validationBypassKeys
validationBypassKeys プロパティーは、EGL ランタイムに入力フィールドの検証をスキップさせる 1 つ以上のユーザー・キー・ストロークを指定します。 このプロパティーは、終了キーや取り消しキーなど、ユーザー入力を無視するキー・ストロークを予約する場合に便利です。
ユーザーが検証バイパス・キーを押すと、以下のアクションが実行されます。
- 書式上の入力データは検証されません。
- 書式上の入力データはプログラムに渡されません。
- プログラムは、converse の後に続くステートメントを引き続き処理します。 または、プログラムの inputForm プロパティーで参照されている書式の場合には、プログラムの main 関数内の最初のステートメントを引き続き処理します。
validationBypassKeys = [bypassKeyValue]
bypassKeyValue は、F キーまたは PF キーの名前 (pfn の形式) です。n は 1 から 24 までの数値 (1 および 24 を含む) です。PC のキーボードにあるファンクション・キーは、F1 などの F キーになっていることがありますが、EGL では IBM® の PF という用語を使用しています。例えば、PC キーボードの F1 は、EGL では PF1 と呼ばれます。
複数のキー値を指定する場合は、以下の例に示すとおり、値のセットを大括弧で区切り、各値はコンマで次の値から分離します。
validationBypassKeys = [PF3, PF4]
validationBypassKeys
プロパティーは、以下のタイミングで指定できます。
- テキスト書式を定義する際。
- FormGroup パーツを定義する際。
- プログラム定義の FormGroup パーツに use 宣言を指定する際。
PC のキーボードの場合、EGL はファンクション・キーを以下のようにマップしています。
| ファンクション | Windows での EGL キー・マッピング | Linux および AIX® での EGL キー・マッピング |
|---|---|---|
| PF1-PF12 | F1-F12 | F1–F12 |
| PF13-PF24 | Shift+F1-F12 | Ctrl+S を押してから F1–F12 を押します。 |
| PA1-PA3 | Ctl+F1-F3 | Ctrl+A を押してから F1–F3 を押します。 |
注:
- 正符号 (+) は、2 つのキーを同時に押す必要があることを示しています。
- Linux と AIX では、Ctrl+S と Ctrl+A は切り替えとして機能します。キーの組み合わせを誤って押した場合は、同じ組み合わせを再度押して、切り替えを無効にすることができます。Ctrl+S を押してから、F1–F12 以外のキーを押すと、無効になります。同様に、Ctrl+A を押してから F1–F3 以外のキーを押しても、無効になります。
互換性
| プラットフォーム | 問題 |
|---|---|
| IMS/VS | IMS™ では PA キーが予約されているため、これらのキーをデフォルトの検証バイパス・キーにすることはできません。 プログラムのユーザーが検証をバイパスすることを許可する場合は、固有の PF キーを定義する必要があります。 ご使用のインストール済み環境で IMS のローカル・コピー機能用に PF12 を使用する場合は、検証バイパス・キーに PF12 を使用しないでください。 |