「ソフトウェア分析結果」ビューには、コード・レビューの結果が表示されます。
コード・レビューの結果は、ヒストリー に保管されます。 「ソフトウェア分析結果」ビューで、作業するヒストリーを選択し、ヒストリーの内容を調べて、ヒストリーに記述されているコード・レビューでの問題を修正することができます。
ヒストリー、結果、およびレポートのパーシスタンス
コード・レビューによって生成されるヒストリーおよび結果は、Developer for System z® が開いている間保持されます。
- ヒストリーは、「ソフトウェア分析結果」ビューの左ペインに新しい順に表示されます。
- 同じビューの右ペインに、現在選択されているヒストリーの結果が表示されます。
- ソース・コードの問題にマークを付けるために使用されるアイコンと強調表示が、COBOL または PL/I エディターおよび System z LPEX エディターによって、ソース・コード・ファイル内に表示されます。
これらの項目は、Developer for System z を閉じると失われます。
注: HTML または PDF 形式でレポートを作成して、そのレポートをワークステーションのファイル・システムに保存することにより、ヒストリーおよびそのコンポーネントの結果を保存できます。
注: 組み込み規則、カスタム規則、およびユーザー作成規則などのソフトウェア分析構成は、Developer for System z を開いてから閉じるまでの間保持されます。また、以下のことができます。
- 構成エディターとワークステーションのファイル・システムとの間で、ソフトウェア分析構成をエクスポートまたはインポートすることができます。
- クライアントへのプッシュ・コンポーネントを使用して、z/OS® サーバーからクライアント・ワークステーションに構成を配布することができます。
ヒストリーの選択
「ソフトウェア分析結果」ビューの左ペインには、Developer for System z を開いた後に実行されたコード・レビューのヒストリーがリストされます。 各結果は、1 回のコード・レビューの結果をまとめたものです。 図 1 に、ヒストリーのリスト項目の例を示します。
項目には、使用された分析構成の名前 (Cobol Tool Dev 041)、コード・レビューの日時、ヒストリー内の個々の結果の数 (38)、およびコード・レビューの処理時間 (0 ミリ秒) が含まれています。
ヒストリーの内容を表示するには、以下のようにします。
- 左ペインで、ヒストリーを選択します。
- そのヒストリー内の結果が、右ペインに表示されます。
これ以外にも、ヒストリーに以下の操作を実行できます。
- ヒストリーを削除するには、エントリーを右クリックして「削除」をクリックします。
- レポートを生成するには、エントリーを右クリックして「ヒストリー・レポート作成 (History Reporting)」をクリックします。
ヒストリー内の結果の表示
「ソフトウェア分析結果」ビューの右ペインには、左ペインで選択されるヒストリーの結果が表示されます。
結果は、カテゴリー (「命名規則」、「パフォーマンス」など)、規則、ソース・ファイル名、および行番号に従ってグループ化されます。
図 2 に、リストの一部の例を示します。
図 2. 右側のペイン: 1 つの結果のリスト項目
この図で、規則カテゴリーは「プログラム構造」という組み込みカテゴリーです。 規則は「ACCEPT ステートメントを避ける」という組み込みルールです。この規則は、アイコン
で示されているように「警告」という重大度が割り当てられています。 規則の下に 2 つの結果がリストされています。各結果は、このタイプの問題が検出されたソース・コード・ロケーションを参照しています。 各結果には、規則の重大度アイコン、ソース・コード・ファイル名、行番号、および規則のテキストが含まれています。
ツールバーのボタンをクリックして、以下のように結果をフィルターに掛けることができます。
表 1. 分析の結果のフィルタリング| ボタン: |
効果: |
処理: |
 |
フィルター処理はオフです。 |
コード・レビュー構成に指定されているすべての規則とカテゴリーを表示します。 |
 |
フィルター処理はオンです。 |
結果が見つかった規則とカテゴリーだけを表示します。 |