z/OS 上の DB2 でのアセット用データベース表の作成

z/OS® 上の DB2® で、 手動で IBM® DB2 を構成し、IBM Rational® Asset Manager 用の表を作成する方法について説明します。

始める前に

DB2 がインストール済みで、実行している必要があります。 また、DB2 の インストール・ディレクトリーがわかっている必要もあります。

手順

DB2 を 構成して、z/OS 上でデータベース表を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. システムに適したストレージ・グループを作成します。 DB2 SQL create ステートメントを 以下に例示します。
    CREATE STOGROUP RAMSTG VOLUMES ('*') VCAT yourHlq ;
    yourHlqDB2 ファイルの 高位修飾子です。 これはシステムに存在していなければなりません。 Rational Asset Manager ユーザーには、 これに対する全アクセス権限が必要です。
  2. アセットおよびアセット・ライフサイクル用の新規データベースを作成して追加します。 DB2 SQL create ステートメントを 以下に例示します。
    Create the following Database for the assets
    CREATE DATABASE RAMDB STOGROUP RAMSTG BUFFERPOOL BP16K0  
     CCSID UNICODE;  
     COMMIT;
    
    Create the following Databases for the asset lifecycles
    CREATE DATABASE RAMJTS STOGROUP RAMSTG BUFFERPOOL BP16K0  
     CCSID UNICODE;  
     COMMIT;                                                
    
    CREATE DATABASE RAMCCM STOGROUP RAMSTG BUFFERPOOL BP16K0 
     CCSID UNICODE;                                          
     COMMIT;   
    例にあるように、データベースは UNICODE を使用して CCSID として作成する必要があります。 BP16K0 はバッファー・プール名の例です。 z/OS では 16K 以上のページ・サイズが必要です。
  3. データベースへのユーザー・アクセスを許可します。 ユーザー ID の名前は ramuser です。 このユーザー ID は、DB2 for z/OS データベースに アクセスするための権限をサーバーに対して持つために使用されます。 このユーザー ID には、以下の例にあるような権限が必要です。 データベースに対して SYSADM 権限を持つユーザー ID には、サーバーを稼働させて必要な表を作成するための適切な権限があります。 自分のプロセスで、SYSADM 権限を持つユーザー ID が許可されない場合は、 そのユーザー ID に追加の権限を付与する必要があります。 以下のサンプルで GRANT ステートメントを例示します。 (-- で示される行はコメントです。)
    -- General 
    GRANT USE OF STOGROUP RAMSTG TO ramuser ;  
    GRANT SELECT ON SYSIBM.SYSTABLES TO ramuser ;
    GRANT SELECT ON SYSIBM.SYSINDEXES TO ramuser ;
    GRANT SELECT ON SYSIBM.SYSDATABASE TO ramuser ;
    GRANT SELECT ON SYSIBM.SYSTABCONST TO ramuser ;
    GRANT SELECT ON SYSIBM.SYSAUXRELS TO ramuser ; 
    GRANT SELECT on SYSIBM.SYSKEYS TO ramuser ;
    
    -- Grant access to bufferpool.  Default bufferpool is used
    -- for tablespaces and an additional grant for the default BP
    -- may be needed if different from this one
    GRANT USE OF BUFFERPOOL BP16K0 TO ramuser ;  
    
    -- Grant access to the asset database
    GRANT DBADM ON DATABASE RAMDB TO ramuser ; 
    
    -- Grant access to the asset lifecycles databases
    GRANT DBADM ON DATABASE RAMJTS TO ramuser ; 
    
    GRANT DBADM ON DATABASE RAMCCM TO ramuser ; 
    
    COMMIT ;  
  4. DB2 インストール時に パネル DSNTIPP でフィールド DBADM CREATE AUTH の値が NO に設定された 場合は、SYSADM 権限をユーザーに付与する必要があります。
    GRANT SYSADM TO ramuser ; 
    COMMIT ; 
  5. DB2 インストール時に パネル DSNTIPP でフィールド DBADM CREATE AUTH の値が YES に設定された 場合、ユーザーは DBAD 権限でデータベースを作成することができますが、ユーザーにデータベースをアップグレードさせたい場合は、SYSCTRL 権限をユーザーに付与する必要があります。
    GRANT SYSCTRL TO ramuser ; 
    COMMIT ;

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