Liberty Profile に対する EGL デバッグ・サポート

Liberty Profile の使用時には、EGL サービス、Web トランザクション、および UI プログラムをデバッグすることができます。 Liberty Profile の EGL デバッグ・モードを開始する手順は以下のとおりです。
  1. 新しい Liberty Server を追加します。 詳しくは、http://www-01.ibm.com/support/knowledgecenter/SSMQ79_9.1.1/com.ibm.egl.pg.doc/topics/pegl_jsf_adding_web_server_tsk.html を参照してください。 新規サーバーの追加が完了したら、「サーバー」ビューでサーバーの名前を右クリックし、ポップアップ・メニューから「デバッグ」を選択します。 デバッグ・モードの開始後、「サーバー」ビューでサーバーの名前を右クリックし、ポップアップ・メニューから「停止」を選択すると、デバッグが停止します。
    注: Rational® Business Developer V9.5 で Liberty Profile のデバッグを開始しても、EGL デバッガーは開始されません。 Liberty Profile へのプロジェクトのデプロイには、ステップ 1 が役立ちます。 プロジェクトが Liberty Profile 内の新規サーバーにデプロイされたら、デバッガーを停止し、以下の手順で EGL デバッグ・モードを開始する必要があります。
  2. IBMDebug.jar を共有ライブラリーとして Liberty Profile に追加します。 Rational Business Developer V9.5 インストール・ディレクトリーの bin に IBMDebug.jar が置かれます。 サーバー名に基づいて IBMDebug.jar を Liberty サーバー・ディレクトリーにコピーする必要があります。 以下はその例です。
    D:¥Program Files (x86)¥liberty855¥usr¥servers¥myNewServer

    IBMDebug.jar を Liberty 共用ディレクトリーにコピーし、それをすべてのサーバーで共用することもできます。 以下はその例です。

    D:¥Program Files (x86)¥liberty855¥usr¥shared¥resources
    IBMDebug.jar を Liberty の server.xml に共用ライブラリーとして追加します。 以下はその例です。
     <library id="IBMDebug" name="IBMDebug">
      <file name="IBMDebug.jar"/>
    	 </library>  		
  3. プロジェクト名に基づいて、ProgramName.ear を Liberty にデプロイし、IBMDebug.jar を共有ライブラリー・クラス・ローダーとして Liberty の server.xml ファイルにある enterpriseApplication 定義に追加します。

    Liberty の server.xml ファイルで、共用ライブラリーをクラス・ローダー・ロケーションとして EAR の enterpriseApplication 定義に追加する必要があります。 以下はその例です。

    <enterpriseApplication id="ProgramNameEAR" 
    location="ProgramNameEAR.ear" name="ProgramNameEAR>
    <classloader commonLibraryRef="IBMDebug"></classloader>
    </enterpriseApplication>
  4. Rational Business Developer V9.5 が自動的に JDT デバッガーを接続しないようにするには、コマンド・ラインから server.bat debug を使用して、デバッグ・モードで Liberty を開始します。 これにより、Liberty が開始され、デバッガーが接続するのを待ちます (デフォルト・ポート 7777)。

    liberty/bin ディレクトリーおよび server.bat debug serverName を見つけるには、CMD コマンドを使用します。 サーバー・デバッグを開始後、CMD ラインには以下のように表示されます。

    D:¥Mysoft¥liberty855¥bin>server.bat debug myNewServer
    Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM warning: ignoring option MaxPermSize=256m; support was removed in 8.0
    Listening for transport dt_socket at address: 7777

    CMD ウィンドウは閉じないでください。

  5. Rational Business Developer V9.5 内で、WebSphere® Application Server デバッグ起動構成を作成します。 この構成により、デフォルト・ポート 7777 およびサーバー・タイプとして WebSphere Application Server V8.5 を使用して、待機状態の Liberty に接続します。 構成は、「実行」 > 「デバッグ構成」を選択し、「WebSphere Application Server」をダブルクリックすると見つけることができます。 続いて、「名前」に入力し、適切なプロジェクトを選択し、IBM® WebSphere Server タイプとして「IBM WebSphere Server V8.5」を選択して、次に「デバッグ」をクリックします。

これにより、接続された情報が CMD ウィンドウに表示されます。 以上の手順を実行後、Liberty Profile で EGL サービスをデバッグすることができます。