サービス指向アーキテクチャー (SOA) は、ビジネス中心の IT アーキテクチャー・アプローチであり、リンクする反復可能なビジネス・タスクまたはサービスとしてのビジネスの統合をサポートします。Service Component Architecture (SCA) は、単純でありながら強力なプログラミング・モデルであり、多様なビジネス IT 資産を柔軟で再使用可能なサービス・コンポーネントおよびアプリケーションにアセンブルできる、次世代のサービス指向アーキテクチャーです。
Open SCA の仕様は、IBM® を含む、Open Service Oriented Architecture (OSOA) コラボレーションのキー・テクノロジー・ベンダーによって設計され、SOA を採用する組織のサービス構成およびアセンブリー開発のニーズに対処します。SCA のサポートは、このリリースの Rational® Developer
for System z® の新機能です。
SCA ツールを使用することで、アプリケーションの柔軟性および再利用性を改善できます。以下の作業を実行できます。
- ビジネス環境の変更を反映または有効にするように、アプリケーションを適応させます。
- 他のビジネス・アプリケーションで作成した実装資産または他のサービス・コンポーネントを再利用します。
- 単純なサービスをより複雑な複合サービスおよびアプリケーションに構成します。
- ビジネス・アプリケーションを再ビルドすることなく、プロトコル、実装、配置ターゲットなどの確立されたテクノロジーおよびスキルを使用します。
SCA 開発ツールは、多様なサービスおよびサービス・アセンブリーをアプリケーションにビルドして、緩く統合する処理を迅速化することで、CICS® Transaction Server を補完します。SCA 開発ツールを使用すると、以下の作業を実行できます。
- SCA 成果物の開発をサポートするために、新規プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを使用可能にします。
- 既存のワークスペースおよびリソースをほぼ変更することなく、SCA 成果物をプロジェクトに追加します。
- ワークスペースのキー SCA 資産を探索します。
- ウィザードを使用して、新しい SCA 資産を作成します。
- 既存のサービス・インターフェースから、新規コンポーネント実装を生成します。
- コンポーネントのグラフィカルなワイヤリングにより、複合サービスをアセンブルします。
- SCA 複合を使用してより高度なコンポーネントを実装することで、再帰的に構成します。
- コンポーネント・サービス、参照、および実装のプロトコル・バインディングを構成します。
- 優先デフォルトを構成することで、ツールの動作を導きます。
Service Component Architecture (SCA) アプリケーションの開発