Maven アセットの作成および使用

Maven ライブラリーを使用可能にした場合は、Maven で使用できるアセットを作成して利用できます。

始める前に

Maven アセットを作成して使用するには、リポジトリー管理者が Maven モデル・ライブラリーを使用可能にしておく必要があります。 詳しくは、Maven ライブラリーを使用可能にするを参照してください。

mvn クライアントは、Rational Asset Manager を Maven リポジトリーとして 使用して Rational Asset Manager と統合できます。

Rational Asset Manager サーバーで HTTPS プロトコルが 使用されている場合は、Maven クライアントを追加で構成する必要があります。 認証局によって署名された証明書を使用している場合は、Maven 資料の「Guide to Remote repository access through authenticated HTTPS」で 詳細を確認してください。 自己署名証明書を使用している場合は、サーバーの証明書を信頼証明書としてクライアント・コンピューター上の鍵ストアに追加する必要があります。 この手順に関する詳細は、本書には記載されていません。 自己署名証明書をローカル鍵ストアに追加する方法としては、InstallCert.java を使用する方法があります。 このファイルは Web からダウンロードできます。

手順

  1. Maven アセットごとにアセットを作成して登録します。 Group.Id 属性をアセットに追加してください。 アセットの作成および登録について詳しくは、『アセットの作成および登録』を参照してください。 Rational Asset Manager におけるアセットの 名前は、Maven における artifactId 要素に対応します。 アセットのバージョンは、Maven における version 要素に対応します。
  2. Maven プロジェクトに対して pom.xml ファイルを作成した場合は、pom.xml ファイルをアセットに追加します。 Project Object Model (POM) について詳しくは、Maven 資料の「POM Reference」を 参照してください。
  3. アセットに対して POM 生成ポリシーを実行します。 ポリシーについて詳しくは、Rational Asset Manager におけるライフサイクルのポリシー を参照してください。POM 生成ポリシーにより、Maven で 必要となるメタデータがアセットに追加されます。
  4. Maven を実行する予定の コンピューターで user_home/.m2 ディレクトリーにある settings.xml ファイルを 開きます。
  5. 次の例にあるように、settings.xml ファイルにおいて、 ご使用の Rational Asset Manager サーバーに 対して server 要素、profile 要素、 および activeProfile 要素を追加します。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <settings xmlns="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0" 
              xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
              xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0 http://maven.apache.org/xsd/settings-1.0.0.xsd">
    
    <servers>
        <server>
          <id>rational.repo</id>
          <username>user</username>
          <password>pass</password>
        </server>
      </servers>
    
      <profiles>
        <profile>
          <id>assetmanager</id>
    	  <repositories>
            <repository>
              <id>rational.repo</id>
    		  <url>http://server.example.com:9080/ram.ws/maven2/Sample%20Open%20Source/Maven%20Artifact/</url>
            </repository>
    	  </repositories>
        </profile>
      </profiles>
    
      <activeProfiles>
        <activeProfile>assetmanager</activeProfile>
      </activeProfiles>
    
    </settings>
    id
    2 つの異なるタイプの id 要素を構成する必要があります。 id 要素は任意の固有 ID にすることができます。 サンプル・ファイルにあるように、server 要素の idrepository 要素の id に 一致しなければなりません。 profile 要素の idactiveProfile 要素に一致しなければなりません。
    username
    Rational Asset Manager サーバーとの 認証に使用するユーザー名。
    password
    Rational Asset Manager サーバーとの 認証に使用するパスワード。
    url
    URL を http://hostname:portnumber/web_services_context-root/maven2/community_name/asset_type の フォーマットで入力して、Rational Asset Manager リポジトリーを 指定します。 サンプル・ファイルに示されている URL は、server.example.com ポート 9080 で 稼働する Rational Asset Manager サーバーの典型的な URL です。 これは、Sample Open Source コミュニティーにおけるタイプ「Maven Artifact」のアセットを表します。
    activeProfile
    activeProfile 要素は profile 要素の id に一致しなければなりません。
    Maven で settings.xml ファイルを編集する場合の一般的な 情報については、Maven 資料の「Settings Reference」を 参照してください。

タスクの結果

Maven (mvn クライアント) は 実行されると、Rational Asset Manager で保管されたファイルに アクセスします。
注: Maven 2のみがサポートされています。

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