decimalSymbol
decimalSymbol ビルド記述子オプションは、実行時に 10 進記号として使用する文字を指定します。このオプションの値を指定する場合は、separatorSymbol ビルド記述子オプションの互換性のある値を指定します。
印刷書式を使用しない COBOL プログラムを生成する場合、以下の記述が適用されます。
- decimalSymbol ビルド記述子オプションが指定されていない場合は、ランタイム・インストールに指定された言語依存オプション・モジュールに指定されている 10 進記号文字によって値が設定されます。 z/OS® の場合、関連する詳細については、ご使用のランタイム製品のプログラム・ディレクトリーを参照してください。
- ビルド記述子オプションとオプション・モジュールの両方で値を指定する場合は、これらの値を同じにしてください。
印刷書式を使用する COBOL プログラムを生成し、decimalSymbol ビルド記述子オプションを指定しない場合、ピリオドが使用されます。
Java™ コードを生成する際、 decimalSymbol ビルド記述子オプションにより、vgj.nls.number.decimal Java ランタイム・プロパティーに文字が割り当てられますが、 割り当てられるのは、genProperties ビルド記述子オプションが GLOBAL または PROGRAM に設定されている場合です。 decimalSymbol ビルド記述子オプションを指定しなかった場合、文字は、vgj.nls.code Java ランタイム・プロパティーに関連付けられているロケールによって決まります。
この値は、1 文字を超えてはなりません。
CHAR 型フィールドに数値を割り当てる場合、その数値の 10 進記号がランタイム環境の現在の 10 進記号に一致している必要があります。記号が一致しない場合、エラーになります。