sysVar システム変数

sysVar システム変数は、さまざまな値を保持します。

次の表にリストする各 EGL システム変数の名前の前に、修飾子 sysVar を使用できます。

表 1. sysVar システム変数
システム変数 説明
arrayIndex

以下の番号を含んでいます。

  • in 演算子が使用された単一論理式の検索条件に一致する、配列内の最初の要素の番号
  • move ... for count 文の後のターゲット配列内で最後に変更された要素の番号
  • 検索条件に一致する配列要素が存在しない場合には、ゼロ
callConversionTable プログラムが実行時に以下を行うときのデータ変換に使用される 変換テーブルの名前を含んでいます。
  • リモート・システム上のプログラムへの呼び出しで引数を渡す。
  • リモート・プログラムを vgLib.startTransaction() システム関数で呼び出すときに引数を渡す。
  • リモート・ロケーションにあるファイルにアクセスする。
errorCode 以下の状況において状況コードを受け取ります。
  • call ステートメントの完了時。
  • サービスの呼び出し後。
  • get または open などのファイル入出力文の後。
overflowIndicator 算術オーバーフローが存在するかどうかを示します。
remoteSystemID プログラム、VSAM ファイル、CICS® トランザクション、または一時データ・キューなどの、リモート・エンティティーのロケーションを表すシステム名を含みます。
returnCode プログラムによって設定され、オペレーティング・システムで使用可能な外部戻りコードを含んでいます。
sessionID Web アプリケーション・サーバー・セッションに固有の ID を含んでいます。
sqlData リレーショナル・データベースで使用する多くのシステム変数が含まれています。
systemType プログラムを実行するターゲット・システムを識別します。
terminalID COBOL 環境の CICS 端末 ID、または Java™ 仮想マシンのシステム・プロパティー内の user.name が含まれます。
transactionID COBOL では次のプログラム・セグメントのトランザクション・コードの名前、また Java では転送元プログラムの名前が含まれます。
transferName 転送するプログラムまたはトランザクションの名前を指定します。
userID ユーザー ID が使用可能な環境にユーザー ID を含みます。
currentAliasName 当該 EGL プログラムの別名が指定されている場合は、その別名を表すテキストが含まれます。 その別名が指定されていない場合は、プログラムの名前を表すテキストが含まれます。
currentContainerName 当該 EGL プログラムのパッケージ名とプログラム名を連結したものを表すテキストが含まれます。
currentFunctionName 対象の変数を参照している EGL 関数の名前を表すテキストが含まれます。
currentLineNumber 対象の変数を参照している EGL 行の番号を表す数値が含まれます。

互換性

表 2. sysVar の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
Rich UI サポートされる sysVar 変数は、systemType のみです。

意見