WebSphere® Application Server バージョン 7 で IMS™ TM リソース・アダプターの情報のロギングおよびトレースをオンにするには、トレース出力をファイルまたはメモリー・バッファーに設定して、IMS TM リソース・アダプターの情報を含むパッケージにログ・レベルを指定します。
このタスクについて
IMS TM リソース・アダプターの情報のロギングおよびトレース用にコントロールを設定するには、次のようにします。
手順
- WebSphere Application Server 管理コンソールの「ようこそ」ページで「トラブルシューティング」を展開し、「ログおよびトレース (Logs and Trace)」をクリックして、「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページを開きます。
- 「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページで、トレースするサーバー (server1 など) をクリックし、「診断トレース (Diagnostic Trace)」をクリックします。 「診断トレース・サービス」ページが開きます。
- 「構成」タブで、「トレース出力」を「メモリー・バッファー」または「ファイル」に設定します。
- トレース出力の保管に「ファイル」を選択した場合、トレース出力ファイルのデフォルトの名前およびロケーションを受け入れることも、これらを変更することもできます。
デフォルトの名前およびロケーションを変更するには、「ファイル名」
フィールドに別のファイル名およびロケーションを入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページで、
「ログ詳細レベルの変更 (Change Log Detail Levels)」をクリックします。 「ログ詳細レベルの変更 (Change Log Detail Levels)」ページが表示されます。
- IMS TM リソース・アダプターのロギングおよびトレースを有効にする手順は、次のとおりです。
- 「一般プロパティー」で、「コンポーネント」をクリックします。
IMS TM リソース・アダプター V10.3 以降では、
テキスト・ボックスに以下のストリングを入力します。
*=info: com.ibm.j2ca.RAIMSTM=finest
IMS TM リソース・アダプター V10.2 以前のバージョンでは、
以下のストリングを入力します。
*=info: com.ibm.connector2.ims*=finest: com.ibm.ims.ico.*=finest
IMS TM リソース・アダプターのバージョンに関係なく、
このストリングを他のストリングと結合することによって、他のコンポーネントでトレースを有効にすることができます。
- 「OK」をクリックします。
「構成」タブで変更を行った場合は、ページの上部にある「保存」をクリックして、変更内容をマスター構成に保存します。
IMS TM リソース・アダプター V10.2 以前のバージョンでは、
トレースを有効にする接続ファクトリーを指定する必要があります。
- ナビゲーション・ペインで、を選択します。
- 「リソース・アダプター」ページで IMS TM リソース・アダプター を選択します。
- 「追加のプロパティー (Additional properties)」領域で
「J2C 接続ファクトリー」をクリックします。 「J2C 接続ファクトリー」ページが表示されます。
- トレースを使用可能にする接続ファクトリーを選択して、「追加のプロパティー (Additional Properties)」で
「カスタム・プロパティー」をクリックします。
- 「カスタム・プロパティー」表までスクロールダウンして、「TraceLevel」を
クリックします。 TraceLevel の「一般」プロパティー・ページが表示されます。
- 「値」フィールドでゼロ以外の値を指定して、ロギングおよびトレースを使用可能にします。 traceLevel プロパティーの値は、com.ibm.connector2.ims.ico パッケージの IMSTraceLevelProperties インターフェースの定数に対応しています。ロギングおよびトレースを使用可能にするには、ゼロ以外の値を指定します。
| TraceLevel 値 |
IMSTraceLevelProperties |
説明 |
| 0 |
RAS_TRACE_OFF |
トレースまたはロギングは発生しません。 |
| 1 |
RAS_TRACE_ERROR_EXCEPTION |
エラーおよび例外のみが記録されます。 |
| 2 |
RAS_TRACE_ENTRY_EXIT |
エラーおよび例外に加えて、重要なメソッドの入り口と出口が記録されます。 |
| 3 |
RAS_TRACE_INTERNAL |
エラーと例外、重要なメソッドの入り口と出口、および IMS
Connect との間で送受信されるバッファーの内容が記録されます。 |
- 「OK」をクリックします。
- Java アプリケーションを実行してから、
トレース・ファイルを調べます。