本リリースは、本書および他の IBM PL/I ブックに記載されている次の機能強化を提供します。
- 新規の MEMCU12、MEMCU21、MEMCU14、MEMCU24、MEMCU41、および MEMCU42 組み込み関数は、UTF-8、UTF-16、および UTF-32 間の変換機能を提供します。z/OS では、対応するハードウェア命令を利用したインライン・コードでこの変換を行います。
- 新規の PLITRAN11、PLITRAN12、PLITRAN21、および PLITRAN22 組み込み関数は、1 バイトおよび 2 バイト・バッファーの変換機能を提供します。z/OS では、対応するハードウェア命令を利用したインライン・コードでこの変換を行います。
- 新規の USURROGATE 組み込み関数は、CHAR または WCHAR ストリングに UTF サロゲート・ペアが含まれているかどうかをテストする機能を提供します。
- 新規の ROUNDDEC 組み込み関数は、DFP 数を小数第 n 位で丸める (ROUND 組み込み関数の場合は、n 桁目での丸め) かどうかを指定する機能を提供します。
- 新規の INONLY、INOUT、および OUTONLY 属性を使用すれば、コードをより自己記述的にし、コンパイラーで、より正確な診断を生成する (例えば、仮引数が INONLY と宣言されていれば仮引数にフラグを設定できなくなり、未初期化引数が OUTONLY と宣言されていれば未初期化引数にフラグを設定できなくなりました) ことが簡単にできます。
- 新規の %DO SKIP; ステートメントを利用すれば、簡単にコード・ブロックをコンパイルから除外し、コメントを「コメント化」できます。
- 6 つの追加日付/時刻パターンが、入出力に対してゼロ消去をサポートするようになりました。
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