アップグレードのための WebSphere Application Server のセットアップ

サーバーとして WebSphere® Application Server を使用している場合は、サーバーから Web アプリケーションを手動でアンインストールし、新バージョンをインストールする必要があります。

始める前に

このタスクについて

ファースト・パス: Apache Tomcat を使用している場合は、アプリケーション・サーバーで手動のデプロイメント手順を実行する必要はありません。 アップグレードされた Design Management Server の構成に進みます。

Design Management Server をインストールしたときに、WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して Web アプリケーションをデプロイしました。 このプロセスについては、Design Management Server を WebSphere Application Server にデプロイするで説明しています。 Design Management Server をアップグレードするには、これらのアプリケーションをアンインストールし、アップグレード・バージョンをインストールする必要があります。

手順

  1. オプション: サーバー・プロファイルをバックアップするため、backupConfig コマンドを実行します。このプロファイルは、serverInstallDir/profiles/profileName/bin フォルダー内にあります。 例えば、Linux の場合は次のようなコマンドを実行します。
    ./backupConfig /root/was_backups/dm_30_profile.zip
    Windows の場合は、次のコードがこれに相当するコマンドです。
    backupConfig.bat C:¥was_backups¥dm_30_profile.zip
  2. データベースをバックアップします。
  3. 管理コンソールにログインします。
  4. アプリケーション jts.wardm.war、および rdmhelp.war をアンインストールするため、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」をクリックし、アプリケーションを選択し、「アンインストール」をクリックします。
  5. マスター構成に変更を保存します。
  6. Java 仮想マシンのカスタム・プロパティー (「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere アプリケーション・サーバー」 > serverName > 「Java およびプロセス管理」 > 「プロセス定義」 > 「Java 仮想マシン」 > 「カスタム・プロパティー」) で、新バージョンの Design Management Serverconf フォルダーを指すように JAZZ_HOME プロパティーを更新します。
  7. startup_log4j.properties ファイルのロケーションを指すように log4j.configuration プロパティーを更新します。
  8. Derby または DB2 以外のデータベースを使用している場合は、データベースのプロパティー (例えば、SQLSERVER_JDBC_DRIVER_FILEORACLE_JDBC_DRIVER_FILE) が正しい JDBC ドライバー・ファイルを指していることを確認します。
  9. マスター構成に変更を保存します。
  10. WebSphere Application Server を停止します。
  11. オプション: dm.log および jts.log という名前のログ・ファイルをバックアップします。これらは serverInstallDir/profiles/profileName/logs/ にあります。 その後、新バージョンの Design Management Server で新規ログ・ファイルが開始されるようにするため、既存のログ・ファイルを削除できます。 ファイルをバックアップせず、削除しない場合は、新バージョンのサーバーによって、ログ・メッセージが既存のログ・ファイルに追加されます。
  12. 一時ファイルの以下のフォルダーを削除します。
    • serverInstallDir/profiles/profileName/temp/nodeName/serverName/dm_war/
    • serverInstallDir/profiles/profileName/temp/nodeName/serverName/jts_war/
    • serverInstallDir/profiles/profileName/temp/nodeName/serverName/rdmhelp_war/
    • serverInstallDir/profiles/profileName/temp/wscache/dm_war/
    • serverInstallDir/profiles/profileName/temp/wscache/jts_war/
    • serverInstallDir/profiles/profileName/temp/wscache/rdmhelp_war/
    serverInstallDirprofileNamenodeName、および serverName は、サーバーのロケーション、プロファイル名、ノード名、およびサーバー名です。
  13. サーバーを始動します。
  14. 管理コンソールから、オリジナル・バージョンをインストールしたときと同様に、新バージョンのファイル jts.wardm.war 、および rdmhelp.war をインストールします。 オリジナル・インストールのときと同様に、コンテキスト・ルート /dm/jts、および /rdmhelp を使用します。 また、各ファイルのインストール後に、必ずマスター構成を保存してください。 詳しくは、Design Management Server を WebSphere Application Server にデプロイするを参照してください。
  15. Jazz™ Team Server アプリケーションのセキュリティー・ロールをセキュリティー・レルム内のユーザーおよびグループにマップします。 セキュリティーのセットアップはこのタスクには含まれていませんが、グローバル・セキュリティー・レルムで LDAP レジストリーが使用されるときには、ほとんどの場合、LDAP レジストリー内のグループをアプリケーションの以下のセキュリティー・ロールにマップします。
    • JazzAdmins
    • JazzDWAdmins
    • JazzProjectAdmins
    • JazzGuests
    • JazzUsers
    1. 「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere Enterprise Applications」 > 「jts_war」をクリックします。
    2. 「詳細プロパティー」の下で、「ユーザー/グループ・マッピングへのセキュリティー・ロール」をクリックします。 このページには、セキュリティー・レルム内のユーザーまたはグループにマップする必要がある Design Management Server のユーザー・グループが表示されます。
    3. 役割を選択してから、「グループのマップ」をクリックして、その役割をセキュリティー・レルム内のグループにマップします。
      注: 「すべて認証済み (All authenticated?)」オプションを使用可能にしないでください。
  16. アプリケーションが正常にインストールされたことを検証し、WebSphere Application Server のマスター構成に変更内容を保存します。
  17. WebSphere Application Server 管理コンソールで「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」をクリックし、すべてのアプリケーションが実行されていることを確認します。

次のタスク

アップグレードされた Design Management Server の構成の説明にあるとおりにサーバーを構成します。

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