DB2® データベースや Informix® データベースに接続する CLI アプリケーションや .NET アプリケーションで、クライアント最適化を有効にすることができます。
またこの有効化を行った後、アプリケーションによって発行される SQL ステートメントを制御することができます。
例えば、アプリケーションが DB2 データベースに接続する場合、このアプリケーションをデータベースに対して SQL ステートメントを静的に実行するように構成できます。
制御できる SQL ステートメントは、データベースに対して実行することが許可されたものです。
コール・レベル・インターフェース (CLI) とは、関数引数として動的 SQL ステートメントを受け渡すための関数呼び出しを使用するリレーショナル・データベース・アクセス用の C および C++ のアプリケーション・プログラミング・インターフェースのことです。
.NET Framework は Microsoft ソフトウェア開発プラットフォームです。
.NET Framework は複数のプログラミング言語をサポートしています。
.NET Framework クラス・ライブラリーは、.NET アプリケーションの構築に使用する構築ブロックを提供します。
CLI アプリケーションや .NET アプリケーションで pureQuery® クライアント最適化を有効にして構成すると、pureQuery Runtime によって以下のような利点がもたらされます。
- アプリケーション開発とデプロイメント・プロセスに成果物をほとんど追加することのない単純なメカニズムが提供される。
- pureQuery Runtime の成果物をリポジトリーに保管したり、リポジトリーから取得したりできるようになる。
- DB2 データベースへの接続時に、動的 SQL で静的 SQL マッピングへの変更を行うことが許可される。
- DB2 データベースへの接続時に、アプリケーションによって実行される静的 SQL パッケージのバインディングと管理が簡素化される。
- アプリケーションのエンドツーエンド開発、モニター、および実行時の問題判別をより簡単に行える。
Java ベースの pureQuery ユーティリティーである Configure、StaticBinder、および ManageRepository を使用すれば、pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションや .NET アプリケーションで SQL ステートメントを静的に実行できるようになります。