synchOnPgmTransfer

synchOnPgmTransfer ビルド記述子オプションは、CICS® 環境用の COBOL プログラムを生成する場合に使用します。このオプションを指定すると、転送プログラムを CICS 用に生成する場合と、IMS/VS 用に生成する場合との動作の違いを最小限に抑えることができます。

このオプションは、以下の条件が該当する場合にコミット点を設定するかどうかを指定します。
  • 生成されたプログラムが transfer to program ステートメントを実行する。
  • transfer ステートメントのターゲット・プログラムが EGL で生成されたプログラムである。
  • PSB がスケジュール済みである。
  • 転送プログラムの PSB レコードで参照されているデフォルトの PSB が、ターゲット・プログラムの PSB レコードで参照されているデフォルトの PSB に一致する。
    注: デフォルトの PSB は、PSB レコード・パーツ内で設定されている、defaultPSBName プロパティーの値です。PSB レコードの例については、「EGL 言語解説書」のトピック『DL/I サポート』を参照してください。
他の場合に synchOnPgmTransfer ビルド記述子オプションの影響はありません。
EGL によって生成された COBOL プログラムでは、以下の規則も適用されます。
  • CICS では、転送プログラムに対して PSB がスケジュールに入っていない場合、transfer to program ステートメントに対してはコミット点が発生しませんが、transfer to transaction ステートメントに対しては常に発生します。
  • CICS または IMS™ では、転送プログラムとターゲット・プログラムのデフォルトの PSB 参照が異なっている場合、transfer to program または transfer to transaction のいずれかのステートメントに対しては常にコミット点が発生します。
  • CICS または IMS では、show ステートメントに対して常にコミット点が発生します。

NO
IMS の場合に該当しますが、transfer to program ステートメントは、前述の条件の場合、リカバリー可能リソースのコミット、ファイルのクローズ、またはカーソルのクローズを行うことはありません。
YES (デフォルト値)
transfer to program ステートメントは、前述の条件の場合、リカバリー可能リソースのコミット、ファイルのクローズ、またはカーソルのクローズを行います。