サービス指向アーキテクチャー (SOA) におけるビジネスの柔軟性を確保するために鍵となる実装は、ビジネス・プロセス・コレオグラフィーです。ビジネス・プロセス・コレオグラフィーにより、確実にビジネス・アプリケーションが柔軟で適応可能な要素から構成されるようになるため、ビジネス上の要求に合わせたアプリケーションの迅速な変更が可能になります。 新しいビジネス・プロセスやニーズに合わせた変更が容易でない単一の大規模アプリケーションではなく、ご自分のビジネス・プロセス・モデルに基づく複数のビジネス・アプリケーションを構成できます。 ご使用の IMS 会話型トランザクションは、IBM WebSphere® Process Server が提供する複合ビジネス・アプリケーションで再利用できます。 アプリケーションの開発には、IBM WebSphere Integration Developer バージョン 6.1 以降を使用する必要があります。
ビジネス・プロセス・コレオグラフィー・アプリケーション のサービス・コンポーネント・アーキテクチャー (SCA) コンポーネントで IMSInteractionSpec クラス useConvID プロパティーを true に設定して、この会話をトラッキングするには 固有の会話 ID が会話に必要であることを、IMS Connect に対し指示する必要があります。
この設定によって、IMS による固有の会話トークンの割り当てが開始され、 最初の反復の出力メッセージでその会話トークンを IMS Connect に戻します。 この会話トークンは、ビジネス・プロセス・コレオグラフィー・アプリケーションと IMS Connect の間で交互に受け渡され、さらに OTMA に渡されます。
IMS Connect および OTMA で提供される会話型サポートおよび関連した制約事項について詳しくは、 「IMS Version 11 Communications and Connections」のトピック『IMS Connect conversational support』を参照してください。
WebSphere Process Server で提供される動的相互作用仕様サポートについて詳しくは、WebSphere Process Server 資料の JCA EIS バインディング関連のトピックを参照してください。