ソートするデータのソースは、データ・セットから直接提供される場合と、ユーザーが作成したルーチン (ソート出口 E15) によって間接的に提供される場合とがあります。同様に、ソートされた出力の宛先も、データ・セットである場合と、ユーザー提供のルーチン (ソート出口 E35) である場合とがあります。
PLISRTA は、データ・セットからデータ・セットにソートするものであるため、すべてのインターフェースの中で最も単純なインターフェースです。PLISRTA プログラムの例を 図 37 に示します。ほかのインターフェースには、入力処理ルーチンまたは出力処理ルーチン、あるいはこの両方が必要です。
可変長レコードをソートするには、まず、 データ・セットを TYPE(VARLS) フォーマットに変換し、次にこの TYPE(VARLS) ファイルをソート・プログラムへの入力として使用する必要があります。 TYPE(VARLS) レコードには、先頭に 2 バイトの長さフィールドがあるため、レコード・サイズはそのレコードの長さより実際には 2 バイト小さくなります。 つまり、指定するレコード・サイズは、ファイルの最大レコード長より 2 バイト小さくする必要があります。
既存データ・ファイルから読み取り、 TYPE(VARLS) として宣言された出力ファイルに書き込む PL/I プログラムを作成することにより、データ・セットを TYPE(VARLS) ファイルに変換できます。