ステップ 4: IBM WebSphere Application Server のロギングおよびトレースの構成

IBM® WebSphere® Application Server のロギングおよびトレースを構成することができます。 ロギングおよびトレースの援助機能を構成すると、ランタイム環境の診断サポートが可能になります。

このタスクについて

これらのコントロールをロギングおよびトレース用に設定していて、WebSphere Application Server を使用して Java™ アプリケーションを実行すると、トレース・ファイルが作成されます。

重要: トレースがオンのとき、1 つのクライアントのみが実行中であることを確認してください。

WebSphere Application Server のロギングおよびトレースを構成するには、以下のようにします。

手順

  1. WebSphere Application Server の管理コンソールで、「トラブルシューティング (Troubleshooting)」 > 「ログおよびトレース (Logs and trace)」と展開して、「ロギングおよびトレース (Logging and tracing)」ページを開きます。 「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページが開きます。
    「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページ
  2. 「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページで、トレースするサーバー (例えば、server1) をクリックして、 「診断トレース (Diagnostic Trace)」をクリックします。 「診断トレース・サービス (Diagnostic trace service)」ページが開きます。
  3. 構成 タブで、トレース・データをファイルに出力するか、あるいはメモリー・バッファーに出力するかを指定します。
  4. トレース出力ファイルのデフォルトの名前およびロケーションを受け入れることも、 デフォルトを変更することもできます。 デフォルトの名前とロケーションを変更するには、「ファイル」名フィールドに ファイルの別の名前とロケーションを入力し、「OK」をクリックします。
  5. 「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」ページで、「ログ詳細レベルの変更 (Change Log Detail Levels)」をクリックします。 「ログ詳細レベルの変更 (Change Log Detail Levels)」ページが開きます。
  6. IMS™ TM リソース・アダプター でロギングおよびトレースを使用可能にするため、「構成」タブの「一般プロパティー」下の「グループ」フィールドに、次のストリングを入力し、「OK」をクリックします。
    *=info: com.ibm.j2ca.RAIMSTM=finest

    他の組み合わせのトレース・ストリングを追加すると、他のコンポーネントでのトレースが使用可能になります。例えば、以下のトレース・ストリングでは、com.ibm.ejs.j2c.* により、J2EE コネクター・アーキテクチャーの WebSphere Application Server 実装についてのロギングとトレースが提供されます。

    ヒント: 「保存」をクリックして、マスター構成に変更内容を保存します。
  7. 「ランタイム」タブについて先のステップを繰り返し、 「OK」をクリックします。
  8. 上部にある「保存」をクリックします。
  9. サーバーを停止してから、再起動します。
  10. Java アプリケーションを実行し、 トレース・ファイルを調べます。

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