プロジェクト・エリアとライフサイクル・プロジェクト

Design Management および Rational® solution for Collaborative Lifecycle Management (CLM) アプリケーションでは、チームは、プロジェクト・エリアのコンテキスト内で作業します。ライフサイクル・プロジェクトは、所属するメンバーが互いに共同作業する複数のプロジェクト・エリアをグループ化し、プロジェクト・エリアとそのメンバーを中央の 1 つの場所から管理できるようにします。

プロジェクト・エリアには、成果物、チームの構成、プロセス、およびプロジェクトのスケジュールを定義します。 プロジェクト・エリアのコンテキスト内のソース管理の下にある、設計、計画、ワークアイテム、要求、テスト・ケース、ファイルなどのすべてのプロジェクト成果物にアクセスします。

プロジェクト・エリアは、最上位つまりルートの項目としてリポジトリーに格納されます。 プロジェクト・エリアは、プロジェクトの成果物を参照し、それらの成果物間の関係を格納します。 プロジェクト・エリアとその成果物へのアクセスは、アクセス設定および権限によって制御されます。プロジェクト・エリアをリポジトリーから削除することはできません。ただし、アーカイブして、非アクティブ状態にすることはできます。

各プロジェクト・エリアには、メンバーがどのように作業するかを管理するプロセスがあります。 例えば、プロジェクト・エリア・プロセスは、以下の項目を定義します。

プロジェクト・エリア・エディターを使用して、Design Management および CLM アプリケーションでプロジェクト・エリアを作成および管理できます。 ただし、ライフサイクル・プロジェクト管理アプリケーションを使用してライフサイクル・プロジェクトを作成する方法のほうが効率的です。 ライフサイクル・プロジェクトの作成時には、作成するプロジェクト・エリア、各プロジェクト・エリアに使用するプロセス、およびプロジェクト・エリア間に設定するアソシエーションを定義するテンプレートを選択します。

ライフサイクル・プロジェクトを作成した後は、ライフサイクル・プロジェクト管理アプリケーションを使用して、 そのライフサイクル・プロジェクトに所属する 1 つ以上のプロジェクト・エリアにメンバーとしてユーザーを追加することができます。 各プロジェクト・エリアのそれらのメンバーに役割を割り当てることも可能です。


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