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演習 1: サーバーと Web プロジェクトの作成

この演習では、Web サービスで 使用するサーバーおよび Web プロジェクトの作成方法を学習します。

JAX-WS 対応サーバーの作成

Web サービスの作成前に、確実に WebSphere Application Server v8.0 サーバーを定義して始動 しておく必要があります。 デフォルト設定では、サーバーは WebSphere Application Server のインストール時に作成されます。 このサーバーは「サーバー」ビューで確認できます。ただし、新規にサーバーを作成する場合は、以下を行ってください。
  1. 「ファイル」メニューから、「新規」 > 「その他」 > 「サーバー」 > 「サーバー」 > 「次へ」と選択します。
  2. 「WebSphere Application Server v8.0」をサーバー・タイプとして選択します。 「次へ」をクリックする。
  3. このランタイムがワークスペースに作成されていない場合は、サーバーのインストール・ディレクトリーを選択するよう、プロンプトが表示されます。 「次へ」をクリックします。
  4. デフォルト・サーバー・ポートと名前を受け入れます。 このチュートリアルにおいて、使用されるデフォルト・サーバーの名前は server1 になります。 「終了」をクリックします。
  5. サーバーが開始するまで待ちます。 サーバーが開始すると、コンソール・ビューに「e-business のためにサーバー server1 がオープンされました」と表示されます。 サーバーが自動的に開始しない場合は、「サーバー」ビューでサーバーを選択し、開始アイコン サーバー開始アイコン をクリックします。

Web サービス用の Web プロジェクトの作成

Web サービス・ウィザードを使用すると、Web サービス用の Web プロジェクトを作成し、ファセットを使用可能にできますが、このチュートリアルではプロジェクトを手動で作成します。
  1. Java™ EE パースペクティブで、エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを右クリックし、「新規」 > 「Web プロジェクト」を選択し、「Web プロジェクト」ウィザードを開きます。

  2. 「名前」フィールドに、新し い Web プロジェクトの名前を入力します。このチュートリアルでは、jwsAddressBook を使用します。
  3. 「プロジェクト・テンプレート」セクションで、使用する Web テンプレートのタイプを選択します。このチュートリアルでは、「シンプル」を選択します。
    オプション 説明
    Dojo Toolkit Dojo 機能を備えるようにプロジェクトを構成します。Dojo リソースを置く場所は、そのプロジェクト自体、別のプロジェクト、または HTTP を介してアクセス可能なリモート・ロケーションのいずれであってもかまいません。
    JavaServer Faces プロジェクトを JSF 機能と共にデプロイできるようにします。 JSP または Facelet 用に構成できます。
    REST サービス JAX-RS に基づいて REST サービス用に構成されるプロジェクト。
    SIMPLE 基本の Web プロジェクトを作成します。
  4. 「プログラミング・モデル」セクションで、使用するプログラミング・モデルを選択します。このチュートリアルでは、「Java EE」を選択します。
    • クライアント・サイドのみ (HTML、JavaScript...)
    • Java EE
    • OSGi
  5. 「次へ」をクリックして、新規 Web プロジェクトを構成します。

  6. 「デプロイメント」ページの選択可能構成オプションのリストから「デプロイメント」をクリックして、「デプロイメント構成」ページを開きます。

    • 「ターゲット・ランタイム」フィールドで、チュートリアルで事前にインストールした v7 または v8 WebSphere Application Server を選択します。
    • 「Web モジュールのバージョン」フィールドで、デフォルト (選択した WebSphere Application Server に基づいて自動的に選択される) を受け入れます。
    • 「EAR メンバーシップ」フィールドで、「EAR にプロジェクトを追加」を選択し、jwsAddressBookEAR が EAR プロジェクト名であることを確認します。
    • 「デプロイメント」セクションの下にある「フィーチャーの変更」選択します。 「プロジェクト・ファセット」ページで、「JAX-RS (REST Web Services)」を選択し、バージョンとして「1.1」を選択し、「OK」をクリックします。
  7. 選択可能構成オプションのリストから「Java」をクリックして、「Java 構成」ページを開きます。

    • 「ビルド・パス上のソース・フォルダー」フィールドでデフォルトの src ディレクトリーを受け入れるか、「フォルダーの追加」「編集...」または「削除」をクリックして、ソース・ファイルのフォルダーを指定します。
    • 「デフォルト出力フォルダー:」フィールドで出力ファイルのフォルダーを指定するか、デフォルト値 (WebContent¥WEB-INF¥classes) を受け入れます。
      重要: デフォルトの出力フォルダーとして WebContent¥WEB-INF¥classes 以外のフォルダーを選択する場合、「問題」ビューで警告が報告されます。
      単一ルート・ソース・フォルダー
      単一ルート警告
      単一ルートの問題があった場合のデフォルトのアクションは、警告に設定されています。 この設定を変更するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「検査」 > 「プロジェクト構造の検査」を選択します。 「...」設定フィールドをクリックして、以下を選択します。
      1. エラー
      2. 警告
      3. 無視
      バリデーターの設定
  8. 選択可能構成オプションのリストから、「Web モジュール」をクリックします。 「Web モジュール構成」ページで、以下を行います。

    • 「コンテキスト・ルート」フィールドに Web プロジェクト・ルートの名前を入力するか、デフォルト (Web プロジェクトの名前) を受け入れます。
    • 「コンテンツ・ディレクトリー」フィールドにコンテンツ・ディレクトリーの名前を入力するか、デフォルト (WebContent) を受け入れます。
    • デプロイメント記述子を作成する場合は、「web.xml デプロイメント記述子の生成」を選択します。 デプロイメント記述子を後で Web モジュールに追加することもできます。web.xml を使用して、セキュリティー制約および他の動作を構成する必要があります。
  9. 「終了」をクリックします。

Web サービス・クライアント用の Web プロジェクトの作成

Web サービス・ウィザードを使用すると、クライアント用の Web プロジェクトが作成され、ファセットが自動的に使用可能になりますが、このチュートリアルではプロジェクトを手動で作成します。
  1. Java EE パースペクティブで、エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを右クリックし、「新規」 > 「Web プロジェクト」を選択し、「Web プロジェクト」ウィザードを開きます。

  2. 「名前」フィールドに、新し い Web プロジェクトの名前を入力します。このチュートリアルでは、jwsAddressBookClient を使用します。
  3. 「プロジェクト・テンプレート」セクションで、使用する Web テンプレートのタイプを選択します。このチュートリアルでは、「シンプル」を選択します。
    オプション 説明
    Dojo Toolkit Dojo 機能を備えるようにプロジェクトを構成します。Dojo リソースを置く場所は、そのプロジェクト自体、別のプロジェクト、または HTTP を介してアクセス可能なリモート・ロケーションのいずれであってもかまいません。
    JavaServer Faces プロジェクトを JSF 機能と共にデプロイできるようにします。 JSP または Facelet 用に構成できます。
    REST サービス JAX-RS に基づいて REST サービス用に構成されるプロジェクト。
    SIMPLE 基本の Web プロジェクトを作成します。
  4. 「プログラミング・モデル」セクションで、使用するプログラミング・モデルを選択します。このチュートリアルでは、「Java EE」を選択します。
    • クライアント・サイドのみ (HTML、JavaScript...)
    • Java EE
    • OSGi
  5. 「次へ」をクリックして、新規 Web プロジェクトを構成します。

  6. 「デプロイメント」ページの選択可能構成オプションのリストから「デプロイメント」をクリックして、「デプロイメント構成」ページを開きます。

    • 「ターゲット・ランタイム」フィールドで、チュートリアルで事前にインストールした v7 または v8 WebSphere Application Server を選択します。
    • 「Web モジュールのバージョン」フィールドで、デフォルト (選択した WebSphere Application Server に基づいて自動的に選択される) を受け入れます。
    • 「EAR メンバーシップ」フィールドで、「EAR にプロジェクトを追加」を選択し、jwsAddressBookEAR が EAR プロジェクト名であることを確認します。
    • 「デプロイメント」セクションの下にある「フィーチャーの変更」選択します。 「プロジェクト・ファセット」ページで、「JAX-RS (REST Web Services)」を選択し、バージョンとして「1.1」を選択し、「OK」をクリックします。
  7. 選択可能構成オプションのリストから「Java」をクリックして、「Java 構成」ページを開きます。

    • 「ビルド・パス上のソース・フォルダー」フィールドでデフォルトの src ディレクトリーを受け入れるか、「フォルダーの追加」「編集...」または「削除」をクリックして、ソース・ファイルのフォルダーを指定します。
    • 「デフォルト出力フォルダー:」フィールドで出力ファイルのフォルダーを指定するか、デフォルト値 (WebContent¥WEB-INF¥classes) を受け入れます。
      重要: デフォルトの出力フォルダーとして WebContent¥WEB-INF¥classes 以外のフォルダーを選択する場合、「問題」ビューで警告が報告されます。
      単一ルート・ソース・フォルダー
      単一ルート警告
      単一ルートの問題があった場合のデフォルトのアクションは、警告に設定されています。 この設定を変更するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「検査」 > 「プロジェクト構造の検査」を選択します。 「...」設定フィールドをクリックして、以下を選択します。
      1. エラー
      2. 警告
      3. 無視
      バリデーターの設定
  8. 選択可能構成オプションのリストから、「Web モジュール」をクリックします。 「Web モジュール構成」ページで、以下を行います。

    • 「コンテキスト・ルート」フィールドに Web プロジェクト・ルートの名前を入力するか、デフォルト (Web プロジェクトの名前) を受け入れます。
    • 「コンテンツ・ディレクトリー」フィールドにコンテンツ・ディレクトリーの名前を入力するか、デフォルト (WebContent) を受け入れます。
    • デプロイメント記述子を作成する場合は、「web.xml デプロイメント記述子の生成」を選択します。 デプロイメント記述子を後で Web モジュールに追加することもできます。web.xml を使用して、セキュリティー制約および他の動作を構成する必要があります。
  9. 「終了」をクリックします。

アドレス帳 WSDL ファイルのインポート

必須の WSDL ファイルをインポートします。インポート・ウィザードを使用すると、WSDL ファイルを含む単純なプロジェクトがインポートされます。

アドレス帳チュートリアルのリソースのインポート

演習のチェックポイント

これで、演習 2: Web サービスの作成 を開始する準備が完了しました。

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