Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.9, プログラミング・ガイド

ファイルの割り振り

z/OS アプリケーション内の、順次、VSAM、REGIONAL(1)、HFS など任意のファイル・タイプに対して、JCL 内の ddname、環境変数名、または OPEN ステートメントの TITLE オプションを使用して外部名を定義することができます。

ファイルが USS 環境でアクセスされる場合は、環境変数名または OPEN ステートメントの TITLE オプションを使用して外部名を定義することができます。

外部名は 3 つの方法で定義できるため、どんなときに動的割り振りを行うかを決定する際には以下の優先規則が適用されます。

  1. OPEN ステートメントで TITLE オプションが指定された場合は、TITLE オプションが使用されます。
  2. TITLE オプションが指定されず、そのファイルに対する、JCL DD、TSO ALLOCATE、ユーザー開始動的割り振りなどの DD ステートメントがある場合は、その DD ステートメントが使用されます。
  3. TITLE オプションが指定されず、そのファイルに対する DD ステートメントはないが、そのファイルに対する環境変数がある場合は、その環境変数が使用されます。

環境変数または TITLE オプションによって指定された属性を使用して、ファイルは動的に割り振られます。 後処理値を伴う DSN() オプションでは、少なくとも PATH() または DSN() オプションを指定する必要があります。 大/小文字の区別がある PATH オプションのパス名サブオプションを除き、すべてのオプションと属性は大文字でなければなりません。 DSN() オプション内の一時データ・セット名は許可されません。

Enterprise PL/I ランタイムは、OPEN ステートメントごとに環境変数または TITLE オプションを調べます。

ファイルを動的に割り振るためには、次の例に示すように、DSN(xxx) フォーマット (MVS ファイルの場合) または PATH(xxx) フォーマット (HFS ファイルの場合) を使用してファイル名を指定する必要があります。

                 OPEN FILE(FILEIN) TITLE('DSN(USER.FILE.EXT),SHR');
                 OPEN FILE(FILEIN) TITLE('PATH(/usr/FILE.EXT)'); 

                 EXPORT DD_FILE="DSN(USER.FILE.EXT),SHR"
                 EXPORT DD_FILE="PATH(/usr/FILE.EXT)"

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