同期コールアウト・メッセージを検索し、そのメッセージに応答する目的で、IMS TM リソース・アダプターが IMS Connect と通信するためには、メッセージ駆動型 Bean をデプロイするときに、IMSActivationSpec オブジェクトのインスタンスを構成する必要があります。
次の表では、IMSActivationSpec オブジェクトのプロパティー、IMS TM リソース・アダプターでの J2C アクティベーション・スペックの実装について説明しています。これらのプロパティーの値は、WebSphere® Application Server で管理コンソールを使用して、指定および構成されます。
次の表にリストされていない J2C アクティベーション・スペックのプロパティーは、IMS TM リソース・アダプターによってサポートされません。
| プロパティー | 説明 |
|---|---|
| dataStoreName | IMS データ・ストア名。この名前は、IMS Connect のインストール時に IMS Connect 構成メンバーに指定された Datastore ステートメントの ID パラメーターと一致する必要があります。また、 IMS Connect と OTMA の間のシステム間カップリング・ファシリティー (XCF) 通信中に、IMS の XCF メンバー名としても使用されます。 |
| groupName | セキュリティー許可機能 (SAF) のグループ名。 |
| hostName | IMS Connect ホスト名。 |
| password | SAF パスワード |
| portNumber | IMS Connect ポート番号。 |
| queueNames | コールアウト (同期または非同期) メッセージ用の IMS OTMA tpipe 名のコンマ区切りリスト。キュー名は 1 から 8 文字の英数字 (A-Z、0-9、@、#、$) である必要があります。 |
| retryInterval | IMS TM リソース・アダプターが IMS Connect でのリスナーの再起動を試行するまでの時間遅延 (ミリ秒単位)。 |
| retryLimit | IMS TM リソース・アダプターが IMS Connect への接続を失った場合に、その再接続を試行する最大回数。 |
| SSLEnabled | IMS TM リソース・アダプターに、 指定されたホスト名とポート番号を IMSActivationSpec オブジェクト内で使用して、IMS Connect への Secure Sockets Layer (SSL) ソケット接続を作成するように指示します。このプロパティーは、TCP/IP 接続でのみ有効です。 |
| SSLEncryptionType | SSL 暗号化のタイプを指定します。有効な値は strong および week です。 |
| SSLKeyStoreName | TCP/IP SSL 通信の鍵ストアの名前 (絶対ファイル・パスを含む)。 秘密鍵とそれに関連付けられている公開鍵証明書は、鍵ストアと呼ばれる、 パスワードで保護されたデータベースに保管されます。トラステッド証明書も鍵ストアに保管することができ、 トラストストア・プロパティーは空にしておくことも、または鍵ストア・ファイルを指すようにすることもできます。鍵ストア名の例は、c:¥keystore¥MyKeystore.ks です。ファイルにはその他のファイル拡張子を付けることもできます。 |
| SSLKeyStorePassword | TCP/IP SSL 通信の鍵ストアのパスワード。 |
| SSLTrustStoreName | TCP/IP SSL 通信のセキュリティー資格情報 (証明書) が含まれている鍵ストア・ファイルの名前 (絶対パスを含む)。鍵ストアが使用される場合は、SSLTrustStoreName プロパティーの値は必須ではありません。トラストストア・ファイルとは、公開鍵または証明書を格納する鍵データベース・ファイルです。秘密鍵もトラストストアに保管することができ、 鍵ストア・プロパティーは空にしておくことも、またはトラストストア・ファイルを指すようにすることもできます。トラストストア名の例は、c:¥keystore¥MyTruststore.ks です。ファイルにはその他のファイル拡張子を付けることもできます。 |
| SSLTrustStorePassword | TCP/IP SSL 通信のトラストストアのパスワード。 |
| userName | SAF ユーザー名。 |