Ant タスクを使用した IBM WebSphere JAX-WS ランタイム環境の Web サービス・クライアントの作成

WSDL ファイルがある場合は、Eclipse ワークスペースで Ant を使用して、IBM® WebSphere® JAX-WS ランタイム環境の Web サービス・クライアントを生成することができます。

始める前に

Web サービス・クライアントを作成する前に、以下の前提条件の手順を完了する必要があります。

このタスクについて

Web サービス・クライアントを作成するには、Ant ファイルおよび Ant プロパティー・ファイルを変更する必要があります。

手順

  1. このタスクの前提条件としてインポートした Ant ファイル wsgen.xml を編集します。ファイルがクライアントの Ant プロパティー・ファイルを参照していることを確認します。Ant ファイルに <property file="was_jaxws_client.properties"/> という行が含まれている必要があります。 ファイルの変更を保存します。
  2. 以下の 2 つのどちらかの方法で Ant タスクを実行します。
    • タスクを製品ワークスペースで実行する場合:
      1. インポートされた Web サービスの生成 XML ファイルを右クリックして、「実行」 > 「Ant ビルド」を選択します。
      2. ダイアログ・ボックスで「JRE」タブをクリックして、「ワークスペースと同じ JRE で実行」を選択します。
      3. 「適用」をクリックして、「実行」をクリックします。
    • タスクをコマンド行で実行する場合:
      1. タスクを実行する前に、ワークスペースを閉じます。
      2. 以下をコマンド行に入力します。
        • Windows: wsant.bat workspace_path wsgen_path
        • Linux: wsant.sh workspace_path wsgen_path
        ここで、workspace_path はワークスペースへの完全修飾パス、wsgen_path は Web サービス生成ファイルがインポートされたロケーションへの完全修飾パスです。 例えば、コマンドは次 のようになります。
        wsant.bat D:¥RationalAppDeveloper¥workspace1 D:¥RationalAppDeveloper¥workspace1¥TestProj¥wsgenTemplates¥was_jaxws_tdjava.xml
    Web サービスが生成されると、コンソールまたはコマンド行に ビルドの成功 メッセージが表示されます。

タスクの結果

Web サービス・クライアントが生成されると、選択したオプションに応じて、以下のファイルが作成されます。
  • Web サービス・クライアント・クラスおよびプロキシー Bean
  • 要求/応答/例外ラッパー・クラス
ヒント: wsant.bat ファイルは、製品の bin ディレクトリーにインストールされます。システムによっては、このディレクトリーが読み取り専用になっている場合があります。この場合、Ant タスクは出力を作成できず、Web サービスの作成は失敗します。以下の 2 とおりの訂正方法があります。
  • bin フォルダーを指すように PATH を設定してから、書き込み許可を持っているディレクトリーに切り替え、そのディレクトリーからスクリプトを実行します。
  • wsant.bat ファイルを書き込み可能なディレクトリーにコピーします。

フィードバック