Rational Business Developer V9.5 の新機能
Rational® Business Developer V9.5 には、以下の新機能が導入されています。
コード分析によるソース・コード分析
コード・レビューにより、EGL ソース・コードにおけるコーディング規則の構成を作成できます。 その後、それらの構成を実行して、ソース・コードが規則に従っているかどうかを調べます。 詳しくは、コード・レビューを参照してください。
Rich UI 機能拡張:
- Rich UI ウィジェット・プロジェクトの更新
デフォルトでは、以下の Rich UI システム・プロジェクトが使用されています。
- Dojo ベースではない EGL ウィジェットの場合: com.ibm.egl.rui_4.3.2
- EGL Dojo ウィジェットの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.widgets_2.3.0
- EGL Dojo サンプルの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.samples_2.3.0
- ローカル Dojo ランタイム・アクセスの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.runtime.local_1.10.4
- DojoUploaderWidget
DojoUploader ウィジェットは、Rational Business Developer V9.5 での新しいウィジェットです。 これを使用すると、ファイルをクライアント・サイドからサーバーにアップロードできます。 詳しくは、DojoUploaderを参照してください。
- DojoFilteringSelect の maxHeight プロパティー
maxHeight は DojoFilteringSelect ウィジェットの新しいプロパティーで、そのドロップダウン・ビューの最大の高さを指定します。 詳しくは、DojoFilteringSelectを参照してください。
- 64 ビット Windows での XulRunner のサポート
64 ビット Windows 対応 XulRunner が、EGL Dojo モバイル・ウィジェット V9.5 で Visual Editor レンダリング・エンジンとして使用できるようにサポートされています。詳しくは、64 ビット Windows での XulRunner のサポートを参照してください。
モバイル機能拡張:
- EGL Cordova ライブラリーおよびツール
Rational Business Developer V9.5 では、EGL Cordova プログラミング・モデルが導入されています。 この新しいライブラリーおよびツール・セットで、ハイブリッド・モバイル・アプリケーションを開発、テスト、デバッグ、およびデプロイすることができます。 EGL Cordova ライブラリーによる開発方法を調べ、また EGL Cordova ライブラリー API を見つけることもできます。 詳しくは、EGL Cordova リファレンスを参照してください。
- EGL Dojo モバイル・ウィジェット
デフォルトで、使用中のモバイル・ウィジェットは 1.4.0 に更新されます。
プロパティー (isLongList や isFilteredList など) がさらに DojoMobileList ウィジェットに追加され、長いリストを処理するとき、またはリストのフィルター処理を行うときのパフォーマンスが向上します。 詳しくは、『DojoMobileList』を参照してください。
ウィジェット (DojoMobileAccordion、DojoMobileAccordionPane、DojoMobileContentPane、DojoMobileScrollablePane、および DojoMobileSimpleDialog など) がさらに追加され、コンテナーおよびレイアウト機能が増えました。 詳しくは、EGL Dojo モバイル・ウィジェットを参照してください。
サービス機能拡張:
- JAX-WS での SOAP V1.2 クライアント・サポート
Rational Business Developer V9.5 は、SOAP V1.2 バインディングを使用するサード・パーティー Web サービスの起動をサポートしています。 SOAP V1.2 Web サービスを呼び出す場合、サービス・ランタイムを JAX-WS に切り替える必要があります。 詳しくは、JAX-WS での SOAP V1.2 クライアント・サポートを参照してください。
- アンラップ SOAP サービス・サポート
Rational Business Developer V9.5 は、文書/リテラル・アンラップ・スタイルの WSDL ファイルを提供するサード・パーティー Web サービスの起動をサポートしています。 文書/リテラル・アンラップ・スタイルの WSDL ファイルで記述されている Web サービスを呼び出す場合、サービス・ランタイムが JAX-RPC であることを確認する必要があります。
- Ant タスク egl.generateWSDL
egl.generateWSDL という名前の新しい Ant タスクが導入され、WSDL ファイルを EGL サービス・ファイルから、Ant によって生成できるようになりました。 詳しくは、egl.generateWSDLを参照してください。
新規注釈 :
- isRemoved
isRemoved は、Rational Business Developer V9.5 での新しい注釈です。 これを使用すると、ユーザー独自の EGL パーツまたはタイプ (ライブラリー、サービス、外部タイプ、レコード、変数など) を、それらが使用されると IDE にエラーが表示されるよう、論理的に除去することができます。 詳しくは、『すべての EGL プロパティーのマスター・リスト』を参照してください。
新しい EGL 生成時オプション:
- genXSDFile
genXSDFile ビルド記述子オプションは、渡されたパラメーターで呼び出されたプログラムについて、XML スキーマ定義 (XSD) サイド・ファイルが作成されるかどうかを指定します。 このオプションは、Rational Virtualization Server によるテストを可能にする入力として使用できる、XSD ファイルを作成します。 詳しくは、ビルド記述子オプションの概要を参照してください。
- minSubstringLength
minSubstringLength ビルド記述子オプションは、IndexOutOfBoundsException がスローされるまでサブストリング移動に許可される最小の長さを指定します。 詳しくは、minSubstringLengthを参照してください。
- ADDITIONALUSERFILES
ADDITIONALUSERFILES は新しい生成シンボリック・パラメーターで、ビルド計画依存関係リストに追加される、追加のファイルを識別します。 これで、COBOL の生成中に、追加のユーザー・ファイルが処理され、ホスト・マシンにアップロードされるようになります。 詳しくは、ユーザーが設定可能な事前定義シンボリック・パラメーターを参照してください。
- J2C 接続を持つ CICS® チャネル
CICS J2C 接続を持つ CICS チャネルを使用できます。 リンケージ・オプションで、parmForm を CHANNEL に、また remoteComType を CICSJ2C に設定してください。 CICS チャネルについて詳しくは、『callLink 要素の parmForm』を参照してください。CICS J2C 接続について詳しくは、『callLink 要素の remoteComType』を参照してください。
- 新しいリソース関連プロパティー includeRecordLengthField
このプロパティーは、Java™ を EGL ソースから生成しているときに、可変長順次レコードの「レコード長」フィールドも書き込むかどうかを指定します。 詳しくは、関連要素を参照してください。
新しい EGL 設定:
- プロジェクトのクリーニング中に生成されたファイルを削除
このチェック・ボックスを使用すると、プロジェクトのクリーニング中に、すべてのファイル (.properties ファイルは除く) と結果の空ディレクトリーを EGLGen/JavaSource ディレクトリーから削除できます。 詳しくは、生成設定の変更を参照してください。
- EGLAR で詳細を検索
このチェック・ボックスを使用すると、コンテンツ・アシストが使用されているときに、関数および変数の説明を EGL エディターから取得できます。 詳しくは、『Rich UI DataGrid および DataGridTooltip』を参照してください。
- 拡張移動詳細を表示
このチェック・ボックスを使用すると、コンテンツ・アシストが使用されている場合、EGL ソースのエディター・セッションの間、マウスオーバー機能が使用されているときに拡張移動詳細を表示します。 詳しくは、『Rich UI DataGrid および DataGridTooltip』を参照してください。
新しい環境変数
- VSECON / VSE Build Server への変更
VSE Build Server で、VSE Connector Client を見つけるための環境変数 VSECON が使用されます。 この変数は、VSE Connector Client のインストール・ディレクトリーか、VSEConnector.jar と cci.jar の両方が入っているディレクトリーに設定する必要があります。 これらのファイルを distributedbuild プラグイン・ディレクトリーにコピーする必要はありません。 詳しくは、「Generation Reference for VSE Feature」を参照してください。
デバッガー機能拡張
- Liberty Profile のための EGL デバッグ・サポート
Liberty Profile を使用しているときに EGL サービス、Web トランザクション、および UI プログラムをデバッグする機能が追加されました。 詳しくは、Liberty Profile のための EGL デバッグ・サポートを参照してください。