始める前に
注: EJB2WebService ツールには 2 つのバージョンがあります。
EJB2WebService コマンドを実行すると、
J2EE 1.4 が使用されます。J2EE 1.3 を使用する
EJB2WebService13 コマンドを使用することも
できます。以下のコマンドのいずれの場合も、J2EE 1.3 を使用する Web サービスを作成する際には、
EJB2WebService を
EJB2WebService13 で置換することができます。
このタスクについて
EJB2WebService ツールを使用して Web サービスを作成するには、
コマンド・プロンプトで次のように入力します。
手順
- Windows: EJB2WebService [<optional arguments>] -project <ProjectName>
-ri <RemoteInterface> <EJB.ear>
- Linux: EJB2WebService.sh
[<optional arguments>] -project <ProjectName> -ri <RemoteInterface> <EJB.ear>
タスクの結果
注: <EJB.ear> は最終の引数でなければなりません。オプション引数および必須引数のリストについては、EJB2WebService ツールを参照してください。
ヒント: - オプション引数 -host <hostname:port> を指定することを
お勧めします。このコマンドのデフォルト・ポートは 6080 ですが、WebSphere Application
Server のデフォルト・ポートは 9080 です。
- -project で指定するコマンド行テスト・ディレクトリーのパスと名前をメモしてください。この情報は、Web サービスのテストとデプロイのために必要になります。
例
これは、EJB2WebService ツールの使用方法の
一例です。
EJB2WebService -host localhost:9080 -ri MyEJB.remoteInterface -project MyEJBProject MyEJB.ear
EJB2WebService ツールの主な出力は、
生成されたディレクトリー構造のルートにある、オリジナルの EAR ファイルの
変更バージョン (<ProjectName>EAR.ear と呼ばれます) です。META-INF ディレクトリーは、<ProjectName> の下にも生成されます。
このディレクトリーには、生成された WSDL ファイル、Java™ クラスなどが
保持されています。 -server-side-only 引数を指定しない場合は、
追加の Java ファイル (複合型の
シリアライザー・クラス、デシリアライザー・クラスなど) が含まれるクライアント・サイド・ディレクトリーも
作成されます。
EAR ファイルを生成したら、それをサーバーにデプロイして、
他の人に利用してもらうことができます。
次のタスク
重要: -splitWsdl 引数を使用すると、
EAR ファイルが生成されますが、それをワークスペースにインポートし、
単体テスト環境またはリモート・サーバーにデプロイすると、
サーバーの始動時に例外が発生します。この例外は、ルーターの Web プロジェクトに WSDL が欠落しているために起こります。
このエラーを防ぐためには、次のいずれかを実行してください。
- 管理コンソールを使用して、スタンドアロンの WebSphere Application Server にデプロイします。
- モノリシック WSDL を使用します。-splitWsdl 引数は使用しないでください。
- EJB プロジェクト内の META-INF/wsdl ディレクトリーにある
すべての WSDL ファイルを、ルーター Web プロジェクトの WEB-INF/wsdl に、
手動でコピーします。