Design Management Server で使用するように SQL Server データベースをセットアップするには、コマンド行またはビジュアル・ツール (SQL Server Studio Management など) を使用します。
始める前に
- 大/小文字が区別されるデータベース照合をデフォルト設定として選択して、SQL Server をインストールします。
- サーバー・セキュリティーが「SQL Server 認証モードと Windows 認証モード」というモードであることを確認します。
- SQL Server の TCP プロトコルを使用可能にします。
- 「スタート」メニューから SQL Server 構成マネージャーを実行します。
- を展開します。
- 「TCP/IP」プロトコルを右クリックしてから、「有効化」をクリックします。
- 「SQL Server のサービス」をダブルクリックし、実行中のサービスを右クリックしてから、「再起動」をクリックして、SQL Server のサービスを再起動します。
- Microsoft SQL Server JDBC ドライバー・バージョン 2.0 をモデル・サーバーにインストールします。 このドライバーはSQL Server JDBC driver downloadから入手できます。
バージョン 3.0 はサポートされていません。詳細については、Unable to run Rational Team Concert server using Microsoft SQL JDBC driver 3.0 を参照してください。
- sysadmin 固定サーバー・ロールのメンバーであるユーザーとして、またはデータベースの所有者であるユーザーとして、ログインします。
重要: Jazz™ Team Server を「変更管理と構成管理」アプリケーションまたは「品質管理」アプリケーションと共に同一のコンピューターまたは分散プラットフォームにインストールする場合は、個別のデータベースおよびそのデータベースに関連付けられたユーザーを作成します。
- データベースを操作するためのツールをインストールします。 SQL Server のインストールに含まれている sqlcmd コマンド行ツールを使用するか、または SQL Server Management Studio をインストールします。
sqlcmd ツールを使用可能にするには、次のようにします。
- 「スタート」メニューから SQL Server 構成マネージャーを実行します。
- を展開します。
- 「名前付きパイプ」をダブルクリックします。
- 名前付きパイプのプロトコルを使用可能にして、「パイプ名」フィールドに次の名前を指定します。
¥¥.¥pipe¥sql¥query
- 「OK」をクリックします。
- 「SQL Server のサービス」をダブルクリックし、実行中のサービスを右クリックしてから、「再起動」をクリックして、SQL Server のサービスを再起動します。
- SQL Server および SQL Server Browser がデータベース・サーバーで実行されていることを確認します。
手順
以下の手順では、sqlcmd ツールを使用することを想定していますが、SQL Server Management Studio も使用できます。
- データベース・サーバーで、データベース管理者としてログインしている状態でコマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、sqlcmd コマンドを実行して、データベースに接続します。 例えば、次のコマンドを実行できます。
sqlcmd -S localhost¥instanceName
instanceName のデータベース・インスタンスの名前を使用します。
- データベースに接続されている状態で以下のコマンドを実行して、Jazz Team Server アプリケーションのデータベースおよびユーザーを作成します。
CREATE DATABASE JTS
GO
CREATE LOGIN jtsDBuser
WITH PASSWORD = 'jtsDBpw';
USE JTS;
exec sp_changedbowner 'jtsDBuser'
GO
- 次のコマンドを実行して、データベースの照合設定を変更します。
ALTER DATABASE JTS COLLATE SQL_Latin1_General_CP437_CS_AS
GO
- 次のコマンドを実行して、データベースの行のバージョン・システムを変更します。
ALTER DATABASE JTS SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
GO
- 同様に、Design Management Server (DM)、データウェアハウス (DW)、構成管理サーバー(VVC) 用の 3 つの追加データベースを構成します。この場合 <DB_name> をデータベース名 (DM、DW、および VVC) に置き換えます。
- 次のようにして、データベースおよびユーザーを作成します。
CREATE DATABASE <DB_name>
GO
CREATE LOGIN <DB_name>DBuser
WITH PASSWORD = '<DB_name>DBpw';
USE <DB_name>;
exec sp_changedbowner '<DB_name>DBuser'
GO
- 次のようにして、照合設定を変更します。
ALTER DATABASE <DB_name> COLLATE SQL_Latin1_General_CP437_CS_AS
GO
- 次のようにして、行のバージョン・システムを変更します。
ALTER DATABASE <DB_name> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
GO
- exit コマンドを使用して、データベース接続を閉じます。
- WebSphere® Application Server を JRE 5.0 と共に、または Design Management Server に含まれるバージョンの Tomcat と共に使用して、SQL Server データベースに接続している場合は、sqljdbc.jar という名前の JDBC ドライバーの JRE 5.0 バージョンを指し示すように Design Management Server で SQLSERVER_JDBC_DRIVER_FILE システム変数を設定します。
注: JDBC ドライバーのファイル・パスにはスペースを使用しないでください。 32 ビット・システムの Program Files ディレクトリーには PROGRA~1 を使用できます。64 ビット・システムの Program Files (x86) ディレクトリーには PROGRA~2 を使用できます。
- JRE 6.0 付きの WebSphere Application Server を使用して SQL Server データベースに接続する場合、または Java ランタイム環境 6.0 を使用するように Tomcat サーバーを構成する場合は、以下のステップを実行してください。
- sqljdbc4.jar という名前の JDBC ドライバーの JRE 6.0 バージョンを指し示すように SQLSERVER_JDBC_DRIVER_FILE システム変数を設定します。
- 以下のファイルで JRE の場所を指定します。

- installDir/server/repotools-jts.bat
- installDir/internal/repotools/repotools.bat

- installDir/server/repotools-jts.sh
- installDir/internal/repotools/repotools.sh
これらの各ファイルには、次の例のように変数
JAVA が定義されています。
if [ `uname` = Darwin ];
then
JAVA="/usr/bin/java"
VMARGS="$VMARGS -XX:MaxPermSize=384m"
DEFINE="$DEFINE -Dcom.ibm.team.repotools.rcp.allowInvalidBundles=true"
else
JAVA="$START_DIR/jre/bin/java"
fi
この変数の各割り当てステートメントを、JRE の場所に変更します。 その結果生成されるコードは、次のコードの
jreLocation が実際の JRE の場所に置き換えられたものになります。
if [ `uname` = Darwin ];
then
JAVA="jreLocation/bin/java"
VMARGS="$VMARGS -XX:MaxPermSize=384m"
DEFINE="$DEFINE -Dcom.ibm.team.repotools.rcp.allowInvalidBundles=true"
else
JAVA="jreLocation/bin/java"
fi
- ファイルを保存して閉じます。
次のタスク
Design Management Server セットアップ・ウィザードを使用してサーバーを構成している場合は、データベースをそれ以上カスタマイズする必要はありません。 このセットアップ・ウィザードによりデータベースが構成され、必要な表が作成されます。
セットアップ・ウィザードを実行しない場合は、データベースを手動でカスタマイズすることができます。詳しくは、Rational® Team Concert のインストール・マニュアルの SQL Server データベースのセットアップを参照してください。