インポート・エンジンを開始するには、正しくセットアップする必要があります。 インポート・エンジンの構成は、通常は各コンピューターに 1 回行います。 例えば、Design Management Server のモデル・コンテンツが入っている個別の 5 台のコンピューターをチームが所有している場合、それぞれのコンピューターでインポート・エンジンを構成する必要があります。
始める前に
注: Design Management Server が Rational® Software Architect コンテンツ (ダイアグラム、「エクスプローラー」ビューからのデータ、インポート機能、プロパティーなど) を表示できるよう、専用ドメイン拡張サーバーを追加する必要があります。
拡張サーバーとは、Design Management Server と一緒にインストールすることができる、独立したインストール・パッケージです。
また、サーバーそれ自体を別のサーバーにインストールし、手動で登録することもできます。
インポート・エンジンを構成する前に、モデルのインポート先である
Jazz™ Team Server が始動していることを確認してください。 サーバーを始動するには、の順にクリックします。 Tomcat コマンド・ウィンドウで「
情報: Server startup in # ms」というメッセージが表示されるまで待ちます。
サーバーを初めて始動する場合、このステップにはしばらく時間がかかることがありますが、その後のインスタンスでは、それほど時間がかからなくなります。
モデルをインポートするには、構成スペースを作成して定義する必要があります。 構成スペースとは、複数の構成のグループです (バージョンの一意のセット)。 各設計管理プロジェクト・エリアは、1 つの構成スペースに関連付けられています。複数のプロジェクト・エリアを同じ構成スペースに関連付けて、構成を共有することもできます。
手順
- の順にクリックします。
- インポート・エンジンの「フロント・サーバー URL」フィールドで、https://[fully_qualified_hostname]:9443/dm などのように、Design Management Server サーバー URL の完全修飾ホスト名を入力します。
フロント・サーバー URL は、インポートされるモデル・コンテンツをホストするコンピューターを指していなければなりません。
- Jazz ユーザー・アカウントと Jazz ユーザー・パスワードを指定します。
サーバーにモデル・コンテンツを配置する責任を持つ管理者または機能ユーザーの作成を考えてみてはいかがでしょうか。
注: Jazz ユーザー ID とパスワードは、少なくともゲスト権限を持つユーザー・アカウントであれば任意のもので構いません。
- 「インポート・エンジン名」フィールドで、DM_Import_Def など、インポート・エンジンが稼働するコンピューターを象徴的に表す名前を入力します。
複数のインポート定義が同一のインポート・エンジン名を使用することができます。 インポート・エンジン名はすべて、大文字と小文字を区別します。 モデル・コンテンツを Design Management Server にインポートするときには、インポート・エンジン名が必要です。
- 「Eclipse インストール・ディレクトリー」フィールドで、ディレクトリー・パスがインポート・エンジンのデフォルトのインストール・ディレクトリー (C:/Program Files/IBM/RSADMImportEngine) を指していることを確認します。
デフォルトのインストール・ディレクトリーでは、ワークスペースを標準の Eclipse インストール (CVS を使用する Eclipse インストール、またはソース制御管理システムを使用しない Eclipse インストール) からインポートできます。 ただし、Rational Team Concert™ ワークスペース、または標準の Eclipse 以外もサポートしなければならない他のソフトウェア構成管理 (SCM) システムに接続されたワークスペースに常駐するモデル・コンテンツがある場合、「Eclipse インストール・ディレクトリー」フィールドで、Rational Team Concert Eclipse クライアント・インストールまたは SCM システムのインストール・ディレクトリーのロケーションを指す値を指定する必要があります。
重要: ご使用のワークスペースに、モデリング要素を含むプロジェクトが複数あり、これらのプロジェクトのサブセットが
Rational Team Concert ソース制御の管理下にある場合、「Eclipse インストール・ディレクトリー」フィールドが Rational Software Architect と Rational Team Concert のインストール・ロケーションを必ず指しているようにしてください。
そうでない場合、インポート・エンジンのデフォルト・ロケーションを指定すると、インポート・プロセスの後に、ソース制御されていないモデル・コンテンツしか表示されなくなります。 Rational Team Concert は、標準の Eclipse では発見できない方法でプロジェクトを保管します。
- Design Management Server が稼働していることを確認し、「構成のテスト」をクリックして構成をテストします。 このテストと構成には、完了までに数分かかることがあります。
- 「OK」をクリックします。 インポート・エンジンが開始し、システム・トレイにインポート・エンジンのアイコンが追加されます。
タスクの結果
インポート・エンジンは構成の終了後、自動的に開始します。
インポート・エンジンは、停止操作を行うまで実行するバックグラウンド・プロセスです。 インポート・エンジンを開始するには、の順にクリックします。 「開始」メニューには、インポート・エンジンを停止するオプションも表示されます。
また、インポート・エンジンは、システム・トレイのアイコンからも開始と停止ができます。
アイコンをクリックしてポップアップ・メニューを使用すると、インポート・エンジンの開始、停止、再構成、終了ができます。