Rational Developer for System z, バージョン 7.6

拡張コピー・ウィザード

拡張コピー・ウィザードは、データ・セットをコピーするための追加機能を提供します。これは、「リモート・システム・エクスプローラー」ビューでは使用できないものです。

拡張コピー・ウィザードを使用すると、以下の作業を実行できます。
以下の手順を実行して、拡張コピー・ウィザードを起動します。
  1. 「リモート・システム」ビューから、コピー対象として単一のデータ・セットを選択するか、単一の PDS/PDSE のメンバーを選択します。
  2. ポップアップ・メニューから、「File Manager」「コピー」の順に選択します。
  3. ウィザードの最初の「ソース情報」というタイトルのページで、以下の手順を実行します。
    • ソース・データ・セットが PDS/PDSE の場合:
      1. スキップするレコードの数を設定します。これを定義すると、コピー処理は、ここで定義した数のレコードをスキップしてから開始されます。
      2. コピーするレコードの最大数を設定します。数値を使用するか、または ALL と入力して、すべてのレコードをコピーすることができます。
      3. ドロップダウン・リストから、コピーするメンバーを選択します。
    • ソース・データ・セットが VSAM の場合:
      1. 開始キーを指定します。これを定義すると、コピー処理は、ここで定義した値以上のキーを持つ最初のレコードから開始されます。
      2. スキップするレコードの数を設定します。これを定義すると、コピー処理は、ここで定義した数のレコードをスキップしてから開始されます。
      3. コピーするレコードの最大数を設定します。数値を使用するか、または ALL と入力して、すべてのレコードをコピーすることができます。
  4. ウィザードの 2 ページ目の「ターゲットの選択」というタイトルのページで、以下の手順を実行します。
    1. ファイルをコピーするターゲット・データ・セットも入力します。ターゲット・データ・セットの名前は、手動で入力するか、あるいは、「参照」を選択して、選択可能なデータ・セットのリストから選択することができます。
      注: 指定したターゲットが存在しない場合、ウィザードの次のページで、これを割り振ることができます。
    2. 以下から処理を選択します。
      • MOD -「MOD」を選択すると、コピーされたデータは、ターゲット・データ・セット内の既存のデータの後に追加されます。
      • OLD -「OLD」を選択すると、コピーされたデータは、ターゲット・データ・セットの先頭から初期化されます。このオプションでは、既存のレコードはすべて置換されます。
    3. 「完了」をクリックして、ウィザードを終了するか、あるいはコピー時にテンプレートを使用する場合は、「次へ」をクリックします。
  5. 「ターゲットの割り振り」というタイトルのページで、以下の手順を実行します。
    注: このページが表示されるのは、前のステップで指定したターゲットが存在しない場合のみです。
    1. 新規データ・セット用のモデルとして既存のデータ・セットを使用する場合は、「類似データ・セット」フィールドにこれを定義します。
    2. ドロップダウン・リストから、新規データ・セットの「ライブラリー・タイプ」を選択します。
      注: ここでの選択内容に基づいて、割り振りをさらに詳細にカスタマイズするための追加フィールドが使用可能になります。
    3. 「完了」をクリックして、ウィザードを終了するか、あるいはテンプレートをマップする場合は、「次へ」をクリックします。
  6. ウィザードの最後の「マップ・テンプレート」というタイトルのページで、以下の手順を実行します。
    1. 「テンプレートを使用」の横にチェック・マークを付けます。
    2. 「コピー元 (From)」および「コピー先 (To)」テンプレートを定義します。

      以下の表は、拡張コピー・ユーティリティーが、「コピー元 (From)」および「コピー先 (To)」テンプレートの情報を使用する仕組みを要約したものです。

      表 1. 拡張コピー・ユーティリティーでのテンプレートの使用
      拡張コピー・ユーティリティーの判別内容 使用する情報 対象テンプレート
      コピー元 コピー先
      コピーするレコード
      • 選択されたレコード・タイプ
      • レコード識別基準
      • レコード選択基準
      X  
      コピーするフィールドおよびコピー先 フィールド・マッピング X X
      新規 (非マップ式) フィールドの初期化方法 作成属性   X
      注: 拡張コピー・ユーティリティーは、名前が類似したフィールドの相互のフィールド・マッピングのみをサポートします。
    3. 「完了」を選択してウィザードを終了し、データ・セットをコピーします。

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