Rational Developer for System z バージョン 7.6.1

プロパティー・グループによるリソース・プロパティーの管理

MVS サブプロジェクト、ローカル COBOL および PL/I プロジェクト、さらにそれらのリソースで共用可能なプロパティー値を含むプロパティー・グループを作成できます。

このタスクについて

プロパティー・グループ とは、ローカル COBOL および PL/I プロジェクトまたは特定のリモート・システムに対して定義するプロパティー値の集合です。プロパティー・グループの値を定義すると、そのシステムで作成した z/OS®プロジェクト、サブプロジェクト、およびリソースにその値を適用できます。プロパティー・グループは、リソース・プロパティーを管理するため、それらをシステム、プロジェクト、リソース、およびユーザー間で簡単に共用するため、およびご使用の開発およびビルド環境で一貫性を維持するための方法となります。

例えば、ご使用の環境でデバッグを行うときに必要な値を含むプロパティー・グループを定義しておき、プロジェクトまたはサブプロジェクトのプログラムをデバッグする必要がある場合に、使用するリソースにそのプロパティー・グループを適用できます。JCL ジョブ・カードおよびデータ・セットなど、特定のプロパティー値を変更する必要があるときに、このプロパティーをプロパティー・グループで 1 回で変更できます。変更内容は、そのプロパティー・グループに関連付けられているすべてのリソースに反映されます。

プロパティー・グループは追加、コピー、削除、編集、インポート、およびエクスポートができます。システム上の物理リソース (システム、ファイル、およびデータ・セット) と論理リソース (プロジェクトおよびサブプロジェクト) は、特定の状態のときにオーバーライド可能なプロパティー・グループに関連付けることができます。プロパティー・グループは互いに独立しています。つまり、あるプロパティー・グループのプロパティー値を変更しても、それは他のプロパティー・グループのプロパティー値には影響しません。

サイトでは、システム・プロパティー・セットおよびデフォルト・プロパティー値を作成して、それらをユーザーが使用可能な状態にできます。システムへの接続が確立されると、Rational® Developer for System z® は、そのシステムでシステム・プロパティー・グループ・ファイルおよびデフォルト値ファイルを検索します。これらのファイルが検出された場合は、そのプロパティー・グループまたはデフォルト値がロードされて、使用可能になります。説明については、プロパティー・グループおよびデフォルト・プロパティー値の構成を参照してください。

プロパティー・グループの作成と使用について詳しくは、以下のトピックのいずれかを選択してください。

手順


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