照会アドバイザーは、一連の規則およびベスト・プラクティスを使用して、オプティマイザーが次善のアクセス・パスを選択する原因になる可能性がある、照会内の構造を検出します。照会を再作成して、推奨情報で識別されている問題を解決することができます。
このタスクについて
照会アドバイザーは、照会内で以下の改善を行える可能性を探します。
- 読み取る必要がある索引ページおよびデータ行の数を最小限にします。例えば、照会内で、索引のみから必要な行を判別できる述部を使用することによって、読み取られる行の数を最小限にすることができます。
- ソート操作を最小限にします。例えば、アドバイザーは、ORDER BY 節または GROUP BY 節が照会に必要かどうか、あるいはソート操作を索引アクセスによって解決できるかどうかを判別します。
照会アドバイザーがパフォーマンス改善のための SQL ステートメントの改訂に関する推奨情報を生成した後、推奨情報を検討し、推奨事項の説明を読み、推奨事項の実施例を参照することができます。
手順
SQL ステートメントの改訂に関する推奨情報を生成するには、以下の手順を実行します。
- 索引アドバイザーによって推奨された DDL スクリプトを実行した後、ワークフロー・アシスタントの「呼び出し」セクションの「単一照会アドバイザーおよびツールの実行」ページに戻ります。
ワークフロー・アシスタントの左側にある「呼び出し」タブをクリックします。「単一照会アドバイザーおよびツールの実行」ページが開かない場合は、ワークフロー・アシスタントの左側にある「アドバイザーおよび分析ツールの実行」をクリックして、ページを開きます。
- 実行する項目の選択」ボタンをクリックします。
- 「アクティビティーの選択 (Select Activities)」ウィンドウで、「照会の改訂 (Query revision)」チェック・ボックスを選択します。次に、「OK」をクリックします。 照会アドバイザーの実行後に、「確認」セクションの「アドバイザーの推奨情報の確認」ページが開きます。「サマリー」セクションは、照会の改訂について推奨事項があるかどうかを示します。
- 「単一照会アドバイザーの推奨情報の確認」ページで、 「サマリー」表の「照会の改訂 (Query revision)」 行をダブルクリックします。
このアドバイザーが複数の推奨情報を提供する場合、推奨情報ごとに 1 行が表示されます。
- 「照会の改訂 (Query revision)」セクションに、SQL ステートメントの下線部分が表示されます。推奨情報は、下線部分を参照しています。
- 推奨情報の詳細、推奨の裏付けとなるベスト・プラクティスの説明、および、提供されている場合は、推奨事項の実装に関する例を読みます。
- SQL エディターまたは別のツールを使用して、推奨情報の要因となった問題を解決するためにアドバイザーが提供する指示に従います。
次のタスク
アクセス・パス・アドバイザー、索引アドバイザーの順に実行します。