ダッシュボードおよび Jazz Reporting Service を使用すれば、プロジェクトの状況や、システム内の任意の場所における変更または問題の影響を表示するレポートのための情報を、リアルタイムで統合アプリケーションから取得することができます。 CLM は、レビュー、ビジュアル・エディット、文書生成、レポート作成、監査履歴、共通管理インターフェースなどのコラボレーション・フィーチャーを提供します。
CLM アプリケーション内の成果物と他のアプリケーションとの統合は、Open Services for Lifecycle Collaboration (OSLC) 仕様の実装を通じてサポートされます。例えば、OSLC 統合プロトコルは、DOORS の要件と RM アプリケーションの成果物とをリンクします。
ReqIF を実装することで、2 つの製品間で要件データを交換できます。 ReqIF は、Requirements Interchange Format の進化形であり、Object Management Group (OMG) が管理しています。 ReqIF ファイルでのデータ交換により、さまざまな組織内のチームが、さまざまな要件管理ツールを使用して、共有仕様で作業を行い、ソリューションの一貫性のある視点を構築することができます。
また、チームは 1 つ以上のモジュールを DOORS から Rational DOORS Next Generation へ移行できます。 要件内容の他、プロジェクト構造、属性とタイプ、ビュー、テーブル、リンクなども移行されます。 この片方向の移行により、要件管理が CLM 環境に移動し、履歴、ベースライン、およびその他の移行されないデータの参照用にリンクが DOORS 内のレコードに組み込まれます。移行プロセスには、準備、移行、および保守のフェーズがあります。
DOORS は、完成度の高い実績のある RM システムと、その非常に強力な機能を必要とするチームにとって現在でも優れた製品です。 このような機能としては、変更管理ツールで定義されたプロセスにより主導される要件変更管理や、DOORS Extension Language (DXL) に基づいた高度なカスタマイズなどが挙げられます。Rational DOORS Next Generation は、チーム間のコラボレーション用に構築された RM システムであり、Web 上で使用されて、Jazz 統合サーバー・ソリューションの一部を構成します。 アクティブなサブスクリプション & サポートをお持ちのお客様であれば、Rational DOORS Next Generation は DOORS の一部として追加コストなしで入手可能です。詳細については、DOORS バージョン 9.5 以降に関する IBM 発表レターを参照してください。この発表レターは IBM Offering Information ポータルから入手できます。 このポータルから、2013 年 6 月以降に公開された、DOORS に関する発表レターを検索してください。
Rational DOORS Next Generation と他の Rational 要件管理ツールを比較するには、CLM 資料で『Rational DOORS Next Generation および RM アプリケーションの概要』および『DOORS と Rational DOORS Next Generation との比較』を参照してください。また、Jazz.net 上の記事「Which IBM Rational requirements management tool is best for your teams?」も参照してください。
Rational DOORS との統合を構成するには、CLM 資料で『要件管理アプリケーションと DOORS との統合』を参照してください。他のデータベースとの要件の交換およびRationalDOORS Next Generation へのデータの移行については、DOORS の資料も参照してください。
Rational DOORS Next Generation を紹介するビデオとして、YouTube ビデオ「Introduction to IBM Rational DOORS NG for v9.x Users」をご覧ください。