pureQuery の各種ユーティリティーを実行するための要件

Java™ pureQuery™ Runtime の各種ユーティリティーを実行できるように Java 環境を構成する必要があります。 環境を構成するために、環境変数を設定するか、コマンド行オプションを指定できます。

システムがハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たした状態にしてください。 InfoSphere® Optim™ pureQuery Runtime のシステム要件を参照してください。

pureQuery Runtime ユーティリティーは、Java を起動するコマンドを一緒に指定してコマンド行から実行できます。 これらのユーティリティーを実行するには、JAR ファイル pdq.jar と pdqmgmt.jar をクラスパスに組み込む必要があります。

Configure ユーティリティーを実行するときに、-replaceLocations オプションまたは -replaceSchemas オプションを指定する場合は、JAR ファイル pdqsqlparser.jar もクラスパスに組み込む必要があります。

StaticBinder ユーティリティーを実行するときに -singletonSelect オプションを指定する場合は、JAR ファイル pdqsqlparser.jar もクラスパスに組み込む必要があり、Java ランタイム環境のバージョン 6 以降を使用する必要があります。

データベースに接続するユーティリティーの場合は、データベース・ドライバーの JAR ファイルをクラスパスに組み込むことも必要です。 例えば、IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJ のファイルは、db2jcc_license_cu.jar と db2jcc.jar です。 これらのドライバー・ファイルを使用して DB2® for Linux, UNIX, and Windows データベースに接続します。 データベース接続が必要なユーティリティーの例としては、GeneratePureQueryXml、ManageRepository、StaticBinder などがあります。

JAR ファイルをクラスパスに追加するには、CLASSPATH 環境変数を変更するか、Java -cp オプションを使用できます。 CLASSPATH 環境変数と -cp オプションについては、Java の資料を参照してください。

ヒント: InfoSphere Optim pureQuery Runtime のインストール済み環境と IBM Data Studio のインストール済み環境には、pureQuery Runtime の各種ユーティリティーを実行するサンプル・スクリプトが含まれています。 どちらのインストール環境にも、データベースに作成される SQL 管理リポジトリーの管理に使用できるスクリプトが用意されています。 Data Studio のインストール環境には、アノテーション付きのメソッドを宣言する Javaインターフェースの実装クラスを生成するためのスクリプトもあります。 pureQuery Runtime のスクリプトがインストールされているディレクトリーは、pureQuery-install¥IBM_Data_Tools¥sample_repository_scripts です。 Data Studio のスクリプトがインストールされているディレクトリーは、Data Studio install¥dsdev¥bin です。
CLASSPATH 環境変数を設定して、pureQuery Configure ユーティリティーを実行する例を以下に示します。 このコマンドは、pureQueryXML ファイル mytestsql.pdqxml を構成します。
set CLASSPATH=C:\pureQuery\pdq.jar;C:\pureQuery\pdqmgmt.jar;.;%CLASSPATH%;

java com.ibm.pdq.tools.Configure -pureQueryXml mytestsql.pdqxml -rootPkgName MYTEST -validateXml TRUE
以下の例では、バッチ・ファイルから pureQuery ManageRepository ユーティリティーを実行して、リポジトリーを作成します。 ユーティリティーを実行する前に、環境変数 CLASSPATH と pqconnect を設定します。 CLASSPATH には、pureQuery Runtime の JAR ファイルと IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ の JAR ファイルを記述します。 変数 pqconnect の値は、データベース接続を指定する ManageRepository オプションのセットです。
set CLASSPATH=C:\pureQuery\pdq.jar;C:\pureQuery\pdqmgmt.jar;db2jcc_license_cu.jar;db2jcc.jar;.;%CLASSPATH%;
set pqconnect= -repositoryURL jdbc:db2://localhost:50000/SAMPLE -repositoryDriverClass com.ibm.db2.jcc.DB2Driver

java com.ibm.pdq.tools.ManageRepository %pqconnect% 
   -repositoryUsername "test" -repositoryPassword "testpwd" 
   -create repository -repositoryType pureQueryOnly 

ManageRepository コマンドが複数行になっているのは、単に読みやすさのためです。 バッチ・ファイルでは、コマンドを 1 行にしてください。


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