別の基本スナップショットの指定によるワークスペースの更新

別のワークスペースのスナップショットに含まれている最新の変更を取得するには、ワークスペースをリベース する必要があります。例えば、コラボレーティブ開発環境では、通常、ワークスペースをリベースして、チームで共有しているワークスペースからすべての変更を受け入れます。

始める前に

  • プロジェクト・エリア構成スペーススナップショットワークスペース、および変更セット に習熟している必要があります。これらは、共有リソースの管理で説明されています。
  • プロジェクトにログインする必要があります。また、プロジェクトにはスナップショットとワークスペースが含まれている必要があります。 スナップショット は、特定の時点における構成スペースの一部であるリソースとそれらのバージョンの読み取り専用のセットです。
  • このワークスペースに変更セットが関連付けられており、その変更を保持する場合は、リベース操作を開始する前にそれらの変更セットを共有する必要があります。
  • この内容は 4.0.3 以降のバージョンに適用されます。 構成管理アプリケーションで、構成をマージするための権限を持っている必要があります。権限の設定について詳しくは、このトピックの最後にある関連タスクへのリンクを参照してください。

このタスクについて

重要: リベース操作がワークスペース内のリソースを上書きしないように、リベースを行う前にワークスペースのスナップショットを作成することを検討してください。 あるいは、現行ワークスペースに基づいてワークスペースを作成して、新規ワークスペースをリベースすることもできます。

リベース対象とするスナップショットに、ワークスペース内にあるリソースより新しいバージョンのリリースが含まれている場合は、新しいバージョンのリソースを自分のワークスペースに受け入れます。ワークスペース内に、リベース対象とするスナップショットにあるバージョンより新しいバージョンが含まれている場合は、どちらのバージョンをワークスペース内に保持するかを選択できます。リベース後に、リベース対象としたスナップショットにあるバージョンよりも古いバージョンのリソースをワークスペースに含めることはできません。

以下の図には、2 つのリソースのグラフが表されており、どのスナップショットにリソースのどのバージョンが含まれているかが示されています。

前のパラグラフで説明されているように、2 つの各リソースのグラフを示すイメージ。

次のようなシナリオを検討してみます。Workspace A を使用しており、その基本スナップショットは Snapshot 1 です。Resource 1 を変更して、変更を共有した後、基本スナップショットが Snapshot 2 になるように Workspace A をリベースすることにします。図に基づいて、以下の表に、各スナップショットのコンテンツと、リベース操作の前と後におけるワークスペースのコンテンツを示します。

Snapshot 1: Workspace A の基本スナップショット Snapshot 2 リベース前 (基本スナップショットは Snapshot 1) リベース後 (基本スナップショットは Snapshot 2)
Resource 1 - v 1.1 Resource 1 - v 1.2 Resource 1 - v 1.1.1 (Resource 1 を更新して、変更を共有した結果、このワークスペースでは v 1.1.1 になっています) Resource 1 - v 1.2

基本スナップショットが Snapshot 2 である他のワークスペースと整合性を保つため、Snapshot 2 内のより新しいバージョンを受け入れる必要があります。

Resource 2 - v 1.1 Resource 2 - v 1.1.1 Resource 2 - v 1.1 Resource 2 - v 1.1.1

手順

  1. ライフサイクル管理製品から、以下のいずれかのステップを実行します。
    • コンテンツを置き換えたいワークスペースで作業している場合は、ツールバーで「構成管理」 > configuration_name の編集」とクリックします。
    • プロジェクト・ダッシュボードのツールバーで、「構成管理」 > 「エクスプローラー」とクリックしてから、リベースするワークスペースをクリックします。
  2. 構成管理アプリケーションで、ワークスペース・エディターの任意のタブから、ワークスペース・エディターの右上にある「リベース」アイコンをクリックします。
  3. 「ワークスペース構成のリベース」ページで、リベースの対象となるスナップショットを選択して、「更新」をクリックします。
    注: スナップショットのリストには、スナップショットのワークスペースとしてこのワークスペースのフロー・ターゲットを使用するスナップショットのみが含まれています。
  4. 「リソースの更新」ページの「基本」ペインと「ターゲット」ペインで、基本スナップショットと現行ワークスペース (ターゲット) との相違が強調表示されます。以下のようにして、それぞれの変更を更新されたワークスペースにコピーするかどうかを指定します。
    1. 「ターゲット」ペインで、緑色に強調表示されているデルタをクリックします。 「基本」ペインと「ターゲット」ペインで、現在は赤色でアウトラインが付けられている要素に注目してください。
    2. 次のようにして、保持したい変更を受け入れます。基本スナップショットから変更を受け入れるには、「基本」ペインで「マージ済みの結果に変更を適用」アイコンをクリックします。現行ワークスペースから変更を受け入れるには、「ターゲット」ペインで「マージ済みの結果に変更を適用」アイコンをクリックします。
  5. 「結果」ペインに、構成をマージしたとおりに、ワークスペースの現行コンテンツが表示されます。 完了したら、「マージ済み結果の共有」アイコンをクリックします。 結果が、リベースするために選択した構成に共有されます。
  6. 「完了」をクリックします。 「ワークスペース構成のリベース」ページで、「基本スナップショット」フィールドに、ステップ 3 で選択したスナップショットが示されているはずです。
  7. オプション: 以下のいずれかの手順を実行します。
    • 「構成エクスプローラー」ビューに戻るには、ページの左上隅にあるパンくずリストで「構成」をクリックします。
    • ライフサイクル管理製品に戻るには、ページの左上隅付近にある「ホーム・メニュー」アイコンから適切なオプションを選択します。更新されたワークスペースで作業を行うには、「構成管理」メニューを使用してワークスペースを選択または検索します。

タスクの結果

ワークスペース内の古いバージョンのリソースが、スナップショットから選択した新しいバージョンに置き換えられています。

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