ライブラリー・パーツ

ライブラリー・パーツは関数および変数の共用をサポートします。

ライブラリー・パーツには、次の特性があります。
  • ライブラリー・パーツは、複数のエントリー・ポイントを持つ、メインの論理パーツです。
  • ライブラリー要素は、共用ライブラリー関数への直接呼び出し、または共用ライブラリー変数への直接参照によりアクセスされます。
  • Java™ と COBOL 生成のライブラリー・パーツは通常、BasicLibrary ステレオタイプを使用します (BasicLibrary ステレオタイプを参照してください)。 RUIPropertiesLibrary ステレオタイプは、Rich UI で使用可能です (RUIPropertiesLibrary ステレオタイプを参照してください)。EGL には、i4GL 互換性のために NativeLibrary ステレオタイプも含まれています (NativeLibrary ステレオタイプを参照してください)。
  • ライブラリーは、そのライブラリーを使用するパーツとは別に生成されます。
  • 実行時には、ライブラリーは、最初に使用されるときにロードされ、その実行単位が終了したときにアンロードされます。
  • ライブラリーが他のライブラリーを呼び出すと、呼び出されたライブラリーは、呼び出し元のライブラリーがメモリー内に存続している間はメモリー内に存続します。

ライブラリーについて詳しくは 、ライブラリー・パーツの概要を参照してください。

ライブラリーのプロパティーについて詳しくは、ライブラリー・プロパティーを参照してください。

構文

プログラム・パーツの構文図
libraryName
ライブラリーに割り当てる名前。
libraryType
ライブラリーを特殊化するステレオタイプ。
libraryFunctions
その他の論理パーツがこのライブラリーから呼び出すことができる EGL 関数。その他の論理パーツは、private キーワードでラベル付けされているライブラリー関数を呼び出すことはできません。
libraryVars
その他の論理パーツがこのライブラリーから参照できる変数または定数。その他の論理パーツは、private キーワードでラベル付けされているライブラリー変数を参照できません。

互換性

表 1. ライブラリー・パーツの互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
COBOL 生成 生成されるライブラリーの名前の最大長は 8 文字です。
JSF JSF ハンドラーは、ロードされるたびにライブラリーの新しいコピーを取得します。
Rich UI Rich UI の互換性の問題に関する詳細については、EGL Rich UI の作業の開始を参照してください。
テキスト UI ライブラリー関数では、conversedisplay、 または show の各ステートメントを使用できず、テキスト書式にもアクセスできません。 印刷書式にアクセスするライブラリーには、関連する書式グループ用の use ステートメントを組み込む必要があります。 ライブラリーは、セグメント化テキスト UI プログラムによる converse または show の実行時に再ロードされます。
Web トランザクション ライブラリー関数では、converse ステートメントまたは show ステートメントを使用できません。 Web トランザクション領域は常にセグメント化されています。そのため、プログラムで converse または show が行われると、ライブラリーは再ロードされます。