Rational Developer for System z バージョン 7.6.1

リモート DB2 接続を使用したローカル・バッチ COBOL アプリケーションのビルド

このチュートリアルでは、リモート DB2® 接続を使用してローカル・バッチ COBOL アプリケーションをビルドする方法について説明します。

始める前に

始める前に、リモート・データベース接続が DB2 マネージャーにカタログされていることを確認してください。 この接続をセットアップするための情報は、Web アドレス http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9/index.jsp にあります。 目次で、「構成 (Configuring)」->「データベース・システム (Database systems)」->「クライアント/サーバー通信 (Client-to-server communications)」>「構成アシスタント (CA) を使用したクライアント/サーバー接続の構成 (Configuring client-to-server connections using the Configuration Assistant (CA))」を開きます。

このシナリオでは、ローカル z/OS® プロジェクトを作成済みであると想定しています。

このタスクについて

リモート DB2 接続を使用してローカル・バッチ COBOL アプリケーションをビルドするには、以下の手順に従ってください。

手順

  1. 「ローカル COBOL ビルド・オプション」プロパティー・ページを開きます。
  2. 「SYSLIB」フィールドに、DB2 sqlca.cbl ファイルへのパスと、その後にプログラムが使用する コピーブックのある他のパスを、セミコロンで区切って入力します。 デフォルトのパスは、C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a です。コピーブックが COBOL ソースと同じプロジェクトにあっても、プロジェクト・パスは SYSLIB に組み込まれていることが必要です。 例えば、C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥include¥cobol_a;C:¥myProject¥source のように指定します。
  3. 「ソースに組み込み SQL が含まれている」チェック・ボックスをクリックします。
  4. データベース接続がプロジェクト用に構成されている場合は、「参照」ボタンをクリックして、データベース接続のリストから データベース接続名を選択して、「OK」をクリックします。
  5. データベース接続がプロジェクト用に構成されていない場合は、以下の手順に従ってください。
    1. 「新規接続」をクリックして、「新規接続の作成 (Create New Connection)」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ」を クリックします。
    2. 「接続パラメーター (Connection Parameters)」ページで、開発に使用するデータベース・マネージャーを「データベース・マネージャーを選択してください (Select a database manager)」リストから選択します。 例えば、DB2 UDB zSeries® V7 を選択します。
    3. 「JDBC ドライバー」ドロップダウン・リストから、使用する JDBC ドライバーを選択します。 例えば、DB2 UDB のデフォルトは IBM DB2 Universal です。
    4. 「接続 URL 詳細 (Connection URL details)」フィールドに、リモート・データベースのロケーション、ホスト、およびポート番号を入力します。
    5. 「ユーザー情報 (User information)」フィールドに、ユーザー ID とパスワードを入力します。
    6. 「接続のテスト (Test Connection)」ボタンをクリックして、接続パラメーターが正しいことを 確認し、「完了」をクリックします。
  6. 「ローカル・リンク・オプション」ページで、「リンク・オプション」/de db2api.lib に 設定し、「完了」または「OK」をクリックします。
  7. 「z/OS プロジェクト」ビューで、ご使用の COBOL プログラムを選択して、「エントリー・ポイントとして指定」を ポップアップ・メニューから選択します。
  8. プロジェクト名を右クリックして、「再ビルド (Rebuild)」を選択します。 これで、BuildOutput フォルダーに生成された実行可能ファイルが、コンパイル済みアプリケーションとして実行可能および デバッグ可能になります。

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