Rational Developer for System z

MVS™ ファイルの双方向変換の完全性の保持

System z® LPEX エディター、COBOL エディター、および PL/I エディターでは、あるエンコード (コード・ページ) から別のエンコードに文字を変換し、さらに元のエンコードに戻した場合に、文字が元の状態のままであることが保証されます。

System z LPEX エディター、COBOL エディター、または PL/I エディターでリモート・ファイルを編集する場合、リモート・システム上でそのファイルを直接編集しているように見えますが、実際は、ローカル・ワークスペース内のキャッシュにファイルがダウンロードされ、編集が完了したときにリモート・システムに保存されます。 ワークステーションにダウンロードした後、リモート・システムにアップロードするこの処理には、リモートでの EBCDIC ベース・エンコード (例えば、IBM-037) と、ローカルでの ASCII または Unicode ベースのエンコード (例えば、Cp1252 または UTF-8) の間でのファイル・コンテンツの変換が含まれます。Rational® Developer for System z は、リモートからローカルへのファイル・マッピングで説明されているように、コード・ページ・マッピングを使用して、リモートとローカルのエンコードを決定します。

関係するコード・ページによっては、特定の文字が、あるコード・ページから別のコード・ページへ変換された後に、正確に元の状態に戻らないことがあります。 双方向の変換の完全性を保つために、エディターでは、ユーザーがリモート・ファイル・システムにファイルを再び保存してそのファイルを壊すことがないように、リモート・ファイルが参照モードで開きます。さらに、双方向の変換が完全性を保って行われない文字は強調表示されます。

注: ワークステーションのコード・ページを UTF-8 に設定することで、正しく転送されない文字の数を減らすことができます。 ただし、ローカル・コンパイラーは、UTF-8 のソース・ファイルを受け入れない場合もあります。

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