外部エントリーやデータに対する参照を解決するためリンク時に検索されるデフォルト・ライブラリーの名前を記述する情報を、
コンパイラーが、オブジェクト・ファイル内に生成するかどうかを、このオプションを使用して指定します。

.-LIBS-. .-SINGLE-. .-DYNAMIC-.
>>-+-+------+--(--+--------+--+---------+--)-+-----------------><
| '-MULTI--' '-STATIC--' |
'-NOLIBS----------------------------------'
- LIBS
- LIBS(SINGLE DYNAMIC) を指定する場合と同じです。
- LIBS(SINGLE DYNAMIC)
- 指定すると、リンク時に検索されるデフォルト・ライブラリーが、シングルスレッドの PL/I ライブラリーとなります。
- Windows では、該当するライブラリーは、ibmws20i.lib、ibmwstbi.lib、
hepws20i.lib、および kernel32.lib です。
- LIBS(MULTI DYNAMIC)
- 指定すると、リンク時に検索されるデフォルト・ライブラリーが、マルチスレッドの PL/I ライブラリーとなります。
- Windows では、該当するライブラリーは、ibmwm20i.lib、ibmwmtbi.lib、
hepwm20i.lib、および kernel32.lib です。
- LIBS(SINGLE STATIC)
- 指定すると、リンク時に検索されるデフォルト・ライブラリーが、静的な非マルチスレッド・ライブラリーとなります。
- Windows では、該当するライブラリーは、ibmws20.lib、ibmws35.lib、
ibmwstb.lib、hepws20.lib、および
kernel32.lib です。
- LIBS(MULTI STATIC)
- 指定すると、リンク時に検索されるデフォルト・ライブラリーが、静的なマルチスレッド・ライブラリーとなります。
すなわち、ライブラリーが、ユーザー・モジュールに静的にリンクされることを意味します。
- Windows では、該当するライブラリーは、ibmwm20.lib、ibmwm35.lib、
ibmwmtb.lib、hepwm20.lib、および
kernel32.lib です。
SINGLE サブオプションは、アプリケーションが非マルチスレッド言語を使用する場合に限り指定し、MULTI サブオプションは、
アプリケーションに、PL/I マルチスレッド言語が含まれている場合に限り指定します。
マルチスレッド言語が使用されていない場合も LIBS(MULTI) の使用は可能ですが、使用すると、LIBS(SINGLE) の場合よりも、
アプリケーションの実行速度が遅くなります。
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