リリース・マイグレーションには、DB2® のバージョン間のアップグレード (例えば、DB2 for z/OS® バージョン 9 から DB2 for z/OS 10 へのマイグレーション) や DB2 の保守レベルのアップグレード (例えば、APAR や PTF の適用) があります。リリース・マイグレーションでは、新機能が導入されて DB2 SQL オプティマイザーの動作が変更される場合があります。リリース・マイグレーション後に DB2 パッケージを再バインドすると、SQL ステートメントのアクセス・プランが変更されたり、パフォーマンスに影響を与えたりすることがあります。
このタスクについて
この手順では、別のリリースにマイグレーションするか保守フィックスを適用する前に、まずアプリケーション内の SQL ステートメントが含まれる照会ワークロードを作成して EXPLAIN し
ます。その後、マイグレーションするか保守フィックスを適用します。最後に、アプリケーション内の SQL ステートメントが含まれる照会ワークロードをもう 1 つ作成して EXPLAIN し、1 つ目の照会ワークロードの EXPLAIN スナップショットと、2 つ目の照会ワークロードの EXPLAIN スナップショットを比較します。
この手順では 2 つの別個の照会ワークロードを使用しますが、単一の照会ワークロードを作成して EXPLAIN し、マイグレーションするか保守フィックスを適用してから再度その照会ワークロードを EXPLAIN することもできます。その後で、2 つの EXPLAIN スナップショットを比較できます。