XPath 式の作成

XML Path 言語 (XPath) は、ソース XML 文書のさまざまな部分を一意的に識別すること、またはそれらを一意的に指し示すことを意図して設計された XSL サブ言語です。 XPath 式を使用すれば、XML 文書を検索し、文書内のノード (要素、 属性など、XML 文書のパーツ) から情報を抽出することができます。

このタスクについて

XML Path 言語 (XPath) は、ソース XML 文書のさまざまな部分を一意的に識別すること、またはそれらを一意的に指し示すことを意図して設計された XSL サブ言語です。 XPath 式を使用すれば、XML 文書を検索し、文書内のノード (要素、 属性など、XML 文書のパーツ) から情報を抽出することができます。

XPath について詳しくは、次のリソースを参照してください。

「XPath 式」ウィザードを使用して XPath 式を作成するには、以下のステップに従ってください。

手順

  1. 次のいずれかの方法を使用して「XPath 式」ウィザードを立ち上げます。
    • XSL ファイル内のいずれかの select または match 属性で、属性を右クリックして、 「XPath 式」をクリックします。
    • 「フィールド値」の「XPath 式」を指定可能な「XSL エディター」ウィザードのいずれかを使用します。 適切なウィザード内で、「XPath」ボタンをクリックします。
  2. XPath 式のビルドに使用する XML ファイルを選択します。
  3. ソース・ツリー・ページ内で、ユーザーのコンテキスト・ノードにしたいノードを選択します。 コンテキスト・ノードは XPath 式の開始点です。 これは文書ルート・ノードまたはルート・ノードに含まれる任意のノードです。
  4. 右クリックして、「コンテキストの設定」をクリックします。 それは「評価コンテキスト」フィールドに表示されます。
  5. 評価コンテキスト」フィールドの下の空のフィールドには、ユーザーの XPath 式が含まれます。 「XPath 式」ウィザードのソース・ツリーおよび参照ページから適当なオプションを選択して、 XPath 式を作成または変更することができます。
  6. ソース・ツリー・ページのツリーには、XML 文書内のすべてのノード (属性、要素など) がリストされます。 検索対象のノードを選択して、右クリックしてから「式に追加」をクリックします。 ノードは式フィールドに表示されます。 適用したいすべてのノードにこのプロセスを繰り返して式に追加できます。
  7. 参照」タブをクリックします。 参照ページを使用して、関数、演算子、XPath 式へのロケーション・パスを指定することができます。
  8. 関数参照」を拡張します。 下記のオプションが含まれています。
    1. ノード・セット。 ノード・セットに適用される関数。
    2. ストリング。 ストリングの処理に使用される関数。
    3. ブール。 ブール数学に使用される関数。
    4. 。 数値を操作する関数。
    5. XSLT. XPath 式に使用される XSLT 関数。
    6. ユーザー定義済み。 ユーザーによって定義された関数。
  9. 作業対象の「関数参照」オプションを展開し、それを右クリックしてから「式に追加」をクリックすることにより、それを XPath 式に追加します。 各オプションに関する追加情報は、それを選択するとその情報が詳細ペインの参照ページ下端に表示されます。 関連する参照ファイルを参照することもできます。
  10. 「構文参照」 を拡張します。 下記のオプションが含まれています。
    1. 軸指定子。XML 文書内で移動する方向を決定します。
    2. ノード・テスト。 検索対象のノードの種類を指定します。
    3. 演算子。 下記のオプションが含まれています。
      1. ノード・セット。パスの結合または定義を行う演算子。
      2. ブール。 ストリングまたは数式、またはブール値を比較する演算子。
      3. 。 数値操作に使用できる演算子。
  11. 作業対象の「構文参照」オプションを展開し、それを右クリックしてから「式に追加」 をクリックすることにより、それを XPath 式に追加します。 各オプションに関する追加情報は、それを選択するとその情報が詳細ペインの参照ページ下端に表示されます。 関連する参照ファイルを参照することもできます。
  12. ユーザーはその式を式フィールドで手動で編集することができます。 コンテンツ支援は使用可能であり、Ctrl + Space をクリックして呼び出すことができます。 XPath 式に追加したいオプションをダブルクリックしてください。
  13. XPath 式の評価に使用するプロセッサーを設定できます。「結果ツリー」ペイン上部の右側にある XPath 式ビルダーで、ドロップダウン・メニュー・アイコンをクリックして、次のオプションのいずれかを選択します。
    • IBM Processor for XPath 1.0
    • IBM Processor for XPath 2.0
  14. ユーザーの XPath 式は作成時に自動的に評価されます。 その結果は、ノード・フォーマットで「結果ツリー」ペインに表示されます。 結果をソース・コード・フォーマットで見るには、「結果ソース」タブをクリックします。 入力する XPath 式が入力時点で自動的に評価されないようにするには、XPath 式ビルダーの設定ページでこのオプションを変更できます。 「XPath ビルダー設定ページ」ボタンこのグラフィックは「XPath ビルダー設定ページ」ボタンですをクリックしてアクセスします。
  15. XPath 式を完了後は OK をクリックします。

タスクの結果

XSL エディターを使用して「XPath 式」ウィザードを立ち上げた場合は、 OK をクリックすると、XSL ファイルに XPath 式が表示されます。 これを XSL エディター・ウィザードから立ち上げた場合は、ユーザーの作成したフィールドに表示されます。

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