Java アプリケーションで出力応答が生成され、その応答を初期の同期コールアウト要求に相関する必要がある場合、IMS™ アプリケーションはそのような相関を行います。
非同期コールアウトの場合は、相関は、メッセージ ID や固有の要求 ID などのデータを、初期入力メッセージと相関できるコールアウト要求で定義することで行えます。
同期コールアウトの場合は、コールアウト・メッセージで渡される相関関係子トークンを使用します。

同期コールアウト機能では、
IMS TM リソース・アダプター バージョン 10.3 以降が必要です。
次の図は、IMS コールアウト要求を検索するため、および応答を送り戻すために、非 MDB アプリケーションに関係するハイレベル・ステップを示しています。
図 1. 非 MDB Java アプリケーションの IMS からの同期コールアウト要求の検索とそれに対する応答のプロセス・フロー
- Java アプリケーションが、SYNC_RECEIVE_CALLOUT 要求を OTMA tpipe TP1 へ発行します。
- IMS アプリケーションが、SENDRECV サブ関数を使用して DL/I ICAL 呼び出しを発行し、OTMA 宛先記述子名とタイムアウト値を指定します。
- IMS OTMA が、IMS Connect を介して IMS TM リソース・アダプターへ要求メッセージを送信します。相関トークンがコールアウト要求とともに送信されます。
- Java アプリケーションが、コールアウト要求メッセージと相関トークンを受信します。要求を処理した後、Java アプリケーションが SYNC_SEND 要求を使用して、応答メッセージと相関トークンを IMS へ送り戻します。
相関トークンにより、IMS は応答メッセージを対応する IMS トランザクション・インスタンスへもう一度相関させます。