Developer for System z バージョン 7.6.1
TXSeries を使用したローカル COBOL CICS トランザクションのビルド
始める前に
ワークステーションに IBM® TXSeries for Multiplatforms をインストールしておく必要があります。このトピックの手順では、これをデフォルト・ロケーションである
C:¥opt¥cics
にインストールしたことを前提とします。別の場所にインストールした場合は、それに応じて手順を調整する必要があります。
プロジェクトの作成
手順
「z/OS プロジェクト」
ビューで、
「新規」>「プロジェクト」
を選択します。
「新規プロジェクト」
ウィンドウが開きます。
「+」
をクリックして、「例 (Examples)」セクションを展開します。
「+」
をクリックしてワークステーション COBOL セクションを展開して、
「COBOL サンプル (CICS)」
を選択し、
「次へ」
をクリックします。
新規プロジェクトの名前を指定し、プロパティー・グループを選択して、
「完了」
をクリックします。
新規プロジェクトが「z/OS® プロジェクト」ビューに追加されます。このプロジェクトには、BuildOutput フォルダーと、ソース・ファイル
TIMEZONE.cbl
を含む cobol フォルダーが含まれています。
重要:
TIMEZONE サンプル・プログラムは、Windows® 環境でビルドされて実行されるように書かれています。TIMEZONE ソースを 390 環境にコピーする場合、CICS® 4.1 以上を使用しているのであれば、READ DATASET は無効になっているため、EXEC CICS ステートメントを READ FILE に変更する必要があります。
ビルド・オプションの設定
手順
作成した新規プロジェクトを右クリックし、
「プロパティー・グループ」>「関連プロパティー・グループの編集」
をクリックします。
プロパティー・グループ・エディターで、
「COBOL」
タブをクリックして、
「ローカル COBOL オプション (Local COBOL Options)」
プロパティー・グループを選択します。
ビルド・オプションを以下の値に設定します。
オプション
値
コンパイル・オプション
TEST,ADATA,EXIT(ADEXIT(FTTFDBKW))
SYSLIB
c:¥opt¥cics¥include
CICS オプション
CICSNT -lIBMCOB -adesvp
注:
TXSeries を、 デフォルトのインストール場所にインストールしなかった場合は、SYSLIB 値の
c:¥opt¥cics
の部分を、TXSeries がインストールされているディレクトリーに変更してください。
「リンク」
タブをクリックして、
「ローカル・リンク・オプション」
プロパティー・ページを開き、
「リンク・オプション」
を以下の値に設定します。
/de c:¥opt¥cics¥lib¥cicsprIBMCOB.lib
注:
TXSeries を、 デフォルトのインストール場所にインストールしなかった場合は、2 番目のリンク・オプションの値の
c:¥opt¥cics
の部分を、TXSeries がインストールされているディレクトリーに変更してください。
プロパティー・グループへ変更を保存して終了します。
実行可能ファイルのビルド
手順
このシナリオ用に作成したプロジェクトを選択します。
右クリックし、
「プロジェクトを再ビルド」
を選択します。
TIMEZONE.IBMCOB という名前のファイルが BuildOutput フォルダーに追加されます。このファイルは、ユーザーが TXSeries で使用する実行可能ファイルです。
関連概念
プロパティー・ページはどこにありますか?
関連タスク
TXSeries を使用したローカル COBOL CICS トランザクションの実行
TXSeries を使用したローカル CICS トランザクションのデバッグ
スマート論理 COBOL および PL/I ファイルに対するローカル・ビルド・オプションの設定
ご利用条件
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