Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 7.6, プログラミング・ガイド

プログラムの移植を助けるマクロ機能の使用

多くの場合、移植性の問題は、マクロ機能を使用することによって回避できます。マクロ機能には、プラットフォーム固有のコードを分離する機能があるためです。 例えば、特定プラットフォームのコンパイルにプラットフォーム固有コードを組み込み、別のプラットフォームのコンパイルからそれを除外することができます。

PL/I for Windows マクロ機能の COMPILETIME 組み込み関数は、「DD.MMM.YY」の形式を使用して 日付を戻します。他方、OS PL/I マクロ機能の COMPILETIME 組み込み関数は、「DD MMM YY」の形式を使用して日付を戻します。

これにより、PL/I for Windows コンパイラーおよびすべてのバージョンのメインフレーム PL/I コンパイラー によって正しくコンパイルされる、次のような条件付きシステム依存コードを含むコードを作成できます。

  %dcl compiletime builtin;

  %if substr(compiletime,3,1) = '.' %then
    %do;
       /* Windows PL/I code */
    %end;
  %else
    %do;
       /* OS PL/I code */
    %end;

マクロ機能の詳細については、「PL/I 言語解説書」を参照してください。


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