EXPLAIN 表の作成、Query Tuner 表の作成、および製品ライセンスのアクティブ化を行う JCL の実行

JCL ジョブをカスタマイズして実行依頼することによって、EXPLAIN 表の作成、Query Tuner 表の作成、および製品ライセンスのアクティブ化を実行できます。

始める前に

InfoSphere Optim Query Workload Tuner とともに使用するように DB2 for z/OS を構成するためのチェックリストにあるステップ 1 から 9 までを実行します。

このタスクについて

サブシステムが InfoSphere Optim Query Workload Tuner バージョン 3.1 または 3.1.1 用に構成されている場合は、このステップを実行する必要はありません。

手順

EXPLAIN 表の作成、Query Tuner 表の作成、および製品ライセンスのアクティブ化を行うには、以下のステップを実行します。

  1. 必要な JCL ジョブ・ファイルおよび DBRM をクライアント・システムからサブシステムにアップロードします。
    これらの JCL ファイルおよび DBRM は、IBM® Data Studio クライアントのインストール・ディレクトリー内にあります。
    • Windows システムに IBM Data Studio クライアントをインストールした場合、JCL は installation_directory¥QueryTunerServerConfig¥all_features¥ ZOS¥version_number_and_mode ディレクトリーにあります。
    • Linux システムに IBM Data Studio クライアントをインストールした場合、JCL は .installation_directory/QueryTunerServerConfig/all_features/ZOS/version_number_and_mode ディレクトリーにあります。

    JCL ファイルは ASCII フォーマットでアップロードし、DBRM はバイナリー・フォーマットでアップロードします。

    表 1. バージョン 9.1、バージョン 10 (バージョン 9.1 からの移行モード)、バージョン 10 (新機能モード)、バージョン 11 (新機能モード)、およびバージョン 11 (移行モード) の DB2 for z/OS の JCL および DBRM
    サブフォルダーの名前 V9 V10CM9 V10 V11 NFM V11 CM
    ファイルのリスト JCL:
    AOCDDL9

    DBRMs:
    AOC5OADM
    AOC5OAPC
    AOC5OEPK
    AOC5OEXK
    AOC5OFMJ
    AOC5OIA1
    AOC5OIA2
    AOC5OIA3
    AOC5OIA4
    AOC5OIA5
    AOC5OIA6
    AOC5OIA7
    AOC5OIA8
    AOC5OIA9
    AOC5OIAA
    AOC5OIAK
    AOC5OIAL
    AOC5ONPT
    AOC5OPKG
    AOC5OQA
    AOC5OQIA
    AOC5OSA
    AOC5OWCK
    AOC5OWQA
    AOC5OWSA
    AOC5OWSK
    JCL:
    AOCDDLX9

    DBRMs:
    AOC5OADM
    AOC5OAPC
    AOC5OEPK
    AOC5OEXK
    AOC5OFMM
    AOC5OIA1
    AOC5OIA2
    AOC5OIA3
    AOC5OIA4
    AOC5OIA5
    AOC5OIA6
    AOC5OIA7
    AOC5OIA8
    AOC5OIA9
    AOC5OIAA
    AOC5OIAK
    AOC5OIAL
    AOC5ONPT
    AOC5OPKG
    AOC5OQA
    AOC5OQIA
    AOC5OSA
    AOC5OWCK
    AOC5OWQA
    AOC5OWSA
    AOC5OWSK
    JCL:
    AOCDDL10

    DBRMs:
    AOC5OADM
    AOC5OAPC
    AOC5OEPK
    AOC5OEXM
    AOC5OFMM
    AOC5OIA1
    AOC5OIA2
    AOC5OIA3
    AOC5OIA4
    AOC5OIA5
    AOC5OIA6
    AOC5OIA7
    AOC5OIA8
    AOC5OIA9
    AOC5OIAA
    AOC5OIAK
    AOC5OIAL
    AOC5ONPT
    AOC5OPKG
    AOC5OQA
    AOC5OQIA
    AOC5OSA
    AOC5OWCM
    AOC5OWQA
    AOC5OWSA
    AOC5OWSM
    JCL:
    AOCDDL11

    DBRMs:
    AOC5OADM
    AOC5OAPC
    AOC5OEPL
    AOC5OEXM
    AOC5OFMM
    AOC5OIA1
    AOC5OIA2
    AOC5OIA3
    AOC5OIA4
    AOC5OIA5
    AOC5OIA7
    AOC5OIA8
    AOC5OIAA
    AOC5OIAK
    AOC5OIAL
    AOC5ONPT
    AOC5OPKG
    AOC5OQA
    AOC5OQIA
    AOC5OSA
    AOC5OSCM
    AOC5OWCC
    AOC5OWCM
    AOC5OWSA
    AOC5OWSM
    JCL:
    AOCDDLBC

    DBRMs:
    AOC5OADM
    AOC5OEPL
    AOC5OEXM
    AOC5OFMM
    AOC5OIA1
    AOC5OIA2
    AOC5OIA3
    AOC5OIA4
    AOC5OIA5
    AOC5OIA7
    AOC5OIA8
    AOC5OIAA
    AOC5OIAK
    AOC5OIAL
    AOC5ONPT
    AOC5OPKG
    AOC5OQA
    AOC5OQIA
    AOC5OSA
    AOC5OWCC
    AOC5OWCN
    AOC5OWSA
    AOC5OWSM
    AOC5OWTA
  2. InfoSphere Optim Query Workload Tuner バージョン 4.1.1 用のオブジェクトを作成します。
    1. 対応する AOCDDL JCL ジョブ・ファイルをご使用の環境に合わせて変更します。
      オプション: AOCICU
      このステップを実行すると、InfoSphere Optim Query Workload Tuner が必要なオブジェクトを作成するデータベースがドロップされます。 照会ワークロードがチューニング済みで、そのワークロードに関して InfoSphere Optim Query Workload Tuner が格納した情報を保持する必要がある場合は、データベースをドロップしないでください。
      必須: AOCIAS
      このステップを実行すると、InfoSphere Optim Query Workload Tuner が必要なオブジェクトを作成するデータベースが作成されます。
      必須: AOCSA
      このステップを実行すると、統計アドバイザーとワークロード統計アドバイザーが推奨する RUNSTATS ステートメントをユーザーが保存できる表が定義されます。 ユーザーは、保存された RUNSTATS 推奨情報を必要に応じて取り出すことができます。
      必須: AOCWCC
      このステップを実行すると、照会ワークロードに関する情報の格納に使用されるオブジェクトが作成されます。
      必須: AOCWSA
      このステップを実行すると、ワークロード統計アドバイザーが使用するオブジェクトが作成されます。
      必須: AOCWIA
      このステップを実行すると、ワークロード索引アドバイザーで必要なオブジェクトが作成されます。
      必須: AOCWAPC
      このステップを実行すると、照会ワークロードの比較に必要なオブジェクトが作成されます。
      必須: AOCSCA
      このステップを実行すると、DB2 for z/OS バージョン 11 以降で実行される統計収集アドバイザーが必要とするオブジェクトが作成されます。
      必須: AOCSP
      このステップを実行すると、オプションのストアード・プロシージャーが作成されます。
      SYSPROC.OPT_EXECUTE_TASK
      このストアード・プロシージャーの使用方法については、『DB2 for z/OS サブシステム上での SYSPROC.OPT_EXECUTE_TASK ストアード・プロシージャーの使用可能化』を参照してください。
      SYSPROC.OPT_RUNSQL
      このストアード・プロシージャーの使用方法については、『DB2 for z/OS サブシステム上での SYSPROC.OPT_RUNSQL ストアード・プロシージャーの使用可能化』を参照してください。
      SYSPROC.OPT_STAT_ADVICE
      DB2 for z/OS バージョン 11 (新機能モード) サブシステムで、表の統計収集に関する推奨情報を取得するには、アプリケーションからこのストアード・プロシージャーを呼び出します。 このストアード・プロシージャーは、SYSIBM.DSN_STAT_FEEDBACK カタログ表に推奨情報を追加することも、RUNSTATS プロファイルを更新することもできます。
      必須: AOCBIND
      このステップを実行すると、InfoSphere Optim Query Workload Tuner のコンポーネントがデータベース・オブジェクトへのアクセスに使用するパッケージがバインドされます。 パッケージのリストについては、『InfoSphere Optim Query Workload Tuner とともに使用する DB2 for z/OS サブシステム上でバインドすることが必要なパッケージ』を参照してください。
      RACF を使用する場合は必須: AOCGRT
      このステップを実行すると、ステップ AOCBIND で作成されるパッケージに対するアクセス権が付与されます。
      RACF を使用しない場合は必須: AOCGRT2
      InfoSphere Optim Query Workload Tuner の RACF グループを 2 次許可 ID として使用するために作成する必要がない場合は、ジョブ・ステップ AOCGRT2 をアンコメントします。 このジョブ・ステップをアンコメントする場合、RACF ID の代わりに使用する許可 ID を指定する必要があります。 これらの許可 ID は、製品のユーザーが Data Studio クライアントからサブシステムに接続する際に使用するのと同じ ID でなければなりません。

      さらに、このジョブ・ステップをアンコメントする場合、Data Studio クライアントの個別のユーザーは、サブシステムで実行する SQL をチューニングしようとする前に、Data Studio クライアントのオプションの 1 つを選択解除する必要があります。Data Studio クライアントを開始した後で、各ユーザーは、「ウィンドウ」 > 「設定」を選択する必要があります。次に、「データ管理」を展開し、「Query Tuner」を選択します。 選択解除する設定には、「内部プロセスが RACF ID の DB2OE および DB2OSCA を使用することを許可する」というラベルが付けられています。

      ジョブ・ステップ AOCSP を実行する場合は必須: AOCTJRT
      このステップを実行すると、WLM 環境用の LE 環境オプションが含まれるデータ・セットが作成されます。 ストアード・プロシージャー SYSPROC.OPT_EXECUTE_TASK および SYSPROC.OPT_STAT_ADVICE を実行する際にはこの環境が使用されます。
      オプション: AOCEXPCU
      特定の SQLID に関連付けられている EXPLAIN 表のセットをドロップする場合には、このステップを実行します。
      オプション: AOCEXP
      このステップを実行すると、指定した SQLID と関連付けられている EXPLAIN 表のセットがドロップされます。
      オプション: AOCCMT
      このステップを実行すると、DB2 カタログ情報の値 (バッファー・プール、ストレージ・グループ、データベースの名前など) が保存されます。 別のユーザーが、IBM Data Studio クライアントで、InfoSphere Optim Query Workload Tuner のグラフィカル・インターフェースを使用して EXPLAIN 表のセットを作成する場合、そのインターフェースの各フィールドにはこれらの値が取り込まれます。
    2. ジョブをサブミットします。
  3. AOCDDL ジョブを実行する前にジョブ・ステップ AOCGRT2 をコメントしなかった場合は、以下の 2 つの RACF グループを作成し、それにユーザーをリンクします。
    • DB2OSCA
    • DB2OE
  4. サブシステム上で InfoSphere Optim Query Workload Tuner のライセンスをアクティブ化します。
    1. サブシステムに接続するために使用する許可 ID が、製品ライセンスをアクティブ化するために必要な以下の権限または特権の 1 つを持っていることを確認します。
      • DB2 Version 9.1 for z/OS の場合:
        • スキーマ DB2OE に対する CREATEIN 特権 (ステップ 3 で DB2OE RACF グループを作成した場合)
        • SYSADM または SYSCTRL 権限
      • DB2 10 z/OS 以降の場合:
        • スキーマ DB2OE に対する CREATEIN 特権 (ステップ 3 で DB2OE RACF グループを作成した場合)
        • SYSADM、SYSCTRL、または DBADM 権限
    2. ファイル qwt_license.jcl をサブシステムにアップロードします。 このファイルは、IBM Data Studio クライアントのインストール・ディレクトリーの QueryTunerServerConfig¥all_features¥ZOS¥License¥ フォルダーにあります。
    3. 変数 $$DSN および $$USER を、使用しているシステム環境の値で置き換えた後、ジョブをサブミットします。

次のタスク

InfoSphere Optim Query Workload Tuner を使用するように DB2 for z/OS を構成するためのチェックリストに戻り、ステップ 12 から続行します。

フィードバック