以下の新機能が Rational® Business Developer V9.0 に導入されました。
Rational Business Developer V9.0 には、複数の EGL 指向 Ant タスクが用意されています。 それらのタスクを Eclipse、Rational Application Developer、および ant-contrib ライブラリーで定義された他の Ant タスクとともに、Ant ビルド・ファイルで使用できます。 これには、生成やデプロイなどが含まれ、Ant を使用して EGL アプリケーションをビルドおよびデプロイできるようになっています。 Ant ビルド・ファイルは、RBD ワークベンチから、またはヘッドレス Eclipse ワークスペースを使用してバッチ・コマンドとして実行できます。 ヘッドレス・ビルドによって、EGL ビルドをより効率的に管理でき、EGL によるアジャイル・プログラミングのサポートが向上します。
用意されている Ant タスクについて詳しくは、『ヘッドレス・ビルドの Ant タスク』を参照してください。ヘッドレス・ビルドの生成手順については、『ヘッドレス EGL ビルドの作成』を参照してください。
Rational Business Developer V9.0 では、複数の EGLAR ファイルを異なるフォルダーからプロジェクトに一度に追加することができます。これを行うには、まずすべての EGLAR ファイルを格納する EGLAR ライブラリーを定義し、次に EGL ビルド・パスを編集してこのライブラリーをプロジェクトに追加します。 詳しくは、EGLAR ライブラリーの定義を参照してください。
Rational Business Developer V9.0 では、コードの抽出機能を使用して、長すぎるか複雑すぎる関数をクリーンアップできます。 そのやり方については、『関数の抽出』を参照してください。
Rational Business Developer V9.0 では、外部 Web コンテナーが導入され、 RUI プレビューおよびデバッガーのパフォーマンスの向上に役立っています。
Rational Business Developer V9.0 では、 Liberty profile V8.5.5 を使用できます。Liberty profile は、簡易化された、軽量のアプリケーション・サービス環境です。 この環境は、構成が簡単にできること、動的で、柔軟性が高く、高速であることに重点が置かれています。 詳しくは以下を参照してください。
Rational Business Developer V9.0 のベースとなる IBM Eclipse SDK は、4.2.2 にアップグレードされています。
Rational Business Developer V9.0 では、 拡張された rowset 処理を使用して、データベースとの 1 回の対話で複数の SQL 行の取り出し、挿入、およびアップデートをし、これらの操作に関する適切な診断を得ることで、CPU 時間の消費を削減することができるようになりました。 詳しくは、複数行を参照してください。
バージョン 9.0 では、プログラムのロード・モジュールとその作業用ストレージのサイズが著しく縮小されました。 このメモリー縮小はすべての COBOL 生成環境に自動的に有益性をもたらしますが、特に CICS® などのトランザクション・システムで、ERDSA および EUDSA のストレージ域が増大する際に有益です。
また、9.0 で生成されたプログラムは、他のすべての旧リリース・プログラムと引き続き連携可能ですが、アプリケーション実行時に使用されるメモリー量の削減に役立ちます。
COBOL 生成について詳しくは、『COBOL 生成の概要』を参照してください。