このトピックでは、コード・レビュー・アプリケーションの概要を説明します。
フィーチャー
コード・レビュー・アプリケーションは、Linux または Windows のコマンド行から呼び出されます。機能は、製品ワークベンチのユーザー・インターフェースから起動されるコード・レビュー・プロセスの機能に似ています。
同じ言語固有標準規則 (COBOL および PL/I)、同じタイプのカスタム規則とカスタム・カテゴリー (COBOL および PL/I)、同じタイプのユーザー作成カスタム規則 (COBOL) をサポートします。
使用する規則の重大度は同じであり、スコープの概念も同じです。
コード・レビュー・アプリケーションには、さらに以下のフィーチャーが含まれます。
- 製品ワークスペースの内部かまたは外部にあるソース・コード・ファイルの分析。
- 1 回の呼び出しで複数のプロジェクトまたはディレクトリーを処理するためのバッチ・サポート。
- 特定のソース・コード・ファイルの包含リストおよび除外リストのサポート。
- 他のアプリケーションのソース・ファイルとして使用できる XML および CSV データ出力ファイルの生成。
- コード・レビュー・アプリケーションを呼び出す方法の実施例を示すサンプル・スクリプト。
コード・レビュー・アプリケーションを実行するためのステップ
コード・レビュー・アプリケーションを実行するためのステップの概要は、以下のとおりです。
プロセスの詳細は、各ステップに続けて示したヘルプ・トピックで説明しています。
- 分析構成エディターで規則情報をエクスポートすることにより、規則ファイルを作成します。
規則セットのエクスポートまたはインポートを参照してください。
- コード・レビュー・アプリケーションを呼び出すときにパラメーターとして使用する値を決定します。例えば、ワークスペース、ソース・コード・ファイルがあるプロジェクトまたはディレクトリー、規則ファイルと出力ファイルのパスなどです。
コード・レビュー・アプリケーションのパラメーターを参照してください。
- Linux または Windows でコンソール・ウィンドウを開きます。
- コード・レビュー・アプリケーションを実行するためのコマンドを入力します。コード・レビュー・アプリケーションが完了するまで待ちます。
コード・レビュー・アプリケーションを呼び出すための構文を参照してください。
最初は、サンプル・スクリプトを使用してアプリケーションを呼び出すと便利です。
サンプル・スクリプトの実行を参照してください。
- 出力ファイルと生成されたデータ・ファイルの内容を調べます。
出力データ・ファイルの使用および出力情報の使用を参照してください。
Java ソース・ファイルの処理
Developer for System z® のコード・レビュー・コンポーネントは Java™ ソース・コード・ファイルを明示的にはサポートしないため、Java のサポートは文書化されていません。
ただし、コード・レビュー・アプリケーション (コード・レビュー分析構成エディターなど) は、Java コード・レビュー規則と Java ソース・コード・ファイルを、ある程度実際に認識して処理します。規則ファイルに Java コード・レビュー規則が含まれていて、Java ソース・コード・ファイルがスコープに入っていれば、コード・レビュー・アプリケーションはその出力情報と出力データ・ファイルに Java の結果を入れます。