演習 3 では、Java™ メソッドの作成を学びます。
この演習では、以下を行います。
- Java メソッドの作成
- COBOL と Java 間の入出力データ・マッピングの作成
- 「スニペット」ビューで、「J2C」を選択します。「J2C Java Bean へのメソッドの追加」をダブルクリックします。
- 「Java メソッド」ページで、「追加」をクリックします。
- 「名前」フィールドに runPhoneBook と入力します。
- この段階で、アプリケーションの作成に必要な Ex01.cbl(COBOL) ファイルをインポートします。
Ex01.cbl ファイルは、
<installdir>¥IBM/IBMIMShared/plugins/com.ibm.j2c.cheatsheet.content¥Samples/MS/phonebook にあります。
<installdir> はこの製品がインストールされているディレクトリーのことです。
COBOL ファイルには IMS™ サーバーを実行するアプリケーション・プログラムが含まれています。また、通信領域を介して IMS サーバーに渡される構造の定義も入っています。
この構造は IMS アプリケーション・プログラムから返される顧客レコードを表します。
ファイルを操作する前に、ファイル・システムからワークベンチにこのファイルをインポートする必要があります。
「入力タイプ」フィールドの横の「新規」をクリックします。
- 「データのインポート」ページで、「マッピングの選択」フィールドが「COBOL から Java」になっていることを確認します。
COBOL ファイルの横の「参照」をクリックします。
- ファイル・システムで Ex01.cbl ファイルを見つけ、「開く」をクリックします。
IDENTIFICATION DIVISION.
ENVIRONMENT DIVISION.
CONFIGURATION SECTION.
DATA DIVISION.
*
* IMS Connector for Java、COBOL トランザクション・メッセージ・ソース
*
*********************************************************************/
* */
* (c) Copyright IBM Corp. 2003 */
* All Rights Reserved */
* Licensed Materials - Property of IBM */
* */
* 保証の不適用。 */
* */
* 以下の「同封された」コードは、専らお客様のアプリケーション開発 */
* の補助を目的としてのみ提供されるものです。 */
* このコードは、現存するままの状態で提供されます。*/
* IBM は、このコードの機能または */
* 性能に関して、明示的にも黙示的にも、法律上の瑕疵担保責任、 */
* 商品性の保証および特定目的適合性の保証についての暗黙の保証を含め */
* (ただし、これらに限定されない) いかなる保証も提供しません。 */
* IBM は、このサンプル・コードの使用から生ずるいかなる損害 */
* に対しても、その予見の有無を問わず、 */
* 責任を負いません。 */
* */
* 配布。 */
* */
* This generated code can be freely distributed, copied, altered, */
* and incorporated into other software, provided that: */
* - It bears the above Copyright notice and DISCLAIMER intact */
* - The software is not for resale */
* */
*********************************************************************/
*
LINKAGE SECTION.
01 INPUT-MSG.
02 IN-LL PICTURE S9(3) COMP.
02 IN-ZZ PICTURE S9(3) COMP.
02 IN-TRCD PICTURE X(10).
02 IN-CMD PICTURE X(8).
02 IN-NAME1 PICTURE X(10).
02 IN-NAME2 PICTURE X(10).
02 IN-EXTN PICTURE X(10).
02 IN-ZIP PICTURE X(7).
01 OUTPUT-MSG.
02 OUT-LL PICTURE S9(3) COMP VALUE +0.
02 OUT-ZZ PICTURE S9(3) COMP VALUE +0.
02 OUT-MSG PICTURE X(40) VALUE SPACES.
02 OUT-CMD PICTURE X(8) VALUE SPACES.
02 OUT-NAME1 PICTURE X(10) VALUE SPACES.
02 OUT-NAME2 PICTURE X(10) VALUE SPACES.
02 OUT-EXTN PICTURE X(10) VALUE SPACES.
02 OUT-ZIP PICTURE X(7) VALUE SPACES.
02 OUT-SEGNO PICTURE X(4) VALUE SPACES.
PROCEDURE DIVISION.
- 「次へ」をクリックします。
- 「COBOL インポーター」ページで、「拡張を表示」をクリックします。
- 以下のオプションを選択します。
表 1. COBOL インポーターのパラメーター設定| パラメーター |
値 |
| プラットフォーム名 |
Z/OS |
| コード・ページ |
IBM-037 |
| 浮動小数点フォーマット名 |
IBM® Hexadecimal |
| 外部 10 進符号 |
EBCDIC |
| エンディアン名 |
Big |
| リモート整数エンディアン名 |
Big |
| Quote 名 |
DOUBLE |
| Trunc 名 |
STD |
| Nsymbol 名 |
DBCS |
- 「照会」をクリックして、データをロードします。
- Ex01.cbl ファイルのデータ構造のリストが表示されます。
「データ構造」フィールドで「INPUT-MSG」を選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「保存するプロパティー」ページで、入力タイプに次の値を選択します。
- 「生成のスタイル」で「デフォルト」を選択します。
- 「プロジェクト名」の横の「参照」をクリックして、Web プロジェクト「IMSPhoneBook」を選択します。
- 「パッケージ名」フィールドに sample.ims.data と入力します。
- 「クラス名」フィールドで、デフォルトの「INPUTMSG」を受け入れます。「終了」をクリックします。
- 「Java メソッド」ページで、「出力タイプ」フィールドの横の「新規」をクリックします。
- 「データのインポート」ページで、「マッピングの選択」フィールドが「COBOL から Java」になっていることを確認します。
- ファイル・システムで Ex01.cbl ファイルを見つけ、「開く」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「COBOL インポーター」ページで、「拡張を表示」をクリックします。
- 以下のオプションを選択します。
表 2. COBOL インポーターのパラメーター設定| パラメーター |
値 |
| プラットフォーム名 |
Z/OS |
| コード・ページ |
IBM-037 |
| 浮動小数点フォーマット名 |
IBM Hexadecimal |
| 外部 10 進符号 |
EBCDIC |
| エンディアン名 |
Big |
| リモート整数エンディアン名 |
Big |
| Quote 名 |
DOUBLE |
| Trunc 名 |
STD |
| Nsymbol 名 |
DBCS |
- 「照会」をクリックして、データをロードします。
- Ex01.cbl ファイルのデータ構造のリストが表示されます。
「データ構造」フィールドで「OUTPUT-MSG」を選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「保存するプロパティー」ページで、以下を実行します。
- 「生成のスタイル」で「デフォルト」を選択します。
- 「プロジェクト名」の横の「参照」をクリックして、Web プロジェクト「IMSPhoneBook」を選択します。
- 「パッケージ名」フィールドに sample.ims.data と入力します。
- 「クラス名」フィールドで、デフォルトの「OUTPUTMSG」を受け入れます。「終了」をクリックします。
- 「Ant スクリプトとしてセッションを保存」はクリアしたままにします。
- 「Java メソッド」ページで「終了」をクリックします。
- 「バインディングの詳細」ページで、「interactionVerb」 が「SYNC_SEND_RECEIVE(1)」に設定されている (IMS との対話に、対話の送信とそれに続く対話の受信が含まれていることを示す) ことを確認します。
- 「終了」をクリックします。