IBM® Rational® Software Architect Design Manager
Import Engine を構成して始動した後で、サーバーにインポートするすべてのモデル・コンテンツを指定するインポート定義を Design Management Server に作成する必要があります。
始める前に
重要: モデルをインポートするには、構成スペースを作成して定義する必要があります。 構成スペースとは、複数の構成のグループです (バージョンの一意のセット)。 各設計管理プロジェクト・エリアは、1 つの構成スペースに関連付けられています。複数のプロジェクト・エリアを同じ構成スペースに関連付けて、構成を共有することもできます。
このタスクについて
Design Management Server に配置するモデル・コンテンツは、以下の 2 つの方法で定義できます。
- 「ワークスペース全体をインポート」: このモードでは、ワークスペースにアクセスするために Eclipse のインストール済みバージョンが使用されます。 このオプションを使用すると、正確に 1 対 1 のマッピングを実行でき、またローカル・ワークスペースをインポートできます。
ワークスペースの各モデルはモデル・サーバーに配置されます。
このオプションは、すべてのコンテンツをモデル・サーバーに素早く配置します。
- 「個々のプロジェクトをインポート」: このモードではファイル・システムが使用され、Ant スクリプトを使用する場合を除いては、Eclipse のインストール済み環境は不要です。
このオプションを使用すると、各プロジェクトをカスタマイズおよび定義して、モデル・サーバーに配置できます。 このオプションを使用すると、別の Eclipse ワークスペースからプロジェクトをプルしたり、(最初のオプションを使用するときのようにすべてのコンテンツをプルするのではなく) 同じ Eclipse ワークスペースから特定のプロジェクトをプルしたりすることもできます。
重要: インポート定義を作成した後は、そのインポート定義を削除するまでモードを変更できません。 インポート定義を削除するには、「インポート定義」ページで、「インポート定義およびデータの削除」をクリックします。
注: 「インポート定義」ページにアクセスするには、画面の上部にある
「インポート」メニューをクリックして、
「インポート定義」をクリックします。
手順
- Eclipse のワークスペース・パスを指定することによりインポート定義を作成するには、https://fully_qualified_hostname:9443/dm/web にアクセスして、「インポート」 > 「インポート定義」をクリックします。次に、既に定義済みのプロジェクト・エリアを選択します。
- 「インポート定義」ページでインポート・オプションをクリックし、以下に示すこのオプションのサブステップを完成させます。
- ワークスペース全体をインポート
- 「インポート・エンジン名」フィールドで、インポート・エンジンを構成したときに作成したものと同じインポート・エンジン ID DM_Import_Def を入力します。
- 「テスト」をクリックして、インポート・エンジンが始動したことと、接続が有効であることを確認します。
- (オプション)「Ant スクリプト・パス」フィールドで、Ant スクリプトの場所を入力します。
- 「Eclipse ワークスペース・パス」フィールドで、Design Management Server にインポートするモデル・コンテンツを含むローカルの Eclipse ワークスペース・フォルダーへのパスを入力します。
Eclipse ワークスペース・パスは、Design Management Server ではなく、Rational Software Architect モデルを含むローカル・コンピューターを指している必要があります。
このコンピューターでは、インポート・エンジンがインストールされ、構成され、実行されている必要もあります。 このファイル・パスを指定すると、インポート・エンジンが特定のワークスペースにアクセスして、すべてのモデル・コンテンツを Design Management Server のプロジェクトに配置するように構成することになります。
- (オプション)「パス・マップ」セクションで、ワークスペースで使用するパス・マップ変数を指定します。 Design Management Server にはファイル・システムがないため、パス・マップの値はワークスペース・パスに相対である必要があります。
- 1 つ以上の Eclipse ワークスペースから「個々のプロジェクトをインポート」する。 このモードではファイル・システムが使用され、Ant スクリプトを使用する場合を除いては、Eclipse のインストール済み環境は不要です。
- 「インポート・エンジン (Import Engine)」フィールドで、インポート・エンジンを構成したときに作成したものと同じインポート・エンジン ID DM_Import_Def を入力します。
- 「テスト」をクリックして、インポート・エンジンが始動したことと、接続が有効であることを確認します。
- (オプション)「Ant スクリプト・パス」フィールドで、Ant スクリプトの場所を入力します。
- 「プロジェクト」で、インポート対象のモデル・コンテンツが入っているコンピューター上の Eclipse ワークスペースの各プロジェクトへのパスを入力します。 プロジェクトを追加するには、「プロジェクト」セクションで「追加」をクリックします。
- インポートするプロジェクトの名前を入力します。
- (オプション)「パス・マップ」セクションで、ワークスペースで使用するパス・マップ変数を指定します。 サーバーにはファイル・システムがないため、パス・マップの値はワークスペース・パスに相対である必要があります。
- (オプション)「拡張」セクションで、インポート・エンジンがモデル・コンテンツの転送を試行する際にそのインポート・エンジンが停止するまで待機する分数を指定します。
- (オプション)「スケジュール」セクションで、「このスケジュールを使用してインポートを自動要求する」をクリックして、インポート・エンジンがモデルの更新をチェックする頻度を指定します。 プロジェクトの、ある特定の時点での状況を把握するために、インポート・プロセス後スナップショットをスケジュールすることもできます。
- インポート定義の更新をすべて保存するには、「保存」をクリックします。