コールアウト要求を検索するためのセキュリティー

IMS™ OTMA resume tpipe によって提供されるセキュリティー機能では、RACF® または OTMA resume tpipe セキュリティー出口ルーチン (DFSYRTUX) のいずれか、あるいはその両方を使用して、コールアウト・メッセージが不許可で使用されないように保護できます。

IMS コールアウト要求は、RESUME TPIPE 呼び出しを使用して、IMS Connect から検索されます。セキュリティーが有効になっているときは、RESUME TPIPE 呼び出しを発行するユーザー ID が、RESUME TPIPE 呼び出しメッセージに含まれている tpipe 名にアクセスできる許可を持っている必要があります。この許可を持っていない場合は、どのメッセージも OTMA クライアントに送信されません。セキュリティーが有効になっており、RESUME TPIPE 呼び出しの発行時に tpipe が存在していない場合は、呼び出しが拒否されます。

メッセージ駆動型 Bean (MDB) の場合は、IMS との通信に Secure Sockets Layer (SSL) 認証を使用できます。セキュリティー情報は、WebSphere® Application Server で構成されている J2C アクティベーション・スペック (IMSActivationSpec) に指定されています。

非 MDB アプリケーションでは、IMS セキュリティーを構成している場合には、オプションで Java アプリケーションでユーザー ID を指定することもできます。これにより、許可されたユーザーしか保留キューからコールアウト要求メッセージを検索できなくなります。 このユーザー ID は、アプリケーション、またはアプリケーションで使用される接続ファクトリーの接続仕様で指定する必要があります。


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