OTMA 宛先 記述子

ユーザーは OTMA 宛先記述子を使用することにより、アセンブラーのルーティング出口をコーディングすることなく、IMS™ アプリケーションに対して、IMS TM リソース・アダプターにアクセス可能なサービスにコールアウト要求をルーティングするよう指示することができます。

OTMA 宛先記述子を使用することにより、IMS コールアウト要求メッセージのルーティング先となる、IMS Connect の宛先 (トランザクション・パイプ、すなわち tpipe) を定義できます。 特別なルーティングが要求されていないのであれば、コールアウト要求の tpipe 名を IMS アプリケーションの ICAL 呼び出し (同期コールアウトの場合) または ISRT ALTPCB 呼び出し (非同期コールアウトの場合) で直接指定ができます。

OTMA 宛先記述子を使用するには、IMS システム・プログラマーは DFSYDTx PROCLIB メンバーで記述子を構成する必要があります。次のサンプルは、HWS1 という名前のターゲット・メンバーおよび HWS1TP01 という名前の tpipe にメッセージをルーティングする、IMSTMRA という名前の宛先の記述子を示しています。
D IMSTMRA TYPE=IMSCON TMEMBER=HWS1 TPIPE=HWS1TP01

同期コールアウト要求のルーティングでは OTMA 宛先記述子が必要ですが、非同期コールアウト要求のルーティングでは必要ありません。 ただし、OTMA 出口ルーチン・アプローチよりも記述子アプローチの方が使用しやすいため、非同期コールアウト要求には OTMA 宛先記述子を使用することを強くお勧めします。

詳細については、IMS バージョン 11 またはバージョン 10 の「コミュニケーションおよびコネクション」のトピック『OTMA 記述子』、および IMS バージョン 11 またはバージョン 10 の「システム定義」の『DFSYDTx PROCLIB メンバー』を参照してください。


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