Rational Developer for System z バージョン 7.6

サブプロジェクト定義ファイルの作成

サブプロジェクト定義ファイルは、単一ロード・モジュールをビルドするのに必要で、 ルート・プロジェクト定義フォルダーまたはそのサブフォルダーのいずれかにある、リソースのセットを定義します。
始める前に
このタスクについて
サブプロジェクト定義ファイルは UTF-8 でエンコードする必要があり、*.hbpsd という拡張子を使います。 サブプロジェクト定義ファイルは、以下のタグが入っている XML ファイルです。
<SUBPROJECT-STRUCTURE>
  <WSED-VERSION>7.0.0.0</WSED-VERSION>
  <SUBPROJECT>
    <SUBPROJECT-NAME>mySubproject</SUBPROJECT-NAME>
    <SUBPROJECT-NATURE-LIST>
      <SUBPROJECT-NATURE>com.ibm.ftt.projects.zos.zosnature</SUBPROJECT-NATURE>
    </SUBPROJECT-NATURE-LIST>
    <SUBPROJECT-PROPERTIES-LOCATION>pathName</SUBPROJECT-PROPERTIES-LOCATION>
    <SUBPROJECT-TYPE>zos-subproject</SUBPROJECT-TYPE>
    <FOLDER-LIST>
      <FOLDER>
        <FOLDER-NAME>hlq.name.type</FOLDER-NAME>
        <FOLDER-TYPE>pds</FOLDER-TYPE>
        <FOLDER-STATE>
          <STATE-IS-OFFLINE>false</STATE-IS-OFFLINE>
          <PHYSICAL-FOLDER>
           <FOLDER-NAME>hlq.name.type</FOLDER-NAME>
            <FOLDER-PHYSICAL-PATH>hlq.name.type</FOLDER-PHYSICAL-PATH>
            <FOLDER-TYPE>pds</FOLDER-TYPE>
          </PHYSICAL-FOLDER>
        </FOLDER-STATE>
      </FOLDER>
    </FOLDER-LIST>
    <FILE-LIST>
      <FILE>
        <FILE-NAME>name.ext</FILE-NAME>
        <FILE-EXTENSION>ext</FILE-EXTENSION>
        <FILE-NAME-NO-ENTENSION>name</FILE-NAME-NO-EXTENSION>
        <FILE-TYPE>pds | sequential</FILE-TYPE>
        <FILE-STATE>
          <STATE-IS-OFFLINE>false</STATE-IS-OFFLINE>
          <PHYSICAL-FILE>
            <FILE-NAME>name</FILE-NAME>
            <FILE-PHYSICAL-PATH>hlq.name.type/name.ext</FILE-PHYSICAL-PATH>
            <FILE-TYPE>pds-member | sequential</FILE-TYPE>
          </PHYSICAL-FILE>
        </FILE-STATE>
      </FILE>
    </FILE-LIST>
  </SUBPROJECT>
</SUBPROJECT-STRUCTURE>
サブプロジェクト定義ファイルには、以下の 3 種類のタグがあります。
注: 以下のリストには、 ユーザーが、具体的な必須またはオプション値を設定する必要があるタグの定義の説明があります。 サブプロジェクト定義タグの完全な説明については、 『関連資料』の下のサブプロジェクト定義スキーマを参照してください。
<WSED-VERSION>
スキーマ構文のバージョン。このタグは必須であり、示されているとおりに 7.0.0.0 でなければなりません。
<SUBPROJECT-NAME>
必須であり、サブプロジェクトの名前 (MYSUB など) を指定します。
<SUBPROJECT-NATURE>
必須であり、示されているとおりに、com.ibm.ftt.projects.zos.zosnature でなければなりません。
<SUBPROJECT-PROPERTIES-LOCATION>
オプションであり、このサブプロジェクトのサブプロジェクト・プロパティー定義ファイルを指します。 PROJECT-HOME ディレクトリーに相対のパス名を指定します。 このタグが組み込まれている場合は、このタグが参照するプロパティー・ファイルが、 システム接続用に定義されているデフォルトのプロパティーをオーバーライドします。 このタグが省略されている場合は、 システムのデフォルト・プロパティーが使用されます。デフォルトのシステム・プロパティーは、 「リモート・システム」ビューでシステムの MVS ファイル・ノードを選択し、 ポップアップ・メニューで「プロパティー」をクリックすることにより、設定されます。
<SUBPROJECT-TYPE>
必須であり、示されているとおりに zos-subproject でなければなりません。
<FOLDER-LIST>
1 つ以上の <FOLDER> タグが入っており、タグは、サブプロジェクト内の区分データ・セットを定義します。
<FOLDER-NAME>
必須であり、リモート・システム上の区分データ・セットの完全修飾名 (例えば、LONGWEL.COBOL.SOURCE) を指定する必要があります。
注: サブプロジェクト定義ファイルのファイル名には、 高位修飾子の置換変数 &amp;lt;HLQ&amp;gt; を指定できます。 この変数は、接続時に、ユーザーのユーザー ID によって置き換えられます。 サブプロジェクトのファイル参照の中で &amp;lt;HLQ&amp;gt; 置換変数を使用することにより、 単一サブプロジェクトにファイルのさまざまなセットを入れることができ、 それに従って、プロジェクト・インスタンス・ファイルがその親プロジェクトを参照します。 サブプロジェクト定義ファイルでのこの置換変数の使用方法の例については、 このトピックの末尾の図を参照してください。
<FOLDER-TYPE>
必須であり、示されているとおりに pds でなければなりません。
<FOLDER-STATE>
<STATE-IS-OFFLINE>
必須であり、示されているとおりに false でなければなりません。
<PHYSICAL-FOLDER>
<FOLDER-NAME>
必須であり、リモート・システム上の PDS の完全修飾名 (例えば、LONGWEL.COBOL.SOURCE) を指定します。
<FOLDER-PHYSICAL-PATH>
必須であり、リモート・システム上の PDS の完全修飾名 (例えば、LONGWEL.COBOL.SOURCE) を指定します。
<FOLDER-TYPE>
必須であり、示されているとおりに pds でなければなりません。
<FILE-LIST>
1 つ以上の <FILE> タグが入っており、タグは、 サブプロジェクト内の PDS メンバーまたは順次データ・セットを定義します。
<FILE-NAME>
必須であり、リモート・システム上のファイル・リソースの完全修飾名を指定します。 これには、MVS 上の PDS メンバーを表す A.B.COBOL/HELLO.cbl などのマップされた拡張子が含まれます。 ここで A.B.COBOL は PDS 名、HELLO はメンバー名です。
<FILE-EXTENSION>
必須であり、ファイル・システム・マッピングで定義された拡張子を指定します。 例えば、**COBOL データ・セットは、.cbl 拡張子を使用します。
<FILE-NAME-NO-EXTENSION>
必須であり、拡張子なしの完全修飾ファイル名 (HELLO など) を指定します。
<FILE-TYPE>
必須であり、示されているとおりに、pds-member または sequential でなければなりません。
<FILE-STATE>
<STATE-IS-OFFLINE>
必須であり、示されているとおりに false でなければなりません。
<PHYSICAL-FILE>
<FILE-NAME>
必須であり、ファイル名 (MYPGM.cbl など) を指定します。
<FILE-PHYSICAL-PATH>
必須であり、完全修飾ファイル・パス (LONGWEL.TEST.COBOL/MYPGM.cbl など) を指定します。
<FILE-TYPE>
必須であり、示されているとおりに、pds-member または sequential でなければなりません。
次の図は、サブプロジェクト定義ファイルのセットアップ方法を示しています。
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