動的キャッシュから SQL ステートメントを取得するように z/OS サブシステムを構成する

pureQuery™ GeneratePureQueryXml ユーティリティーを使用すると、DB2® for z/OS® の動的キャッシュから SQL ステートメントをインポートできます。 SQL ステートメントを取得するには、ターゲット DB2 for z/OS サブシステムを構成して、ユーティリティー・ストアード・プロシージャー、関連付けられた DB2 表、および静的パッケージを作成します。

始める前に

このタスクを実行するには、表を作成し、ストアード・プロシージャーを作成してそれに付随する静的パッケージをバインドする DB2 許可を持つ z/OS システム上のユーザーが必要です。 SYSADM 特権を持つユーザーは、このタスクを実行できます。

このタスクについて

z/OS サブシステムを構成するための JCL ジョブをサブミットします。 pureQuery Runtime のインストール・ディレクトリーには、z/OS サブシステムを構成するための、次の 3 つのファイルが含まれています。
  • PQRDSCJ - カスタマイズ可能な JCL ジョブ
  • load/PQRCACHE - ロード・モジュール
  • dbrm/PQRCACHE - ロード・モジュールに関連付けられたデータベース要求モジュール (DBRM)
これらのファイルは、Linux、UNIX、または Windows システム上の pureQuery Runtime インストール・ディレクトリーの pdq/samples/dscache/ ディレクトリーにあります。

手順

DB2 for z/OS の動的キャッシュから SQL ステートメントを取得できるように z/OS サブシステムを構成するには、次のようにします。

  1. JCL ファイル PQRDSCJ を ASC フォーマットで、ターゲット DB2 for z/OS サブシステム上に事前に定義した区分データ・セット (PDS) のメンバーに、FTP でファイル転送します。

    PDS は固定 80 バイト・レコード・フォーマットで定義します。 JCL ジョブに使用している既存のデータ・セットを使用できます。

  2. ロード・モジュール load/PQRCACHE をバイナリー・フォーマットで、ターゲット z/OS システム上の PDS のメンバーに FTP でファイル転送します。

    このファイルは、ストアード・プロシージャーの WLM アドレス・スペースに関連付けられた JCL PROC で指定されているプログラム・ランタイム・ライブラリーのメンバーに FTP でファイル転送します。 PDS は固定 80 バイト・レコード長で定義します。

  3. DBRM dbrm/PQRCACHE をバイナリー・フォーマットで、ターゲット z/OS システム上の PDS のメンバーに FTP でファイル転送します。

    このファイルは、固定 80 バイト・レコード長フォーマットで事前に定義した PDS のメンバーに FTP でファイル転送します。 このファイルは、DBRM ファイルを保持している既存のライブラリーに FTP でファイル転送できます。

  4. ターゲット DB2 for z/OS サブシステム上にある JCL ファイル PQRDSCJ をカスタマイズします。
    JCL ファイルで、以下の項目をカスタマイズします。
    • 有効な JOB カードを追加します。
    • データ・セット修飾子、プラン、DB2 サブシステム、および WLM 名を、ターゲットの DB2 および z/OS 環境の情報に合わせて変更します。
    • ご使用のサイトで必要な作業表や基礎となるオブジェクトの CREATE ステートメントがあれば、すべて追加します。
    • プロシージャーのデータベース許可に修正が必要であれば、変更を加えます。
    JCL ファイルにカスタマイズに関するさらに詳しい情報は、ファイル PQRDSCJ のプロローグ・セクションを参照してください。
  5. JCL ジョブ PQRDSCJ をサブミットします。 ジョブによって表が作成され、ストアード・プロシージャーが作成されて、付随する静的パッケージがバインドされます。

タスクの結果

pureQuery GeneratePureQueryXml ユーティリティーを実行して、DB2 for z/OS の動的キャッシュから SQL ステートメントをインポートできます。

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