プロジェクト全体の大まかな計画を作成することで、チームはリソース使用量をより的確に予測し、設定された納期に間に合わせるための能力を向上させることができます。
プロダクト・バックログには、実装するすべてのストーリーがリストされ、チームはリリース時に取り組むストーリーを決定します。 ここでの課題は、最初に開発する一連の正しいフィーチャーを識別することです。優先順位が正しくないと、チームが実行すると合意したことを実現できない場合があるからです。 ビジネス価値はプロダクト・バックログにおける優先順位付けに重要な要因ですが、リスクや依存関係などの他の局面を考慮することも必要です。
アジャイル開発チームは、不確定要素をできるだけ早く取り除くために、プロセスの早い段階でリスクに対処したいと考えています。ストーリーに技術的な課題が含まれている場合、その優先順位を上げるのが安全な方法です。 ただし実践的な専門家は、ストーリー間に依存関係が存在する可能性があることを認識しています。場合によっては、優先度の高いストーリーは、関連するストーリーの作業が完了した後でのみ実装できます。
リリース計画時に、Al (アーキテクト) は、候補アーキテクチャーがビジネス・ニーズに合っていることと、フィーチャー間の依存関係が説明されていることを確認する必要があります。 また、Al は高リスク項目 (特に、構造上重要な要求) を早期反復に割り当てる必要もあります。
設計管理と Rational Team Concert の統合
[CLM シナリオ] 設計管理を要求管理 (RM) 機能および変更管理と構成管理 (CCM) 機能と統合して、設計リソースの計画、トラッキングと、設計リソースと要求との調整を容易にします。