Rational Developer for System z バージョン 7.6.1

PL/I ファイルのリアルタイム構文検査

System z® LPEX Editor では、エディター注釈の形式で、PL/I ファイルのリアルタイム構文検査を行うことができます。

System z LPEX Editor は、PL/I コード、組み込み CICS® ステートメント、および SQL ステートメントの構文を自動的に検証します。そして PL/I ファイル内の構文エラーにフラグを立て、エラーを説明する注釈を付けます。以下のセクションでは、System z LPEX エディターが、PL/I ファイルにフラグを立てることができる種類のエラーの例を示します。

PL/I 注釈設定ページを使用して、エディター注釈を使用可能または使用不可に設定できます。

構文エラー

HelloApp.pli サンプル・プログラムを使用した以下の例では、エディターによって、Do forever; ステートメント内の間違いにフラグが立てられています。

PL/I 構文内でエラーを示しているフラグ

フラグにカーソルを合わせると、エラーを説明する注釈が表示されます。

PL/I 構文内のエラーを説明する注釈。

欠落したインクルード・ファイル

エディターは、欠落したインクルード・ファイルを検出し、インクルード・ファイルが欠落している場合は警告を表示します。 Global Auto Mart サンプル・アプリケーションを使用した以下の例では、GAM0ICT インクルード・ファイルが欠落しています。

欠落したインクルード・ファイル用の注釈。

宣言されていない変数

宣言されていない変数をプログラムが使用すると、エディターによって警告が表示されます。 HelloApp.pli サンプル・ファイルを使用した以下の例では、プログラムによって theAnswer2 という名前の変数が宣言されていますが、theAnswer という名前の変数が使用されてます。

制限

以下の正しい PL/I 構文構造は、エラーとして示されます。 以下の正しくない PL/I 構文構造は、エラーとして示されません。 処理ステートメントは無視されるので、このステートメント内の正しくない構文はエラーとして示されません。

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