Rational Business Developer V9.1.1 の新機能
以下の新機能が Rational® Business Developer V9.1.1 に導入されました。
JCICS を使用した CICS プログラム呼び出しのサポート
CICS® Liberty アプリケーションから CICS プログラムを呼び出すために、JCICS を remoteComType として指定できます。 この機能は、CICS Transaction Server for z/OS® 5.1 以上を必要とします。
- Rational Business Developer での JCICS サポートについて詳しくは、『callLink 要素の remoteComType』を参照してください。
- VAGen Web Transactions を呼び出すための JCICS の使用方法について詳しくは、『Web トランザクションのリンケージ・プロパティー』を参照してください。
- CICS Liberty のための Rational Business Developer サポートについて詳しくは、『CICS Liberty Profile への EGL プロジェクトのデプロイ』を参照してください。
新しい EGL エディター設定
- ステートメントによって、より小さいフィールドへのデータ移動が発生する場合 (その結果切り捨てが行われます) は、警告メッセージが出されます。 この警告メッセージはデフォルトでオンに設定されており、EGL エディター設定でオフに切り替えることができます。
- 新しい EGL エディター設定により、最上位の機能、レコード、またはデータ項目に対する変更の影響を受けた場合に、いつプログラムとライブラリーを再コンパイルおよび再生成するかを制御することができます。 この機能は、変更の影響を受けたすべての部分を即座に再コンパイルする (かなりの時間がかかる場合があります) 代わりに、据え置き作業のリストを自動的に作成し、管理します。 このリストと、関連するポップアップ・メニュー選択を使用して、いつ、どのプログラムおよびライブラリーを再コンパイルまたは再生成するかを決定できます。 この機能により、ワークスペースでのインクリメンタル・ビルドにかかる時間が大幅に削減されます。 この機能のもう 1 つの利点は、特定の最上位の機能、レコード、またはデータ項目を使用しているプログラムまたはライブラリーがすぐに分かることです。
- cobolGen ライブラリー変数アクセスのパフォーマンスが大幅に改善されました。
「EGL パーツ参照」ビューの新機能
- 必要に応じてパーツをフィルターに掛ける、新しいフィルターが導入されました。 call ステートメントまたは最上位機能に関連するパーツのみを表示することができます。
- 現在表示されているツリー構造をコピーできます。 この機能を上記のフィルターとともに使用して、必要なパーツをコピーします。
詳しくは、パーツ参照の表示 を参照してください。
Rich UI 機能拡張:
デフォルトでは、以下の Rich UI システム・プロジェクトが使用されています。
- Dojo ベースではない EGL ウィジェットの場合: com.ibm.egl.rui_4.3.1
- EGL Dojo ウィジェットの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.widgets_2.2.2
- EGL Dojo サンプルの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.samples_2.2.2
- ローカル Dojo ランタイム・アクセスの場合: com.ibm.egl.rui.dojo.runtime.local_1.10.1
以下のプロジェクトで、Content Delivery Network の使用がサポートされます。
- Google Dojo ランタイム・アクセス: com.ibm.egl.rui.dojo.runtime.google_1.10.1
- Yandex Dojo ランタイム・アクセス: com.ibm.egl.rui.dojo.runtime.yandex_1.9.1 (非推奨)
以下のようなセットアップの詳細を参照できます。
- Rich UI システム・プロジェクトのインポート手順については、『製品提供のプロジェクトのインポート』を参照してください。
- いずれかの既存 Rich UI プロジェクトから新規 Dojo ランタイム・プロジェクトにアップグレードする場合は、プロジェクト内の EGL ビルド・パスを更新する必要があります。 詳しくは、「EGL Rich UI の概要」の『ウィジェットのアップグレード作業の概要』を参照してください。
EGL Dojo モバイル・ウィジェット
iOS 8 をサポートするための Dojo 1.10.1 を基礎とする新しい EGL Dojo モバイル・ウィジェットの導入
- com.ibm.egl.rui.dojo.mobile.widgets_1.3.0
『EGL Dojo モバイル・ウィジェットを使用した開発』方法について学習できます。 また、フィーチャーについて詳しくは、『EGL Dojo モバイル・ウィジェット API リスト』を参照してください。
複数の Dojo ウィジェット用の suppressChangeEvent プロパティー
suppressChangeEvent は、DojoTextField、DojoCurrencyTextBox、DojoDateTextBox、DojoTimeTextBox、および DojoTextArea 用に追加された新しいプロパティーです。 このプロパティーは、コードによってブール値が TRUE に設定された後の onChange イベントを妨げます。
有効状態を得るための MVC コントローラーおよびフォームの新機能
有効状態変更リスナーに通知することなく有効状態を得るために、isFormValid() 関数が FormManager 用に、また isControllerValid() 関数がコントローラー用に追加されました。