Rational Developer for System z

PL/I ファイルのリアルタイム構文検査

System z® LPEX エディターおよび PL/I エディターは、PL/I ファイルと、組み込み CICS® ステートメントおよび組み込み SQL ステートメントの構文を自動的に検証します。

このエディターには、リアルタイム構文検査を実行して、エラーについて説明する注釈を付ける機能があります。 エラーが検出されると、警告アイコン (黄色の三角形内に感嘆符) が表示されます。エラーを説明する注釈を参照するには、マウスをアイコン上に移動させます。報告されるエラーの最大数は、200 個です。

リアルタイム構文検査をオフにするには、「リアルタイム構文検査」設定ページで「構文パーサーを無効にする」を選択します。 SQL の注釈を使用可能または使用不可にするには、「EXEC SQL ステートメント」設定ページを使用します。

System z LPEX エディターおよび COBOL エディターでは、COBOL ソース・ファイル内にある以下の種類のエラーを検査します。

以下のセクションでは、エディターが PL/I ファイルで検出するエラーの種類の例を示します。

構文エラーの例

以下の HelloApp.pli サンプル・プログラムからの例では、 Do forever; ステートメントにエラーのフラグが立てられています。

PL/I 構文内でエラーを示しているフラグ

フラグにカーソルを合わせると、エラーを説明する注釈が表示されます。

PL/I 構文内のエラーを説明する注釈。

欠落したインクルード・ファイルの例

Global Auto Mart サンプル・アプリケーションを使用した以下の例では、GAM0ICT インクルード・ファイルが欠落しています。

欠落したインクルード・ファイル用の注釈。

宣言されていない変数の例

宣言されていない変数をプログラムが使用すると、エディターによって警告が表示されます。 HelloApp.pli サンプル・ファイルを使用した以下の例では、プログラムによって theAnswer2 という名前の変数が宣言されていますが、theAnswer という名前の変数が使用されてます。

制限

以下の正しい PL/I 構文構造は、エラーとして示されます。 以下の正しくない PL/I 構文構造は、エラーとして示されません。
NAMES、OR、および NOT コンパイラー・オプションは、PROCESS ステートメントおよび PL/I プログラムに関連付けられたプロパティー・グループでサポートされています。リモート・システムで指定されたデフォルトの OR コンパイラー・オプションおよび NOT コンパイラー・オプションはサポートされていません。その他のコンパイラー・オプションはサポートされていません。

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