マップ名 (mapName)

mapName フィールドには、メッセージ形式サービス (MFS) 制御ブロックの名前が含まれています。 MFS は、 トランザクションの入力および出力メッセージのオンライン・フォーマットを 実行する、IMS™ のコンポーネントです。

IMS Connect は IMS OTMA を使用して IMS にアクセスするので、MFS オンライン・フォーマットはバイパスされます。 mapName フィールドは、入出力メッセージが MFS メッセージ定義に基づいてフォーマットされる Java アプリケーションからの要求を、IMS TM リソース・アダプターが処理する際に使用します。mapName フィールドは、Java アプリケーションから直接的には使用されません。 参考のため、mapName フィールドを IMS TM リソース・アダプター が使用する方法を以下に簡単に示します。

入力メッセージの mapName プロパティーの名前は、 MFS メッセージ出力記述子 (MOD) の名前です。MOD 名は、デフォルトの MODNAME として、 入出力 PCB に入れられて IMS アプリケーション・プログラムに提供されます。 IMS アプリケーション・プログラムでは、このデフォルト値を上書きできます。IMS アプリケーション・プログラムでは、入出力 PCB からこのデフォルト MODNAME を使用することも、 その値を上書きし、別の MODNAME を選択して使用することもできます。

一般的に、出力メッセージの mapName プロパティーの名前は、 MFS メッセージ出力記述子 (MOD) の名前です。この MOD 名は、IMS アプリケーションがどのようにプログラムされているかに応じて、さまざまな方法で設定できます。 IMS アプリケーション・プログラムは、トランザクション出力メッセージを入出力 PCB に挿入するときに、別の MODNAME 名を指定できます。 IMS アプリケーション・プログラムで、出力メッセージで使用する別の MOD 名が指定されない場合、 出力メッセージの mapName プロパティーの値として、入力メッセージの mapName プロパティーの値が使用されます。 入力メッセージで mapName 値が指定されなかった場合に、出力メッセージで使用する入出力 PCB の MODNAME フィールドの値を IMS アプリケーションが設定しないと、 IMS はデフォルトの IMS MOD 名を出力メッセージの mapName フィールドに配置します。


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