IBM® Rational® Rhapsody® Design Manager は MathWorks Simulink に統合されるため、設計者とプロジェクトの利害関係者は Simulink モデルを公開でき、モデルに対する共同作業が可能になります。
チームでは、Simulink モデルと Rational Rhapsody デザインを、Web クライアントから容易にアクセスできるセントラル・ロケーションで、検索、表示、レビュー、マークアップ、および分析できます。
Simulink 要素を使用したリンクの作成が可能で、これにより製品のライフサイクル全体を追跡でき、設計変更の影響を管理および理解できます。
このトピックでは、Rational Rhapsody Design Manager Import Engine を使用して MathWorks Simulink モデルをインポートする方法について説明します。また、インポートをスケジュールする機能についても説明します。 Simulink Manual Importer を使用して、MathWorks Simulink モデルを Rational Rhapsody Design Management Server へ手動でインポートするには、MathWorks Simulink モデルの手動インポートに関する関連トピックを参照してください。
この統合により、Rational Rhapsody Design Manager を使用してアクセスできる Jazz ベース・リポジトリーに、Simulink モデルを公開できます。
前提条件
統合するには、以下の製品をインストールしておく必要があります。
- Rational Rhapsody Design Manager Server Extension、および MathWorks Simulink と統合するための選択項目。これにより、サーバー・インストールの一環で提供される Simulink プラグインもインストールされます。 このサーバーは、現在使用しているコンピューター以外のコンピューターにインストールされている可能性があります。
- Rational Rhapsody Design Manager Import Engine。Simulink をインストールしたコンピューターと同じコンピューターにインストールします。
- Simulink。Rational Rhapsody Design Manager Import Engine をインストールしたコンピューターと同じコンピューターにインストールします。
手順
製品がインストールされたら、Simulink および
Rational Rhapsody Design Manager Import Engine をインストールしたコンピューターで、以下のセットアップ・タスクを実行します。
- インポート定義を作成し、その定義の Simulink ドメインを使用します。 インポート・エンジンによってモデル更新が検査される頻度をスケジュールできます。 インポート定義の作成に関する関連トピックを参照してください。
- 「Rational Rhapsody インポート・エンジン」ウィンドウを使用して、Simulink と Rational Rhapsody Design Manager Import Engine の間の接続を 1 回のみ確立します。 インポート・エンジンの構成に関する関連トピックを参照してください。