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レッスン 2: Design Management 4.0.1 へのデータのマイグレーション

このレッスンの手順を行うためには、Design Management 4.0.1 が、バージョン 3 リリースの Design Management と同じコンピューターにインストールされていることが必要です。

バージョン 3 リリースの Design Management では、Rational® solution for Collaborative Lifecycle Management (CLM) の他のアプリケーションとの間で IBM® Jazz™ Team Server を共有できませんでした。バージョン 4 リリースの Design Management では、他の CLM アプリケーションとの間で共有する Jazz Team Server を使用できます。ただし、Design Management のマイグレーション・プロセスと CLM アプリケーションのアップグレード・プロセスでは、バージョン 3 リリースと同じポートを 4.0.1 バージョンが使用することが必要であるため、Design Management 4.0.1 を、CLM アプリケーションと共に、同じ Web アプリケーション・サーバー上にインストールすることはできません。

バージョン 3 リリースの Design Management が CLM アプリケーションに対するフレンド接続を保持していた場合は、CLM 4.0.1 および Design Management 4.0.1 アプリケーションのインストール・シナリオとして、次の 2 とおりが考えられます。
  • シナリオ 1: CLM アプリケーションおよび Jazz Team Server を一緒にインストールし、別のパッケージまたはサーバー・ロケーションに Design Management および Jazz Team Server を一緒にインストールする。このシナリオでは、バージョン 3 リリースの Design Management の場合と同様に、これらのアプリケーションの間のフレンド接続を作成できます。
  • シナリオ 2: CLM アプリケーションを Jazz Team Server と共に 1 つのパッケージ内にインストールし、Design Management を単独で別のパッケージまたはサーバー・ロケーションにインストールする。

  1. インストール・シナリオに基づいて、以下の手順を完了します。
    • 前述のシナリオ 1 を使用する場合は、Design Management 4.0.1 および Jazz Team Server 4.0.1 を同じインストール・パッケージにインストールします。
    • 前述のシナリオ 2 を使用する場合は、まず、対話式のインストール・ガイドを使用して Rational solution for Collaborative Lifecycle Management アプリケーションおよび Jazz Team Server を 4.0.1 にアップグレードする必要があります。アップグレードが完了したら、Design Management 4.0.1 を、それ専用のインストール・パッケージにインストールできます。
  2. バージョン 3 リリースの Design Management からエクスポートした Design Management3-migration.zip ファイルを、Design Management 4.0.1 のインストール・ディレクトリー (server/conf/Design Management) にコピーします。 バージョン 3 の Design Management プロジェクトをすべて Design Management 4.0.1 にインポートするまで、このファイルを削除しないでください。
  3. インストール・シナリオに基づいて、以下の手順を完了します。
    • 前述のシナリオ 1 を使用する場合は、バージョン 4.0.1 の Design Management Server を開始し、Design Management 4.0.1 のセットアップ・プロセスを実行します。構成管理 (/vvc) アプリケーションおよび Design Management (/dm) アプリケーションが自動的に配置されます。 Rational® Software Architect – Contributor および Rational Rhapsody® Design Manager – Contributor のライセンスが使用可能であることを確認してください。セットアップ・プロセスを続行し、「終了」をクリックします。
    • 前述のシナリオ 2 を使用する場合は、Design Management 4.0.1 アプリケーション・サーバー (Apache Tomcat または WebSphere® Application Server) を開始し、Jazz Team Server および Rational solution for Collaborative Lifecycle Management 4.0.1 アプリケーション・サーバーが実行されていることを確認します (Apache Tomcat または WebSphere Application Server)。ブラウザーで、Rational solution for Collaborative Lifecycle Management アプリケーション・サーバー上の Jazz Team Server セットアップ・ウィザードの URL を入力します。Jazz アプリケーションの登録ページで、「アプリケーションの追加」をクリックし、Design Management (/dm) アプリケーションと構成管理 (/vvc) アプリケーションの両方を追加します。 「ディスカバリー URL」フィールドで、Design Management アプリケーションおよび構成管理アプリケーションのロケーションを示す、対応する URL (例えば、https://<hostname>:<port>/dm/scr および https://<hostname>:<port>/vvc/scr) を入力します。
  4. ブラウザーで、Design Management Server にログオンします。その後、Design Management 4.0.1 のユーザー・アカウントを作成し、適用される Design Management 4.0.1 ライセンスを割り当てます。Design Management 4.0.1 のユーザーには、バージョン 3 リリースの Design Management のときと同じ ID を使用する必要があります。ユーザー・アカウントを作成しなかった場合はデフォルト・アカウントが作成されます。ただし、その対象となるのは、バージョン 3 リリースの Design Management でリソースに対するコメントを作成したユーザーのみです。
  5. ソース・インポート・モデルをホストするコンピューターまたはサーバーで、Design Management 4.0.1 インポート・エンジンをインストールします。 バージョン 3 の Design Management リソースのいずれかが CCM アプリケーション、QM アプリケーション、または RM アプリケーションのリソースへのリンクを保持している場合は、同じアプリケーションおよびポートへの発信 Design Management フレンド・サーバー接続を再作成できます。マイグレーションの前にそれらのフレンド・サーバー接続を作成しなかった場合は、リンクは作成されますが、コンパクト・レンダリングは機能しません。マイグレーションの後にフレンド・サーバー接続を作成できます。

レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、バージョン 4.0.1 の Design Management Server をインストールし、それを、バージョン 3 リリースの Design Management のマイグレーション・データを使用して初期化しました。この初期化プロセスを行うことで、レッスン 3 において、バージョン 3 のリソースを Design Management 4.0.1 にインポートするときに、同じリソース番号を使用してそれらのリソースを作成できるようになります。
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