DFM を使用したリモート VSAM サポート

EGL デバッガーを Windows プラットフォーム上で実行する場合、あるいは EGL 生成の Java™ コードを 32 ビット Windows プラットフォームまたは AIX® 上で実行する場合に、DFM を使用してリモート VSAM ファイルにアクセスできます。

リモート VSAM ファイルにアクセスするために DFM を使用するには、以下のようにします。
  • アクセスの前提条件を満たします
  • リソース関連情報を指定し、プログラムのデバッグに使用するビルド記述子のリソース関連パーツを参照します

アクセスの前提条件

VSAM ファイルにアクセスするには、まず最初に、VSAM ファイルを常駐させるシステム上で VSAM ファイルを定義する必要があります。

リモート VSAM アクセスを実行するには、ワークステーション上に Distributed File Manager (DFM) をインストールする必要があります。 DFM インストール・コードが含まれている JAR ファイルでは、追加の機能も使用できます。

以下のようにします。
  1. 以下のサブディレクトリーを見つけます。
      installDir¥eclipse¥plugins
    installDir はご使用の製品のインストール・ディレクトリーです。
  2. そのディレクトリーで、以下の JAR ファイルを見つけます。
      com.ibm.etools.egl.java.binaries_<version>.jar
    <version> は 7.1.101.v20090718_0331 などのバージョン番号です。
開発プラットフォームのデバッグ・セッションで使用するか、ランタイム・プラットフォームで使用するためにリモート VSAM アクセスを取得するには、以下のようにします。
  1. JAR ファイル内でファイル EGLRuntimes¥win¥bin¥Vsamwin.zip を見つけます。
  2. Vsamwin.zip を新規ディレクトリー (開発プラットフォーム上またはランタイム・ディレクトリー上) に抽出します。
  3. 抽出した INSTALL.README ファイルの指示に従います。

リソース関連

Windows 上で EGL プログラムをデバッグする際に使用するリソース関連パーツを作成するには、以下のようにファイル・タイプおよび systemName を指定します。
ファイル・タイプ
ファイル・タイプとして ibmcobol を設定します。
systemName
以下の形式でシステム名を指定します。
  ¥¥machineName¥qualifier.fileName
machineName
SNA 構成で指定された、SNA LU 別名
qualifier.fileName
VSAM データ・セット名 (修飾子を含む)

命名規則は、汎用命名規則 (UNC) 形式と同様です。UNC 形式の詳細については、「Distributed FileManager User's Guide」を参照してください。この資料は、vsamwin.zip ファイルに含まれています。