Bean のキャッシュ設定は、Enterprise JavaBeans 仕様に対する WebSphere® Application Server の拡張機能です。エンタープライズ Bean に対して Bean キャッシュ設定を定義できます。
手順
- Java™ EE パースペクティブに切り替えます。
- 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで、2.1 以前の仕様レベルの EJB モジュールを展開し、デプロイメント記述子を右クリックしてを選択します。
- エディターの「Bean」ページで Bean を選択して、「WebSphere 拡張機能」セクションの下の「Bean のキャッシュ」セクションを見つけます。
- 「アクティブ化」フィールドで、以下の値のうち 1 つを選択して、エンタープライズ Bean をアクティブ化してキャッシュに入れるポイントを指定します。
- ONCE: Bean が、サーバー・プロセス内で最初にアクセスされたときに Bean をアクティブ化すること、および、キャッシュがいっぱいになったときなどコンテナーの判断で非アクティブ化 (およびキャッシュから削除) することを示します。ONCE でアクティブ化することを選択した場合は、以下にリストされた 5 つのオプションがすべて使用可能です。
- ACTIVITY_SESSION: Bean が以下のようにアクティブ化および非アクティブ化することを示します。
- ActivitySession 境界に、アクティベーション時に ActivitySession コンテキストがある場合
- トランザクション境界に、アクティベーション時にトランザクション・コンテキストがある (しかし ActivitySession コンテキストはない) 場合
- 呼び出し境界で
- TRANSACTION: Bean を、トランザクションの開始時にアクティブ化し、トランザクションの終了時に非アクティブ化 (およびキャッシュから削除) することを示します。
- 「ロード」フィールドで、以下の値のうち 1 つを選択して、Bean がその状態をデータベースからロードするタイミングを指定します。この設定の値は、コンテナーにデータベースへの排他的アクセス権または共有アクセス権があるかどうかを意味します。
- ACTIVATION: Bean は (設定でのアクティブ化に関係なく) アクティブ化されたときにロードすることを示し、コンテナーにデータベースへの排他的アクセス権があることを意味します。
- TRANSACTION: Bean がトランザクションの開始時にロードすることを示し、コンテナーにデータベースへの共有アクセス権があることを意味します。
- INTERVAL: (EJB 2.x CMP Bean のみ) Bean が「間隔ごとにロード」フィールドに設定された整数により決定される間隔でロードすることを示します。
- DAILY: Bean がその状態を日ベースでロードすることを示します。
- WEEKLY: Bean がその状態を週ベースでロードすることを示します。
- ロードに対してこのフィールドで「INTERVAL」を選択する場合は、
再ロードが発生する時間の長さ (秒単位) を指定します。この間隔は、整数で入力します。INTERVAL オプションは、「アクティブ化」で「ONCE」、「ロード」で「INTERVAL」が設定されている場合にのみ使用可能です。
この時点で、「再ロード間隔」テキスト・ボックスがアクティブ化されます。
タスクの結果
Bean のキャッシュ設定を定義した後で、
「削除」をクリックして Bean のキャッシュ設定を削除できます。
Bean のキャッシュ設定について詳しくは、WebSphere Application Server インフォメーション・センター文書の EJB コンテナーのトピックを参照してください。