Rational Developer for System z
PL/I for Windows, Version 7.6, プログラミング・ガイド

メインフレーム・アプリケーションのワークステーション上でのコンパイル

メインフレームからワークステーションにプログラムを移動するときの最初の目標の 1 つは、これまで使用してきたアプリケーションを、エラーなしに新しい環境でコンパイルすることです。

メインフレームとワークステーションで使用される文字セットは異なります。このため、コンパイルのときにいくつかの問題が発生する場合があります。

組み込み制御文字
ソース・ファイルに '20'x より小さな 16 進値を持った文字があると、ワークステーション・コンパイラーは、そのファイルの行サイズを誤って解釈する場合があります。また、ファイル自体のサイズを誤って解釈する場合さえあります。このような値をエンコードするには、16 進文字定数を使用する必要があります。

ホストから、16 進エディターで入力された値に初期化された変数を持つソース・ファイルをダウンロード する場合、それらのいくつかの値は、ホストではより大きな値を持つにもかかわらず、'20'x より小さな 16 進値を持つ場合があります。

国別文字およびその他の記号
プラットフォーム間でプログラムを移植する場合、特定のコード・ページで国別文字およびその他の記号 (PL/I コンテキストにおいて) を使用すると、エラーが発生する場合があります。これは、論理「NOT」(¬) および論理「OR」(|) の記号、通貨記号、および PL/I ID における次のアルファベット・エクステンダーの使用についても当てはまります。

「NOT」、「OR」、および通貨記号に関連する問題を回避するには、NOT (NOTを参照)、OR (ORを参照)、 および CURRENCY (CURRENCYを参照) コンパイル時オプションを、*PROCESS ステートメントで使用します。 その他の文字に関連する問題を回避するには、NAMES (NAMESを参照) コンパイル時オプションを使用して、 特別言語の文字および記号を定義してください。


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