タイムアウトのタイプによっては、対話の実行時に発生する障害が原因でアプリケーションがハングしないようにするために使用できるものがあります。
ネットワークの問題が、クライアントと IMS™ 間のデータ伝送に
影響することがあります。
そのような予期しない問題を処理するための方法がないと、アプリケーションが停止したり、
無限ループに陥ったりすることがあります。
IMS TM リソース・アダプターと IMS Connect 間の TCP/IP パス上で起こるルーター障害はその 1 例です。
複数のタイムアウトを使用することにより、このような障害からのリカバリーが可能になります。
- IMSInteractionSpec クラスの executionTimeout プロパティーは、
IMS Connect と IMS の間の問題に対処するために使用します。この種の問題の例としては、XCF 通信リンク障害や、
ターゲット・トランザクションが実行されなかったりターゲット・トランザクションの出力が IMS Connect に戻されなかったりする原因となる IMS 障害などがあります。
- IMSInteractionSpec クラスの socketTimeout プロパティーは、
IMS TM リソース・アダプターと IMS Connect との間の TCP/IP 通信に影響を与える問題に対処するために使用します。
executionTimeout プロパティーおよび socketTimeout プロパティーの値を、
対話の実行中に発生する問題を処理するように指定できます。
実行タイムアウトのタイマーは、ソケット・タイムアウト・ウィンドウ内で実行します。
推奨: socketTimeout プロパティーの値は、常に executionTimeout プロパティーの値よりも大きな値に設定してください。