Rational Developer for System z バージョン 7.6

CICS Transaction Server for OS/390 による PL/I での統合 CICS 変換の使用

CICS® Transaction Server for OS/390® を使用して、EXEC CICS ステートメントでの変換サポートを提供できます。 統合変換を使用すると、CICS 変換プログラムがコンパイラーから直接呼び出されるようになります。 したがって、EXEC CICS ステートメントは、実質的にほかのステートメントのように処理されます。
このタスクについて

できる限り、統合 CICS 変換の使用を推奨しますが、以下の状況で、独立 CICS 変換の使用が必要となる場合があります。

コード上で構文検査を実行するためには、統合 CICS 変換を使用しなければならない ことに注意してください。 CICS Transaction Server for OS/390 を使用した PL/I での統合 CICS 変換サポートを使用可能にするには、以下の手順に従ってください。

  1. 「PL/I 設定」プロパティー・ページを開きます。
  2. 「プロシージャーおよびステップ」タブをクリックします。
  3. 「CICS を使用」チェック・ボックスを選択します。 これによって、チェック・ボックスの隣のドロップダウン・リストがアクティブになります。
  4. ドロップダウン・リストで、 リモート・システムにインストールされている CICS Transaction Server のレベルを選択します。
  5. 「ELAXFPLT」をクリックし、「プロシージャーを使用不可にする」をクリックして、変換プロシージャーを使用不可にします。
  6. 「適用」をクリックします。
  7. 「プロパティー」ウィンドウの左側のメニューで、「リンク・オプション」をクリックします。 リンカー・プロパティー・ペインが右側に開きます。
  8. 「ELAXFLNK」の横の + をクリックし、「LINK」をクリックし、「ステップの編集」をクリックします。 「リンク・ステップ・オプション」ウィンドウが開きます。
  9. 以下のフィールドに入力し、「OK」をクリックします。
    リンク・ライブラリー
    コードをリンクするためのライブラリー。 例えば、このフィールドに CICSVS.TS230.CICS.SDFHLOAD と CEEV2R10.SCEELKED を指定できます。
    指定されたリンク指示を使用
    このオプションを選択し、その下のフィールドに以下のリンク・エディット制御カードを入力します。
    INCLUDE SYSLIB(DFHELII)
    INCLUDE SYSLIB(EQUDCCXT)
    ORDER CEESTART
    ロード・モジュールのロケーション
    リンク・ステップ後に、ロード・モジュールを配置するデータ・セット。 例えば、これを、CICS 領域の DFHRPL 連結に設定できます。
  10. 「適用」をクリックします。
次のタスク
これで、構成したリソース上で、リモート構文検査を実行したり、リモート・ビルドを実行したりすることができます。 コンパイラー・プロパティー・ペインで、+ をクリックして「ELAXFPLT」を展開し、「PLITRAN」をクリックしてから、「ステップの編集」をクリックすることにより、追加のインクルード・ライブラリー、コンパイラー・オプション、および JCL を指定できます。

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