会話は、明示的に終了しなかった場合には、孤立した会話としてシステムに存在し続け、関連した IMS™ ストレージが引き続きその会話に割り振られます。
IMS 会話は、通常、以下の 2 とおりの方法のいずれかで明示的に終了します。
- クライアントに応答を戻す前に IMS アプリケーションが SPA にブランクを挿入する。
- クライアント・アプリケーション・プログラムが SYNC_END_CONVERSATION 要求をサブミットする。
例えば、会話が適切に終了する前にブラウザーが閉じられた場合、IMS 会話は明示的に終了せず、システムに存在し続けます。
IMS 会話が孤立する場合、その会話をプログラムで継続したり、終了したりする方法はありません。
会話の孤立を防ぐために取り得る 1 つの手段は、EJB セッション・タイムアウトなどのタイムアウトを使用して、EJB セッション・タイムアウトのクリーンアップ・コードに SYNC_END_CONVERSATION 要求をサブミットすることで、妥当な時間内に完了しない会話を強制的に終了させることです。
クライアント・アプリケーションが終了し、会話が孤立する場合、孤立した IMS 会話は、IMS を再始動することによってのみ終了することができます。
ユーザーは、IMS_REQUEST_TYPE_IMS_COMMAND 対話を介して IMS /DISPLAY CONV コマンドを発行することで、システムに孤立した IMS 会話がないかどうか確認することができます。
OTMA でサポートされる IMS コマンドのリストについては、「IMS Version 11 Commands, Volume 2」の
『LU 6.2 デバイスおよび OTMA でサポートされるコマンド (Commands Supported from LU 6.2 Devices
and OTMA)』のセクション、または「IMS Version 11 Communications and Connections」の『OTMA
を使用する
IMS コマンド (IMS Commands using OTMA)』を参照してください。