このインポート・エンジンを使用して、Design Management Server にモデル・コンテンツを配置して索引を付け、Design Management Server の API および Web インターフェースを通じて通常使用できるようにすることができます。 このインポート・エンジンはファイルからモデル・コンテンツを読み取って圧縮し、Design Management Server に送信します。Design Management Server におけるインポート・サービスでは、サーバー上のいずれかのリソースを変更する必要があるかどうかをチェックします。 それぞれのインポート・エンジン・インスタンスは単純なテキスト識別子により識別されます。 この識別子は通常、特定のプロジェクトに関連付けられており、このエンジンが提供できるインポート定義を表します。 この単純なテキスト識別子により、複数のプロジェクトからのモデル・コンテンツを含むファイル・システムを検索することができます。
Rational Software Architect Design Manager Import Engine は、ソフトウェア構成管理システムや共有ネットワーク・ロケーションなど、権限を持つソースに効率良くアクセスできるコンピューター上に必ず配置するようにしてください。
低容量のサーバーに適した単純な構成では、インポート・エンジンを Design Management Server と同じコンピューターに置くことができます。 また、ファイル・コンテンツを収集する前に Ant スクリプトを実行するようにインポート定義を構成することもできます。 このスクリプトはソース制御リポジトリーでチェックアウトを起動して、最新のコンテンツによってローカル・ファイル・システムを更新したり、プロジェクトを Design Management Server に送信する前にそのコンテンツや状態を検証したりすることができます。
Design Management Server はプッシュ・モードではなくプル・モードで動作します。 つまり、サーバーがデータの流れを制御するということです。 個々のコンテンツ提供者が新しいコンテンツや更新されたコンテンツをサーバーにプッシュするのではなく、Design Management Server がコンテンツを受け入れる準備ができたときに更新内容を取り出します。
インポート・エンジンはサーバーを定期的にポーリングし、コンテンツを更新する準備ができているかどうかを照会します。 Design Management Server がコンテンツを更新する準備ができている場合、サーバーはその時点で持っているコンテンツのマニフェストを送信し、インポート・エンジンは、ファイル名とタイム・スタンプを比較することにより、変更されたものを探してファイル・システムの中を検索します。 このようにして、インポート・エンジンは更新されたコンテンツのみをサーバーに送信します。 Design Management Server は更新済みのコンテンツを受け取ると、その情報を処理してコンテンツを利用できるようにします。