目的
このチュートリアルは、リモート・システム上で COBOL アプリケーションを実行する場合の
Rational® Developer for System z® の機能の一部を説明します。区分データ・セットを
割り振る方法、z/OS® プロジェクトを
作成する方法、COBOL ソースから実行可能コードをビルドする方法、リモート・システムでアプリケーションを実行する方法、
およびリモート・システムでアプリケーションをデバッグする方法について説明します。
前提条件
このチュートリアルを開始する前に、z/OS システム管理者が
z/OS ビルド・サーバー
およびリモート・システム・エクスプローラー・サーバーを構成し、始動していることを確認してください。
これらの必須コンポーネントのインストールおよび構成についての情報は、インストール CD 1 にある「ホスト構成ガイド」を参照してください。
ステップ
- z/OS プロジェクト・パースペクティブへの切り替えを行います。
- z/OS リモート・システムに対する新しい RSE 接続を作成します。
- 「リモート・システム」ビューの「MVS ファイル」の下で「ユーザー・データ・セット」フィルター (デフォルトで作成されます) を展開し、z/OS リモート・システム上で使用可能なデータ・セットのリストを表示します。
- z/OS リモート・システム上で新規区分データ・セットを割り振ります。この区分データ・セットは COBOL ソース・ファイルを含むようになります。「区分データ・セットの割り振り」ウィンドウで、使用タイプごとに特性を指定することを選択し、カテゴリー・タイプとして「ソース」、ソース・タイプとして「COBOL」を選択します。
- 「ファイル」>「新規」>「例 (Example)」をクリックします。
「ワークステーション COBOL」を展開し、
リストの「COBOL サンプル 1」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
- プロジェクト名として LocalCOBOLSample を指定し、「完了」をクリックします。
- COBOL ソース・ファイルの PrintApp.cbl と StartApp.cbl を、
前に割り振った区分データ・セットにコピーします。
- SampleProject という名前の z/OS プロジェクトを作成します。
- RemoteCOBOLSample という名前の MVS サブプロジェクトを作成します。以下の JCL を追加して、ELAXFCOC プロシージャーの下に
COBOL ビルド・ステップを構成します。
//SYSOUT DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSIN DD *
Ben
Q
/*
//
- 前に割り振った区分データ・セットを RemoteCOBOLSample
サブプロジェクトに追加します。
- エントリー・ポイントとして STARTAPP.cbl を使用し、RemoteCOBOLSample
サブプロジェクトをビルドします。ビルド操作の最後に、リスト、オブジェクト・デック、および生成済みロード・モジュールがサブプロジェクトに追加されます。
- 生成済みロード・モジュールを右クリックして、「アプリケーションを実行」をクリックし、アプリケーションを実行します。
または、コンテキスト・メニューの「アプリケーションをデバッグ」をクリックして、
アプリケーションをデバッグします。