ICO0005E

javax.resource.spi.CommException:
ICO0005E:methodname error.
IMS メッセージの送信中または受信中に通信エラーが発生しました。
clientID=[clientid][java_exception]

説明

IMS™ TM リソース・アダプター は、 ターゲットの IMS Connect との間で、対話の送受信を正常に完了できませんでした。 メッセージに示される clientid は、通信例外が発生した接続のクライアント ID です。 java_exception は、対話を完了できなかった理由を示しています。

ユーザーの処置

必要なアクションはありません。

クライアント ID を使用して、 関与する各種コンポーネントのトレース・データを分析します。java_exception を調べて、失敗の理由を判別してください。 以下の表で、いくつかの java_exception の値について説明します。

表 1. ICO0005E の Java 例外
Java 例外 説明
java.io.EOFException
次のようなものが、例外の理由として考えられます。
  • IMS Connect が IMS から応答を受信する前に、IMS Connect 構成メンバーで指定されているタイムアウト値を超えた。 一般に、タイムアウト値を超えるのは、クライアントの要求を処理する IMS トランザクションを実行するための領域が IMS にない場合です。 そのような場合は、適切な領域を開始させ、要求を処理できる状態にしてください。 また、 トランザクションに関連付けられている IMS アプリケーション・ プログラムが停止している場合にも、タイムアウト値を超えることがあります。 そのような場合は、IMS コマンド /START PROGRAM を使用して、IMS アプリケーション・プログラムを開始してください。
  • Java クライアントが、 前にアクティブになっていたクライアント (例えば、プールからの接続) を 使用しようとしたが、このクライアントに関して、既に IMS Connect の STOPCLNT コマンドが発行されていた。
java.net.SocketException: Connection reset by peer: socket write error
次のようなものが、例外の理由として考えられます。
  • Java クライアントが、 ある接続を使用しようとしたが、その接続の基礎となっているソケットが既に IMS Connect から切断されていた。 IMS Connect がリサイクルされ、アプリケーション・サーバーがリサイクルされない場合、ソケット接続が失われることがあります。 IMS Connect が再始動された後、以前 IMS Connect に正常に接続されていた接続は、引き続き接続プール内に存在します。 クライアントがそれぞれ接続を再使用しようとするときに、例外 java.net.SocketException がスローされ、接続オブジェクトが接続プールから削除されます。

    この動作は、WebSphere® Application Server で Java アプリケーションが使用する接続ファクトリーのパージ・ポリシーを、プール全体に設定することで、変更することができます。

  • ホスト側の TCP/IP がダウンしている。

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