直接データ・セットにアクセスするために使用する SEQUENTIAL ファイルは、INPUT 属性または UPDATE 属性 を使用してオープンすることができます。KEY、KEYTO、KEYFROM オプションのいずれかを使用する場合は、プログラムで属性 KEYED も使用する必要があります。
KEY オプションが指定されていない READ ステートメントの場合、レコードは、昇順の相対 レコード番号順に回復されます。データ・セット内に空きスロットがあれば、すべてスキップされます。
KEY オプションを指定すると、READ ステートメントで回復されるレコードは、指定した相対レコード番号を持つレコードになります。このような READ ステートメントはデータ・セットを指定されたレコードに 配置します。その後の順次読み取りによって後続のレコードが順番に回復されます。
KEYFROM オプションが指定されていても いなくても、WRITE ステートメントは、KEYED SEQUENTIAL UPDATE ファイル に使用することができます。前回行ったアクセスの位置に関係なく、データ・セット内の任意の位置に 挿入を行うことができます。KEYFROM オプションが指定された WRITE ステートメントの場合、そのデータ・セットにすでに存在するレコードと同じ相対レコード番号 をもつレコードを挿入しようとすると、KEY 条件が発生します。KEYFROM オプションを省略すると、現在位置から見て次のスロットにレコードが書き込まれます。このスロットが空いていなければ、ERROR 条件が発生します。
KEYTO オプションを使えば、KEYFROM オプションを 指定していない WRITE ステートメントにより追加されるレコードのキーを回復することができます。