dliVar システム変数
dliVar システム変数には、 最新の DL/I データベース I/O に関する情報が含まれます。
これらの変数は、 複合プロパティー @DLI をプログラムに割り当てた場合のみ使用できます。
dliVar.handleHardDLIErrors と dliVar.cicsRestart を除き、
dliVar 変数の動作はすべて次のとおりです。
- 以下の場合に、変数が型に応じて初期化されます。
- プログラムの始動。
- PSB が CICS® 環境で終了する。
- 別のプログラムが呼び出される。
- 変数がそれぞれの DL/I データベース入出力の後でリセットされます。情報の元は、最新の DL/I 入出力呼び出しで使用されるデータベース PCB です。
- 変数の設定は、dliLib.AIBTDLI()、dliLib.EGLTDLI()、 または vgLib.VGTDLI() の呼び出し後、あるいは IMS™ メッセージ・キューまたは GSAM ファイルへの DL/I 呼び出しの後には行われません。
この変数は次のとおりです。
| 変数名 | 説明 |
|---|---|
| cicsCondition | 最新の DL/I I/O 呼び出しでの CICS 条件コード (存在する場合)。 |
| cicsError | 最新の DL/I I/O 呼び出しでの CICS エラー・コード (存在する場合)。 |
| cicsRestart | CICS では、 この変数は、デッドロック後に DL/I プログラムを再始動するかどうかを指定します。 |
| dbName | 最新の DL/I I/O 呼び出しでアクセスされた DL/I データベースの名前。 |
| handleHardDLIErrors | 入出力操作でハード・エラーが発生した後に、プログラムを継続して実行するかどうかを制御します。 V6 の例外モードであることと、ステートメントが try ブロック内にある必要があります。 |
| keyArea | 最新の DL/I I/O 呼び出しで見つかった最下位レベルのセグメントの連結キー。 |
| keyAreaLen | 最新の DL/I I/O 呼び出しで使用された keyArea フィールドのバイト数。 |
| numSensitiveSegs | 最新の DL/I I/O 関数でアクセスされたデータベースに対してプログラムがセンシティブとなるセグメント・タイプの数。 |
| procOptions | 最新の DL/I I/O 呼び出しでアクセスされたデータベースの DL/I オプション。 |
| segmentLevel | 最新の DL/I I/O 呼び出しでアクセスされた最下位レベルのセグメントのレベル番号 (ルート・レベルは 01)。 |
| segmentName | 最新の DL/I I/O 呼び出しでアクセスされた最下位レベルのセグメントの名前。 |
| statusCode | 最後の DL/I I/O 呼び出しの DL/I 状況コード。 |