IBM® Rational® Asset Manager には、スクリプトを作成してコマンド・シェルからライブラリー・サーバー機能に柔軟にアクセスできる、コマンド行インターフェースが組み込まれています。
コマンド行の機能は構成ファイルに応じて変わります。構成ファイルには、ライブラリー・サーバーとの通信に必要な情報 (URL、ユーザー ID、パスワードなど) が保管されます。構成ファイルは、コマンド行インターフェースにより、現行ユーザーのホーム・ディレクトリーの .ram サブディレクトリーで検索されます。他には、構成ファイルのロケーションを、ユーザーが
-config パラメーターを使用して指定できます。
例: ram publish package.zip -config /etc/ram/ramcli.properties。
構成ファイルの構文
- url
- ライブラリー・サーバー (Rational Asset Manager を実行しているサーバー) の URL
- user
- ライブラリー・サーバーにアクセスする際に使用する ID。
- password
- ユーザー ID の暗号化されたパスワード。
- community
- デフォルトのコミュニティー名。
構成ファイルは、コマンド・ラインから作成または更新できます。構成ファイルを作成する場合、すべてのパラメーターが
必須です。構成ファイルを更新する場合、変更するパラメーターのみ
指定します。
ram config -url library_server -u username -p password -c community_name -config configuration_file