このトピックには、KSDS VSAM クラスターの編集に関する内容が含まれています。
KSDS VSAM クラスターには固有キーに基づいた索引が付いています。データ・セット内のレコードはすべて、キー値の順序で保管されます。フォーマット済みデータ・エディターの編集セッション時に、テーブル・モードでは、デフォルトでこのキー・フィールドが青で強調表示されます。この目的は、レコード・キーが変更中であることを認識しやすくするためです。キーを強調表示するのに使用する色は、「設定」パネルで変更できます。キーが変更されると、保存操作時にデータ・セット内でレコードの移動が起こる可能性がありますが、保存の実行が終了するまでこの移動は認識されません。
特に、カット/コピー・アンド・ペースト操作または複数の新規レコードの作成などで、重複キーが作成される可能性もあります。 データ・セット内に同じキーのレコードが複数存在し、クライアントがそれを認識している (レコードがすべて選択されている) 場合、クライアントは、重複キーを含むレコードをすべて赤のテキストで表示します。さらに、テーブル・ビューでマウス・カーソルを重複フィールドまたは左端の列の上に移動すると、重複キーのエラー・メッセージが表示されます。これらの重複が解決されるまで、変更を保存することはできません。選択されたレコードと未選択レコードの間でキーが重複する場合、フォーマット済みデータ・エディターには、未選択レコードのキーを認識する方法がないため、そのエラーは、保存操作が要求されるまで表示されません。