VSE 環境用の EGL プログラムの開発

Rational® Business Developer には、VSE 用の生成機能が備えられています。これを使用して、z/VSE® 環境用の COBOL ソースとして EGL を生成できます。

VSE 用の生成機能を使用するには、以下を実行する必要があります。
  • この機能をインストールし、IBM® Rational Business Developer Extension for VSE のライセンスを購入および適用して、機能を有効にします。この機能は、VSE 環境用の COBOL 生成機能を提供します。
  • IBM Rational COBOL Runtime for z/VSE をインストールおよびカスタマイズします。これは、VSE 環境用のランタイム・サポートを提供するものです (IBM Rational COBOL Runtime for zSeries で提供される z/OS® 用のランタイム・サポートに類似しています)。
以下の主要な特長が VSE 環境の開発に適用されます。
  • 従来の 3270 またはバッチ・アプリケーションを開発できます。VGWebTransaction プログラムも開発できます。
  • VSE CICS® の開発は、z/OS CICS の開発に類似しています。VSE バッチの開発は、z/OS バッチの開発に類似しています。そのため、これらの 2 つの z/OS 環境について記述されたオンライン・ヘルプ内の情報の大部分 (すべてではありません) は、VSE 環境にも適用されます。
  • VSE 環境では 2 つの生成オプションがあります。
    • z/OS 環境の場合と同様に、EGL VSE Build Server を使用して、実行時環境用の COBOL 生成出力を準備します。
    • VisualAge® Generator で使用されていた準備プロセスに類似した準備プロセスを使用できます。 このプロセスでは、以下のテンプレートと手順が使用されます。
      • VSE 用の生成機能に組み込まれた準備 JCL テンプレート。
      • IBM Rational COBOL Runtime for z/VSE に組み込まれた準備 JCL プロシージャー。

    VSE Build Server を使用するため、USEVSEBUILDSERVER シンボリック・パラメーターを YES に設定します。 詳しくは、ユーザーが設定可能な事前定義シンボリック・パラメーターを参照してください。

VSE 環境での EGL プログラムの開発と生成について詳しくは (z/OS とは異なる VSE の互換性に関する考慮事項を含む)、../../com.ibm.egl.nav.doc/topics/vsegen_reference.htmlを参照してください。

VSE ランタイム・サポートのインストールおよびカスタマイズの詳細については、「Program Directory for Rational COBOL Runtime for z/VSE」(GI10-8803-00) を参照してください。