Rational Developer for System z バージョン 7.6

サイクルの検出

アクティビティー図でのサイクルの検出は、既知の深さ優先検索のアルゴリズムに基づいています。

深さ優先検索アルゴリズムは、グラフのすべてのノードを 1 回だけ参照するように設計されています。このアルゴリズムは指定されたノードから参照を開始し、ノードの発信エッジをたどって、他の到達可能ノードを再帰的に参照します。

参照したノードとその親 (つまり、ノードと、そのノードに到達可能な発信エッジのいずれか) をすべて記憶しておくことにより、前に処理されたノードの祖先を検索してそのノードを検出できることが分かれば、サイクルを検出できます。

祖先の階層内にある 1 つの親が、そのノード自体である場合、それは COBOL ループと見なされる可能性があるサイクルです。そうでない場合は、図内のサイクルの一部でない、前に処理されたノードに到達したことになり、それは 2 つの COBOL コードの間の GOTO ステートメントとして解釈されます。


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