Rational® Developer
for System z® ではレコード・フォーマット (RECFM)、レコード長 (LRECL)、およびブロック・サイズ (BLKSIZE) に対して特定の規則が適用されます。
区分データ・セットまたは順次データ・セットを割り振り、「新規データ・セット」ウィザードの「データ・セット特性」ページを使用してレコード・フォーマット、レコード長、およびブロック・サイズを指定するときに、Rational Developer for System z により以下の規則が適用されます。
- U 以外のレコード・フォーマットの値では、レコード長またはブロック・サイズが必須であり、両方を指定することもできます。値 0 は、値を指定しないことと同じです。レコード長およびブロック・サイズを両方とも省略した場合、ウィザードにより、「レコード長: 空であってはなりません。(Record Length: must not be empty.)」または「ブロック・サイズ: 空であってはなりません。(Block Size: must not be empty.)」というメッセージが出されます。
- レコード・フォーマットが F、FA、または FM で、レコード長およびブロック・サイズの両方を指定する場合、それらが同じでなければなりません。どちらか一方の値が、他方の値にデフォルト設定されます。レコード長とブロック・サイズに異なる値を入力しようとした場合、Rational Developer
for System
z により、「選択されたレコード・フォーマットでは、レコード長およびブロック・サイズの両方を指定する場合、それらの値が同じでなければなりません。」というメッセージが出されます。
- レコード・フォーマットが FB、FBA、または FBM で、レコード長およびブロック・サイズの両方を指定する場合、ブロック・サイズがレコード長の倍数でなければなりません。ブロック・サイズを指定しないでレコード長を指定する場合、OPEN により、装置タイプに応じた最適なブロック・サイズの値が計算されます。レコード長の倍数でない値をブロック・サイズに対して入力しようとした場合、Rational Developer for System z により、「選択されたレコード・フォーマットでは、レコード長およびブロック・サイズの両方を指定する場合、ブロック・サイズの値がレコード長の倍数でなければなりません。」というメッセージが出されます。
- レコード・フォーマットが V、VB、VA、VBA、VM、または VBM で、ブロック・サイズおよびレコード長の両方を指定する場合、ブロック・サイズが少なくともレコード長の値に 4 加えた数でなければなりません。ブロック・サイズを指定しないでレコード長を指定する場合、OPEN により、装置タイプに応じた最適なブロック・サイズの値が計算されます。その値は、レコード長の値より少なくとも 4 大きい値になります。レコード長に 4 を加えた数に満たない値をブロック・サイズに対して指定しようとした場合、Rational Developer
for System
z により、「選択されたレコード・フォーマットでは、レコード長およびブロック・サイズの両方を指定する場合、ブロック・サイズの値がレコード長より少なくとも 4 大きくなければなりません。」というメッセージが出されます。
- レコード・フォーマットが VA、VBA、VM、または VBM の場合、レコード長が少なくとも 5 でなければなりません。5 未満の値をレコード長に対して指定しようとした場合、Rational Developer
for System
z により、「選択されたレコード・フォーマットでは、レコード長の値が少なくとも 5 でなければなりません。」というメッセージが出されます。
- レコード・フォーマットが U の場合、ブロック・サイズは必須であり、レコード長は無効になります。ブロック・サイズを省略した場合、ウィザードにより、「ブロック・サイズ: 空であってはなりません。(Block Size: must not be empty.)」というメッセージが出されます。