リポジトリー管理者は、複数のアセット・タイプで共有できる属性 と呼ばれるカスタマイズ可能なアセット情報の要件を作成します。管理者は、カスタム属性を設定して、特定のコンテキストに合致した分類を指定するようにユーザーに要求することができます。
始める前に
カスタム・アセット属性を作成するには、リポジトリー管理者である必要があります。
このタスクについて
カスタム属性は、アセットの機能または特性を記述する場合に役立ちます。
ユーザーがアセットを登録した場合、ユーザーが属性名にポインターを置くと説明が表示され、その属性を効果的に使用するための追加コンテキストが示されます。
カスタム属性は一意的に検索することができます。
例えば、サポートするユーザーという属性を作成して、特定のユーザーによってサポートされるすべてのアセットをユーザーが検索できるようにすることができます。
一部の属性タイプにはデフォルト値を指定できます。
例えば、特定部門の各アセットに関するサポート窓口が同じ担当者であることが分かっている場合は、
その属性に設定値を組み込んで、ユーザーがアセットの送信に費やす時間を短縮することができます。
手順
- Web アプリケーションにログインします。
- 「管理」をクリックします。
- 「リポジトリー管理」サイドバーで「アセット属性」をクリックします。
- リポジトリーに新規属性を作成するには、「新規属性」をクリックします。
- 「タイプ」リストから属性の適切なデータ・タイプを選択して、「OK」をクリックします。
以下の属性タイプから選択することができます。
- テキスト - プレーン・テキスト。ユーザーに独自の値を入力させることも、選択肢となる 1 つ以上の値を定義することもできます。
- 日付 - 日付値。オプションで、最小日付、最大日付、またはデフォルト日付を定義できます。
- ユーザー - リポジトリー・ユーザーおよびユーザー・グループ値。
- 数値 - 数値。オプションで、最小値、最大値、またはデフォルト値を定義できます。
- ブール - True または False。デフォルト値を定義できます。
- リンク - URL 値。
- XML - アセットに添付された XML ファイルのコンテンツ。
成果物から情報を抽出するには、XML コンテンツ、適切な名前空間マッピング、および XPATH 式を含むファイル・タイプを定義してください。
- リソース - IBM® Rational® Team Concert などの IBM Jazz™ サーバーの 1 つ以上のリソースへのリンク。
この属性タイプを使用するには、Jazz サーバーをフレンド・サーバーとして追加する必要があります。
詳しくは、IBM Jazz サーバー上のワークアイテムの作成またはアセットからワークアイテムへのリンクおよび Jazz サーバーとの統合を参照してください。
- 「属性」ページで、新規属性について記述します。
- 「名前」フィールドに、名前を入力します。
- 「説明」フィールドに、分かりやすい説明を入力します。 この説明は、ユーザーがアセットの一般情報の属性名にカーソルを移動すると表示されます。
- 属性のタイプに応じて、最小値、最大値、事前定義値、またはデフォルト値など、属性の値に関する追加の規則を定義できます。
例えば、リンク属性、ユーザー属性、またはテキスト属性で「多値」を選択すると、これらの属性に複数の値を設定できます。
テキスト属性を作成する場合は、入力可能なテキストを制御する正規表現を指定できます。
- 「制約」セクションの「パターン」フィールドに正規表現を入力します。
例えば、属性が 5 つの値で構成されるストリングになるように制約するには、「¥d{5}」と入力します。
正規表現について詳しくは、http://www.regular-expressions.info/ を参照してください。
- 入力したテキストが正規表現と一致しないときに表示するエラー・メッセージを入力します。
- 正規表現をテストするには、「制約」セクションの下部にあるフィールドにテキストを入力します。
テキストが正規表現と一致しない場合は、テキスト・ボックスが赤で表示されます。
XML 属性を作成する場合は、以下の手順に従ってください。
- 成果物として追加する予定の XML ファイルの見本となるサンプル XML ファイルをアップロードします。
XML ファイルは、1 つずつしかアップロードできません。
- 「ファイル・タイプの追加」をクリックして、属性として使用するコンテンツが含まれた XML ファイルのファイル拡張子を入力します (例えば、wsdl)。
ファイル拡張子は、一度に 1 つだけ入力します。
- 名前空間マッピングを宣言するには、「名前空間マッピングの追加」をクリックして接頭部と URI を手動で入力するか (例えばそれぞれ、wsdl、http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/)、「サンプルからの追加」をクリックして名前空間マッピングが自動的に検出されるようにします。
- 「XPATH 式」セクションに、属性に設定される値を定義する XPATH 式 (例えば //wsdl:portType) を入力します。
「サンプルのテスト」をクリックすると、アップロードしたサンプルの XML ファイルからどのような値が戻されるのかを確認できます。
- 「OK」をクリックします。
次のタスク
属性を削除するには、「アセット属性」ページで「削除」をクリックします。
属性の名前、説明、または事前設定値を編集するには、「編集」をクリックします。
変更する既存のアセット属性を見つけるには、
「フィルター」フィールドに属性の名前を入力すると、長いリストでも簡単に識別できます。