並行開発環境では、各チーム・メンバーが自分のワークスペースを持つことも、チームで 1 つのワークスペースを共有することもできます。
変更内容が他のチーム・メンバーまたはチームに表示されるようにするには、親ワークスペースに変更を配信する必要があります。
始める前に
プロジェクト・エリア、構成スペース、スナップショット、ワークスペース、および変更セット に習熟している必要があります。これらは、共有設計リソースの管理で説明されています。
また、変更をワークスペースと共有することと、変更を親ワークスペースに配信することの違いを理解する必要もあります。 詳しくは、このトピックの最後にある関連概念へのリンクを参照してください。
手順
コラボレーティブ開発環境における変更の管理ワークフローには、以下の大まかなステップが含まれます。
- プロジェクト・エリアを作成および構成し、メンバーをそのプロジェクト・エリアに追加します。 コラボレーティブ開発環境に複数のチームが含まれている場合、チームごとにプロジェクト・エリアを作成できます。
ワークスペース構成 またはワークスペース とも呼ばれる作業環境は、デフォルトでプロジェクト・エリアごとに作成されます。
- プロジェクト・エリアを構成スペースに関連付けます (構成スペースはスペース とも呼ばれます)。 ステップ1で作成するプロジェクト・エリアごとにこのステップを実行します。 このアソシエーションは、作成後に変更することはできません。
プロジェクト・エリアに構成スペースがない場合は、作成する必要があります。
コラボレーティブ開発環境では、通常、複数のプロジェクト・エリアを同じスペースに関連付けます。
同じスペースを共有するため、複数のプロジェクト・エリアが、構成 とも呼ばれる作業環境を暗黙的に共有します。このように共有されるため、チームは作業環境を手動で同期する必要はありません。
プロジェクト・エリアは構成を暗黙的に共有しますが、チーム・メンバーが構成を表示すると、特定のプロジェクト・エリアのリソースのみが表示されます。
- プロジェクトにリソースを追加します。 プロジェクトで、別のプロジェクト・エリアにあるリソースを使用する場合は、これらのリソースとの依存関係を作成する必要があります。
- プロジェクトのスナップショットを作成します。
スナップショットは、特定の時点におけるプロジェクトの読み取り専用ビューです。
スナップショットを作成することで、新規ワークスペースの開始点を作成します。
プロジェクト・エリアの作成時に作成されるデフォルトのワークスペースを除き、すべてのワークスペースはスナップショットに基づいている必要があります。
ワークスペースを作成するときは、スナップショットを作成する必要があります。
- ワークスペースを作成します。
マイルストーンに対応するスナップショットを作成した後に、新規ワークスペースを作成することもできます。
ワークスペースは設計または開発プロジェクトの分岐を示し、親スナップショットにあるすべてのリソースを含み、他の作業環境から新しい作業を分離します。
コラボレーティブ開発プロジェクトまたはチーム環境の構成に応じて、以下の例のように、複数のワークスペースを作成することができます。
- 開発者が同じリソースで作業するかどうかに応じて、開発者ごとに 1 つのワークスペース
- 各チームがプロジェクト内の別のコンポーネントで作業を行う場合は、開発者チームごとに 1 つのワークスペース
- 変更セットを使用して変更を管理する:
変更セットを使用することで、変更されたリソースの論理グループを作成できます。これにより、他のチーム・メンバーが変更をより簡単にレビューおよび承認できるようになります。
- 変更セットを作成して、リソースに対する変更をグループ化します。
- 作成した変更セットにコンテキストを切り替えます。
これ以降、変更するリソースはこの変更セットに追加されます。
- プロジェクトで要求されているように、リソースを作成、編集、または削除します。
- 変更セットに完了のマークを付けます。
- オプション: レビューを作成して、チーム・メンバーが変更をレビューできるようにします。
レビューアーとして指定したチーム・メンバーは、プロジェクト・ダッシュボードに関する通知を受け取ります。
- 変更セットの変更をワークスペースに配信します。.
このプロセスを共有 といいます。
変更を共有したら、ワークスペースで変更を表示できます。
- ワークスペースの変更を親ワークスペースに配信します。 他のチーム・メンバーには、共有リソースを変更したことは自動的には通知されません。他のチーム・メンバーは着信変更を受け入れる操作を完了する必要があります。
このプロセスの一部として、ワークスペースへの着信変更を受け入れるか、拒否するオプションが用意されています。
- オプション: 他のチーム・メンバーが行った変更をレビューして受け入れるか、拒否します。
- プロジェクト・マイルストーンの最後、または設計の新規分岐を作成する必要がある場合、ステップ4に戻って、設計の新規分岐またはバージョンの作業環境を作成します。