Red Hat Package Management (RPM) モデル・ライブラリーは、RPM パッケージ用の情報モデルです。
このモデル・ライブラリーを使用して、パッケージとその依存関係を管理し、パッケージ・リポジトリーを介して yum クライアントでそれらを使用できるようにすることが可能です。
RPM モデル・ライブラリーは、IBM® Rational® Asset Manager に含まれています。
RPM パッケージ・アセット・タイプおよび RPM 機能アセット・タイプと、RPM ポリシーを使用して、他の製品を YUM パッケージ・リポジトリーとして扱うことができます。
モデル・ライブラリーを使用すると、承認済みのパッケージを
yum クライアント内で検索し、インストールすることができます。
RPM パッケージ・アセットがパッケージ・リポジトリーの URL サーブレットから可視であれば、これらのアセットを以下の目的で使用できます。
- 名前、バージョン範囲、またはプロパティーによるパッケージの検索。
- 特定のパッケージまたはサービスに関連付けられたパッケージのダウンロード。
RPM モデル・ライブラリーを使用可能にするには、リポジトリー管理者である必要があります。詳しくは、Red Hat Package Management ライブラリーの使用可能化を参照してください。
RPM は、http://<hostname>:<port>/<context-root>/yum で使用できます。
RPM モデル・ライブラリーの機能
RPM モデル・ライブラリーには以下の機能が含まれています。
- アセット・タイプ
- RPM モデル・ライブラリーでのアセット・タイプには、RPM パッケージと RPM 機能があります。
- パッケージ
- パッケージ・アセットには、パッケージを識別する属性が含まれています。
このアセット・タイプは、パッケージに関する情報を提供し、特定の検索機能を使用可能にします。
- 機能
- 機能アセットには、パッケージの機能を記述する属性が含まれています。
機能アセット・タイプは生成された読み取り専用アセットです。
このアセット・タイプは、パッケージに関する情報を提供し、特定の検索機能を使用可能にします。
- 関係のタイプ
- RPM モデル・ライブラリーにおける関係のタイプには、「機能」、「機能プロバイダー」、「必須機能のマッチング (Matching Required Capabilities)」、「要求元 (Required By)」があります。