入出力メッセージのフォーマット

IMS™ TM リソース・アダプターを使用するアプリケーションを開発する際は、ターゲット・ホスト・アプリケーションと Java クライアントが実行されるプラットフォーム、およびご使用の入出力メッセージが持つ特性について考慮する必要があります。

ユーザーが作成する Java アプリケーションは、エンタープライズ情報システム (EIS) プラットフォームとは異なるプラットフォーム (例えば、Windows、AIX®、および Solaris) で実行されます。 IMS トランザクション・マネージャー (IMS TM) は、z/OS® 上の IMS アプリケーション・プログラムです。 プラットフォームの違いにより、クライアント側での UNICODE のテキスト・データから IMS アプリケーションで使用される EBCDIC のテキスト・データへ、メッセージ内のテキスト・データを変換する必要があります。

ターゲットのホスト・アプリケーションが実行されているプラットフォームのエンディアン値および IMS ホスト・システムにより使用されるコード・ページによっては、フォーマットの変換が必要になる場合があります。 デフォルトは米国英語 (037) です。

推奨: フォーマット変換は、統合開発環境 (IDE) で処理するようにしてください。 例えば、WebSphere® または Rational® の各種開発環境の J2C ウィザードでは、インポートした C、COBOL、および PL/I データ構造から Java データ・バインディングを作成します。 データ・バインディングにより、実行時にメッセージのすべてのフォーマット変換が行われます。 これらのデータ・バインディングは、インポーター・ウィザードで選択するオプションに基づいて作成されます。
可変長メッセージ、複数セグメントのメッセージ、および配列を含むメッセージについては、WebSphere または Rational 開発環境のオンライン・ヘルプまたはインフォメーション・センターの IMS チュートリアルおよびサンプルを参照してください。 これらのチュートリアルとサンプルには、特別なメッセージ・フォーマットを処理するためのガイダンス情報とサンプル・コードが提供されています。

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