Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 7.6, プログラミング・ガイド

特殊マクロ

NMAKE では、いくつかのマクロが事前定義されています。下記の最初の 6 つのマクロは、記述ブロックのターゲット行/従属行内のファイルについて、1 つ以上のファイル指定を戻します。注記がある場合を除き、ファイル指定には、ファイルのパス、ベース・ファイル名、およびファイル名拡張子が含まれています。

マクロ
$@
ターゲット・ファイルを指定。
$*
ターゲット・ファイルのベース名 (拡張子なし)。ターゲット・ファイル名の一部としてパスが指定された場合は、パス情報も戻されます。このマクロは、従属リスト内では使用できません。
$**
従属ファイルを指定。
$?
ターゲットと比較して日付の古い従属ファイルのみを指定。
$<
ターゲットと比較して日付の古い単一の従属ファイルを指定。このマクロは推論規則でのみ使用されます。
$$@
NMAKE が現在評価中のターゲットのファイル指定。これは動的な従属関係パラメーターで、従属リストでのみ使用されます。
$(AS)
ストリング MASM。マクロ・アセンブラー (MASM) を実行するコマンドです。このマクロを再定義して、異なるコマンドを使用することができます。
$(MAKE)
NMAKE を実行するために使用するコマンド名。このマクロは、NMAKE を再帰的に呼び出すために使用します。このマクロを再定義する場合、NMAKE は警告メッセージを出します。

コマンドの表示オプション (/N) がオンの場合でも、NMAKE は $(MAKE) が出現するコマンド行を実行します。

$(MAKEFLAGS)
現在有効な NMAKE オプション。このマクロを再定義することはできません。

特殊マクロ $** および $$@ だけは、2 文字以上のマクロ名は括弧で囲まなければならないという規則の例外です。

このリストの最初の 6 つのマクロには、文字を追加してマクロの意味を変更することができます。ただし、これらのマクロでマクロ置換を使用することはできません。


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