Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.9, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

Enterprise PL/I V3R8 からの移行

V3R9 コンパイラーは、V3R7 および V3R8 コンパイラーと同様に、PDSE にインストールする必要があります。 また、(これも V3R7 および V3R8 コンパイラーと同様ですが) LE ランタイム・オプション XPLINK は、コンパイラーの呼び出し時に常にオンにする必要があります。 IBMZPLI を使用してバッチで、または pli コマンドを使用して Unix System Servies でコンパイラーを呼び出した場合は、 コンパイラー自体によって XPLINK(ON) で確実に実行されます。 ただし、それ以外の方法でコンパイラーを呼び出す場合は、ユーザーが XPLINK(ON) を確実に有効にする必要があります。

Enterprise PL/I V3R9 には、新しいオプションと、古いオプションで新しいサブオプションを持つものがいくつかありますが、これらの新しいオプションおよびサブオプションのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは Enterprise PL/I V3R8 (または V3R3 以降のリリース) コンパイラーが生成したコードと互換性のある実行可能コードを生成します。ただし、次の例外があります。

コンパイラーは、見かけ上未使用の %INCLUDE ステートメントにフラグを立てないようになりました (これは、フラグを要求したユーザーを含め、多くのユーザーに混乱をきたし、誤ったアラームになることが多すぎたためです)。

したがって、上記の注意により、デフォルト・オプションを使用すれば、V3R7 および V3R8 でコンパイルしたコードと V3R9 でコンパイルしたコードを自由に混合することができます。そのため、V3R8 (または V3R7、V3R6、V3R5、V3R4、V3R3) から V3R9 に移行する場合、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。

V3R2 から V3R9 に移行する場合であっても、前の節の BACKREG、BIFPREC、および EXTRN オプションに関する注意事項に留意すれば、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。

また、「プログラミング・ガイド」で記述されているように、V3R9 には新しいオプションおよび古いオプションに追加されたサブオプションが導入されましたが、そのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは V3R8 以前のコンパイラー下で生成されたコードと同じコードを生成します。 新しいオプション

新しいサブオプションを持つオプション

要約すると、これらのオプションに対する変更は次のとおりです。

また、V3R9 コンパイラーでは、COMPACT および TUNE オプションのサポートが除去されました。


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