関数プロトタイプ
関数プロトタイプは、EGL システム・コードが関数自体にアクセスできないときに関数呼び出しで型検査を実行するために使用される定義です。
キーワード function で始まる関数プロトタイプは、関数名、およびそのパラメーター (あれば)、戻り値 (あれば) をリストします。プロトタイプには、実行可能コードは含まれません。
関数プロトタイプは、以下の状況で使用することができます。
- ExternalType を定義するとき (ExternalType パーツを参照)。 このとき、プロトタイプは Java™ メソッドが EGL 用語でどのようになっているかを EGL に伝えます。
- インターフェース・パーツ作成時 (インターフェース・パーツを参照)。 この時、プロトタイプはサービス内での関数の振る舞いがどのようであるかを EGL に伝えます。リモート・サービスの場合、これらの関数は通常 EGL では作成されません。
委譲パーツは、関数プロトタイプが伝えるものと同じ一般情報を別の形式で伝えます (委譲パーツを参照)。
構文

- functionPartName
- プロトタイプが表す関数の名前です。
- parameters
- 実際の関数が使用するパラメーターのリストです。
- type
- 実際の関数が戻す値を表す型です。 これは、プリミティブ型、データ項目、辞書、またはレコードになる場合があります。
例
以下に、関数プロトタイプの例を示します。
ExternalType TaxModule type JavaObject
// public 変数を定義します
adjustedGrossIncome FLOAT;
companyName STRING;
// 関数プロトタイプを定義します
function calculateTax (adjIncome FLOAT) returns (FLOAT);
// コンストラクター・プロトタイプを定義します
constructor (taxAuthority STRING);
end