RECORD I/O はサポートされますが、次の制約事項があります。
なお、ENVIRONMENT 属性の TOTAL オプションはサポートされていないため、TOTAL オプションを使用したファイルに対する入出力操作は一般に、旧コンパイラーの場合よりパフォーマ ンスが劣ります。
しかしながら、TOTAL オプションの旧実装では、ライブラリーの入出力制御ブロックのレイアウトおよび DFSMS 制御ブロックのレイアウトの両方について認識しているコンパイラー生成コードに依存していました。すなわち、それらのレイアウトのいずれかが変更された場合、そのコードは破損することになります。したがって、ライブラリー・コードは変更できず、固定レベルの DFSMS 制御ブロックを使用し続ける (または使用しているように見せかける) 必要がありました。 その結果の 1 つとして、旧ライブラリーでは、ユーザーのロード・モジュールのコンパイラー生成コードでは、入出力バッファーが標準以下であることを認識しているため、標準以上のバッファーを使用できませんでした。(また、Enterprise PL/I が TOTAL オプションの実装を開始する場合は、Enterprise PL/I が、標準以上、あるいは制限を超えるバッファーを使用できません。) この硬直的な相互依存性は、TOTAL オプションを使用しない場合でも障害を及ぼす不適切な設計です。
さらに、コードがすべてのライブラリー・コードを迂回し、エラー処理で少なくとも問題があると言えたため、TOTAL オプションには固有の危険がありました。