EJB アクセス Bean の作成

「アクセス Bean の追加」ウィザードを使用すると、EJB エンタープライズ Bean 用のアクセス Bean を生成できます。

このタスクについて

ウィザードを使用すると、さまざまな型のアクセス Bean 間で存在する複雑性を回避できます。EJB アクセス Bean およびその使用方法についての詳しい情報は、アクセス Bean を参照してください。

以下の 4 つの型のアクセス Bean があります。

データ・アクセス Bean およびコピー・ヘルパー Bean を、 セッション Bean 用に作成するようには設計されていません。セッション Bean 用に作成できるのは、Java ラッパー・アクセス Bean のみです。アクセス Bean の型はすべてエンティティー Bean を作成できます。

VisualAge® for Java で作成されたアクセス Bean を使用している既存のアプリケーションがある場合、 これらのウィザードを使用すれば、Java Bean ラッパーあるいはコピー・ヘルパーを作成することができます。ただし、新規のアプリケーションを開発する場合には、 より新しいテクノロジーを採用しているデータ・クラス・アクセス Bean だけを作成することをお勧めします。

注: EJB ファクトリー は、データ・クラス、Java Bean ラッパー、 またはコピー・ヘルパーを作成するかどうかの選択にかかわらず、 「アクセス Bean の作成」ウィザードによって自動的に作成されます。 このため、EJB ファクトリーは、「アクセス Bean の作成」ウィザードの選択ページ (作成するアクセス Bean タイプを指定するページ) には表示されません。ローカル・クライアント・ビューしか持たないエンタープライズ Bean では、EJB ファクトリーが作成されません。

「アクセス Bean の作成」

ウィザードでは、アクセス Bean を作成するエンタープライズ Bean を選択するだけです。 選択後、このアクセス Bean のカスタマイズおよび作成を行います。 例えば、ウィザードでは、 引数なしのアクセス Bean コンストラクターへのマップを行うホーム・インターフェース・メソッドを選択すれば、 ユーザーによるアクセス Bean のカスタマイズが可能です。引数は、特別の setter メソッドによって設定され、 インスタンス変数としてアクセス Bean 内に保管されます。

1 対 1 (1:1) のアソシエーション関係に参加している 2 つのエンタープライズ Bean 用に Java Bean ラッパー、 またはコピー・ヘルパー・アクセス Bean のいずれかを作成する場合は、 エンタープライズ Bean とアクセス Bean を以下の順序で作成する必要があります。

  1. エンタープライズ Bean A およびエンタープライズ Bean B を作成する。
  2. エンタープライズ Bean A のアクセス Bean を作成する。
  3. エンタープライズ Bean A および B 間のアソシエーションを作成する。
  4. エンタープライズ Bean B のアクセス Bean を作成する。
  5. エンタープライズ Bean A のアクセス Bean を再作成する。

ステップ 2 を実行しなければ、どちらのアクセス Bean も作成できません。これは、どちらも他方を参照する必要があるためです (それぞれのエンタープライズ Bean のリモート・インターフェースが、他方のリモート・インターフェースを参照していることが原因です)。

「アクセス Bean の追加」ウィザードの使用

「アクセス Bean の追加」ウィザードを開くには、以下の手順を実行します。

手順

  1. Java EE パースペクティブで、「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」をクリックします。
  2. 「EJB」 > 「アクセス Bean」と選択して、「次へ」をクリックします。

タスクの結果

「アクセス Bean の追加」ウィザードを使用すれば、3 つの型のアクセス Bean を作成できます。


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