この章では、PL/I アプリケーション内で Open Database Connectivity (ODBC) インターフェースを使用するための情報を 提供します。ODBC を使用すると、ODBC インターフェースをサポートするさまざまなデータベースやファイル・システムのデータにアクセスできるだけでなく、アクセスを動的に行うことができます。
データベース・アクセス用の組み込み SQL を使用する PL/I アプリケーションは、特定のデータベース用のプリプロセッサーによって処理する必要があり、ターゲット・データベースが変更された場合は再コンパイルする必要があります。ODBC は呼び出しインターフェースであるため、組み込み SQL を使用した場合のように、ターゲット・データベースをコンパイル時に指定することはありません。複数のデータベース用に複数バージョンのアプリケーションを用意する必要がないだけではなく、アプリケーションがターゲット・データベースを動的に決定することができます。