IMS MFS SOA サポートの概要

IMS™ メッセージ形式サービスのサービス指向アーキテクチャー (MFS SOA) サポートは、IBM® Rational® Application Developer for WebSphere® Software (Rational Application Developer) バージョン 7.5 以降で導入された次世代の MFS Web サービス・サポートです。このサポートは、Rational Application Developer でサポートされている最新のプログラミング・モデルである J2EE コネクター (J2C) を使用するように設計されています。

MFS SOARational Application Developer の Enterprise Metadata Discovery (EMD) フレームワークと統合することにより、既存の MFS ベース IMS アプリケーションが、J2C Java™ Bean および J2C Java データ・バインディング・クラスに変換されます。 J2C Java Bean の作成後は、Java Server Page (JSP)、エンタープライズ JavaBeans (EJB)、または Web サービスなどの Java EE 成果物を作成して、生成済みの J2C Java Bean を組み込むことができます。MFS SOA では、会話型の MFS ベース IMS トランザクションをサポートしています。

Rational Application Developer の J2C ウィザードに統合された MFS SOA ウィザードでは、MFS SOA インポーターを起動して MFS ソース・ファイルを構文解析し、MFS ベース IMS トランザクション用のサービスを作成します。 MFS SOA ウィザードのガイドにより、アプリケーション開発者は、MFS メッセージ入力記述子 (MID) およびメッセージ出力記述子 (MOD) を選択したり、入力タイプおよび出力タイプの両方に対する XML スキーマなど、サービス定義にデータを取り込んだりすることができます。 サービス記述および XML スキーマには、MFS データ・バインディング生成プログラムが MFS J2C Java データ・バインディング・ファイルを生成するために必要なすべての情報が含まれています。

生成されたこれらの J2EE 成果物は、その後、エンタープライズ・アプリケーション・アーカイブ (EAR) ファイルにパッケージされます。 アプリケーション開発者またはアプリケーション・サーバー管理者は、IBM WebSphere Application Server などの J2EE 準拠のアプリケーション・サーバーで実行するために、この EAR をデプロイします。
図 1. MFS SOA サポートのランタイム環境
このダイアグラムには、WebSphere Application
Server ランタイム環境内にある MFS SOA サポート・コンポーネントと、実行時に必要な IMS 内のコンポーネントを示しています。

MFS SOA サポートのコンポーネント

MFS SOA サポートには、以下のソフトウェアが含まれた開発環境が必要です。

ランタイム環境は、以下のソフトウェアから構成されます。


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