Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 7.6, プログラミング・ガイド

IMPRECISE

このオプションによって、浮動小数点の演算結果の精度、および浮動小数点割り込みが報告される位置が決定されます。

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省略形: IMP、NIMP

IMPRECISE
浮動小数点の演算結果の精度が、IEEE に準拠していない可能性があり、浮動小数点割り込みの位置も正確でない可能性があります。精度の損失は、ほとんどのアプリケーションにとって無視できるものです。割り込み位置は、割り込み点に近い場合も、遠い場合も、場合によっては別のブロックに存在することもあります。

このオプションを使用すると、より高速に実行される小型化されたオブジェクト・コードが生成されます。このオプションは、実動プログラムにお勧めします。

NOIMPRECISE
浮動小数点の演算結果の精度は、IEEE に準拠し、浮動小数点割り込みの正確な位置が要求されます。このオプションにより、実行速度の遅いコードが生成されるため、是非という場合には、プログラム開発時に限り使用することをお勧めします。

NOIMPRECISE の方が、IMPRECISE よりも優れた浮動小数点エラー検出を可能にするにもかかわらず、Windows オペレーティング・システムでは、浮動小数点例外の即時検出が許されていません。浮動小数点例外を発生させる可能性のあるステートメントがプログラム内にある場合は、そのステートメントを単独で BEGIN ブロック内に入れることにより、前記の検出の問題を回避できます。


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