会話 ID の使用 (useConvID)

このプロパティーは、IMS™ 会話が、その会話のすべての反復で同じ接続を使用するか、それぞれ異なる接続を使用するかを示します。

デフォルトでは、共有可能永続的ソケットでの後続の会話の反復は、(反復によってソケットが異なる場合は) IMS Connect によって拒否されます。 これは、IMS Connect が最初の反復で使用されたソケットに関連する情報を検出できないためです。

このプロパティーを true に設定すると、IMS は、Java アプリケーションと IMS Connect との間でやり取りされる、固有の会話トークンを割り当てます。 IMS Connect は、クライアントの会話の状況を追跡しなくなります。 その結果、IMS Connect のコマンド VIEWHWS では、 (IMS Connect による会話型反復の処理時にこのコマンドが入力される場合を除いて) クライアントの CONV 状況は表示されません。 会話の反復を管理するこの方法は、IMS Connect 管理の会話状態プログラミング・モデルと対照的に、クライアント管理の会話状態プログラミング・モデルと呼ばれます。

重要: 後方互換性に関しては、デフォルトは false です。 IMS TM リソース・アダプター バージョン 10 またはバージョン 11 を使用するためにマイグレーションされるアプリケーションの場合、特定の会話型トランザクションの異なる反復で、共有可能ソケット接続を使用していない場合には、変更を加える必要がありません。 新規アプリケーション開発で、会話型トランザクションの異なる反復に異なる共有可能永続的ソケット接続を利用するためには、このプロパティーを true に設定してください。

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