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構成のスコープと規則の選択

このトピックでは、ソフトウェア分析構成のスコープと規則を選択する方法について説明します。
このトピックには、以下のサブトピックがあります。

スコープと規則の選択

次のステップを実行します。
  1. ソフトウェア分析構成エディターを開きます。 ソフトウェア分析構成エディターを開くを参照してください。
  2. エディターの左側のペインで、新しいソフトウェア分析構成を作成するか、または既存の構成をベースにしたソフトウェア分析構成を作成します。
    • 新しい構成を作成する: 新しいソフトウェア分析構成を作成するには、以下のいずれかを行います。
      • ツールバーの 新規起動構成 をクリックします。
      • 「Software Analyzer」ツリーの任意のノードを右クリックして、「新規」をクリックします。
      • ツリーの一番上にある「Software Analyzer」ノードをダブルクリックします。
    • 構成を複製する: 既存の構成に基づいて新しい構成を作成するには、以下のいずれかを行います。
      • 「Software Analyzer」ツリーから既存の構成を選択して、ツールバーの 複製 をクリックします。
      • 「Software Analyzer」ツリーから既存の構成を右クリックして、「複製」をクリックします。
    注:
    • ボタンやメニュー項目が使用不可になっている場合は、「Software Analyzer」ツリーの任意のノードを選択して使用可能にしてください。
    • 「Software Analyzer」ツリーが表示されていない場合は、フィルター入力フィールドをクリアして表示してください。
  3. 「名前」フィールドに、新しいソフトウェア分析構成の名前を入力します。
  4. 「スコープ」タブで、新しいソフトウェア分析構成のスコープを選択します。 スコープは、ソフトウェア分析を適用するソース・コード・ファイルを識別します。 表 1 に、選択可能な値を示します。
    表 1. スコープの値
    スコープの選択肢: 対象となるスコープ:
    ワークスペース全体の分析 ワークスペース内のすべてのソース・コード・ファイル。
    リソース・ワーキング・セットの分析 選択したリソース・ワーキング・セット内のすべてのソース・コード・ファイル。
    選択したプロジェクトの分析 選択したプロジェクト内のすべてのソース・コード・ファイル。
    注: このリスト内のプロジェクトは、プロジェクト・エクスプローラーの表示の設定に基づいてフィルタリングされます。 この設定を変更するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「モデリング」 > 「表示」 > 「プロジェクト・エクスプローラー」の順にクリックします。

    ソフトウェア分析構成の実行時に、構成されているスコープを別のスコープに指定変更できます。 コード・レビューの起動と、実行時のスコープを参照してください。

  5. 「規則」タブで、この分析構成に組み込む規則を選択します。 それぞれの規則の意味については、以下の各トピックで説明します。
    ヒント: 規則の上にカーソルを移動すると、規則の説明が表示されます。 また、規則を選択して F1 を押すと、規則についての情報が表示されます。
    ヒント: 特殊なカテゴリーの規則を識別または使用可能にする場合は、組み込み規則セットを使用してください。 組み込み規則セットの使用を参照してください。
    次のステップを実行します。
    1. 「分析対象ドメインおよび規則」ツリーで、「COBOL コード・レビュー」または「PL/I コード・レビュー」ドメインを展開します。
    2. 規則のカテゴリーを展開します (「プログラム構造」など)。
    3. 規則を選択します (「ACCEPT ステートメントを避ける」など)。
    4. 「プロパティー」タブで、以下のように操作します。
      1. 規則の重大度を設定します。 表 2 に、重大度として設定できる値を示します。
      2. カスタム・パラメーターがあれば、その値を設定します。
    表 2. 重大度レベル
    アイコン 重大度レベル 説明
    推奨 最も低い重大度レベルです。 この結果が示す問題は深刻ではありませんが、修正する必要があります。
    警告 この重大度レベルは、解決が必要な問題がリソースにある可能性が非常に高いことを示します。
    重大 これは最も高い重大度レベルで、 問題を解決する必要があることを示します。
  6. 「適用」「戻す」:
    • 変更を保存するには、「適用」をクリックします。
    • 直近の「適用」より後に加えられた変更を元に戻すには、「戻す」をクリックします。
  7. 「分析」「閉じる」:
    • エディターを閉じて、ソフトウェア分析構成を実行するには、「分析」をクリックします。
    • エディターを閉じるには、「閉じる」をクリックします。

組み込み規則セットの使用

特殊なカテゴリーに属している規則を識別または使用可能にする場合は、組み込み規則セットを使用してください。 現時点では、以下の COBOL および PL/I 組み込み規則セットがあります。
  • RDz 8.0 で追加された COBOL 規則
  • RDz 8.5 で追加された COBOL 規則
  • COBOL ベスト・プラクティス・コード・レビュー
  • RDz 8.5 で追加された PL/I 規則
  • PL/I ベスト・プラクティス・コード・レビュー
規則セットに属している規則を識別するには、以下のようにします。
  1. 「規則セット」リストを展開します。
  2. 「COBOL ベスト・プラクティス・コード・レビュー」などの規則セットを選択します。
「分析対象ドメインおよび規則」ツリーで、選択された規則セットに属している規則が太字で表示されます。

例えば、「COBOL ベスト・プラクティス・コード・レビュー」規則セットを選択すると、そのセット内の規則が、ツリーの「COBOL コード・レビュー」ノードの下に太字で表示されます。

規則セットに属している規則を有効にするには、以下のようにします。
  1. 「規則セット」リストを展開します。
  2. 「COBOL ベスト・プラクティス・コード・レビュー」などの規則セットを選択します。 選択したセット内の規則が、ツリーの「COBOL コード・レビュー」ノードの下に太字で表示されます。
  3. 「設定」を選択します。
セット内の各規則のチェック・ボックスを選択すると、その規則が有効になります。
例えば、2 つの規則を除くすべての COBOL ベスト・プラクティス規則を含む分析構成を作成する場合を考えてみます。 これを行うには、次のようにします。
  1. 規則セットを選択します。 ツリーで、規則セット内の規則が太字で表示されます。
  2. 「設定」をクリックします。 セット内の各規則のチェック・ボックスを選択すると、その規則が有効になります。
  3. コード・レビューに組み込みたくない 2 つの規則の前のチェック・ボックスのチェック・マークを外します。
  4. 「適用」をクリックして、設定を保存します。


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