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レッスン 1: バージョン 3 リリースの Design Management のマイグレーション・データのエクスポート

コメントおよびリンクを最新バージョンの Design Management にマイグレーションできます。このチュートリアルでは、バージョン 3 リリースの Design Management から最新バージョンの Design Management にデータをマイグレーションする手順を示します。このレッスンでは、基本的なマイグレーション・フィーチャーを既存のバージョン 3 の Design Management Server にインストールする方法を示します。このフィーチャーは、 コメントおよびリンクをマイグレーションするために必要となるデータを抽出し、 そのデータを、最新バージョンの Design Management が マイグレーション・プロセスに必要とするファイルに保存するものです。
バージョン 3 リリースの Design Management からコメントおよびリンクをマイグレーションするには、その前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
重要:
  • ユーザー情報は、バージョン 3 リリースの Design Management からマイグレーションされません。マイグレーション・プロセスは、ユーザー名、ユーザー ID、メールボックスなどの最小限の属性を使用して当該ユーザーを作成しようとします。ユーザーには Contributor ライセンスが割り当てられます。このライセンスはマイグレーション後に変更できます。
  • プロジェクト・エリア情報は、バージョン 3 リリースの Design Management からマイグレーションされません。マイグレーションを行う前に、コメントおよびリンクのマイグレーションを必要とするプロジェクト・エリア、ユーザー、およびプロジェクト・メンバーを記録してください。マイグレーション・プロセスにおいて、それらのプロジェクト・エリアを以降のバージョンの Design Management で再作成します。
  • Rational Software Architect インポート定義などのソース・モデルのインポート情報はマイグレーションされません。マイグレーションの対象プロジェクトごとに、Design Management で公開されていたモデルのソース・フォルダーを記録すると共に、ライブラリー・パスなどの追加のインポート・データがあればそれも記録してください。 マイグレーション・プロセスにおいて、同じソース・フォルダーを使用してインポート定義を再作成します。
  1. バージョン 3 リリースの Design Management が含まれているコンピューターで、マイグレーション更新サイト用の、DM3.x_BasicMigrationUpdateSite.zip という圧縮ファイルを、/server/conf/dm ディレクトリーに解凍します。このプロセスによって、プロビジョンのプロファイル・ディレクトリーに basic-migration-profile.ini というファイルが作成され、サイトのディレクトリーに basic-migration-update-site フォルダーが追加されます。
  2. ブラウザーで、バージョン 3 の Design Management Server にログオンします。
  3. 別のブラウザー・ウィンドウで、https://<hostname>:<port>/dm/provision という URL を入力します。
  4. 同じブラウザー・ウィンドウで、https://<hostname>:<port>/dm/basicMigration という URL を入力します。
  5. サーバーがマイグレーション・プロセスを開始します。このプロセスが完了すると、dm3-migration.zip ファイルを保存するように求めるプロンプトがブラウザーによって表示されます。この出力ファイルをサーバー・コンピューターに保存します。
  6. バージョン 3 の Design Management Server を停止します。

レッスンのチェックポイント

レッスン 2 では、dm3-migration.zip ファイルを 使用して、Design Management 4.0.1 以降を マイグレーション用に構成します。
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