defaultServiceTimeout

defaultServiceTimeout ビルド記述子オプションは、2 つのイベント間で経過する有効な最大ミリ秒数を指定します。
  • Rich UI アプリケーションの場合、イベントは、EGL Rich UI プロキシー (アプリケーション・サーバー上) が Web サービスを呼び出したときと、プロキシーが応答を受け取ったときに発生します。
  • EGL 生成 Java™ リクエスターの場合、イベントは、EGL ランタイムが Web サービスを呼び出したときと、コードが応答を受け取ったときに発生します。

応答が、指定された最大より長くかかると、EGL ランタイムは ServiceInvocationException をスローします。

タイムアウトの設定は、部分的には試行錯誤の問題です。
  • ローカル・ネットワーク・トラフィック、インターネット・トラフィック、サーバー応答時間など、さまざまな要因を考慮します。それらの要因は、異なる条件下では同じサービスの 2 つの呼び出しにかかる時間が異なる可能性があることを意味します。
  • ご使用のアプリケーションの性質を考えてみましょう。コードがクレジット承認を待機している場合、ユーザーに対して 2 回課金する可能性を防ぐために、タイムアウト値を大きく設定できます。コードがオンライン・オークション競売に入札する場合、小さいタイムアウト値を設定して、ユーザーが迅速に追加入札を行えるようにすることができます。
  • その差が 1 秒以上ある複数のタイムアウト値を使用します。

オプション defaultServiceTimeout は、Rich UI と EGL 生成の Java で使用可能です。Rich UI では、サービスを呼び出す call ステートメントに timeout プロパティーを設定することによって、この値を上書きできます。

デフォルトは連続待機です。(EGL バージョン 7.5.1 では、デフォルトは 10,000 でした)。

互換性

表 1. defaultServiceTimeout の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
COBOL 生成 ビルド記述子オプションは影響を 与えない。
Rich UI ビルド記述子オプションは、専用サービスのアクセス中は影響を与えません。