ドライバー・パッケージをバインド・コピーして、DB2 for z/OS V11 の新機能モードで選択性オーバーライド・フィーチャーを有効にする

IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のパッケージをバインド・コピーして、DB2 for z/OS V11 (新機能モード) で選択性オーバーライド・フィーチャーを有効にするには、JCL ジョブ AOCCFG11 を実行します。 パッケージが、必要なオプションでバインドされなかった場合でも、この JCL ジョブでは、そのオプションを指定してパッケージをバインドすることができます。

このタスクについて

JCL ジョブ AOCCFG11 には、次の 2 つのセクションがあります。

AOCJBIND
このセクションでは、パッケージがコレクション OPTCOLL0 にバインドされます。 パッケージがバインドされていない場合、またはバインド・オプションを「SYSTIMESENSITIVE YES BUSTIMESENSITIVE YES ARCHIVESENSITIVE YES」のように指定してバインドされなかった場合には、このステップを実行する必要があります。 パッケージが既に、上記のバインド・オプションを指定してコレクション NULLID または OPTCOLL0 にバインドされている場合は、このセクションをコメント化して、実行しないでください。
AOCJCOPY
このセクションでは、パッケージがコピーされ、コレクション OPTCOLL1 にバインドされます。 選択性オーバーライド・フィーチャーを有効にするには、このセクションを実行する必要があります。 IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のパッケージは、コレクション NULLID または OPTCOLL0 で、上記のバインド・オプションを指定して既にバインドされている必要があります。 どちらのコレクションでもバインドされていない場合は、セクション AOCJBIND を実行してください。
重要: この JCL ジョブでは、2 つのコレクション ID (OPTCOLL0 と OPTCOLL1) が作成されます。 これらのコレクション ID は、InfoSphere Optim Query Workload Tuner でのみ使用するように、予約しておいてください。

手順

  1. AOCCFG11 JCL ジョブ・ファイルをクライアント・システムからサブシステムに、ASCII フォーマットでアップロードします。
    この JCL ファイルは、IBM® Data Studio クライアントのインストール・ディレクトリー内にあります。
    • Windows システムに IBM Data Studio クライアントをインストールした場合、JCL は installation_directory¥QueryTunerServerConfig¥all_features¥ZOS¥V11 ディレクトリーにあります。
    • Linux システムに IBM Data Studio クライアントをインストールした場合、JCL は .installation_directory/QueryTunerServerConfig/all_features/ZOS/V11 ディレクトリーにあります。
  2. JCL ジョブ・ファイルを環境に合わせて変更します。
    1. セクション AOCJBIND を実行して、サブシステムに接続するための JDBC URL、ユーザー名、およびパスワードを指定する必要がある場合は、AOCJBIND をアンコメントします。
    2. セクション AOCJCOPY では、ソース・コレクション '!COLLID!' を OPTCOLL0 (AOCJBIND を実行する場合) または NULLID に変更します。
  3. ジョブをサブミットします。

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