Developer for System z バージョン 7.6
リモート・システムへの新規接続の作成
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Rational® Developer for System z® からリモート・システムに接続するには、リモート・システム用の新規接続を定義し、接続プロパティーを指定する必要があります。
このタスクについて
リモート・システムとの接続を確立するには、以下の手順に従ってください。
接続情報を定義します。
リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブまたは z/OS® プロジェクト・パースペクティブに切り替え、 「リモート・システム」ビューを選択します。
「新規接続」
をクリックし、
「z/OS」
を選択します。
右クリックし、
「新規接続」
を選択します。
「新規接続」ウィンドウが開きます。
ドロップダウン・リストからプロファイル名を選択します。
このウィンドウの各フィールドに以下の値を入力します。
ホスト名
接続先のシステムの TCP/IP アドレスを入力します。
接続名
システムを呼び出すための短縮名を入力します。 例えば、
MYSYSTEM
と入力します。
説明
選択項目の説明を入力します。
ホスト名の検査
接続を試行する前に、入力したホスト名が有効であるかを検査するには、このチェック・ボックスを選択します。
MVS ファイル、z/OS UNIX® ファイル、z/OS UNIX シェル、および JES の各サブシステムのデフォルト値を使用して接続を定義するには、
「完了 (Finish)」
をクリックします。これらのサブシステムのプロパティーを設定するには、
「次へ」
をクリックします。
ウィザードに各サブシステムのプロパティー・ウィンドウが開きます。これらのページには、各サブシステムによって使用される、基礎となるサービスのプロパティーが表示されます。
各プロパティー・ページで、そのサブシステムに使用する構成を選択し、その構成で使用可能なサービスごとにプロパティーを編集します。
z/OS UNIX ファイル、MVS ファイル、および z/OS UNIX シェルの各ページでは、以下のサーバー・ランチャーから選択できます。どのオプションを選べばいいのか分からない場合は、システム管理者にお問い合わせください。
リモート・デーモン:
サーバーを始動するために、リモート・デーモンを使用して接続を確立します。このオプションを使用するためには、 リモート・システムでリモート・デーモンを実行している必要があります。 このオプションを選択した場合は、以下の追加オプションを指定してください。
デーモン・ポート:
有効なポート番号を指定してください。
認証方式:
リモート・システムでの認証方式を選択します。ユーザー ID とパスワードを使用してリモート・システムにログオンする場合は
「ユーザー ID/パスワード」
を選択します。クライアント証明書認証を使用する場合は、「
証明書
」を選択します。 クライアント証明書認証は、IC カード (例えばスマート・カード) のようなデバイスを使用してリモート・システムに接続する必要のあるユーザーを対象とします。詳しくは、
クライアント証明書認証を使用する接続の作成
を参照してください。
このオプションを選択した場合は、適切な特権を持つユーザー ID を使用して、サーバー・デーモンを開始する必要があります。
REXEC:
サーバーを始動するために、REXEC サービスを使用して接続を確立します。このオプションを使用するためには、 リモート・システムで REXEC サービスを実行している必要があります。 このオプションを選択した場合は、以下の追加オプションを指定してください。
ホストにインストールされているサーバーのパス:
リモート・システム上でのサーバーのインストール先の有効なパス・コマンドを指定してください。REXEC コマンドを実行しているディレクトリーへの相対パスを指定するか、または サーバーがインストールされている場所の絶対パスを指定できます。 例えば、dstore または /usr/bin/dstore と指定できます。
サーバー起動コマンド:
zSeries® の場合、このコマンドは
server.zseries
です。
ポート:
有効なポート番号を指定してください。
SSL の自動検出:
SSL がサーバー上で実行されているかどうかを自動的に検出し、実行されている場合は SSL を使用して接続します。
ネットワーク通信に SSL を使用:
SSL を使用して接続します。
稼動サーバーに接続:
既知のポートですでに実行しているサーバーとの接続を確立します。このオプションを使用するためには、 リモート・システム・エクスプローラーで接続を定義する前にサーバーを始動する必要があります。 サーバーに接続する前に、サブシステム・プロパティー・ページでポートを指定する必要があります。 このオプションを選択した場合は、SSL を使用して接続するために「
ネットワーク通信に SSL を使用
」オプションを指定する必要もあります。
SSH:
セキュア・シェル・サポートを使用して接続を確立します。このオプションを使用するためには、 リモート・システムで SSH サービスを実行している必要があります。このオプションを選択した場合は、 リモート・システム上でのサーバーのインストール先の有効なパス・コマンドを指定してください。 また、サーバー起動 コマンドも指定する必要があります。zSeries の場合、このコマンドは
server.zseries
です。パスワードを使用してサーバーにログオンする場合は、
「パスワード認証」
認証を選択し、サーバーでの認証のために秘密鍵と公開鍵のペアを使用してログオンする場合は、
「鍵認証」
を選択します。鍵認証を選択したが鍵ペアが存在しない場合は、必要な鍵ペアが自動的に生成され、以降の要求用にリモート SSH サーバーと交換されます。 この交換を使用可能にするには、リモート・システムに対するパスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。 鍵認証を使用して SSH を介した、リモート・システムに対する後続の要求には、パスワードは不要です。
「JES」ウィンドウで、次のフィールドにそれぞれ値を入力します。
JES ジョブ・モニター・ポート:
このポート番号は、システム管理者から入手してください。デフォルト値は 6715 です。
ダウンロードする最大行数:
これはジョブ出力からダウンロードする行数のデフォルトです。この行数は後で変更することができます。
「完了」
をクリックします。
5 つのノードを持つ新規接続のショート・ネームが、「リモート・システム」ビューの接続名の下に表示されます。
「MVS ファイル」
は MVS ファイル・サブシステムです。 このノードには 2 つのフォルダーがあります。
「ユーザー・データ・セット」
は、ユーザーの MVS ファイルを表示します。 このノードに新規フィルターを追加することによって、追加の MVS ファイル・フォルダーを作成できます。
「ユーザー検索照会」
は、 「リモート z/OS 検索」ビューで実行して保存した検索照会を表示します。
「TSO コマンド」
はコマンド・サブシステムです。TSO コマンド・シェルを開くと、その名前がこのノードの下に表示されます。
「z/OS UNIX ファイル」
は z/OS UNIX ファイル・サブシステムです。このノードには、「
マイ・ホーム
」と「
ルート
」という 2 つのフォルダーがあります。このノードに新規フィルターを追加することによって、追加の z/OS UNIX ファイル・フォルダーを作成できます。
「z/OS UNIX シェル」
はコマンド・サブシステムです。z/OS UNIX コマンド・シェルを開くと、その名前がこのノードの下に表示されます。
「JES」
は JES サブシステムです。 このノードの下で、z/OS システムで実行したジョブを表示するためのジョブ・フィルターを作成できます。
次のタスク
リモート・システムへの接続を確立した後、サブシステム
「JES」
、
「MVS ファイル」
、および
「z/OS UNIX ファイル」
にフィルターを定義することにより、これらの下に表示される内容を制御できます。リモート z/OS 検索を実行して保存することにより、 検索照会を
「MVS ファイル」
フォルダーに追加できます。 手順については、関連するタスクを参照してください。
関連概念
システムおよびプロパティーでの作業
JCL プロシージャーでの作業
リモート・システム・エクスプローラー接続
関連タスク
データ・セットのマッピング
JES サブシステム用フィルターの作成
MVS ファイル用フィルターの作成
検索照会の保存
z/OS UNIX ファイル用フィルターの作成
クライアント証明書認証を使用する接続の作成
関連資料
リモート・システム・エクスプローラー
z/OS プロジェクト・パースペクティブ
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