段階的な開発でのトレーサビリティーに使用するベースライン・セット

これらの図は、ベースライン・セットにモジュール・ベースラインが作成されるときのリンクの動作を示しています。この例のベースライン・セット定義には 3 つのモジュールが含まれます。

プロジェクトの最初のフェーズでは、各モジュール内にオブジェクトが作成され、オブジェクト間にリンクが作成されます。 モジュール 1 のデータを担当するチームは、プロジェクトの最初のフェーズを完了し、フェーズ 2 に移る準備ができています。このチームでは、ベースライン・セット内のモジュール・ベースラインを作成します。この時点で、モジュール 2 からモジュール 1 へのリンクが複製されるため、モジュール 2 からの各リンクは、次の図に示すようにモジュール 1 の現在のバージョンとモジュール 1 のベースラインにつながることになります。

Rational DOORS で最初のモジュール・ベースラインが作成された後のベースライン・セット

モジュール 2 とモジュール 3 を担当しているチームは、プロジェクトのフェーズ 1 で作業している間は、モジュール 1 のベースラインと現在のバージョンの両方へのリンクを作成する必要があります。ベースライン・セットでモジュール 2 とモジュール 3 のベースラインが作成されると、複製されたリンクがベースライン・セットに移されます。つまり、プロジェクトの全フェーズを通してトレーサビリティーが維持されます。

次の画面キャプチャーは、セット内にモジュール 2 のベースラインが作成されたときにリンクがどのように処理されるかを示しています。

Rational DOORS で 2 番目のモジュール・ベースラインが作成された後のベースライン・セット

複製されたリンクはすべてベースライン・セットに移されるため、モジュールの現行バージョン間、およびモジュールのベースライン間にリンクが存在することになりますが、現行バージョンからベースラインへのリンクはありません。 この処理は、モジュール 3 のベースラインがセットに作成されるときも繰り返されます。 これで、ベースライン・セットは、開発のフェーズ 1 終了時のプロジェクトの詳細なスナップショットを提供するようになります。

フェーズ 2、フェーズ 3、さらにその次のフェーズに対して、順番に新しいベースライン・セットを作成できます。これにより、開発の終了時には、さまざまな開発フェーズの詳細な全体像が得られることになります。

Rational DOORS のベースライン・セットに反映された開発フェーズ


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