検証制約の作成および変更

特定のドメイン・プロジェクトに関連付ける制約セットを作成することができます。 プロジェクトに新規要素を作成するか、既存の要素を更新すると、自動的に制約が適用されます。

始める前に

制約を作成、編集、および削除する権限を持つ ID で Design Management Server にログインする必要があります。

検証制約を作成するには、ドメインの詳細の指定時に、あらかじめモデル制約を含めておく必要があります。

このタスクについて

ドメイン・モデルを検証するには、モデル制約を作成して設計に適用します。 モデル制約とは制約の集合を含む要素のことで、制約セットとも呼ばれます。 モデル制約を作成する場合、以下のタイプの制約を指定できます。
  • プロパティー制約は、設計の要素のプロパティーに適用されます。
  • クラス制約は、設計のクラスに適用されます。

制約の作成時に、制約の適用対象になるドメイン・オントロジーのプロパティーまたはクラスを選択して、制約のタイプごとの範囲を指定することができます。 ドメイン・クラスに対して制限をセットアップすることもできます。 制限について詳しくは、モデル制約の追加を参照してください。

手順

  1. ドメイン・プロジェクトを開き、「設計」メニューで「設計リソースの作成」 > 「モデルの制約 (Model Constraint)」をクリックします。
  2. オプション: モデル制約エディターで、タイトル・フィールド内をクリックし、名前を入力します。
  3. オプション: 「説明」フィールドで、制約セットに関する詳細を追加します。
  4. クラス制約またはプロパティー制約を作成するには、対応する「追加」リンクをクリックします。
  5. 開いたウィンドウで、制約に関する詳細を入力します。 以下の表は、制約タイプごとに指定する必要がある情報の概要を示したものです。
    プロパティー 各制約タイプで使用される値 説明
    ラベル テキスト・ストリング (プロパティー制約またはクラス制約) 制約の名前を入力します。
    言語 範囲、正規表現 (プロパティー制約のみ)

    JavaScript、 SPARQL (プロパティー制約またはクラス制約)

    制約に使用する言語を選択します。
    ライブ true/false (プロパティー制約またはクラス制約) このチェック・ボックスが選択されている場合に要素を変更すると、その変更は即時に検証されます。 このチェック・ボックスが選択されていない場合は、変更の保存時に検証が行われます。
    メッセージ テキスト・ストリング (プロパティー制約またはクラス制約) 制約が満たされていない場合に表示するテキストを入力します。 SPARQL 照会または JavaScript の変数を組み込むことで、実際の問題に特定したメッセージを作成することができます。
    注: SPARQL 照会の変数の前には必ず「?」を付けます。
    結果 true/false (クラス制約のみ) このチェック・ボックスが選択されている場合、検証結果が逆転します。
    重大度 情報、警告、またはエラー (プロパティー制約またはクラス制約) 制約の重大度レベルを指定します。モデルを検証する際に、検証ページで制約が重大度別にグループ化されます。
    説明 (オプション) リッチ・テキスト 制約の詳細を入力します。
    ストリング (プロパティー制約またはクラス制約) SPARQL を言語として選択した場合は、SELECT 照会を使用できます。
  6. 制約の範囲を指定するには、「クラス」セクションまたは「プロパティー」セクションで「追加」をクリックして、それぞれの「クラスの追加」ウィンドウまたは「プロパティーの追加」ウィンドウで以下の手順を実行します。
    1. リストから検索タイプを選択します。
    2. フィールドに検索語を入力して、リストからクラスまたはプロパティーを選択します。
    3. 定義された範囲を保存するには、「OK」をクリックします。
  7. 新規のクラス制約またはプロパティー制約を保存するには、「OK」をクリックします。 新規の制約が、制約セット・エディターの対応する「制約」セクションに表示されます。
  8. 「保存」をクリックします。 「エクスプローラー」ビューで新規の制約セットを表示するには、「ツリーで探索」アイコンをクリックします。

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