コンパイル時オプションを指定する第三かつ最後の方法 (オプションのデフォルト値、IBM.OPTIONS、IBM.PPxxx、および PLI コマンドをオーバーライドする方法) は、PL/I ソース・プログラム内で %PROCESS (または *PROCESS) ステートメントを使用することです。これらのオプションは、現在のコンパイルのみに適用されます。
以下の例は、%PROCESS ステートメントの使用を具体的に示します。
%process source margins(1,80);
Hello: proc options(main);
display('Hello!');
end Hello;1 つ以上の %PROCESS ステートメントを指定できますが、ブランク行も含めて、他のすべての PL/I ソース・ステートメントの前に来る 必要があります。
PROCESS ステートメントのパーセント記号 (またはアスタリスク) は、ソース・ファイルの第 1 列にコーディングする必要があります。キーワード PROCESS は、次の列か任意の数のブランクの後に置くことができます。%PROCESS ステートメントのコンパイル時オプションのリストは、デフォルトの右側マージンを越えてはいけません。%PROCESS ステートメントは、次行に続けることができますが、続ける場合には、キーワードまたは値を 2 行に分割しないように気をつけます。ステートメントを折り返して 2 行にするよりも、1 行に 1 ステートメントとして、複数 %PROCESS ステートメントをコーディングすることを推奨します。
すべての %PROCESS ステートメントの解釈が終了すると、プログラムの残りの部分が、PLI コマンドと %PROCESS ステートメントの考慮後に決定されたマージン設定を使用して読み取られます。これは、前に示したサンプル %PROCESS ステートメントが、コンパイル時にデフォルトの MARGINS(2,72) が有効であるという前提のもとに、正しく処理されることを意味します。