AIX 用 COBOL アプリケーションの開発 - 概説

COBOL アプリケーションを開発するために使用できる機能の概説

Rational® Developer for Power Systems Software は Eclipse 機能、特にリモート・システム・エクスプローラー (RSE) 機能の優れたベースを拡張したもので、他の Eclipse ベースのツールと共にシームレスに動作します。 例えば、変更管理において Rational Team Concert と共に優れた動作を実現します。

COBOL 編集サポート経験は、Rational Developer for System z の編集サポート経験と共通しています。 開発者は、リモート・システム LPEX エディターで COBOL ソースを編集することができます。 特長は以下のとおりです。

リモート・システム LPEX エディターに加え、COBOL 用の新しいエディターによって、他の Eclipse ベースのエディターとの整合性を持つ編集環境が提供されます。 Eclipse ベースの COBOL エディターは、Java、C++、および他の Eclipse 言語エディターと一般的な動作においては同じです。 ただし、構文の強調表示、リファクタリング、ソース・アクションなど、言語固有の機能拡張も提供されます。

COBOL ソースは Eclipse プロジェクトに保管することができます。 これらのプロジェクトでは、AIX® サーバーから切断された状態で作業し、再接続時にソースを同期化するためのオプションを使用できます。 また、Eclipse を操作するソース・コントロール・プロバイダーとのチーム共有も可能になります。 プロジェクト内のソースをビルドすることができ、ソースで問題がある行を開発者が手早く見つけられるよう、エラー・フィードバックが標準 Eclipse メカニズムに統合されています。

Eclipse からの統合データ・ツールを使用して、SQL データベースを管理し、照会を試すことができます。

リモート・システム・エクスプローラーでは、AIX 上のファイル・システムおよびプロセスを目で見ることができます。 統合ウィンドウでシェルを起動し、AIX サーバーと対話することができます。

また Rational Developer for Power Systems Software は、C、C++、および COBOL で作成されたアプリケーションのデバッグのため、IBM® Debugger for AIX を統合します。 この機能は、AIX で稼働するデバッガー・エンジンにリモートに接続している、Windows ベースのクライアントで動作します。 デバッガーには、アプリケーション・ソース・ファイルと、それらのソース・ファイル内のエレメントが表示されます。 指定した行または条件のところで、単一ステップ、ステップスルー、ステップオーバー、または実行の停止を行うことができます。 実行を制御している間、変数、レジスター、メモリー、呼び出しスタック、およびその他のエレメントをモニターできます。

COBOL for AIX コンパイラーでは、既存の COBOL コードを使用して、最新のテクノロジーでアプリケーションをアップグレードできます。 COBOL for AIX の目標は、30 年以上にわたるアプリケーションの進歩の成果を、開発者が活用できるようにすることです。 必要な COBOL 機能を提供し、COBOL および Web 指向のビジネス・プロセスの統合を目指し続けます。 COBOL for AIX コンパイラーの資料については、以下を参照してください。


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