エンティティー Bean に CMP シーケンス・グループを指定すると、EJB アプリケーションの実行時に、特定のタイプのデータベース関連例外が生じないようにできます。
始める前に
各グループで、Bean がリレーショナル・データベース・テーブルを更新する順序を指定します。
このタスクについて
いずれのタイプのシーケンス・グループも、EJB モジュールに Bean をアセンブルした後で、なおかつ製品上にアプリケーションをインストールする前に作成する必要があります。シーケンス・グループを編集する必要がある場合、アプリケーションをアンインストールし、以下の手順をガイドとして使用して変更を加えてから、アプリケーションを再インストールしなければなりません。
注:
エンタープライズ Bean をバックエンド・データにマッピングするためにトップダウン・マッピングを使用するように既に選択したか、そのようにする計画がある場合、RI_INSERT タイプのシーケンス・グループを作成する必要はありません。
トップダウン・マッピングを選択した場合に作成されるデータベース・スキーマの場合には、製品では RI ポリシーは生成されません。
手順
- Java™ EE パースペクティブに切り替えます。
- 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで、任意の EJB モジュールを選択します。
- デプロイメント記述子を右クリックして、を選択します。
- エディターの「概要」ページで、「WebSphere® 拡張機能」セクションの「EJB CMP シーケンス・グループ」セクションに移動します。
- 「追加」をクリックします。
- シーケンス・グループの名前を入力します。
- グループ・タイプ指定のリストから、次のいずれかの値を選択します。
- RI_INSERT: データベース参照整合性 (RI) 違反を防ぐための Bean パーシスタンス・シーケンスを設定する場合。
- UPDATE_LOCK: このタスクを実行する理由とタイミングに関するオプティミスティック並行性コントロールに起因する例外を最小限に抑えるために Bean パーシスタンス・シーケンスを設定する場合。
- 「使用可能 Bean」リストで、グループ内に配置する最初の Bean を強調表示します。
「選択された Bean」リストに向かっている矢印をクリックします。「使用可能 Bean」リストから該当の Bean 名が削除され、「選択された Bean」リストに表示されます。シーケンス・グループが完了するまで、これまでの手順を繰り返します。パーシスタンス・マネージャーに処理させる順序で、それぞれの Bean を追加する必要があります。RI_INSERT グループの削除操作の場合、パーシスタンス・マネージャーは指定の順序を反転させて、Bean とその対応するデータベース行を削除します。グループのシーケンスを変更する必要がある場合には、Bean を選択して矢印をクリックし、その Bean を上下方向に 1 つ位置を移動します。
- EJB デプロイメント記述子エディターを閉じます。
- プロンプトが表示されたら、「はい」をクリックして、デプロイメント記述子に加えた変更を保存するように指示します。
次のタスク
CMP エンティティー Bean のシーケンス・グループに関する詳細については、WebSphere Application
Server の資料を参照してください。