J2C ウィザードの「デプロイメント情報」ページで「リソース・アダプターのデプロイメントの構成」を選択すると、「リソース・アダプター・デプロイメント (Resource
Adapter Deployment)」ページを使用して、RAR を構成することができます。
始める前に
リソース・アダプターは、独立型リソース・アダプターとしてデプロイすることも、EAR ファイルの一部としてデプロイすることもできます。 典型的な環境では、独立型の方法を使用して、アプリケーション・サーバーのすべてのモジュールをアダプターから見えるようにします。
このタスクについて
重要: 複数のリソース・アダプターを同じランタイム・サーバーに独立型としてインストールしないでください。特に、同じ EIS タイプ用のリソース・アダプターの場合 (例えば CICS® ECI 5.1 と CICS ECI 6.2) は注意してください。すべてのスタンドアロン・リソース・アダプターは同じクラス・ローダーを共有します。
手順
- 「リソース・アダプターのデプロイメント」ページで、「独立型としてデプロイ」または「EAR 内でデプロイ」を選択します。
- 独立型としてデプロイ: リソース・アダプターを独立型アダプターとしてデプロイする場合は、そのサーバーにデプロイされているすべての EAR アプリケーションから、リソース・アダプターが可視となります。
デプロイするサーバーを指定するか、「新規」をクリックしてサーバーを作成します。
注: WebSphere® Application
Server V.7 上でデプロイしている場合は、以下の状態が生じます。
WebSphere Application Server V.7 より前は、独立型モードでリソース・アダプターをサーバーにインストールした場合は、単一のクラス・ローダーを使用してこれらのリソース・アダプターのクラスをロードしました。そのため、さまざまなアダプター・バージョンがサーバーにインストールされた場合には、クラス・ローダーの問題が発生しました。 WebSphere Application Server V.7 では、独立型モードでサーバーにインストールされる RAR のためにクラス・ローダー分離オプションが導入されました。このオプションを使用可能にすると、サーバーにインストールされる RAR ごとに異なるクラス・ローダーが使用されます。 このオプションを使用すると、生じる可能性のあるクラス・ローダーの問題を解決できます。 しかし、管理接続オプションを使用しており、かつ、対応するリソース参照が存在する場合には、RAR ファイルは RAR ファイルを使用するアプリケーションのみに可視になります。
管理接続とリソース参照の存在は J2C アプリケーションにとって推奨される方法と見なされているので、ご使用のコードでは、デフォルトでクラス・ローダー分離オプションを使用可能にして RAR を WebSphere Application Server V.7 にインストールします。
したがって、非管理 J2C アプリケーションか、または非リソース参照の管理 J2C アプリケーションをサーバー上でデプロイした場合は、WebSphere Application
Server 管理コンソールによりクラス・ローダー分離オプションを使用不可にしてアプリケーションをテストする必要があります。
- EAR 内でデプロイ: 選択された EAR ファイル内でリソース・アダプターをデプロイすることを選択する場合は、リソース・アダプターは特定の EAR ファイルにのみ可視となります。
- 「終了」をクリックします。