EGLPREP バッチ・コマンド・ユーティリティー
ワークベンチの外部で EGLPREP コマンドを使用して、ホスト上に複数の生成済み COBOL プログラムを準備します。このユーティリティーは、指定されたフォルダーで EGL COBOL 生成プロセスによって 作成された buildplan ファイルをモニターします。EGLPREP は新しい buildplan ファイルを検出すると、新しいスレッドを開始して buildplan を起動します。開始するスレッドの数を制限するために、オプション・パラメーターを設定することもできます。
各ビルド計画が終了するとき、EGLPREP は、buildplan ファイルの検索を行ったのと同じフォルダー内にある batchBuild.html という名前の ヒストリー・ファイルを更新します。このファイルには、 完了した各ビルド計画の結果が表示されます。
ビルド記述子オプション prep が yes に設定されたワークベンチから COBOL プログラムを生成する場合、EGL は、各コンパイルが完了するまで待機してから、次のプログラムを生成します。prep ビルド記述子 オプションを NO に設定することによって、コンパイルの責務を EGLPREP ユーティリティーにシフトします。これにより、z/OS® および iSeries の機能を使用して同時に複数のコンパイルを実行できます。
前提条件
- eglbatchgen.jar が PATH および CLASSPATH 両方のシステム変数に入っていることを確認する。JAR ファイルは次のディレクトリーに存在します。
SharedInstallDirectory¥plugins¥com.ibm.etools.egl.batchgeneration_version¥runtimeこの置換変数は次のとおりです。
- SharedInstallDirectory は、EGL 開発者製品の共有リソースをインストールしたディレクトリーの完全修飾パスです。例えば、Windows システムでは C:¥Program
Files¥IBM¥SDP70Shared、または Linux システムでは /opt/IBM/SDP70Shared。
現在ご使用の製品をインストールする前に、前のバージョンの EGL 開発者製品をインストールし、保持していた場合、対象の共有インストール・ディレクトリーは、以前のインストール時に使用されたディレクトリーである可能性があります。
- version はプラグインのバージョンです。値には、ピリオドで区切られた 3 つの数値、その後にストリング区切り文字、さらにその後にプラグインがビルドされた日時が含まれています。同じプラグインの複数のバージョンが存在して、以前のバージョンを使用する必要がない場合は、最新のバージョン番号を使用します。
- SharedInstallDirectory は、EGL 開発者製品の共有リソースをインストールしたディレクトリーの完全修飾パスです。例えば、Windows システムでは C:¥Program
Files¥IBM¥SDP70Shared、または Linux システムでは /opt/IBM/SDP70Shared。
- ユーザー ID とパスワードを処理するようにセキュリティー・マネージャーをセットアップします。詳しくは、『セキュリティー・マネージャー』を参照してください。
構文
コマンド・プロンプトで次のコマンドを 1 行で
入力します。
java EGLPREP foldername [-searchSubfolders]
[-maxThreadsn]
[-clearHistory]
- foldername
- 新しいビルド計画のために EGLPREP がモニターする必要があるフォルダーの名前です。
- -searchSubfolders
- EGLPREP にfoldername の下のサブフォルダーで 新しいビルド計画を検索するように指示します。
- -maxThreads n
- EGLPREP に、スレッドを指定された数に制限するように指示します。maxThreads とその番号の間にはスペースを含めないでください。 デフォルトは 1 です。
- -clearHistory
- EGLPREP に、以降の履歴をログに記録する前に、 batchBuild.html ファイルの内容を削除するように指示します。