ECIXAResourceAdapter V7.1.0.2 および ECIResourceAdapter V7.1.0.2 は CICS® コンテナー・アプリケーションをサポートします。
コンテナーは、プログラム間で情報を渡すために設計された名前付きのデータのブロックです。 コンテナーのことを、名前付きの通信域 (COMMAREA) と見なすことができます。
プログラム相互間で渡せるコンテナーの数には制限はありません。
コンテナーはチャネルというセットにグループ化されます。チャネルはパラメーター・リストに類似しています。
コンテナー・サポート
以前は、CICS アプリケーション・プログラムは通信域 COMMAREA を使用してデータを交換していました。新しい CICS チャネル・サポートは、プログラム間でデータを転送する方法を拡張しています。チャネル/コンテナー・モデルには、COMMAREA と比較して以下の利点があります。
- チャネルは、COMMAREA とは違ってサイズが 32 KB に制限されていません。 チャネルに追加できるコンテナーの数に制限はなく、個々のコンテナーのサイズを制限するのは使用可能なストレージの量のみです。
- チャネルは複数のコンテナーで構成できるので、より構造化された方法でデータを渡すために使用できます。 対照的に、COMMAREA は一体構造のデータのブロックです。
- チャネルでは、COMMAREA とは違って、チャネルを使用して戻されるデータの正確なサイズを調べるプログラムは必要ありません。
CICS チャネル・サポートについて詳しくは、CICS Transaction Server for z/OS®, Version 3 Release 2 Information Center を参照してください。