このセクションでは、レコード・レイアウトのオフセットなど特定のレイアウト特性を定義するためのオプション、およびレコード基準を定義する各種方法について説明します。
テンプレート・エディターの上部にあるオプションを使用して、セグメント化データへのアクセスに、現在選択されているテンプレートを使うかどうかを指定します。 また、テンプレートに複数のレコード・レイアウトが含まれる場合、ドロップダウン・ボックスを使用してどのレコード・レイアウトを編集するかを選択します。
オフセットの値を入力すると、実際のレコード・データに対して、現在選択されているレコード・タイプの開始位置が変更されます。 オフセット値を入力した場合、その値は、レベル 01 フィールドのレコード長、およびレコード・タイプ内のすべてのフィールドの開始位置に加算されます。 入力したオフセット値は、-32760 から 32760 の範囲になければなりません。
| フリー・フォームの REXX 式 | 説明 |
|---|---|
| #ref | 式で使用する現行レコード・レイアウトから値を返すフィールド。 フィールドは、例えば #8 のように、# 記号の後にフィールド参照番号を続けたもので識別します。 また、例えば (#5 + #6) のように、複数フィールドの計算をして返された値を使用することもできます。これを行うには、計算結果を括弧で囲み、少なくとも 1 つのフィールド参照とともに有効な算術演算子を使用する必要があります。 これの代わりとして、例えば MAX(#5,#6,#7) のように、少なくとも 1 つのフィールドを引数としてリストする REXX 関数を使用する方法があります。 |
| comp-op | 比較演算子。フィールドまたはフィールド計算から派生した値を value と比較する方法を表す記号です。 例えば、「>」記号は「より大きい」を表します。 File Manager Integration は、すべての REXX 比較演算子をサポートしています。 |
| value | 基準式で使用される単一の値を返す任意の式。 これは、文字列、数値、フィールド、値を返す計算、または REXX 関数の形式をとります。 |
AND (&) や OR (|) などの論理演算子を使用して複数の基準式を作成できます。 括弧を使用して、計算および基準式内での計算順序を制御できます。
もう 1 つのオプションは、「フィールド別」基準作成エディターを使用することです。 基準作成エディターは、より構造化された手法によりレコード基準作成を容易にします。 基準作成エディターを使用することにより、フィールド、比較演算子、AND/OR 結合子、および値式のリストから複合式を作成できます。基準作成エディターには、各フリー・フォーム基準テキスト入力位置の後の 「基準作成」と呼ばれるボタンを選択することによりアクセスできます。
処理をここで終了することも、引き続き基準を強化することもできます。基準を強化するには、エディターの下部にある論理 AND/OR 結合子を利用して、複数の基準を複合式に結合します。「上へ」および「下へ」のラベルが付いたボタンを使用すると、式の順序を再配置することができます。
