ワークスペースのスナップショットの作成

スナップショットは、特定の時点におけるスペースの一部であるリソースとそれらのバージョンを示す、読み取り専用のリストです。 スナップショットを新規ワークスペースの基盤として使用する必要があります。この処置を実行することにより、プロジェクト開始点が定義されます。 ワークスペースのスナップショットは、プロジェクト・マイルストーンに到達する前後など、プロジェクトのライフサイクル中の任意の時点で作成できます。 プロファイルをインポートした後に、ドメイン・スペースなど、デフォルト・スペースのスナップショットを作成することもできます。

始める前に

プロジェクト・エリア構成スペーススナップショットワークスペース、および変更セット に習熟している必要があります。これらは、共有設計リソースの管理で説明されています。

Design Management のプロジェクトにログインし、そのスペースに関連付けられているワークスペースを使用する必要があります。

スナップショットを作成、編集、または削除する権限が必要です。 この権限は「チーム構成」権限の一部であり、これらの権限のロケーションは、使用するコラボレーティブ・ライフサイクル・マネージメント (CLM) 製品によって異なります。権限の設定について詳しくは、このトピックの最後にある関連タスクへのリンクを参照してください。 デフォルトでは、Design Management のクライアント・アクセス・ライセンス (CAL) にはこれらの権限が含まれています。

このタスクについて

スナップショットは、ワークスペースにあるリソースの現在のバージョンを記録します。 スナップショットは、ワークスペースを以前の構成に戻すために使用できるリポジトリー・オブジェクトです。例えば、テスト用にプロジェクトをリリースしたときに使用されていたワークスペース構成を保持できます。

手順

スナップショットを取るには、使用しているアプリケーションに応じて、以下のいずれかの手順を実行します。

次のタスク

これで、スナップショット内のリソースを参照したり、新規作業用のワークスペースを作成して、共有の設計リソースのバージョンを変更および作成したりすることができます。 プロジェクト・ライフサイクルの任意の時点で、スナップショットをベースラインとして使用し、リソースがどのように変更されたかを確認できます。 また、スナップショットに取り込まれたリソースのバージョンに戻すこともできます。

さらに、Rational® Software Architect のインポート・プロセスの一部として、プロジェクト・エリア・スナップショットが自動的に作成されるように指定することもできます。ただし、Rational Rhapsody® モデルのインポート時にスナップショットを作成することはできません。 インポート・プロセスの一部としてスナップショットが作成されるように指定すると、インポート・プロセスの完了後にスナップショットが作成されます。 しかし、インポートした新しい成果物だけではなく、プロジェクト・エリア全体のスナップショットが取られます。 インポート・プロセスが特定の時刻に行われるようにスケジュールすることを検討してください。 インポート・プロセスをスケジュールするときに、プロジェクト・エリアのスナップショットも作成できますが、これらのスナップショットには一意の名前を付ける必要があります。 インポート操作の設定について詳しくは、関連するタスク・トピックを参照してください。


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