Rational Business Developer V9.5.1 の新機能
以下の新機能が Rational® Business Developer V9.5.1 に導入されています。
新しい OS サポート:
- Mac OS X サポート
Rational Business Developer を Mac OS X にインストールできるようになりました。 サポートされる Mac OS X のバージョンについて詳しくは、「Software Product Compatibility Reports」を参照してください。 RBD のほとんどの機能がサポートされています。
Java™ 生成およびリソース関連付けのターゲット・システムとして MAC が追加されます (seqws およびリモート vsam タイプがサポートされます)。
以下の機能はサポートされていません。
- z/VSE® DB2® へのリモート SQL アクセス
- DDM/DFM 経由のリモート VSAM アクセス
- Ubuntu サポート
Rational Business Developer では Ubuntu が公式にサポートされるようになりました。
新しい言語機能拡張:
- ファイル入出力の open に関する考慮事項
データベースと関係のないファイル入出力において、EGL open ステートメントは、指定されたレコード変数に関連付けられているファイルを開きます。 EGL get ステートメントまたは add ステートメントによってファイルが自動的に開くため、EGL open ステートメントを使用して、実際の入出力を行うことなくファイルをクリアできます。 詳しくは、ファイル入出力の open に関する考慮事項を参照してください。
- setCharacterEncoding()
setCharacterEncoding() は、CHAR 変数、MBCHAR 変数、または DBCHAR 変数の代替エンコード方式を指定するシステム関数です。 詳しくは、setCharacterEncoding()を参照してください。
- VSE での CICS® チャネルのサポート
VSE CICS 用に生成された EGL プログラムが、CICS チャネルを使用してパラメーターを渡すことができるようになりました。つまり、サイズに制限のない (ただし、CICS 領域で使用可能なストレージによって制約される) 30 個までのパラメーターを渡すことができます。 呼び出し側と呼び出し先の両方が CICS 下で実行されている必要があります。 この機能には、z/VSE 6.1 で使用可能な CICS Transaction Server for z/VSE 2.1 を必要とします。
- CICS チャネルについて詳しくは、「CICS Transaction Server for z/VSE V2.1 Enhancements Guide」で『Part 8. CICS Channels and containers』を参照してください。
- CICS チャネル用の EGL サポートについて詳しくは、『callLink 要素の parmForm』を参照してください。
- COBOL 生成のための XMLLIB サポート
COBOL 環境用に生成された EGL プログラムで XMLLIB システム関数を使用して、XML ストリングへの生成または XML ストリングからの抽出を行うことができるようになりました。 詳しくは、EGL ライブラリー XMLLibを参照してください。
Rich UI 機能拡張:
- Rich UI ウィジェット・プロジェクトの更新
デフォルトでは、以下の Rich UI システム・プロジェクトが使用されています。
- Dojo ベースではない EGL ウィジェットの場合: com.ibm.egl.rui_4.3.3
- EGL Dojo ウィジェットの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.widgets_2.3.1
- EGL Dojo サンプルの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.samples_2.3.1
- ローカル Dojo ランタイム・アクセスの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.runtime.local_1.10.4
- DataGrid の fixFirstColumn プロパティー
fixFirstColumn は、水平スクロール時に最初の列 (タイトル列など) を固定するかどうかを指定するための、DataGrid ウィジェットの新規プロパティーです。 詳しくは、Rich UI DataGrid および DataGridTooltipを参照してください。
- RUI の move by name のサポート
RUI でのレコードの高速コピーを可能にする Move.. by name ステートメントが RUI でサポートされるようになりました。 詳しくは、moveを参照してください。
モバイル機能拡張:
- EGL Dojo モバイル・ウィジェット
デフォルトで、使用中のモバイル・ウィジェットは 1.5.0 に更新されます。
より多くの機能を提供するために、DojoMobileTextBox や DojoMobileRadioButton などのウィジェットが追加されました。 詳しくは、EGL Dojo モバイル・ウィジェットを参照してください。
サービス機能拡張:
- すべてのサービスを呼び出すための http 認証のグローバルな設定方法
Rational Business Developer V9.5.1 では、serviceLib.setHTTPBasicAuthentication (UserID, Password) によってすべてのサービスを呼び出すためのユーザー ID およびパスワードを設定できます。
- Ant タスク egl.createInterfaceFromWSDL
egl.createInterfaceFromWSDL という名前の新しい Ant タスクが導入され、Ant によって egl インターフェースを WSDL ファイルから作成できるようになりました。 詳しくは、egl.createInterfaceFromWSDLを参照してください。
新規注釈 :
- enableSaveRestore
Rational Business Developer V9.5.1 では、アノテーション enableSaveRestore が更新されています。 これをレコードなどのプログラム変数に使用して、セグメント化された converse にわたって変数のデータを保存するかどうかを制御できます。 詳しくは、すべての EGL プロパティーのマスター・リストを参照してください。
新しい EGL 生成時オプション:
- deepNullCheck
deepNullaCheck ビルド記述子オプションは、変数をヌルと比較する際に、任意の変数が、参照される値のヌル状況を検査するかどうかを指定します。 詳しくは、ビルド記述子オプションの概要を参照してください。
- defaultServiceHttpBasicUserId および defaultServiceHttpBasicPassword
これら 2 つのビルド記述子オプションは、すべてのサービスを呼び出すためのデフォルトのユーザー ID およびパスワードを指定します。 詳しくは、ビルド記述子オプションの概要を参照してください。
新しい EGL 設定:
- 生成された HTML のメタ・ヘッダーを追加
Rational Business Developer V9.5.1 では、開発およびデプロイされた HTML で使用される HTML メタ・ヘッダーを指定するための RUI 設定が追加されています。 また、EGL デプロイメント記述子にメタ・セクションが追加されており、デプロイされた HTML ファイルでカスタム・メタ・ヘッダーを指定できます。 詳しくは、Rich UI の設定を参照してください。
- デプロイされた HTML で JavaScript コンテンツを別のファイルに分離可能
Rational Business Developer V9.5.1 では、デプロイされた HTML ファイルの JavaScript コンテンツを、単一ファイルとして HTML ファイルから分離するかどうかを指定するための設定が追加されています。 この .js ファイルにより、JavaScript ファイルのブラウザー・キャッシュのパフォーマンスが向上します。 詳しくは、Rich UI デプロイメントの設定を参照してください。
- コンテンツ・アシストの無効化が可能
コンテンツ・アシストを無効化するメニュー・ボタンが追加され、またキーボード・ショートカット (Ctrl+6) を使用してコンテンツ・アシストを無効化できます。 ワークスペースが大きすぎてコンテンツ・アシストのパフォーマンスが低下する場合に、この機能が役立ちます。 詳しくは、コンテンツ・アシストを参照してください。