Java EE プロジェクトの仕様レベルのマイグレーション

Java™ EE アップグレード・ウィザードは、すべての Java EE モジュール・タイプについて、J2EE 1.2、1.3、および 1.4 仕様から、Java EE 5.0 仕様レベルへのマイグレーションをサポートしています。このウィザードは、すべての Java EE モジュール・タイプについて、Java EE 5.0 から Java EE 6.0 仕様レベルへのマイグレーションもサポートします。 module types.

このタスクについて

J2EE 1.3 と 1.2 の仕様レベルの成果物から J2EE 1.4 仕様レベルへのマイグレーションについて詳しくは、J2EE 1.3 仕様レベルから 1.4 仕様レベルへのアップグレードおよび J2EE 1.2 仕様レベルから 1.4 仕様レベルへのマイグレーションを参照してください。 Java EE 仕様アップグレード・ウィザードを使用すると、Java EE 5 および Java EE 5 以前のモジュールを Java EE 6 にアップグレードできます。さらに詳しいモジュール・バージョンの情報は、以下のテーブルを参照してください。
表 1. Java EE バージョン番号
モジュール・タイプ J2EE Java EE 5 Java EE 6
Web 2.2 2.5 3.0
EJB 1.1

CMP Bean や BMP Bean がなければ、EJB 1.1 を EJB 3 や EJB 3.1 にマイグレーションすることができます (CMP Bean や BMP Bean がある EJB 1.x および 2.x プロジェクトは Java EE EAR 内にそのまま置いておけます)。

3.0 3.1
JCA 1.0 1.5 1.6
EAR 1.2 5.0 6.0
アプリケーション・クライアント 1.2 5.0 6.0

詳しくは、EJB 3.0 モジュールの考慮事項を参照してください。

注: Java アップグレード・ウィザードを使用する前に、以下のステップを行うことをお勧めします。
  • ワークスペース全体をバックアップします。
  • 共有リポジトリーで作業している場合、対応するすべてのプロジェクトをチェックアウトまたはロックします。

手順

  1. Java EE パースペクティブの「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで、アップグレードするエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを右クリックします。
  2. アップグレードするプロジェクトを右クリックして、「Java EE」 > 「仕様アップグレード・ウィザード」を選択します。
  3. Java EE 仕様アップグレード・ウィザードの「ようこそ」ページの手順に従って、 マイグレーション・プロセスを続行し、「次へ」をクリックします。
    マイグレーションの説明
  4. 「J2EE バージョン」フィールドで、アップグレードする Java EE バージョン・レベルを選択し、「次へ」をクリックします。
  5. アップグレードするモジュールを選択し、「終了」をクリックします。 マイグレーション・プロセスで加えられる変更
    • プロジェクト・ファセットのバージョン・レベルが次のように上がります。
      • マイグレーション前:
        マイグレーション前のプロジェクト・ファセット
      • マイグレーション後:
        マイグレーション後のプロジェクト・ファセット
    • .xmi ファイルを古い Java 仕様レベルから以下のような .xml ファイルに変換します。
      • マイグレーション前:
        xmi ファイル
      • マイグレーション後:
        xml ファイル
    マイグレーション・プロセスで加えられない変更:
    • マイグレーションにより、新規 EJB 3.0 または EJB 3.1 ビジネス・インターフェースは作成されません。
    • マイグレーションにより、Java コード内のデプロイメント記述子の値が Java EE 注釈に変換されることはありません。

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