ClearQuest® バージョン 8.0.0.3 以前からアップグレードした場合、使用する環境で OSLC 統合をサポートするのであれば、リンク エラーを防止するために OSLC 構成を更新してください。
このタスクについて
ClearQuest Web
サーバーをバージョン 8.0.0.3 以前からアップグレードした場合、新しい
oslc:version パラメータおよび
oslc:domain パラメータは、有効な値を持っていません。これらのパラメータは ClearQuest のバージョン 8.0.0.4 より古いリリースではサポートされていなかったためです。その結果、ClearQuest レコード内の外部 OSLC リソースへのリンクにアクセスしようとすると、JavaScript の問題が発生することがあります。
リンク エラーは、以下のいずれかのシナリオで発生する可能性があります。
- プロジェクト リンクが 8.0.0.4 より前のバージョンの ClearQuest Web クライアント インターフェイスで作成された
- プロジェクト リンクが、別のアプリケーションから 8.0.0.4 より前のバージョンの ClearQuest の ClearQuest Web クライアント インターフェイスに対して作成された
この問題が存在する場合は、リンクの上にマウス ポインタを移動したときに、リンク先の成果物のプレビューが表示されません。Firebug を使用して問題をデバッグする場合は、
406 Not Acceptable というエラーが返されます。
表 1 に、IBM® Rational® ClearQuest バージョン 8.0.0.4 以降でサポートされている OSLC のバージョンとドメインの表記の例を示します。
表 1. OSLC のバージョンとドメインの表記| OSLC 表記 |
説明 |
| バージョンの表記 |
リンク先の製品によってサポートされている OSLC 仕様のバージョン。有効な値は、1.0 と 2.0 です。- 指定の例:
バージョン 1: <version xmlns=”http://open-services.net/ns/core#”>1.0</version>
バージョン 2.0: <version
xmlns=”http://open-services.net/ns/core#”>2.0</version>
|
| ドメインの表記 |
製品の OSLC ドメイン指定。- 指定の例
- Open Services for Lifecycle Collaboration Change Management Specification,
Version 1.0
- <domain xmlns ="http://open-services.net/ns/core#">http://open-services.net/xmlns/cm/1.0</domain>
- Open Services for Lifecycle Collaboration Requirements Management
Specification, Version 1.0:
- <domain xmlns="http://open-services.net/ns/core#">http://open-services.net/xmlns/rm/1.0/</domain>
- Open Services for Lifecycle Collaboration Quality
Management Specification, Version 1.0 を指定する場合:
- <domain xmlns="http://open-services.net/ns/core#">http://open-services.net/xmlns/qm/1.0/</domain>
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ClearQuest Web クライアントでの OSLC リンク エラーを解決するには、project-area-links.rdf ファイル内の ClearQuest Web リンク構成を更新して、有効なバージョン指定とドメイン指定を使用します。