実行します。
「リモート同期」ウィザードは、3 つの主な部分で構成されます。ウィンドウの上部に、「自動マッピング (Automatic Mapping)」というラベルが付いたチェック・ボックスがあります。自動マッピングを使用可能にするには、単にこのチェック・ボックスを選択します。そのすぐ下に、「ホストの短縮名」と「高位修飾子」というラベルが付いた 2 つのドロップダウン・ボックスがあります。「ホストの短縮名」ボックスでは、マッピングに使用するホスト・システムを選択できます。高位修飾子を定義する場合、ウィザードを開始する前にホスト・システムに接続している必要があります。接続が確立されると、ウィザードを使用して、定義されたフィルターのリストから接続用の高位修飾子を選択できます。高位修飾子を選択すると、選択した高位修飾子で置き換えられる <HLQ> 変数をマッピングで使用できるようになります。
| 変数名 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| <HLQ> | 選択された高位修飾子。これにより、ユーザーとシステムの間でマッピングを容易に変更できます。 | <HLQ>.SRC>COBOL は FEK.SRC.COBOL にマップされます。 |
| <PROJ> | この変数は、ローカル・プロジェクトの切り捨てられた名前にマップします。 | FEK.<PROJ>.SRC.PLI は、「Local Project」という名前のプロジェクトについて、 FEK.LOCALPRO.SRC.PLI にマップされます。 |
マッピングをリストに手動で追加するには、次のステップを実行します。
管理同期が使用可能になりプロジェクトに対して構成されると、CARMA がユーザーの代わりにファイルをマップします。このプロセスでは、マッピング・ロケーションに適切に収まるように、ファイル名の切り捨てが行われます。ファイル名は、最大長である 8 文字に切り捨てられます。また、すべてのスペースと無効な MVS 文字は削除され、名前がすべて大文字に変換されます。これらのデフォルトのマッピングはプッシュ可能マニフェスト・エディターに緑色で表示されます。2 つ以上のファイルが、同一の切り捨てられたファイル名を持ち、同じロケーションにマップされる場合、エラーが発生します。この場合、同じロケーションにマップされているファイルのマップ先ロケーションを手動で変更する必要があります。これらのロケーションは、プッシュ可能マニフェスト・エディターで変更できます。例については以下を参照してください。
| ファイル | ファイル名 | 切り捨てられたファイル名 | エラーが発生するか |
|---|---|---|---|
| ファイル 1 | Super big File.cpp | FEK.SRC(SUPERBIG) | はい |
| ファイル 2 | Not so BiG.cpp | FEK.SRC(NOTSOBIG) | いいえ |
| ファイル 3 | Supper Big file for YOU.cpp | FEK.SRC(SUPERBIG) | はい |
プロジェクトがリモート同期を使用可能にした後で、使用可能になったプロジェクトを右クリックして、コンテキスト・メニューから「remote プロパティー」を選択することにより、プロパティーと設定を表示して編集できます。
「管理同期」ウィザード・ページによって表示されるマッピングの初期リストを、「ウィンドウ」>「設定」を選択して、「設定」パネルから「リモート・システム」>「リモート同期」を選択することによって表示される「リモート同期」設定ページを使用して変更できます。