各アプリケーション環境における pureQuery Runtime プロパティーのサポート

pureQuery® Runtime を、pureQuery API、pureQuery クライアント最適化、コール・レベル・インターフェース (CLI)、.NET を組み込んだアプリケーションで使用するときにサポートされるプロパティーの要約。
以下の表で、pureQuery ランタイム・プロパティーとサポートされるアプリケーション環境の一覧を示します。
表 1. pureQuery プロパティーとサポートされるアプリケーション環境
プロパティー 説明 pureQuery API のみを使用する Java™ アプリケーション pureQuery クライアント最適化のみを使用する Java アプリケーション pureQuery クライアント最適化を使用する CLI、ODBC/CLI、または .NET アプリケーション
allowDynamicSQL1 以下に挙げる種類の SQL ステートメントの動的実行をアプリケーションで許可するかどうかを指定します。 (1) pureQueryXML ファイルに取り込まれていない SQL ステートメント、 (2) pureQueryXML ファイルに取り込まれているものの StaticBinder ユーティリティーによってまだバインドされていない SQL ステートメント。   X X
capturedOnly2 pureQueryXML ファイル内に存在する SQL ステートメントのみを実行するようにするかどうかを指定します。   X X
captureMode SQL ステートメントに関する情報をキャプチャーするのかどうか、およびキャプチャーする情報のタイプを指定します。   X X
captureStatementBatchSQL 最大で maxNonParmSQL プロパティーで指定された SQL ステートメント (SELECT ステートメントを除く) の数まで、アプリケーションが Statement.addBatch() メソッドに渡す SQL DML ステートメントを取り込むかどうかを指定します。   X  
com.ibm.pdq (pureQuery コンポーネント・ログ・プロパティー) 各種 pureQuery コンポーネントのログ・レベル設定を指定します。 X X  
dumpLogsOnSqlCodes ログ・レコードがメモリー内に保管される場合、このプロパティーは、 レコードがログ・ファイルに書き込まれることになる SQL エラー・コードを指定します。 X X  
dumpLogsExcludingSqlCodes ログ・レコードがメモリー内に保管される場合、このプロパティーは、レコードが ログに書き込まれることがない SQL エラー・コードを指定します。 このプロパティーはプロパティー dumpLogsOnSqlCodes とともに使用されます。 X X  
enableDynamicSQLReplacement pureQueryXML ファイル内の代替 SQL ステートメント、および対応する元のステートメントのどちらも StaticBinder ユーティリティーによってバインドされなかった場合に、それらの代替ステートメントを実行するかどうかを指定します。   X X
executionMode 以前に pureQuery Runtime によって取り込まれて保管された SQL ステートメントを静的に実行するかどうかを指定します。 X X X
finalRepositoryProperties pureQuery 対応のアプリケーションで使用する pureQuery プロパティーの場所を指定します。   X  
maxNonParmSQL 取り込むパラメーター化されていない SQL ステートメントの最大数を指定します。 このオプションは、captureMode の値が ON である場合にのみ適用されます。 captureMode が OFF である場合、pureQuery はこのパラメーターを無視します。   X X
maxResultRow ステートメントが照会結果で返す最大行数を指定します。 X    
maxStackTracesCaptured キャプチャーする各 SQL ステートメント用の定義ポイントと実行ポイント用に記録されるスタック・トレースの最大数を指定します。   X  
outputPureQueryXml SQL ステートメントの取り込みプロセスで作成される 1 つ以上のファイルへの完全修飾パスまたは相対パス、およびそのファイルの名前を指定します。   X  
outputXmlRepository リポジトリーを含むデータベースを指定します。リポジトリーには、クライアント最適化のために pureQuery 対応アプリケーションから取り込まれた SQL データが保管されます。   X  
packagePrefixExclusions スタック・トレースに含めない Java パッケージのドメインとサブドメインを、縦線で区切ったリストにして指定します。   X  
propertiesGroupId データベースに作成されるリポジトリー内のランタイム・グループ ID を指定します。 pureQuery Runtime は、このランタイム・グループ ID と、リポジトリーを指定する接続情報を使用して、アプリケーションから取り込まれた SQL データを保管するか、pureQuery ランタイム構成情報および pureQueryXML ファイル情報を取得します。   X X
propertiesRefreshInterval pureQuery データを保管しているロケーションで、アプリケーション始動後の pureQuery ランタイム・プロパティーや pureQueryXML データに対する変更を、pureQuery Runtime がいつ検査するかを指定します。 pureQuery Runtime が更新を検出すると、pureQuery Runtime は更新されたランタイム・プロパティーと pureQueryXML データを取得し、その更新済みの情報を使用します。   X  
pureQueryXml SQL ステートメントを取り込むプロセスで作成されるファイル、またはそのプロセスの結果として既に存在するファイルへの完全修飾パスまたは相対パスとファイル名を指定します。   X X
pureQueryXmlRepository pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションまたは .NET アプリケーションで使用される pureQueryXML ファイル・データが含まれるリポジトリーを指定します。     X
queryTimeoutInSeconds SQL ステートメントが実行するまでの待機秒数。 X    
repositoryRequired pureQuery データの取得中または書き込み中にエラーが発生した場合の、pureQuery クライアント最適化の動作を指定します。つまり、finalRepositoryProperties プロパティーで指定された場所から pureQuery ランタイム・プロパティーおよび pureQueryXML データを取得できない場合、または取り込まれた SQL が保管されているリポジトリーにアクセスできない場合の pureQuery クライアント最適化の動作を指定します。   X X
repositorySchema データベース内に作成されるリポジトリーのスキーマを指定します。 X X  
runtimeGroupActivationCheckInterval4 pureQuery ランタイム・グループのアクティブ化を pureQuery Runtime によって検査するまでの待機期間を指定します (分単位)。   X  
sqlLiteralSubstitution リテラル置換を実行するのかどうかを指定します。 pureQuery Runtime は、SQL ステートメント内のリテラル値をパラメーター・マーカーで置き換えて、 パラメーター化されたバージョンのステートメントを実行しようとします。   X X
stackTraceDepth SQL ステートメントごとに記録されるスタック・トレース項目の最大数を指定します。 これらの項目は、pureQueryXML ファイルに記録されます。   X  
traceBufferRowCount メモリーにバッファリングされるトレース情報ログ・レコードの数を指定します。 X X  
traceFile3 ログの書き込み先となるファイルを指定します。 絶対パス、または pureQuery Log ユーティリティーが実行されるディレクトリーを基準とする相対パスを使用できます。 X X X
traceLevel3 ログ・ファイルに書き込む詳細情報のレベルを指定します。 X X X
注:
  1. プロパティーは、executionMode プロパティーの値が STATIC である場合にのみ適用されます。
  2. SQL ステートメントのキャプチャー中に、capturedOnly プロパティーを TRUE に設定することはできません。
  3. pureQuery ランタイム・プロパティー traceFile および traceLevel は、グローバル pdq.properties ファイルのみで指定できます。 グローバル・プロパティー・ファイルについては、『WebSphere Application Server 環境での pureQuery ランタイム・プロパティーのスコープ』を参照してください。
  4. pureQuery ランタイム・プロパティー runtimeGroupActivationCheckInterval は、グローバル・プロパティーとしてのみ指定できます。 このプロパティーの指定については、runtimeGroupActivationCheckInterval の使用上の注意を参照してください。

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