セッション確立プロトコル (SIP) デプロイメント記述子ファイル sip.xml は、
デプロイメント情報、Multipurpose Internet Mail Extension (MIME) タイプ、
セッション構成の詳細、およびその他の SIP アプリケーションに関する設定
を指定します。この情報は、プロジェクトからサーブレット・アーカイブ (SAR) ファイルを作成する際に使用します。sip.xml ファイルは、プロジェクトの WEB-INF ディレクトリー内にあります。
手順
SIP デプロイメント記述子の編集手順は、以下のとおりです。
- プロジェクト・エクスプローラーで、SIP プロジェクトの WebContent フォルダーと Web-INF フォルダーを開きます。
- sip.xml ファイルをダブルクリックします。
次のタスク
使用するプロジェクトの SIP バージョン (SIP 1.1 または SIP 1.0) に対応する SIP デプロイメント記述子エディターが開きます。
SIP 1.1 デプロイメント記述子エディターを使用して、ビジュアル・ツリー構造のデプロイメント情報を、そのデプロイメントのプロパティーのノードを追加および構成することによって構成します。
エディターの左側にあるノードをクリックすると、エディターの右側でそのノードの属性を編集できます。
「追加」をクリックすると、子ノード (プロパティー) を追加できます。
ヒント: SIP 1.1 の場合、アプリケーションに複数のサーブレットがあるときには、メイン・サーブレットまたはサーブレット・マッピングのいずれかを指定して、サーブレット選択ノードを追加する必要があります。ただし、エディターでは、ユーザーがこの操作を行う必要はありません。
SIP 1.0 デプロイメント記述子エディターは、以下のタブ付きページで編成されています。
- 概要:
- SIP デプロイメント記述子のコンテンツの簡単な要約を示します。
コンテンツを追加、削除、または変更できます。
- サーブレット:
- デプロイメント記述子に新規サーブレットを追加したり、既存のサーブレットを変更したり、デプロイメント記述子から選択したサーブレットを削除したりします。
- セキュリティー:
- セキュリティー・ロールおよびセキュリティー制約を管理します。ユーザー・データに、以下のデータ制約を指定できます。
- NONE: そのアプリケーションにはトランスポート保証が必要ではありません。
- o INTEGRAL: クライアントとサーバーの間での転送中にデータを変更できません。
- o CONFIDENTIAL: 転送中にデータ内容を監視できません。
- 変数:
- プロジェクト内のリスナーのリスト、コンテキスト・パラメーター、および環境変数を管理します。
- 参照:
- プロジェクトのリソース参照を管理します。以下のタイプの参照がサポートされます。
- EJB ローカル
- EJB リモート
- リソース
- リソース環境
- ソース:
- sip.xml ソースを直接編集します。