i4glItemsNullable
i4glItemsNullable プロパティーが YES に設定されている場合、EGL では、 デフォルトで NULL 可能の変数が作成されるときに I4GL の振る舞いがエミュレートされます (通常の EGL のケースではありません)。このプロパティーのデフォルト値は NO です。 このプロパティーは、通常、EGL マイグレーションで使用されます。 新規にコーディングする場合に使用する必要はありません。
このプロパティーは、プログラム、ライブラリー、レコード、およびハンドラーに適用されます。
NULL 可能の変数について詳しくは、NULL 値および NULL 型を参照してください。
変数の初期値はそれを宣言する方法によって決まります。
- i4glItemsNullable を YES に設定しない限り、「?」で宣言された変数の初期値は 常に NULL となります。i4glItemsNullable プロパティーは、 NULL 値タイプの拡張文字 ("?") に優先します。
- i4glItemsNullable プロパティーを持つ NULL 可能な変数の初期値を以下の表に示します。
表 1. i4glItemsNullable 変数の初期値 プリミティブ型 初期値 数値、INTERVAL 0 HEX 0s DATE December 31, 1899 TIME 現在時刻 TIMESTAMP 現在のタイム・スタンプ その他 NULL
例
以下の 2 つのプログラムがそれぞれ持つ i の初期値は異なります。
program X { I4GLItemsNullable = YES }
function main()
i int; // i は、初期状態で 0
end
end
program Y
function main()
i int?; // i は、初期状態で NULL
end
end
program Z { I4GLItemsNullable = YES }
function main()
i int?; // i は、初期状態で 0
end
end
互換性に関する考慮事項
| プラットフォーム | 問題 |
|---|---|
| JavaScript 生成 | プロパティー i4glItemsNullable はサポートされません。 |