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演習 1.2: Web サービスの作成

この演習では、ボトムアップ EJB Web サービスの作成方法を学習します。
始める前に、演習 1.1: JMS 用のサーバーおよびサーバー構成の作成を 終了させておく必要があります。
WSDL 文書には、Web サービスのデプロイ先や、このサービスが提供する操作が記述されています。WSDL 文書、デプロイメント記述子ファイル、プロキシー、およびサンプルを作成するには、次のステップを実行します。
  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」の順にクリックします。「Web サービス」を選択して、各種の Web サービス・ウィザードを表示します。「Web サービス」ウィザードを選択します。「次へ」をクリックして「Web サービス」ウィザードを開始します。
  2. 「Web サービス・タイプ」フィールドで「ボトムアップ EJB Web サービス」を選択します。
  3. 「参照」をクリックして、ご使用のサービス実装を選択します。 選択可能なエンタープライズ Bean がすべてリストされたウィンドウが表示されます。 TestEJB Bean を選択します。
  4. サービスおよびクライアントを作成して、それら両方をサーバーで始動するには、 サービスのスライダーを「開始」の位置に移動させ、クライアントのスライダーを「テスト」の位置に移動させます。 これにより、すべての適切なサービス・コードおよびクライアント・コード、プロジェクト、およびルーター・モジュールが作成され、それらが正しい EAR と関連付けられ、デプロイメント・コードが作成され、 EAR がターゲット・サーバーにインストールされ、サービスが開始されます。 Web サービス・エクスプローラーが JMS 上の Web サービスをサポートしていないため、サービスのテストは行いません。スライダーは残りのウィザード・ページはデフォルトに設定しますが、後で各ページでデフォルトから変更することができます。
  5. 次のサーバー・サイドのオプションが選択されていることを確認してください。
    • サーバー: WebSphere Application Server v8.0
    • ランタイム: IBM WebSphere JAX-RPC ランタイム環境
    • サービス・プロジェクト: JMSService
    • サービス EAR プロジェクト: JMSEAR
    次のクライアント・サイド・オプションが選択されていることを確認してください。
    • サーバー: WebSphere Application Server v8.0
    • ランタイム: IBM WebSphere JAX-RPC ランタイム環境
    • クライアント・プロジェクト: JMSServiceEJBClient
    • クライアント EAR プロジェクト: JMSServiceEJBClientEAR
    存在しないプロジェクトは、ウィザードによって自動で作成されます。
  6. 「Web サービス EJB の構成」ページで、トランスポート・メソッドとして JMS を選択し、 HTTP チェック・ボックスが選択されている場合は、チェックを外します。 JMSEAR の一部としてインポートした JMSServiceRouter ルーター・プロジェクトが選択されているはずです。 「次へ」をクリックします。 JMS は WS-I 非準拠であるため、 WS-I 準拠の設定を「無視」に設定しない限り、準拠していないことを警告するエラー・メッセージが表示されます。 「詳細」をクリックすると、警告メッセージの理由が表示されます。この警告は無視しても安全なので、「無視」をクリックします。
  7. 「EJB Web サービス・バインディング構成」ページで、前の演習で作成したキューや接続ファクトリーと一致するように、以下の値を手動で入力します。
    • JMS 宛先としてキューが選択されていることを確認します。このチュートリアルでは、 このトピックに関する作業は行いません。
    • 宛先 JNDI 名として jms/ws_tutorial_queue
    • JMS Connection Factory として jms/ws_tutorial_qcf
    • ポート・コンポーネントの名前がターゲット・サービス名となるので、 TestEJB がターゲット・サービス名として使用されます。
    • ActivationSpec JNDI 名として eis/ws_tutorial_JMSRouter

    完成したページは、次のようになります。

    Web サービス・ウィザード pg.3

  8. ウィザードの「Web サービス Java Bean の識別」ページで、 Web サービス URI、有効範囲、および生成されたファイルの名前を指定できます。Web サービスに含めるメソッド、エンコード・スタイルを選択したり、Web サービスのセキュリティーを構成したりすることもできます。 「次へ」をクリックしてデフォルト値を受け入れます。
    重要: Web サービスに変換するために選択した成果物から、Web サービスの Uniform Resource Identifier (URI) が、ウィザードによって自動的に生成されます。 エンティティーへの固有の関連なしで URI を構成するために、デフォルトのベース URI http://tempuri.org/ が使用されます。 ホスト名 tempuri は WSDL 仕様に基づいており、「一時 URI」を表します。URI をグローバルに固有にしたくない場合は デフォルトのベース URI を使用します。 安定した固定エンティティーには、http://tempuri.org/ をベースに使用しないことを推奨します。
  9. 「Web サービス・プロキシー」ページには、プロキシー・コードが生成されるロケーションがリストされます。クライアント・プロキシーは、Web サービスへのリモート・プロシージャー・コール・インターフェースを提供します。生成されたプロキシーのセキュリティーは有効にしないでください。 「次へ」をクリックする。
  10. 「Web サービス・クライアント・テスト」ページを使用して以下のオプションを選択します。
    • テスト機能としてサンプルの Web サービス・サンプル JSP を生成するように選択します。
    • JSP を配置するフォルダーを選択し、すべてのメソッドが JSP に組み込まれていることを確認します。
    • 「サーバーでテストを実行」を選択して、サーバーが自動的に開始されるようにします。
    「終了」をクリックします。
  11. プロキシー JSP が http://localhost:9080/JMSClient/sample/TestEJB/TestClient.jsp という URL で Web ブラウザーに起動されます。この サンプル・アプリケーションを使用して Web サービスのテストを行うことができます。テストを行うには、 メソッドを選択し、メソッドの値を入力し、「起動」をクリックします。 メソッドの結果 - テキスト・フィールドに入力したストリングのエコー - が結果ペインに表示されます。

演習のチェックポイント

要約』の内容を確認して、チュートリアルを終了してください。

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