IMS TM リソース・アダプター は、ホスト製品、IMS Connect を使用して IMS にアクセスします。IMS Connect は、システム間カップリング・ファシリティー (XCF) を使用して、OTMA を介して IMS にアクセスします。
IMS OTMA インターフェースを介して送信できるのは、特定の IMS コマンドだけです。 IMS TM リソース・アダプターは OTMA を介して IMS にアクセスするため、OTMA でサポートされる IMS コマンドは、IMS TM リソース・アダプターを使用するアプリケーションで IMS に送信できるコマンドだけです。
IMS コマンドにより、1 つ以上のデータ・セグメントで構成されているメッセージが出力されます。 一部の IMS コマンドでは「DFS」メッセージが出力されます。例えば、大部分の /START コマンドによる出力は、通常「DFS058I START COMMAND COMPLETED」のメッセージです。 その他の IMS コマンドは、「DFS」メッセージを戻しません。例えば、/DISPLAY コマンドは表示情報の行を示すデータの複数のセグメントを戻します。 両方のタイプの出力を同様に扱うには、IMSInteractionSpec クラスの imsRequestType プロパティーを 2 に設定する必要があります (IMS_REQUEST_TYPE_IMS_COMMAND)。この値により、IMS TM リソース・アダプターに対して、対話は IMS コマンドであり、DFS メッセージは通常の出力と同様に処理する必要があり、Java 例外のように処理してはならないということが示されます。
IMS TM リソース・アダプターを使用するアプリケーションによって IMS に送信することができるコマンドは、IMS コマンド解説書に記載されています。