WebSphere® Application Server バージョン 6 では、 デフォルトの鍵ロケーター実装を使用することも、 独自の実装を作成することもできます。カスタムの鍵ロケーターは、com.ibm.wsspi.wssecurity.keyinfo.KeyLocator インターフェースを実装する必要があります。この実装を使用すると、任意のデータ・ソース内の鍵を探し出すことができます。
以下のステップに従って、コンシューマー用の鍵ロケーターを、アセンブリー・ツールを使用して構成します。 鍵ロケーターの目的は、鍵または証明書を検出することです。 コンシューマー・サイドの鍵ロケーター情報は、 受信した SOAP メッセージにおけるデジタル・シグニチャーの検証や、 メッセージの暗号化された部分の暗号化解除に使用する鍵を見つけるために使用されます。 応答コンシューマーはクライアント向けに、要求コンシューマーはサーバー向けに、それぞれ構成されます。以下のステップでは、ステップ 2 でクライアント・サイドのバインディング、 またはステップ 3 でサーバー・サイドのバインディングのいずれかを構成する必要があります。