Ant スクリプトへの J2C 設定の保存

J2C Java™ Bean とデータ・バインディング・クラスの設定を Ant ファイルに保存し、別々に実行できます。

始める前に

「Ant スクリプトとしてセッションを保存」オプションは、以下の 2 つのウィザード内にあります。
  • CICS/IMS Java バインディング・ウィザードの「保存するプロパティー」ページ
  • J2C Java Bean ウィザードの「J2C Java Bean 出力プロパティー」ページ
重要: 「Ant スクリプトとしてセッションを保存」オプションは、MFS ベースのアプリケーションでは使用できません。

このタスクについて

データ・バインディングのクラスまたは J2C Bean の設定内容を保存するには、ウィザードのプロパティー・ページで「Ant スクリプトとしてセッションを保存」を選択します。デフォルト設定とカスタム設定を保存したい場合は、「設定をすべて保存」を選択してください。このオプションは、(すべてのプロパティーに対するテンプレートのように、) ウィザードを使用しながらすべての設定値を生成したい場合に役に立ちます。 これを選択しない場合は、J2C Bean ウィザードを使用しながら変更または入力するオプションだけが生成されます。
注: Ant スクリプトは J2C Bean およびデータ・バインディング Bean の生成に関する情報のみを保存します。Ant ファイルは他の情報を保存しないので、デプロイメント情報 (リソース参照など) は Ant スクリプトに保存されません。

手順

  1. CICS/IMS Java バインディング・ウィザードでの J2C 設定の保存
    1. 「保存するプロパティー」ページで、「Ant スクリプトとしてセッションを保存」を選択します。
    2. 「ファイル」フィールドには、デフォルトのファイル名、つまり <project name>/<interface name>.xml が含まれます。デフォルトのファイル名を受け入れたくない場合は、オプションが 3 つあります。
      • 「ファイル」フィールドに代替名を入力します。
      • 「新規」をクリックして異なる親フォルダーを選択し、異なるファイル名を指定します。
      • 「参照」をクリックして、既存の Ant スクリプト・ファイルを選択します。
    3. デフォルト設定とカスタム設定を保存したい場合は、「設定をすべて保存」を選択してください。カスタム設定だけを保存したい場合は、これを選択しないでください。「終了」をクリックします。ファイルが既存の場合は、ダイアログ・ボックスが表示されます。 ファイルを上書きすることも、 ファイルに新規コンテンツを追加することもできます。
    4. 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで Ant ファイルを確認するには、プロジェクト・フォルダーを展開し、Ant (.xml) ファイルを右クリックして、「アプリケーションから開く」>「Ant エディター」を選択します。
  2. J2C Bean ウィザードでの J2C 設定の保存
    1. 「J2C Java Bean 出力プロパティー」ページで、「Ant スクリプトとしてセッションを保存」を選択します。
    2. デフォルトの Ant スクリプト・ファイルが現行プロジェクトに生成されます。デフォルトの Ant スクリプト・ファイル名は J2C インターフェース名になります。
    3. 「ファイル」フィールドには、デフォルトのファイル名が含まれています。デフォルトは、<project name?/<J2C Data Binding class name>.xml です。デフォルトのファイル名を受け入れたくない場合は、オプションが 3 つあります。
      • 「ファイル」フィールドに代替名を入力します。
      • 「新規」をクリックして異なる親フォルダーを選択し、異なるファイル名を指定します。
      • 「参照」をクリックして、既存の Ant スクリプト・ファイルを選択します。
    4. デフォルト設定とカスタム設定を保存したい場合は、「設定をすべて保存」を選択してください。カスタム設定だけを保存したい場合は、これを選択しないでください。 将来別の設定を変更する場合に、Ant スクリプトを直接編集できるので、 「設定をすべて保存」の選択をお勧めします。「終了」をクリックします。ファイルが既存の場合は、ダイアログ・ボックスが表示されます。ファイルを上書きすることも、 ファイルに新規コンテンツを追加することもできます。
    5. 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで Ant ファイルを確認するには、プロジェクト・フォルダーを展開し、Ant (.xml) ファイルを右クリックして、「アプリケーションから開く」> 「Ant エディター」を選択します。
      重要: J2C Bean 用に COBOL コピーブックのソース・ファイルを使用している場合、 生成される Ant ファイルには、メインの COBOL ファイルの場所だけが記録されます。 メインの COBOL ファイルが他の COBOL ファイルを参照する場合、次のようにしてそれらを SYSLIB パスに追加する必要があります。
      • 「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「インポーター」 > 「COBOL」 > 「SYSLIB」と選択します。
      • 「追加」をクリックして、COBOL ファイルの場所を「参照」します。 「OK」をクリックします。
      • 「適用」または「OK」をクリックします。

J2C Bean Ant ファイルのサンプル

Ant スクリプトを使用したデータ・バインディングの作成には、J2C Java インターフェース、J2C Java 実装、および taderc99.cbl COBOL ファイルに基づくデータ・バインディング・クラスを生成するのに使用されるサンプル・コードと、ECIResourceAdapter バージョン 6.0.2 のインポートについて記述されています。


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