パーツ

パーツ とは、アプリケーションの独立した部分のことです。 パーツの内側に別のパーツが存在することはできません。 パーツは、プログラムと同じくらいの大きさにしたり、単一の DataItem と同じくらい小さくしたりすることができます。 EGL プログラミングでは、以下に示す主な 3 つの種類のパーツを使用します。
  • 値を含むデータ・パーツ
  • データで操作を実行する論理パーツ
  • ユーザーとの対話に特殊化されたデータ構造を提供するユーザー・インターフェース (UI) パーツ

メイン・パーツ (FormGroups、ライブラリー、およびプログラムなど) は、ソース・ファイルと同じ名前を持ちます。 メイン・パーツをまったく持たない、(例えば、ある種のデータ・パーツを保管するための) ソース・ファイルを作成することもできます。

変数とは、EGL 論理パーツまたはレコード内の名前付きエンティティーです。変数はデータ・パーツに基づいています。つまり、 変数は特定の種類のデータ用にストレージを予約しています。詳しくは、変数を参照してください。

パーツ内で変数または定数を宣言する場合、 その識別子はパーツ全体を通して有効範囲内にあります。
  • 宣言が 1 つの関数の中で行われた場合、識別子はその関数のローカルな有効範囲内に置かれます。 例えば、関数 getCustomer() で変数 runningBalance を宣言する場合、 宣言に続く getCustomer() 内のすべてのコードでは runningBalance を参照できます。

    この変数を、引数として別の関数に渡すことができますが、元の識別子を呼び出し先の関数の中で使用することはできません。 その代わり、受信側の関数宣言内の対応するパラメーターの名前は、呼び出し先の関数内で使用可能になります。

  • 宣言がメイン・パーツ (「プログラム」など) 内にあるが、いずれの関数内にも存在しない (main() 関数も含む) 場合、名前は、そのパーツに対してグローバル です。パーツが呼び出すすべての関数で、修飾せずにその名前を参照します。例えば、プログラムが関数の外側で runningBalance を宣言して getCustomer() を呼び出し、 その getCustomer()getCustomerBalance() を呼び出す場合、 これら両関数のいずれの場所からも runningBalance を使用できます。

    テキストまたは印刷書式の名前は、書式を参照するメイン・パーツに対してグローバルです。 これらの名前は、書式が存在していない場合でも使用可能です。

  • 宣言がライブラリー・パーツ内にあるが、いずれの関数内にも存在しない場合、 識別子は実行単位 (まとめて操作される プログラムのセット。実行単位を参照) の有効範囲内にあります。
  • DataTable パーツに関連する有効範囲の問題の説明については、DataTable パーツを参照してください。