PL/I インポーターの概要

PL/I インポーターは、(拡張子が pli、.inc または .mac の ) PL/I プログラムから PL/I データ構造をインポートし、これらの PL/I データ構造を共通アプリケーション・メタモデル (CAM) - EMF リソースとしてアプリケーション (インポート・クライアント) に渡します。
PL/I インポーターの目的は、DATA モデル (CAM) - EMF リソースに PL/I データ構造を示すことです。 ツール・プロバイダー自体の目的のためにリソースから情報を抽出し、使用することは、 ツール・プロバイダーの責任です。 インポーターは、あらゆる構文エラーをレポートできます。

PL/I インポーターの使用

以下のリストは PL/I インポーターを使用する ための要件と制限について概説します。
  • Linux では、PL/I インポーターはサポートされません。
  • ファイルの拡張子が .pli である場合、そのファイルは完全な PL/I プログラムとみなされます。
  • ファイルの拡張子が .inc または .mac である場合、そのファイルはインクルード・ファイルとみなされます。 ファイルが組み込みメンバーである場合、1 つ以上の 1 データ構造のみから構成されている必要があります。
  • REFERS サポート: シンプルな REFER だけが PL/I でサポートされます。REFERS サポート: REFERS の使用法が「シンプル」であるのは、次の場合です。
    • REFER を使用する構造要素が 1 つのみで、その要素に後で適用する兄弟や、兄弟のある親がない場合。この要素は次のようなものです。
      • スカラー文字列または AREA のいずれか
      • または、定数が lbound である、char の一次元配列。
      • または、定数サイズの要素の配列で、最初の次元の上限だけが定数でないもの。
    • dcl
        1 nc1         based,
          2 ne      bin fixed(15),
          2 nx1     char( nc refer(ne) );
      dcl
        1 nc2         based,
          2 ne      bin fixed(15),
          2 nf      bin fixed(15),
          2 nx2( nc refer(ne) ) char( nd refer(nf) );
      dcl
        1 nc3         based,
          2 ne      bin fixed(15),
          2 nx3( nc refer (ne) , 2 ),
            3 nb1      char(4),
            3 nb2      char(6);
      nx3 には子がありますが、後で適用する兄弟がないことに注意してください。
      注: ソース・ファイルに COMPLEX REFER (SIMPLE REFER ではない) がある場合、複雑な参照があるデータ構造は表示されません。

入力

PL/I ファイル がプロジェクトに正常にインポートされるためには、完全な PL/I プログラムまたはインクルード・ファイルである必要があります。 インポーターはファイル拡張子に依存しているため、 正しくない拡張子のファイルはインポーター・エラーを引き起こす原因となります。

出力

PL/I インポーター・ソースのインポートが成功すると、EMF リソース (CAM データ・モデル) が戻されます。


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