このタスクでは、コード・カバレッジ・データをワークベンチ・レポート、HTML レポート、またはエディターで表示する方法について説明します。

また、「エレメント」アイコン
を
使用して、報告されたエレメントにフィルターを掛けることもできます。
このアイコンは切り替えとして動作します。すべてのレポート・エレメントを表示するか、または
許容基準を満たしていないレポート・エレメントのみ表示するために使用できます。
レポートでは、失敗したエレメントはそれぞれ、赤い「x」オーバーレイで装飾されることに注意してください。
例えば、次のレポートは上のレポートにフィルターが掛けられた結果です。許容基準を満たしていないエレメントのみ表示されています。
payroll.cpp のコード・カバレッジ結果が表示されなくなったことが分かります。

最終的に、コンパイル単位 (ソース・ファイルや関数など) を ダブルクリックするか、またはコンパイル単位を右クリックして「エディターで開く」をクリックする ことによって、ワークベンチ・レポートからソースをエディターで開くことができます。
HTML レポートを使用すると、列をソートして、許容できないレベルのカバレッジを簡単に判別することができます。 コード・カバレッジ・データは、カバーされている行、合計行、またはカバレッジ % でソートできます。 レポートの列ヘッダーをクリックすると、ソート順が昇順から降順に切り替わります。
ある特定のモジュール、コンパイル単位、またはソース・ファイルにおける詳しいコード・カバレッジ結果を表示するには、その項目をクリックしてください。 例えば、次のレポートで payroll.cpp ソース・ファイルをクリックするとそのコード・カバレッジ詳細が表示されます。
概要レポートに戻るには、「パンくず」を使用してください。
例えば、パンくず
で「全体の概要」をクリックすると、全体の概要に戻ります。
ソース・コードを開いて、そのコード・カバレッジ結果をエディターで表示するには、ワークベンチ・コード・カバレッジ・レポートで コンパイル単位 (ソース・ファイルや関数など) をダブルクリックするか、またはコンパイル単位を右クリックして「エディターで開く」を クリックします。 (この機能は、HTML レポートではサポートされていません。) 行ごとにコード・カバレッジを示す、装飾付きのソースがエディターで開きます。 デフォルトで、行の横にある緑色のバーは行がカバーされていたことを、赤色のバーは行がカバーされていなかったことを示します。 標識の上にマウス・ポインターを置くと、次に示すようなカバレッジの特性を見ることができます。

デフォルトで、コード・カバレッジ標識がエディターに表示されます。 コード・カバレッジ標識をエディターから除去することができますが、プログラムの選択済み起動において、コード・カバレッジは有効になっています。 コード・カバレッジ標識をオフにするには、エディターのルーラー列を右クリックして「行カバレッジの表示 (Show Line Coverage)」オプションから チェック・マークを外してください。 「行カバレッジの表示 (Show Line Coverage)」オプションにチェック・マークを付けると、いつでもコード・カバレッジ標識をオンにすることができます。