Rational Developer for System z バージョン 7.6.1

SCLM Developer Toolkit

IBM® SCLM Developer Toolkit のバージョン 7.6 では、以下の点が改良されました。
SCLM ビュー
メインの「SCLM リポジトリー」ビューで、新しい「データの取り込み」アイコンを使用して、SCLM プロジェクトを取り込みます。プロジェクト情報は、リソース・ビューで表形式で表示されます。必要なプロジェクトを自動的に選択して、他の SCLM ビューを取り込みます。

従来の「エクスプローラー」ビューおよび「デベロッパー 」ビューに加えて、新しい SCLM の「メンバー」ビューが使用できるようになりました。

プロジェクトのレベルまたはメンバーを右クリックすることで、これらのビューから対応するすべての SCLM 機能にアクセスできます。3 つのビューのいずれかからメンバーを選択して、新しい「プロパティーの表示 (look Properties)」表を更新します。 日付の変更やセキュリティー・サブプロジェクト情報などの追加メンバー情報が含まれます。

すべてのビューが同時に更新され、個別に選択して使用できるため、ビューの切り替え時のプロジェクト・フィルターは失われなくなりました。

SCLM メンバー記述
基本 SCLM では、SCLM メンバー記述を定義できます。「メンバーの編集 (Edit of a member)」で、SCLM 編集プロファイル・コマンド (sprof) を使用して、記述を参照または編集します。SCLM Developer Toolkit では、「SCLM パースペクティブ」 (「デベロッパー 」、「エクスプローラー」、または「メンバー」ビュー) から、メンバーの「SCLM 記述 (SCLM description)」フィールドを参照または編集できます。
SCLM メンバー・セキュリティー
基本 SCLM では、メンバーをサブプロジェクトに関連付けることができます。XFACILIT クラス (RACF® またはその等価物) を定義して、規則をサブプロジェクト定義に関連付けることで、メンバー・アクセスのセキュリティーを制御できます。

サポートするメンバーを保管できます。

プロジェクトの FLMPROJ マクロで、SCLM に定義された関連サブプロジェクトと一緒に、サポート・メンバーを SCLM に保管できます。サブプロジェクトのキーワードは、「マイグレーションおよび保存チェックイン (MIGRATE and SAVE checkin)」サービスに定義されています。 さらに、SCLM Developer Toolkit からメンバーの SCLM 状況を送出するときに、そのメンバーに関連付けられたサブプロジェクトがすべて表示されます。

Build Forge® および SCLM サポート
Rational® Build Forge は、各種プラットフォームでジョブおよびビルドのスケジューリングの自動化機能を備えます。SCLM Developer Toolkit は、Build Forge からの z/OS® の SCLM ビルドまたは SCLM リポジトリー・サービスの要求をサポートします。Build Forge が、主にスケジュールに入れられたビルドおよびログの取り出しのために使用されている場合、使用される SCLM の初期機能は、SCLM ビルドおよびプロモート・サービスです。クライアントに取り出されるログ出力を使用して、Developer for System z® Build Forge プラグインから SCLM への SCLM ビルドおよびプロモートを説明するためのサンプルが提供されています。Build Forge サポートの詳細については、SCLM 管理ガイドを参照してください。
SCLM 検索サポート
基本 SCLM では、3.13 SCLM 検索機能により、SCLM グループ、タイプ、およびメンバーのストリングを組み合わせて検索できます。「SCLM パースペクティブ」(「デベロッパー」、「エクスプローラー」、または「メンバー」ビュー) を使用すると、取り込まれたメンバーのさまざまなストリングを検索できます。取り込まれたビューへのローカル検索の追加サポートも提供されています。「SCLM リポジトリー・ビュー」で、任意の場所を右クリックして、検索項目を選択します。検索パネルを事前に取り込むには、いずれかの SCLM ビュー (「エクスプローラー」、「デベロッパー 」、「メンバー」) で、「プロジェクト」、「グループ」、または「タイプ」ノードに対して検索を実行します。

ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)