このレッスンでは、前のレッスンで作成したサンプル COBOL プログラムのビルド・プロパティーを設定する方法について説明します。
サンプル COBOL プログラムのビルド・プロパティーを設定するには、以下の手順を実行します。
- メンバー RDZDB2 の「JCL ジョブ・カードおよびデータ・セット」プロパティー・ページを開きます。 『リソースのプロパティーの変更』を参照してください。
- 「JCL ジョブ・カード」入力フィールドを更新します。JOBLIB カードの挿入が必要になる場合があります。
- JCL が書き込まれる有効な区分データ・セットを指すように、「JCL データ・セット」入力フィールドを変更します。
- 「COBOL 設定」ページの「プロシージャーおよびステップ」タブで、「DB2 を使用」チェック・ボックスを選択します。
- ELAXFCOC プロシージャーの正符号をクリックして展開し、ステップ名「COBOL」をダブルクリックして、コンパイラー・プロパティーを開きます。
- 「リスト出力データ・セット」、「デバッグ・データ・セット」、「オブジェクト・デック・データ・セット」、「データベース要求モジュールのロケーション (DBRM)」、および「コンパイラー・エラーのデータ・セット修飾子」に有効なデータ・セット・エントリーを指定します。
- 「エラー・フィードバックのサポート」チェック・ボックスを選択します。 「SYSTSIN 命令」には、COBOL アプリケーションのバインド命令が含まれています。この入力フィールドの初期値は、JCL コメントです。
//*UNCOMMENT AND TAILOR THE FOLLOWING IF YOUR SYSTSIN STATEMENT**
//*CONTAINS BIND INSTRUCTIONS:
//*//SYSTSIN DD *
//* DSN SYSTEM(YOURSUBSYSTEM)
//* BIND PACKAGE(YOURLOCATION.YOURPACKAGE)-
//* OWNER(YOURUSERID) -
//* MEMBER(YOURMEMBER) -
//* LIBRARY('YOUR.DBRM.LIBRARY') -
//* ACTION(REP) -
//* VALIDATE(BIND)
//* BIND PLAN(YOURPLAN) -
//* PKLIST(YOURLOCATION.YOURPACKAGENAME.*)
//* END
//* OR
//*UNCOMMENT AND TAILOR THE FOLLOWING IF YOUR SYSTSIN STATEMENT**
//*POINTS TO A DATA SET CONTAINING BIND INSTRUCTIONS
//*//SYSTSIN DD DSN=USERID.BIND(MEMBER),DISP=SHR
//*
- //SYSTSIN DD * から END ステートメントまでのコメントを解除し、YOUR で始まる値に、次の例に示すように必要事項を入力します。
//*UNCOMMENT AND TAILOR THE FOLLOWING IF YOUR SYSTSIN STATEMENT**
//*CONTAINS BIND INSTRUCTIONS:
//SYSTSIN DD *
DSN SYSTEM(DSN7)
BIND PACKAGE(STPLEX4A_DSN7.MELPKG1)-
OWNER(MEL) -
MEMBER(RDZDB2) -
LIBRARY('MEL.D2.DB2DBRM') -
ACTION(REP) -
VALIDATE(BIND)
BIND PLAN(MELPLN1) -
PKLIST(STPLEX4A_DSN7.MELPKG1.*)
END
//* OR
//*UNCOMMENT AND TAILOR THE FOLLOWING IF YOUR SYSTSIN STATEMENT**
//*POINTS TO A DATA SET CONTAINING BIND INSTRUCTIONS
//*//SYSTSIN DD DSN=USERID.BIND(MEMBER),DISP=SHR
//*
/*
- 「OK」をクリックしてコンパイラー・プロパティーを保存します。
- 「リンク・オプション」プロパティー・ページを開き、ご使用のロード・モジュール・データ・セットが有効であることを確認します。
- 必要な DB2® および Language Environment® (LE) のデータ・セットをリンク・ライブラリーに追加します。
- 「ランタイム・オプション」プロパティー・ページを開き、ステップ名「RUN」をダブルクリックします。 「ランタイム・ステップ・オプション」ウィンドウが開きます。
- 「デバッガーを使用してバッチで実行」ラジオ・ボタンを選択します。
- 「実行プロシージャー名」を ELAXFTSO に変更します。
- 「追加の JCL」を以下のように変更します。
//******* ADDITIONAL RUNTIME JCL HERE ******
//TSOGO.SYSTSIN DD *
DSN SYSTEM(DB2SUBSYSTEMNAME)
RUN PROGRAM(RDZDB2) -
PLAN(PLANNAME) -
LIB('USER33.LOAD')
/*
- プロパティーを保存します。
- 「z/OS® プロジェクト」ビューで、メンバー RDZDB2 を含む区分データ・セットを右クリックし、そのリソースの「アセンブラー設定」プロパティー・ページを開きます。
- ステップ名「ASM」をダブルクリックします。
- 「オブジェクト・デック・データ・セット」および「マクロ・ライブラリー」について、指定したデータ・セットが存在することを確認します。
- 「z/OS プロジェクト」ビューで、RDZDB2 プログラムを右クリックし、「JCL の生成」>「コンパイル・リンクと実行用」を選択します。