ここでは、ワークステーションにインストールされる CICS® 製品に基づくプリプロセッサーのデフォルト・オプションについて説明します。
リモート・ファイルのローカル構文検査に関するコンパイラー・オプションは、「プロシージャーおよびステップ」ウィンドウで指定されるオプションによって決定されます。Rational® Developer
for System z® は、ワークステーションにインストールされる CICS のバージョンに基づくリモート・ファイルのローカル構文検査に関する正しい「プリプロセッサー」オプションを提供します。
「ローカル・コンパイル・オプション」ページの
「プリプロセッサー」チェック・ボックスを選択した場合、ワークステーションにインストールされる CICS 製品に基づくプリプロセッサーのデフォルト・オプションは、次のとおりです。
- COBOL および CICS TX
Series 6.1 以降: CICSNT -lIBMCOB -adesvp
- COBOL および CICS TX
Series 5.1: CICSNT -lIBMCOB -adesv
- PL/I および CICS TX
Series 6.1 以降: CICSTNT -lIBMPLI -adesvp
- PL/I および CICS TX
Series 5.1: CICSTNT -lIBMPLI -adesvp
- PL/I および CICS TX
Series 5.1: CICSTNT -lIBMPLI edf debug source print
CICS がインストールされておらず、
「プリプロセッサー」チェック・ボックスが選択された場合は、Developer for System
z は、CICS TXSeries 6.1 に関するオプションを生成します。コンパイルの実行時に、製品に適した変換プログラムを検出できない場合は、Developer for System
z は、変換プログラムを検出できないことを示すウィンドウを開き、メッセージをログに書き込みます。TXSeries 6.1 以降の場合は、Developer for System z は、CICS 変換プログラムのどのバージョンを検出できないかを指示します。
リモート・ファイルのローカル構文検査を要求し、TXSeries 6.1 以降の製品がインストールされていない場合は、CICS 変換プログラムを起動するコンパイラー・オプションが構文検査に追加されません。構文検査では、EXEC CICS ステートメントが検出されず、CICS TXSeries をインストールする必要があることを示すエラー・メッセージが戻されます。リモート・ファイルのローカル構文検査を要求し、TXSeries 6.1 がインストールされていても、その構文検査に必要なレベルの TXSeries が使用不可の場合には、コンパイラーがエラーを報告します。
例えば、「プロシージャーおよびステップ」ページで CICS Transaction Server 3.2 のホスト構文を選択しても、ご使用のコンパイラーおよび統合変換プログラムが CICS の該当のレベルをサポートしない場合は、次のようなメッセージが表示されます。
IGYOS0226-E ERZ004081E: Invalid CICS option 'CTS32' specified.
IGYDS0139-W Diagnostic messages were issued during processing of compiler options. These messages are located at the beginning of the listing.