コールアウト要求での問題の診断

コールアウト要求エラーは、多くの場合、実行タイムアウトの設定、コールアウト・メッセージの誤りまたは破損、あるいはネットワーク障害に関連しています。
  • 実行タイムアウトが発生します (この時間間隔中には、コールアウト・メッセージを取得していません)。
    説明: 次のような原因が考えられます。
    • IMS™ アプリケーションがコールアウト要求を発行せず、 tpipe に要求がありません。
    • Java アプリケーションの代替クライアント ID フィールドに指定された tpipe 名が、 IMS アプリケーションがコールアウト要求に使用する tpipe 名と一致しません。
    • Java アプリケーションの代替クライアント ID フィールドに指定された tpipe 名が、OTMA 宛先記述子に指定された tpipe 名と一致しません。
    • メッセージ処理プログラム (MPP) が開始されていません。

    ユーザー処置: タイムアウト間隔 (executionTimeout プロパティー) を増やすか、 tpipe 名が一致することを確認してください。MPP が開始されていることを確認する。

  • IMS Connect が、コールアウト要求の処理に失敗し、メッセージがデッド・レター・キューに入れられます。

    説明: この問題の主な原因としては、コールアウト・メッセージが不良であることが考えられます。

    ユーザー処置: IMS アプリケーションでコールアウト・メッセージを修正してください。

  • IMS Connect が、IMS TM リソース・アダプターへのコールアウト要求の送信に失敗します。

    説明: この問題の主な原因としては、ネットワーク障害が考えられます。

    ユーザー処置: ネットワーク障害が発生した場合、Java 例外を受け取ることがあります。この例外をキャッチするように Java アプリケーションを変更してください。

  • IMS TM リソース・アダプター または Java アプリケーションが、 コールアウト要求の処理に失敗します。
    説明: 次のような原因が考えられます。
    • コールアウト要求が破損しています。
    • メッセージがコールアウト要求ではなく、通常の非同期出力メッセージです。

    ユーザー処置: IMS アプリケーションから出されているコールアウト要求が正しいことを確認してください。 Java アプリケーションで指定されている tpipe 名が正しいこと、および通常の非同期出力メッセージの別のキューの名前になっていないことを確認してください。


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