YUM アセットの作成および使用

Red Hat Package Management (RPM) ライブラリーおよびライフサイクルを使用可能に設定すると、RPM パッケージであるアセットを作成し使用することができます。

始める前に

YUM アセットを作成および使用するには、リポジトリー管理者が RPM モデル・ライブラリーを使用可能に設定する必要があります。 さらに、リポジトリー管理者またはコミュニティー管理者がコミュニティーを作成し、RPM ライフサイクルをそのコミュニティーにインポートする必要があります。 詳しくは、『Red Hat Package Management ライブラリーの使用可能化』および『Red Hat Package Management ライフサイクルの作成』を参照してください。

yum クライアントは、RPM パッケージ・リポジトリーを使用することで、Rational Asset Manager と統合することができます。 yum クライアントは、デフォルトでは標準的な Linux オペレーティング・システムにインストールされます。

手順

  1. 各 RPM パッケージのアセットを作成し、登録します。 アセット・タイプとして「RPM パッケージ」を選択してください。 アセットの作成および登録について詳しくは、『アセットの作成および登録』を参照してください。 コミュニティー内の RPM パッケージ・アセットを登録する際には、アセットごとに 1 つのファイルのみを登録してください。 オプションで、Linux オペレーティング・システムのバージョンとアーキテクチャーの互換性を反映するカテゴリーを指定します。 例えば、パッケージが i386 アーキテクチャーの Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.1 とのみ互換性があることを示すには、カテゴリー RH61_i386 を指定します。 Red Hat Package Management ライブラリーには、カテゴリーのデフォルト・リストが含まれています。 さらにカテゴリーを追加する方法については、 『リポジトリーのカテゴリー・スキーマの定義』を 参照してください。
  2. YUM クライアントを使用する予定の、Linux オペレーティング・システムが稼働しているコンピューターの /etc/yum.repos.d ディレクトリーで、Rational Asset Manager コミュニティーへのアクセスに使用するリポジトリー定義ファイルを作成します。 URL http://username:password@hostname/web services context-root/yum を使用して、RPM パッケージ・リポジトリーを指定します。 URL にカテゴリーの名前を付加した場合は、そのカテゴリーにあるパッケージのみが yum クライアントから使用可能となります。 例えば、RH56_x86_64 としてカテゴリー化されたパッケージのみを使用できるようにするには、URL http://username:password@hostname/web services context-root/yum/RH56_x86_64 を使用します。 ポート番号は指定できないことに注意してください。 また、認証のためにユーザー名とパスワードを指定する必要があります。 次の例は、標準的なフォーマットの YUM リポジトリー定義ファイルを示しています。
    [ram]
    name=Rational Asset Manager YUM repository
    baseurl=http://user:pass@server.example.com/ram.ws/yum
    gpgcheck=0
    yum クライアントは、使用時に Rational Asset Manager に格納されたパッケージにアクセスします。

タスクの結果

YUM クライアントを使用してパッケージをインストールすると、Rational Asset Manager により、repomd.xml 索引ファイル、filelists.xml.gzprimary.xml.gzothers.xml.gz などの必要なファイルが生成されます。

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