CALL ステートメント
新規ジョブ・ステップを定義し、実行する外部 JCL ジョブを指定します。
構文

パラメーター
- label
- ステップ名を指定します。
- MEMBER
- 実行する外部 JCL ファイル。完全修飾順次データ・セット、または CCUPROC というラベルの DD ステートメントで指定されている PDS のメンバーを指定します。
- WAIT
- ビルド・サーバーが次のステップを実行する前にこのステップの完了を待機する必要があるかどうかを指定します。このパラメーターには、以下のいずれかの値を指定できます。
- yes
- 次のステップの実行前に 30 秒待機します。
- no (デフォルト値)
- 次のステップの実行前に待機しません。
- nnn
- 次のステップの実行前に指定された秒数待機します。
- COND
- code
- 前のステップの戻りコードに照らしてテストする値。
- op
- 比較演算子。
- step
- 戻りコードを発行するステップの名前。
疑似 JCL から外部 JCL を呼び出す場合は、以下の点を考慮してください。
- WAIT=NO が指定されている (またはデフォルトで暗黙で存在している) 場合、ビルドは以降のステップで継続される。このとき、呼び出される JCL の戻り条件は 0 と見なされます。この場合、呼び出される JCL ジョブは単独で完了し、ビルド・サーバーでは実行が認識されません。
- WAIT=YES または WAIT=nnn が指定されている場合は、VARS カードで定義された情報によって、定義済みの変数がなければなりません。
CCULIB=buildServerLoadLibrary- buildServerLoadLibrary
- ビルド・サーバー・ロード・ライブラリー。
- WAIT=YES または WAIT=nnn の場合、サブミットされる JCL はビルド・サーバーで変更され、最後にジョブの終了を取り込むステップが追加される。このステップでは、サブミットされたジョブの最後のステップの戻りコードに基づく一時データ・セットに値が書き込まれます。ビルド・サーバーは、ステップの戻りコードに対してこの値を使用します。以下の戻りコードのみが可能です。
戻りコードを使用するには、ジョブが正常に終了しなければなりません。 ジョブが上記以外の戻りコードで終了する場合、そのコードは 20 に設定されます。 ビルド・サーバーは、ジョブが完了するまで指定された時間 (WAIT=YES の場合は、時間は 30 秒です) 待機します。その後、ビルド・サーバーは、ジョブが戻りコード 20 で完了したものと見なします。0, 4, 8, 12, 16, 20 - JCL ファイルの内容は、適切なジョブ・カードを持つスタンドアロン・ジョブ・ストリームであると予想される。
- 指定した JCL は、疑似 JCL の認識する変数を置換するように変更された後、実行に向けてサブミットされる。
例
以下の例は、CALL ステートメントを使用する疑似 JCL ファイルを示しています。
//V VARS CCULIB=SYS1.SCCULOAD
//T0 EXEC PGM=IEFBR14
//T1 CALL MEMBER=MISC.JCL(COBCOMP),WAIT=YES,COND=(0,EQ,T0)
//T2 EXEC PGM=IEFBR14,COND=(0,EQ,T1)
//