Rational Developer for System z バージョン 7.6

トレース

Rational® Developer for System z® の特定のコンポーネントにさまざまなトレース・レベルを設定することができます。
始める前に
このタスクについて
実行時に、トレース項目が作成され、workspace¥.metadata¥.trace ファイルに入れられます。項目の数および生成される詳細データの量は、さまざまなトレーサートレース・レベル の設定によって決まります。トレーサーは、「トレース」設定ページにリストされています。トレース・レベルはトレーサーごとに指定されます。そして、トレースが使用可能な場合、.trace ファイルに、指定されたレベルと等しいかまたはそれより低いレベルを含む項目が取り込まれます。トレースは、プログラムの実行フローを示し、問題のトラブルシューティングやデバッグで役立ちます。

トレースの使用可能化について詳しくは、『「トレース」タブ (Tracing Tab)』を参照してください。

Rational Developer for System z のコンポーネントにトレース・レベルを設定するには、以下の手順を実行します。

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックしてから、設定リスト・ページの「トレース」をクリックします。 以下のトレーサーは、Rational Developer for System z 統合開発環境に対して定義されています。
    • com.ibm.ftt.core.migration.impl
    • com.ibm.ftt.lpex.systemz
    • com.ibm.ftt.projects.core
    • com.ibm.ftt.properties
    • com.ibm.ftt.resources.core
    • com.ibm.ftt.rse.mvs.client
    • com.ibm.ftt.ui.rse.utils
    • com.ibm.ftt.ui.views.project.navigator
    com.ibm.ftt.core.migration.impl のデフォルト・トレース・レベルは、FINEST です。残りの zIDE コンポーネントのデフォルトは NONE であり、コンポーネントに対してトレースを行わないことを意味しています。 他に選択可能なトレース・レベルとして、以下のものがあります。
    • FINE - 入出力日付などの、基本的なデバッグ情報に関するトレース・データを記録します。
    • FINER - 変換データや無視されるトラップなどのトレース・データを記録します。
    • FINEST - メソッドの入り口データや出口データなどのトレース・データを記録します。
  2. レベルに関係なくトレース項目を組み込むには、トレース・レベルを FINEST に変更します。 生成されるデータの量は大きくなりますが、いくつかの問題を解決するのに必要な情報が得られることもあります。
  3. 必要なトレースが取り込まれたら、「デフォルトの復元」をクリックします。

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