CICS® Transaction Server for OS/390® を使用して、EXEC CICS ステートメントでの変換サポートを提供できます。
統合変換を使用すると、CICS 変換プログラムがコンパイラーから直接呼び出されるようになります。
したがって、EXEC CICS ステートメントは、実質的にほかのステートメントのように処理されます。
このタスクについて
できる限り、統合 CICS 変換の使用を推奨しますが、以下の状況で、独立 CICS 変換の使用が必要となる場合があります。
- テスト済みで安定した独自の JCL を使用してコードをコンパイルしたい場合
- 使用するコンパイラーが統合 CICS 変換をサポートしていない場合
コード上で構文検査を実行するためには、統合 CICS 変換を使用しなければならない ことに注意してください。
CICS Transaction Server for OS/390 を使用した COBOL での統合 CICS 変換サポートを使用可能にするには、以下の手順に従ってください。
手順
- 「COBOL 設定」プロパティー・ページを開きます。
- 「プロシージャーおよびステップ」タブをクリックします。
- 「CICS を使用」チェック・ボックスを選択します。 これによって、チェック・ボックスの隣のドロップダウン・リストがアクティブになります。
- ドロップダウン・リストで、
リモート・システムにインストールされている CICS のレベルを選択します。
- 「ELAXFCOT」をクリックし、「プロシージャーを使用不可にする」をクリックして、変換プロシージャーを使用不可にします。
- 「適用」をクリックします。
- 「プロパティー」ウィンドウの左側のメニューで、「リンク・オプション」をクリックします。 リンカー・プロパティー・ペインが右側に開きます。
- 「ELAXFLNK」の横の
+ をクリックし、「LINK」をクリックし、「ステップの編集」をクリックします。 「リンク・ステップ・オプション」ウィンドウが開きます。
- 以下のフィールドに入力し、「OK」をクリックします。
- リンク・ライブラリー
- コードをリンクするためのライブラリー。
例えば、このフィールドに CICSVS.TS230.CICS.SDFHLOAD と CEEV2R10.SCEELKED を指定できます。
- 指定されたリンク指示を使用
- このオプションを選択し、その下のフィールドに以下のリンク・エディット制御カードを入力します。
INCLUDE SYSLIB(DFHELII)
INCLUDE SYSLIB(EQUDCCXT)
ORDER CEESTART
- ロード・モジュールのロケーション
- リンク・ステップ後に、ロード・モジュールを配置するデータ・セット。
例えば、これを、CICS 領域の DFHRPL 連結に設定できます。
- 「適用」をクリックします。
次のタスク
これで、構成したリソース上で、リモート構文検査を実行したり、リモート・ビルドを実行したりすることができます。
コンパイラー・プロパティー・ペインで、+ をクリックして
「ELAXFCOT」を展開し、
「COBTRAN」をクリックしてから、
「ステップの編集」をクリックすることにより、追加のコピー・ライブラリー、コンパイラー・オプション、および JCL を指定できます。