クライアント管理の会話状態プログラミング・モデルの使用

クライアント・アプリケーションで会話の反復をすべて管理するには、 IMSInteractionSpec クラスの useConvID プロパティーを true に設定する必要があります。

このタスクについて

クライアント管理の会話状態プログラミング・モデルを使用して Java クライアントで IMS™ 会話型トランザクションを使用可能にするには、次のようにします。

手順

  1. IMSConnectionFactory オブジェクトから、接続ハンドルを取得します。 このプログラミング・モデルでは、後続の反復で、同一の、または異なる接続ハンドルを 使用できます。これらの接続ハンドルは、同じ IMSConnectionFactory インスタンスから取得したものでなければなりません。
  2. IMSInteractionSpec の useConvID プロパティーを true に設定します。このプロパティーは、会話のすべての反復で TRUE になっている必要があります。 会話の間に useConvID フラグに変更があると、エラーが発生します。
  3. IMSInteractionSpec commitMode プロパティーを 1 に設定します。
  4. アプリケーションの設計に基づいて、syncLevel プロパティーに適切な値を設定します。
  5. 最初の反復で、IMSInteractionSpec convID プロパティーの値を空ストリングに設定します。
  6. 最初の反復を除くすべての反復で、convID プロパティーの値を、 前の反復で戻された convID プロパティーの値に設定します。
  7. クライアント・アプリケーションが会話の終わりを制御する場合、最後の反復で、IMSInteractionSpec interactionVerb プロパティーを SYNC_END_CONVERSATION に設定します。
    推奨: クライアント管理の会話状態プログラミング・モデルでは、 クライアント・アプリケーションまたはサーブレットでの要求ごとに、 アプリケーション全体の参照ではなく、ローカル参照を使用します。 この方法は、会話型データの保全性を侵害する可能性のある、 ストレスや負荷が原因でクライアント・アプリケーションに発生する すべての競合状態を回避することを目的としています。 クライアント・アプリケーションがブラウザー・ベースである場合、 会話型要求が誤って再サブミットされることがないように、 ナビゲーションを慎重に設計する必要があります。 このシナリオは、ユーザーがブラウザーで「戻る」ボタンを押した際に起こる可能性があり、 会話型要求がもう一度再サブミットされ、結果的に余分な会話が生じます。

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