EJB 1.x から 2.x 開発ツールの制限

ここでは、EJB 2.x ツールに関する現行の既知の制限事項および制約事項の概要を説明します。

インストール・パスに複数の連続するスペースがある場合のデプロイメント・コード生成の問題

製品をインストールするパス上のいずれかのディレクトリーに複数の連続するスペースがある場合、デプロイメント・コードの生成は失敗します。

Bean クラスを変更した場合に EJB デプロイメント・コードが削除されない

同一の Java™ クラスを使用する複数のエンタープライズ Bean をサポートするために、生成されるデプロイメント・コードは、生成されるデプロイメント・クラスの名前を固有なものにするための名前付けの手法を使用することを要求されます。名前は既存の Bean クラス、インターフェース、およびキー・クラスの名前から派生します。

Bean に対するデプロイメント・コードを生成した後に、これらのクラスのいずれかの 名前を変更する場合、最初にデプロイメント・コードを削除する必要があります。最初にデプロイメント・コードを削除しないと、生成済みの古いクラスは削除されず、コンパイル・エラーが含まれている可能性があります。これは、EJB デプロイメント記述子エディターの「Bean」ページを使用して、CMP フィールド・セクションの横の「編集」ボタンを選択する方法で主キー・フィールドの型を変更した場合も、同様です。 この場合、キー・クラスは指定された型に自動的に変更されます。また、主キー・フィールドが無効になった場合は、新しい複合キーが作成されます。

ejbDeploy コマンドを実行する際に DB2 V9 for z/OS でコンパイル・エラーが発生する可能性

エンタープライズ Bean (EJB) JAR ファイルに、DB2® V9 z/OS® バックエンド (DB2UDBOS390_V9) および他のデータベース・ベンダーからのバックエンドへのマッピングが含まれていて、これらのバックエンドに衝突検出列 (OCC 列) へのマッピングがある場合、エンタープライズ Bean のデプロイメント・コードの生成時にコンパイル・エラーが発生する可能性があります。詳しくは、ejbDeploy コマンドを実行する際に DB2 V9 for z/OS でコンパイル・エラーが発生する可能性のトピックを参照してください。

テーブルおよびスキーマの削除

テーブルを削除する必要がある場合、データ・パースペクティブまたは Java EE パースペクティブの「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューを使用すると、すべての従属リンクも削除されます。通常は、Java「ナビゲーター」ビュー (リソース・パースペクティブ内) または「Java EE プロジェクト・エクスプローラー (Java EE Project Explorer)」ビューを使用して、Java EE リソースを削除してはなりません。これは、依存関係が更新されないためです。

不明の主キーはサポートされません

EJB ツールは、現在、EJB 2.0 仕様で記述されている不明の主キー定義はサポートしていません。その次善策は、 特定の主キー・クラスを定義することです。

ソース・ページおよび EJB 継承

継承階層で CMP エンティティー Bean を変更している場合は、ソース・ページではなく、EJB デプロイメント記述子エディターのウィザードとインターフェース部分を使用してください。例えば、CMP フィールドを追加または削除したい場合、または CMP Bean の主キー・フィールドを変更したい場合、EJB 仕様への Bean の準拠を維持するため、ツールを使用してすべての継承 Bean のこれらのフィールドが同期化されます。そのような同期化は、 ソース・ページでソースを変更した場合には行われない場合があります。

複数の出力フォルダーは EJB プロジェクトではサポートされない

EJB プロジェクトに関して、複数の出力フォルダーを指定することは、サポートされていません。EJB プロジェクト・プロパティーでは、複数のソース・フォルダーに対応する 1 つのデフォルト出力フォルダーをビルド・パスに指定できます。「Java のビルド・パス」ページの下部にあるデフォルト出力フォルダー・フィールドを使用して、このプロジェクトのコンパイル出力が配置されるフォルダー・パスを入力できます。出力フォルダーを指定しないソース・フォルダーについては、デフォルト出力フォルダーが使用されます。

考えられる解決策としては、ご使用の各 EJB または EJB のセットごとに EJB プロジェクトを作成する方法です。この場合、それぞれの EJB のセットは、それ自体のサブシステムを持ち、JAR で必要なものを完備しており、各 EJB プロジェクト用に異なる出力フォルダーを用意することができます。EJB クライアント・プロジェクトが、新規 EJB プロジェクト用にデフォルトで作成されるように指定できます。

EJB アプリケーションのマイグレーション


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