Design Management Server アップグレード・プロセス中に、いくつかのキー・ディレクトリーおよびキー・ファイルを上書きして、サーバーを正しく更新する必要があります。 また、いくつかのバッチ・ファイルを実行して、データベースを更新する必要があります。
始める前に
キー・ディレクトリーおよびキー・ファイルを上書きして、データベースを更新する前に、アップグレード・インストール・メディアをダウンロードし、解凍しておく必要があります。 その後、IBM Installation Manager を使用して、アップグレードをインストールします。
このタスクについて
以下の手順では、
prev_DM_dir は以前インストールした
Design Management Server のインストール・ディレクトリーのルート・ディレクトリーを指し、
cur_DM_dir は新たにアップグレードした
Design Management Server のインストール・ディレクトリーのルート・ディレクトリーを指します。 以下のディレクトリーおよびファイルをすべて更新するため、以前インストールしたバージョンの
Design Management Server の成果物をコピーし、新バージョンの
Design Management Server とともにインストールされた成果物を置き換えます。
手順
- データベース・ファイルを更新するには、使用しているデータベースに応じて、以下のいずれかを実行します。
- デフォルト Derby データベースを使用している場合は、prev_DM_dir/server/conf/jts/derby/repositoryDB ディレクトリーから repositoryDB ディレクトリーをコピーし、cur_DM_dir/server/conf/jts/derby/ 内に配置します。
- Oracle または Microsoft SQL Server データベースを使用している場合は、prev_DM_dir/server/oracle または prev_DM_dir/server/sqlserver ディレクトリーをコピーし、cur_DM_dir/server 内に配置します。
- 照会と検索索引 (indices ディレクトリー)、およびデータベース接続の Jazz Team Server 構成ファイル (teamserver.properties) を更新するには、以下の手順に従います。
- indices ディレクトリーを更新するには、prev_DM_dir/server/conf/jts/indices ディレクトリーをコピーし、cur_DM_dir/server/conf/jts/ 内に配置します。
- teamserver.properties ファイルを更新するには、prev_DM_dir/server/conf/jts/teamserver.properties file ファイルをコピーし、cur_DM_dir/server/conf/jts/ 内に配置します。
- Design Management Server 構成の dm.properties ファイルを更新するには、prev_DM_dir/server/conf/dm/dm.properties ファイルをコピーし、cur_DM_dir/server/conf/dm/ 内に配置します。
- Tomcat サーバーのユーザーとグループのファイル (tomcat-users.xml)、およびサーバー構成ファイル (server.xml) を更新するには、以下の手順に従います。 Tomcat サーバーを使用していない場合は、ステップ 6 に進んでください。
- server.xml ファイルを更新するには、prev_DM_dir/server/tomcat/conf/server.xml ファイルをコピーし、cur_DM_dir/server/tomcat/conf/ 内に配置します。
- tomcat-users.xml ファイルを更新するには、prev_DM_dir/server/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルをコピーし、cur_DM_dir/server/tomcat/conf/ 内に配置します。
- ファイルを更新したら、次のようにいくつかのバッチ・ファイルを実行して、データベースを更新する必要があります。
- コマンド・プロンプトを使用して、cur_DM_dir¥server ディレクトリーから repotools-jts.bat -addTables コマンドを実行します。 Linux の場合は、./repotools-jts.sh -addTables を実行します。
- データベースを更新しようとしていることを示す警告が表示されたら、「はい」を表す Y を入力します。
- -addTables コマンドが完了したら、同じディレクトリーから repotools-jts.bat -createWarehouse を実行します。 Linux の場合は、./repotools-jts.sh -createWarehouse を実行します。
注: 各バッチ・ファイルが完了するまで数分かかることがあります。