コンポジットの InquireAmount コンポーネントおよびサービスを作成します。コンポーネントは、EXINQAMT プログラムを使用します。
始める前に
FileaAmountServices プロジェクトでコンポジットを作成し、componentType ファイルを作成して、EXINQAMT プログラムのサービス成果物を生成しておく必要があります。
このタスクについて
コンポジット・エディターは、SCA コンポジット、コンポーネント、サービス、および参照をアセンブルするための主要ツールです。 これを使用する場合に、キーボード・ショートカット Ctrl+S キーを利用すると、このタスクのあらゆるステージで進行状況を保存できます。
InquireAmount コンポーネントおよびサービスを作成するには、以下のステップを完了します。
- コンポジット・エディターで、SCA プロジェクトを参照して名前空間コンテナーを見つけ、FileaAmountServiceComposite コンポジットをダブルクリックして、コンポジットを開きます。
- コンポジット・エディターで、以下のいずれかの方法を使用して、InquireAmount という名前の新規コンポーネントを作成します。
- エディター内の任意の場所をクリックして、アクション・バーを使用し、「コンポーネントの追加」アイコンを選択します。
- 右側にある「パレット」で、「コンポーネント」アイコンをクリックし、ビュー内をクリックしてコンポーネントをコンポジット図に追加します。
- コンポーネントのテキストを編集して、名前を InquireAmount に変更します。
- アクション・バーで、「ComponentService の追加 (Add ComponentService)」アイコンを選択して、コンポーネントにサービスを追加します。 コンポーネントの上に移動すると、アクション・バーを活動化できます。
- サービスの名前を InquireAmountService に変更し、以下の手順で、そのプロパティーを設定します。
- コンポジット図エディター内を右クリックして、「プロパティー・ビューの表示」を選択します。
- サービスのアイコンをクリックして、そのプロパティーを表示します。
- 「プロパティー」ビューの「コア」タブで、「名前」フィールドを編集して、InquireAmountService と入力します。
- 「プロパティー」ビューの「インターフェース」タブで、インターフェース・タイプを WSDL に設定し、「参照」ボタンをクリックして、サービスのインターフェースとして EXINQAMTPort を選択します。 EXINQAMT.cbl プログラムのサービス成果物を生成したときに、インターフェース・ファイルが作成されます。 「インターフェース」フィールドには、file://target.files#wsdl.interface(EXINQAMTPort) が取り込まれます。
target.files は、「新規 CICS SCA コンポーネント・タイプ (New CICS SCA Component Type)」ウィザードで WSDL 名前空間を指定しない場合のデフォルト値です。
- 以下の手順を実行して、CICS バインディングをサービスに追加します。
- 「プロパティー」ビューの「バインディング」タブで、「バインディング」を選択し、「追加」をクリックします。
- 「新規バインディングの追加 (Add New Binding)」ダイアログで、CICS を選択します。
- 名前に EXINQAMT を指定し、「直接 (direct)」マッピング・モードを選択します。 チャネル・ベースのサービスにはデータ・マッピングはありません。これは、アプリケーション・インターフェースがコンテナーのチャネルおよびバイナリー・データを想定するためです。このような場合、CICS バインディングを適切なサービスまたは参照に追加し、「直接 (direct)」マッピング・モードを選択します。「マップ (mapped)」マッピング・モードおよび WSBind ファイルを選択した場合、これが XML ベースのサービスであること、および XML から対応する高水準言語へのマッピングの変換規則が、選択した WSBind ファイル内で定義されていることを指定することになります。
- 以下の手順を実行して、このコンポーネントの実装を構成します。
- コンポーネント・エディターでコンポーネントを選択します。 「プロパティー」ビューが表示されない場合は、コンポジット図エディター内を右クリックして、「プロパティー・ビューの表示」を選択します。
- 「プロパティー」ビューの「実装」タブで、実装タイプを CICS、実装のコンポーネント・タイプを EXINQAMT に設定します。 「選択」ボタンを使用して、作成済みの componentType ファイルを検索します。 「コンポーネント・タイプ」フィールドには、EXINQAMT.componentType が取り込まれます。
「プログラム」および「呼び出しタイプ」フィールドには、コンポーネント・タイプの作成時に指定した値に基づいて、自動的に値が取り込まれます。
タスクの結果
コンポーネントとそのサービスの作成、および正しいコンポーネント・タイプを使用するための実装の構成が完了しました。
次のタスク
コンポジット・アプリケーションの次のコンポーネントおよびサービスを作成します。