ローカル・オプション接続

ローカル・オプションでは、IMS™ Connect と、WebSphere® Application Server for z/OS® で稼働する IMS TM リソース・アダプター との間の通信に、z/OS オペレーティング・システム・プログラム呼び出し関数を使用します。

ご使用のアプリケーションが WebSphere Application Server for z/OS で稼働している場合、 IMS TM リソース・アダプターと IMS Connect 間の接続には、TCP/IP 接続またはローカル・オプション接続を使用できます。ローカル・オプションは TCP/IP を経由しない、より直接的な接続を提供します。代わりに、WebSphere Application Server for z/OS で稼働する IMS TM リソース・アダプターと、自身のアドレス・スペースで稼働する IMS Connect との間の仮想記憶間連絡機能に、z/OS プログラム呼び出しサービスを使用します。 ただし、これは、WebSphere Application Server と IMS Connect の両方が、同じ z/OS イメージで稼働していることが条件です。

重要: ローカル・オプション・プロトコルは今後拡張されず、また、z/OS による TCP/IP のサポートで使用可能な機能拡張も提供されません。 ローカル・オプションは、スレッド ID と、ローカル・リカバリー・リソース・サービス (RRS) の 2 フェーズ・コミット・フィーチャーを使用する必要がある場合に限り選択します。 IMS TM リソース・アダプター バージョン 10 とバージョン 11 のすべての新規フィーチャーで、TCP/IP 接続が必要です。

TCP/IP 接続と同様、IMS Connect へのローカル・オプション接続はクライアント ID と呼ばれる ID と 関連付けられています。IMS Connect は、接続可能なすべてのローカル・オプション接続でこれらのクライアント ID が固有であることを保証します。

共有可能永続的接続と専用永続的接続の 2 つのタイプの管理接続を持つ TCP/IP とは異なり、IMS Connect への管理ローカル・オプション接続でサポートされているのは、共有可能永続的ソケット接続だけです。

制約事項: 代替クライアント ID はローカル・オプションではサポートされていません。

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