アプリケーション・デプロイメント記述子エディター

アプリケーション・デプロイメント記述子エディターは、スクロール可能なページと折り畳み可能なセクションで構成され、デプロイメント記述子 (application.xml) 内のさまざまなプロパティーと設定値、およびバインディングと拡張ファイルに書き込まれたその他のメタデータを表示します。 エディターは動的で、セクションおよびページは、アプリケーション・デプロイメント記述子のバージョン、および使用可能なワークベンチ機能を基にして作成されています。エディターを開くには、 プロジェクトのデプロイメント記述子を右クリックして、「アプリケーションから開く」 > 「デプロイメント記述子エディター」を選択します。

コア機能は、通常エディター・ページの上部に表示されます。コア・ページおよびコア・セクションを表示するには、エディター上に焦点を設定して、Alt-Shift-c を押します。 コア・ページ、セクション、ヘッダーおよびタブは青色で強調表示され、再度 Alt-Shift-c を押すまでそのままの状態です。 拡張機能およびバインディングは、一般的にネスト状のセクションとなっており、エディター・ページの下部にあります。セクションを折りたたんだ場合、内容は隠れますが、見出し情報はそのまま残されます。これは各ページのデータとプロパティーをフィルターに掛けるときに便利です。エディターをいったん閉じてから再度開いても、エディターは省略したセクションを記憶しています。 また、それぞれのセクションの終わりもしくは始まり部分の非表示の境界線をドラッグして、セクションをサイズ変更することもできます。

アプリケーション・デプロイメント記述子エディターは、通常は以下のリソースを変更します。

アプリケーション・デプロイメント記述子エディターには、通常は以下のページ、セクション、およびビューが表示されます。

「概要」ページ

アプリケーション・エディターの「概要」ページには、 アプリケーション・デプロイメント記述子のコンテンツのクイック・サマリーが表示されます。 これには「一般情報」、「モジュール」、「セキュリティー・ロール」、「アイコン」、 「WebSphere® 拡張機能」セクションが含まれます。
「一般情報」セクション
「一般情報」セクションを使用して、application.xml ファイルに保管されているエンタープライズ・アプリケーションの表示名および記述を表示します。
「モジュール」セクション
「概要」ページの「モジュール」セクションには、アプリケーションのために定義されているモジュールの名前と、 エディターの「モジュール」ページへのクイック・リンクが表示されます。
「セキュリティー・ロール」セクション
「概要」ページの「セキュリティー・ロール」セクションには、アプリケーションのために定義されたセキュリティー・ロールと、エディターの「セキュリティー」ページへのクイック・リンクが表示されます。
「アイコン」セクション
「アイコン」セクションを使用して、エンタープライズ・アプリケーションを表すアイコンを選択します。 これらのアイコンは、サーバーでの識別に使用されます。アイコンを使用するためには、まず、グラフィック・ファイルをエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトにインポートする必要があります (基本的には、デプロイメント時に見つけ出せるように、グラフィック・ファイルは EAR ファイルに入れておかなければなりません)。 ファイルをプロジェクトにインポートすると、アプリケーション・デプロイメント記述子エディターのアイコン・ダイアログで、ファイルを選択できるようになります。 グラフィック・ファイルをプロジェクトにインポートしない場合は、ダイアログの中にアイコンは表示されません。
「WebSphere 拡張機能」セクション
(WebSphere Application Server を対象としているアプリケーションの場合)「概要」ページの「WebSphere 拡張」セクションには、再ロード間隔、および共有セッション・コンテキスト・プロパティーを設定する場所があります。

「モジュール」ページ

「モジュール」ページを使用して、エンタープライズ・アプリケーションとの EJB モジュール、Web モジュール、 およびアプリケーション・クライアント・モジュールの追加、編集、ブラウズ、および削除を行います。 「モジュール」リストでモジュールを選択すると、その属性がペインの右側のフィールドに表示されます。 フィールドのリストは、選択したモジュールのタイプに合わせて動的に変更されます。

詳しくは、エンタープライズ・アプリケーションへのモジュールの追加を参照してください。

「プロジェクト・ユーティリティー JAR」セクション
Java™ プロジェクトを、エンタープライズ・アプリケーションでモジュールが使用できるユーティリティー JAR ファイルとして追加するには、このセクションを使用します。EAR ファイルがエクスポートされると、Java プロジェクトごとに、ユーティリティー JAR が作成されます。

「セキュリティー」ページ

「セキュリティー」ページは、セキュリティー・ロールを表示、追加、削除、収集、および結合するために使用します。 「収集」オプションは、 アプリケーション組み込みモジュールに定義されているすべてのセキュリティー・ロールをロールアップします。 結果リストは、アプリケーション内の全モジュールの全役割を集めたものです。 「置換」オプションは、オリジナルの役割を他の既存の役割で置き換えます。 オリジナルの役割は、アプリケーションおよびそのアプリケーション内のすべてのモジュールから削除されます。

詳しくは、セキュリティー・ロールの定義を参照してください。

「WebSphere バインディング」セクション
(WebSphere Application Server を対象とするアプリケーションの場合)「セキュリティー」ページの「WebSphere バインディング」セクションには、ユーザーおよびグループをセキュリティー・ロールに追加する場所があります。
「バインディングでのセキュリティー・ロールの実行」セクション
(WebSphere Application Server を対象とするアプリケーションの場合)「バインディングでのセキュリティー・ロールの実行」セクションを使用して、どのセキュリティー ID を使用して Bean を実行するのかを指定します。

「デプロイメント」ページ

WebSphere Application Server ランタイム環境の使用に対応したエンタープライズ・アプリケーションの場合、「デプロイメント」ページでサーバーにデプロイするための追加オプションを指定することができます。例えば、JDBC プロバイダー、データ・ソース、リソース・プロパティー、サーバー上にデプロイしたいアプリケーションなどを定義できます。

拡張サービス・ページ

拡張サービス・ページを使用して、J2EE アプリケーションの遅延参加プログラム・サポート拡張機能およびアプリケーション・プロファイル作成を構成します。
遅延参加プログラム・サポート
遅延参加プログラム・サポートを使用すると、単一の 1 フェーズ・リソースが、1 つ以上の 2 フェーズ・リソースとの 2 フェーズ・トランザクションに加わることができます。
アプリケーション・プロファイル作成
アプリケーション・プロファイル作成を使用して、アプリケーションが作動しているアクティブ・タスクに応じて異なるポリシーのセットで、アプリケーションを実行します。

ソース・ページ

ソース・ページは、application.xml ファイル・ディレクトリーを表示したり変更するために使用します。ソース・ページの XML は、デプロイメント記述子が編集されると動的に変更され、ソース・ページで行った変更がアプリケーション・デプロイメント記述子エディターの他のページに反映されます。 XML ソースの編集は、デプロイメント記述子の編集方法としてはお勧めできません。 変更は、可能な限りエディターの他のページおよびセクションを使用して行うことをお勧めします。


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