このチュートリアルでは、ローカル・バッチ COBOL DB2® アプリケーションのビルド方法について説明します。
始める前に
下の『関連資料』で選択可能な COBOL ソース・コード・ファイル LDB2SAMP.cbl およびコピーブック EMPLOYEE.CPY は、このシナリオで
使用するために作成されたものです。
この例を始める前に、ローカル z/OS® プロジェクトを作成し、これらのサンプルをご自身のプロジェクトに追加する必要があります。
このタスクについて
ローカル・バッチ COBOL DB2 アプリケーションをビルドするには、以下の手順に従ってください。
手順
- 「ローカル COBOL ビルド・オプション」プロパティー・ページを開きます。
- 「SYSLIB」フィールドに、DB2 sqlca.cbl ファイルへのパスと、その後にプログラムが使用する
コピーブックのある他のパスを、セミコロンで区切って入力します。 デフォルトのパスは、C:¥Program
Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a です。コピーブックが COBOL ソースと同じプロジェクトにあっても、プロジェクト・パスは SYSLIB に組み込まれていることが必要です。 例えば、C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a;C:¥myProject¥source のように指定します。
- 「ソースに組み込み SQL が含まれている」チェック・ボックスをクリックします。
- データベース接続がプロジェクト用に構成されている場合は、「参照」ボタンをクリックして、データベース接続のリストから
データベース接続名を選択して、「OK」をクリックします。
- データベース接続がプロジェクト用に構成されていない場合は、以下の手順に従ってください。
- 「新規接続」をクリックして、「新規接続の作成 (Create New Connection)」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ」を
クリックします。
- 「接続パラメーター (Connection Parameters)」ページで、開発に使用するデータベース・マネージャーを「データベース・マネージャーを選択してください (Select a database manager)」リストから選択します。 例えば、DB2 UDB V8.2 を選択します。
- 「JDBC ドライバー」ドロップダウン・リストから、使用する JDBC ドライバーを選択します。 例えば、DB2 UDB のデフォルトは IBM DB2 Universal です。
- 「データベース」フィールドに、プログラムが使用するデータベースの名前を入力します。 LDB2SAMP.cbl プログラムは、DB2 UDB に付属のサンプル・データベースを使用します。
- 「ホスト」フィールドに、localhost を入力します。
- ポート番号またはクラス・ロケーションがデフォルトと異なる場合は、インストール済み環境に合わせてそれらを変更します。
- 「ユーザー情報 (User information)」フィールドに、ユーザー ID とパスワードを入力します。
- 「接続のテスト (Test Connection)」ボタンをクリックして、接続パラメーターが正しいことを
確認し、「完了」をクリックします。
- 「ローカル・リンク・オプション」プロパティー・ページで、「リンク・オプション」を /de db2api.lib に
設定し、「完了」または「OK」をクリックします。
- 「z/OS プロジェクト」ビューで、LDB2SAMP.cbl を選択して、
ポップアップ・メニューから「エントリー・ポイントとして指定」を選択します。
- プロジェクト名を右クリックして、「再ビルド (Rebuild)」を選択します。
これで、BuildOutput フォルダーに生成された実行可能ファイルが、コンパイル済みアプリケーションとして実行可能および
デバッグ可能になります。