Design Management Server をセットアップして構成するには、以下の手順に従います。
Design Management のインストール後に、
Jazz™ Team Server URI の構成、および管理ユーザーの作成を行う必要があります。 エクスプレス・セットアップ構成オプションでは、デフォルト Apache Derby データベースを使用し、インストールされている各アプリケーションのデータウェアハウスに割り当てられる管理ユーザーを作成します。
始める前に
サーバーを構成する前に、セットアップおよび構成のプロセス中にインストールの問題が生じないようにするため、ポップアップ・ウィンドウを有効にしておく必要があります。
重要: モデル・サーバーをセットアップして構成するときは、ブラウザーを最新表示したり、Web ページを前後に進めるボタンを使用したりしないでください。
手順
- Linux システムで Rhapsody Design
Management をインストールするには、X サーバーが使用可能であることを確認し、DISPLAY 変数を実行サーバーの適切な有効範囲に設定する必要があります。
- sh 環境では、export DISPLAY= <hostname>:0 と入力します。ここで hostname は、Design Management がインストールされているサーバーの名前です。
- Web ブラウザーで https://fully_qualified_host_name:9443/jts/setup にアクセスします。
fully_qualified_host_name には、Jazz Team
Server がインストールされているサーバーのホスト名と DNS ドメイン参照の両方が含まれます。 完全修飾ホスト名は、例えば myserver.example.org のようになります。 完全修飾ホスト名に、localhost や IP アドレスを入れることはできません。
Windows オペレーティング・システムでサーバーの完全修飾ホスト名 (hostname.DNSsuffix) を検索するには、コマンド・プロンプトで hostname と入力してホスト名を取得し、ipconfig と入力して DNS サフィックスを取得します。
Linux オペレーティング・システムの場合は、端末ウィンドウで hostname –fqdn と入力します。
- Design Management Server は Jazz Team Server で構築され、実行します。 したがって、セットアップと構成のプロセス中は、標準の Jazz Team Server 機能のパーツを使用しなければなりません。 Jazz Team Server のログイン・ページで、「ユーザー ID」と「パスワード」の両方のフィールドに「ADMIN」(大文字と小文字を区別する) と入力して「ログイン」をクリックします。
次の図は、Jazz Team Server のログイン・ページを示します。

- 「セットアップ」ページで「エクスプレス・セットアップ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「パブリック URI の構成」ページで、パブリック URI を https://fully_qualified_host_name:9443/jts の形式で入力します。 警告を読み、その影響を理解したら、「パブリック URI は、一度設定すると変更できないことを了解しています」をクリックします。 Design Management により接続が検証されます。テストが正常に完了したら、「次へ」をクリックします。
次の図は、「パブリック URI の構成」ページを示します。 デフォルト URI を受け入れるか、または別の URI を入力します。

ヒント: 別の Jazz アプリケーションがサーバーにインストールされている場合は、ポート番号の衝突を避けるために、デフォルトのポート番号 9443 を、使用可能な別のポート番号に変更します。Apache Tomcat を使用する複数インストール済み環境またはエンタープライズ・インストール済み環境が存在し、異なるインストール・パッケージで異なるアプリケーションがインストールされている場合は、ポート番号の衝突を避けるために、アプリケーションごとに異なるポート番号を指定する必要があります。
要確認: 変数 fully_qualified_host_name は、Jazz Team Server がインストールされているコンピューターのホスト名と DNS ドメイン参照です。
- 「ユーザーの作成」ページで、Jazz Team Server に対する管理ユーザー・アクセス権限を持つユーザーのユーザー ID、名前、パスワード、および E メール・アドレスを作成します。 ユーザー ID、名前、およびパスワードには、DM_Admin を使用するようにしてもよいでしょう。 このユーザーは、レポートを実行するためにデータウェアハウスにアクセスできます。
- 「次へ」をクリックします。
- アプリケーションにより、データベースとデータウェアハウスの構成とセットアップ、アプリケーションの登録、サンプル・プロジェクトのインストール、および各アプリケーションのファイナライズが開始されます。 この処理には数分かかる場合があります。
この処理が完了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンスの割り当て」ページで「Rational Software Architect Design Manager - Design
Manager」または「Rational Rhapsody Design Manager
- Design Manager」ライセンスを新しい DM_Admin アカウントに割り当て、「次へ」をクリックします。
注: その他の CLM アプリケーションをインストールする場合は、Rational® Requirements Composer、Rational Team Concert™、または Rational Quality Management のライセンスを選択することもできます。 一時ライセンスを取得するには、「評価版のアクティブ化」をクリックします。
- 「完了」をクリックすると、ウィザードにより https://fully_qualified_host_name:9443/jts/admin にリダイレクトされます。
次のタスク
作業の開始に役立つ情報を参照するには、「サーバー管理」ページで、
「タスク・ガイド」の下のページの右側にある
「ユーザーの作成」または
「クライアント・ライセンスの割り当て (Assign Client Licenses)」をクリックしてください。