磁気テープの処理オプション LEAVE および REREAD を使用すると、磁気テープ・ボリュームの終わりに達したとき、または磁気テープ・ボリューム上のデータ・セットが閉じたときにとるアクションを指定できます。LEAVE オプションは、テープが巻き戻されないようにします。REREAD オプションは、テープを巻き戻して、データ・セットの再処理を可能にします。これらのいずれかを指定しない場合、ボリュームの終わりまたはデータ・セットのクローズ時のアクションは、関連 DD ステートメントの DISP パラメーターによって制御されます。
>>-+-LEAVE--+-------------------------------------------------->< '-REREAD-'
同じプログラムでデータ・セットを最初は順方向に読み取るか書き込み、次に逆方向で読み取る場合は、ファイルが閉じられたとき (または、マルチボリューム・データ・セットの場合、ボリューム切り替えが生じるとき) にボリュームが巻き戻されないように LEAVE オプションを指定してください。
LEAVE および REREAD オプションの影響は、表 18に要約されています。
|
ENVIRONMENT オプション |
DISP パラメーター |
処置 |
|---|---|---|
| REREAD | -- | データ・セットを再処理する現行ボリュームの位置を決めます。 |
| LEAVE | -- | 現行ボリュームをデータ・セットの論理終了に位置決めします。 |
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REREAD も LEAVE も指定しない |
PASS DELETE KEEP, CATLG, UNCATLG |
データ・セットの終わりに ボリュームの位置を決める。 現行ボリュームを巻き戻す。 現行ボリュームを 巻き戻し・アンロードする。 |